JPS62213192A - Emi対策用回路基板とその製造方法 - Google Patents

Emi対策用回路基板とその製造方法

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JPS62213192A
JPS62213192A JP61056714A JP5671486A JPS62213192A JP S62213192 A JPS62213192 A JP S62213192A JP 61056714 A JP61056714 A JP 61056714A JP 5671486 A JP5671486 A JP 5671486A JP S62213192 A JPS62213192 A JP S62213192A
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solder
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はEMI対策用回路基板に関し、特にたとえば
家庭用テレビゲームなどのようにケーブルなどによって
他の機器に接続される電子回路を構成する、EMI対策
用回路基板に関する。
(従来技術) 最近では、FCC(連邦通信委員会)と同じように、我
が国においても、電磁波妨害(EMI)についての規制
が厳しくなってきた。本件出願人は、先に、たとえば実
開昭58−72895号などによって、そのようなEM
Iを防止することができる装置を提案した。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の従来技術は、シールドケースを用いるため、たと
えばパーソナルコンピュータやその他の独立した機器に
ついては非常に有効である。
しかしながら、たとえばファミリーコンピュータ(登録
商標)のような家庭用ゲーム機のEMT対策としては十
分ではなかった。その理由は、ゲーム機本体が長いケー
ブルを介して他の機器たとえばテレビジョン受像機やコ
ントローラなどに接続されるからである。すなわち、上
述の従来技術では、シールドケース内に電磁波エネルギ
を閉じ込めて不要輻射を防止するものであり、ゲーム機
から延びるケーブルを通して輻射される電磁波に対して
は有効ではない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な構成のE
MI対策用回路基板を提供することである。
この発明の他の目的は、回路基板上に構成された電子回
路からの不要な電磁波の輻射を効果的に抑制できる、E
MI対策用回路基板を提供することである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、節単にいえば、基板、基板の少なくとも一
方主面上に形成され、かつ所望の回路に応じてアースパ
ターンを含む回路パターンが形成された導電層、アース
パターンの部分を除いて基板上に導電層を覆うように形
成される絶縁層、および絶縁層上に形成され、アースパ
ターンに接続される銅性インク層を備える、EMI対策
用回路基板である。
(作用) 導電層の上の銅性インク層がない従来の回路基板では、
導電層において隣接するパターン間で浮遊容量ないし分
布容量を形成する。この発明では、導電層の上にそれに
接近して銅性インク層が形成されているので、導電層の
各パターンは隣接するパターンとの間でよりもむしろ、
その接近した銅性インク層との間でのみ分布容量を形成
する。
この銅性インク層は、アースパターンに接続されている
ので、高周波的にアースされることになる。したがって
、導電層の各パターンにたとえば誘導などによって生じ
た不要な電磁波が、上述の分布容量を通してアースに流
れる。そのため、回路基板それ自体において不要な電磁
波エネルギが除去される。
(発明の効果) この発明によれば、電子回路を構成する回路基板それ自
体における不要成分のエネルギが低減されるので、たと
えそれにケーブルなどを接続しても、そのケーブルを通
して不要輻射が生じることはない。したがって、この発
明は、あらゆる形式の電子機器のEMI対策として非常
に有効である。すなわち、従来のもののように、シール
ドケースを用いるEMI対策では、電子回路基板それ自
体から延長されたケーブルなどを通して不要な電磁波が
輻射されたが、この発明の回路基板を用いれば、その回
路基板そのものにおいて既に不要な電磁波が除去されて
いるので、そこにケーブルなどを接続してもそれらにか
かわらず、安定的に不要輻射を防止することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例を示す断面図である。この
回路基板ないしプリント基板10は、たとえば合成樹脂
やセラミックスのような絶縁材料からなる基板12を含
む。この基板12はいわゆる両面基板として構成されて
いて、基板12の両主面には、たとえば銅箔のような導
電層I4が形成されていて、この導電層14にはエツチ
ングによって必要な回路のための回路パターンが形成さ
れる。なお、この回路パターンには、通常アースパター
ンが含まれる。
基板12にはスルーホール16があけられていて、この
スルーホール16の内壁にはめっき層18が形成される
。このめっき層18は、基板12の両面の導電層14を
相互に接続する必要のある場合に形成され、その両端が
対応するそれぞれの導電層14に接続される。なお、め
っき層18は、スルーホール16が単に部品(図示せず
)の挿入孔として用いられ場合には不要であるかも知れ
ない。
基板12の両主面には、導電層14を覆うように、しか
しアースパターン14aの部分を除いて、半田;/シス
ト層20が形成される。この半田レジスト層20は、導
電層14のうち、後の工程において半田が付着されるべ
きではない領域に形成されるものであるが、さらに、後
述の銅インク層22と導電層14との絶縁を確保するた
めにも利用され得る。また、この半田レジスト層20に
よって覆われていないないアースパターン14aには、
後述の銅性インク層22が接続される。
基板12の両生面上には、半田レジスト層20の上に、
基板12のほぼ全面にわたって、導電層14を覆うよう
に、銅性インク層22が形成される。この銅性インク層
22を形成するための銅性インクとしては、たとえば、
タック電線株式会社製の商品名・銅性インクなどが利用
可能である。
ちなみに、この銅性インクは、フィラーとしての銅の微
粒子と、これら微粒子どうしを強固に接着するためのバ
インダと、防錆剤とを混合してつくられている。銅微粒
子の粒径は、この銅性インク層22を印刷形成する際の
シルクスクリーンのメソシュ径よりも小さく選ばれる。
また、バインダは、熱硬化性の合成樹脂たとえばフェノ
ール樹脂のような溶剤中に電解キャリアが散在されてい
るものを用いる。
このような銅性インク層22はそれが硬化した後には、
その比抵抗はたとえば10−4〜IQ−6ciI/Ωで
ある。したがって、この銅性インク層22が電磁波シー
ルドとして十分機能する。
基板12の上面には、さらに、銅性インク層22を覆っ
て、第2の絶縁層としての半田レジスト層24が形成さ
れる。
上述の銅性インクN22がEMI対策として有効なので
ある。すなわち、導電層14の回路パターンが銅性イン
クFI22に近接して配置されるので、導電層の各回路
パターンには、隣接のパターンとの間よりむしろ、この
銅性インク層22との間で浮遊容量ないし分布容量が形
成される。したがって、この導電層14の回路パターン
に誘導された不要周波数成分のエネルギは、形成された
分布容量を介して銅性インク層22に流れる。一方、銅
性インクN22は、前述のように導電jli14のアー
スパターン14aに接続されて高周波的にはアースされ
ている。したがって、銅性インク層22に流れ込んだ電
磁波エネルギは、結局、高周波アースに流れることにな
る。そのため、導電層14の各回路パターンには不要電
磁波エネルギが蓄積されることがない。したがって、も
し、その回路基板10によって電子回路を構成して、そ
れにケーブルなどを接続しても、このケーブルに輻射エ
ネルギが乗ることはない。
このことを、第16図を参照して説明する。第16図に
おいて、線Aが従来の基板を用いた場合の輻射レベルを
示し、線Bがこの発明の実施例の基板を用いた場合を示
す。この第16図から、従来の場合にはたとえば67.
03MHzにおいて50.60dBljVもの大きな不
要輻射があった。これに対して、この実施例によれば、
輻射レベルは殆どノイズ成分だけとなり、FCCやその
他の規制を全く問題なく克服できる。
つぎに、第2図〜第7図を参照して、第1図実施例の回
路基板10の製造方法の一例について説明する。
先ず、第2図に示すように、基板12を準備する。この
基板12は、たとえばエポキシ樹脂や祇フェノールのよ
うな合成樹脂あるいはセラミックス等によって、その厚
みがたとえば1.2−1゜6fiのものとして作られる
。そして、基板12の、両主面には、たとえば30−7
0μm程度の厚みの銅箔によって、後の工程で第1の回
路に応じたパターンが形成されるべき導電層14′が形
成される。
続いて、第3図に示すように、基板12に、導電層14
′も貫通するように、たとえば多軸ボール盤を用いて、
スルーホール16を形成する。このスルーホール16は
両主面の導電N14を相互接続するために利用されると
ともに、単なる電子部品のリード線挿入孔等としても利
用され得る。
そして、穿孔端面の研磨処理をした後、次工程に移る。
つぎに、第4図に示すように、スルーホール16の内壁
にたとえば電解めっきあるいは無電解めっきによって、
めっきJW18を形成する。したがって、基板12の両
面の導電N14′どうしが接続される。
続いて、導電Ji14をエツチングして、第5図に示す
ように、アースパターン14aを含む必要な回路に応じ
た回路パターンを形成する。すなわち、先ず必要なパタ
ーンに応じてエツチングレジストを印刷するとともに、
スルーホール16の「孔埋め」などを施し、その後、ウ
ェットエツチングあるいはドライエツチングすることに
よって必要な回路パターンを形成する。
その後、第6図に示すように、第1の絶縁層として機能
する、半田レジスト層20を印刷する。
このとき、導電層14の酸化や劣化を防止するために、
防錆処理が施されてもよい。
ここまでの工程は、従来の多層基板のみならずプリント
基板の一般的な製造工程として、よく知られているとこ
ろである。
次に、第7図に示すように、第1の絶縁層すなわち半田
レジスト層2上に、導電層14を覆うように、はぼ全面
にわたって、銅性インク層22を形成する。詳しくいう
と、基板12の主面上に、銅性インク層22として必要
な印刷パターンを有するシルクスクリーン(図示せず)
を配置、位置決めし、前述のような所定の銅性インクに
よって、印刷する。なお、銅性インク層22′としてそ
の比抵抗の十分率さいものを用いる場合には、銅性イン
ク層22′は、アースパターン14aを覆ってしまうよ
うに形成されてもよい。
その後、印刷された銅性インクを加熱して硬化させる。
フェノール樹脂はたとえば熱硬化性のものであり、たと
えば145℃30分程度で、縮合反応により硬化する。
この硬化に際して、銅性インクは、その面方向のみなら
ずその厚み方向にも縮む。なお、発明者の実験によれば
、硬化した後の銅性インク1i22の基板12などとの
接着強度は、たとえば3φのランドで3 kgの引っ張
り荷重に耐えることができ、銅箔のような導電層14と
ほぼ等しい。
最後に、第1図に示すように、基板12の両面全域にわ
たって、第2の絶縁層としての半田レジスト層26を、
たとえば塗布あるいは印刷によって、形成する。このよ
うにして、多層基板10が製造される。
第8図はこの発明の他の実施例を示す断面図である。こ
の回路基板ないしプリント基板10は、たとえば合成樹
脂やセラミックスのような絶縁材料からなる基板12を
含む。この基板工2はいわゆる両面基板として構成され
ていて、基板12の回定面には、たとえば銅箔のような
導電層14が形成されていて、この導電層14にはエツ
チングによって必要な回路のための回路パターンが形成
される。なお、この回路パターンには、通常アースパタ
ーン14aが含まれる。
基板12にはスルーホール16があけられていて、この
スルーホール16の内壁にはめっき層18が形成される
。このめっき層18は、基板12の両面の導電層14を
相互に接続する必要のある場合に形成され、その両端が
対応するそれぞれの導電層14に接続される。なお、め
っき層18は、スルーホール16が単に部品(図示せず
)の挿入孔として用いられ場合には不要であるかも知れ
ない。
基板120両主回定は、導電[14を覆うように、しか
しアースパターン14aの部分を除いて、半田レジスト
層20が形成される。この半田レジスト層20は、導電
Ff14のうち、後の工程において半田が付着されるべ
きではない領域に形成されるものであるが、さらに、後
述の半田付着可能層すなわち銅性インク層22′と導電
層14との絶縁を確保するためにも利用され得る。また
、この半田レジスト層20によって覆われていないアー
スパターン14aには、後述の半田層26が接続される
基板12の両生面上には、半田レジスト層20を介して
、基板12のほぼ全面にわたって、導電層14を覆うよ
うに、銅性インク層22′が形成される。この銅性イン
ク層22′を形成するための銅性インクとしては、たと
えば、タック電線株式会社製の商品名・銅性インクなど
が利用可能である。ちなみに、この銅性インクは、フィ
ラーとしての銅の微粒子と、これら微粒子どうしを強固
に接着するためのバインダと、防錆剤とを混合してつく
られている。銅微粒子の粒径は、この銅性インク層22
′を印刷形成する際のシルクスクリ−ンのメソシュ径よ
りも小さく選ばれる。また、バインダは、熱硬化性の合
成樹脂たとえばフェノール樹脂のような溶剤中に電解キ
ャリアが散在されているものを用いる。
このような銅性インクを用いて銅性インク層22′を形
成するのであるが、この銅性インク層22′の表面近傍
には、バインダが硬化すると、半田付着可能層が形成さ
れる。そして、この銅性インク層22′ (半田付着可
能層)、スルーホール16の内壁のめっき層18および
導電層14上に、たとえば半田ディツプによって半田層
26を形成する。この半田1’126は、その半田付着
可能層(銅インク層)22′と同じように基板12の主
面のほぼ全域にわたって形成される。このとき、アース
パターン14aの部分では半田レジスト層20が除かれ
ているため、半田層26は、結局、そのアースパターン
14aに接続されることになる。
半田層26は、銅性インク層22′の比抵抗を小さくす
る(導電性を向上させる)とともに、その機械的強度を
増強する役目を果たす。硬化した後の銅性インク層22
′だけの比抵抗がたとえば10−’ 〜10−”cal
/Ωであるとすると、半田層26を形成した後には、全
体としては、比抵抗は、たとえば1O−9col/Ω程
度になる。したがって、この銅性インク層22′すなわ
ち半田N26が、電磁波シールドとして機能できるので
ある。
なお、このとき、半田層26は、少なくとも銅性インク
層22′上を覆うように形成されればよく、必ずしも銅
箔による回路パターンすなわち導電N14やめっき層1
8上に形成される必要はない。
基板12の上面には、さらに、半田レジスト層20、半
田層26を覆って、第2の絶縁層としての半田レジスト
層24が形成される。
上述の半田層26がEMI対策として有効なのである。
すなわち、導電層14の回路パターンが半田層26に近
接するので、導電層の各回路パターンには、隣接のパタ
ーンとの間よりむしろ、この半田層26との間で浮遊容
量ないし分布容量が形成される。したがって、この導電
層14の回路パターンに誘導された不要周波数成分のエ
ネルギは、形成された分布容量を介して半田層26に流
れる。一方、半田層26は、前述のように導電層14の
アースパターン14aに接続されて高周波的にはアース
されている。したがって、半田層26に流れ込んだ電磁
波エネルギは、結局、高周波アースに流れることになる
。そのため、導電層14の各回路パターンには不要電磁
波エネルギが蓄積されることがない。したがって、もし
、その回路基板10によって電子回路を構成して、それ
にケーブルなどを接続しても、このケーブルに輻射エネ
ルギが乗ることはない。
このことを、第16図を参照して説明する。第16図に
おいて、線Aが従来の基板を用いた場合の輻射レベルを
示し、線Bがこの発明の実施例の基板を用いた場合を示
す。この第16図から、従来の場合にはたとえば67.
03MHzにおいて50.60dBIIVもの大きな不
要輻射があった。これに対して、この実施例によれば、
輻射レベルは殆どノイズ成分だけとなり、FCCやその
他の規制を全く問題なく克服できる。
つぎに、第9図〜第15図を参照して、第8図実施例の
回路基板10の製造方法の一例について説明する。
先ず、第9図に示すように、基板12を準備する。この
基板12は、たとえばエポキシ樹脂や祇フェノールのよ
うな合成樹脂あるいはセラミックス等によって、その厚
みがたとえばl  2−1゜6flのものとして作られ
る。そして、基板12の両主面には、たとえば30−7
0μm程度の厚みの銅箔によって、後の工程で、アース
パターン14aを含んで必要な回路に応じたパターンが
形成されるべき導電層14′が形成される。
続いて、第10図に示すように、基板12に、導電層1
4′も貫通するように、たとえば多軸ボール盤を用いて
、スルーホール16を形成する。
このスルーホール16は両主面の導電it 4 ’t−
相互接続するために利用されるとともに、単なる電子部
品のリード線挿入孔等としても利用され得る。そして、
穿孔端面の研磨処理をした後、次工程に移る。
つぎに、第11図に示すように、スルーホール16の内
壁にたとえば電解めっきあるいは無電解めっきによって
、めっき層18を形成する。したがって、基板12の両
面の導電層14′どうしが接続される。
続いて、導電N14′をエツチングして、第12図に示
すように、回路に応じたパターンを形成する。すなわち
、先ず必要なパターンに応じてエツチングレジストを印
刷するとともに、スルーホール16の「孔埋め」などを
施し、その後、ウェットエツチングあるいはドライエツ
チングすることによってアースパターン14aを含む必
要な回路パターンを形成する。
その後、第13図に示すように、第1の絶縁層として機
能する、半田レジスト層20を印刷する。このとき、導
電層14の酸化や劣化を防止するために、防錆処理が施
されてもよい。
ここまでの工程は、従来の多層基板のみならずプリント
基板の一般的な製造工程として、よく知られているとこ
ろである。
次に、第14図に示すように、第1の絶縁層すなわち半
田レジスト層20および/または導電層14の上に、は
ぼ全面にわたって、銅性インク層22′を形成する。詳
しくいうと、基板12の主面上に、電磁波シールドとし
て必要な形状の印刷パターンを有するシルクスクリーン
(図示せず)を配置、位置決めし、前述のような所定の
銅性インクによって、印刷する。。
その後、印刷された銅性インクを加熱して硬化させる。
フェノール樹脂はたとえば熱硬化性のものであり、たと
えば145℃30分程度で、縮合反応により硬化する。
この硬化に際して、銅インクは、その面方向のみならず
その厚み方向にも縮む。なお、発明者の実験によれば、
硬化した後の銅性インク層22′の基板12などとの接
着強度は、たとえば3φのランドで3 kgの引っ張り
荷重にたえることができ、銅箔のような導電層14とほ
ぼ等しい。
また、銅性インクが硬化する際、その表面近傍に半田付
着可能層が形成される。すなわち、銅性インク層22′
の表面が半田付は可能になる。
その後、第15図に示すように、少な(とも銅性インク
ji22’を覆って(実際には半田が付着するすべての
部分)に半田N26を形成する。詳しくいうと、この第
14図の工程では、半田レベラ、リフロー半田あるいは
半田ディッピングによって、基板12の主面に半田を付
着させる。
この半田層26は、前述のように、銅性インク層22′
を機械的に補強するとともに、電磁波シールドとしての
導電性を向上させる。
最後に、第8図に示すように、基板12の回定面全域に
わたって、第2の絶縁層としての半田レジストl1f2
4を、たとえば塗布あるいは印刷によって、形成する。
このようにして、回路基板10が製造される。
なお、上述の実施例では、半田付着可能層を形成するた
めに、その比抵抗が比較的小さい銅性インクを用いた。
しかしながら、この半田付着可能層は、より小さい導電
性の導電インクで形成されてもよ(、その比抵抗がたと
えば106〜108cm”/Ω程度の絶縁性のものでも
よく、要は、そこに半田付着可能層が形成されればよい
のである。なぜなら、その後の工程で形成される半田層
26が十分な導電性を有し、実質的にそれが電磁波シー
ルドとして十分機能し得るからである。この場合、銅性
インク層22′は、アースパターンを覆わないように形
成される必要があろう。なぜなら、後に形成される半田
層26がその銅性インクN22′によって導電層14と
の間で絶縁されてしまうからである。
もし、絶縁性の半田付着可能層が形成される場合には、
第1の絶縁層としての半田レジスト層20は特に形成す
る必要がないであろう。というのも、半田付着可能層そ
れ自体で半田層26と導電層14との間の絶縁が確保で
きるからである。
なお、上述のいずれの実施例においても、電磁波シール
ドとしての銅性インク層22(22’)または半田層2
6を基板12の両生面上に形成し7た。しかしながら、
発明者の実験によれば、これらは基板12の一方主面上
にだけ形成されてもよい。
また、電磁波シールドとしての銅性インク層22(22
’)または半田層26を基板12の両生面上に形成する
場合には、アースパターン14aは一方主面にのみ形成
しておき、数箇所のスルーホールをアースに接続し、他
方主面の銅性インク層22または半田層26はそのスル
ーホールに接続するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例を示す断面図である。 第2図〜第7図は第1図実施例の回路基板を製造する方
法の一例を工程順次に示す断面図である第8図はこの発
明の一実施例を示す断面図である。 第9図〜第15図は第8図実施例の回路基板を製造する
方法の一例を工程順次に示す断面図である。 第16図はこの発明の実施例の〈発明の効果)を説明す
るためのグラフであり、横軸に周波数を、縦軸に輻射電
界強度を、それぞれ示す。 図において、10は回路基板、12は絶縁基板、14は
導電層、20および24は半田レジスト層、22.22
’は銅性インク層、26は半田層を示す。 特許出願人   任天堂株式会社 代理人 弁理士 山 1)義 人 (ほか1名) 第 1 図   図面の浄書(餡に轍更なし)65 に 第81 第9i−+ 14′ 第120 第15!211 ψ     砺l燃 訃 は          ど 手続ネ甫正書印発) 昭和61年06月13日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 2、発明の名称 EMI対策用回路基板とその製造方法 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 住 所 京都府京都市東山区福稲上高松町60番地名 
称     任天堂株式会社 代表者  山 内  博 4、代 理 人 $540 !!!大阪(06) 76
4−5443 (代)住 所 大阪市東区谷町5丁目3
0番地自発補正 6、補正により増加する発明の数  27.補正の対象 (1)願書の発明の名称の欄 (2)明細書の発明の名称の欄、特許請求の範囲の欄、
発明の詳細な説明の欄および図面の簡単な説明の欄 (3)図面 8、補正の内容 (1)願書の発明の名称rEMI対策用回路基板」をr
EMI対策用回路基板とその製造方法」に訂正する。 (2)明細書の発明の名称rEMI対策用回路基板」を
rEMI対策用回路基板とその製造方法」に訂正する。 (3)明細書の特許請求の範囲を別紙のとおり訂正する
。 (4)明細書第17頁第13行と第14行との間に下記
の文章を加入する。 記 このことを、第17図および第18図を参照して具体的
に説明する。第17図は従来の一般的な回路基板の等価
回路図であるが、この等価回路において、素子1aと1
bとを接続する信号線2および3ならびにアースライン
4は、それぞれ、その長さに応じたインダクタンスを有
し、各信号線2および3の間ならびに各信号線2および
3とアースライン4との間には、線間距離に応じた分布
容量が生じる。ところが、アースライン4にインダクタ
ンス成分があると、信号中の高周波成分に対してアース
ライン4がグランドとして働かず、インダクタンスによ
ってアースライン4の両端に電位差が生じるとともに、
これによるエネルギがアースライン4上に残留する。こ
のエネルギが大きくなると、ノイズとなって外部に漏れ
、周辺の電子部品機器に対して電磁波障害を及ぼす。 これに対して、この実施例の回路基板では、第18図に
示すような等価回路となり、アースライン4′が各信号
線2および3のパターンのほぼ全面を覆っているので、
インダクタンス成分は含まれず、高周波の電位差が生じ
ないためアースライン4′にエネルギが滞留することは
殆どない。 また、従来の回路基板では、それぞれの分布容量が信号
線および3間または各信号線2および3とアースライン
4との間の距離によって異なり、分布容量が不均一とな
り、信号の流れる経路の途中でインダクタンスが変化し
て、高周波の伝送上のミスマツチングが生じる。このた
め、信号中の不要な高周波成分が信号線2および3条に
滞留してしまい、このエネルギがノイズとなって外部電
極に漏れ、または輻射してしまう。 これに対して、この実施例の回路基板では、各信号線2
および3とアースライン4′との間の距離がほぼ均一で
あり、それに伴って、両者間のぶんふ容量が均一化され
、かつ信号線2および3間の分布に容量を無視できる程
度の大きな値となる。 したがって、従来なら各信号2および3上に蓄積された
高周波成分のエネルギがその分布容量を介してアースラ
イン4′に流れてしまうので、不要輻射が生じることは
ない。 (5)明細書第17頁第14行の[このことを、第16
図を参照して説明する。」を「第16図はこの実施例の
効果を説明するためのグラフである。 」に訂正する。 (6)明細書第24頁第2行の「(発明の効果)」を「
効果」に訂正する。 (7)明細書第24頁第4行と第5行との間に下記の文
章を加入する。 記 第17図および第18図はこの実施例の効果を説明する
ための等価回路図であり、第17図が従来の一般的な回
路基板のものを示し、第18図がこの実施例の回路基板
のものを示す。 (8)第17図および第18図を別紙の通り追加する。 以上 2、特許請求の範囲 1 基板、 前記基板の少なくとも一方主面上に形成され、かつ所望
の回路パターン−ζユニ乙二!」]極j−虻形成された
第1の導電層、 前記アース」の部分を除いて前記基板上に前記第1の導
電層を覆うように形成される絶縁層、および 前記第1の4響 上の 1 ム 囲の部 をうように絶
縁層上に形成され、恋2j亘二亜皇血j己アース  に
  されて  ′ シールドとして[1すしく社)tx
tを備える、EMI対策用回路基板。 i 1記第2の   は1記   上に・ さ虹 逮月1U行1反。 厘a 紅 匁m国。 および 童フuL5 ステップ、 (e)1記半田・−可2序に゛′田寸によって半板の1
゛1  法。 竺゛17図 p−’iB図 手続ネ甫正書(方式) %式% 2、発明の名称 EMI対策用回路基板とその製造方法 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 住 所 京都府京都市東山区福稲上高松町60番地名 
称    任天堂株式会社 代表者  山 内  博 4、代 理 人 55401!大阪(06) 764−
5443 (代)住 所 大阪市東区谷町5丁目30番
地6、補正の対象 7、補正の内容 願書に最初に添付した図面の浄書・別紙のとおり (内
容に変更なし) 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板、 前記基板の少なくとも一方主面上に形成され、かつ所望
    の回路に応じてアースパターンを含む回路パターンが形
    成された導電層、 前記アースパターンの部分を除いて前記基板上に前記導
    電層を覆うように形成される絶縁層、および 前記絶縁層上に形成され、前記アースパターンに接続さ
    れる銅性インク層を備える、EMI対策用回路基板。 2 前記銅性インク層を覆うように前記基板上に形成さ
    れる第2の絶縁層を含む、特許請求の範囲第1項記載の
    EMI対策用回路基板。
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