JPH09254430A - 粉体画像形成装置 - Google Patents

粉体画像形成装置

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JPH09254430A
JPH09254430A JP9359296A JP9359296A JPH09254430A JP H09254430 A JPH09254430 A JP H09254430A JP 9359296 A JP9359296 A JP 9359296A JP 9359296 A JP9359296 A JP 9359296A JP H09254430 A JPH09254430 A JP H09254430A
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JP9359296A
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English (en)
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Toshio Sakai
捷夫 酒井
Takahiko Tokumasu
貴彦 徳増
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接記録方式を用いる粉体画像形成装置にお
いて、画像形成時にドライバーを有効に活用する。 【解決手段】 イエロー、マゼンタ、シアンのトナーが
それぞれ収容された3つのトナー容器6と、ブラックト
ナーが収容された4つのトナー容器6とを並設する。そ
して、パルスモータにより、カラー画像を形成するとき
には4つの制御電極列5bがイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4つのトナー容器6に対応し、白黒画像
を形成するときには上記4つの制御電極列5bが4つの
ブラックトナー容器6に対応するようにスライドさせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーを層状に担
持するトナー担持部材と、該トナー担持部材に対向す
る、互いに独立あるいは一連の多数の微小開口部と各微
小開口部のトナー通過を制御する複数の制御電極部とを
備えたトナー飛翔制御部材と、上記トナー飛翔制御部材
を挟んで上記トナー担持部材と反対側に位置する対向電
極とを有し、上記制御電極部に画像信号に応じた電圧を
印加して上記トナー担持部材上のトナーを上記制御電極
部側に飛翔させ、該飛翔したトナーを上記微小開口部を
通し上記対向電極側に移行させて上記トナー飛翔制御部
材と上記対向電極との間に位置する記録部材上に付着さ
せることで画像を形成する粉体画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体画像記録方法としてダイレク
トトーニングまたはトナープロジェクションと称される
画像記録方式が知られている。この画像記録方式は、孔
やスリットの周りに設けた画像電極に電圧を印加し、帯
電させたトナーをその孔やスリットを通して移動(飛
翔)させ、紙等の記録部材に直接画像を形成するもので
ある。
【0003】従来、粉体画像記録方法としてダイレクト
トーニングまたはトナープロジェクションと称される画
像記録方式が知られている。この画像記録方式は、孔や
スリットの周りに設けた画像電極に電圧を印加し、帯電
させたトナーをその孔やスリットを通して移動(飛翔)
させ、紙等の記録部材に直接画像を形成するものであ
る。
【0004】上記画像記録方式については多くの提案が
なされている。例えば、特公昭44−26333号公報
には、背面電極、記録体、制御格子、メッシュ電極、こ
のメッシュ電極にトナーを供給する毛皮ブラシを順に配
置した装置が開示されている。この装置では、絶縁性ト
ナーをブラシの回転により摩擦帯電させ、メッシュ電極
と背面電極の間の空間に形成される電界で加速して背面
電極に向かわせ、制御格子を通して紙上に像を形成す
る。この制御格子に加える電気信号の値を変えるとメッ
シュ電極と制御格子間の電界が逆転し、トナーが飛翔せ
ず地肌部(白)が形成され、また電気信号を加減するこ
とで画像濃度を変えることもできるようになっている。
【0005】ところが、上記装置では絶縁性トナーをも
ちいるので、これを摩擦帯電させるのにブラシを回転さ
せる大がかりな装置が必要となる。絶縁性トナーの摩擦
帯電を、二成分現像方式や一成分現像方式で行うことも
考えられるが、これらにおいても、キャリヤ、撹拌機
構、現像ローラなどが必要のため、装置が大がかりにな
ってしまう。また、摩擦帯電によって熱が発生するた
め、トナーの母体樹脂として比較的融点の高い樹脂を用
いる必要があり、定着時の温度を低下させるのが困難で
あり、省エネルギーが実現されにくいという不具合もあ
る。
【0006】一方、例えば、特開昭58−44456号
公報に開示されている技術では、絶縁性トナーの摩擦帯
電を必要とする欠点を解消する導電性磁性トナーを用
い、背面電極、記録部材、絶縁部材を挟んで設けた制御
電極およびベース電極、トナー担持部材としてのトナー
搬送手段を順に配置した装置が開示されている。上記絶
縁部材を挟んだ制御電極とベース電極には上記トナーが
通過するように開孔が貫通している。この装置ではベー
ス電極とトナー搬送部材間に直流電界を与えてトナー搬
送部材上のトナーをクラウド化させ、上記ベース電極と
上記背面電極との間に直流電界が与えられた状態で、信
号電極に画像形成時の電圧が印加されると、上記クラウ
ド化したトナーが開孔を通って記録部材上に像を形成す
る。このように導電性トナーを用いればあらかじめ電荷
を付与しておかなくても、外部電界で電荷注入させて容
易に帯電させることができ、摩擦帯電を必要としない。
【0007】また、例えば、特公平6−47298号公
報に開示されている技術では、導電性トナーを収容した
導電性ケース内に回転自在に設けられたトナー担持体と
しての導電性ロールと、該導電性ロールと離間して設け
られ、記録部材を搬送する搬送手段を兼ねた対向電極3
と、前記記録部材と前記導電性ロールとの間に設けら
れ、トナーを飛翔させるための微小開口部と該微小開口
部の周囲に設けられた制御電極とを備えたトナー飛翔制
御部材と、を有する記録装置を複数並設した装置が開示
されている。この装置では、各記録装置の導電性ケース
内に異なる色の導電性トナーを入れ、上記トナー飛翔制
御部材に設けられた制御電極に各色に対応した画像信号
を印加して、各色毎に画像を形成してカラー画像を形成
することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の画
像形成装置を用いてカラー画像を形成する場合には、例
えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色の
トナーを用い、例えば白黒の単色画像を形成する場合に
は、そのうちのブラックのトナーのみを用いる。従っ
て、カラー画像形成と白黒の単色画像形成との両方が可
能である画像形成装置において、白黒の単色画像を形成
する場合には、各色毎に設けられたトナー飛翔制御部材
のうち、ブラックのトナー飛翔制御部材のみしか用い
ず、他の色のトナー飛翔制御部材は画像形成になんら寄
与していない。通常、オフィスにおけるプリントはその
大部分が白黒であり、カラープリントを用いる割合は非
常に低く、画像形成装置においてブラック以外の作像部
はほとんど遊んでいる。通常、この種の画像形成装置に
おけるコストの大半は、画像信号に応じた電圧を、画像
形成時に各制御電極に印加するためのドライバーのコス
トで占められている。よって、白黒画像形成時には、上
記ドライバーのほとんどは用いられないため、プリンタ
コストの大半が無駄になっているといえる。
【0009】このような無駄は、種類が異なる複数の異
種トナーを用いて画像形成を行うことができる画像形成
装置において、ある特定の種類のトナーのみを用いて画
像形成を行う場合にも起こりうるものである。
【0010】本発明は以上の背景に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、画像形成時にドライ
バーを有効に活用できる粉体画像形成装置を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、トナーを層状に担持するトナー
担持部材と、該トナー担持部材に対向する、互いに独立
あるいは一連の多数の微小開口部と各微小開口部のトナ
ー通過を制御する複数の制御電極部とを備えたトナー飛
翔制御部材と、上記トナー飛翔制御部材を挟んで上記ト
ナー担持部材と反対側に位置する対向電極とを有し、上
記制御電極部に画像信号に応じた電圧を印加して上記ト
ナー担持部材上のトナーを上記制御電極部側に飛翔さ
せ、該飛翔したトナーを上記微小開口部を通し上記対向
電極側に移行させて上記トナー飛翔制御部材と上記対向
電極との間に位置する記録部材上に付着させることで画
像を形成する粉体画像形成装置という基本構成におい
て、一つの上記トナー担持部材からのトナー飛翔を制御
し得る上記トナー飛翔制御部材を、互いに一体あるいは
別体で複数設け、上記トナー担持部材を該複数のトナー
飛翔制御部材より多い数だけ複数設け、互いに一体の該
複数のトナー飛翔制御部材あるいは互いに別体の該複数
のトナー飛翔制御部材の少なくとも一つと、上記複数の
トナー担持体のうちの2以上との、少なくとも一方を他
方に対して移動可能に構成したことを特徴とするもので
ある。
【0012】この粉体画像形成装置においては、互いに
一体の該複数のトナー飛翔制御部材あるいは互いに別体
の該複数のトナー飛翔制御部材の少なくとも一つと、上
記複数のトナー担持体のうちの2以上との、少なくとも
一方を他方に対して適宜移動させることにより、例えば
フルカラープリントや単色のプリントといったモードに
応じ、トナー飛翔制御部材の数より多い複数のトナー担
持部材のうちからトナー飛翔制御部材の数以下の所望の
複数のトナー担持部材を選択し、選択したトナー担持体
それぞれとトナー飛翔制御部材とを対向させる。このよ
うに、上記トナー飛翔制御部材と、これに対向する上記
トナー担持部材との組み合わせを換えて画像を形成す
る。例えば、フルカラープリント及び白黒プリントを行
う画像形成装置において、ブラック、マゼンタ、シア
ン、イエローのそれぞれのトナー担持部材とつずつの他
にブラックトナー担持担持部材を一つ追加して合計5つ
のトナー担持部材を設ける一方、4つのトナー飛翔制御
部材を設ける。そして、カラープリントを行う場合に
は、上記4つのトナー飛翔制御部材にブラック、マゼン
タ、シアン、イエロートナー担持部材をそれぞれひとつ
ずつ対向させて画像を形成する。一方、2つのブラック
トナー担持部材を用いて高速あるいは高濃度で白黒プリ
ントの記録を行う場合には、上記トナー飛翔制御部材の
少なくともひとつを移動させるか、又は、カラープリン
トの際に用いなかったブラックトナー担持部材と上記マ
ゼンタ、シアン、イエロートナー担持部材のうちの少な
くともひとつを移動させるかし、カラープリントの際に
用いるブラックトナー担持部材の他にカラープリントの
際に用いないブラックトナー担持部材にもトナー飛翔制
御部材を対向させて画像を形成する。このように、モー
ドに応じトナー飛翔制御部材とトナー担持部材との組み
合わせを換えてトナー飛翔制御部材の数より多い数のト
ナー担持部材を適宜選択的に使用し、しかも、トナー飛
翔制御部材の数よりも多い分のトナー担持部材上のトナ
ーを飛翔させるのにも、上記トナー飛翔制御部材を兼用
する。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の粉体画像形
成装置において、上記複数のトナー飛翔制御部材又は上
記複数のトナー担持部材を、複数全体として移動可能に
構成し、上記複数のトナー担持部材のうち2以上に同種
のトナーを担持させ、該同種のトナーを担持した2以上
のトナー担持部材のうち少なくとも2つの配置を、上記
複数のトナー飛翔制御部材にそれぞれ同時に対向し得る
ように設定したことを特徴とするものである。
【0014】この粉体画像形成装置においては、同種の
トナーを担持した2以上のトナー担持部材を用いて高速
あるいは高濃度の記録を行うとき、複数のトナー飛翔制
御部材又は上記複数のトナー担持部材を、複数全体とし
て移動し、該同種のトナーを担持した2以上のトナー担
持部材であって、上記複数のトナー飛翔制御部材にそれ
ぞれ同時に対向し得るように配置した少なくとも2つの
トナー担持体を、上記複数のトナー飛翔制御部材にそれ
ぞれ同時に対向させる。そして、上記トナー飛翔制御部
材によりそれぞれのトナー担持体からのトナーの飛翔を
制御してトナー画像を形成する。例えばフルカラープリ
ント及び白黒プリントを行う画像形成装置において、ブ
ラック、マゼンタ、シアン、イエローのそれぞれのトナ
ー担持部材とつずつの他にブラックトナー担持担持部材
を3つ追加して合計7つのトナー担持部材を設ける一
方、4つのトナー飛翔制御部材を設ける場合、合計4つ
のブラックトナー担持体をまとめて並置する。これによ
れば、フルカラープリントの際にブラック、マゼンタ、
シアン、イエローの合計4つのトナー担持部材に同時に
対向し得る4つのトナー飛翔制御部材、又は、合計7つ
のトナー担持部材を移動させることにより、4つのトナ
ー飛翔制御部材と4つのブラックトナー担持部材とを同
時に対向させることができる。このような対向状態で白
黒のプリントを行えば、高速あるいは高濃度の記録を行
うことができる。
【0015】請求項3の発明は、上記基本構成を有する
粉体画像形成装置において、上記トナー担持部材を複数
設け、該複数のトナー担持部材のうち少なくとも一つの
ものの上記トナー飛翔制御部材対向部の大きさを他のそ
れよりも大きく設定し、上記トナー飛翔制御部材を、互
いに一体あるいは別体で複数設け、該複数のトナー飛翔
制御部材の大きさを、上記複数のトナー担持部材のうち
上記他のトナー担持部材の上記トナー飛翔制御部材対向
部の大きさに対応する大きさに設定し、互いに一体の該
複数のトナー飛翔制御部材あるいは互いに別体の該複数
のトナー飛翔制御部材の少なくとも一つと、上記一つの
トナー担持部材及び上記他のトナー担持部材の少なくと
も一つとの、少なくとも一方を他方に対して移動可能に
構成したことを特徴とするものである。
【0016】この粉体画像形成装置においては、互いに
一体の該複数のトナー飛翔制御部材あるいは互いに別体
の該複数のトナー飛翔制御部材の少なくとも一つと、上
記一つのトナー担持部材及び上記他のトナー担持部材の
少なくとも一つとの、少なくとも一方を他方に対して移
動させることにより、例えばフルカラープリントや単色
のプリントといったモードに応じ、トナー飛翔制御部材
対向部の大きさが他のトナー担持部材よりも大きいトナ
ー担持部材に対して、その一部にトナー飛翔制御部材を
対向させたり、その全部にトナー飛翔制御部材を対向さ
せたりする。このように、上記トナー飛翔制御部材対向
部の大きさが他のトナー担持部材よりも大きいトナー担
持部材に対してのトナー飛翔制御部材の対向の仕方を換
えて画像を形成する。例えば、フルカラープリントを行
う画像形成装置において、ブラック、マゼンタ、シア
ン、イエロートナー担持部材をそれぞれひとつずつと、
トナー飛翔制御部材を4つ設け、ブラックトナー担持部
材の上記トナー飛翔制御部材対向部の大きさを他のそれ
の2倍に設定する。そして、カラープリントを行う場合
には、上記4つのトナー飛翔制御部材にブラック、マゼ
ンタ、シアン、イエロートナー担持部材をそれぞれひと
つずつ対向させて画像を形成する。一方、高速あるいは
高濃度で白黒プリントを行う場合には、上記トナー飛翔
制御部材の少なくともひとつを移動させるか、又は、ブ
ラックトナー担持部材と上記マゼンタ、シアン、イエロ
ートナー担持部材のうちの少なくともひとつを移動させ
るかし、上記ブラックトナー担持部材に上記4つのトナ
ー飛翔制御部材のうちの2つを対向させて画像を形成す
る。このように、モードに応じ上記トナー飛翔制御部材
対向部の大きさが他のトナー担持部材よりも大きいトナ
ー担持部材に対してのトナー飛翔制御部材の対向の仕方
を換えて上記トナー飛翔制御部材対向部の大きさが他の
トナー担持部材よりも大きいトナー担持部材の部分的あ
るいは全体的というように適宜選択的に使用し、しか
も、このように全体的に使用する場合にも、上記トナー
飛翔制御部材を兼用する。
【0017】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
粉体画像形成装置において、上記トナー飛翔制御部材と
上記トナー担持部材との少なくとも一方を移動させる移
動制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0018】この粉体画像形成装置においては、上記複
数のトナー飛翔制御部材に対応する上記トナー担持部材
の組が換わるように、上記トナー飛翔制御部材と上記ト
ナー担持部材との少なくとも一方を、移動手段により移
動させる。
【0019】請求項5の発明は、請求項1、2、3又は
4の粉体画像形成装置において、上記記録部材を搬送す
る搬送手段を設け、上記複数のトナー担持部材に少なく
とも2種類以上のトナーを担持させ、かつ、少なくとも
1種類のトナーについては2以上のトナー担持部材に担
持させ、該2種類以上のトナーを担持した2以上のトナ
ー担持体に、上記複数のトナー飛翔制御部材を対向さ
せ、該2以上のトナー担持体上のトナーを飛翔させて画
像形成を行う第1画像形成モードと、上記1種類のトナ
ーを担持する2以上のトナー担持体に、上記複数のトナ
ー飛翔制御部材を対向させ、該2以上のトナー担持体上
のトナーを飛翔させて画像形成を行う第2画像形成モー
ドとを設け、上記第2画像形成モードの上記搬送手段に
よる記録部材の搬送速度を、上記第1画像形成モードの
上記搬送手段による記録部材の搬送速度よりも高速に設
定したことを特徴とするものである。
【0020】この粉体画像形成装置においては、上記第
2画像形成モードで1種類のトナーを用いて画像を形成
するときには、第1画像形成モードにおけるよりも高速
に、上記記録部材を搬送して高速の画像形成を行う。こ
の時、トナーを飛翔させる電界を形成するために上記制
御電極に電圧を印加し得る最大の時間は、速度比の逆数
倍になる。ここで、例えば、上記複数のトナー飛翔制御
部材で画像を形成する位置を分担すれば、上記電圧を印
加するタイミングの周期を従来と同程度に長くすること
ができる。また、例えば、上記複数のトナー飛翔制御部
材で画像を形成する位置を互いに同じ位置にすれば、従
来と同程度の画像濃度を得ることが可能である。
【0021】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
又は5の粉体画像形成装置において、上記複数のトナー
担持部材のうち2以上に同種類のトナーを担持させ、該
2以上のトナー担持部材に上記複数のトナー飛翔制御部
材を対向させ、該2以上のトナー担持部材上のトナーを
飛翔させて画像形成を行うときの、該2以上のトナー担
持部材それぞれに対向するトナー飛翔制御部材による記
録部材上でのトナー付着位置を、互いに同位置になるよ
うに設定したことを特徴とするものである。
【0022】この粉体画像形成装置においては、上記2
以上のトナー飛翔制御部材をトナー担持部材に対向させ
て単種トナー画像を形成するときに、上記複数のトナー
飛翔制御部材により、記録部材上の互いに同じ位置に画
像を形成する。
【0023】なお、請求項1乃至6の粉体画像形成装置
においては、上記複数のトナー担持部材のうち、少なく
とも一つのものの上記トナー飛翔制御部材対向部の大き
さを上記複数のトナー飛翔制御部材の全てのものの大き
さに対応する大きさに設定するか、又は、上記複数のト
ナー担持部材のうち、上記トナー飛翔制御部材と同数の
トナー担持部材に、同種のトナーを担持させるかし、こ
のような同種のトナーのみを用いた画像を形成する場合
に、上記トナー飛翔制御部材の全てを、上記一つのトナ
ー担持部材又は上記同数のトナー担持部材にそれぞれ対
向させるようにすることが望ましい。これによれば、上
記ひとつのトナー担持部材あるいは同種のトナーを担持
した複数のトナー担持部材に上記複数のトナー飛翔制御
部材の全てを対応させて上記同種トナーのみを用いた画
像を、極めて高速あるいは高濃度で形成することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を粉体画像記録装置
であるカラープリンタに適用した実施形態について説明
する。図1は本実施形態に係るカラープリンタの要部の
概略構成図である。本カラープリンタでは、記録部材と
しての記録紙10は給紙カセット1から呼び出しローラ
2により給紙され、記録紙搬送機能を備え、支持ローラ
31、32に支持されたベルト状の対向電極4の矢印方
向の回動により、複数の制御電極5aからなる制御電極
列5bを4色分有する制御部材5上に送られる。このベ
ルト状対向電極4に記録紙搬送機能を持たせるには、例
えば対向電極4に多数の孔を形成し、図示しないバキュ
ーム装置により、紙を対向電極表面に吸着する。そし
て、この制御部材5の上を水平に送られる間に制御部材
5の下方に配置された、上部に開孔を有する7つのトナ
ー容器6から、上記制御電極5aによる制御で飛翔した
カラートナー(以下、トナーという。)が付着して、記
録紙10への記録が行われる。
【0025】上記対向電極4には、導電性の支持ローラ
31を介して図示しない電圧印加手段により電圧が印加
されている。上記7つのトナー容器6は、右から順に、
Y、M、Cの各色のトナーが収容されたものが3つと、
BKのトナーが収容されたものが4つであり、それぞれ
導電処理がされて接地されている。なお、上記制御電極
5については後述する。
【0026】記録紙10に付着した導電性トナーは、定
着器としての熱ローラ7及び加圧ローラ8の間に送られ
て画像を定着される
【0027】図2は、同プリンタの1色の、上記対向電
極4と上記制御電極5aと上記トナー容器6内に設けら
れたトナー担持体6aを備えた記録部の説明図である。
上記制御電極5aは、トナー担持体上のトナーに電界を
与えることにより、該トナーの飛翔を制御するためのも
のである。上記制御電極5aは、厚さ75μmの、絶縁
体であるポリイミドフィルム52の両面に厚さ25μm
の銅箔を接着し、それぞれの銅箔表面に電極パターンを
露光後にエッチングし、最後に所定の位置に、例えば直
径120μmの孔54を設けて形成することができる。
そして、対向電極4側の上記銅箔を画像信号に応じて電
圧が印加される画像電極51とし、トナー担持体6a側
の上記銅箔を、孔54の直下以外の部分で導電性トナー
91が飛翔しないようにするためのシールド電極53と
する。このシールド電極53は、対向電極と画像電極に
画像記録時の電圧を与えても孔54の直下以外の部分の
トナーに加わる電界が飛翔開始電界を下回って飛翔が起
こらないように、例えばトナー担持体6aと同電位にし
ておく。また、図2の例では、対向電極4と画像電極5
1の間隔は200μm、シールド電極53と導電性トナ
ー91層表面との間隔は100μmである。図2におい
て、トナー担持体6aとシールド電極53は接地され、
対向電極4には一定電圧、例えば−400Vが印加され
ている。また、画像電極51にも一定の電圧、例えば−
120Vが印加されている。このとき、導電性トナー9
1層には飛翔が可能となる程度の電界は与えられない。
そして、記録紙10に記録を行う場合には、図示しない
ICドライバより画像電極に例えば−60Vのパルス電
圧が加算され、前記−120Vと重畳されて−180V
の電圧がかかることとなる。この電圧により導電性トナ
ー91層表面に形成される電界が導電性トナー91の有
する電荷に作用して静電力が生じ、この静電力が導電性
トナー91に作用している導電性トナー91間あるいは
トナー担持体6aとの付着力(ファンデルワールス力)
と重力との和を上回ると、導電性トナー91は導電性ト
ナー91層を離脱して点線で示す電気力線に沿って飛翔
し、記録紙10に付着して画像を形成する。
【0028】図3は、4色分の同記録部の説明図であ
る。4つのトナー容器6にはそれぞれイエロートナー9
11、マゼンタトナー912、シアントナー913、ブ
ラックトナー914が収容されている。対向電極4が記
録紙10を吸着しながら矢印の方向に移動するときに、
下方の4つのトナー容器からイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックのトナーが順次上記記録紙10の所定の位
置に所定量飛翔して、カラー画像を形成する。
【0029】上記制御電極5aにおいて、画像電極51
は通常図4に正面図を示すように上記孔54の周囲を取
り囲むように設けられ、それぞれの孔54に電界を与え
ることによりトナーを飛翔させる。画像電極51への記
録時の電圧駆動には図示しないICドライバーを用いる
が、ICドライバーは高価なため、それぞれの画像電極
に1つずつICドライバーを設けると、プリンタ全体の
コストが高くなってしまう。このため、本実施形態では
時分割駆動を行ってICドライバーの数を減らしてい
る。
【0030】次に、本実施形態における画像電極51及
びシールド電極53の詳細について説明する。図5に1
色分の画像電極及びシールド電極の一例を示す。この例
は、600dpiの一例である。この例では、画像電極
への記録時の電圧駆動に用いる図示しない高価なICド
ライバーの使用量を減らすために600dpiの主走査
1ラインの画像電極を8分割駆動する。図5において、
白抜きの矢印Aで示すように左右方向が記録紙の搬送方
向(以下、紙搬送方向という)である。上記ポリイミド
フィルム52の記録紙搬送側の面に設ける画像電極51
は、8つの孔54分の画像電極51を一体化した共通画
像電極51aの620個の群により構成されている。こ
の620個の共通画像電極51aの群では、各共通画像
電極51aが紙搬送方向に対して所定角度傾斜し、か
つ、隣合う共通画像電極同士の孔中心が紙搬送方向上で
重なり合わないように隣合う共通画像電極と間隔をおい
て配列されている。具体的には、紙搬送方向に直交する
方向(以下、紙幅方向という)における孔54中心のピ
ッチd1が600dpi相当の42.3μmになるよう
に、上記傾斜角度及び間隔が設定されている。この共通
画像電極51aの群全体の寸法は、紙搬送方向w1が
1.65mmで、紙幅方向幅lがA4横幅と同じ210
mmである。
【0031】一方、上記ポリイミドフィルム52の記録
紙搬送側とは反対の面には、前記シールド電極53の機
能を兼ねた分割駆動のための8つのシールド兼分割駆動
電極531〜538が設けられている。このシールド兼
分割駆動電極531〜538は、分割駆動にあたって、
画像信号に応じてトナーを飛翔させる電圧(以下、トナ
ー飛翔用電圧という)が上記共通画像電極51aに印加
されている状態でも、共通画像電極51aの駆動対象の
孔以外の孔についてトナーが通過しないような電界を形
成するためのものである。各シールド兼分割駆動電極5
31〜538それぞれは、搬送方向に対して直交する6
20個の孔を備えている。そして、各シールド兼分割駆
動電極531〜538の620個の孔それぞれが、上記
620個の共通画像電極51aの紙搬送方向における同
一順位の孔に対応するようにして、紙搬送方向に並べら
れている。例えば、紙搬送方向で最下流に位置するシー
ルド兼分割駆動電極531の620個の孔それぞれは、
上記620個の共通画像電極51aの、紙搬送方向にお
ける最下流の孔に対応する。そして、上記620個の共
通画像電極51a及び8つのシールド兼分割駆動電極5
31〜538が図示しないICドライバに接続されてい
る。
【0032】この例の制御電極においては、上記620
個の共通画像電極51aの孔を、紙幅方向に並ぶ紙搬送
方向で1番目の孔の列、同2番目の孔の列というよう
に、シールド兼分割電極531〜538のそれぞれに対
応する紙幅方向の孔列単位で、順次駆動状態にする。具
体的には、例えば紙搬送方向で最上流側の孔列を駆動状
態にするとき、つまり、該最上流側の孔列に相当するド
ットの画像情報に基づいたICドライバの出力を共通画
像電極51aに印加するときは、同最上流側のシールド
兼分割駆動電極538を、画像信号に応じてトナー飛翔
用電圧が印加されている上記共通画像電極51aの孔
に、飛翔トナーの通過する電界が形成され、かつ、トナ
ーを飛翔させない電圧(以下、トナー不飛翔用電圧とい
う)が印加されている上記共通画像電極51aの孔に、
トナーが飛翔しない程度の電界しか形成されない電位状
態(以下、駆動電位状態という)にする。一方、他のシ
ールド兼分割駆動電極531〜537は、画像信号に応
じてトナー飛翔用電圧が印加されている上記共通画像電
極51aの孔にも、その直下のトナーが通過しない程度
の電界しか形成されない電位状態(以下、非駆動電位状
態という)にする。
【0033】例えば、図2の例に関して上述した各部寸
法及び対向電極電圧を採用し、共通画像電極51aにト
ナー飛翔時の電圧として例えば−180V、トナー不飛
散用の電圧として−120Vをそれぞれ用いた場合、上
記シールド兼分割駆動電極531〜538の駆動電圧状
態様の電圧としては例えば20V、非駆動電圧状態の電
圧としては0V(すなわち接地)を印加する。これによ
れば、トナー飛翔のための電界強度の下限である飛翔開
始電界強度が、例えば4.0×10の5乗(V/m)で
ある低抵抗のトナーを用いた場合、トナー飛翔用電圧が
印加された共通画像電極51の孔と、駆動電圧状態用の
電圧が印加されたシールド電極53の孔とが重なる孔5
4の直下では、トナー層に加わる電界強度が飛翔開始電
界強度を上回って飛翔が起こり、該孔54を通って対向
電極側に移転し、記録紙10に付着する。また、印加電
圧の組み合わせがこれとは異なる孔54、すなわち、ト
ナー不飛翔用電圧が印加されている共通画像電極51a
の孔と駆動電圧状態の電圧が印加されているシールド兼
分割駆動電極531〜538の孔とが重なる孔54や、
共通画像電極51への印加電圧が上記トナー飛散用電圧
かトナー不飛散用電圧かを問わず、非駆動電圧状態の電
圧が印加されているシールド兼分割駆動電極51の孔と
共通画像電極51の孔とが重なる孔54の直下では、ト
ナー層に加わる電界が飛翔開始電界を下回って飛翔は起
こらない。
【0034】そして、上記620個の共通画像電極51
aの紙搬送方向で例えば上流側から2番目の孔列を駆動
状態にするときは、同上流側から2番目のシールド兼分
割駆動電極537を駆動電位状態にし、他のシールド兼
分割駆動電極531〜536及び538は非駆動電位状
態にする。以上の8分割駆動で、例えば、共通画像電極
51aのすべてにトナー飛翔用電圧を印加した状態で、
シールド兼分割駆動電極531〜538の紙搬送方向に
おけるピッチ分だけ記録紙が移動する時間をずらして上
記8個のシールド兼分割駆動電極531〜538を順次
駆動状態にすれば、紙幅方向に1本の直線が記録紙10
上に記録される。
【0035】図6に同カラープリンタの4色分の制御電
極列5bを有する制御部材5を示す。各色とも表面に6
20個の共通画像電極からなる共通画像電極群51Y、
51M、51C、51Bkと、裏面に8個のシールド兼
分割駆動電極(図示せず。)を有する。なお図中、リー
ド線に対応して記入した数字は、620個の画像電極の
1番目から620番目それぞれとの対応を示すものであ
る。各色間のピッチd2は18.6mm、全体幅w2は6
1.8mmであり、この4色分の共通画像電極群は同一の
ポリイミドフィルム上に、上述の方法で1回のパターン
露光で同時に形成することが可能である。そのため、4
色分の共通画像電極群間の位置精度は非常に高く、一番
離れたイエローの共通画像電極群51Yとブラックの共
通画像電極群51Bk間でも15μm以下の位置精度を
保つことができる。無論、電極幅内でリード線を引き出
せるシールド兼分割駆動電極についても、上述の方法で
1回のパターン露光による4色同時形成が可能で、高い
位置精度を保つことができる。この結果、非常に位置合
わせに優れた高精細のプリントを得ることができる。
【0036】ここで、各色の顔料を分散し、シアン、マ
ゼンタ、イエロー、ブラックに着色した、直径6μmの
ポリスチレン樹脂球に透明な極性制御材をスプレードラ
イ法で厚さ0.1μmにコートし、さらに平均粒径0.
1μmのシリカ(SiO2)微粉を1.5wt%まぶじ
て4色のトナーを作成した。その抵抗率は4色とも10
の4乗Ωcmと低抵抗であった。
【0037】本実施形態においては、上記制御電極列5
bに対応するトナー容器が替わるように、上記7つのト
ナー容器を容易にスライドさせることができるような構
成を採用している。例えば、図1において、カラー画像
を形成する場合には、実線で示す位置にトナー容器6が
配置され、制御電極列5bにイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックのトナー容器が対応している。また、白黒
の単色プリント画像を形成する場合には図示しないパル
スモータにより、図中の2点鎖線の位置までトナー容器
6がスライドされ、上記制御電極列5bに4つのブラッ
クのトナー容器が対応する。なお、図1の装置において
はスライド距離は66mmであり、スライドに要する時間
は約2secであるので、ゆっくりと正確な位置に固定す
ることができる。
【0038】次に、上記方法で作成したマゼンタトナー
912を、図2の装置で−120Vの電圧が印加されて
いる画像電極にさらに−60Vのパルス電圧を加算して
飛翔させた場合の、上記パルス電圧印加時間の変化によ
る記録部材への単位面積当たりのトナー付着量と光学濃
度の変化を計算した結果を図7に示す。トナー付着量は
パルス幅に比例して増加するが、光学濃度は0.12ms
ec付近でほぼ頭打ちとなる。従って、1色当たり0.1
2msecずつ電圧を印加すれば、それぞれの色について充
分な画像濃度が得られることとなる。
【0039】ここで、例えば、記録紙10としての普通
紙を対向電極4に42.3mm/secで搬送させる場合、
600dpiの1ドット42.3μmが制御電極上を通
過する時間は1msecである。また、本実施形態では、前
述のように画像電極を8分割駆動しているので、各画像
電極に画像形成のためのパルス電圧を与えられる最大の
時間(以下、最大パルス幅という)は0.125msecと
なる。そこで、上記記録紙を42.3mm/secで搬送し、
トナー容器6を実線の位置にセットし、上述の方法で作
成した4色のトナーを上記トナー容器に入れて、−12
0Vの電圧が印加されている画像電極に、図示しないI
Cドライバーから画像信号に応じて−60Vのパルス電
圧を0.125msec間ずつ加算したところ、フルカラー
プリントが得られた。この時のプリント速度は7.7p
pmであった。
【0040】一方、例えば白黒の単色プリントを行う場
合には、4つのトナー担持体6aを備えたトナー容器6
を用いてトナーを4回飛翔させることができる。この
時、例えば記録紙の搬送速度を4倍にすると、最大パル
ス幅は0.125msecの1/4倍の約0.03msecにな
る。ここで、画像電極への電圧印加を0.03msecずつ
にして同一箇所に4回ずつ画像形成を行えば、0.03
msecの4倍、すなわち0.12msecの電圧印加を行った
場合と同様の画像濃度が得られる。
【0041】そこで、図8に示すように4色分の制御電
極列5bに対応する4つのトナー容器全てにマゼンタト
ナー912を入れて、対向電極4の移動速度を4倍の1
69.2mm/secとし、−120Vの電圧が印加されてい
る各画像電極にさらに−60Vのパルス電圧を0.03
msecずつ加算して画像形成を行った。この結果、1つの
制御電極列5bを用いて画像電極に0.12msecのパル
ス電圧を印加した場合と同様に画像濃度1.3のマゼン
タ画像が得られた。次に、図1の装置において、上記パ
ルスモータにより図中の2点鎖線の位置までトナー容器
6をスライドし、上記4つの制御電極列5bに4つのブ
ラックのトナー容器を対応させて画像を形成したとこ
ろ、31ppmで高解像力の白黒プリントを得ることが
できた。
【0042】上記構成においては7つのトナー容器6を
スライド可能としたが、図9に示すように、7つのトナ
ー容器6は固定し、制御電極列5bをスライド可能とし
た構成を採用してもよい。この場合、カラー画像を形成
する場合には、実線で示す位置に制御電極列5bが配置
され、4つの制御電極列5bにイエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックのトナー容器が対応している。また、白
黒の単色プリント画像を形成する場合には図示しないパ
ルスモータにより、図中の2点鎖線の位置までトナー容
器6がスライドされ、上記制御電極列5bに4つのブラ
ックのトナー容器が対応する。
【0043】以上、上記実施形態によれば、上記トナー
担持体7aを有するトナー容器の数が上記制御電極列5
bの数より多く、上記トナー容器をスライドさせて上記
制御電極列5bに対向させる上記トナー容器の組を換
え、上記制御電極列を互いに異なるトナー担持体に対し
て兼用して画像形成することができる。このため、各制
御電極を駆動するためのコストの高いICドライバーを
有効に活用することができる。
【0044】また、上記実施形態によれば、複数の制御
電極列5bを複数のブラックトナーを収容したトナー容
器に対向させて画像を形成することができる。よって、
白黒の単色画像を形成するときに制御電極を駆動するI
Cドライバーを無駄なく活用することができる。
【0045】また、上記実施形態によれば、上記移動手
段としてのパルスモータにより上記7つのトナー容器6
あるいは4つの制御電極列5bをスライドさせるので、
上記4つの制御電極列5bに対応する上記トナー容器の
組を、白黒プリントを行う場合とカラープリントを行う
場合とで、機械的に容易に切り換えられる。
【0046】また、上記実施形態によれば、白黒プリン
トを行う際に、4つの制御電極列5b全てにブラックト
ナーを収容したトナー容器6を対応させて画像を形成で
きるので、コストの高いICドライバーを最も有効に活
用することができる。また、制御電極列5b全てを用い
て同一箇所にトナーを飛翔させることができるので最も
高速に画像形成することが可能となる。
【0047】また、上記実施形態によれば、白黒プリン
トを行う際の記録紙10の搬送速度をカラープリントを
行う際の搬送速度の4倍に設定しているので、カラー画
像の4倍の速度で白黒画像を高速に形成することができ
る。また、この時の最大パルス幅は1/4となるが、4
つの制御電極列5bで記録紙10上の同一箇所に4回ト
ナーを飛翔させるので、カラー画像を形成する場合と同
一の画像濃度を得ることができる。
【0048】なお、上記実施形態においてはブラックト
ナーを収容したトナー容器を4つ設けた場合について説
明したが、4つの制御電極列5bに対応しうる幅のブラ
ックトナー容器6Bkを設けてもよい。この場合、4つ
の各制御電極列5bに対応する位置に、トナーが飛翔す
るための開口部を設ける。通常、トナーを用いて画像形
成を行うプリンタにおいては、使用頻度の高いブラック
トナーの容器を大きくすると、トナーの流動性が液体ほ
ど良好ではないため該トナーを最後まで使いきることが
できない。しかしながら、本実施形態においては、上述
のように設けた4つの開口部からそれぞれトナーの飛翔
を行わせるため、1/4の大きさのトナー容器を4つ用
いた場合と同様に、トナーを均一に消費することができ
る。従って、使用頻度の高いブラックトナーを多量に保
持することができてトナー容器の交換の手間を減らすこ
とができると共に、トナー容器内のトナーを無駄なく消
費することができる。
【0049】例えば、図9の4つのブラックトナーのト
ナー容器6の代わりに、上部に22mmの間隔を空けて幅
2mmの平行なスリットを4つ設けた幅が86mmのブラッ
クトナー容器6Bkを、図10に示すように設け、長期
に使用したところ、容器内のトナーは均一に消費され
た。なお、図10において、制御電極列をカラープリン
トを行う位置に固定し、ブラックトナー容器6Bkの右
端のスリットのみ使用して長期に使用すると、容器内の
左半分のトナーの多くが使用できずに残ってしまうが、
前述のように、オフィスにおけるプリントはその大部分
が白黒であるため、このようなことはほとんど心配な
い。
【0050】また、上記実施形態では、4つの制御電極
列5bで記録紙10上の同一箇所に4回トナーを飛翔さ
せて白黒プリントを行う場合について述べたが、上記4
つの制御電極列5bで画像形成を行う位置を分担しても
よい。この場合、上記最大パルス幅は小さくなるにも関
わらず、各画像電極を駆動、非駆動するタイミングの周
期が従来と変わらないので、安定した電圧駆動を行うこ
とができる。
【0051】また、上記実施形態では、導電性トナー9
1として正又は負のみに帯電する整流性トナーを用いる
こともできる。例えば、正のみに帯電する整流性トナー
としては、例えば、スチレンとアクリル系モノマーと下
式で表される陽イオン性ポリマーの強重合体を母体樹脂
とし、その中に色材を分散し、その表面にシリカをまぶ
して通常の粉砕法で形成することができる。
【化1】 上記方法で形成した整流性トナーは上記プリンタで用い
る電圧の範囲内では正のみに帯電し、負には帯電しない
ので、該トナーを用いる場合には、各電極に上記実施形
態で述べた電圧と逆極性の電圧を印加する。整流性トナ
ーを用いれば、記録紙10の抵抗が低い場合でも、記録
紙10に付着した整流性トナーに所望の極性と逆極性の
電荷が注入されず、所望の極性と逆極性に帯電して逆飛
翔することがない。このため、例えば高温高湿環境下で
も充分な画像濃度が得られる。また、トナーを積層した
場合にも、静電誘導により2層目以降のトナーが所望の
極性と逆極性に帯電して逆飛翔することもないので、異
色トナーを積層して良好なフルカラープリントを得るこ
ともできる。また、トナーが一方向にしか飛翔しないよ
うな電界を与えれば、トナーが所望の極性と逆極性に帯
電して逆飛翔することがないので、記録部材に向かって
飛翔するトナーと逆飛翔するトナーが弾性衝突を起こし
て記録部材上の目的の画像の周りに散らばってトナーが
付着することがない。よって、画像と非画像の境界が明
確なシャープな画像を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、モード
に応じトナー飛翔制御部材とトナー担持部材との組み合
わせを換えてトナー飛翔制御部材の数より多い数のトナ
ー担持部材を適宜選択的に使用し、しかも、画像形成の
高速化や高濃度等のためにトナー飛翔制御部材の数より
も多い分のトナー担持部材上のトナーを飛翔させるのに
も、上記トナー飛翔制御部材を兼用することができるの
で、上記トナー飛翔制御部材を駆動するための高価なド
ライバーを有効に活用することができるという優れた効
果がある。
【0053】特に、請求項2の発明によれば、2以上の
トナー飛翔制御部材に同種のトナーを担持したトナー担
持体を対向させ、上記トナー飛翔制御部材によりそれぞ
れの該トナー担持体からのトナーの飛翔を制御して単種
トナー画像を形成することができる。従って、単種トナ
ー画像を形成する際にも、2以上のトナー飛翔制御部材
を駆動するドライバーを用いるので、該ドライバーを有
効に活用することができるという優れた効果がある。
【0054】請求項3の発明によれば、モードに応じ上
記トナー飛翔制御部材対向部の大きさが他のトナー担持
部材よりも大きいトナー担持部材に対してのトナー飛翔
制御部材の対向の仕方を換えて上記トナー飛翔制御部材
対向部の大きさが他のトナー担持部材よりも大きいトナ
ー担持部材の部分的あるいは全体的というように適宜選
択的に使用し、しかも、画像形成の高速化や高濃度等の
ためにこのように全体的に使用する場合にも、上記トナ
ー飛翔制御部材を兼用することができるので、上記トナ
ー飛翔制御部材を駆動するための高価なドライバーを有
効に活用することができるという優れた効果がある。ま
た、上記トナー飛翔制御部材対向部の大きさが他のトナ
ー担持部材よりも大きいトナー担持部材に、使用頻度の
高いブラックトナーを多量に担持させれば、トナー容器
なとの交換の手間を減らすことができる。この場合、上
述のように、このトナー担持体に対しては適宜全体的に
もトナー飛翔制御部材を対向させるので、これとは異な
り、他のトナー担持部材と同程度の大きさのトナー飛翔
制御部材対向部を有するトナー担持部材に同様に多量の
トナーを担持させる場合のように、担持トナーの部分的
な消費によるトナー残りなどの不具合も回避できる。
【0055】更に、請求項4の発明によれば、上記トナ
ー飛翔制御部材と上記トナー担持部材との少なくとも一
方を、上記移動手段により移動させて、上記複数のトナ
ー飛翔制御部材に対応する上記トナー担持部材の組を自
動的に容易に切り換えられるという優れた効果がある。
【0056】また更に、請求項5の発明によれば、上記
第2画像形成モードで1種類のトナーを用いて画像を形
成するときには、第1画像形成モードにおけるよりも高
速に、上記記録部材を搬送して高速の画像形成を行うこ
とができる。しかも、例えば、上記複数のトナー飛翔制
御部材で画像を形成する位置を分担すれば、上記電圧を
印加するタイミングの周期を従来と同程度に長くするこ
とができるので、安定した電圧駆動を行いながら、高速
に画像を形成することができるという優れた効果があ
る。また、例えば、上記複数のトナー飛翔制御部材で画
像を形成する位置を互いに同じ位置にすれば、従来と同
程度の画像濃度を得ることが可能であり、高速に画像を
形成することができるという優れた効果がある。
【0057】また更に、請求項6の発明によれば、上記
2以上のトナー飛翔制御部材をトナー担持部材に対向さ
せて単種トナー画像を形成するときに、画像を形成する
位置が互いに同じ位置となるので、異種トナー画像を形
成する場合と画像濃度を同一にすることができるという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラープリンタの概略構成を示
す正面図。
【図2】同プリンタの1色の記録部の説明図。
【図3】同プリンタの4色の記録部の説明図。
【図4】同記録部の画像電極の説明図。
【図5】図1のプリンタの1色の制御電極列の平面図。
【図6】同プリンタの4色の制御電極列の平面図。
【図7】図2の装置で画像電極へのパルス電圧印加時間
の変化による、記録部材への単位面積当たりのトナー付
着量と光学濃度の変化の計算結果の説明図。
【図8】図3の記録部を用いて単色プリントを行う場合
の説明図。
【図9】変形例に係るカラープリンタの概略構成を示す
正面図。
【図10】変形例に係るカラープリンタの概略構成を示
す正面図。
【符号の説明】
1 給紙カセット 10 記録紙 2 呼び出しローラ 3 搬送ローラ対 4 対向電極 5 制御部 5a 制御電極 5b 制御電極列 51 画像電極 52 ポリイミドフィルム 53 シールド電極 531〜538 シールド電極 54 孔 6 トナー容器 6a トナー担持部材 7 熱ローラ 8 加圧ローラ 91 導電性トナー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーを層状に担持するトナー担持部材
    と、該トナー担持部材に対向する、互いに独立あるいは
    一連の多数の微小開口部と各微小開口部のトナー通過を
    制御する複数の制御電極部とを備えたトナー飛翔制御部
    材と、上記トナー飛翔制御部材を挟んで上記トナー担持
    部材と反対側に位置する対向電極とを有し、上記制御電
    極部に画像信号に応じた電圧を印加して上記トナー担持
    部材上のトナーを上記制御電極部側に飛翔させ、該飛翔
    したトナーを上記微小開口部を通し上記対向電極側に移
    行させて上記トナー飛翔制御部材と上記対向電極との間
    に位置する記録部材上に付着させることで画像を形成す
    る粉体画像形成装置において、一つの上記トナー担持部
    材からのトナー飛翔を制御し得る上記トナー飛翔制御部
    材を、互いに一体あるいは別体で複数設け、上記トナー
    担持部材を該複数のトナー飛翔制御部材より多い数だけ
    複数設け、互いに一体の該複数のトナー飛翔制御部材あ
    るいは互いに別体の該複数のトナー飛翔制御部材の少な
    くとも一つと、上記複数のトナー担持体のうちの2以上
    との、少なくとも一方を他方に対して移動可能に構成し
    たことを特徴とする粉体画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の粉体画像形成装置において、上
    記複数のトナー飛翔制御部材又は上記複数のトナー担持
    部材を、複数全体として移動可能に構成し、上記複数の
    トナー担持部材のうち2以上に同種のトナーを担持さ
    せ、該同種のトナーを担持した2以上のトナー担持部材
    のうち少なくとも2つの配置を、上記複数のトナー飛翔
    制御部材にそれぞれ同時に対向し得るように設定したこ
    とを特徴とする粉体画像形成装置。
  3. 【請求項3】トナーを層状に担持するトナー担持部材
    と、該トナー担持部材に対向する、互いに独立あるいは
    一連の多数の微小開口部と各微小開口部のトナー通過を
    制御する複数の制御電極部とを備えたトナー飛翔制御部
    材と、上記トナー飛翔制御部材を挟んで上記トナー担持
    部材と反対側に位置する対向電極とを有し、上記制御電
    極部に画像信号に応じた電圧を印加して上記トナー担持
    部材上のトナーを上記制御電極部側に飛翔させ、該飛翔
    したトナーを上記微小開口部を通し上記対向電極側に移
    行させて上記トナー飛翔制御部材と上記対向電極との間
    に位置する記録部材上に付着させることで画像を形成す
    る粉体画像形成装置において、上記トナー担持部材を複
    数設け、該複数のトナー担持部材のうち少なくとも一つ
    のものの上記トナー飛翔制御部材対向部の大きさを他の
    それよりも大きく設定し、上記トナー飛翔制御部材を、
    互いに一体あるいは別体で複数設け、該複数のトナー飛
    翔制御部材の大きさを、上記複数のトナー担持部材のう
    ち上記他のトナー担持部材の上記トナー飛翔制御部材対
    向部の大きさに対応する大きさに設定し、互いに一体の
    該複数のトナー飛翔制御部材あるいは互いに別体の該複
    数のトナー飛翔制御部材の少なくとも一つと、上記一つ
    のトナー担持部材及び上記他のトナー担持部材の少なく
    とも一つとの、少なくとも一方を他方に対して移動可能
    に構成したことを特徴とする粉体画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の粉体画像形成装置に
    おいて、上記トナー飛翔制御部材と上記トナー担持部材
    との少なくとも一方を移動させる移動手段を設けたこと
    を特徴とする粉体画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の粉体画像形成装
    置において、上記記録部材を搬送する搬送手段を設け、
    上記複数のトナー担持部材に少なくとも2種類以上のト
    ナーを担持させ、かつ、少なくとも1種類のトナーにつ
    いては2以上のトナー担持部材に担持させ、該2種類以
    上のトナーを担持した2以上のトナー担持体に、上記複
    数のトナー飛翔制御部材を対向させ、該2以上のトナー
    担持体上のトナーを飛翔させて画像形成を行う第1画像
    形成モードと、上記1種類のトナーを担持する2以上の
    トナー担持体に、上記複数のトナー飛翔制御部材を対向
    させ、該2以上のトナー担持体上のトナーを飛翔させて
    画像形成を行う第2画像形成モードとを設け、上記第2
    画像形成モードの上記搬送手段による記録部材の搬送速
    度を、上記第1画像形成モードの上記搬送手段による記
    録部材の搬送速度よりも高速に設定したことを特徴とす
    る粉体画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の粉体画像形
    成装置において、上記複数のトナー担持部材のうち2以
    上に同種類のトナーを担持させ、該2以上のトナー担持
    部材に上記複数のトナー飛翔制御部材を対向させ、該2
    以上のトナー担持部材上のトナーを飛翔させて画像形成
    を行うときの、該2以上のトナー担持部材それぞれに対
    向するトナー飛翔制御部材による記録部材上でのトナー
    付着位置を、互いに同位置になるように設定したことを
    特徴とする粉体画像形成装置。
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