JPS62219713A - Pll装置 - Google Patents
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- JPS62219713A JPS62219713A JP61060670A JP6067086A JPS62219713A JP S62219713 A JPS62219713 A JP S62219713A JP 61060670 A JP61060670 A JP 61060670A JP 6067086 A JP6067086 A JP 6067086A JP S62219713 A JPS62219713 A JP S62219713A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/085—Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
- H03L7/095—Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal using a lock detector
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/10—Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range
- H03L7/107—Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using a variable transfer function for the loop, e.g. low pass filter having a variable bandwidth
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明はPLL装置に関し、特に電圧制御形発撮器を制
御するループフィルタの時定数を初期状態と定常状態と
で切換え、応答性を改善したものである。
御するループフィルタの時定数を初期状態と定常状態と
で切換え、応答性を改善したものである。
(従来の技術)
周波数フィードバックの考えを利用した位相同1+11
ループ(PLL)は、今日の集積回路の発達に伴い急速
に各種電子機器に応用され、特に通信機器には欠くこと
がことができない技術である。
ループ(PLL)は、今日の集積回路の発達に伴い急速
に各種電子機器に応用され、特に通信機器には欠くこと
がことができない技術である。
第6図は上記PLLの一例を示す基本構成図である。P
LLは、位相比較器1.ループフィルタ2および電圧制
御形発撮器3から成立ち、電圧制御形発振器3の出力4
を位相比較器1の一方の入力端にフィードバックするこ
とで、位相比較器1の他方の入力端に供給される参照信
号5の位相に出力信号4の位相を合せようとするもので
ある。
LLは、位相比較器1.ループフィルタ2および電圧制
御形発撮器3から成立ち、電圧制御形発振器3の出力4
を位相比較器1の一方の入力端にフィードバックするこ
とで、位相比較器1の他方の入力端に供給される参照信
号5の位相に出力信号4の位相を合せようとするもので
ある。
つまりPLLの良否は、位相比較器1の出力する誤差電
圧をいかに早く小さくしその状態に安定させるかにある
。
圧をいかに早く小さくしその状態に安定させるかにある
。
ここで、ループフィルタ2は、参照信号5の位相をθi
、出力信号4の位相を001位相比較器1の変換利得係
数を)(dとすれば、Kd (θ1−00)にて示さ
れる位相比較器1の出力電圧を平滑し、その出力電圧6
で電圧制御形発娠器3を制御する様能を果しており、系
の応答性を左右する重要な回路部である。
、出力信号4の位相を001位相比較器1の変換利得係
数を)(dとすれば、Kd (θ1−00)にて示さ
れる位相比較器1の出力電圧を平滑し、その出力電圧6
で電圧制御形発娠器3を制御する様能を果しており、系
の応答性を左右する重要な回路部である。
今、ループフィルタ2は、図に示すように反転増幅器7
を有し、この増幅器7(非反転入力端は省略)の反転入
力端と位相比較器1の出力端との間に抵抗R1を介装す
るとともに入・出力端間に抵抗R2およびコンデンサC
からなる直列回路を、反転増幅器7の帰還回路として接
続したアクティブフィルタとする。
を有し、この増幅器7(非反転入力端は省略)の反転入
力端と位相比較器1の出力端との間に抵抗R1を介装す
るとともに入・出力端間に抵抗R2およびコンデンサC
からなる直列回路を、反転増幅器7の帰還回路として接
続したアクティブフィルタとする。
このフィルタ2の反転増幅器7はその非反転入力端が仮
想接地されており、抵抗R1には位相比較器1からの誤
差電圧に比例した電流が流れる。
想接地されており、抵抗R1には位相比較器1からの誤
差電圧に比例した電流が流れる。
この電流は直流回路に流れ、同直流回路の両端電圧がル
ープフィルタ2の出力電圧として出力される。したがっ
て、ループフィルタ2の出力電圧6は、位相比較器1か
らの電流が、帰還回路の抵抗弁R2,およびリアクタン
ス分Cによって電流−電圧変換されたものであり、位相
比較器1の出力電圧とは時間的なずれを持っている。つ
まり、抵抗弁による電圧はR2/R1に比例し、リアク
タンス分による電圧は、遅れ位相となり、その等価イン
ダクタンスによる(1/L)fdtに比例する。
ープフィルタ2の出力電圧として出力される。したがっ
て、ループフィルタ2の出力電圧6は、位相比較器1か
らの電流が、帰還回路の抵抗弁R2,およびリアクタン
ス分Cによって電流−電圧変換されたものであり、位相
比較器1の出力電圧とは時間的なずれを持っている。つ
まり、抵抗弁による電圧はR2/R1に比例し、リアク
タンス分による電圧は、遅れ位相となり、その等価イン
ダクタンスによる(1/L)fdtに比例する。
このようなルーブイルタ2は、上記抵抗R1゜R2およ
びコンデンサCが以下のように応答性に関与している。
びコンデンサCが以下のように応答性に関与している。
先ず、ループフィルタ2の伝達関数FL(s)は、FL
(s)=’fビ巳コ」 ・・・(1)1XS で表される。ただし、T1はR1XC,T2はR2XC
である。
(s)=’fビ巳コ」 ・・・(1)1XS で表される。ただし、T1はR1XC,T2はR2XC
である。
又、電圧制御形発振器3は、入力電圧6(vLとする)
と出力4の角周波数ω0との間には(+30 =KOX
′vL ”” (2)(KOは比例
定数) の関係があり、角周波数を時間で積分したものが位相と
なることから、電圧制御形発振器3の伝達関数FO(s
)は、 FO(s)=’−2卦J ・・・(3)と
表わされ、 PLLの伝達関数H(s)を示す式が、であることによ
り、この式(4)に式(1)。
と出力4の角周波数ω0との間には(+30 =KOX
′vL ”” (2)(KOは比例
定数) の関係があり、角周波数を時間で積分したものが位相と
なることから、電圧制御形発振器3の伝達関数FO(s
)は、 FO(s)=’−2卦J ・・・(3)と
表わされ、 PLLの伝達関数H(s)を示す式が、であることによ
り、この式(4)に式(1)。
(2)を代入すると、
Sz+2ζωnS+ωn2
となる。ただしωnは系の固有周波数、ζはダンピング
係数、Kはループ利(q係数であり、それぞれ次式の値
である。
係数、Kはループ利(q係数であり、それぞれ次式の値
である。
ωn=((・・・(7)
TI
ζ= Uヨ90 ・・・(8)に=Kd
KO・・・(9) (6)式において、s=jωとし、ωnで正規化した周
波数(横軸)に対する応答特性(縦軸)を求めると第7
図のようになる。
KO・・・(9) (6)式において、s=jωとし、ωnで正規化した周
波数(横軸)に対する応答特性(縦軸)を求めると第7
図のようになる。
この第7図から分るように、パラメータζが大きい程周
波数特性が広くなり、引込み範囲も広く応答性が良好と
なる。逆にζを小さくすると周波数特性にピークを生じ
て応答は撮動的となり、引込むまでに時間を要すること
になる。又、ωnを大きくJれば、系の利得を高めるこ
ととなり応答性が良くなることは明らかである。しかし
、このωnは系に適した値を越えて大きくすると安定性
を損なうという不都合を招く。
波数特性が広くなり、引込み範囲も広く応答性が良好と
なる。逆にζを小さくすると周波数特性にピークを生じ
て応答は撮動的となり、引込むまでに時間を要すること
になる。又、ωnを大きくJれば、系の利得を高めるこ
ととなり応答性が良くなることは明らかである。しかし
、このωnは系に適した値を越えて大きくすると安定性
を損なうという不都合を招く。
以上の理由により、PLLの回路定数R1゜R2,Cは
、T2を一定とした場合、R1を大きくするとダンピン
グ係数を大きくすることができるが、R1の値を小さく
し過ぎると、ωnが大きくなり過ぎて反って系の安定化
が損われるという問題があった。そこで、このようなζ
、ωnは安定性を損わない程度に大きく設定するのが普
通であった。尚このことは、抵抗R1,R2およびコン
デンサCのみで構成する受動形フィルタにも当てはまる
ものである。
、T2を一定とした場合、R1を大きくするとダンピン
グ係数を大きくすることができるが、R1の値を小さく
し過ぎると、ωnが大きくなり過ぎて反って系の安定化
が損われるという問題があった。そこで、このようなζ
、ωnは安定性を損わない程度に大きく設定するのが普
通であった。尚このことは、抵抗R1,R2およびコン
デンサCのみで構成する受動形フィルタにも当てはまる
ものである。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、上記PLLの技術は、バースト状に送られる
参照信号で動作させたり、参照信号が不要な時間的変動
成分を多く含んでいる場合にも利用され、また最近の衛
星放送、CATV放送受信システムにおける基準位相を
有するビットクロックの再生はPLL装置を用いて行な
われる。
参照信号で動作させたり、参照信号が不要な時間的変動
成分を多く含んでいる場合にも利用され、また最近の衛
星放送、CATV放送受信システムにおける基準位相を
有するビットクロックの再生はPLL装置を用いて行な
われる。
このようなシステムでは送信側で、音声副搬送波をPC
M変調されたデジタルデータで4相位相変調して送って
おり、その変調信号の基準位相を示す信号即ち、参照信
号は前記変調信号の先頭にバースト状に送られる。した
がって受信側では参照信号の来る間だけしか位相比較す
ることができず、このため素早い引込みと、引込み後の
安定性更に、広い周波数範囲での引込みという高性能な
応答性が要求される。
M変調されたデジタルデータで4相位相変調して送って
おり、その変調信号の基準位相を示す信号即ち、参照信
号は前記変調信号の先頭にバースト状に送られる。した
がって受信側では参照信号の来る間だけしか位相比較す
ることができず、このため素早い引込みと、引込み後の
安定性更に、広い周波数範囲での引込みという高性能な
応答性が要求される。
しかしながら、従来のようなPLL装置では、ζ、ωn
が一定であり、例えば素早い引込みに重点を置いた設計
を行えば、少しのジッタでも安定性が揺ぐという欠点を
持ち、系の応答性が悪くなりビット誤りの増加を来たす
。
が一定であり、例えば素早い引込みに重点を置いた設計
を行えば、少しのジッタでも安定性が揺ぐという欠点を
持ち、系の応答性が悪くなりビット誤りの増加を来たす
。
そこで、上記のようなループフィルタを用いて、引込み
の初期状態と定常状態の時とで抵抗R1の値を切換える
ことが考えられるが、何時切換えるか、即ち正しい位相
に引込んだか否かの判定を与えるのが困難であった。
の初期状態と定常状態の時とで抵抗R1の値を切換える
ことが考えられるが、何時切換えるか、即ち正しい位相
に引込んだか否かの判定を与えるのが困難であった。
本発明は上記問題点を除去し、正しい位相に引込んだか
否かを確実に判定して高確度の位相同期性能を持つPL
L装置を提供することを目的とする。
否かを確実に判定して高確度の位相同期性能を持つPL
L装置を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
本発明のPLL装置では、位相比較手段からの電圧に比
例した電流をそれぞれ導く値の異なる第1、第2の抵抗
およびこれら抵抗のいずれか一方を切換選択する切換回
路、更にこの切換回路からの電流が供給される第3の抵
抗およびコンデンサからなる直列回路を有し、この直列
回路の両端に生ずる電圧に基づいて前記電圧制御形発振
器を制御するループフィルタと、 前記コンデンサに充電すれる電流により位相同期状態を
判定して前記切換回路を切換制御し、前記コンデンサの
電流値が所定値より大きい状態では値の小さい第1の抵
抗を選択して引込み動作を早め、前記電流値が所定値よ
り小さい状態では1直の大きな第2の抵抗を選択してそ
の電流変化を抑制するループフィルタ制御手段とを具備
している。
例した電流をそれぞれ導く値の異なる第1、第2の抵抗
およびこれら抵抗のいずれか一方を切換選択する切換回
路、更にこの切換回路からの電流が供給される第3の抵
抗およびコンデンサからなる直列回路を有し、この直列
回路の両端に生ずる電圧に基づいて前記電圧制御形発振
器を制御するループフィルタと、 前記コンデンサに充電すれる電流により位相同期状態を
判定して前記切換回路を切換制御し、前記コンデンサの
電流値が所定値より大きい状態では値の小さい第1の抵
抗を選択して引込み動作を早め、前記電流値が所定値よ
り小さい状態では1直の大きな第2の抵抗を選択してそ
の電流変化を抑制するループフィルタ制御手段とを具備
している。
(作用)
本発明のPLL装置において、ループフィルタの第1お
よび第2の抵抗は、切換回路を介して直流口路と選択的
に接続されることで、この直流回路に位相比較手段から
の誤差電圧に比例した電流を導く。そして、この電流が
直流回路の第3の抵抗によるレジスタンス分およびコン
デンサによるリアクタンス分によって電流−電圧変換さ
れたもの即ち、直流回路の両端電圧が、ループフィルタ
の出力電圧として電圧制御形発振器を制御する。
よび第2の抵抗は、切換回路を介して直流口路と選択的
に接続されることで、この直流回路に位相比較手段から
の誤差電圧に比例した電流を導く。そして、この電流が
直流回路の第3の抵抗によるレジスタンス分およびコン
デンサによるリアクタンス分によって電流−電圧変換さ
れたもの即ち、直流回路の両端電圧が、ループフィルタ
の出力電圧として電圧制御形発振器を制御する。
そして、ループフィルタ制御手段は、上記第3の抵抗の
電圧降下を検出することによりコンデンサに流れる電流
の状態を検出し、PLLが参照信号の位相に引込まれた
か否かの位相同期状態の判定が可能となる。これにより
、第3の抵抗の両端電圧が所定の電圧値より大きいとき
には、抵抗値の小さい第1の抵抗を選択してコンデンサ
に大きな電流が供給され、その充電が早められる。この
ため、上記段階での引込みが終わると、値の大きい第2
の抵抗に切換える。これにより、PLLの過渡応答は特
性を改善し、かつ同期状態を安定に保つことができる。
電圧降下を検出することによりコンデンサに流れる電流
の状態を検出し、PLLが参照信号の位相に引込まれた
か否かの位相同期状態の判定が可能となる。これにより
、第3の抵抗の両端電圧が所定の電圧値より大きいとき
には、抵抗値の小さい第1の抵抗を選択してコンデンサ
に大きな電流が供給され、その充電が早められる。この
ため、上記段階での引込みが終わると、値の大きい第2
の抵抗に切換える。これにより、PLLの過渡応答は特
性を改善し、かつ同期状態を安定に保つことができる。
(実施例)
以下本発明を図示の実施例について説明する。
第1図は本発明にかかるPLL装置の一実施例を示°す
回路図である。
回路図である。
第1図において、第6図の回路と同一の機能を果す部分
は同一の符号を記づる。本実施例の特徴とする構成は、
第6図と同一の原理で構成されたループフィルタ2が、
切換選択可能な第1.第2の抵抗R11,R12を有す
ることと、コンデンナCに直列に接続された第3の抵抗
R13に、その両端に発生する電圧に基づいて前記第1
.第2の抵抗R11,R12を切換制御する回路を設け
たことにある。以下詳述する。
は同一の符号を記づる。本実施例の特徴とする構成は、
第6図と同一の原理で構成されたループフィルタ2が、
切換選択可能な第1.第2の抵抗R11,R12を有す
ることと、コンデンナCに直列に接続された第3の抵抗
R13に、その両端に発生する電圧に基づいて前記第1
.第2の抵抗R11,R12を切換制御する回路を設け
たことにある。以下詳述する。
位相比較器1の出力端は、前記第1および第2の抵抗R
11,R12の各一端に接続され、これら抵抗R11,
R12の各他端はそれぞれ2端子切換スイツチ11の第
1端子11a、11bに接続される。
11,R12の各一端に接続され、これら抵抗R11,
R12の各他端はそれぞれ2端子切換スイツチ11の第
1端子11a、11bに接続される。
尚、各抵抗R11とR12の抵抗値はそれぞれ異なり、
第1の抵抗R11の方が第1の抵抗R12より小さいも
のである。
第1の抵抗R11の方が第1の抵抗R12より小さいも
のである。
前記切換スイッチ11のコモン端子11cは、反転増幅
器7の反転入力端(−)に接続されるとともに(非反転
入力端は省略)、第3の抵抗R13の一端に接続される
。第3の抵抗R13は、他端がコンデンサCを介して反
転増幅器7の出力端に接続されるとともに、両端が差動
増幅器12の第1゜第2入力端12a、12bに接続さ
れる。この差動増幅器12の出力12Gは、例えばウィ
ンドコンパレータ等で構成されるレベル判定回路13に
入力され、レベル判定した出力13aはラッチ回路14
のデータ入力端りに供給される。ラッチ回路14のクロ
ック端Cには、タイミング回路15からのクロックパル
ス15aが入力しており、このクロックパルス15aに
より制御されるラッチ出力14aは、前記切換スイッチ
11の切換用制御信号としてループフィルタ2に供給さ
れるようになっている。
器7の反転入力端(−)に接続されるとともに(非反転
入力端は省略)、第3の抵抗R13の一端に接続される
。第3の抵抗R13は、他端がコンデンサCを介して反
転増幅器7の出力端に接続されるとともに、両端が差動
増幅器12の第1゜第2入力端12a、12bに接続さ
れる。この差動増幅器12の出力12Gは、例えばウィ
ンドコンパレータ等で構成されるレベル判定回路13に
入力され、レベル判定した出力13aはラッチ回路14
のデータ入力端りに供給される。ラッチ回路14のクロ
ック端Cには、タイミング回路15からのクロックパル
ス15aが入力しており、このクロックパルス15aに
より制御されるラッチ出力14aは、前記切換スイッチ
11の切換用制御信号としてループフィルタ2に供給さ
れるようになっている。
尚、ループフィルタ2の出力電圧6は電圧制御形発振器
3に入力して、その発振出力信号4の位相θ0を参照信
号5の位相θんに同期するように制御している。
3に入力して、その発振出力信号4の位相θ0を参照信
号5の位相θんに同期するように制御している。
本実施例は以上のように構成され、次にその動作を第2
図および第3図を参照して説明する。
図および第3図を参照して説明する。
第2図は上記実施例に用いたループフィルタ2の基本動
作を説明するための説明図である。この図において、抵
抗Rαは第1(または第2)の抵抗R11(R12)に
相当し、Rβは第3の抵抗R13に相当している。この
ようなアクティブフィルタに、誤差電圧としての正また
は負の矩形状の入力波形が入ると、その応答出力はそれ
ぞれ八に示すような出力電圧波形(反転増幅器の仮想接
地点を基準)となり、PLLがロック状態に入る定常状
態ではコンデンサに流れる電流の変化は殆とんど零とな
ることが理解される。ここで、Bは第3の抵抗Rβの両
端電圧波形であり、この電圧の変化は上記電流に追随し
ている。したがって、第3の抵抗の両端電圧を監視して
いれば、定常状態に引込んだか否かが判定されるもので
ある。
作を説明するための説明図である。この図において、抵
抗Rαは第1(または第2)の抵抗R11(R12)に
相当し、Rβは第3の抵抗R13に相当している。この
ようなアクティブフィルタに、誤差電圧としての正また
は負の矩形状の入力波形が入ると、その応答出力はそれ
ぞれ八に示すような出力電圧波形(反転増幅器の仮想接
地点を基準)となり、PLLがロック状態に入る定常状
態ではコンデンサに流れる電流の変化は殆とんど零とな
ることが理解される。ここで、Bは第3の抵抗Rβの両
端電圧波形であり、この電圧の変化は上記電流に追随し
ている。したがって、第3の抵抗の両端電圧を監視して
いれば、定常状態に引込んだか否かが判定されるもので
ある。
本実施例は上記のようなループフィルタ2の特性を利用
してPLLの同期状態を判定するもので、以下、PLL
が参照信号に引込んでいない状態(初期状態)と引込み
後の定常状態との場合に別けて説明づる。
してPLLの同期状態を判定するもので、以下、PLL
が参照信号に引込んでいない状態(初期状態)と引込み
後の定常状態との場合に別けて説明づる。
(1)初期状態
ループフィルタ2のダンピング係数ζに関係する第3の
抵抗R13とコンデンサCは、PLLが参照信号に引き
込んでいない状態では、コンデンサCに電荷は蓄えられ
ておらず、ループフィルタ2の出力電圧6は、リアクタ
ンス分による電圧が小ざく、レジスタンス分によるもの
が支配的である。
抵抗R13とコンデンサCは、PLLが参照信号に引き
込んでいない状態では、コンデンサCに電荷は蓄えられ
ておらず、ループフィルタ2の出力電圧6は、リアクタ
ンス分による電圧が小ざく、レジスタンス分によるもの
が支配的である。
その後、時間経過とともに徐々にコンデンサCは第1の
抵抗R11に比例した電流(位相比較器1の出力電圧に
比例した電流)によって充電され、ループフィルタ2の
出力電圧6には位相誤差が時間的に積分されたものが現
れてくる。
抵抗R11に比例した電流(位相比較器1の出力電圧に
比例した電流)によって充電され、ループフィルタ2の
出力電圧6には位相誤差が時間的に積分されたものが現
れてくる。
そして、参照信号に完全に追従した定常状態では出力信
号4と参照信号5どの位相差がある一定値となって、コ
ンデンサCへの充電は停止する。
号4と参照信号5どの位相差がある一定値となって、コ
ンデンサCへの充電は停止する。
充電が停止しないとそれによる抵抗R13の電圧降下が
位相誤差電圧として発生して永久に引込みが完了しない
からである。
位相誤差電圧として発生して永久に引込みが完了しない
からである。
したがって、初期状態のときの第3の抵抗R13の両端
に発生Jる電圧は明らかに定常時の電圧よりも大ぎく、
差動増幅器12はその入力に比例した電圧を次段のレベ
ル判定回路13に供給する。
に発生Jる電圧は明らかに定常時の電圧よりも大ぎく、
差動増幅器12はその入力に比例した電圧を次段のレベ
ル判定回路13に供給する。
レベル判定回路13には差動増幅器12からの電圧12
cと比較するための電圧が記憶されており、初期状態の
ときは当然前記電圧12Gは比較用の電圧より例えば高
いレベルになる。これにより、レベル判定回路13は、
ラッチ回路14に電圧12Cが比較用電圧より高い状態
を示すレベル(以下ハイレベルとする)の信号を供給す
る。ラッチ回路14は、タイミング回路15からのクロ
ックパルス15aによりで定期的にラッチ動作を行って
おり、前記ハイレベルの信号をラッチする。
cと比較するための電圧が記憶されており、初期状態の
ときは当然前記電圧12Gは比較用の電圧より例えば高
いレベルになる。これにより、レベル判定回路13は、
ラッチ回路14に電圧12Cが比較用電圧より高い状態
を示すレベル(以下ハイレベルとする)の信号を供給す
る。ラッチ回路14は、タイミング回路15からのクロ
ックパルス15aによりで定期的にラッチ動作を行って
おり、前記ハイレベルの信号をラッチする。
このハイレベルのラッチ出力14aは、第1の抵抗R1
1を選択するようにループフィルタ2の切換スイッチ1
1を切換制御するものであり、こうして参照信号の位相
に同期していない初期状態(途中で同期が外れた過渡状
態を含む)では第1の抵抗R11が選択される訳である
。
1を選択するようにループフィルタ2の切換スイッチ1
1を切換制御するものであり、こうして参照信号の位相
に同期していない初期状態(途中で同期が外れた過渡状
態を含む)では第1の抵抗R11が選択される訳である
。
上記のごとく、第1の抵抗R11が選択されるというこ
とは、コンデンサに大きな電流が供給されてその充電が
早められ、素早い引込みと、広い周波数範囲での引込み
を実現するダンピング係数ζおよびωnを与えるもので
ある。
とは、コンデンサに大きな電流が供給されてその充電が
早められ、素早い引込みと、広い周波数範囲での引込み
を実現するダンピング係数ζおよびωnを与えるもので
ある。
第3図(a)は、第1.第2の抵抗に所定の抵抗値を設
定した場合の誤差電圧の応答特性を各抵抗について比較
して示す特性図であり、R11は第1の抵抗の特性を示
し、R12は第2の抵抗の特性を示す。この図から分る
ように、第1の抵抗R11の特性は第2の抵抗R12よ
り急峻に誤差電圧Oの状態即ち、参照信号5の位相θん
と出力信号4の位相θOとが一致する状態に近くなるこ
とを表している。尚、第3図(a)、(b)において、
縦軸は誤差電圧、横軸は時間である。
定した場合の誤差電圧の応答特性を各抵抗について比較
して示す特性図であり、R11は第1の抵抗の特性を示
し、R12は第2の抵抗の特性を示す。この図から分る
ように、第1の抵抗R11の特性は第2の抵抗R12よ
り急峻に誤差電圧Oの状態即ち、参照信号5の位相θん
と出力信号4の位相θOとが一致する状態に近くなるこ
とを表している。尚、第3図(a)、(b)において、
縦軸は誤差電圧、横軸は時間である。
(2)定常状態の動作、
(1)の動作により定常状態に近づくと、第3の抵抗R
13の両端電圧は、コンデンサCの充電が停止すること
で殆とんど0ffi圧を呈する。このため、差動増幅器
12からの電圧を受けるレベル判定回路13は、ラッチ
回路14に電圧12cが比較用電圧より低い状態を示ル
ベル(以下ロウレベル−とする)の信号を供給するので
、ラッチ回路14はこの信号をラッチして切換スイッチ
11を制御し、第2の抵抗R12を選択せしめる。
13の両端電圧は、コンデンサCの充電が停止すること
で殆とんど0ffi圧を呈する。このため、差動増幅器
12からの電圧を受けるレベル判定回路13は、ラッチ
回路14に電圧12cが比較用電圧より低い状態を示ル
ベル(以下ロウレベル−とする)の信号を供給するので
、ラッチ回路14はこの信号をラッチして切換スイッチ
11を制御し、第2の抵抗R12を選択せしめる。
第2の抵抗R12は、第1の抵抗R11の値より大きい
ため、第3の抵抗R13に導出する電流を小さく抑制す
ることができる。したがって、(1)の動作により定常
状態に近づいたときのコンデンサCに流れる電流の変化
を抑え、より安定な状態に近づ<PLLの動作を助ける
ことになる。
ため、第3の抵抗R13に導出する電流を小さく抑制す
ることができる。したがって、(1)の動作により定常
状態に近づいたときのコンデンサCに流れる電流の変化
を抑え、より安定な状態に近づ<PLLの動作を助ける
ことになる。
即ち、第2の抵抗への切換えは、PLLの引込み特性が
、第3図(a)の特性R12に切替わることであり、こ
の特性R12によれば、ダンピング係数ζおよびωnを
安定性が損われない程度に小さくすることができ、位相
ロック状態を強制的にギーブすることがことができ、一
旦引込みが正しく行なわれた後は容易に同期が外れるこ
とがなくなる。尚、この場合第7図においてζを0.5
とするような周波数特性にピークを持つ特性に切換える
ものではない。
、第3図(a)の特性R12に切替わることであり、こ
の特性R12によれば、ダンピング係数ζおよびωnを
安定性が損われない程度に小さくすることができ、位相
ロック状態を強制的にギーブすることがことができ、一
旦引込みが正しく行なわれた後は容易に同期が外れるこ
とがなくなる。尚、この場合第7図においてζを0.5
とするような周波数特性にピークを持つ特性に切換える
ものではない。
尚、第3図(a)において、矢印期間は外乱の発生した
期間であるが、本実施例による切換を行なわず、第1の
抵抗R11を選択したままであると、Eに示づように誤
差電圧の変動を起こし、出力信号4の周波数純度が低下
するが、第2の抵抗R12の切換えることで、第3図(
b)に示ずように、PLLの応答特性を安定化すること
ができる。この図3(b)で、時間T1は第1の抵抗R
11から第2の抵抗R12への切換時点を示し、切換に
より得られる誤差電圧特性はT1の後非常に安定してい
ることが理解される。
期間であるが、本実施例による切換を行なわず、第1の
抵抗R11を選択したままであると、Eに示づように誤
差電圧の変動を起こし、出力信号4の周波数純度が低下
するが、第2の抵抗R12の切換えることで、第3図(
b)に示ずように、PLLの応答特性を安定化すること
ができる。この図3(b)で、時間T1は第1の抵抗R
11から第2の抵抗R12への切換時点を示し、切換に
より得られる誤差電圧特性はT1の後非常に安定してい
ることが理解される。
第4図は本発明の他の実施例を示す回路図であり、第1
図と同一要素には同一の符号を記す。
図と同一要素には同一の符号を記す。
この実施例の構成上の特徴は、サンプル・ホールド回路
16を設けたことにある。
16を設けたことにある。
叩ら、本実施例によるPLL回路は、ループフィルタ2
内において、前記切換スイッチ11と反転増幅器7との
間に断続スイッチ17を設けるとともに、ループフィル
タ2からの出力電圧6と前記サンプル・ホールド回路1
6からの出力電圧とを切換選択する2端子切換スイツチ
18が配設され、この切換スイッチ18からの電圧を電
圧制御形発撮器3に供給している。そして、これら断続
スイッチ17.切換スイッチ18およびサンプル・ホー
ルド回路16は、それぞれタイミング回路15からのク
ロックパルス15a(b)により互いに関連して制御さ
れる。尚、タイミング回路15はラッチ回路14を制御
することは第1図の場合と同様である。又サンプル・ホ
ールド回路16はS/H切換えスイッチ161およびホ
ールド用索子162を主体に構成される。
内において、前記切換スイッチ11と反転増幅器7との
間に断続スイッチ17を設けるとともに、ループフィル
タ2からの出力電圧6と前記サンプル・ホールド回路1
6からの出力電圧とを切換選択する2端子切換スイツチ
18が配設され、この切換スイッチ18からの電圧を電
圧制御形発撮器3に供給している。そして、これら断続
スイッチ17.切換スイッチ18およびサンプル・ホー
ルド回路16は、それぞれタイミング回路15からのク
ロックパルス15a(b)により互いに関連して制御さ
れる。尚、タイミング回路15はラッチ回路14を制御
することは第1図の場合と同様である。又サンプル・ホ
ールド回路16はS/H切換えスイッチ161およびホ
ールド用索子162を主体に構成される。
又レベル判定回路13は第1入力端13bにループフィ
ルタ2の出力電圧6(d)が供給され、第2入力端13
Gに前記サンプル・ホールド回路16の出力電圧fが供
給される。その判定出力りはラッチ回路14の入力端り
に供給されている。
ルタ2の出力電圧6(d)が供給され、第2入力端13
Gに前記サンプル・ホールド回路16の出力電圧fが供
給される。その判定出力りはラッチ回路14の入力端り
に供給されている。
上記実施例の動作を第5図を参照して説明する。
尚、第5図において、()] )は参照信号5の発生タ
イミングを示し、(b)、(c)はクロックパルス15
a、および断続スイッチ17の断続のタイミングを示し
、(d)はループフィルタ2の出力電圧波形、(e)は
サンプル・ホールド(S/H)スイッチ161のSHの
タイミング、(f>はサンプル・ホールド回路16の出
力波形、(g)はレベル判定回路13の出力レベルを示
し、(h)は切換スイッチ11の切換タイミングを示す
。
イミングを示し、(b)、(c)はクロックパルス15
a、および断続スイッチ17の断続のタイミングを示し
、(d)はループフィルタ2の出力電圧波形、(e)は
サンプル・ホールド(S/H)スイッチ161のSHの
タイミング、(f>はサンプル・ホールド回路16の出
力波形、(g)はレベル判定回路13の出力レベルを示
し、(h)は切換スイッチ11の切換タイミングを示す
。
本実施例は、参照信号がバースト状に送られる場合にも
適するようにしたもので、各時間t1〜t6はバースト
信号の前後のエツジを示す。
適するようにしたもので、各時間t1〜t6はバースト
信号の前後のエツジを示す。
本実施例の動作は、サンプル・ホールド回路16を主体
とするPPLの前置ホールド補tm動作と、レベル判定
回路13の動作に分けて考えることがことができる。
とするPPLの前置ホールド補tm動作と、レベル判定
回路13の動作に分けて考えることがことができる。
(1)サンプル・ホールド回路を主体とする動作、
時間t1ではバースト信号が発生した直後であるため、
PLLは初期状態にあり、切換スイッチ11は第1の抵
抗R11を選択している。又、断続スイッチ17はバー
スト期間即ち、参照信号の有期間に続状態とされ、切換
えスイッチ18は第1入力端子18aからの信号を選択
する。この状態は参照信号が連続である場合と同じ動作
であり、ループフィルタ2の出力電圧6は急速に系の安
定状態を示すレベル(図では0レベル)へと近付いてい
く(t1〜t2参照)。
PLLは初期状態にあり、切換スイッチ11は第1の抵
抗R11を選択している。又、断続スイッチ17はバー
スト期間即ち、参照信号の有期間に続状態とされ、切換
えスイッチ18は第1入力端子18aからの信号を選択
する。この状態は参照信号が連続である場合と同じ動作
であり、ループフィルタ2の出力電圧6は急速に系の安
定状態を示すレベル(図では0レベル)へと近付いてい
く(t1〜t2参照)。
時間t2の直後バースト信号が欠訣する。これに呼応し
てタイミング回路15のクロックパルスbは、サンプル
・ホールド回路16をホールド状態に切換え、断続スイ
ッチ17を断状態に切換え、且つ切換えスイッチ18を
第2入力端子18b側に切換える。つまり、バースト信
号の欠訣期間には系を開き、欠訣直前の電圧6のレベル
をホールドし、この前置ホールド出力L1で電圧制御形
発振器3を制御しているのである。
てタイミング回路15のクロックパルスbは、サンプル
・ホールド回路16をホールド状態に切換え、断続スイ
ッチ17を断状態に切換え、且つ切換えスイッチ18を
第2入力端子18b側に切換える。つまり、バースト信
号の欠訣期間には系を開き、欠訣直前の電圧6のレベル
をホールドし、この前置ホールド出力L1で電圧制御形
発振器3を制御しているのである。
ところで、時間t2直前の時点では、コンデンサCへ比
較的大きな電流が供給されており、第3の抵抗R13は
所定の電圧降下を有している。そして、断続スイッチ1
7が断状態にされると、′fS1の抵抗R11から電流
が供給されなくなるために、その電圧降下は失われ、そ
の代りループフィルタ2の出力電圧の変動として現れる
。八Vはこの変動を示す。電圧レベル■1はコンデンサ
Cの両端に蓄えられた電圧のみから成る。
較的大きな電流が供給されており、第3の抵抗R13は
所定の電圧降下を有している。そして、断続スイッチ1
7が断状態にされると、′fS1の抵抗R11から電流
が供給されなくなるために、その電圧降下は失われ、そ
の代りループフィルタ2の出力電圧の変動として現れる
。八Vはこの変動を示す。電圧レベル■1はコンデンサ
Cの両端に蓄えられた電圧のみから成る。
次に再びバースト信号が発生(時間t3)すると、断続
スイッチ17は続状態となるとともに切換えスイッチ1
8は第1入力端子18aに切換え、ループフィルタ2の
出力電圧は電圧v1にΔVが加算されて、引込み動作を
Vl−Δ■のレベルよりスタートさせる。このようにタ
イミング回路15によって制御される各回路(サンプル
・ホールド回路16等)は参照信号の有無に応じて上記
の動作を繰返す。
スイッチ17は続状態となるとともに切換えスイッチ1
8は第1入力端子18aに切換え、ループフィルタ2の
出力電圧は電圧v1にΔVが加算されて、引込み動作を
Vl−Δ■のレベルよりスタートさせる。このようにタ
イミング回路15によって制御される各回路(サンプル
・ホールド回路16等)は参照信号の有無に応じて上記
の動作を繰返す。
(2)レベル判定回路の動作、
レベル判定回路13は、ラッチ回路14がタイミング回
路15からのクロックパルス15aで制御されることで
、断続スイッチ17が続状態のときの電圧6を比較対象
とすることはなく、断状態即ちコンデンサCの両?I′
a電圧のみがループフィルタ2の出力となる時の電圧6
とホールド出力f11とを比較している。換言すれば、
有効な判定出力9は断続スイッチ17が断状態の時にえ
られる。
路15からのクロックパルス15aで制御されることで
、断続スイッチ17が続状態のときの電圧6を比較対象
とすることはなく、断状態即ちコンデンサCの両?I′
a電圧のみがループフィルタ2の出力となる時の電圧6
とホールド出力f11とを比較している。換言すれば、
有効な判定出力9は断続スイッチ17が断状態の時にえ
られる。
そしてしかも、その実質的な判定出力(ラッチ出力)1
4aは、断続スイッチ17が続状態即ち、バースト信号
が有る時に出力されて、第1の抵抗R11から第2の抵
抗R12に切換える。こうすることで、第3の抵抗R1
3の電圧降下による変動分Δ■が現れなくなった時を定
常状態に引込んだものと判定する訳である。このΔVが
無くなるということは、ループフィルタ2の出力電圧が
ホールド電圧と等しくなることであり、コンデンサCの
充電が停止したことを意味するからである。
4aは、断続スイッチ17が続状態即ち、バースト信号
が有る時に出力されて、第1の抵抗R11から第2の抵
抗R12に切換える。こうすることで、第3の抵抗R1
3の電圧降下による変動分Δ■が現れなくなった時を定
常状態に引込んだものと判定する訳である。このΔVが
無くなるということは、ループフィルタ2の出力電圧が
ホールド電圧と等しくなることであり、コンデンサCの
充電が停止したことを意味するからである。
今、期間12〜t3において、電圧6のレベルV1とホ
ールド出力レベルL1を比較した時、へV分によりV1
≠L1となる。したがってこの期間にレベル判定回路1
3は、引込みが完全ではないとしてハイレベルの信号を
発生し、次の期間t3〜t4でラッチされて以前として
第1の抵抗R11を選択する信号を出力せしめるもので
ある。
ールド出力レベルL1を比較した時、へV分によりV1
≠L1となる。したがってこの期間にレベル判定回路1
3は、引込みが完全ではないとしてハイレベルの信号を
発生し、次の期間t3〜t4でラッチされて以前として
第1の抵抗R11を選択する信号を出力せしめるもので
ある。
尚、ラッチ回路14は初期条件としてハイレベルの出力
を発生しているものとする。
を発生しているものとする。
続いて上記期間t3〜t4では、ループフィルタ2から
は第1の抵抗R11に応答した電圧特性で引込みが行な
われ、サンプル・ホールド回路16からサンプリング出
力fSもこれに応答して発生する。
は第1の抵抗R11に応答した電圧特性で引込みが行な
われ、サンプル・ホールド回路16からサンプリング出
力fSもこれに応答して発生する。
さて、時間t4の直前のループフィルタ出力電圧6のレ
ベルV2は略Oレベルを示し、断続スイッチ17を断状
態に切換えても、第3の抵抗R13の電圧降下による変
動は発生しない。一方、サンプル・ホールド回路16は
、この時のレベルV2゛をレベルL2としてホールドす
る。前記レベルV2とL2とは、期間T4〜T5の間で
比較され、V2=12と判定されて、レベル判定回路1
3よりロウレベルの信号J1が出力される。これにより
ラッチ回路14は、次のバーストの発生と同時(時間t
5参照)に第1の抵抗1(11から第2の抵抗R12に
切換える信号を発生する。(h)はこの切替わりのタイ
ミングを示している。
ベルV2は略Oレベルを示し、断続スイッチ17を断状
態に切換えても、第3の抵抗R13の電圧降下による変
動は発生しない。一方、サンプル・ホールド回路16は
、この時のレベルV2゛をレベルL2としてホールドす
る。前記レベルV2とL2とは、期間T4〜T5の間で
比較され、V2=12と判定されて、レベル判定回路1
3よりロウレベルの信号J1が出力される。これにより
ラッチ回路14は、次のバーストの発生と同時(時間t
5参照)に第1の抵抗1(11から第2の抵抗R12に
切換える信号を発生する。(h)はこの切替わりのタイ
ミングを示している。
こうして、本発明は初期状態より周波数純度の高い電圧
制御発振出力を得ることができる。
制御発振出力を得ることができる。
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、特許請求の範
囲の精神を逸脱しない限り、種々の変形が可能であり、
例えばループフィルタはアクティブフィルタに限らず、
同一原理により構成される受動フィルタであっても良い
。
囲の精神を逸脱しない限り、種々の変形が可能であり、
例えばループフィルタはアクティブフィルタに限らず、
同一原理により構成される受動フィルタであっても良い
。
又、本発明はバースト状の参照信号への位相同期に適す
るばかりでなく、不要周波数成分を多く含む信号であっ
ても、引込み特性は勿論、安定性も良好である(第3図
す参照)。
るばかりでなく、不要周波数成分を多く含む信号であっ
ても、引込み特性は勿論、安定性も良好である(第3図
す参照)。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、PLLの引込を素
早く行え、且つ引込み後の安定な位相同期動作を行いう
るPLL装置が提供される。
早く行え、且つ引込み後の安定な位相同期動作を行いう
るPLL装置が提供される。
第1図は本発明にかかるPLL装置の一実施例を示す回
路図、第2図および第3図は第1図の動作を詳説するた
めの説明図、第4図は本発明の伯の実施例を示す回路図
、第5図は第4図の動作を示すタイムチャート、第6図
および第7図は従来のPLL装置を説明するための説明
図である。 1・・・位相比較器、 2・・・ループフィルタ、
3・・・電圧制御形発振器、4・・・出力信号、5・・
・参照信号、 6・・・フィルチ出力電圧、11.
18・・・切換えスイッチ、 13・・・レベル判定回路、 14・・・ラッチ回路、 15・・・タイミング回路、
16・・・サンプル・ホールド回路、 17・・・断続スイッチ、R11・・・第1の抵抗、R
12・・・第2の抵抗 R13・・・第3の抵抗、C
・・・コンデンサ。 代理人 弁理士 則 近 憲 缶周
宇 治 弘第2図 1=0
路図、第2図および第3図は第1図の動作を詳説するた
めの説明図、第4図は本発明の伯の実施例を示す回路図
、第5図は第4図の動作を示すタイムチャート、第6図
および第7図は従来のPLL装置を説明するための説明
図である。 1・・・位相比較器、 2・・・ループフィルタ、
3・・・電圧制御形発振器、4・・・出力信号、5・・
・参照信号、 6・・・フィルチ出力電圧、11.
18・・・切換えスイッチ、 13・・・レベル判定回路、 14・・・ラッチ回路、 15・・・タイミング回路、
16・・・サンプル・ホールド回路、 17・・・断続スイッチ、R11・・・第1の抵抗、R
12・・・第2の抵抗 R13・・・第3の抵抗、C
・・・コンデンサ。 代理人 弁理士 則 近 憲 缶周
宇 治 弘第2図 1=0
Claims (2)
- (1)参照信号に位相同期した信号を発生する電圧制御
形発振器と、 前記参照信号および電圧制御発振器からの信号が供給さ
れ両信号の位相差に比例した電圧を発生する位相比較手
段と、 この位相比較手段からの電圧に比例した電流をそれぞれ
導く値の異なる第1、第2の抵抗、これら抵抗のいずれ
か一方を切換選択する切換回路、この切換回路から前記
電流が供給される第3の抵抗およびコンデンサからなる
直列回路を有し、この直列回路の両端に生ずる電圧に基
づいて前記電圧制御形発振器を制御するループフィルタ
と、前記コンデンサに充電される電流により位相同期状
態を判定して前記切換回路を切換制御し、前記コンデン
サの電流値が所定値より大きい状態では値の小さい第1
の抵抗を選択して引込み動作を早め、前記電流値が所定
値より小さい状態では値の大きな第1の抵抗を選択して
前記直流回路での電流変化を抑制するループフィルタ制
御手段と、を具備したことを特徴とするPLL装置。 - (2)前記ループフィルタ制御手段は、 前記切換回路と直列回路との間に介装され前記参照信号
の欠缺期間に対応して断状態となり同信号の回復に伴っ
て続状態となる断続スイッチと、このスイッチの断時直
前の前記ループフィルタの出力電圧をサンプルホールド
するサンプルホールド回路と、 前記断続スイッチの断時は前記ループフィルタの出力電
圧に代えて前記サンプルホールド回路のホールド出力を
電圧制御形発振器に導く切換スイッチと、 前記サンプルホールド回路のホールド出力と参照信号回
復後の前記断続スイッチの続時のループフィルタの出力
とをレベル比較し、両出力レベルの一致で前記第1の抵
抗より第2の抵抗を切換選択せしめるレベル判定手段と
、 を具備して成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項
に記載のPLL装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61060670A JPS62219713A (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | Pll装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61060670A JPS62219713A (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | Pll装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62219713A true JPS62219713A (ja) | 1987-09-28 |
Family
ID=13148991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61060670A Pending JPS62219713A (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | Pll装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62219713A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0226128A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-29 | Pioneer Electron Corp | フェーズロックドループ回路 |
JPH04157923A (ja) * | 1990-10-22 | 1992-05-29 | Nec Corp | Pll回路 |
-
1986
- 1986-03-20 JP JP61060670A patent/JPS62219713A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0226128A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-29 | Pioneer Electron Corp | フェーズロックドループ回路 |
JPH04157923A (ja) * | 1990-10-22 | 1992-05-29 | Nec Corp | Pll回路 |
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