JPS62226532A - 陰極線管用蛍光面の形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 のＩ この発明は陰極線管用蛍光面の形成方法、詳しくは、カ
ラー陰極線管バルブのフェースパネル内面に所定パター
ンの蛍光面を被着形成する方法に関する。

支来些皮糺 カラー陰極線管の蛍光面を所定パターンで形成する方法
として、蛍光体粉末を含む感光性樹脂をバルブのフェー
スパネル内面に塗布形成して露光するスラリー法やバル
ブのフェースパネル内面に粘着性物質を被着形成し、露
光してその被膜上に蛍光体粉末を付着させるドライ法が
知られている。特に、ドライ法による蛍光面形成方法は
、高精度なパターン形成、工数の低減化等の利点を有す
る。

このドライ法による蛍光面形成方法を、カラー陰極線管
の場合について第６図を参照して説明する。フェースパ
ネル（Ｉａ）、ファンネル（ｌｂ）及びネック（ｌｃ）
から成るバルブ１には、そのネック開口端を上方へ向け
た杖態で、紫外線露光により粘着性を発現する粘着性物
質、例えば芳香族ジアゾニウム塩化亜鉛複塩がポリビニ
ルアルコール等に混入されフェースパネル面に供給され
る。次いで、バルブ（１）が上下逆に位置決めされスピ
ンコード法等によりフェースパネル（Ｉａ）の内面に粘
着性物質被膜（２）が略均−に形成される。粘着性物質
被膜（２）は、その後フェースパネルの外面上に設けた
所定パターンを有するフォトマスク（３）を介して紫外
線露光され、露光部分に粘着性を発現させる。この露光
により、粘着性を帯びた部分に蛍光体粉末か付与され、
エアー現像によって未露光部分の蛍光体粉末が除去され
る。複数色例えば、赤。

緑、青色発光の三色の蛍光体粉末について、このような
工程が繰り返され複数色発光の蛍光面（４）を所定パタ
ーンでフェースパネル（Ｉａ）内面に形成する。

口（′。

しかしながら、上述した蛍光面形成方法では、第７図に
示すように、紫外線露光の際に、ファンネル（ｌｂ）か
らの反射が生じて所望しない位置の粘着性物質被膜（２
）を露光させ、粘着性を発現させることがあった。粘着
性の発現度合は所望する位置と露光量の相異が異なるの
であろうが、次工程の蛍光体粉末を付与した際、この不
所望な位置にも蛍光体粉末が付着し、エアー現像によっ
ても残される。それ故に、この部分に別の蛍光体粉末を
付着させる場合、混色を生じさせることになり、所望す
る蛍光面形成の問題点となっていた。

従って、本発明は上記欠点に鑑み提案されたものであり
、バルブのフェースパネル面への露光に際し反射による
影響を阻止し混色を防止する蛍光面の提供を目的とする
ことにある。

。。　°　−の この発明によれば、フェース及びファンネルを含むバル
ブのフェースパネル内面に所定パターンの蛍光面を紫外
線照射で露光により形成する場合に、露光工程に先立ち
フェース以外の部分に紫外線吸収膜を被着形成する蛍光
面形成方法が開示される。特に、三原色の複数色発光の
蛍光面を有するカラー陰極線管の蛍光面形成方法として
、ドライ法やスラリー法に拘わらず、バルブのファンネ
ルやネックに予め紫外線吸収層を形成したことを特徴と
する。

１皿 本発明の蛍光面形成方法によれば、バルブのフェースパ
ネル面以外のバルブ内面に被着形成した紫外線吸収膜が
フェースパネル内面の所定位置に形成する複数色発光の
蛍光面パターンを正確に形成する。すなわち、この紫外
線吸収膜の存在によって露光の際にバルブファンネル等
からの反射を防止することができ所望しない位置の露光
妨害が排除される。

実１１九 以下本発明に係る陰極線管用蛍光面の形成方法について
図面を参照しつつ実施例を説明する。

第１図乃至第５図は、本発明の実施例としてカラー陰極
線管の蛍光面形成方法をドライ法について説明する各工
程の要部断面図である。第１図に示すように、バルブ（
ｌりはフェースパネル（１２）、ファンネル（１３）及
びネック（！４）から成り、このバルブ（１１）の内面
にポジ型の感光性レジスト材（商品名：　ＡＺ　　１３
５０．　　シブＬ／イ６７．−イースｌ′ｌＪ製）をス
ピンコード法により約１．０μｍの厚さに塗布し、乾燥
させて感光性レジスト膜（１Ｂ）を被着形成する。尚、
この感光性レジスト膜は、バルブのフェースパネル内面
にのみ被着形成してもよい。

感光性レジスト膜（１６）が被着形成されたバルブ（１
１）の内面に、紫外線吸収剤、例えば２−ヒドロキシベ
ンゾフェノン３．０重量％、アクリル樹脂５．０重量％
、トルエン残部からなる溶液をスピンコード法により約
２．０μｍの厚さに塗布し、乾燥させて紫外線吸収膜（
１７）を被着形成する。ここで、紫外線吸収剤としては
、上記以外にトリアゾール系誘導体、アクリルニトリル
系誘導体等適用できることは勿論である。

次に、第２図に示すように、バルブ（１１）のフェース
パネル（１２）の外面側に所定パターンを有するフォト
マスク（１８）をあてフェースパネル（１２）内面の蛍
光面形成予定部分の感光性レジスト膜（１Ｂ）を超高圧
水銀灯の生成する紫外線で露光（ＩＯＷ／／で６Ｂ秒）
シ、引続き第３図に示すように、現像処理を行い露光部
分の被膜を剥離除去する。この結果、フェースパネル（
１２）内面の蛍光面形成予定部分の感光性レジスト膜と
紫外線吸収膜は共に剥離除去される。これにより、フェ
ースパネル（１２）内面の蛍光面形成予定位置が窓明け
される。本発明は、このようにして紫外線吸収膜（１７
）を所望する蛍光面形成部分以外に予め形成することを
特徴としている。

次に、ドライ法によりフェースパネル（Ｉ２）内面に赤
、緑、青色発光の蛍光面を順次形成する。例えば、第４
図に示すように、バルブ（ｌりのフェースパネル（１２
）内面に、Ｐ−Ｎ、　Ｎジメチルアミノベンゼンジアゾ
ニウム塩化亜鉛複塩４．０重量％、ポリビニルアルコー
ル（商品名：クラレボバール２２４゜クラレ和製）０．
３重量％、界面活性剤（商品名工ＰＰ−２３０．花王ア
トラス■製）　　０．００４重量％、エチレングリコー
ル０，５重量％、水残部からなる溶液をスピンコード法
により、０．３ｍ＋＊の厚さに塗布し、乾燥させて粘着
性物質被膜（１３）を形成する。

次に、第５図に示すように、所定のストライプパターン
を有するフォトマスク（２０）を用いて超高圧水銀灯で
、まず、第１色目として、赤色発光の蛍光体ストライプ
（２１Ｒ）を形成する所定位置を露光（１８Ｗ／♂で１
００秒）シ、この露光部分を湿度４５〜５５％程度の湿
った空気に１０秒間接触せしめて十分な粘着性を生じさ
せ、そして赤色発光の蛍光体粉末を付与し、ついで未露
光部分に付着した赤色発光の蛍光体粉末をエアー現像に
て除去して、赤色発光の蛍光体ストライプ（２１Ｒ）を
形成する。

以下、同様な繰り返し工程により、緑色発光の蛍光体ス
トライプ（２１Ｇ）および青色発光の蛍光体ストライプ
（２１Ｂ）を形成する。

このようにして形成された蛍光面（２Ｉ）は、紫外線吸
収膜（１７）のない従来方法で形成した蛍光面に比較し
て、混色が減少し、非常に優れている。

ところで、バルブ（１１）のファンネル（Ｉ２）および
ネック（１３）に残存した感光性レジスト膜（１６）や
紫外線吸収膜（１７）は後工程、例えばバルブ焼成工程
で気化し、完全に消失される。あるいは感光性レジスト
膜の剥離液で容易に剥離除去できるので完成された陰極
線管には残らず問題はない。

尚、上記実施例では、ドライ法によるカラー陰極線管の
蛍光面形成方法について説明したが、本発明はこれに限
定されることはな（、スラリー法によるカラー陰極線管
の蛍光面形成方法についても適用可能であるのは勿論で
ある。また、所定パターンの蛍光面を形成する場合には
、確実なパターン蛍光面を形成でき、広くパターニング
処理する蛍光面の形成に適用される。

発」廊と塾呈− 以上説明したように、本発明の陰極線管用蛍光面の形成
方法は、所望する蛍光面形成部分以外。

例えばファンネルおよびネックからの紫外線反射を阻止
するので正確なパターンで蛍光面を提供できる。特に、
カラー陰極線管における混色防止が容易であり実用的効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は、本発明の実施例における陰極線管
用蛍光面の形成方法を説明する各工程の陰極線管用バル
ブの断面図、第６図は従来の蛍光面形成状態を示すバル
ブ断面図、及び第７図は従来の問題点を説明するバルブ
断面図である。 （１１）・・・バルブ、 （１２）・・・フェースパネル、 （１３）・・・ファンネル、 （１４）・・・ネック、 （１７）・・・紫外線吸収膜、 （２１）・・・蛍光面。 第　］　図 第　２　ロ 第　３　図 第４図 第５図 第　６　囚 第　７　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フェースパネル及びファンネルを含むバルブフェースパ
   ネル内面に所定パターンの蛍光面を形成に際し、予めフ
   ェースパネルを除く内面に紫外線吸収膜を被着形成する
   ことを特徴とする陰極線管用蛍光面の形成方法。