JPS6221555A - カラ−プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、多色印刷が可能なカラープリンタに関する
。

（ロ）従来の技術 従来より知られているカラープリントには、２乃至３色
程度のカラーリボンを用いて、カラー切替信号によりリ
ボンを上下させて印字させるリボン印字方式、選択され
たカラーノズルを制御して印刷印字を行うカラーインク
ジェット方式、色の三原色と黒色を順次配列した熱転写
フィルムを介して、用紙に熱転写する感熱転写方式など
が使用されている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 上記従来のカラープリントにおいて、リボン印字方式で
は、２乃至３色程度のリボンを用いる程度であるので、
多色・中間色印刷は困難であり、色の混入により発色が
よくない等の欠点があった。

また、カラーインクジェット方式は、多重塗布により各
種色及び中間色の印刷が可能であるが、ノズル中でのイ
ンクづまりが発生したり、記録紙に吸湿性の高い性質が
要求されるので、用紙が制限され、その結果、ランニン
グコストが高くなる等の欠点があった。

また、感熱転写方式は、重ね合わせ転写により多色・中
間色の印刷印字が可能であり、用紙も特に制限されるこ
とはないが、色の選択度合によっては効率の悪い印刷例
、例えば１色のみの連続印字などにおいては転写フィル
ムをすく使い切ってしまうという問題があり、つまり他
の色が未使用でも、その転写フィルムは使用済となる問
題があった。さらに転写フィルムは高価であるので、ラ
ンニングコストが高くなること、正常な転写を行うため
一定の転写時間を必要とし、それゆえ印刷印字のスピー
ドが制限される等の欠点があった。

この発明は、上記問題点を一挙に解消し、多色・中間色
印刷印字が可能であり、用紙は普通紙が使用でき、イン
クづまりの発生もなく、しかも転写フィルムを必要とし
ない鮮明印刷印字が可能で、且つランニングコストの低
いカラープリンタを提供することを目的としている。

（ニ）問題点を解決するための手段及び作用この発明の
カラープリンタは、それぞれに粉体導出用の多数の小穴
を有し、それぞれに異なる発色粉体を収納する複数の粉
体カプセルと、記録紙を介して前記粉体カプセルの１つ
に対面し、前記粉体カプセルとの間で前記多数の小穴に
ｉｙ択的に電界を印加する多数の電極を有する静電ヘッ
トと、この静電へソＩこの近傍に設けられ、前記静電ヘ
ッドによる電界印加で前記記録紙に吸着された粉体を記
録紙に固着するための感熱ヘッドとを特徴的に備えてい
る。

このカラープリンタでは、印字すべき情報に応じて選択
される静電ヘッドの電極に電界を印加すると、この静電
ヘッドの各電極に対面する粉体カプセルの小穴からその
粉体カプセル中の粉体が導出され、吸引されて記録紙面
にイ・１着する。そして、静電ヘッドの近傍に設けられ
る感熱ヘッドによって加熱され、熱固着される。粉体カ
プセルは適宜切替えられて、静電ヘッドと対面すること
により、種々のカラー印字がなされる。

（ポ）実施例 以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明する
。

第１図は、この発明の一実施例を示すカラープリンタの
要部側面図である。第２図は、同カラープリンタの要部
上面図である。

このカラープリンタは、静電ヘッド１に記録紙２を介し
て対面する粉体カプセル３ａ、３ｂ、３Ｃ１３ｄが、例
えば水平面内に時計方向に回転するように構成されてい
る。各粉体カプセル３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄはには、そ
れぞれ異なるカラー粉体、例えば赤・青・緑・黒の各粉
体が収納されている。

また、静電ヘッド１の前方（図面の右側）には、記録紙
２の帯電を除去するための帯電除去用ヘッド４ａ、４ｂ
が設けられるとともに、静電ヘッド１の後方（図面の左
側）には、記録紙２に沿って感熱ヘッド５が設けられて
いる。なお６ａ、６ｂ。

６Ｃ１６ｄは、記録紙２を保持・紙送りするためのロー
ラである。

静電ヘッド１は、第３図に示すように、複数の電極ピン
７−い７−２、・・・・・・、７−９が配列され、これ
ら複数の電極ピン７−い７−２、・・・・・・、７−、
、は、スイッチＳ−いＳ４、・・・・・・、Ｓ−７を介
して電源９の電圧が印加されるようになっており、一方
、粉体カプセル３ａ　（３ｂ、３ｃ、３ｄ）には、静電
ヘッド１の各電極ピン７−Ｉ、７−２、・・・・・・、
７−、、に対応する多数の小穴８−６．８−２、・・・
・・・、８−ｎが設けられており、この静電ヘッド１の
電極ピン７−８．７４、・・・・・・、Ｌｆｉと粉体カ
プセル３ａの小穴８−１．８−２、・・・・・・、８−
７の外部ケース間に、・電源９により電圧Ｅが加えられ
るようになっており、何れの電極ピンＬ、、７−２、・
・・・・・、７−７に電圧を印加するかは、スイッチＳ
−＋、Ｓ−２、・・・・・・、Ｓ、、ｆｉを選択オンす
ることによって制御されるようになっている。

上記構成のカラープリンタにおいて印字を行う場合には
、カラープリンタの静電ヘッドｌ、感熱ヘッド５、帯電
除去用ヘッド４ａ、４ｂを含む各ヘッド部を、記録紙２
に対して第２図の矢符Ａの方向に移動させる。そして、
先ず帯電除去用へ・ノド４ａ、４ｂで記録紙２の面に付
着している帯電子を除去しながら、静電ヘッド１のスイ
・ノチＳ−１、Ｓ４、・・・・・・、Ｓ−を印字すべき
情報に応じてオンし、対応する電極ピン７−１７−２、
・・・・・・、Ｌｎに選択的に電圧を印加し、粉体カプ
セル３ａ（３ｂ、３ｃ、３ｄ）の小穴８−０．８−２、
・・・・・・、８−、ｌに電圧を印加し、粉体カプセル
３ａ内の粉体を電極ピン７２．７−２、・・・・・・、
７−ｎの方に吸着して導出し、記録紙２の表面に付着さ
せる。この粉体の付着は、電圧印加がなされた電極ピン
７−３．７−２、・・・・・・、７−７の配置パターン
形状となるので、所望の情報を記録紙２に描くことがで
きる。記録紙２に付着した粉体は、その後、感熱へラド
５によって熱溶着され、紙面に完全に固着され、一連の
印刷処理が終了する。

なお、印字すべきカラーの選択は、粉体カプセル３ａ、
３ｂ、３Ｃ１３ｄを適宜回転させて、印字すべきカラー
の粉体カプセルを静電ヘッド１に対面させることによっ
て行う。

このカラープリンタでは、カラープリントの切替タイミ
ングをパソコン、オフコン等からの１ライン分のデータ
毎としてもよいし、また１ペ一ジ分のデータとしてもよ
い。１ペ一ジ分の印刷では、記録紙２を前後に移動させ
ながら１色毎の重ね印Ｅ１１により、必要なカラー印刷
を行うことになる。

それゆえ、印刷データが文字主体であるか、グラフイン
ク表示主体であるかに応じて、ライン毎印刷とページ毎
印刷を切替制御し、印刷速度を速めることができる。

また、」二記実施例カラープリンタにおいて、すでに設
置されさている帯電除去用ヘッド４ａ、、４ｂ及び感熱
ヘッド５の他に、さらに静電ヘッド１の左側に帯電除去
用ヘッド４ａ’、４ｂ゛、右側に感熱ヘット５゛を並設
し、これらヘッド類の右方向への移動時と左方向への移
動時に、帯電除去用ヘッド４ａ、４ｂ、感熱ヘッド５と
帯電除去用ヘッド４ａ１．４ｂ”、感熱ヘッド５゛をそ
れぞれ移動方向に対応して制御することにより往復印刷
が可能となり、印刷速度を２倍にすることができる。

（へ）発明の効果 この発明によれば、粉体を電界で吸着して紙面に熱溶着
固着するものであるから、熱転写フィルム使用のカラー
プリンタと同様に、一般普通紙に多色重ね印刷が可能で
ある。また、１ライン分の印刷過程中に多色重ね印刷が
可能なので、記録紙の移動を軽減でき、印刷速度が高め
られる。ざらに、転写フィルムが不要であること、イン
クジエソＩ・方式等の如きインクづまりが発生しないこ
と、粉体カプセルの交換は使用量の多いもののみを交換
すればよいので、多量の印刷を安いランニンドコストで
行うことができる等の多くの利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例カラープリンタの要部を
示す側面図、第２図は同平面図、第３図は、静電ヘッド
と粉体カプセルによる印刷動作を説明するための図であ
る。 １：静電ヘッド、　２：記録紙、 ３ａ・３ｂ・３Ｃ・３ｄ：粉体カプセル、５：感熱ヘッ
ド。 特許出願人　　　　　　株式会社島津製作所代理人　　
　　弁理士　中　材　茂　信第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）それぞれに粉体導出用の多数の小穴を有し、それ
   ぞれに異なる発色粉体を収納する複数の粉体カプセルと
   、記録紙を介して前記粉体カプセルの１つに対面し、前
   記粉体カプセルとの間で前記多数の小穴に選択的に電界
   を印加する多数の電極を有する静電ヘッドと、この静電
   ヘッドの近傍に設けられ、前記静電ヘッドによる電界印
   加で前記記録紙に吸着された粉体を記録紙に固着するた
   めの感熱ヘッドとを備えてなることを特徴とするカラー
   プリンタ。