JPS62208217A - 脱穀機の揺動選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、脱穀機の揺動選別装置に関し、ハーベスタ
やコンバイン等に利用できる。

従来の技術 脱穀室の脱穀カバー等に抵抗板を設け、脱穀室内で回転
する扱胴の回転方向に対して抵抗板の傾斜角度を変更し
て、脱穀物の脱穀軸方向の移送処理速度を調節し、脱穀
処理の容易な脱穀物の場合は、抵抗板による抵抗を小さ
くし、脱穀処理の困難な脱穀物の場合は、抵抗板による
抵抗を大きくして脱穀を十分に行わせうる構成としてい
る。

発明が解決しようとする問題点 上記の如き形態で１選別装置′として揺動選別棚を設け
る場合は、脱穀室内における脱穀処理速度を高めると揺
動′選別棚上での藁屑等の移送処理速度が遅れて１選別
の低下、藁屑の停滞、詰り等の障害を生ずることがある
。

問題点を解決するための手段 この発明は、脱穀室（１）から排出される脱穀物を受け
て揺動移送しながら選別する揺動選別棚（２）の揺動傾
斜角度（３）を、この脱穀室（１）内の脱穀物の移送を
速くするときは緩傾斜にし又遅くするときは急傾斜にす
べく連動構成してなる脱穀機の揺動選別装置の構成とす
る。

発明の作用 脱穀室（１）で脱穀される脱穀物は、揺動選別棚（２）
に漏下して受けられ、この揺動選別棚（２）の揺動作用
によって移送されながら選別処理される。脱穀室（１）
内の脱穀物の移送を速くするように調節すると、揺動選
別棚（２）の揺動傾斜角度（３）が緩傾斜になって、脱
穀室（１）内の脱穀物の脱穀処理が速やかに行われて、
脱穀物の揺動選別棚（２）上への漏下処理も速くなり、
同時にこの揺動選別棚（２）の藁屑等の揺動移送速度も
速くなる。又、逆に脱穀室（１）内の脱穀物の移送を遅
くするように調節すると、揺動選別棚（２）の揺動傾斜
角度（３）が急傾斜となって揺動選別の移送処理速度も
遅くなる。

発明の効果 このように脱穀室（１）内での脱穀物の脱穀処理速度と
連動して揺動傾斜角度（３）を調節するものであるから
、脱穀室（１）内での脱穀処理速度と、揺動選別棚（２
）での移送選別速度とを同調させることによって、脱穀
選別処理を平衡させることができ、操作を簡単、容易に
して、効率的な脱穀を行いうる。

実施例 なお、図例において、脱穀室（１）は下側に脱穀網（４
）を設け、扱胴（５）を扱胴軸（６）によって回転すべ
く連動構成している。又、この脱穀室（１）の−側に前
後方向に沿う殻稈移送装置（７）を設け、前側の殻稈供
給口（８）から後端の排稈口（９）へ移送しながら、糖
部を扱胴（５）の回転によって脱穀処理する。

この脱穀室（１）の上側の脱穀カバー（１ωには抵抗板
（１１）を前後回動自在に枢着（１りし、この抵抗板（
１１）を扱胴（５）の回転方向に対して前後適宜の範囲
で回動することにより、前側の殻稈供給口（８）側への
傾斜角度（＋３１を大きくすれば脱穀物の移送抵抗は大
きくなり、文通に後側の排稈口（９）側への傾斜角度（
１４Ｊを大きくすれば脱穀物は後方へ移送され易くなる
。このような抵抗板（１１）の調節は、脱穀機体部分に
設けた操作レバー（１９に連結せるワイヤ（ＩＥ９によ
って連動構成している。

脱穀室（１）及びこの後方に連通ずる排塵室（＋７）の
下側に設けた選別室＋１１に、揺動選別棚（２）を設け
る。

揺動選別棚（２）は、排稈口（９）の下位から排塵室（
Ｉηの下側に互って藁屑等を受けて揺動移送しながら選
別するストロ−ラック（＋９を設け、脱穀網（４）の下
側からストロ−ラック（１（ト）の下位に亘って主とし
て脱穀粒を受けて揺動移送しながら選別する選別棚＋２
１ｍを設けている。この揺動選別棚（２）の前端部には
、偏心軸（２＋１を設け、この偏心軸（２１１の回転に
よって揺動選別棚（２）を揺動駆動する。又後端部には
左右両側にロール（２Ｘ５を設け、このロール（２２１
を支持案内する案内レール（至）を１機体側枠（ハ）に
対して揺動傾斜角度（３）を調節自在に枢着するもので
、軸四によって左右の案内レール（２）を一体重に連結
して、この軸四回りに回動すべく設けられている。１２
ｅはこの案内レール（ηを操作レバー（＋９によって連
動操作するワイヤ、（５）はこの戻りばねである。

選別室（Ｉｌｌの下部には選別風路シ１が設けられ、前
端部には唐箕（至）を設け、圧風を上記選別棚−からス
トロ−ラック（１１の後端部を経て排塵室（ｍ後上部の
吸引排塵機Ｏ０に送風して風選しうる構成である。

０υは選別風路（２）底部の一番受樋、（支）は二番受
樋である。（至）は二番揚穀機である。

操作レバー（＋９によって、抵抗板（１１）の傾斜角度
（１３を大きくすれば、これと連動して案内レール乃の
揺動傾斜角度（３）は大きくなり、又、逆に抵抗板ｃ１
１）の傾斜角度（＋４１を大きくすれば、揺動傾斜角度
Ｔ３１は小さくなって水平状態に近くなる。

脱穀室（１）における穀稈は移送装置（７）によって排
稈口（９）から排塵室（ｌη上側を経て、機体後方へ排
送される。脱穀物は、脱穀網（４）、排稈口（９）等か
ら漏下して、下側の揺動選別棚（２）上に受けられて移
送されながら選別される。穀粒は選別棚（２［１上を揺
動移送されなから漏下選別され整粒は一番受樋０１１に
集送され、二番物は二番受樋（至）から二番揚穀機口を
経て脱穀室（１）へ還元再処理される。又、排稈口（９
）等から排出される藁屑等は、ストロ−ラック（１９１
上を揺動移送されながら、穀粒が漏下選別され、藁屑や
塵埃等は吸引排塵機（至）から排出される。

このような揺動選別棚（２）の揺動傾斜角度（３）は。

ロール（２Ｘ５を案内する案内レール四の傾斜角度によ
って決められるが、この揺動傾斜角度（３）が大きく急
角度になると、前後方向の揺動行程が短かくなり、選別
物の移送分力は小さくなり、移送速度も遅くなる。又、
逆に揺動傾斜角度（３）が小さく緩傾斜になると移送速
度は速くなる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は側断面
図、第２図は後断面図、第３図は一部の連動機構図であ
る。 図中、符号（１）は脱穀室、（２）は揺動選別棚、（３
）は揺動傾斜角度を示す。 ′特許出願人の名称 井関農機株式会社 代表者井関昌孝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 脱穀室（１）から排出される脱穀物を受けて揺動移送し
   ながら選別する揺動選別棚（２）の揺動傾斜角度（３）
   を、この脱穀室（１）内の脱穀物の移送を速くするとき
   は緩傾斜にし又遅くするときは急傾斜にすべく連動構成
   してなる脱穀機の揺動選別装置。