JPS62199841A - しほ織物の製造方法 - Google Patents

しほ織物の製造方法

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JPS62199841A
JPS62199841A JP61036121A JP3612186A JPS62199841A JP S62199841 A JPS62199841 A JP S62199841A JP 61036121 A JP61036121 A JP 61036121A JP 3612186 A JP3612186 A JP 3612186A JP S62199841 A JPS62199841 A JP S62199841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
fabric
twisting
twisted
shrinkage rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP61036121A
Other languages
English (en)
Inventor
忠人 小野寺
金城 繁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、しぼの発現が容易で、均一で堅牢な高しばを
呈するしぼ織物の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来より、潜水収縮率(以下SHWという)が2〜7%
で乾熱収縮率(以下5)IDという)が6〜12%の一
般的な収縮率を有するポリエステルマルチフィラメント
糸を用いてしぼ織物を製織すると、しぼが高く、均一で
堅牢なしぼ織物は得られなかった。特にS、Z2本交互
に打込んで製織した場合、その欠点が顕著であった。そ
の理由は、イタリー撚糸機による強撚糸を用いた場合 
a)撚糸時の巻始めと巻終りの張力差が2〜3倍程ある
キ(張力、回転数)が大きくなることが織物のしぼ斑(
反内のしほの高低、大小、しぼ段、巾不同欠点)を発生
させるためである。また更に、高しぼ織物を得るために
は高撚度を必要とし、従って製織性を容易にするために
高温ビリ止めセット(真空セット85℃〜95℃×40
分)が必要で、これにより糸自身が応力緩和を起こし、
トルク発現力が低下し、結果的に低しぼ織物しか得られ
なかった0 また、高トルクを発現させるために施撚前に糊付する方
法もあるが、この場合、糊無しよシしぼ高となるが、イ
タリー撚糸機で撚糸する限9前記理由によりしぼ斑は解
消できない。さらにイタリー撚糸による低しぼ、しぼ斑
欠点をカバーできるダブルツイスタ−は、高撚糸張力で
、張力斑がなく、4を間バラツキも極めて少なく、S、
Z33本交互上複数本打込んだうずらちりめんは、イタ
リー撚糸方式よりしぼ立で後の見掛けのしぼけ高く。
均一となる。
しかし、SHD4%以上のフィラメントを使う限り、減
量加工後、又、染色やプリント後の熱応力緩和が大きく
、しぼけ低下し堅牢なしぼ織物は得られなかった。
また%S%zz本交互に打込んだちりめんは、ダブルツ
イスタ−の高張力下での施撚のため、リラックス時に布
面にスナールが発生し易く、品位の良い高しぼちりめん
は得られなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、イタリー撚糸機による強撚糸を用いても、ダ
ブルツイスタ−による強撚糸を用いても、しぼの発現が
容易で、皮肉のしぼの高低、大小、しぼ段、巾不同欠点
などの織物のしぼ斑が発生せず、しぼが均一で堅牢な高
しぼ織物を得ることを本発明は、緯糸として、165℃
における15分フl−tット時の乾熱収縮率が3%以下
のポリエステルマルチフィラメント糸におけるSあるい
は2方向に強撚を施した強撚糸をS、Z少なくとも2本
交互に配し、経糸として、適宜糸を配して織成し、その
後、しぼ立て加工するしぼ織物の製造方法である。
本発明方法において、緯糸として、5)if)が3%以
下の糸を用いることが必要である。
しぼ斑は施撚セット後の糸の持つ残留収縮率差。
トルク発現力差によるものであり、高収縮率糸種その差
は大きい。発現されたしぼのへタリ(減少)も糸自身の
持つ熱応力緩和が大きい程、製水中や高温乾熱処理時の
物理的影響を容易に受け、ヘタリ易い。このため、しぼ
を規定するメジャーとして従来は、SHWを採用してい
たが、しぼ月未としてのメジャーは熱応力との関連性で
SHWでは不充分でSHDをメジャーとすることが必要
である。本発明方法において、用いるマルチフィラメン
ト糸は、リラックス上夛、減量・染色仕上りともSHD
が0〜3%であることが必要である。5)IDが3%を
超えると、フラットな布面となり、期待するしぼ効果は
得られない。ここで81(DFi165℃における15
分フリーセット時の収縮率をさし、収縮率はJIS L
 1013−1981 A法(纒法)に準する測定方法
で測定する。SHDが3%以下の糸は、延撚工程、例え
ば、紡糸速度iooom/分の未延伸糸を3〜4倍に延
伸した後、オーバーフィード3に、220℃のホットロ
ーラーに6回程糸巻きし、100m/分の弛緩処理を行
なう延撚高温弛緩処理によって得られるし、また、SH
Dが6〜12%である通常糸に連続乾熱処理方式や、1
30℃までの真空セット方式などの高温セットを施して
得られる。真空セット方式ではアルシシリンダー巻セッ
トより紙管巻きセットが、内・外層の残留収縮率差を軽
減することから望ましい。また、糸の処理方法によって
は下撚を施してもよい。
該ポリエステルマルチフィラメント糸はブライド糸、セ
ミダル糸であってもよいし、また光沢のない糸であって
もよく、また、丸型や異型断面などの断面形状やスリッ
トヤーンやフレークヤーンなどの糸表面形状などはいか
なるものでもよく。
また、シックアンドシンヤーンであってもよい。
また、前記した糸に1段ヒーター、2段ヒーター処理を
施した加工糸であってもよい。マルチフィラメント糸の
デニール数は、40〜300デニールが好ましい。40
デニ一ル未満ではしは感が目立たず%また。300デニ
一ル以上になると、製織ルが好ましい。
該マルチフィラメント糸は、ビリ止めセット温度を低温
化し、リラックス時のトルク発現力を高め、簡しぼ化を
促進し1M織性を容易にするために、施撚前に糊付けさ
れてもよい。施撚の撚糸方式は、イタリ一式、ダブルツ
イスタ一式などの方式は問わない。撚数はマルチフィラ
メント糸が30〜300デニールの場合、3600〜1
500回/mが好ましい。Sあるいは2撚を行なってS
、Z強撚糸を得る。該S、z強撚糸を緯糸に配する。こ
の際、しぼの明瞭な「小しぼちりめん」 「鬼しぼちり
めん」 「うずらちりめん」などを得るために、S、Z
撚2本交互あるいは3本以上の複数本交互に配すること
が必要である。S、Z撚3本以上交互の場合、Sあるい
はz襠の本数は同一本数でななどの複合糸、糸の断面形
状、表面形状、シックアンドシン糸、スラブ糸などいか
なるものでもよい。経糸太さは30〜100デニールが
好ましい。
織組織は平織でもよいし、綾織、朱子織、紋織などいか
なるものでもよい。しぼ立で条件は常圧ワッシャー、高
圧ワッシャーなどいずれでもよく。
一般゛的な条件でよい。また、ワッシャー加工時の皮肉
しぼ差を解消するため、プレリラックスとして、130
〜150℃の生機セットを施し、60℃程度の温湯槽に
行燈巻状にして1〜3時間程度浸漬する浸漬リラックス
を行なってもよい。また、浸漬時にキャリアを行なって
もよい。
(実施例) 実施例 l 5)IW6.3%、81(1)10.2%の丸断面セミ
ダルポリエステルマルチフイラメン)糸150デニール
96フイラメントにダブルツイスタ−(回転数10,0
00回/m)により、撚糸張力差をなくすため、500
回/mのS撚あるいはZ撚に各々下撚し、紙管巻取すし
、その後、120℃X40分の真空セット処理を施した
。この時のSHWは0.5%、SHDは1.9%であっ
た。更に、糊付(合成糊、着糊量は5.3%、ローラー
糊付)し、イタリー撚糸機(回転数8000回/m、#
24フライヤー使用)で下撚と同方向に1800回/m
のS撚あるいはZ撚に各々追撚し、S撚強撚糸および2
撚強撚糸を得た。該S撚強撚糸と2撚強撚糸とを経糸異
型ブライトポリエステルマルチフィラメント糸50デニ
ール36フイラメント(8300回/mのサイジング糸
)の緯糸としてS、Z2本交互に打込み。
経糸密度188本/インチ、緯糸密度64本/インチの
平織組織に織成して生機を得た。(Aa巾は114.5
cPnだった。)該生機を110℃×20分の高圧ワッ
シャー加工でしぼ立てし、脱水乾燥した。
該織物のしぼ立で後の巾入り率、経縮み率、しぼの状態
を第1表に示す。
比較例 1 実施例1のポリエステルマルチフィラメント糸VcX空
セット処理を施さない以外は実施例1と同様にして織物
を得た。なお、このポリエステルマルチフィラメント糸
のSHWは6.3%%SHDは10.2%であった。該
織物のしは立て後の巾入り率、経縮み率、しぼの状態を
第1表に示す。
比較例 2 ・ 実施例1のポリエステルマルチフィラメント糸に80℃
×40分の真空セット処理を施す以外は、  実施例1
と同様にして織物を得た。なお、このポリエステルマル
チフィラメント糸のSHWは1.8%、SHDは7.4
%であった。該織物のしぼ立で後の巾入り率、経縮み率
、しほの状態を第1表に示す。
比較例3 S i(W 1.9%、S HD 6.1%の丸断面セ
ミダルポリエステルマルチフィラメント糸150デニー
ル96フイラメントを用いることおよび真空セット処理
を施さない以外は実施例1と同様にして織物を得た。該
織物のしぼ立て後の巾入り率、経縮み率、しぼの状態を
第1表に示す。
第  1  表 えたものをQにした。
第1表から明らかなように、SaWが1.9%の場合(
比較例3)にはしぼけ発現せず、E3HDが1.9%の
場合(実施例1)には、リラックス中入り率、経縮み率
も高く、しぼの状態も充分なしぼが得られた。また、咳
しぼけ18%の減量加工後130’CX60分のサーキ
ュラ−染色を行ない、リラックス縫締みより巾方向に1
3.2%、長さ方向に1.2%引張って仕上げてもヘタ
リは見られず、堅牢なしぼ織物であった。また、本発明
の要件を満足しない比較例1〜3は、リラックス中入り
率。
リラックス縫締み率も小さく、シぼの状態も不充分であ
りた。
(発明の効果) 本発明方法により得られたしぼ織物は次のような効果を
奏した。
■ リラックスの巾入り率が高く、従来糸では得られな
かったしぼ織物が容易に得られた。
■ S%23本以上本数上複数に打込んだうずらちシめ
ん織物も容易に得られた。
■ しぼけ高く、巾不同が少なく、均一で品質が安定し
ている。
■ 熱応力緩和が小さく、減量、染色、プリント後でも
堅牢なしぼを維持できる。
■ 生機中を普通糸使いより15%程狭く織シ、同−仕
上中にできる。
■ 糸縮みが少ないため、それだけ織機中の制約が少な
く、広巾ちシめんが得られる。
特許出願人  東洋紡績株式会社 手続補正iF(自発) 昭和61年3月26日 1、事件の表示 昭和61年特許願第36121号 2、発明の名称 しぼ織物の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 明8III書の発明の詳細な説明の欄 5補正の内容 (11明細書8頁2行の「施し、」を「施したり。
」と訂正する。
(2)  同頁5行の「キャリアを行なってもよい。」
を「キャリアを併用してもよい。」と訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 緯糸として165℃における15分フリーセット時の乾
    熱収縮率が3%以下のポリエステルマルチフィラメント
    糸にSあるいはZ方向に強撚を施した強撚糸をS、Z少
    なくとも2本交互に配し、経糸として、適宜糸を配して
    織成し、その後、しぼ立て加工することを特徴とするし
    ぼ織物の製造方法。
JP61036121A 1986-02-19 1986-02-19 しほ織物の製造方法 Pending JPS62199841A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57128227A (en) * 1981-02-02 1982-08-09 Kuraray Co Production of yarn for hard twisted fabric
JPS6045666A (ja) * 1983-08-22 1985-03-12 東洋紡績株式会社 シボ織物の製造法
JPS60104551A (ja) * 1983-11-05 1985-06-08 ユニチカ株式会社 強撚糸織物の製織方法
JPS60181359A (ja) * 1984-02-21 1985-09-17 旭化成株式会社 シボ織物の製法

Patent Citations (4)

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