JPS6021268A - 多色印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱信号を使用する新たな多色印刷原理を実現
する装置に関する。

従来の熱信号を使用する多色印刷方式としては第ｊ図、
第２図に示すような、熱転写シートを用いた感熱転写方
式がある。以下、従来例を説明する。第１図に示す如く
、ベース１上に、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の４
色を順次にぬり分けた熱可塑性インクＪ５２をコートし
た転写媒体３と、被転写紙４を接触させ、サーマルヘッ
ド５によって、熱発生させると、その部分だけインク層
２が被転写紙４へ転写されることにより印刷される。実
際の構成は第２図に示すようなもので、搬送ドラム６上
に被転写紙４をまきつけ、複数回、回転することによっ
て、一枚の多色印刷を行うようになっている。

通常、インク＃２は、濃度を確保するため４μ以上の厚
みが必要とされているため、所要エネルギーが大きい、
ドツトの切れが悪くなる。という問題かある。上記２つ
の欠点は、インク層の厚みを薄くすれば改曽さ゛れるこ
とが分かっている。

また、インク層に使用する顔料又は染料は、インク層全
体としての、熱効率、地汚れ防止、各種用紙への転写性
等の物性を満足させようとすると、色再現範＠、濃度、
カラーバランス等からもつとも良い、顔料の組み合わせ
を採用することが出来ない上、顔料又は染料単独の時と
、インク層として他の樹脂成分と混合した時では、色彩
的な特性が大きく変化する。

本発明は以上の欠点を除去し、高品位な多色印刷を、安
定に熱効率よく行う装置を提供することにある。

以下本発明につき説明する。

本発明では、従来例の熱転写媒体３のかわりに、第３図
に示す如く、ベース５１の下側に、無色又は透明な熱可
塑性樹脂層５２をコートした２Ｎタイプ５７か、２層タ
イプの上側に、抵抗層５３をコートした３層タイプ５８
を使用する。２　Ｍタイプ５７を使用する場合は、従来
例と同様にサーマルヘッド５を使用するが、６層タイプ
５８の場合は、第４図に示すような通電型のヘッド５４
を使用し、抵抗層５３に通電発熱させる形で用いる。

５５と５６の間に電流を流す。

全体の１ＲＩＪ戒は第５図に示す如くであり、例えば通
電型ヘッド５４と、搬送ドラム６上に固定した被転写紙
４との間に、３層タイプ５８をはさみ接触させる。そし
て、搬送ドラム６を矢印方向に回転させながら、入力信
号に従って通電し、３ｆＦＩタイプ５８の無色又は透明
の熱可塑性樹脂層５２を溶融、被転写紙４上に転写する
。ここまでが潜像形成部６０である。このようにして形
成された被転写紙４上の無色又は透明の熱可塑性樹脂層
５２のパターンを着色現像するために、加熱部１１にて
　□、温度バイアスを与える。温度は、丁度、熱可塑性
樹脂層５２がのり状の粘着性を示す温度としておく。こ
のようにして、被転写紙４上に、粘着性に起因する潜像
パターンを作ることが出来る。

その后マグロール現像部５９で現像する訳である！ ６１中に、永久磁石６２を複数極有し、かつ回転する構
造のものである。これに磁性を有するキャリア粒子６５
を近接させると、磁力線にしたかってブラシ６４を形成
し、かつ永久磁石が回転すると、それに従ってブラシ６
４が変化し、常に新しいキャリア粒子６５が表面へ出て
来る。着色トナー粒子６６は、キャリア粒子６５とマサ
ツ帯電によって異性帯電するようになっている。したか
って全体でみると、着色トナー６６によるやわ！らかい
ブラシ群が出来たことになる。これは、静電式複写機に
使用される。乾式＝成分現像アステムと同様のものと考
えてよい。これで、被転写紙４の表面をこすると、第７
図に示す如く粘着性を有する熱可塑性樹脂層５２表面で
は、キャリア粒子６５と着色トナー粒子６６との帯電に
よる静電気的付着力にまさって粘着力が強いから、着色
トナー粒子６６が熱可塑性樹脂５２表面に移り現像され
る被転写紙４表面には、粘着性がないので、着色トナー
粒子６６は移らない。

このようにして、多色印刷の日数分だけ、上記プロセス
をくり返せば、完成できる。

したがって、マグロール現像部５９は、着色トナーの色
の数の分だけマグロールが必要であり、該当する色のマ
グロールのみが近接し、他のマグロールは、はなれてい
るようにしておく。

以下実施例を説明し、その后本発明の効果について述べ
る。

〈実施例〉 第３図における転写シート３層タイプ５８は、６μＰＩ
ＩＣＴをベース５１とし、融点６０℃のワックス系透明
熱可塑性樹脂を１μ厚にコートして、熱可塑性樹脂層５
２とした。

これを第５図に示すような構成とし、５ドツト／ｆＸｎ
、横５００ドツトのラインヘッドを使用し、２ｍ　ｓｅ
ｅ　／ラインの速度で印刷した。

着色トナー粒子６６は、平均粒径１０μの、カラ−プル
ーフ（紫外線硬化型粘着シート使用型）用の、イエロー
、シアン、マゼンタ、黒の４種類を用い、現像を行った
。

その結果、従来の熱転写シート（インク層厚４μ）に比
べて、所用エネルギーが約半分に減少した他、ドツトが
きれいにぬけ、径のバラツキが従来の１／３程度に軽減
された。また、色再現範囲は、第８図のＯ０工、Ｅ、の
色度図に示す如く、従来の熱転写シートによる色再現範
囲一×−×−と比べて一〇−〇−線で示されるように大
巾に広がっているため、非常に品位の高い印刷が出来た
。

なお、従来の熱転写方式では、被転写紙４の違いの影響
を強く受け、第８図に示すように、普通紙では、−Δ−
八へ線で示すごく狭い範囲になってしまう。特別の熱転
用に表面処理した紙だと、−×−×−印まで広がるだけ
である。

ところが本発明による実施例では、用紙による差異がほ
とんど認められなかった。

以上、説明して来たように、本発明によれば、被転写紙
の影響を全んど受けずに理想的な色再現範囲が得られ、
所用エネルギーが低く従ってシステムコストが安価であ
り、ドツト再現性のすぐれた多色印刷装置が実現出来る
。

【図面の簡単な説明】

第１＠（α）、Ｃｈ）Ｉ　ＣＣ）、第２図は従来の熱転
方式を示す。 第３図（α）、　（ｈ）、第４図は本発明によるシート
、ヘッド構造、第５図は全体構成、第６図（α）＃　＜
ｈ＞は、マグロール現像部、第７図は現像のしくみを示
す。 ＊ｓｔｍは、従来方式と本発明による実施例の、色再現
範囲を示す。 ５２・・・・・・熱可塑性樹脂層 ４・・・・・・・・・被転写紙 ５７・、・５８・・・・・・熱転写媒体６・・・・・・
・・・搬送ドラム ６０・・・・・・潜像形成部 ６６・・・・・・トナー ６５・・・・・・キャリア粒子 ５９・・・・・・マグロール現像部 １１・・・・・・加熱部 以　上 出願人　株式会社諏肪精工舎 代理人　弁理士　最上　務 （α〕 第２図 第３図 第４図 ２θ 第５図 第８１２１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱により、無色又は透明の熱可塑性樹脂層を転写する、
   発熱部、被転写紙、熱可塑性樹脂層を有する熱転写媒体
   、搬送ドラムよりなる、潜像形成部、２色以上の複数の
   トナーと、各々を静電気的保持するキャリア粒子と、キ
   ャリア粒子を磁気的に保持するマグロール現像部と、温
   度バイアスを与える加熱部を有し、前記潜像形成部にお
   いて、前記発熱部を入力信号により選択的に発熱させ、
   その熱によって、前記転写媒体の無色又は透明の前記熱
   可塑性樹脂層を、溶融、前記被転写紙に熱転写し、その
   后、前記加熱部を、前記被転写紙が通過時に、温度バイ
   アスを与え、前記熱可塑性樹脂層が丁度、のり状の粘着
   性を有する状態に保持する、その后マグロール現像部に
   おいて、粘着力の有無に従って、前記着色トナー現像を
   行うことを特徴とする多色印刷装置。