JPS6222664B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6222664B2 JPS6222664B2 JP56011567A JP1156781A JPS6222664B2 JP S6222664 B2 JPS6222664 B2 JP S6222664B2 JP 56011567 A JP56011567 A JP 56011567A JP 1156781 A JP1156781 A JP 1156781A JP S6222664 B2 JPS6222664 B2 JP S6222664B2
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- Japan
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- mold
- primer
- coating
- base material
- release agent
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は樹脂成形品の塗装方法に関するもので
ある。
ある。
従来、樹脂成形品に塗装する場合の最も一般的
な工法として、離型剤をモールドコートする→基
材成型→トリミング→脱脂→塗装の手順で行われ
るが、上記したように樹脂成形品の表面に付着し
た離型剤を取り除くため、トリクロルエタン等溶
剤を使用してベーパー洗浄する等の脱脂処理を施
さなければならないため、その設備や送置が大掛
りなものとなりコスト高になるだけではなく、該
脱脂作業の安全性にも気を配らなければならない
という問題があつた。このため、上記脱脂処理を
省略する方法として、直接型にカラースプレーし
成形品に転写するモールドコート法という塗装方
法があるが、この方法では、樹脂の成形時におい
て成形サイクルを早めるためのトリエチレンジア
ミン、あるいは錫化合物等の触媒を基材の中に入
れるためにこれらが析出して、エナメル層に含ま
れているアルミ粉に対して悪影響を与え、変色さ
せる虞れがあり、又、型が凹形になるため、エナ
メルが塗りにくく、このため塗りムラが発生する
虞れがあり、該塗りムラができると、メタリツク
塗装の場合、特に色味の違いが生じ見栄えが悪く
なるという欠点が生じていた。
な工法として、離型剤をモールドコートする→基
材成型→トリミング→脱脂→塗装の手順で行われ
るが、上記したように樹脂成形品の表面に付着し
た離型剤を取り除くため、トリクロルエタン等溶
剤を使用してベーパー洗浄する等の脱脂処理を施
さなければならないため、その設備や送置が大掛
りなものとなりコスト高になるだけではなく、該
脱脂作業の安全性にも気を配らなければならない
という問題があつた。このため、上記脱脂処理を
省略する方法として、直接型にカラースプレーし
成形品に転写するモールドコート法という塗装方
法があるが、この方法では、樹脂の成形時におい
て成形サイクルを早めるためのトリエチレンジア
ミン、あるいは錫化合物等の触媒を基材の中に入
れるためにこれらが析出して、エナメル層に含ま
れているアルミ粉に対して悪影響を与え、変色さ
せる虞れがあり、又、型が凹形になるため、エナ
メルが塗りにくく、このため塗りムラが発生する
虞れがあり、該塗りムラができると、メタリツク
塗装の場合、特に色味の違いが生じ見栄えが悪く
なるという欠点が生じていた。
本発明は上記従来の欠点を解消するためになさ
れたものであつて、脱脂処理を施すことなく容易
に塗装をすることができ、かつ、変色したり、塗
りムラが発生することのない塗装方法を提供する
ことを目的とするものである。
れたものであつて、脱脂処理を施すことなく容易
に塗装をすることができ、かつ、変色したり、塗
りムラが発生することのない塗装方法を提供する
ことを目的とするものである。
本発明はプライマーはモールドコートされた状
態では型温、及び成形時の反応温度と時間では塗
膜物としては形成されておらず、いわば反応が完
結していない生の状態にある。したがつてその上
に離型層を介して、さらにプライマーを塗布すれ
ば、該離型層を通つて両プライマー層が結合し、
ベーキングにより完全に1つのプライマー層とし
て形成されるとの推考に基きなされたものであ
る。
態では型温、及び成形時の反応温度と時間では塗
膜物としては形成されておらず、いわば反応が完
結していない生の状態にある。したがつてその上
に離型層を介して、さらにプライマーを塗布すれ
ば、該離型層を通つて両プライマー層が結合し、
ベーキングにより完全に1つのプライマー層とし
て形成されるとの推考に基きなされたものであ
る。
以下、本発明を図示せる実施例に随つて説明す
る。
る。
先ず、モールドの下型11と上型12に離型剤
13をスプレーガン14により塗布し、かつ、樹
脂成形品aの塗装表面となるモールド(図示の場
合下型11)にスプレーガン15によりプライマ
ー16を塗布する。(第1図イ,ロ参照)次に、
型締めをして樹脂をリム工法により成形し、基材
17を作つた後、脱型し、バリ取り等のトリミン
グをする。これにより基材17にプライマー16
された状態になる。(第1図ハ,ニ参照)然る
後、該基材17を治具18上にプライマー16側
を上面にして載置し、上記プライマー16が反応
完結しないうちに再びプライマー16′を塗布し
た後、焼付けする。(第1図ホ参照)上記の後エ
ナメル19塗装をし、さらにクリヤー20塗装を
して再び焼付けをして完成させる。(第1図ヘ,
ト参照) 尚、上記実施例では脱型後再びプライマー1
6′を塗布したが、該プライマー16′の塗布を行
わず、直接エナメル19塗装し、焼付けた後クリ
ヤー20塗装をしてもよい。又、図示ではプライ
マー16層等を基材17より厚くしているが、こ
れは説明のため誇張して描いたものである。
13をスプレーガン14により塗布し、かつ、樹
脂成形品aの塗装表面となるモールド(図示の場
合下型11)にスプレーガン15によりプライマ
ー16を塗布する。(第1図イ,ロ参照)次に、
型締めをして樹脂をリム工法により成形し、基材
17を作つた後、脱型し、バリ取り等のトリミン
グをする。これにより基材17にプライマー16
された状態になる。(第1図ハ,ニ参照)然る
後、該基材17を治具18上にプライマー16側
を上面にして載置し、上記プライマー16が反応
完結しないうちに再びプライマー16′を塗布し
た後、焼付けする。(第1図ホ参照)上記の後エ
ナメル19塗装をし、さらにクリヤー20塗装を
して再び焼付けをして完成させる。(第1図ヘ,
ト参照) 尚、上記実施例では脱型後再びプライマー1
6′を塗布したが、該プライマー16′の塗布を行
わず、直接エナメル19塗装し、焼付けた後クリ
ヤー20塗装をしてもよい。又、図示ではプライ
マー16層等を基材17より厚くしているが、こ
れは説明のため誇張して描いたものである。
上記本発明による塗膜性能について下記のテス
トを行なつた結果、いずれも良好な結果を得るこ
とができた。
トを行なつた結果、いずれも良好な結果を得るこ
とができた。
(1) 密着テスト
(i) 碁盤目テスト100/100 OK
(ii) 描画テスト OK
(2) 衝撃テスト
(i) 常温衝撃テスト(デユポン式) OK
(ii) 低温衝撃テスト(デユポン式) OK
(3) 低温屈曲テスト −40℃×1H13〓 OK
以上述べたように本発明によれば、離型剤を塗
布するが、該離型剤を脱脂しなくてもよいので、
そのための脱脂工程や脱脂設備を省くことができ
る。又、本発明によれば基材とエナメル層との間
にプライマー層があるので基材に含まれている触
媒が、メタリツク塗装の場合におけるエナメル層
に含まれているアルミ粉に対し、悪影響を与える
ことがなく、又、エナメル、クリヤー等のトツプ
コートはプライマーを仲立として使えるので、従
来技術に比較し、大巾にトツプコート剤の選択範
囲が広くなるばかりではなく、基材表面に直接ト
ツプコートを塗布しないので、トツプコートする
前にペーパー掛け等の表面補修ができる。したが
つてトリミング作業が比較的楽になる。又、デザ
インによつては脱型性の悪いものもあり、型かじ
りによるプライマー層に損傷があつても、補修可
能である等プライマー層によつてトツプコートす
る素地の調整が容易にでき、したがつて製品の歩
留りが良くなり、しかも、光による基材の劣化に
対し有利であり、かつ、離型剤そのものはプライ
マー層に分散して封じ込まれているためエナメル
やクリヤーとの密着が問題とならない。尚、脱型
後のプライマー塗布に変えてエナメルを塗布する
場合でも同様である。さらに、本発明によれば、
モールドにはプライマーを塗布し、トツプコート
は脱型後に行うため、従来のモールド工法に比較
してエナメル層に塗りムラが生じることが少な
く、色味の違にが生じにくい。したがつて塗装歩
留り(生産性)が良く、かつ、塗装表面の品質の
良いものが得られる等の効果を有するものであ
る。
布するが、該離型剤を脱脂しなくてもよいので、
そのための脱脂工程や脱脂設備を省くことができ
る。又、本発明によれば基材とエナメル層との間
にプライマー層があるので基材に含まれている触
媒が、メタリツク塗装の場合におけるエナメル層
に含まれているアルミ粉に対し、悪影響を与える
ことがなく、又、エナメル、クリヤー等のトツプ
コートはプライマーを仲立として使えるので、従
来技術に比較し、大巾にトツプコート剤の選択範
囲が広くなるばかりではなく、基材表面に直接ト
ツプコートを塗布しないので、トツプコートする
前にペーパー掛け等の表面補修ができる。したが
つてトリミング作業が比較的楽になる。又、デザ
インによつては脱型性の悪いものもあり、型かじ
りによるプライマー層に損傷があつても、補修可
能である等プライマー層によつてトツプコートす
る素地の調整が容易にでき、したがつて製品の歩
留りが良くなり、しかも、光による基材の劣化に
対し有利であり、かつ、離型剤そのものはプライ
マー層に分散して封じ込まれているためエナメル
やクリヤーとの密着が問題とならない。尚、脱型
後のプライマー塗布に変えてエナメルを塗布する
場合でも同様である。さらに、本発明によれば、
モールドにはプライマーを塗布し、トツプコート
は脱型後に行うため、従来のモールド工法に比較
してエナメル層に塗りムラが生じることが少な
く、色味の違にが生じにくい。したがつて塗装歩
留り(生産性)が良く、かつ、塗装表面の品質の
良いものが得られる等の効果を有するものであ
る。
第1図イ〜トは本発明による塗装方法を示す作
業工程図、第2図は樹脂成形品の部分拡大断面図
である。 11は下型、12は上型、13は離型剤、1
6,16′はプライマー層、17は基材、19は
エナメル層、20はクリヤー層。
業工程図、第2図は樹脂成形品の部分拡大断面図
である。 11は下型、12は上型、13は離型剤、1
6,16′はプライマー層、17は基材、19は
エナメル層、20はクリヤー層。
Claims (1)
- 1 離型剤を型に塗布した後、該型にプライマー
を塗布し、その後型締めし、高圧発泡またはリム
工法等の射出成形等により基材を樹脂成形した後
脱型し、然る後、上記型に塗布したプライマーが
反応完結していない状態で、離型剤の脱脂処理を
することなく、再びプライマーもしくはエナメル
塗装を施し、焼付けしたことを特徴とする樹脂成
形品の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56011567A JPS57151627A (en) | 1981-01-30 | 1981-01-30 | Coating of molded article of resin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56011567A JPS57151627A (en) | 1981-01-30 | 1981-01-30 | Coating of molded article of resin |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57151627A JPS57151627A (en) | 1982-09-18 |
JPS6222664B2 true JPS6222664B2 (ja) | 1987-05-19 |
Family
ID=11781504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56011567A Granted JPS57151627A (en) | 1981-01-30 | 1981-01-30 | Coating of molded article of resin |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57151627A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60250922A (ja) * | 1984-05-26 | 1985-12-11 | Toyota Motor Corp | 3コ−ト塗装を施した厚肉rim製品 |
JPS60250924A (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-11 | Toyota Motor Corp | 厚肉rim製品の塗装方法 |
CN104690883A (zh) * | 2015-01-27 | 2015-06-10 | 周正英 | 一种滑座导轨注塑工艺 |
-
1981
- 1981-01-30 JP JP56011567A patent/JPS57151627A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57151627A (en) | 1982-09-18 |
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