JPS62205017A - 徐放性芳香粉体 - Google Patents

徐放性芳香粉体

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Publication number
JPS62205017A
JPS62205017A JP61046390A JP4639086A JPS62205017A JP S62205017 A JPS62205017 A JP S62205017A JP 61046390 A JP61046390 A JP 61046390A JP 4639086 A JP4639086 A JP 4639086A JP S62205017 A JPS62205017 A JP S62205017A
Authority
JP
Japan
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powder
porous
inorganic
organic
average particle
Prior art date
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Pending
Application number
JP61046390A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yokoyama
広幸 横山
Shigenori Kumagai
重則 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62205017A publication Critical patent/JPS62205017A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は徐放性芳香粉体に関し、更に詳しくは多孔性粉
体の表面を無機及び/又は有機粉末で被覆することより
香料を長期に亘って放散することができる徐放性芳香粉
体に関する。
従来の技術 香料素材が、動物または植物から得られる天然香料と化
学的合成手段によって製造される合成香料とに大別され
ることはよく知られている通りである。優れた香りを創
作するためにパーヒユーマーは長年の経験とセンス、更
にはインスピレーションによって、これらの香料素材を
組み合わせている。一方、優れた香料の条件の一つは、
香りが長く持続し、しかも香り始めから終りまでずっと
ほとんど同じような香りを放たなければならないという
点である。このため、香料を長期に亘って少量ずつ継続
的に揮散させる芳香剤がこれまで種々提案されている。
このような芳香剤としては、たとえば牛脂、豚脂などに
香料を混ぜた練り香、香木粉末などに香料をしみ込ませ
た匂袋、もしくはゲル状固型芳香剤、熱可塑性エラスト
マーもしくは繊維系材料である結晶性セルロースなどに
香料を吸収させた芳香剤などがあげられる。
発明が解ンしようとする問題拵 ところで、これらの芳香剤は近年多量に使用されるよう
になり、今後の需要も一層増加する傾向にあるが、芳香
剤は何れも香料の保有量が少なく、その持続放出時間が
短いという欠点ををしている。
本発明者らはこうした従来技術の事情に鑑み、徐放性効
果のすぐれた粉体を開発すべく研究を重ねて来たが、今
般多孔性粉体の表面を無機及び/又は有機粉末で被覆す
ることにより、香料の徐放機能が高い多孔性粉体が得ら
れることを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。
問題点を解ンLするための 段 本発明に従えば、多孔性粉体の表面を無機及び有機物質
のうちから選ばれた少なくとも一種の粉末により被覆し
て成る香料を付着せしめた徐放性芳香粉体が提供される
本発明で用いる多孔性粉体は多孔性であれば有機粉体又
は無機粉体のいずれでもよく、例えばポリスチレン、セ
ルロース、アルミナ、シリカ、セリサイト、カオリン、
胞子などを挙げることができる。これらの多孔性粉体の
中では有機粉体の使用が好ましく、特に多孔性セルロー
ス粉体の使用が好適である。本発明で使用する多孔性粉
体の平均粒子径には特に限定はないが、一般には多孔性
粉体の表面を効率よく被覆する観点から、1ミクロン〜
lOミリメートル(球状換算径)で特に1〜100ミク
ロンが好ましい。多孔性粉体の細孔径についても特に限
定はないが、通常は平均粒子径の1/10以下のものを
使用するのが好ましい。
本発明で用いる多孔性粉体の被覆物質は、無機粉末又は
有機粉末で、そのような物質としては、たとえば以下の
ような物質を挙げることができる。
すなわち、無機粉末としては、例えばタルク、酸化チタ
ン、マイカ、酸化亜鉛、カオリン、酸化ジルコニウム、
酸化クロム、酸化コバルト、赤色酸化鉄、黄色酸化鉄、
黒色酸化鉄、硫酸バリウム、オキシ塩化ビスマス、マン
ガン、紺青、群青、水酸化クロム、水酸化アルミニウム
、ベントナイト、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニ
ウム、無水ケイ酸、含水ケイ酸、アルミニウム、銅、金
、雲母チタンなどを挙げることができ、有機粉末として
は、例えばポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリメタクリル酸エステル、ポリア
クリル酸エステル、ナイロン、ポリヒドロキシブチレー
ト、ポリ塩化ビニル、テフロン、アクリル酸樹脂、メタ
クリル酸樹脂、マレイン酸樹脂、フマル酸樹脂、イタコ
ン酸樹脂、尿素樹脂、寒天、赤色226号、赤色202
号、赤色204号、黄色4号などをあげることができる
本発明において用いられる無機粉末または有機粉末の平
均粒子径にも特に限定はないが、多孔性粉末の平均粒子
径の115以下のものであることが好ましく、かかる範
囲の粒子径を有する無機粉末又は有機粉末を用いること
により前記多孔性粉体の表面を容易に所望通り被覆する
ことができるようになる。すなわち、無機粉末又は有機
粉末の粒子径は1ミリメートル以下が好ましく、0.0
1〜10ミクロンの範囲粒子径を有するものが特に好ま
しい。
本発明に従った無機粉末及び/又は有機粉末を被覆した
多孔性粉体は、例えば無機粉末及び/又は有機粉末と多
孔性粉体を乾式又は湿式で混合することによって製造す
ることができる。乾式混合用の混合装置としては、汎用
の各種ボールミル、ボットミル、乳鉢、播潰機、アトラ
イターなどを使用することができる。一方湿式混合の場
合にはプロペラミキサー、ディスパー、ホモミキサー、
ホモジナイザー、コロイドミルなどの汎用の各種分散機
乳化機を使用することがでる。
本発明に従って、多孔性粉体と無機粉末及び/又は有機
粉末とを混合せしめる際の両者の配合量比には特に限定
はなく、所望の徐放性芳香粉体の匂い立ちの強さや、放
出持続時間によって任意に選択することができる。一般
には多孔性粉体の表面を均一に被覆する観点から多孔性
粉体100重量部に対し無機粉末及び/又は有機粉末0
.1〜200ffl量部、更に好ましくは1〜50il
i(]部を用いることができる。
本発明に従った多孔性粉体に付着又は吸着される香料は
空気中で多少とも揮散性を有するものであれば任意の成
分を含み、このような成分としては例えば以下のような
物質を挙げることができる。
即ち、動物性香料としては、磨香、霊猫香、海狸香、竜
泡香など、植物香料としては、バラ、ジャスミン、ネロ
リ、ラベンダー、水仙、黄水仙、ミモザ、カッシー、イ
ンモルチル、ジュネ、シュブルフォイユ、イラン−イラ
ン等、合成香料としては、リモーネン、3−シス−ヘキ
セン−1−オール、ゲラニオール、シトラール、リナロ
ール、バニリン、リナリルアセテート、オイゲノール、
γ−ウンデカラクトン、ムスクケトン、β−フェニルエ
チルアルコール、オーランチオール等ヲ挙Lfることが
できる。
本発明に従った多孔性粉体に配合する香料を粉体に付着
又は吸収させる方法はいかなる方法でもよいが、たとえ
ば次の様な方法が用いられる。
香料に、またはこれらに香料保留剤を加えた試料に、常
温で揮発性の溶剤を加えて得た溶液に、多孔性粉体を含
浸し、−夜、常温で0匿して吸着させた後、過剰の溶液
を自然濾過により除去するか(例えば特公昭59−71
1号公報参照)、或いは前記溶液に多孔性粉体を含浸し
た後、脱気して多孔質部分の空気を除去した後常圧に戻
して乾燥するこによって製造することができる。
香料は、多孔性粉末の表面を無機粉末及び/又は有機粉
末で被覆する前に付着させてもよいし、多孔性粉体表面
は無機粉末及び/又は有機粉末で完全には被覆されてい
ないので多孔性粉体を無機及び/又は有機粉末で被覆し
た後に香料を付着させてもよい。
実施例 以下、実施例をあげて本発明を更に具体的に説明するが
、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでない
ことはいうまでもない。なお、以下の例において「部」
及び「%」は特にことわらない限りそれぞれ「重量部」
及び「重量%」を示す。
実施例1 多孔性セルロース(セルロフローC−25、チッソ@J
11、平均粒子径15ミクロン)90部に対してシリカ
(AIEROSIL # 200 、日本アエロジル社
製、平均、粒子径0.015 ミクロン)10部をイオ
ン交換水400部にディスパーで分散させ、次いで80
℃で乾燥して表面がシリカで被覆された多孔性セルロー
スを得た。この粉末49部に対しリナロール1部、酸化
防止剤微量及びアセトン50部を加え均一に分散するよ
うディスパーで充分に攪拌した後、減圧にして孔内の空
気を抜いた後、常圧に戻し室温にて乾燥して芳香粉末を
得た。この粉末は室温で開放しても約3ケ月間以上に亘
って継続的に匂いを発散し、且つ匂いは最後まで殆んど
変化しなかった。
比較例1 実施例■と同様にして、孔のないセルロース(セルロフ
ァインcc−ts、チッソIL製、平均粒子径20ミク
ロン)または全屈石鹸処理タルク49部に対して、それ
ぞれ、リナロール1部、微■の酸化防止剤及びアセトン
50部を加えて均一に攪拌し、脱気後乾燥した。これら
の粉末は何れも約2週間で匂いが極端に弱くなり、3a
間位で殆んど感じられなくなった。またセルロファイン
GC−15では異臭が感じられた。
実施例2 メントール10部に対して未変性エタノール10部を加
えて溶解し、この溶液に多孔性ポリスチレン(平均粒子
径10ミクロン)80部を含浸し、室温にて一夜放置乾
燥した。この粉末80部を磁性の酸化鉄(平均粒子径0
.3ミクロン)20部と共にアルミナボール(アジザヮ
アルミナボール21mφ)を充填した振動式ボールミル
(日本スピンドルVKM−2)中に入れ3時間混合圧縮
した。
得られた粉末は表面がほぼ完全に被覆されており、磁性
を帯びた芳香性粉体を得た。
得られた芳香性粉体は約2ケ月に亘って芳香を放出し、
その香りはこの開始んど変化しなかった。
火I汎主 表−■に記載の香料素材13種を用いて香料モデル処方
を作成し、このモデル香料90部に対して保留剤として 有   香   物   質   名        
    %ベルガモツトオイル           
     3ジヤスミンオイル           
       1イランイランオイル        
        2リナロール           
           3ベンジルアセテート    
             3ジメチルベンジルカルビ
ノール           50シノール     
              20ヒドロキシシトロネ
ラールジメチルアセタール   40p−ターシアリイ
ーブチルα−メチルハイドロシンナミフクアルデヒド 
             5ヘリオトロピン    
              4シンナミツクアルコー
ル               5′オイゲノール 
                    2α−へキ
シルシンナミンクアルデヒド        5サイク
ラメンアルデヒド               2計
                  100トリグリ
セリンプロピレンオキシド10モル付加物lO部を混合
して保留剤配合試料を得た。これを石粉子(平均粒子径
30ミクロン)70部とテフロン(平均粒子径0.2t
クロン)30部と共に播潰機で30分間混合攪拌した。
この粉末50部に上記保留剤配合試料50部を含浸させ
て芳香剤を得た。
表−1で示した芳香組成物は、花香調の香りで香りはじ
めはもちろん、時間の経過によっても香りの変化は極め
て少なく、室温で開放しても約3ケ月間持続的に芳香を
発した。
実施例4 球状多孔質のカオリン(平均粒子径IWm)65部を前
記表−1のモデル香料30部と95%未変性エタノール
100部を混合した溶液に分散せしめ、減圧にして孔内
の空気を除去した後常圧に戻した。過剰の香料溶液を濾
過した後、赤色204号(平均粒子径0.1ミクロン)
5部をヘンシェル型ミキサー(三井三池製作所!J!F
MIOB )にて10分間混合、室温にて乾燥した。
得られた粉末はべとつかず、美しく赤色に着色された粉
体であった。
比較例2 実施例4と同様に球状多孔質のカオリン70部を、表−
1のモデル香料30部と95%未変性エタノールlOO
部を混合した溶液に分散せしめ、減圧にして孔内の空気
を除去後常圧に戻した。過剰の香料溶液を濾過した後、
室温にて乾燥した。
実施例4と比較例2で得られた多孔性粉体の官能評価結
果を表−2に示す。官能評価は5名の調香専門パネルに
よる匂いの強さおよび香りのバランスの判定結果である
(以下余白) △:香りのバランスがややくずれているもの×二番りの
バランスが大きくくずれているもの、あるいはほとんど
匂わないもの 表−2の結果から、本発明に従って、多孔性粉体の表面
を赤色204号で被覆した実施例5のサンプルは、保香
性も良く、かつ長期間香りのバランスのとれたものであ
ることが明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多孔性粉体の表面を無機及び有機物質のうちから選
    ばれた少なくとも一種の粉末により被覆してなる香料を
    付着せしめた徐放性芳香粉体。 2、多孔性粉体の平均粒子径が1ミクロン〜10ミリメ
    ートル(球状換算径)である特許請求の範囲第1項記載
    の徐放性芳香粉体。 3、無機粉末または有機粉末の平均粒子径が多孔性粉体
    の平均粒子径の1/5以下である特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の徐放性芳香粉体。 4、無機粉末及び/又は有機粉末の使用量が多孔性粉体
    100重量部に対し0.1〜200重量部である特許請
    求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の徐放性
    芳香粉体。
JP61046390A 1986-03-05 1986-03-05 徐放性芳香粉体 Pending JPS62205017A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63240937A (ja) * 1986-10-27 1988-10-06 Japan Synthetic Rubber Co Ltd マイクロカプセル化微粒子の製造方法
JP2002085543A (ja) * 2000-09-12 2002-03-26 Toto Ltd 消臭剤
JP2019011442A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 静岡県 香料組成物並びにその製造方法並びに化粧品

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