JP3448763B2 - 護岸ブロック - Google Patents

護岸ブロック

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JP3448763B2
JP3448763B2 JP13750599A JP13750599A JP3448763B2 JP 3448763 B2 JP3448763 B2 JP 3448763B2 JP 13750599 A JP13750599 A JP 13750599A JP 13750599 A JP13750599 A JP 13750599A JP 3448763 B2 JP3448763 B2 JP 3448763B2
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Inventor
邦彦 松本
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共和コンクリート工業株式会社
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)
  • Revetment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、河岸の法面に積み
上げて擁壁を構築するための護岸ブロックで、構築され
た擁壁本来の機能のほかに魚巣機能と植生機能を持たせ
ることができるようにした護岸ブロックに関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の護岸ブロックでは、擁壁
の表面に魚巣機能を持たせるための護岸ブロックと、植
生機能を持たせるための護岸ブロックとは別々になって
いて、それぞれを使い分けていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の護岸ブロックで
は、魚巣機能用と植生機能用とで別々になっていたの
で、擁壁に上記した両機能を持たせるようにすると、2
種類の護岸ブロックを用いなければならず施工も複雑で
あり、また製造面でも、2種類となるので管理上にも問
題があり、コストが高かった。 【0004】本発明は上記のことに鑑みなされたもの
で、1種類の護岸ブロックでもって、魚巣機能を有する
擁壁と植生機能を有する擁壁を任意に、かつ選択的に構
築できるようにした護岸ブロックを提供することを目的
とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る護岸ブロックは、前面板と後面板と
を、側面形状が逆ハ字状になって前後方向に離隔するよ
うに連結部材で連結し、各面板の上縁に凸起を横方向に
複数個設けると共に、各面板の内側上部で上記凸起より
低い位置に、各面板の下端の前後方向外側間隔より前後
方向内側間隔を広くした棚を横方向の複数個所に設け
、この棚上に他の護岸ブロックを前後方向の向きを任
意に変えて積み上げ可能にし、一方の面板の横方向中間
部に切り込み部を、横方向両端部に切り欠き部を、それ
ぞれ上記棚より低い位置にわたる大きさにして設け、
らに、上記切り込み部と切り欠き部を設けた方の面板の
横方向長さを他の面板の横方向長さより短くした構成に
なっている。 【0006】 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。本発明に係る構築用ブロック1は前面板
2と後面板3と、この両板2,3を連結する連結部材4
とからなっている。前面板2と後面板3は一側方向から
見て逆ハ字状の対称姿勢となるようにして連結部材4に
て連結されている。連結部材4は両面板2,3の横方向
に離隔した位置で、かつ両面板2,3の下部に設けてあ
る。 【0008】前面板2と後面板3のそれぞれの上端には
横方向複数個所(2個所)に凸起5,5,6,6が設け
てある。そしてこの後面板3の凸起6,6の間には切り
込み部7が設けてある。また後面板3の凸起6,6の横
方向外側に上記切り込み部7の1/2形状の切り欠き部
7aが設けてある。 【0009】前面板2と後面板3のそれぞれ内側の上部
には棚8a,8bが設けてある。この前後両側の棚8
a,8bのそれぞれは各板2,3の凸起5,5,6,6
の内側にこの凸起5,5,6,6より低くして設けてあ
る。そしてこの前後に対向する棚8a,8bの上面の内
側間隔Lは前面板2と後面板3の下端の外側間隔L
よりわずかに広くなっており、この棚8a,8b上に他
の護岸ブロック1が係合載置できるようになっている。
このとき、下側の護岸ブロックと上側の護岸ブロックと
の間で、最大L−Lの差分の隙間があけられる。ま
た護岸ブロック1を積み上げる際に、下側の護岸ブロッ
ク1に対して側の護岸ブロック1の前後方向の向きは
任意(リバーシブル)に積み上げることができるように
なっている。 【0010】上記切り込み部7及び切り欠き部7aは後
面板3の上端から棚8bより低い位置にわたる大きさと
なっていて、棚8a,8bより下側の空間が切り込み部
7及び切り欠き部7aにて後面板3の外側へ連通されて
いる。 【0011】図5、図6は他の実施の形態を示すもの
で、この護岸ブロック1aは上記した実施の形態におけ
る護岸ブロック1の横方向の長さが1.5倍になってい
る。そしてこの長さが長い方に応じて前面板2a、後面
板3aの凸起5,6が3個所ずつ設けてあり、後面板3
aの切り込み部7が各凸起6の間に2個設けてあり、他
の構成は上記実施の形態における護岸ブロック1と同様
である。 【0012】各護岸ブロック1,1aは主としてポーラ
スコンクリートにて成形されるが、普通コンクリートを
用いてもよい。また、この各護岸ブロック1,1aの上
記切り込み部7、切り欠き部7aを設けた後面板3,3
aは図2、図6に示すように、これの横方向長さが、前
面板2,2aの横方向長さより短くなっている。 【0013】上記構成において、護岸ブロック1,1a
は図7、図8に示すように、法面の下端部に敷設された
基礎コンクリート9上に積み上げる。河岸の法面に積み
上げる場合に、水面下に位置する下側部では、切り込み
部7を有する後面板3を前側にして積み、それより上側
では、凸起5,5だけを設けた前面板2を前側にして積
む。 【0014】このとき、図7に示すように、各護岸ブロ
ック1,1aは千鳥状に積み上げられ、横方向端部で
は、1段毎に1.5倍長さの護岸ブロック1aを積んで
横方向の長さを揃える。 【0015】各護岸ブロック1,1aの積み上げは、下
側の護岸ブロック1,1aの棚8a,8bに上側の護岸
ブロック1,1aの前面板2,2aと後面板3,3aの
下端部が両凸起5,6間にクサビ状に嵌合載置されるこ
とによりなされる。このとき、両棚8a,8bの内側間
隔Lが前後面板の下端の外側間隔Lより広くなって
いることにより、各護岸ブロック1,1aの前側に位置
する面板の下端の外側面と下側の護岸ブロック1,1a
の前側の凸起との間にブロックの内側に連通する隙間S
があけられる。 【0016】上記のようにして積み上げられた護岸ブロ
ック1,1aの両面板間の空間部は上下方向に連通さ
れ、この中に栗石や土砂を充填する。 【0017】しかして水面下では表側に切り込み部7及
び切り欠き部7aがあると共に、各護岸ブロック1,1
a相互の後面板3,3a相互間に、前面板2,2aとの
横方向長さの差分だけ隙間があるので、川の水はこの切
り込み部7切り欠き部7a及び隙間を通って護岸ブロ
ック1,1a内に自由に浸入し、これに伴って魚や水生
昆虫も切り込み部7及び切り欠き部7aより自由に出た
り入ったりでき、ブロック内に栗石等が魚巣になり、ま
た昆虫の生息場所となる。 【0018】また、水面より出た部分の護岸ブロック
1,1aの積み上げ部では、積み上げ部前面側に隙間S
ができるので、この隙間から植物10が繁茂して、周辺
の環境にマッチした擁壁となる。 【0019】また、積み上げたブロックには、水が自由
に出入りすることにより、及びブロック自体も多孔質の
ポーラスコンクリートにて形成されていることにより、
河川の横断方向も連続性を保つことができ、擁壁に余分
な水圧がかからず、河川の水圧に対して安定した擁壁と
なる。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、大きな切り込み部を有
すると共に、横方向長さが他の面板より短くした一方の
面板と、他の面板とを有する護岸ブロックを、前後方向
の向きを任意に、いわゆるリバーシブルに積み上げるこ
とができることにより、1種類の護岸ブロックにて切り
込み部とを有する面板を前面側に出るようにして積み上
げて、前面側に魚巣機能をもたせることができ、また他
の面板が前側に出るようにして積み上げて通常の法面の
擁壁とすることができる。そしてこの通常の法面の擁壁
となる積み方において、積み重ね部前側にブロック内に
通じる隙間ができることにより、この部分に植物が繁茂
して、この部分に植生機能をもたせることができる。 【0021】このように、1種類の護岸ブロックにて、
これの積み方によって、前面側に魚巣機能を有する擁壁
と植生機能を有する擁壁とを選択的に任意に構築するこ
とができ、上記両機能を選択的にもたせる擁壁を経済的
に構築することができる。 【0022】また積み上げる各護岸ブロックは、下側の
ものに対して上側のものがクサビ状に嵌合載置されるこ
とにより、鉄筋等の補強材を用いることなく強固に積み
上げることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る護岸ブロックを示す斜視図であ
る。 【図2】本発明に係る護岸ブロックを示す背面図であ
る。 【図3】本発明に係る護岸ブロックを示す側面図であ
る。 【図4】図1のA−A線断面矢視図である。 【図5】本発明の他の実施の形態の護岸ブロックを示す
斜視図である。 【図6】本発明の他の実施の形態の護岸ブロックを示す
背面図である。 【図7】本発明に係る護岸ブロックの施工状態を示す斜
視図である。 【図8】本発明に係る護岸ブロックの施工状態を示す断
面図である。 【符号の説明】 1,1a…護岸ブロック、2,2a…前面板、3,3a
…後面板、4…連結部材、5,6…凸起、7…切り込み
部、7a…切り欠き部、8a,8b…棚、9…基礎コン
クリート、10…植物

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 前面板と後面板とを、側面形状が逆ハ字
    状になって前後方向に離隔するように連結部材で連結
    し、各面板の上縁に凸起を横方向に複数個設けると共
    に、各面板の内側上部で上記凸起より低い位置に、各面
    板の下端の前後方向外側間隔より前後方向内側間隔を広
    くした棚を横方向の複数個所に設けて、この棚上に他の
    護岸ブロックを前後方向の向きを任意に変えて積み上げ
    可能にし、 一方の面板の横方向中間部に切り込み部を、横方向両端
    部に切り欠き部を、それぞれ上記棚より低い位置にわた
    る大きさにして設け、 さらに、上記切り込み部と切り欠き部を設けた方の面板
    の横方向長さを他の面板の横方向長さより短くした こと
    を特徴とする護岸ブロック。
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