JPS6223326Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6223326Y2
JPS6223326Y2 JP1980058161U JP5816180U JPS6223326Y2 JP S6223326 Y2 JPS6223326 Y2 JP S6223326Y2 JP 1980058161 U JP1980058161 U JP 1980058161U JP 5816180 U JP5816180 U JP 5816180U JP S6223326 Y2 JPS6223326 Y2 JP S6223326Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
vehicle
side protector
front wheel
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980058161U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56160152U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980058161U priority Critical patent/JPS6223326Y2/ja
Publication of JPS56160152U publication Critical patent/JPS56160152U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6223326Y2 publication Critical patent/JPS6223326Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は大型トラツク等の車両において、歩行
者対策として取り付けられるサイドプロテクタ装
置に関する。
大型トラツク等のようにホイールベースが大き
な車両においては、旋回時の内輪差が大きいので
右・左折時に歩行者或いは自転車に乗つている人
を後車輪に巻き込み重大事故に至ることがあつ
た。
従つて従来では、車両側面のホイールベース間
の一部をパイプ材等で構成したサイドバンパ(第
1図1)で覆い、上記事故対策にある程度の効果
を得ている。
本考案は運転席側あるいは助手席側のフロント
バンパ端部と前車輪との間にサイドプロテクタを
設け、このサイドプロテクタの少なくとも後端部
を車両の旋回時にのみ外側方に張り出し、常時は
車両側壁側に収納するよう制御する構成にしもし
万一大型トラツク等の車両が、転向時に誤つて車
両の運転席側あるいは助手席側前端部に歩行者或
いは自転車に乗つている人と接触したとしても、
前車輪によつて歩行者等が巻き込まれるのを未然
に防止して安全性を高めるようにした車両用サイ
ドプロテクタ装置を提供するものであり、しか
も、プロテクタ位置制御装置をメカニカルな構造
とすることにより、装置の信頼性と安全性の向上
を図ることを目的としている。
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
第1図は大型トラツクを示し、車両側面のホイ
ールベース間に従来からあるサイドバンパ1が設
けられていると共に、助手席側のフロントバンパ
2端部と前車輪3との間に本考案に係るサイドプ
ロテクタ4が設けられている。
このサイドプロテクタ4はその前端部が第2図
A,Bに示す如く、フロントバンパ2端部にピン
2Aを介して回動自由に支承されており、サイド
プロテクタ位置制御装置5により制御操作され
る。
このサイドプロテクタ位置制御装置5は、車両
の助手席側への旋回運転時該旋回運転信号を検出
してサイドプロテクタ4の後端部を転回した前車
輪3の最外側端部近傍位置まで張り出させ、それ
以外の時にはサイドプロテクタ4を車両側壁に近
接して収納するように構成される。
第2図A,Bに示したサイドプロテクタ位置制
御装置5は車両旋回時における前車輪3の転回に
応じリンク機構6を介してサイドプロテクタ4を
操作するようになつている。
ここで、車両のステアリング装置は、ステアリ
ングホイール7を回転するとステアリングギヤ装
置8によりピツトマンアーム9が弧をえがき、そ
の運動がドラツグリンク10を矢印の如く往復運
動させる。そして、ステアリングアーム11によ
り一方の前車輪3′を操向し、ナツクルアーム1
2′、タイロツド13、ナツクルアーム12の順
序で他方の前車輪3を操向するようになつてい
る。
そして、助手席側の前車輪3のナツクル3Aに
はアーム14が連結固定され、該アーム14には
リンゲージ15の一端が回動自由にピン16結合
され、該リンゲージ15の他端にはL字形のアー
ム17の一端が回動自由にピン18結合される。
このL字形アーム17は車両のフレーム19に固
設されたブラケツト20にピン21を介して回動
自由に支持される。アーム17の他端部とサイド
プロテクタ4とはスライド係合体22を介して係
合される。このスライド係合体22は、サイドプ
ロテクタ4に回動自由にピン23結合された円筒
部材22Aと、アーム17の端部に一端部が回動
自由にピン24結合され、他端部が上記円筒部材
22A内にスライド自由に挿入されたシヤフト2
2Bとから成り、円筒部材22A内には該シヤフ
ト22B先端部が当接し得るストツパ22aが設
けられている。
一方、サイドプロテクタ4はブラケツト20と
の間に介装されたスプリング25により常時、矢
印X方向に付勢されかつフロントバンパ2に固設
されたストツパ26に当接することにより車両側
壁近傍の収納位置Aに位置するようになつてい
る。
次に、サイドプロテクタ4の操作について説明
する。
今、車両を助手席側に旋回運転即ち右ハンドル
車両では左旋回運転すると、前車輪3,3′が第
2図Aに示す如く操向される。この時、同図Bに
示すアーム14が助手席側の前車輪3と一体に動
いてリンゲージ15を矢印方向に作動し、これに
よつてL字形アーム17をピン21を支点として
矢印方向に揺動する。このL字形アーム17の揺
動によつて連結体22のシヤフト22Bが矢印方
向に円筒部材22A内をスライドし、ストツパ2
2aに当接して該円筒部材22Aを同矢印方向に
一体に作動する。円筒部材22Aの作動によつ
て、サイドプロテクタ4はスプリング25の弾性
復元力に抗してピン2Aを介して図の矢印方向に
回動し、該サイドプロテクタ4の後端部は第2図
Aに示す如く操向された前車輪の最外側端部近傍
位置まで張り出す。即ち、サイドプロテクタ4は
車輪3の操向角に応じた傾斜角をもつて外方に張
り出す。
一方、車両を旋回運転からステアリングホイー
ル7を切つて直進運転に切に換え、前車輪3を第
2図Bように戻すと、同図矢印方向と逆の方向に
リンク機構6が作動して、スライド係合体22の
シヤフト22Bと一体となつてサイドプロテクタ
4がスプリング25の弾性復元力により矢印X方
向に回動し、ストツパ26に当接係止されて、車
両側壁に近接した収納位置Aに位置する。
尚、車両を運転席側に旋回運転して前車輪3が
右側に操向された場合は、シヤフト22Bが円筒
部材22A内をスライドして、ストツパ26に係
止保持されたサイドプロテクタ4との相対的な動
きを許容されるため、サイドプロテクタ4に操作
力が加わることを防止できる。
又、上記構成において、前車輪3が所定の操向
角になつた時スライド係合体22のシヤフト22
Bが初めてストツパ22aに当接してサイドプロ
テクタ4を回動するように、即ち、前車輪3の大
きな操向角のみサイドプロテクタ4を外方に張り
出す構成にしても良い。
以上のような構成によれば、車両の助手席側へ
の旋回運転時にサイドプロテクタ4の後端部が、
操向された前車輪3の最外側端部近傍位置まで張
り出すから、歩行者或いは自転車に乗つた人が万
一車両前端部に接触しても前車輪3前端部を遮蔽
するサイドプロテクタ4によつて、直接歩行者等
が前車輪3に巻き込まれることを防止でき、又、
車両外側方にはじき出すことができるため旋回運
転時の巻き込み事故をより効果的に防止すること
ができる。
又、かかる構成によれば、プロテクタ位置制御
装置5を、サイドプロテクタ4を常時車両側壁方
向に付勢するスプリング25と、サイドプロテク
タ4を車両側壁に近接した収納位置で係止するス
トツパ26と、前車輪3の旋回動作に応動してサ
イドプロテクタ4の少なくとも後端部を、前記ス
プリング25のスプリング力に抗して操行された
前車輪3の最外側端部近傍位置まで張り出すよう
に移動させるリンク機構6とから構成し、かかる
プロテクタ位置制御装置5をリンク機構6を利用
したメカニカルな構造としたから、装置の信頼性
及び安全性を向上できる。
因みに、前車輪の旋回動作に応動してサイドプ
ロテクタを旋回させる流体圧シリンダ装置を利用
したプロテクタ位置制御装置では、流体圧供給系
統の失陥の虞があつて、装置の信頼性及び安全性
の点では劣るものである。
本考案は以上説明したように、助手席側のフロ
ントバンパ端部と前車輪との間にサイドプロテク
タを設け、このサイドプロテクタを前車輪の旋回
動作に応動するリンク機構を利用して車両旋回時
のみ操向された前車輪の最外側端部近傍位置まで
張り出すようにしたから、該プロテクタにより前
車輪前端部を遮蔽することができ、該前車輪によ
り車両の助手席側への旋回時に誤つて追突した歩
行者等を前車輪に巻き込むのを防止でき、又、歩
行者等を車両外側方にはじき出すことができ、大
きな事故となるのを未然に防止することが可能
で、車両走行上の安全性を大巾に向上することが
できるものである。特に、本考案によれば、上述
したように、プロテクタ位置制御装置をリンク機
構を利用したメカニカルな構造としたから、前車
輪の旋回動作に応動してサイドプロテクタを旋回
させる流体圧シリンダ装置を利用したプロテクタ
位置制御装置のように流体圧供給系統の失陥の虞
等がなく、装置の信頼性及び安全性の点で有利で
ある。
他方、本考案による実施例の装置を運転席側に
も採用することにより、車両の運転席側への旋回
時にも上記と同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサイドプロテクタ装置を
適用した大型トラツクの側面図、第2図は同上の
サイドプロテクタ装置の構造を示す図で、Aは車
両のフレームを上方から視た概略図、Bはサイド
プロテクタ装置の拡大図である。 2……フロントバンパ、3,3′……前車輪、
4……サイドプロテクタ、5……サイドプロテク
タ位置制御装置、6……リンク機構、7……ハン
ドル、8……ステアリングギア、9……ピツトマ
ンアーム、10……ドラツグリンク、11……ス
テアリングアーム、12,12′……ナツクルア
ーム、13……タイロツド、14,17……アー
ム、15……リンゲージ、16,18……ピン、
22……スライド係合体、25……スプリング、
26……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 助手席側のフロントバンパ端部と前車輪との間
    にサイドプロテクタを設ける一方、該サイドプロ
    テクタを常時車両側壁方向に付勢するスプリング
    と、サイドプロテクタを車両側壁に近接した収納
    位置で係止するストツパと、前車輪の旋回動作に
    応動してサイドプロテクタの少なくとも後端部
    を、前記スプリング力に抗して操行された前車輪
    の最外側端部近傍位置まで張り出すように移動さ
    せるリンク機構とからなるプロテクタ位置制御装
    置を設けたことを特徴とする車両用サイドプロテ
    クタ装置。
JP1980058161U 1980-04-30 1980-04-30 Expired JPS6223326Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980058161U JPS6223326Y2 (ja) 1980-04-30 1980-04-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980058161U JPS6223326Y2 (ja) 1980-04-30 1980-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56160152U JPS56160152U (ja) 1981-11-28
JPS6223326Y2 true JPS6223326Y2 (ja) 1987-06-13

Family

ID=29652651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980058161U Expired JPS6223326Y2 (ja) 1980-04-30 1980-04-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6223326Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040369Y2 (ja) * 1979-12-27 1985-12-05 日野自動車株式会社 自動車の前輪巻込み防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56160152U (ja) 1981-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3712050B1 (en) Leaning vehicle
JPS6223326Y2 (ja)
JP2016043111A (ja) 小型電動車両
JPS6040369Y2 (ja) 自動車の前輪巻込み防止装置
US3656776A (en) Semi-trailer
US1218583A (en) Safety-guard for vehicles.
JP2004142488A (ja) 車両用操舵装置
JPS6119993Y2 (ja)
US2057322A (en) Front box fender
JP2529753B2 (ja) 走行車輌
JPH03243439A (ja) 車両のバンパー構造
JPS59153663A (ja) 自動車のタイヤカバ−装置
JPS6034525Y2 (ja) 農用トラクタ−の操向装置
US813684A (en) Motor-car for preventing side slip.
JP2004098868A (ja) ニーエアバッグ装置
JPS59153644A (ja) 自動車のバンパ装置
KR100231529B1 (ko) 충격흡수용 조향장치의 취부구조
JPH0516003Y2 (ja)
JPH057901Y2 (ja)
JPS5854298Y2 (ja) 自動車用泥よけ装置
RU2048347C1 (ru) Рулевое устройство транспортного средства с передним и задним управляемыми колесами
JPS5851117Y2 (ja) 車両におけるパ−キングレバ装置
JPS5810670Y2 (ja) 車輌の前後輪回転半径差による事故の防止器
KR19980021595U (ko) 자동차용 스티어링 샤프트의 충격흡수구조
JPS6232121Y2 (ja)