JPS62237733A - 酸化方法とその装置 - Google Patents

酸化方法とその装置

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JPS62237733A
JPS62237733A JP8172486A JP8172486A JPS62237733A JP S62237733 A JPS62237733 A JP S62237733A JP 8172486 A JP8172486 A JP 8172486A JP 8172486 A JP8172486 A JP 8172486A JP S62237733 A JPS62237733 A JP S62237733A
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vacuum chamber
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ultraviolet light
ozone
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Eiji Igawa
英治 井川
Shigeyuki Sugito
杉戸 重行
Yukinori Kuroki
黒木 幸令
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子デバイス製造プロセスに用いられる酸化方
法とその装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、試料を酸化するには酸素、あるいは酸素、水素等
の高温ガス中に試料をさらすことによって行われていた
(N、Cabrera:Report on Prog
ress 1nPhysj、cs 12 P48)。し
かし、素子の微細化が進むにともないプロセスの低温化
が重要な課題となってきた。特に、酸化反応は900℃
程度の高温下で行われるため、不純物の再分布等の問題
があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のような理由から、低温下での酸化方法が必要とな
っている。現在、不純物のドーピングにはイオン注入法
が用いられている。この特徴は、計算された深さに計算
どおりの不純物分布で不純物をドーピングできる点にあ
る。しかし、不純物は熱処理によってその計算された分
布が変えられてしまう。この熱処理は酸化過程において
起こり、900℃程度の従来の熱分解による酸化では、
不純物分布は大きく変化してしまう。
本発明の目的はこのような欠点を除去し、低温の下で酸
化する方法とその装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は酸素ガスを放電させてオゾンを発生し。
そのオゾンに紫外光を照射し1発生した酸素原子に低エ
ネルギー電子線を照射して電子を付着させ。
その負イオンを試料に照射することを特徴とする酸化方
法 および、 酸素ガス導入口および放電装置を備えた第1の真空チャ
ンバーと、紫外光源から発した光を透過させる窓を備え
、第1の真空チャンバーと連通させた第2の真空チャン
バーと、試料ホルダーおよび電子銃を内部に備え、真空
ポンプを接続した第3の真空チャンバーとを有し、第2
の真空チャンバーと第3の真空チャンバーとを微小孔を
もって連通させたことを特徴とする酸化装置である。
なお、本発明において第2の真空チャンバーに光を透過
する窓が特別に設けられている場合、および、第2の真
空チャンバー自体が光を透過する材料で作られている場
合の両方を含む意味で用いるものとする。又、第1の真
空チャンバーも、放電の方式によってはガラスを用いる
場合がある。
〔作用〕
本発明では通常の酸素の熱分解ではなく、低エネルギー
の負の酸素イオンを用いている。しかし、負の酸素イオ
ンとして、分析等に用いられている高エネルギーのイオ
ン源は損傷等の発生の問題から酸化に用いることはでき
ない。そこで本発明ではまず低エネルギーの負の酸素イ
オンを発生させるものである。放電で発生したオゾンは
、紫外線を良く吸収し、その光分解で酸素原子となる。
この酸素原子に低エネルギーの電子を付着し、低エネル
ギーの負の酸素イオンを発生させる。負イオンは、試料
表面で付着しやすいので、酸化温度が比較的低温になる
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図によって説明する。
第1図において、本発明装置は第1の真空チャンバーI
Zと、第2の真空チャンバー14と、第3の真空チャン
バー16とを有している。第1の真空チャンバー12は
放電装置13を備え、その−側に酸素ガス導入口11が
開口されている。第2の真空チャンバー14は第1の真
空チャンバー12に連通し、外部に設置された紫外光源
15と向き合せてその一部に窓111が設けられている
。第3の真空チャンバー16は微小孔110を通して第
2の真空チャンバー14に連通し、端部に真空ポンプ1
9を接続しである。
第3の真空チャンバー16内には低エネルギー電子銃1
7および試料ホルダー18が設置され、試料ホルダー1
8には試料20がセットされる。
実施例においてまず、ガス導入口11を通して第1の真
空チャンバー12内に酸素ガスを導入する。
一方、放電装置13でガス圧力200Torrで放電す
る。
この放電装置13は、本実施例ではマイクロ波放電を利
用している。従って放電の都合上、第1の真空チャンバ
ー12は、石英管を用いている。しかし、RF放電でも
十分放電できる。この放電により発生したオゾンは、拡
散して第2の真空チャンバー14に入る。ここで紫外光
源15より発した光を、窓111を通してオゾンに照射
する。照射に用いる光源15はマイクロ波励起の水銀ラ
ンプで200nm〜500nmの光を発生し、オゾンを
十分分解できる。出力は約600mW/ aMである。
ここで分解したオゾンから発生した酸素原子は、1O−
sTorr台にポンプ19で排気された第3の真空チャ
ンバー16へ微小孔110を通して放出される。第3の
真空チャンバー16内の低エネルギー電子銃17より、
0〜1OeV程度の電子線を発生させる。微小孔110
から放出された酸素原子は、この低速電子線により負イ
オンとなる。
この負イオンのエネルギーを負イオン分析器で測定する
と、1OeV以下ときわめて低い。試料ホルダー18上
に置いた試料20に負イオンが照射され、酸化が起こる
。この際、試料ホルダー18の温度は600℃であった
。この低温化は負イオンが吸着しやすい性質によってお
り、従来温度より約200〜300℃低い。
本発明方法によれば600℃で約150人760分とい
う酸化速度が得られた。温度を上昇させれば、さらに大
きな酸化速度が得られた。60分で150人の酸化速度
は、従来の熱酸化と比べて遅いが、従来の温度より約3
00℃低温化できた。又Qssも1010台と熱酸化膜
と同レベルのものであった。しかも、不純物分布は、酸
化後も変化しなかった。これは、MOSデバイスのゲー
ト酸化等に有効である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば低温の下で有効に酸化する
ことができ、したがって電子デバイス製造プロセスに用
いて試料中の不純物分布を変化させることなく酸化処理
を行うことができる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略図である。 11・・・酸素ガス導入口   12・・・第1の真空
チャンバー13・・・放電装置      14・・・
第2の真空チャンバー15・・・紫外光[16・・・第
3の真空チャンバー17・・・電子銃       1
8・・・試料ホルダー19・・・ポンプ       
110・・・微小孔111・・・窓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸素ガスを放電させてオゾンを発生し、そのオゾ
    ンに紫外光を照射し、発生した酸素原子に低エネルギー
    電子線を照射して電子を付着させ、その負イオンを試料
    に照射することを特徴とする酸化方法。
  2. (2)酸素ガス導入口および放電装置を備えた第1の真
    空チャンバーと、紫外光源から発した光を透過させる窓
    を備え、第1の真空チャンバーと連通させた第2の真空
    チャンバーと、試料ホルダーおよび電子銃を内部に備え
    、真空ポンプを接続した第3の真空チャンバーとを有し
    、第2の真空チャンバーと第3の真空チャンバーとを微
    小孔をもって連通させたことを特徴とする酸化装置。
JP8172486A 1986-04-08 1986-04-08 酸化方法とその装置 Expired - Lifetime JPH0648682B2 (ja)

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JPH0648682B2 JPH0648682B2 (ja) 1994-06-22

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