JPS62238245A - フエナンスレンカルボン酸エステル化合物 - Google Patents

フエナンスレンカルボン酸エステル化合物

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JPS62238245A
JPS62238245A JP8072786A JP8072786A JPS62238245A JP S62238245 A JPS62238245 A JP S62238245A JP 8072786 A JP8072786 A JP 8072786A JP 8072786 A JP8072786 A JP 8072786A JP S62238245 A JPS62238245 A JP S62238245A
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大場 和正
Yasushi Nonoguchi
野々口 泰
Masaaki Taguchi
田口 雅明
Takamasa Harada
隆正 原田
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Teikoku Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液晶化合物乃至は、液晶組成物として使用でき
る新規な化合物の提供に係るものであって、それ自体で
又は他の液晶化合物とブレンドして、その性能の改善を
はかるなどして液晶表示素子の作成に利用できる。
(従来の技術) 液晶による表示素子において使用されている液晶化合物
はネマチック相をとる液晶が大半である。
しかし、電気光学的応答速度の点において発光型表示素
子にくらべると遥かに及ばず、改善が試み。
られている、近年、応答速度が速いことで注目されてい
る液晶化合物に1強誘電性液晶化合物がある1強誘電性
成品化合物としてはじめて開発されたのは、ドデシルベ
ンジリデン−p−アミノ−2−メチルブチルシンナメ−
1−であって1975年に合成された。この化合物はカ
イラルスメクチックC相をとるけれども、その転移温度
が高いこと。
従って室温を含む広い温度範囲での使用が不可能である
こと、そのほか、シッフ塩基を含んでいるので化学的安
定性に欠けるなどの問題点を持っている。その後数多く
の化合物が合成され、性質の究明が行われているけれど
も、理論づけには成功していないし、室温を含む幅広い
温度範囲でカイラルスメクチックC相をとる液晶化合物
はまだ知られていない。
液晶相の転移温度の低下又は、温度範囲の拡大のためネ
マチック液晶の分野で採用されている−般的な方法に、
いくつかの液晶化合物を混合する方法がある。
強誘電性液晶の分野においても同様の方法が検討されて
いて、試行錯誤の現状にある。どのような骨格に選べば
、あるいは、どのような置換基を導入すれば他の液晶化
合物との相溶性が高まるか。
又は如何なる液晶和製とって、相転移温度にどのように
影響するかといったことは化合物一つ一つについてテス
トしなければ判らず、全く予想を許さないといっても過
言ではない。
本発明に係る化合物と同様の骨格を持つ液晶化合物の研
究がなされていているが、例えば、Chemistry
   and   Industrys   3   
Aug、   1974615ページには、フェナンス
レン骨格の一方に各種炭素鎖長を持ったアシル基を、他
方に各種炭素鎖長を持ったアルキル基を導入した化合物
を合成し、その熱的性質を調べたとの報告があるに過ぎ
ない。
(解決しようとする問題点) 本発明は、フェナンスレン骨格を持った新規な液晶化合
物の探索を行うものである。
(問題解決のための手段) 本発明は、フェナンスレン骨格を持−)だ新規な強誘電
性カイラルスメクチック液晶を提供せんととして、以下
に示す方法に従い、■的化合物登合成した。
まず、本発明目的化合物の骨格7−ヒドロキシ−2−カ
ルボキシ−9,10−ジヒドロフェナンスレンは9,1
0−ジヒドロフェナンスレンから公知の方法に従って造
られる(特開昭57−146737)、かくして得られ
る7−ヒドロキシ−2−カルボキシ−9,10−ジヒド
ロフェナンスレンは、RXで示されるアルキルハライド
又はアルキルスルホン酸エステルと適宜溶媒中で反応に
付され、7−アルコキシ−2−カルボキシ−9゜10−
ジヒドロフェナンスレンに変えられる。ここにおいてR
Xで示されるアルキルハライドとしては、ブチルハライ
ド、ペンチルハライド、ヘキシルハライド、ヘプチルハ
ライド、オクチルハライド、ノニルハライド、デカニル
ハライド、ウンデカニルハライド、ドデカニルハライド
などであり、ハライドにはクロリド、プロミド、ヨーシ
トなどが使われる。また、アルキルスルホン酸エステル
の形で使用するときには、上記したアルキルのP−トル
エンスルホネート、ベンゼンスルホネート、メタンスル
ホネートなどが使われる6反応は、イ)水、アルコール
−水を溶媒として用い、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウムなどのアルカリ水酸化物を使用して行うか1口)ジ
メチルホルムアミド、アルコール、ジメチルスルホキシ
ド、ジグリム、テトラヒドロフラン、トルエン。
キシレン、アセトンなどを溶媒として用い、ナトリウム
、カリウムなどのアルカリ金属、又は炭酸カリウム、炭
酸ナトリウムなどの塩を使用して7位の水酸基をアルキ
ル化すると同時に、2位のカルボキシル基をアルキルエ
ステル化したあと、2位のカルボキシル基アルキルエス
テルを加水分解して行われる。かくて、7−アルコキシ
−2−カルボキシ−9,10−ジヒドロフェナンスレン
が得られる。
次いで、7−アルコキシ−2−カルボキシ−9゜10−
ジヒドロフェナンスレンは、そのまりであるいは酸ハラ
イド(チオニルクロリド、三臭化燐等から造られる)、
その他活性エステルなどの反応性誘導体にして、分子鎖
中に不斉炭素原子を持つ光学活性なアルコールcR#o
hn と反応させて。
エステル化される。ここにおいて1分子鎖中に不斉炭素
原子を持つ光学活性なアルコールとしては、1−メチル
プロピルアルコール、2−メチルブチルアルコール、3
−メチルペンチルアルコール、4−メチルヘキシルアル
コール、5−メチルヘプチルアルコール、6−メチルオ
クチルアルコール。
7−メチルノニルアルコールなどの光学活性体があげら
れる。
7−アルコキシ−2−カルボキシ−9,1,0−ジヒド
ロフェナンスレンの2位カルボキシル基遊離のまNで反
応させるときは、ジメチルポル11アミド、酢酸エチル
、n−ヘキサン、ベンゼン、トルエン、ジメチルスルホ
キシド、ピリジンなどの溶媒中加熱するか、又はジシク
ロへキシル力ルボジイミド、オキシ塩化燐、塩化チオニ
ルなどの縮合剤を共存させるかして、反応させるとよい
。また、酸ハライドを使用するときは、トリエチルアミ
ン、ピリジン、ジメチルアニリンなどの三級アミンを共
存させるとよい。
かくて1式(I) (式中Rは直鎖状アルキル基を、Rは分子鎖中に不斉炭
素原子を有する光学活性なアルキル基を示す、) で示される本発明化合物が得られる0式(I)で示され
る化合物においてRとRとが入れ換った化合物も容易に
造ることができ、かNる場合該化合物は7−ヒドロキシ
−2−カルボキシ−9,10−ジヒドロフェナンスレン
に、まず先に例示したところの分子鎖中に不斉炭素原子
を持つ光学活性なアルコールをハライド若しくはスルホ
ン酸エステルに誘導して反応させ1次いで先にアルキル
ハライドとして例示した直鎖アルキルのアルコールを反
応させることによって造られる。
(本発明の効果) 本発明化合物はカルボキシル基における光学活性なアル
キルエステルであるので、中間相としてカイラルスメク
チックC相をとることが期待されたところ、案に相違し
て、カイラルスメクチックC相はとらなかったけれども
常温を含め相当低い温度まで中間相(sA相とみうけら
れる)をとるもの、他の液晶の転移温度の範囲を低温側
に拡げる効果を持っているものなどが得られた。
以下実施例を記述して本発明を更に詳述する。
実施例1 (1)9.、LO−ジヒドロ−7−n−オクチルオキシ
フェナンスレン−2−カルボン酸の合成:50%水酸化
ナトリウム0.66g、乾燥ジメチルホルムアミド30
m1,9.10−ジヒドロ−7−ヒトロキシフエナンス
レンー2−カルボン酸3gを80℃で40分間混合攪拌
した0次いで、オクチルトシレート7.8gをジメチル
ホルムアミド15m1に溶かして加え、80℃で8時間
攪拌した。反応混合物を氷水に注ぎ、塩酸酸性としたの
ち、酢酸エチルで抽出した。水洗乾燥後濃縮し7gの油
状物を得た。これを49%水酸化ナトリウム水溶液8m
l、メタノール250m1と混ぜ4時間還流した。反応
終了後溶媒を留去し、塩酸酸性にして、クロロホルム抽
出し、クロロホルム層から連記化合物を得た。畳量 0
.sagI R)−、xax−’ : 3600〜32
00(−OH)1690 (C=O) (2)(S)−2−メチルブチル−9,10−ジヒドロ
−7−オクチルオキシフェナンスレン−2−カルボキシ
レートの合成: (1)で得た油状物0.88g、2− (S)−メチル
ブチルアルコール0.22g、ジシクロへキシルカルボ
ジイミド0.57g、4−ジメチルアミノピリジン15
■、酢酸エチル25 m lを室温で9時間混合攪拌し
た。反応混合物を氷水に注ぎ、塩酸酸性とし、エチルで
抽出した。酢酸エチル層を水洗乾燥後、溶媒を留去した
。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(3]φ
X40備、展開溶媒:クロロホルム)で精製し連記化合
物を得た。畳量 0.4g IR,)、、3−’: 1720,1610,1280
゜1240.1115,775 ’H−NMR(CDCl2)δ(ppm):0.6〜2
.10 (m、24H) 2.85 (s、4H) 3.93 (t、2H) 4.10 (d、2H) 6.0〜8.0 (m、6H) このものは次の相転移温度を示した。
Cブ;ゴβ^苧工、。
本 一20℃でsA相を維持し、−70’Cでも結晶化しな
かった。
実施例2 (1)9.10−ジヒドロローフ −n−ウンデシルオ
キシフェナンスレン−2−カルボン酸の合成:50%水
素化ナトリウl〜0.06g、 tlt燥ジメチルルホ
ルムアミド3ml、9,1o−ジヒドロ−7−ヒトロキ
シフエナンスレンー2−カルボン酸0.28gを80’
Cで1時間混合攪拌した。次いで、n−ウンデシルトシ
レート0.84をジメチルホルムアミド2mlに溶かし
て加え、80℃で8時間攪拌した7反応混合物を氷水に
注ぎ、酢酸エチルで抽出した。水洗乾燥後、濃縮し、油
状物0.7gを得た。これを49%水酸化ナトリウム水
溶液0.8ml、メタノール25m1と共に3時間還流
した。冷却後、塩酸酸性とし、クロロホルムで抽出した
。クロロホルム層を水洗乾燥濃縮し、題詞化合物を得た
。 畳量 0.73gI Ry)、、、、 cxr  
: 3450〜2350 、1680.1610.14
70.1430. 1300.1280.1240 ’I(−NMR(D、−DMSO)δ (ppm):0
.6〜2.10 (m、21H) 2゜88(s、4H) 4.00 (t、2H) 6.6〜8.35 (m、6H) (2)(S)−4−1チRtヘキシル−9、10−7−
n−ランデシニルオキシフェナンスレン−2−カルボキ
シレートの合成: 酢酸エチル20m1、(1)で得た化合物1゜88g、
4−(S)−メチルヘキサノール0.661ジシクロへ
キシルカルボジイミド1.08g、4−ジメチルアミノ
ピリジン60gを15時間室温で混合撹拌した。実施例
1 (2)と同様に処理して題詞化合物を得た。 得1
1゜3gIR’911m+1”−1:1720.147
0.1285.1190.1115.775 HNMR(CDCIs )  δ(pprn):0.6
〜2.10 (rn、34H) 2.85 (s、4H) 3.95 (t、2H) 4.28  ct、2H) 6.60〜8.10 Cm、6H) 得られた化合物は次の相転移温度を示した。
この化合物は過冷却でSA相が安定であり、他の液晶化
合物とブレンドしたとき、相転移温度を低温側へ拡げる
効果を有している。
実施例3 (S)−2−メチルブチル−9,10−ジヒドロ−7〜
n−ウンデシルオキシフェナンスレン−2−カルボキシ
レートの合成: 実施例2(1)”i?得た9、10−ジヒトo−7−n
−ウンデシルオキシフェナンスレンン−2−カルボン酸
1 g、 2− (S)−メチルブチルアルコール0.
25g、酢酸エチルエOmLジシクロへキシルカルボジ
イミド0.58g、4−ジメチルアミノピリジン34喀
を室温で155時間混撹拌した。反応混合物を実施例2
 (2)と同様に処理し、題詞化合物を得た。 得Bt
O,45gI RJ、、、 clI−’ : 171 
Q、16o3.1280.1240.1190,111
0゜ ’HNMR(CDCIs ) 6 (pIllm) :
0.6〜2.10 (m、30H) 2、 87  (s、  4H) 3.98  (t、  2H) 4、 17  (d、  2H) 6、 6〜8. 10  (m、  6H)得られた化
合物は次の相転移温度を示した。
この化合物は、低温までSA相が安定であった。
実施例4 実施例1〜3の化合物を、下に示したフェニルピリミジ
ン系液晶組成物Aに、重量比5:lでブレンドし、その
転移温度を測定した。
ここで、組成物Aは、以下の組成である。
O 以上見たように、フェニルピリミジン系液晶組成物に、
本発明の化合物をブレンドすることにより、Sc”相の
下限を大きく広げる事ができる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは直鎖状アルキル基を、Rは分子鎖中に不斉炭
    素原子を有する光学的に活性なアルキル基を示す) で示されるフェナンスレンカルボン酸エステル化合物。
JP8072786A 1986-04-08 1986-04-08 フエナンスレンカルボン酸エステル化合物 Expired - Fee Related JPH0653708B2 (ja)

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