JP3126768B2 - 紙送り装置 - Google Patents
紙送り装置Info
- Publication number
- JP3126768B2 JP3126768B2 JP03302121A JP30212191A JP3126768B2 JP 3126768 B2 JP3126768 B2 JP 3126768B2 JP 03302121 A JP03302121 A JP 03302121A JP 30212191 A JP30212191 A JP 30212191A JP 3126768 B2 JP3126768 B2 JP 3126768B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- roller
- platen
- pinch roller
- pinch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙送り装置に関し、
より詳しくは、紙送りローラの周面に圧接するピンチロ
ーラを保持したローラホルダに特徴を有する紙送り装置
に関する。
より詳しくは、紙送りローラの周面に圧接するピンチロ
ーラを保持したローラホルダに特徴を有する紙送り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】挿入側と排出側に設けた2つのピンチロ
ーラによって送り込まれてきた記録紙をプラテンの周面
に圧接させるようにした紙送り装置については、特開平
3−140273号公報等に開示されている。
ーラによって送り込まれてきた記録紙をプラテンの周面
に圧接させるようにした紙送り装置については、特開平
3−140273号公報等に開示されている。
【0003】この種のピンチローラを保持するローラホ
ルダは、図4に示したように、両端をピンチローラの保
持部となした浅いコ字状をなしているため、葉書のよう
な厚紙に印字する際、改行のためにプラテンcを停止さ
せたときに、厚紙の後端が挿入側のピンチローラaから
外れてこのピンチローラaに突き当った状態となる場合
が生じ、慣性によって回転しすぎたプラテンcを戻そう
としたときに後端がピンチローラaに突当っている厚紙
10によりプラテンcを戻すことができなくなって、印
字の位置ズレを生じさせてしまうといった不都合が生じ
る。
ルダは、図4に示したように、両端をピンチローラの保
持部となした浅いコ字状をなしているため、葉書のよう
な厚紙に印字する際、改行のためにプラテンcを停止さ
せたときに、厚紙の後端が挿入側のピンチローラaから
外れてこのピンチローラaに突き当った状態となる場合
が生じ、慣性によって回転しすぎたプラテンcを戻そう
としたときに後端がピンチローラaに突当っている厚紙
10によりプラテンcを戻すことができなくなって、印
字の位置ズレを生じさせてしまうといった不都合が生じ
る。
【0004】このような問題を解消するために特公平3
−63150号公報に開示されたものは、図5に示した
ように、紙案内eのピンチローラ用開口部fの紙搬送方
向下手側の縁部に記録紙をプラテンcのピンチローラa
とのニップ部へ案内するくさび状の突部gを設けたもの
であるが、このものは、連続帳票を送る際にこの突部g
が負荷として作用する結果、印字の位置ズレを生じかね
ない不都合を有している。
−63150号公報に開示されたものは、図5に示した
ように、紙案内eのピンチローラ用開口部fの紙搬送方
向下手側の縁部に記録紙をプラテンcのピンチローラa
とのニップ部へ案内するくさび状の突部gを設けたもの
であるが、このものは、連続帳票を送る際にこの突部g
が負荷として作用する結果、印字の位置ズレを生じかね
ない不都合を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
紙送りローラの逆転位置合わせを円滑に行わすことがで
きる改良された紙送り装置を提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
紙送りローラの逆転位置合わせを円滑に行わすことがで
きる改良された紙送り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するために、挿入側と排出側の2つの
ピンチローラにより記録紙を紙送りローラの外周面に圧
接する形式の紙送り装置において、ローラホルダの挿入
側ピンチローラの紙送り方向下手側に、下手側から上手
側ヘと紙送りローラとピンチローラのニップ部に向けて
斜め上向きに伸びる案内突部を一体的に突出形成したも
のである。
ような課題を達成するために、挿入側と排出側の2つの
ピンチローラにより記録紙を紙送りローラの外周面に圧
接する形式の紙送り装置において、ローラホルダの挿入
側ピンチローラの紙送り方向下手側に、下手側から上手
側ヘと紙送りローラとピンチローラのニップ部に向けて
斜め上向きに伸びる案内突部を一体的に突出形成したも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例を示し
たものである。
いて説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例を示し
たものである。
【0008】図において符号1、2は、紙送りローラと
してのプラテン6の外周面に用紙を圧接させる挿入側及
び排出側のピンチローラで、これらのピンチローラ1、
2は、中央部を支点ピン4により枢支された共通のロー
ラホルダ3に保持された上、このローラホルダ3に作用
する図示しない弾性部材によりプラテン6の外周面に向
けて付勢されている。
してのプラテン6の外周面に用紙を圧接させる挿入側及
び排出側のピンチローラで、これらのピンチローラ1、
2は、中央部を支点ピン4により枢支された共通のロー
ラホルダ3に保持された上、このローラホルダ3に作用
する図示しない弾性部材によりプラテン6の外周面に向
けて付勢されている。
【0009】このローラホルダ3には、図1に示したよ
うに、挿入側ピンチローラ1の紙搬送方向下手側に、下
手側から上手側へとプラテン6とピンチローラ1のニッ
プ部Sに向けて斜め上向きに伸びる傾斜した案内突部5
が一体的に突出形成されていて、慣性によって回転しす
ぎたプラテン6が停止した際、厚紙の後端が挿入側ピン
チローラ1から丁度外れたような場合でも、プラテン6
を逆転させたときに厚紙の後端が案内突部5の上面に案
内されて円滑に挿入側ピンチローラ1の周面に乗り移る
ことができるように構成されている。
うに、挿入側ピンチローラ1の紙搬送方向下手側に、下
手側から上手側へとプラテン6とピンチローラ1のニッ
プ部Sに向けて斜め上向きに伸びる傾斜した案内突部5
が一体的に突出形成されていて、慣性によって回転しす
ぎたプラテン6が停止した際、厚紙の後端が挿入側ピン
チローラ1から丁度外れたような場合でも、プラテン6
を逆転させたときに厚紙の後端が案内突部5の上面に案
内されて円滑に挿入側ピンチローラ1の周面に乗り移る
ことができるように構成されている。
【0010】なお、図中符号7はプラテン6の外周面に
沿わせて設けた紙案内、8は印字ヘッド、9はプッシュ
トラクタをそれぞれ示している。
沿わせて設けた紙案内、8は印字ヘッド、9はプッシュ
トラクタをそれぞれ示している。
【0011】このように構成された実施例において、い
ま、葉書のような厚紙に印字をすべく、プラテン6とピ
ンチローラ1、2との間に送り込んだ厚紙を改行のため
1行進めた際に、慣性力によりプラテン6が若干回転し
すぎて、厚紙の後端が、図2に示したように、丁度挿入
側ピンチローラ1から外れて案内突部5の上面に乗り移
ったとする。
ま、葉書のような厚紙に印字をすべく、プラテン6とピ
ンチローラ1、2との間に送り込んだ厚紙を改行のため
1行進めた際に、慣性力によりプラテン6が若干回転し
すぎて、厚紙の後端が、図2に示したように、丁度挿入
側ピンチローラ1から外れて案内突部5の上面に乗り移
ったとする。
【0012】したがって、この状態で回転しすぎたプラ
テン6を正規の位置に戻したとすると、厚紙の後端は案
内突部5の上面に案内されつつプラテン6の回転を阻害
することなく、挿入側ピンチローラ1の周面にスムーズ
に乗り移り、厚紙を正規の位置に戻してその上に正常な
記録書込みを可能にする。
テン6を正規の位置に戻したとすると、厚紙の後端は案
内突部5の上面に案内されつつプラテン6の回転を阻害
することなく、挿入側ピンチローラ1の周面にスムーズ
に乗り移り、厚紙を正規の位置に戻してその上に正常な
記録書込みを可能にする。
【0013】一方、プッシュトラクタ9を用いて連続帳
票に印字をすべく、図示しないレリース機構により挿入
側及び排出側の各ピンチローラ1、2をプラテン6の外
周面から離間させると、案内突部5もこれらのピンチロ
ーラ1、2とともにプラテン6の外周面から離れて、連
続帳票の通過を自由にしその記録書込みを支障なく行わ
せる。
票に印字をすべく、図示しないレリース機構により挿入
側及び排出側の各ピンチローラ1、2をプラテン6の外
周面から離間させると、案内突部5もこれらのピンチロ
ーラ1、2とともにプラテン6の外周面から離れて、連
続帳票の通過を自由にしその記録書込みを支障なく行わ
せる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ロー
ラホルダの挿入側ピンチローラの紙送り方向下手側に、
下手側から上手側ヘと紙送りローラとピンチローラのニ
ップ部に向けて斜め上向きに伸びる案内突部を一体的に
突出形成したので、例え厚紙の後端が挿入側ピンチロー
ラから外れた状態のもとでプラテンを逆転させた場合で
も、厚紙の後端を案内突部により案内させつつ、プラテ
ンの回転を阻害することなくこれを挿入側プラテンの周
面にスムーズに乗り移させて、常に正常な位置への記録
書込みを可能にするばかりでなく、この案内突起をロー
ラホルダ上に一体的に形成したことにより、連続帳票を
送る際には、ピンチローラとともにこれを紙送りローラ
の周面から確実に離間させて、その紙送りを支障なく行
わすことができる。
ラホルダの挿入側ピンチローラの紙送り方向下手側に、
下手側から上手側ヘと紙送りローラとピンチローラのニ
ップ部に向けて斜め上向きに伸びる案内突部を一体的に
突出形成したので、例え厚紙の後端が挿入側ピンチロー
ラから外れた状態のもとでプラテンを逆転させた場合で
も、厚紙の後端を案内突部により案内させつつ、プラテ
ンの回転を阻害することなくこれを挿入側プラテンの周
面にスムーズに乗り移させて、常に正常な位置への記録
書込みを可能にするばかりでなく、この案内突起をロー
ラホルダ上に一体的に形成したことにより、連続帳票を
送る際には、ピンチローラとともにこれを紙送りローラ
の周面から確実に離間させて、その紙送りを支障なく行
わすことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す紙送り装置の側面図で
ある。
ある。
【図2】厚紙給送時での同上装置説明図である。
【図3】連続帳票給送時での同上装置の説明図である。
【図4】従来装置の一例を示した図である。
【図5】従来装置の他の例を示した図である。
1、2 ピンチローラ 4 ローラホルダ 5 案内突部
Claims (1)
- 【請求項1】 挿入側と排出側の2つのピンチローラに
より記録紙を紙送りローラの外周面に圧接する形式の紙
送り装置において、 上記両ピンチローラを保持するローラホルダの上記挿入
側ピンチローラの紙送り方向下手側に、下手側から上手
側ヘと上記紙送りローラと上記ピンチローラのニップ部
に向けて斜め上向きに伸びる案内突部を一体的に突出形
成したことを特徴とする紙送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03302121A JP3126768B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 紙送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03302121A JP3126768B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 紙送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05138964A JPH05138964A (ja) | 1993-06-08 |
JP3126768B2 true JP3126768B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=17905186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03302121A Expired - Lifetime JP3126768B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 紙送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3126768B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP03302121A patent/JP3126768B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05138964A (ja) | 1993-06-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991005 |