JPS62227885A - 自動二輪車等車両のハンドル防風装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、自動二輪車等車両のハンドルカバー装置に
関する。

（従来の技術） 自動二輪車では、バーハンドルのグリップを把持するラ
イダーの腕を風や雨から守るためにハンドルカバーを設
ける場合があり、このハンドルカバーはバーハンドルの
グリップ前方を覆い、バーハンドルに支持されている。

一方、後方視界を確保するためにバックミラーが設けら
れ、このバンクミラーは上記のようにハンドルカバーが
設けられている場合にはこのハンドルカバーから上方に
突出するように設けられる。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、上記構成の場合には、ハンドル力／へ−によ
って後方へ導かれた走行風はライダーの腕やハンドルカ
バー上方に突出しているバンクミラーに当たることがあ
る。この場合には、走行風がライダーに不快感を与えた
り、パンクミラーで風切音が発生したり、また、これら
ライダーの腕やバックミラーにより走行風が乱されて空
気抵抗が大きくなるという不都合がある。

（発明の目的） この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、ライダーの腕やバックミラーに走行風が当たらない
ようにして、ライダーに不快感を与えたり、バックミラ
ーで風切音が発生したりしないようにすると共に、この
車両における空気抵抗を低減させることを目的とする。

（発明の構成） 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、／＜−ハンドルのグリップ前方を覆うハンドルカバ
ーを設け、このハンドルカバーの上縁を後上方に延出し
、この延出部内にバックミラーを設けた点にある。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面により説明する。

１は車両たる自動二輪車で、矢印Ｆｒはその前方を示し
ている。上記自動二輪車１の車体前部にはバーバンドル
２が操向自在に支持される。このバーハンドル２は図示
しないフロントフォークの上端に連結され、このフロン
トフォークの下端には前輪が支承される。また、上記車
体前部でバーハンドル２の前方には、ライダーＲのだめ
の防風や、走行風による空気抵抗を低減させるためにフ
ロントカバー３が設けられる。このフロントカバー３は
上記バーハンドル２に支持され、このパーハンドル２の
操向回動に伴って回動される。

上記パーハンドル２の車幅方向中央部でその前側には前
照灯５が設けられ、後側には図示しない速度計等の計器
盤が設けられる。また、上記バーハンドル２の両端部に
はライダーＲが把持するグリップ６が取り付けられ、こ
のグリップ６の前面には図示しないブレーキ等の操作レ
バー７が枢支される。

一方、上記フロントカバ−３は車幅方向の中央部に位置
する不透明な樹脂製センターカバー９と、上記グリップ
６と操作レバー７の前方を覆う不透明な樹脂製ハンドル
カバー１０とを有している。上記センターカバー９は前
照灯５の前面に対向するように開口が形成され、この開
口にはレンズが嵌め込まれている。また、これらセンタ
ーカバー９とハンドルカバー１０とは一体成形したもの
である。また、上記フロントカバー３の上部には、ライ
ダーＲの視認性を確保するために透明なスクリーン１１
が上記フロントカバー３の上部を覆うように取り付けら
れ、このスクリーン１１後方で同上フロントカバー３の
後部には上記計器盤用の計器カバー１２が取り付けられ
る。

上記構成において、ハンドルカバー１０の上縁が後上方
に延出されこの延出部１０ａ内にバックミラー１４が設
けられる。このバックミラー１４は後方に向って開口す
る偏平なケース１５と、このケース１５の開口部内に角
度調整自在に支持されるミラ一本体１日とで構成される
。このバックミラー１４の支持手段について説明すると
、上記グリップ６の上方でハンドルカバー１０の延出部
１０ａ後面に支持部材１８．１８’が突設され、上記ケ
ース１５の前面上部にはステー１９．１９が突設される
。そして、上記支持部材１８，１８′を下方から貫通し
てステー１９．１９にねじ２０．２０’がねじ込まれ、
これによってバックミラー１４がハンドルカバー１０の
延出部１０ａ内でその後面に取り付けられている。

なお、上記支持部材１８．１８’のうち車幅方向外方に
位置する支持部材１８は平面視でグリップ６と操作レバ
ー７の間に配性され、車幅方向内方に位置する支持部材
１８′は同上平面視でわずかにグリップ６と重なり合っ
ている。この場合、グリップ６と操作レバー７との間か
ら挿通される図示しないドライバー等の工具により上記
外方のねじ２０がねじ込まれる。また、上記内方の支持
部材１８′はグリップ６とわずかに重なり合っているが
、この支持部材１８′はハンドルカバー１０の延出部１
０ａ上部に突設されているため、この支持部材１ｇ’　
とグリップ６との間の空間は広いものである。このため
、この空間内にドライバー等の工具を入れることができ
、内方のねじ２０′はこのドライバー等の工具によりね
じ込まれる。よって、他の部品を取り外すことなく上記
バンクミラー１４をハンドルカバー１０に取り付け、取
り外しでき、このハンドルカバー装置の組立、整備性は
良好となっている。

また、上記両ねじ２０，２０’はハンドルカバー１０と
バックミラー１４とで囲まれた空間内に位置するため、
これらねじ２０，２０’が外観されることが防止される
。よって、これらハンドルカパー１０とバックミラー１
４とにおけるハンドルカバー装量の外観上の体裁は良好
に保たれる。

一方、上記グリンプ６及びバンクミラー１４の前方で同
上ハンドルカバー１０の前面にフラッシャライト２２が
取り付けられる。この場合、バーハンドル２は、通常、
自動二輪車１の中では車幅方向寸法が比較的大きく、こ
れに伴ってこのバーハンドル２を覆うハンドルカバー１
０の車幅方向寸法も大きいものである。このため、上記
フラッシャライト２２の取付位置は車幅方向の外方に配
置されることになり、この自動二輪車１のフラッシャラ
イト２２への他からの視認性という点で好ましい。しか
も、単に車体から車幅方向外方にフラッシャライト２２
を位置させようとすれば、別途にこのフラッシャライト
２２の支持部材が必要とされるが、上記構成ではフラッ
シャライト２２はハンドルカバー１０に取り付けている
ため、その構成を簡単にできる。

また、上記構成では、バーハンドル２、前照灯５、バッ
クミラー１４及びフラッシャライト２２は全てフロント
カバー３内に収納されているため、これら各部品に走行
風が当たり、これにより走行風が乱されることは防止さ
れる。よって、バーハンドル２付近における空気抵抗は
」二記フロントカバー３により低減され、自動二輪車１
における燃費を向上させることができる。

（発明の効果） この発明によれば、バーハンドルのグリップ前方を覆う
ハンドルカバーの上縁を後上方に延出したため、この延
出部により走行風は後上方へ案内されることになる。こ
のため、バーハンドルの後上方からグリップを把持する
ライダーの腕に上記走行風が当たることが抑制され、こ
れによってライダーに不快感の生じることが防止される
。また、ライダーの腕に走行風が当たりにくいため、こ
の腕が走行風を乱すことが抑制される。よって、このハ
ンドルカバーにより空気抵抗が低減される。

また、上記ハンドルカバーの延出部内にバックミラーを
設けたため、走行風がこのバックミラーに当たることは
ない。よって、上記バックミラーによる風切音の発生が
防止されると共に、７へツクミラーにより走行風の乱さ
れることが防止され、上記ハンドルカバーによる空気抵
抗の低減をより効果的にできる。

しかも、上記ハンドルカフへ−の上端を延出したために
この延出部内は余剰空間となっているが、この空間内に
バックミラーを設けたため、このハンドルカバーにおけ
る空間を有効に利用できる。

よって、自動二輪車等の車両における余剰空間の利用と
いう点で有益である。

また、丑記ハンドルカバー内にバックミラーがあるため
、このハンドルカバーによりバックミラーの保護がなさ
れる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図は自動二輪車の前
部側面断面図、第２図は自゛動二輪車の部分正面図、第
３図は自動二輪車の前部部分平面図、第４図は自動二輪
車の前部を斜め後方から見た斜視図である。 １・・自動二輪車（車両）、２・・バー／ベンドル、６
ＩＩ・グリップ、１ＯＩＩ・ハンドルカバー、１０ａａ
φ延出部、１４拳・バンクミラー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、バーハンドルのグリップ前方を覆うハンドルカバー
   を設け、このハンドルカバーの上縁を後上方に延出し、
   この延出部内にバックミラーを設けたことを特徴とする
   自動二輪車等車両のハンドルカバー装置。