JP2000328541A - 護岸ブロック - Google Patents
護岸ブロックInfo
- Publication number
- JP2000328541A JP2000328541A JP11137505A JP13750599A JP2000328541A JP 2000328541 A JP2000328541 A JP 2000328541A JP 11137505 A JP11137505 A JP 11137505A JP 13750599 A JP13750599 A JP 13750599A JP 2000328541 A JP2000328541 A JP 2000328541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- revetment block
- revetment
- retaining wall
- rear plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
- Revetment (AREA)
Abstract
巣機能を有する擁壁と、植生機能を有する擁壁を任意に
かつ選択的に構築できるようにする。 【解決手段】 前面板2と後面板3とを、側面形状が逆
ハ字状になって前後方向に離隔するように連結部材4で
連結し、各面板の内側上部に、各面板の下端の前後方向
外側間隔より前後方向内側間隔を広くした棚8a,8b
を横方向の複数個所に設け、一方の面板に、これの上端
から上記棚より低い位置にわたる大きさの切り込み部7
を設けた構成にした。
Description
上げて擁壁を構築するための護岸ブロックで、構築され
た擁壁本来の機能のほかに魚巣機能と植生機能を持たせ
ることができるようにした護岸ブロックに関するもので
ある。
の表面に魚巣機能を持たせるための護岸ブロックと、植
生機能を持たせるための護岸ブロックとは別々になって
いて、それぞれを使い分けていた。
は、魚巣機能用と植生機能用とで別々になっていたの
で、擁壁に上記した両機能を持たせるようにすると、2
種類の護岸ブロックを用いなければならず施工も複雑で
あり、また製造面でも、2種類となるので管理上にも問
題があり、コストが高かった。
で、1種類の護岸ブロックでもって、魚巣機能を有する
擁壁と植生機能を有する擁壁を任意に、かつ選択的に構
築できるようにした護岸ブロックを提供することを目的
とするものである。
に、本発明に係る護岸ブロックは、前面板と後面板と
を、側面形状が逆ハ字状になって前後方向に離隔するよ
うに連結部材で連結し、各面板の内側上部に、各面板の
下端の前後方向外側間隔より前後方向内側間隔を広くし
た棚を横方向の複数個所に設け、一方の面板に、これの
上端から上記棚より低い位置にわたる大きさの切り込み
部を設けた構成になっている。
板の上縁に棚より高くした断起を複数個設けた。
いて説明する。本発明に係る構築用ブロック1は前面板
2と後面板3と、この両板2,3を連結する連結部材4
とからなっている。前面板2と後面板3は一側方向から
見て逆ハ字状の対称姿勢となるようにして連結部材4に
て連結されている。連結部材4は両面板2,3の横方向
に離隔した位置で、かつ両面板2,3の下部に設けてあ
る。
横方向複数個所(2個所)に凸起5,5,6,6が設け
てある。そしてこの後面板3の凸起6,6の間には切り
込み部7が設けてある。また後面板3の凸起6,6の横
方向外側に上記切り込み部7の1/2形状の切り欠き部
7aが設けてある。
には棚8a,8bが設けてある。この前後両側の棚8
a,8bのそれぞれは各板2,3の凸起5,5,6,6
の内側に設けてある。そしてこの前後に対向する棚8
a,8bの上面の内側間隔L1は前面板2と後面板3の
下端の外側間隔L2よりわずかに広くなっており、この
棚8a,8b上に他の護岸ブロック1が係合載置できる
ようになっている。このとき、下側の護岸ブロックと上
側の護岸ブロックとの間で、最大L1−L2の差分の隙
間があけられる。また護岸ブロック1を積み上げる際
に、下側の護岸ブロック1に対して下側の護岸ブロック
1の前後方向の向きは任意(リバーシブル)に積み上げ
ることができるようになっている。
面板3の上端から棚8bより低い位置にわたる大きさと
なっていて、棚8a,8bより下側の空間が切り込み部
7及び切り欠き部7aにて後面板3の外側へ連通されて
いる。
で、この護岸ブロック1aは上記した実施の形態におけ
る護岸ブロック1の横方向の長さが1.5倍になってい
る。そしてこの長さが長い方に応じて前面板2a、後面
板3aの凸起5,6が3個所ずつ設けてあり、後面板3
aの切り込み部7が各凸起6の間に2個設けてあり、他
の構成は上記実施の形態における護岸ブロック1と同様
である。
スコンクリートにて成形されるが、普通コンクリートを
用いてもよい。
は図7、図8に示すように、法面の下端部に敷設された
基礎コンクリート9上に積み上げる。河岸の法面に積み
上げる場合に、水面下に位置する下側部では、切り込み
部7を有する後面板3を前側にして積み、それより上側
では、凸起5,5だけを設けた前面板2を前側にして積
む。
ック1,1aは千鳥状に積み上げられ、横方向端部で
は、1段毎に1.5倍長さの護岸ブロック1aを積んで
横方向の長さを揃える。
側の護岸ブロック1,1aの棚8a,8bに上側の護岸
ブロック1,1aの前面板2,2aと後面板3,3aの
下端部が両凸起5,6間にクサビ状に嵌合載置されるこ
とによりなされる。このとき、両棚8a,8bの内側間
隔L1が前後面板の下端の外側間隔L2より広くなって
いることにより、各護岸ブロック1,1aの前側に位置
する面板の下端の外側面と下側の護岸ブロック1,1a
の前側の凸起との間にブロックの内側に連通する隙間S
があけられる。
ック1,1aの両面板間の空間部は上下方向に連通さ
れ、この中に栗石や土砂を充填する。
び切り欠き部7aがあるので、川の水はこの切り込み部
7及び切り欠き部7aを通って護岸ブロック1,1a内
に自由に浸入し、これに伴って魚や水生昆虫も切り込み
部7及び切り欠き部7aより自由に出たり入ったりで
き、ブロック内に栗石等が魚巣になり、また昆虫の生息
場所となる。
1,1aの積み上げ部では、積み上げ部前面側に隙間S
ができるので、この隙間から植物10が繁茂して、周辺
の環境にマッチした擁壁となる。
に出入りすることにより、及びブロック自体も多孔質の
ポーラスコンクリートにて形成されていることにより、
河川の横断方向も連続性を保つことができ、擁壁に余分
な水圧がかからず、河川の水圧に対して安定した擁壁と
なる。
する一方の面板と、他の面板とを有する護岸ブロック
を、前後方向の向きを任意に、いわゆるリバーシブルに
積み上げることができることにより、1種類の護岸ブロ
ックにて切り込み部とを有する面板を前面側に出るよう
にして積み上げて、前面側に魚巣機能をもたせることが
でき、また他の面板が前側に出るようにして積み上げて
通常の法面の擁壁とすることができる。そしてこの通常
の法面の擁壁となる積み方において、積み重ね部前側に
ブロック内に通じる隙間ができることにより、この部分
に植物が繁茂して、この部分に植生機能をもたせること
ができる。
これの積み方によって、前面側に魚巣機能を有する擁壁
と植生機能を有する擁壁とを選択的に任意に構築するこ
とができ、上記両機能を選択的にもたせる擁壁を経済的
に構築することができる。
ものに対して上側のものがクサビ状に嵌合載置されるこ
とにより、鉄筋等の補強材を用いることなく強固に積み
上げることができる。
る。
る。
る。
斜視図である。
背面図である。
視図である。
面図である。
…後面板、4…連結部材、5,6…凸起、7…切り込み
部、7a…切り欠き部、8a,8b…棚、9…基礎コン
クリート、10…植物
Claims (2)
- 【請求項1】 前面板と後面板とを、側面形状が逆ハ字
状になって前後方向に離隔するように連結部材で連結
し、各面板の内側上部に、各面板の下端の前後方向外側
間隔より前後方向内側間隔を広くした棚を横方向の複数
個所に設け、一方の面板に、これの上端から上記棚より
低い位置にわたる大きさの切り込み部を設けたことを特
徴とする護岸ブロック。 - 【請求項2】 前面板と後面板の他方の面板の上縁に棚
より高くした凸起を設けたことを特徴とする請求項1記
載の護岸ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13750599A JP3448763B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 護岸ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13750599A JP3448763B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 護岸ブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000328541A true JP2000328541A (ja) | 2000-11-28 |
JP3448763B2 JP3448763B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=15200244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13750599A Expired - Lifetime JP3448763B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 護岸ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448763B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008025119A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Landes Co Ltd | 水際用ブロック |
CN106087871A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-11-09 | 扬州大学 | 一种生态型装配式护岸组合结构 |
-
1999
- 1999-05-18 JP JP13750599A patent/JP3448763B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008025119A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Landes Co Ltd | 水際用ブロック |
CN106087871A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-11-09 | 扬州大学 | 一种生态型装配式护岸组合结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3448763B2 (ja) | 2003-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3329737B2 (ja) | 擁壁用ブロック及び同ブロックを使用した擁壁の構築方法 | |
JP2004204671A (ja) | 骨組型防波堤 | |
JP3448763B2 (ja) | 護岸ブロック | |
JP5097035B2 (ja) | サンゴ増養殖用構造物の格子状構造物の連結具 | |
JP3008016B2 (ja) | 構築用ブロック | |
KR100447265B1 (ko) | 친환경적 하천 호안 시설물 | |
JP2001011840A (ja) | 土木構造物用三角柱枠型コンクリートブロック | |
JP3343536B2 (ja) | 擁壁用積みブロック及びこの擁壁用積みブロックを用いた擁壁構造 | |
JP3294715B2 (ja) | 擁壁用ブロック構造体及び擁壁形成方法 | |
KR200272952Y1 (ko) | 하천의 제방 구축용 돌망테 구조 | |
KR100593181B1 (ko) | 축대옹벽블록 구조체 및 그 시공방법 | |
JP2004308244A (ja) | 擁壁ブロックおよび仕切り板ならびに擁壁の構築方法 | |
JPS6340881B2 (ja) | ||
JP4194185B2 (ja) | 護岸ブロック | |
JPH08105069A (ja) | 箱形ブロック及び擁壁構造 | |
JP3721411B2 (ja) | コンクリート空積みブロックと基礎盤 | |
JP2000073331A (ja) | 生態保全ブロック及びその積み重ね施工方法 | |
JPH06272230A (ja) | 護岸用ブロック | |
JP3318836B2 (ja) | 構築用ブロック及び擁壁の構築方法 | |
JP3333742B2 (ja) | 擁壁ブロック | |
JPS639601Y2 (ja) | ||
JP2501230Y2 (ja) | 魚巣用護岸ブロック | |
JP3052247U (ja) | 法面保護用ブロック | |
JP2000073330A (ja) | 護岸用のコンクリートブロックと、それを使用する護岸構造 | |
JPS586018B2 (ja) | 緑化ブロツク擁壁工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |