JPS62231778A - シ−ト送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、シート送り装置に関し、特にプリンタのプラ
テンにシートを保持させるためのピンチローラおよびペ
ーパーベールを具えたシート送り装置に関する。

［従来の技術］ 従来の記録装置ではプラテンに対してピンチローラが一
列だけ配置されたシート送り装置が一般に多く使用され
てきた。第３八図および第３Ｂ図はいずれもこの種のシ
ート送り装置を示し、ここで１はプラテン、２はピンチ
ローラ、３はペーパーパンである。不図示のシートはい
ずれの場合もプラテン１の後方側、すなわち図で左側の
方からペーパーパンに沿って挿入あるいはシート送りさ
れるが、第３Ａ図のようなピンチローラ２の配置の場合
は、シートをプラテン１の下側にまで回り込ませて押込
む必要があり、特にシートが薄紙のように腰の弱いもの
の場合にはシートをうまく押付けながらプラテン■を回
動させなければならず、技術を要し、余り実用的でない
。

−また、第３Ｂ図のように、ピンチローラ２がシート挿
入側に近く配置されているものにあっては、シートの挿
入は容易であるが、シートの後端がピンチローラ２から
はやく外れてしまい、ピンチローラ２から記録位置、す
なわち、本図でプラテン１の右側面位置までの経路が長
いことからシートの下半に記録できない余白が生じてし
まう。

そこで、第３Ｃ図のように、ピンチローラ２を２列に配
置したものがある。このようにピンチローラ２が配置さ
れれば、上述したような欠点は除去できるものの、それ
だけピンチローラ２の数が増えることになり、しかもシ
ートを自由にして耳ぞろえや引抜きを行うときに、２列
のピンチローラ２を共にシートから引離さなければなら
ず、その解除機構が複雑になり、操作も面倒な上にコス
ト高となる。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明の目的は、従来の上述したような欠点を解除し、
１列の回転体により適切にシートの挿入および把持が可
能な操作性に優れしかも廉価で得られるプリンタのシー
ト送り装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ かかる目的を達成するために、本発明は、プラテンの外
周面に沿って配置され、外周面との間でシートを搬送す
る回転体と、シートをプラテンの外周面との間に沿って
案内するためのペーパーベールと、回転体をプラテンの
外周面に沿って８動させる手段とを具えたことを特徴と
するものである。

［作　用］ 本発明シート送り装置によれば、操作レバを操作するだ
けで、シートの挿入時には回転体を挿入される側、すな
わちプラテンの後面寄りの位置に導くと共に、ペーパー
ベールローラをプラテンから引離し、シートがプラテン
に保持された後は上記回転体を記録側、すなわちプラテ
ンの前面寄りの位置に戻すと共にベールローラをプラテ
ンに接触させる状態に戻すことができ、更にシートの引
外しまたは自由操作のときは回転体を退避位置に導くこ
とができる。

［実施例］ 以下に、図面を基づき、本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す。ここでは記録手段に
ついての図示が省略されているが、１０は記録装置用の
支持基板、ＩＯＡお−よび１０Ｂはその側板であって、
プラテン１が回動自在に支承されており、プラテン１は
ゴム等のように摩擦係数の比較的高い弾性材料で円筒状
に形成されている。また、本例では、ペーパーパン３も
その両端が側板ｌＯ＾およびＩＯＢに固定されていて、
その下面側には周方向に沿って形成した切欠き孔３Ａお
よび３Ｂが設けである。

１１はコの字型に形成したピンチローラホルダ、１２は
ピンチローラ、１３はピンチローラ１２を軸支させた板
ばね部材であり、板ばね部材１３をピンチローラホルダ
１１の所定の位置に固定することによって、ピンチロー
ラ１２をペーパーパン３の切欠き孔３Ａおよび３Ｂから
その内側に突出させ、板ばね部材１３のばね力により、
プラテン１に向けて圧接させるようにする。また、ピン
チローラホルダ１１はプラテン＠ＩＡに回動可能に支承
させれており、その軸ｌ＾とホルダの軸支部との間に設
けた不図示のフリック装置を介してホルダ１１を３段階
の位置に仮係止できるよう動作させることができる。１
１八はホルダ１１から側方に延在させた解除腕、ＩＩＢ
はホルダ１１の一方の解除腕１１Ａから突設した操作レ
バである。

１４はベールころ軸１４Ａに回転自在に枢支されたペー
パーベール用のころであり、１５はころ釉１４八を支承
するベールアームであって、ベールアーム１５を支持ビ
ン１６Ａおよび１６Ｂにより側板１０八および１０Ｂに
回動自在に支持させると共に、図示しな。

いばねによりベールアーム１５およびころ軸１４Ａを介
して、ベールころ１４をプラテン１に向けて偏倚させて
いる。また、このような状態でベールアーム１５の上方
に延在させた腕部１５Ａがピンチローラホルダ１１の解
除腕１１Ａの作用位置に保たれてぃる。

１７はシート押え部材であり、その一端は支持基板１０
に固定されていて、プラテン１に軽く圧接可能とするこ
とによってベールころ１４と共同して不図示のシートが
プラテン１から浮上がるのを防止している。かくして、
印字音が高くなるインパクトプリントやシートがヘッド
と接触することによってシート面を汚すおそれのあるイ
ンクジェットプリンタにおける不可避の重要な問題点の
解決に寄与することができる。

ついで、このように構成したプリンタのシート送り装置
における動作を第２八図〜第２Ｃ図によって説明する。

まず、シートをプラテンに装填する場合は、第１図で操
作レバＩＩＢを矢印Ａ方向に回動すると、ホルダ１１の
解除腕１１Ａがベールアーム１５の腕部１５Ａをばね力
に抗して同方向に回動されることによって、第２Ａ図に
示すようにベールころ１４がプラテン１の表面から引離
されると共に、ホルダ１１に支持されているピンチロー
ラ１２をプラテン１の表面に沿って移動させ、シート挿
入側の位置に導くことができる。

よって、シート２０を容易にプラテン１とピンチローラ
１２との間に落し込むことができて、プラテン１を図示
しないノブにより回転させるだけでシート２０の先端が
第２八図に示すような位置に支障なく導かれる。ついで
、シートｚＯがこのような所定の記録位置に導かれたと
ころで、操作レバ１１Ｂをクリック装置を介して第１図
示の位置に戻すことにより、こんどは、ベールアーム１
５を介してベールころ１４がばね力によりプラテン１に
向けて偏倚され、シート２０がプラテン１との間に把持
されると共に、ピ・ンチローラ１２がそのホルダ１１と
共に回動されて、第２Ｂ図に示す状態となり、シート２
０のセットが完了する。

なおこの場合、ピンチローラ１２はシート２０の面上を
活動しながら第２Ａ図の位置から第２Ｂ図の位置まで移
動するので、シート２０はそのままの状態に保たれるこ
とになり、また、第２Ｂ図の状態ではピンチローラ１２
がプラテン１の記録位置に近いところでシート２０を保
持するため、シート２０上に記録がなされ、シートの後
端がピンチローラ１２から外れても、シート２０の余白
はわずかで済む。

ついで、シート装填後のその耳ぞろえや、シート取出時
におけるピンチローラ１２の解除を行う場合には、第１
図において操作レバ１１Ｂを矢印Ｂ方向に回動させてク
リック装置を介し、ホルダ１１を第３の仮係合位置にま
で回動させる。かくすると、ピンチローラ１２は板ばね
部材１３に支持されているので、そのばね力により第２
Ｃ図に示すように、切欠き孔３八、　３Ｂの端縁を乗越
えてホルダ１１の縁部にピンチローラ１２を係止させる
ことができ、ピンチローラ１２をプラテン１上から引離
して、シート２０をリリースの状態とすることができ、
その姿勢の修正や引出し等を自由に実施することが可能
となる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、−列に配置され
た回転体をプラテンに圧接させた状態のまま、その周方
向に沿って８勤可能とし、更にベールころを回転体の移
動動作に連動させてプラテンから引離し可能なようにし
たので、シートの装填時には回転体を装填側に移動させ
ると共にベールころがプラテンから引離されることによ
り、シートを容易にプラテンに装着することができ、装
填後は上記回転体をプラテンの記録が行われる側に移動
させると共にベールころによってもシートが保持される
ことによりシートを記録位置に確実に保持することがで
きると共に、シート面を十分口いっばい記録に使用する
ことができ、更にはまた、上記回転体がばね部材を介し
て支持されているので、その回転体をプラテンから引離
した位置に保持することが可能となり、自由にシートの
姿勢修正や引出しを実施することができ、部品点数を増
やすことなく操作性のよい廉価なシート送り装置を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明シート送り装置の構成の一例を示す斜視
図、 第２Ａ図、第２Ｂ図および第２Ｃ図はその動作時の３態
様をそれぞれ模式に示す説明図、 第３Ａ図、第３Ｂ図および第３Ｃ図は従来のシート送り
装置におけるピンチローラ配置の３つの形態をそれぞれ
示す模式図である。 ｌ・・・プラテン、 ２．１２・・・ピンチローラ、 ３…ペーパーパン、 ３Ａ、：ＩＢ・・・切欠き孔、 工０・・・基板、 １０Ａ、ＩＯＢ・・・側板、 １１・・・ピンチローラホルダ、 １１Ａ・・・解除腕、 １１Ｂ・・・操作レバ、 １３・・・板ばね部材、 １４・・・ベールころ、 １４Ａ・・・ベール軸、 １５・・・ベールアーム、 １７・・・シート押え部材、 ２０・・・シート。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）プラテンの外周面に沿って配置され、前記外周面と
   の間でシートを搬送する回転体と、 前記シートを前記プラテンの外周面との間に沿って案内
   するためのペーパーベールと、 前記回転体を前記プラテンの外周面に沿って移動させる
   手段とを具えたことを特徴とするシート送り装置。 ２）特許請求の範囲第１項に記載のシート送り装置にお
   いて、前記ペーパーベールは前記回転体を移動させる手
   段により前記プラテンの外周面からの引離しが可能であ
   ることを特徴とするシート送り装置。