JP3052247U - 法面保護用ブロック - Google Patents

法面保護用ブロック

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JP3052247U
JP3052247U JP1998001452U JP145298U JP3052247U JP 3052247 U JP3052247 U JP 3052247U JP 1998001452 U JP1998001452 U JP 1998001452U JP 145298 U JP145298 U JP 145298U JP 3052247 U JP3052247 U JP 3052247U
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正年 松崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は法面保護用ブロックに関し、崖地や
山間部、砂防ダム等の法面に積み重ねられて法面を保護
し、正面に形成された擬石部が自然の景観と調和し、施
工が容易で背面に打設するコンクリートの側圧、土圧、
地震等の外力に対して破断したり、崩落することなく強
度を発揮して構造堅牢になす。 【解決手段】 本考案は擬石部2が面板部3の正面に形
成されたブロック本体1の背面に面板部に対して平面略
直交して設けた控え脚部5,5の上面に上がり勾配θの
除圧斜面部6を、下面に略同勾配の係合斜面部8を形成
することにより、上下方向Zにブロック本体を積み重ね
て除圧斜面部と係合斜面部とを係合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は法面保護用ブロックに関し、崖地や山間部の法面、また砂防ダムの法 面等の前面に積み重ねられることにより法面を保護し、擬石部が正面に形成され て自然の景観に調和し、また施工が容易で外力、特にブロック本体の背面に打設 するコンクリートの側圧あるいは土圧、地震等に対して破断したり、崩落するこ となく強度を発揮して構造堅牢であり、しかもきわめて安定したコンクリート構 造体になるように施工が行える。
【0002】
【従来の技術】
従来、崖地、山間部の法面や砂防ダムの法面を保護したり、河川の護岸をする ための法面保護用ブロックには図16および図17に示すものがある。 すなわち、コンクリートにてブロック本体aは形成され、このブロック本体a は擬石部bが正面に形成された面板部cと、鉄筋dが面板部cの長手方向Xの背 面に挿通される配筋孔e,eを対応位置に有し面板部cの背面に平面略直交して 設けられた控え脚部f,fとにより形成される。 そして施工するのには、先ず崖地、山間部、砂防ダム等の法面Nの前面を掘削 して掘削部gを形成する。次いで掘削部gの下底部には基礎コンクリートC′を 打設し、この基礎コンクリートC′の上面にブロック本体aを法面Nに沿って順 次、積み重ねる。それからブロック本体aの背面に平面略直交して設けた控え脚 部f,fに設けた配筋孔e,e内に鉄筋dを挿入することにより配筋した後にブ ロック本体aの背面の控え脚部f,f間に胴込めコンクリートC′1 を打設した り、裏込めコンクリートC′2 を打設することによって法面Nの前面の長手方向 Xに連続してブロック本体aを並べたてることにより上下方向Zにブロック本体 aを積み重ねた後に砕石等の裏込め材U′を埋め戻す。最後に最上部のブロック 本体aの上面に天端コンクリートC′3 を打設することにより施工を終える。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、図16ないし図17に示す上記従来の法面保護用ブロックは、 擬石部bが正面に形成された面板部cの背面に、面板部cの高さhと略同一高さ をなし、上面および下面が平坦面に形成された1対の控え脚部f,fを平面略直 交して単に設けているのにすぎないので、施工時にブロック本体aを積み重ねた 場合に、ブロック本体aは上下方向Zに緩い傾斜角度を採れない状態で略垂直に 積み重ねられる。従ってブロック本体aの背面に打設される裏込めコンクリート C′2 や裏込め材U′等の背面からの側圧Fや土圧が積み重ねられたブロック本 体aに加わったり、地震等の外力が加わると、ブロック本体aは積み重ねた継ぎ 目個所から破断したり、崩落する等、構造的に脆弱であり、不安定な施工になる という不都合があった。 また積み重ねられるブロック本体aは、面板部cの上面または下面が略平坦に 形成され、充分な高さを有し、形状には何らの工夫を施すことなく積み重ねられ るものであるので、積み重ね施工時においてブロック本体相互が移動し易い。ま たブロック本体相互の位置決めが容易ではなく、しかも崩落等の不安定な要因に なり、施工には多くの時間と労力とを必要としていた。このため工期が長くなっ て施工能率が悪い不都合があった。
【0004】 そこで本考案は、施工が容易で外力、特にブロック本体の背面に打設する裏込 めコンクリートや裏込め材等の側圧あるいは土圧、地震等に対して破断や崩落す ることなく強度が充分で構造堅牢であり、しかも安定に施工が行える法面保護用 ロックを提供しようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題に鑑みてなされ、その請求項1は擬石部が正面に形成された 面板部と、鉄筋が面板部の背面長手方向に挿通される配筋孔を対応位置に所望個 数有し面板部の背面に平面略直交して設けられた控え脚部とを備えたコンクリー ト製のブロック本体を法面に沿って前面に積み重ねることにより連続して敷設さ れる法面保護ブロックにして、前記控え脚部は、上面には面板部に対して所望の 上がり勾配の除圧斜面部が形成された係合突部と、下面には該係合突部の除圧斜 面部と略同勾配に形成され上段に積み重ねられるブロック本体の係合突部が係合 可能になる係合斜面部を設けるという手段を採用した。
【0006】 また本考案の請求項2は、請求項1において係合突部の上がり勾配をなす除圧 斜面部は後端部を残して控え脚部の上面の大部分にわたって形成され、前記係合 斜面部は前記控え脚部の下面の大部分にわたって後端部を残して形成され、控え 脚部の後端部は上面および下面が平坦な載置部を長手方向に向けて僅かに突出す る長さに形成されたという手段を採用した。
【0007】 また本考案の請求項3は、請求項1または請求項2の何れかにおいて前記控え 脚部の上面の除圧斜面部または控え脚部の下面の係合斜面部の少なくとも何れか 一方には控え脚部の左右の空間部および控え脚部の空間部間に連なる切欠凹部が 設けられるという手段を採用した。
【0008】 また本考案の請求項4は、請求項1において前記面板部の上面には上段に積み 重ねるブロック本体の控え脚部の下面に有する係合斜面部の前端に該係合斜面部 の斜面に沿って延設され面板部から突出する嵌合凸部の下方部が嵌脱可能になる 平面略矩形の嵌合凹部が前記控え脚部の上面にわたって面板部の長手方向に形成 されるという手段を採用した。
【0009】 また本考案の請求項5は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4の 何れかにおいて前記控え脚部は、面板部が正面略矩形に形成される場合には該面 板部の左右の側端から略1/4の位置に2個1対が対向して設けられ、また面板 部が正面略正方形に形成される場合には該面板部の背面略中央に1個が設けられ るという手段を採用した。
【0010】 さらに本考案の請求項6は、請求項4において前記嵌合凹部には、下段のブロ ック本体に対して上段に積み重ねられるブロック本体の略対応位置に挿入可能な ピンが落とし込まれるピン挿入孔が設けられるという手段を採用した。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面に従って本考案の実施の形態の具体例を説明する。 図1ないし図14は本考案の一実施例を示し、擬石部2が正面に形成された面 板部3と、鉄筋4が面板部3の長手方向Xに挿通される配筋孔5a,5aを対応 位置に所望個数有し、面板部3の背面には平面略直交して設けられた控え脚部5 ,5とからブロック本体1が形成される。そしてブロック本体1を図1に示すよ うに法面Nに沿って積み重ねることにより縦横に連続して敷設される点は図16 および図17に示す上記従来の法面保護用ブロックと同様である。なお、配筋孔 5a,5aの設置個数は、図1では1つのブロック本体1毎に1個が控え脚部5 ,5の対応位置に示されているが、その設置個数は1個に限らず、複数個であっ てもよい。
【0012】 しかしながら本実施例のブロック本体1は、面板部3の背面に平面略直交して 設けられる控え脚部5は、図1に示すように側面方向から見て上面には所望の上 がり勾配θの除圧斜面部6が形成された係合突部7と、下面には該係合突部7の 除圧斜面部6と略同勾配θ1 に形成され係合可能となる係合斜面部8とが夫々設 けられている。またブロック本体1を施工現場において積み重ねる姿態は、基本 的には例えば図2に示すように正面千鳥状に積み重ねるが、これに限ることなく 布積み(上下方向に外形状が一致した状態で積み重ねる)されることもある。
【0013】 そして、この控え脚部5の設置個数と設置位置は、法面Nの前面に法面Nに沿 って例えば正面千鳥状にブロック本体1が積み重ねられる場合に、面板部3が図 5に示すように正面略矩形に形成されたブロック本体1を基本的に多数用いるが 、この正面略矩形の面板部3の裏面には、該面板部3の左右の側端3a,3bか ら略1/4Lの位置に2個1対の控え脚部5,5が面板部3の長手方向Xに交叉 する厚み方向Yに設けられる。 また面板部3が図2および図9に示すように正面略正方形に形成されるブロッ ク本体1′は、正面千鳥状に積み重ねられる多数のブロック本体1の始端または 終端に位置する余白部を埋めるために積み重ねられるものであり、その面板部3 ′の背面中央に1個の控え脚部5が設けられている(図9ないし図12参照)。
【0014】 図3、図4、図6、図8において9Aは面板部3の背面に設けた2個の控え脚 部5,5の間に設けられた平面略コ字形の空間部であり、この面板部3の背面略 中央に位置する空間部9Aは面板部3の長手方向Xに長さlにて形成される。ま た9B1 ,9B2 は面板部3,3の背面に設けた2個の控え脚部5,5の左右に 夫々設けられる平面略L形の空間部であり、この空間部9B1 ,9B2 は面板部 9Aの背面略中央に位置する前記空間部9Aの長さlの半分に相当する1/2l の長さを有する。
【0015】 そして、このブロック本体1の背面には、前記のように面板部3の左右の側端 3a,3bから略1/4Lの位置に2個の控え脚部5,5が面板部3の長手方向 Xに交叉する厚み方向Yに設けられているので、ブロック本体1が法面Nの前方 に正面千鳥状に積み重ねられる場合に、例えば図3の斜線に示すように任意段に おいて任意個所に位置する下段のブロック本体1について考察すると、その面板 部3の背面に設けた控え脚部5,5に対してその上段に相互に隣接して積み重ね られる上段のブロック本体1,1の背面に設けた2個1対の控え脚部5,5;5 ,5のうち外側の対向する控え脚部5,5が上面に重合して係合される。すなわ ち、図2、図3、図4に示すように下段のブロック本体1の面板部3の長手方向 Xの全長Lの略半分に相当する略1/2Lだけ上段のブロック本体1は面板部3 の長手方向Xに位相を違えて積み重ねられることにより多数のブロック本体1は 全体的に正面千鳥状を呈して積み重ねられる。
【0016】 このようにして積み重ねられる下段の任意のブロック本体1(説明の便宜上図 3の斜線に示す)の面板部3の背面に設けた2個1対の控え脚部5,5の左右の 外側に位置する略1/2lの長さの空間部9B1 ,9B2 には、上段に隣接して 積み重ねられる2つのブロック本体1,1の2個の控え脚部5,5間の面板部3 の長さlの空間部9A,9Aの半分づつがそれぞれ分担して重合する。また下段 のブロック本体1の2つの控え脚部5,5間の中央の空間部9Aには上段に隣接 して積み重ねられる2つのブロック本体1,1のそれぞれ2つの控え脚部5,5 の左右の外側に対向して位置する長さ1/2lの空間部9B1 ,9B2 が衝合し て重合する。
【0017】 このように多数のブロック本体1が正面千鳥状に積み重ねられると、図3、図 4に示すように上下方向Zに積み重ねられるブロック本体1相互の左右の空間部 9B1 ,9B2 と控え脚部5,5間に位置する中間の空間部9Aとは、下段に位 置するブロック本体1の左右の外側に位置する空間部9B1 ,9B2 に対して上 段に位置する中間の空間部9Aの半分づつが、また下段の中間に位置する空間部 9Aに対して上段の左右の外側に位置する空間部9B1 ,9B2 が位相を違えて 上下方向に平面略同面積にて積み重ねられて連通される。こうして重合される空 間部9A,9B1 ,9B2 内に胴込めコンクリートC1 を打設することにより、 この胴込めコンクリートC1 が空間部9A,9B1 ,9B2 内において面板部3 の長手方向Xおよび上下方向Z、さらには長手方向Xに交叉する厚み方向Yとの 3方向に連続して固化されることによりブロック本体1は長手方向X、上下方向 Z、長手方向Xに交叉する厚み方向Yの3方向に構造堅牢に一体化する。
【0018】 控え脚部5,5の上面に上がり勾配θに形成される前記除圧斜面部6は、その 後端部5b,5bを残して控え脚部5,5の上面の大部分にわたって形成される 。また控え脚部5,5の下面に形成される前記係合斜面部8は、前記控え脚部5 ,5の下面の大部分にわたって後端部5b,5bを残して形成される。この控え 脚部5,5の後端部5b,5bは、上面および下面が平坦な載置部5b1 ,5b 2 ;5b1 ,5b2 を面板部3の長手方向Xに僅かに突出する長さl1 に形成さ れる。
【0019】 図1、図6、図7、図8において10は嵌合凹部であり、この嵌合凹部10は 下段のブロック本体1の上段に積み重ねられるブロック本体1の控え脚部5,5 の下面に形成する前記係合斜面部8,8の前端に該係合斜面部8,8の斜面に沿 って面板部3から下方へ突出するように延設した嵌合突部8a,8aの下方部が 嵌脱可能となるように面板部3の上面に面板部3の長手方向Xに該面板部3に平 面略直交する前記控え脚部5,5の上面にわたり平面略矩形に形成される。 そしてこの嵌合凹部10,10内に上段に積み重ねられるブロック本体1の控 え脚部5,5の下面に形成した係合斜面部8,8の前端に延設した嵌合突部8a ,8aの下方部が嵌入されることにより施工時に下段のブロック本体1の上段に 積み重ねるブロック本体1を面板部3の長手方向Xおよび長手方向Xに交叉する 厚み方向Yに同時に位置決めがなされるとともにブロック本体1相互はずれ動く ことなく迅速且つ確実に積み重ねられ、積み重ね作業の作業効率は向上する。 また嵌合凹部10の深さh1 と、この嵌合凹部10内に嵌入される係合斜面8 の嵌合突部8aの突出長さh2 とは側圧F等に対して抜け出すことのないように 充分の配慮が施される。
【0020】 また図13および図14に示すように、嵌合凹部10にピン挿入孔10a1 を 設ける場合には、このピン挿入孔10a1 内に落とし込まれるピンPを上段に積 み重ねるブロック本体1の略対応位置に設けたピン挿入孔10a2 内に挿入する ことにより上下に積み重ねるブロック本体1相互の位置決めが、ピンPを挿入す るためのピン挿入孔10a1 ,10a2 を嵌合凹部10に設けない場合よりも精 度良く確実に行える利点がある。しかも、このピンPが面板部3の背面に設けた 控え脚部5,5の前記配筋孔5a,5a内に挿入される鉄筋4に対して交叉して 上下方向Zに配筋される恰好になるので、積み重ねられるブロック本体1が一層 構造堅牢なコンクリート構造体に形成される。
【0021】 図15において11は前記控え脚部5,5の下面に形成される係合斜面部8に 設けられる切欠凹部であり、この切欠凹部11は控え脚部5,5の左右の空間部 9B1 ,9B2 および控え脚部5,5間の空間部9Aに連なることにより、前記 空間部9A,9B1 ,9B2 内に打設される胴込めコンクリートC1 相互が切欠 凹部11を介して空間部9A,9B1 ,9B2 内に連続して一体構造に固化され 、積み重ねるブロック本体1が面板部3の長手方向X、長手方向Xに交叉する厚 み方向Y、上下方向Zの3方向に構造堅牢な壁構造体を形成する。 またこの切欠凹部11は、図には示さないが控え脚部5,5の上面の除圧斜面 部6に形成されることによっても空間部9A,9B1 ,9B2 内に打設される胴 込めコンクリートC1 が長手方向X、長手方向Xに交叉する厚み方向Y、上下方 向Zの3方向に一体構造に固化して構造堅牢な壁構造体を形成することもできる 。
【0022】 Cは最下段のブロック本体1の下部に打設される基礎コンクリート部、C2 は 積み重ねられるブロック本体1の背部に打設される裏込めコンクリートであり、 Uは裏込め材である。12は保護される法面Nの前面に法面Nに沿って掘削され た掘削部である。またC3 は最上段に位置するブロック本体1の上段に打設され る天端コンクリートである。
【0023】 本考案の一実施例は以上の構成からなり、例えば崖地、山間部、砂防ダム等の 法面Nを保護するために施工工事を行うのには、先ず法面Nの前面に沿って掘削 部12を形成する。次いで、掘削部12の下底部にコンクリートを打設して基礎 コンクリート部Cを形成する。そしてこの基礎コンクリート部Cの上面に最下段 のブロック本体1を面板部3の長手方向Xに連続して並べて敷設して行く。次い で、最下段のブロック本体1の面板部3の背面に、面板部3の左右の側端3a, 3bから1/4Lの位置に長手方向Xに略直交して設けた控え脚部5,5;5, 5に対応して位置する配筋孔5a,5a;5a,5a内に鉄筋4を挿入して配筋 する。 その後、連続して並べられた最下段のブロック本体1の上に次段のブロック本 体1を連続して敷設する。
【0024】 この際、2段目のブロック本体1を最下段のブロック本体1の上に積み重ねる のには、下段のブロック本体1の長手方向Xの全長さLの略半分に相当する1/ 2Lだけ上段のブロック本体1は長手方向Xに位相を違えて正面千鳥状にブロッ ク本体1を積み重ねる。 この時、最下段に連続して敷設されたブロック本体1の面板部3の上面には上 段に積み重ねる面板部3の裏面に設けた2つの控え脚部5,5の上面にわたって 平面略矩形の嵌合凹部10,10が形成されているので、この嵌合凹部10,1 0内に下から2段目に積み重ねられるブロック本体1の控え脚部5,5の下面に 面板部3から突出するように係合斜面部8,8の前端に延設した嵌合凸部8a, 8aの下方部を嵌入すると、最下段に敷設したブロック本体1に対して下から2 段目に積み重ねられるブロック本体1は長手方向Xおよび長手方向Xに交叉する 厚み方向Yに対して同時に位置決めが行なえる。また図13および図14に示す ように嵌合凹部10,10にピン挿入孔10a1 ,10a1 が設けられた場合に は、このピン挿入孔10a1 ,10a1 内にピンP,Pを落とし込むとともに下 から2段目に積み重ねるブロック本体1の対応位置に設けるピン挿入孔10a2 ,10a2 内にピンP,Pの上方部を挿入することにより2段目のブロック本体 1の位置決めが嵌合凹部10,10内に控え脚部5,5の嵌合凸部8a,8aを 嵌入するのと協動して精度が高く確実に位置決めが行なえる。
【0025】 また図2に示すように始端または終端に位置する余白部は正面略正方形のブロ ック本体1′が積み重ねられる。その後、2段目に積み重ねられたブロック本体 1の面板部3の背面に長手方向Xに交叉して厚み方向Yに形成された控え脚部5 ,5に設けた配筋孔5a,5a内に鉄筋4を挿入することによりブロック本体1 の背部の長手方向Xに配筋する。 このようにして、最下段のブロック本体1に対して下から2段目のブロック本 体1を長手方向Xに順次、積み重ねて行く。 以下同様の手順を繰り返して行うことにより下から3段目以後のブロック本体 1を法面Nに沿って積み重ねて行く。
【0026】 そして、面板部3の左右の側端3a,3bから略1/4Lの位置に、長手方向 Xに交叉する厚み方向Yに2個1対の控え脚部5,5を設けた下段に位置するブ ロック本体1に対し、その上面には長手方向Xに1/2Lづつ位相を違えて次段 のブロック本体1が積み重ねられる。そして図2に示すように多数のブロック本 体1が全体的に正面千鳥状を呈して積み重ねられる。
【0027】 この結果、下段に配置されるブロック本体1の面板部3の背面の2個1対の控 え脚部5,5の上面に形成した所望の上がり勾配θの除圧斜面部6を有する係合 突部7に、上段に積み重ねられる隣接するブロック本体1,1の面板部3の背面 に設けた2個1対の控え脚部5,5のうち、左右の外側に位置する控え脚部5, 5の下面に所望の勾配θ1 にて形成した係合斜面部8,8が載置されることによ り係合される。
【0028】 この際、下段に位置するブロック本体1の面板部3の上面に1対の控え脚部5 ,5にかけて設けた平面略矩形の嵌合凹部10,10内には上段に配置される隣 接するブロック本体1,1の1対の控え脚部5,5;5,5のうち外側に位置す る対向した控え脚部5,5の係合斜面部8,8の前方下方の嵌合突部8a,8a が嵌入されているのと、下段のブロック本体1の後端部に長手方向Xに向けて僅 かに突出する長さl1 に形成された平坦な載置部5b1 ,5b1 には上段に位置 するブロック本体1の背面に設けた控え脚部5,5の後端部の下面に長手方向X に向けて僅かに突出する長さl1 に形成された平坦な載置部5b2 ,5b2 が載 置されるので、特に長手方向Xおよび長手方向Xに交叉する厚み方向Yの外力に 対して積み重ねられるブロック本体1は安定になる。
【0029】 そしてブロック本体1にかかる荷重Wは各段に配置されるブロック本体1によ って相違し、下段に行くに従って増大する。例えば最も軽い最上段のブロック本 体1に加わる荷重W1 について考察すると、天端コンクリートC3 やブロック本 体1自体の自重等よりなる荷重W1 は、ブロック本体1に対して鉛直方向Iにそ のままかかるのではなく、面板部3の背面に長手方向Xに交叉して設けた控え脚 部5の上面に所望の上がり勾配θに形成される係合突部7の除圧斜面部6により 分散される。このため、各段のブロック本体1毎に加わる鉛直方向Iへの荷重W 1 ,W2 ,W3 …は、積み重ねられるブロック本体1,1,1…のそれぞれの除 圧斜面部6により分散され、斜め前部下方、すなわち基礎コンクリート部Cの方 向にかかることになる。この結果、積み重ねられるブロック本体1の鉛直方向I に加わる荷重W1 ,W2 ,W3 …が大きくなったり、法面Nの前方に積み重ねら れるブロック本体1の段数が多くなったり、さらには保護すべき法面Nの勾配が 緩傾斜でなって積み重ねられるブロック本体1の勾配もそれに伴って緩傾斜に形 成されてもブロック本体1の積み重ね状態が不安定になって傾倒されることなく 、安定に積み重ねることができる。
【0030】 また積み重ねられるブロック本体1は、下段のブロック本体1の控え脚部5, 5の上面に設けた係合突部7,7に、上段のブロック本体1の控え脚部5,5の 下面に設けた係合斜面部8,8が係合されるのと、任意段のブロック本体1の面 板部3の上面には平面略矩形の嵌合凹部10,10が控え脚部5,5の上面にわ たって形成され、そして上段に積み重ねられるブロック本体1の控え脚部5,5 の下面に形成した係合斜面部8,8の前端には該係合斜面部8,8の斜面に沿っ て面板部3から突出する嵌合凸部8a,8aの下方部が充分な深さh1 の嵌合凹 部10,10内に嵌入されるのとから、積み重ねられるブロック本体1が特に背 面に打設する裏込めコンクリートC2 や裏込め材U、また法面Nからの側圧Fや 土圧を受けたり、地震等の外力を受ける場合には、積み重ねられるブロック本体 1は面板部3の長手方向X、および長手方向Xに交叉する厚み方向Y、さらには 上下方向Zに対してずれ動くのが防止される。このため、ブロック本体1は崩落 することなく強度を発揮して構造堅牢なコンクリート構造体になる。
【0031】 そして、積み重ねられる任意の下段のブロック本体1の面板部3の背面に設け た2個1対の控え脚部5,5の係合突部7,7には、上段に隣接して積み重ねら れるブロック本体1,1の左右の外側に位置する控え脚部5,5の係合斜面部8 ,8が各々係合して積み重ねられるので、上側に積み重ねられるブロック本体1 の荷重W1 は下段に隣接して配置される2個のブロック本体1,1に分担して平 均に加わり、積み重ね作業の施工中や施工後においてもブロック本体1は傾倒す ることなく安定に積み重ねられ、作業は安全に行なえる。
【0032】 また多数のブロック本体1が正面千鳥状に上下方向Zに積み重ねられると、ブ ロック本体1の左右の外側に位置する略1/2lの長さの空間部9B1 ,9B2 と控え脚部5,5間に位置する中間の空間部9Aとは、図3に示すように下段に 位置するブロック本体1の左右の外側に位置する空間部9B1 ,9B2 に対して 上段に隣接して位置するブロック本体1,1の中間の空間部9A,9Aの半分づ つが、また下方の中間に位置する空間部9Aに対して上段に隣接するブロック本 体1,1の左右の外側に位置する空間部9B1 ,9B2 が上下方向Zに平面略同 面積にて重合されて連通される。従って、連通される空間部9A,9B1 ,9B 2 内に胴込めコンクリートC1 を打設すると、この胴込めコンクリートC1 は空 間部9A,9B1 ,9B2 内において面板部3の上下方向Z、さらには長手方向 Xに交叉する厚み方向Yの2方向に一体化して強固なコンクリート構造体として の法面保護用ブロックを構造堅牢に構築することができる。 しかも例えば図15に示すブロック本体1では、面板部3の背面に形成する2 個1対の控え脚部5,5の下面に、該控え脚部5,5の左右の空間部9B1 ,9 B2 および控え脚部5,5間の空間部9Aにそれぞれ連なる切欠凹部10,10 が形成されているので、打設される胴込めコンクリートC1 が切欠凹部10,1 0を介して左右の空間部9B1 ,9B2 、控え脚部9B1 ,9B2 間の空間部9 A内に長手方向Xに連続して固化することにより長手方向Xに対しても積み重ね られるブロック本体1は一体化され強固な構造の法面保護用ブロックを構築する こともできる。
【0033】 この際、ブロック本体1の控え脚部5,5に設けた配筋孔5a,5a内に挿入 され、長手方向Xに配筋される鉄筋4は、空間部9B1 ,9A,9B2 に打設さ れる胴込めコンクリートC1 を長手方向Xおよび長手方向Xに交叉する厚み方向 Yに対する引張、圧縮に対して強度を発揮する。しかも図には示さないが空間部 9B1 ,9A,9B2 内に打設された胴込めコンクリートC1 内に上下方向Zへ 鉄筋4を所望間隔毎に挿入する場合には、上下方向Zに対する引張、圧縮に対し て胴込めコンクリートC1 はさらに補強され、積み重ねられるブロック本体1を 強固に一体化することができるとともに長手方向Xに配筋される前記鉄筋4と協 同して強固な仕上がりにすることができる。
【0034】 しかも、ブロック本体1の面板部3の上面に1対の控え脚部5,5にわたり形 成する嵌合凹部10,10内にピン挿入孔10a1 ,10a1 を設けた場合には 、このピン挿入孔10a1 ,10a1 内にピンP,Pを挿入し、このピンP,P の上方部を上段に位置するブロック本体1,1のピン挿入孔10a2 ,10a2 内に挿入すると、上下方向Zに積み重ねられるブロック本体1は、このピンP, Pが上下方向Zに配筋される鉄筋の代わりになるので、厚み方向Yからの裏込め コンクリートC2 、裏込め材U等の側圧Fや土圧、または地震等の外力に対して 補強し得る。
【0035】 その後、裏込めコンクリートC2 を積み重ねられたブロック本体1の背面に打 設し、砕石等の裏込め材Uを裏込めコンクリートC2 の背面に投入して掘削部1 2を埋め戻し、最上段に積み重ねられるブロック本体1の上面に天端コンクリー トC3 を打設することにより施工工事を終える。
【0036】 なお上記説明では、ブロック本体1を千鳥状に積み重ねる場合を代表的に説明 しているが、ブロック本体1を布積みする場合にも同様に施工作業は迅速且つ効 率的の行なえるほか、傾倒することなく構造堅牢に行え、しかも施工後はブロッ ク本体1の背面に打設される裏込めコンクリートC2 、裏込め材U等の側圧Fや 土圧や地震等の外力に対しても構造堅牢な仕上がりになる。
【0037】
【考案の効果】
以上のように本考案は、ブロック本体の面板部の背面にその長手方向に対して 平面略直交して設けた2個1対の控え脚部には、面板部に対して所望の上がり勾 配の除圧斜面部が上面に形成された係合突部と、下面には係合突部の除圧斜面部 と略同勾配の係合斜面部が形成されているので、下段のブロック本体の係合突部 が上段のブロック本体の係合斜面に係合することによりブロック本体は法面の前 面に積み重ねられ、施工が容易になり、施工後は外力、特にブロック本体の背面 に打設する裏込めコンクリートや裏込め材等の側圧あるいは土圧、地震等に対し て破断や崩落することなく強度が充分で構造堅牢になり、しかも安定に施工が行 なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の法面保護用ブロックの施工状態の一例
を示す断面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく施工状態の背面図である。
【図4】同じく施工状態を示す平面図である。
【図5】本実施例を構成する法面保護用ブロックの1つ
を示す拡大正面図である。
【図6】同じく拡大背面図である。
【図7】同じく拡大側面図である。
【図8】同じく拡大平面図である。
【図9】同じくほかの法面保護用ブロックを示す正面図
である。
【図10】同じく背面図である。
【図11】同じく側面図である。
【図12】同じく平面図である。
【図13】本考案の法面保護用ブロックの変形例の施工
状態を示す拡大断面図である。
【図14】同じく上記変形例の法面保護用ブロックを示
す拡大平面図である。
【図15】本考案の法面保護用ブロックの他の実施例の
施工状態を示す拡大断面図である。
【図16】従来のこの種の法面保護用ブロックを示す拡
大斜視図である。
【図17】その施工状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブロック本体 1′ ブロック本体 2 擬石部 3 面板部 4 鉄筋 5 控え脚部 6 除圧斜面部 7 係合突部 8 係合斜面部 8a 嵌合凸部 9A 空間部 9B1 空間部 9B2 空間部 10 嵌合凹部 11 切欠凹部 C 基礎コンクリート部 C1 胴込めコンクリート C2 裏込めコンクリート C3 天端コンクリート F 側圧 N 法面 U 裏込め材 X 長手方向 Y 厚み方向 Z 上下方向 θ 上がり勾配 θ1 勾配

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 擬石部が正面に形成された面板部と、鉄
    筋が面板部の背面長手方向に挿通される配筋孔を対応位
    置に所望個数有し面板部の背面に平面略直交して設けら
    れた控え脚部とを備えたコンクリート製のブロック本体
    を法面に沿って前面に積み重ねることにより連続して敷
    設される法面保護用ブロックにして、前記控え脚部は、
    上面には面板部に対して所望の上がり勾配の除圧斜面部
    が形成された係合突部と、下面には該係合突部の除圧斜
    面部と略同勾配に形成され上段に積み重ねられるブロッ
    ク本体の係合突部が係合可能になる係合斜面部を設けた
    ことを特徴とする法面保護用ブロック。
  2. 【請求項2】 係合突部の上がり勾配をなす除圧斜面部
    は後端部を残して控え脚部の上面の大部分にわたって形
    成され、前記係合斜面部は前記控え脚部の下面の大部分
    にわたって後端部を残して形成され、控え脚部の後端部
    は上面および下面が平坦な載置部を長手方向に向けて僅
    かに突出する長さに形成されたことを特徴とする請求項
    1に記載の法面保護用ブロック。
  3. 【請求項3】 前記控え脚部の上面の除圧斜面部または
    控え脚部の下面の係合斜面部の少なくとも何れか一方に
    は控え脚部の左右の空間部および控え脚部の空間部間に
    連なる切欠凹部が設けられたことを特徴とする請求項1
    または請求項2の何れかに記載の法面保護用ブロック。
  4. 【請求項4】 前記面板部の上面には上段に積み重ねる
    ブロック本体の控え脚部の下面に有する係合斜面部の前
    端に該係合斜面部の斜面に沿って延設され面板部から突
    出する嵌合凸部の下方部が嵌脱可能になる平面略矩形の
    嵌合凹部が前記控え脚部の上面にわたって面板部の長手
    方向に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の法
    面保護用ブロック。
  5. 【請求項5】 前記控え脚部は、面板部が正面略矩形に
    形成される場合には該面板部の左右の側端から略1/4
    の位置に2個1対が対向して設けられ、また面板部が正
    面略正方形に形成される場合には該面板部の背面略中央
    に1個が設けられることを特徴とする請求項1、または
    請求項2、請求項3、請求項4の何れかに記載の法面保
    護用ブロック。
  6. 【請求項6】 前記嵌合凹部には、下段のブロック本体
    に対して上段に積み重ねられるブロック本体の略対応位
    置に挿入可能なピンが落とし込まれるピン挿入孔が設け
    られたことを特徴とする請求項4に記載の法面保護用ブ
    ロック。
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