JPS6219587B2 - - Google Patents

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JPS6219587B2
JPS6219587B2 JP56130506A JP13050681A JPS6219587B2 JP S6219587 B2 JPS6219587 B2 JP S6219587B2 JP 56130506 A JP56130506 A JP 56130506A JP 13050681 A JP13050681 A JP 13050681A JP S6219587 B2 JPS6219587 B2 JP S6219587B2
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JP
Japan
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capacitor
ignition
coil
signal
circuit
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Application number
JP56130506A
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English (en)
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JPS5832969A (ja
Inventor
Hirotoshi Nanjo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusan Denki Co Ltd filed Critical Kokusan Denki Co Ltd
Priority to JP56130506A priority Critical patent/JPS5832969A/ja
Publication of JPS5832969A publication Critical patent/JPS5832969A/ja
Publication of JPS6219587B2 publication Critical patent/JPS6219587B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/155Analogue data processing
    • F02P5/1553Analogue data processing by determination of elapsed angle with reference to a particular point on the motor axle, dependent on specific conditions
    • F02P5/1556Analogue data processing by determination of elapsed angle with reference to a particular point on the motor axle, dependent on specific conditions using a stepped control, dependent on speed
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関用点火装置に関し、特に機関
の回転速度に応じて点火位置を進角させる特性を
有する内燃機関用点火装置に関するものである。
一般に内燃機関においては、第1図に示すよう
に、機関の回転速度N〔rpm〕が設定値N1未満の
低速回転領域では機関の点火位置を上死点TDC
より一定の角度θだけ前の位置に略固定し、回
転速度Nが設定値N1以上N2(>N1)以下の中高速
回転領域では点火位置を上記θの位置から上死
点前θ(>θ)の位置まで進角させ、回転速
度Nが設定値N2を超える高速回転領域では点火
位置を上死点前θの位置に略固定する特性が必
要とされる。そして最近では、機関の排気ガスの
浄化や燃料消費量の低減を図るために機関の点火
位置を回転速度に応じて高精度で制御することが
要求されるようになつている。機関と同期回転す
る交流発電機を電源とする点火装置においては、
発電機の出力特性を利用して点火位置を進角させ
ているが、発電機の出力特性を利用したものでは
点火位置を高精度で制御することが困難であつ
た。また従来の点火装置では進角開始回転速度や
進角幅等の設定に制約を受けることが多く設計の
自由度が低いという問題もあつた。
本発明の目的は、点火位置の制御を電子的に行
なわせるようにして高精度の進角特性を得ること
ができるようにした内燃機関用点火装置を提供す
ることにある。
以下図示の実施例により本発明を詳細に説明す
る。
第2図は電流遮断形の点火装置に本発明を通用
した一実施例を示したものである。本発明の点火
装置は、内燃機関と同期回転する交流磁石発電機
を電源とする点火回路1と、中高速回転領域(進
角回転領域)における点火位置を定める進角用信
号を出力する進角信号発生回路2と、点火回路1
の半導体スイツチに与えるトリガ信号を弁別する
トリガ信号弁別回路3とから構成され、進角信号
発生回路2及びトリガ信号弁別回路3により点火
位置制御回路が構成されている。
第2図の実施例における点火回路1は、機関に
より駆動される磁石発電機内に配置されたエキサ
イタコイル101と、点火コイル102と、点火
位置でトリガされる1次電流制御用半導体スイツ
チとしてのサイリスタ103と、ダイオード10
4,105と、トランジスタ106と、抵抗10
7とからなり、エキサイタコイル101の一端は
トランジスタ106のエミツタ及びサイリスタ1
03のカソードとともに接地されている。エキサ
イタコイル101の非接地側の端子は点火コイル
102の1次コイル102aの一端に接続され、
1次コイル102aの他端はサイリスタ103の
アノードに接続されている。エキサイタコイル1
01の非接地側端子はまたダイオード104を介
してトランジスタ106のコレクタに接続され、
トランジスタ106のベースはダイオード105
及び抵抗107の直列回路を介してサイリスタ1
03のアノードと1次コイル102aとの接続点
に接続されている。点火コイル102の2次コイ
ルには図示しない機関の気筒に取付けられた点火
プラグ108が接続されている。
上記点火回路は電流遮断形の回路として知られ
ているもので、エキサイタコイル101に図示の
実線矢印方向の半サイクルの出力が誘起すると、
1次コイル102a、ダイオード105及び抵抗
107を通してトランジスタ106にベース電流
が流れ、このトランジスタ106が導通状態にな
る。したがつてエキサイタコイル101がダイオ
ード104及びトランジスタ106により実質的
に短絡された状態になり、エキサイタコイル10
1に短絡電流が流れる。次いで機関の点火位置で
サイリスタ103にトリガ信号が与えられるとこ
のサイリスタ103が導通し、トランジスタ10
6のベース電流を該トランジスタから側路する。
これによりトランジスタ106が遮断状態にな
り、エキサイタコイル101を流れていた電流が
急に遮断される。この電流変化によりエキサイタ
コイル101に図示の実線矢印方向の極性の高い
電圧が誘起し、この電圧が1次コイル102aに
印加される。今サイリスタ103が導通している
ため、上記の電圧が1次コイル102aに印加さ
れると1次コイル102aに急に電流が流れ込
み、この電流の変化により点火コイルの鉄心に大
きな磁束変化が生じて2次コイル102bに点火
用の高電圧が誘起する。この高電圧は点火プラグ
108に印加されるため点火プラグに火花が生
じ、機関が点火される。
次に進角信号発生回路2は、点火位置制御用コ
ンデンサ201を備え、このコンデンサの一端は
アノードを接地したツエナーダイオード202の
カソードに接続されている。コンデンサ201の
他端は定電流回路203とダイオード204とを
介してコンデンサ205の一端に接続され、コン
デンサ205の他端は抵抗206を通して前記点
火回路のダイオード105と1次コイル102a
との接続点に接続されている。コンデンサ205
には抵抗207が並列接続されエキサイタコイル
101→ツエナーダイオード202→コンデンサ
201→定電流回路203→ダイオード204→
コンデンサ205及び抵抗207→抵抗206→
1次コイル102a→エキサイタコイル101の
回路により、エキサイタコイル101の一方の極
性の半サイクル(エキサイタコイルの図示の破線
矢印方向の半サイクル)の出力でコンデンサ20
1を一方向に充電する第1の充電回路が構成され
ている。またコンデンサ205とダイオード20
4との接続点とコンデンサ201の定電流回路2
03側の端子との間にダイオード204と逆方向
のダイオード208と定電流回路209との直列
回路が接続され、コンデンサ201の両端には、
アノードを定電流回路209側にしたダイオード
211が並列接続されている。エキサイタコイル
101→抵抗206→コンデンサ205及び抵抗
207→ダイオード208→定電流回路209→
コンデンサ201及びダイオード211→ツエナ
ーダイオード202→エキサイタコイル101の
回路により、コンデンサ201を逆方向に該コン
デンサ201の電荷が略零になるまで定電流充電
する第2の充電回路が構成されている。このコン
デンサ201の逆充電は、エキサイタコイル10
1の図示の実線矢印方向の半サイクルにおいて前
記点火回路のトランジスタ106が導通している
期間に行なわれ、この期間においては、エキサイ
タコイル101の両端電圧が2〜3V程度まで低
下している。したがつてエキサイタコイル101
の両端電圧のみでコンデンサ201の逆充電を定
電流で行なうことは困難である。そのため本実施
例においては、上記コンデンサ205を設けてこ
のコンデンサ205をエキサイタコイル101の
破線矢印方向の出力で図示の極性に充電してお
き、このコンデンサ205を電源としてコンデン
サ201の逆充電を確実に行なわせるようにして
いる。コンデンサ205の充電を確実にするた
め、エキサイタコイル101の接地側端子がダイ
オード212及びツエナーダイオード213を介
してコンデンサ205に接続され、エキサイタコ
イル101の破線矢印方向の半サイクルにおいて
ダイオード212及びツエナーダイオード213
を介してコンデンサ205を充分高い電圧まで充
電しておくようになつている。
コンデンサ201と定電流回路203及び20
9との接続点aは抵抗214を介してツエナーダ
イオード215のカソードに接続され、ツエナー
ダイオード215のアノードはエミツタを接地し
たNPNトランジスタ216のベースに接続され
ている。トランジスタ216のベースエミツタ間
には抵抗217が並列接続され、トランジスタ2
16のコレクタは、抵抗218を介してPNPトラ
ンジスタ219のベースに接続されている。トラ
ンジスタ219は進角用の信号を出力するための
もので、そのエミツタベース間には抵抗220が
並列接続され、トランジスタ219のエミツタが
抵抗221を介して前記点火回路のダイオード1
05と抵抗107との接続点に接続されている。
トランジスタ216は、上記a点の対アース電位
a(ツエナーダイオード202のツエナー電圧
Zとコンデンサ201の両端電圧vcとの差電圧
Z−vcが抵抗214、ツエナーダイオード21
5及びトランジスタ216の特性により決まる所
定のトリガレベルVtに達するとベース電流が流
れて導通状態になる。このようにしてトランジス
タ216が導通するとトランジスタ219にベー
ス電流が流れて該トランジスタ219が導通し、
進角用信号を出力する。
次にトリガ信号弁別回路3は、エミツタが接地
され、コレクタが前記進角信号発生回路2の出力
トランジスタ219のコレクタに接続された
NPNトランジスタ301を備えており、このト
ランジスタ301のベースエミツタ間にはアノー
ドを接地側にしたダイオード302が並列接続さ
れている。トランジスタ301のベースは抵抗3
03を介して点火回路1のダイオード105と抵
抗107との接続点に接続されるとともに抵抗3
04を介して位置検出コイル305の一端に接続
され、位置検出コイル305の他端は接地されて
いる。トランジスタ301及び219のコレクタ
の共通接続点はダイオード306を通して点火回
路1のサイリスタ103のゲートに接続され、ト
ランジスタ301が遮断状態にあるときにトラン
ジスタ219を通して進角用信号が出力されると
この進角用信号がダイオード306を通してサイ
リスタ103のゲートに供給されるようになつて
いる。また位置検出コイル305の非接地側の端
子がダイオード307を通してサイリスタ103
のゲートに接続され、サイリスタ103のゲート
カソード間には抵抗308が接続されている。こ
こで位置検出コイル305は、内燃機関のクラン
ク軸の所定の回転角度位置で1サイクルの位置検
出信号を発生するもので、この位置検出信号はエ
キサイタコイル101の出力の図示の実線矢印方
向の半サイクルの期間に発生するように設定され
ている。そして該位置検出信号の先に発生する半
サイクルは第1図に示した最大進角位置θ(機
関のピストンの上死点TDCから測つた角度、以
下同じ)で立上り、後から発生する半サイクルは
最小進角位置θで立上るようになつている。こ
のような位置検出信号を発生する位置検出信号
は、エキサイタコイルが配置されている磁石発電
機の回転子磁極の一部を利用して信号用の回転子
を構成した信号発電機や、磁石発電機と別個に設
けられた信号発電機内に配置される。例えば磁石
発電機としてフライホイール磁石発電機が用いら
れる場合には、フライホイールの内周に取付けら
れた磁石の磁極の一部をフライホイールの外周に
導出して該フライホイールの外周部に信号用磁極
を構成し、該信号用磁極に対向する鉄心をフライ
ホイールの側方の所定位置に配置してこの鉄心に
上記位置検出コイルを巻装することにより上記位
置検出信号を発生させることができる。
上記トリガ信号弁別回路3はサイリスタ103
に与えるべきトリガ信号を弁別するもので、本実
施例では、第3図に示したように、最大進角位置
θで位置検出コイル305に第2図に破線矢印
で示した方向の信号es1を発生し、次いで最小進
角位置(機関の低速時の点火位置)θで第2図
の実線矢印方向の信号es2を発生する。そして位
置検出コイル305に信号es2が発生している期
間はトランジスタ301のベースエミツタ間が逆
バイアスされて該トランジスタ301が遮断状態
になり、この間にトランジスタ219を通して進
角用信号が出力されると該進角用信号がダイオー
ド306を通してサイリスタ103にトリガ信号
として供給される。また位置検出コイル305に
信号es1が発生している期間にトランジスタ21
9を通して進角用信号が出力されない場合には、
角度θにおいて信号es2が立上つた時点でこの
信号es2がダイオード307を通してサイリスタ
103にトリガ信号として供給される。また位置
検出コイル305に信号es1が発生していない期
間は、トランジスタ219の導通時にトランジス
タ301も導通状態にあるため、トランジスタ2
19を通して進角用信号が出力されてもこの信号
はトランジスタ301を通して接地側に流れ、サ
イリスタ103にはトリガ信号が供給されない。
したがつて本実施例においてサイリスタ103に
トリガ信号が与えられる(即ち点火動作が行なわ
れる)のは、位置検出コイル305が図示の実線
矢印方向の信号es2を発生したとき、及び位置検
出コイル305が信号es1を発生している間に進
角用信号が発生したときである。
次に上記実施例の動作を説明する。機関のクラ
ンク軸が回転し、エキサイタコイル101に図示
の破線矢印方向の電圧が誘起すると、エキサイタ
コイル101→ツエナーダイオード202→コン
デンサ201→定電流回路203→ダイオード2
04→コンデンサ205、抵抗207→抵抗20
6→1次コイル102a→エキサイタコイル10
1の経路で点火位置制御用コンデンサ201が図
示の極性に定電流充電される。したがつてコンデ
ンサ201の端子電圧が直線的に上昇していき、
第2図のa点の電位vaは第3図に示すように直
線的に変化していく。尚第3図に示したvaの波
形のうち実線で示したものは機関の回転速度Nが
設定値N1未満の場合を示し、破線で示したもの
はN1<N<N2の場合を示している。またエキサ
イタコイル101の図示の破線矢印方向の出力に
より主としてダイオード212及びツエナーダイ
オード213を通してコンデンサ205が図示の
極性に十分高い電圧まで充電される。次に機関の
上死点TDCより角度θだけ前の位置でエキサ
イタコイル101の出力が反転し、図示の実線矢
印方向の出力が立上ると、このエキサイタコイル
の出力電圧がツエナーダイオード202のツエナ
ー電圧VZに達した時点でa点の電位vaが反転
し、va=VZ−Vc(Vcは角度θの位置におけ
るコンデンサ201の端子電圧)となる。エキサ
イタコイル101の正負の半サイクルの立上りは
急峻であるため、このa点の電位va反転は略角
度θの位置で瞬時に行なわれると見て差支えな
い。またエキサイタコイル101に実線矢印方向
の出力が発生すると、トランジスタ106にベー
ス電流が流れて該トランジスタ106が導通状態
になり、エキサイタコイル101に短絡電流が流
れる。エキサイタコイル101の実線矢印方向の
出力が立上り、上記のようにツエナーダイオード
202が導通すると、エキサイタコイル101→
1次コイル102a→抵抗206→コンデンサ2
05、抵抗207→ダイオード208→定電流回
路209→コンデンサ201→ツエナーダイオー
ド202→エキサイタコイル101の経路でコン
デンサ201が定電流で逆充電される。そのため
コンデンサ201の両端電圧vcは直線的に減少
していき、a点の対アース電位va=VZ−vc
第3図に示すように直線的に増大していく。コン
デンサ201の逆充電が進み、その端子電圧vc
が零になるとダイオード211及びツエナーダイ
オード202を通して電流が流れるようになるた
めコンデンサ201の逆充電が停止してその端子
電圧vcは零の状態に保持され、a点の対アース
電位vaはツエナーダイオード202のツエナー
電圧VZ(厳密にはツエナー電圧にダイオード2
11の電圧降下を加えた値)に等しくなる。次い
でエキサイタコイル101の出力が図示の破線矢
印方向の半サイクルになるとコンデンサ201の
充電が再度開始される。コンデンサ201の一方
向への充電が行なわれる区間α及び逆充電を行な
う区間βはエキサイタコイル101の出力電圧の
特性やコンデンサ201,205の充電電圧等に
より定まるが本実施例ではエキサイタコイルの出
力がコンデンサ201,205の充電電圧に比べ
て非常に大きいためα及びβはそれぞれエキサイ
タコイルの破線矢印方向の半サイクルの区間及び
実線矢印方向の半サイクルの区間に略等しくな
る。したがつてα及びβは磁石発電機の極数や極
間隔等により定められる。
上記a点の電位vaがトランジスタ216を導
通状態にするために必要なトリガレベルVtに達
すると、トランジスタ216が導通し、トランジ
スタ219が導通するため、エキサイタコイル1
01側からトランジスタ219を通して進角用信
号が出力される。コンデンサ201の一方向への
充電及び逆充電はそれぞれ定電流で行なわれるた
め、機関の回転速度が上昇し、コンデンサ201
の充電時間が短かくなつていくと、角度θの位
置におけるコンデンサ201の端子電圧は第3図
に破線で示した波形に見られるように低くなつて
いく。したがつてa点の電位vaがトリガレベル
tに達する位置θiは機関の回転速度の上昇に伴
つて進んでいく。ここでコンデンサ201の角度
θの位置における充電電圧Vcを求めると、 Vc=(i1/C)(α゜/6N) ………(1) となる。ここでi1は定電流回路203により決定
される電流値、Cはコンデンサ201の静電容量
である。またコンデンサ201が逆充電される過
程でa点の電位vaがトリガレベルVtに達する角
度θiは、 θi={θ−(i1/i2)α゜} +(VZ−Vt)(6C/i2)N ……(2) で表わされる。ここでi2は定電流回路209によ
り決まる電流値である。(2)式から、VZ>Vtに設
定しておくと、θiが回転速度Nの上昇と共に進
むことが分る。したがつてa点の電位vaがトリ
ガレベルVtに達した位置θiでトランジスタ21
9を通して出力される進角用信号をサイリスタ1
03のトリガ信号として用いれば、サイリスタ1
03が導通する位置(点火位置)が回転速度に伴
つて進角することになり、点火装置に進角特性を
持たせることができる。この進角用信号のみによ
りサイリスタ103をトリガした場合には、機関
の低速領域から高速領域にかけて点火位置が直線
的に進角する特性となり、第1図に示したように
低速領域(N1>N)及び高速領域(N2<N)に
おいて点火位置を一定にすることができない。そ
こで本発明においては、トリガ信号弁別回路3が
設けられている。
この弁別回路中の位置検出コイル305は、第
3図に示すように、機関の最大進角位置θで1
サイクルの位置検出信号を発生するが、上記進角
用信号は、機関の回転速度Nが設定値N1未満の
ときに上記位置検出信号の後から発生する半サイ
クルの立上り位置θ(最小進角位置)よりも上
死点側に遅れた位置で発生するように設定されて
おり、N=N1のときに角度θで進角用信号が
出力されるように設定されている。したがつて機
関の回転速度Nが設定値N1未満のときには、角
度θにおいて立上る位置検出コイル305の実
線矢印方向の出力によりサイリスタ103にトリ
ガ信号が入り、このサイリスタ103が導通して
点火動作が行なわれる。機関の回転速度Nが設定
値N1以上になると、位置検出コイル305に破
線矢印方向の信号が発生してトランジスタ301
が遮断状態になつている区間で、a点の電位va
がトリガレベルVtに達してトランジスタ21
6,219が導通するようになるため、進角用信
号がダイオード306を通してサイリスタ103
のゲートに供給されるようになり、点火位置はθ
からθまで回転速度の上昇に伴つて進角して
いく。機関の回転速度が設定値N2以上になる
と、進角用信号が発生する角度θiがθよりも
大きくなるため、位置検出コイル305の先に発
生する半サイクルの出力es1の立上り位置θ
必らず進角用信号が発生している状態になり、角
度θで位置検出コイル305に信号es1が発生
してトランジスタ301が遮断状態になると同時
にサイリスタ103にトリガ信号が与えられるよ
うになる。したがつてN≧N2の領域での点火位
置は一定の位置θに固定される。
上記実施例において定電流回路203及び20
9は例えば、電界効果トランジスタのような定電
流特性を有する素子により構成できる。
上記実施例においては、コンデンサ201と接
地間にツエナーダイオード202を接続して、ツ
エナーダイオード202のツエナー電圧とコンデ
ンサ201の端子電圧との差電圧(a点の電位)
をトリガレベルVtと比較するようにしたが、本
発明においては、トリガレベルVtよりも大きな
一定電圧とコンデンサ201の端子電圧との差電
圧がトリガレベルVtに達した位置で進角信号を
発生させればよく、例えば第2図に示したツエナ
ーダイオード202を、第4図に示すようにアノ
ードを接地したダイオード230とマイナス側を
接地した直流電源231との並列回路で置き換え
ることができる。
第5図は本発明の他の実施例を示したもので、
この実施例ではコンデンサ201と定電流回路2
03,209との接続点(a点)が抵抗233と
ツエナーダイオード234とを介してトランジス
タ301のコレクタに接続されており、a点の電
位がトリガレベルVtに達するとツエナーダイオ
ード234が導通して進角用信号が出力されるよ
うになつている。その他の点は第2図の実施例と
全く同様である。
上記の各実施例においては、点火位置で動作す
る点火回路の半導体スイツチとしてサイリスタ1
03が用いられているが、この半導体スイツチは
トランジスタ等他のスイツチング素子により構成
してもよい。
また本発明で用いる点火回路は上記した電流遮
断形の回路に限られるものではなく、半導体スイ
ツチの動作により点火コイルの1次電流を制御し
て点火用の高電圧を誘起させる回路であればいか
なる形式の点火回路をも用いることができる。例
えば第6図は、コンデンサ放電式の点火回路1を
用いた実施例を示したもので、この実施例では、
点火コイルの1次コイル102aに対して直列に
コンデンサ110が接続され、コンデンサ110
と1次コイル102aとの直列回路の両端にダイ
オード111を介してエキサイタコイル101が
並列接続されている。コンデンサ110と1次コ
イル102aとの直列回路の両端にはまたカソー
ドを接地したサイリスタ112が並列接続され、
サイリスタ112のアノードカソード間にはアノ
ードを接地側にしたダイオード113が並列接続
されている。サイリスタ112のゲートカソード
間には抵抗114が並列接続されている。サイリ
スタ112のゲートにはまたコンデンサ115の
一端が接続され、コンデンサ115の他端はアノ
ードを接地したサイリスタ103のカソードに接
続されている。このサイリスタ103は点火位置
でトリガされるものであり、このサイリスタ10
3のカソードにトリガ信号弁別回路3からダイオ
ード306及び307を通してトリガ信号が与え
られるようになつている。
第6図の進角信号発生回路2は、第5図の実施
例と略同様に構成されているが、第6図の実施例
ではコンデンサ205に接地側に、またツエナー
ダイオード202が非接地側にそれぞれ位置する
ように上下の位置を入れ換えて配置され、抵抗2
06はエキサイタコイル101の非地側端子とツ
エナーダイオード202及びダイオード212の
アノードの共通接続点との間に接続されている。
トリガ信号弁別回路は第2図または第5図に示し
た実施例と全く同様に構成されており、トランジ
スタ301のエミツタがダイオード235を介し
てツエナーダイオード202のアノードに接続さ
れている。
第6図の実施例においては、エキサイタコイル
101の図示の破線矢印方向の出力によりコンデ
ンサ110が図示の極性に充電されるとともに、
進角信号発生回路2のコンデンサ201及び20
5が図示の極性に充電される。次にエキサイタコ
イル101の実線矢印方向の出力により抵抗11
4,206及びダイオード235を通してコンデ
ンサ115が図示の極性に充電されるとともにコ
ンデンサ201の逆充電が行なわれる。そして機
関の回転速度Nが設定値N1より低い低速領域で
は位置検出コイル305の実線矢印方向の出力で
角度θの位置でサイリスタ103にトリガ信号
が与えられてサイリスタ103が導通し、コンデ
ンサ115の電荷がサイリスタ112のゲートカ
ソード間及びサイリスタ103のアノードカソー
ド間を通して放電する。これによりサイリスタ1
12が導通し、コンデンサ110の電荷がサイリ
スタ112及び1次コイル102aを通して放電
する。このコンデンサ110の放電による1次コ
イル102aの電流変化により2次コイル102
bに高電圧が誘起し機関が点火される。またN1
≦N≦N2の中高速領域では、a点の電位が所定
のトリガレベルVtに達してツエナーダイオード
234が導通した位置でサイリスタ103にトリ
ガ信号が与えられるようになり、点火位置が進角
していく。N>N2の高速領域では前記実施例と
同様に点火位置が角度θの位置に固定される。
上記の各実施例ではコンデンサ201を逆充電
する回路中にコンデンサ205を設けて、このコ
ンデンサ205の電荷によりコンデンサ201の
逆充電を行なうようにしているが、エキサイタコ
イル101の出力のみでコンデンサ201の逆方
向への定電流充電が可能な場合にはコンデンサ2
05を省略することができる。
以上のように、本発明によれば、純電子的な回
路により進角動作を行なわせることができるの
で、発電コイルの出力特性を利用して進角特性を
得る場合に比べて高精度で点火位置の制御を行な
うことができる。更に位置検出コイルの信号幅
(信号発電機の機械的構成により定まる。)により
進角幅を設定でき、進角信号発生回路の点火位置
制御用コンデンサの充電電流により進角開始回転
速度及び進角終了回転速度を適宜に設定できるの
で、装置の設計の自由度が高くなる利点もある。
また点火位置制御用コンデンサを零電圧まで逆充
電する過程で進角用信号を発生させるようにした
ので、該コンデンサをリセツトすることなく次の
充電に移行させることができ、複雑なリセツト回
路が不要になつて回路構成が簡単になる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は機関は要求される進角特性の一例を示
す線図、第2図は本考案の一実施例を示す接続
図、第3図は第2図の動作を説明するための信号
波形図、第4図は第2図の実施例の一部の変形例
を示す接続図、第5図及び第6図はそれぞれ本考
案の他の異なる実施例を示す接続図である。 1……点火回路、101……エキサイタコイ
ル、102……点火コイル、103……サイリス
タ(半導体スイツチ)、2……進角信号発生回
路、201……点火位置制御用コンデンサ、20
2……ツエナーダイオード、203,209……
定電流回路、216,219……トランジスタ、
234……ツエナーダイオード、3……トリガ信
号弁別回路、301……トランジスタ、305…
…位置検出コイル、306,307……ダイオー
ド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 点火コイルと前記点火コイルに1次電流を流
    すためのエネルギを供給するエキサイタコイルと
    内燃機関の点火位置でトリガされる半導体スイツ
    チを含み該半導体スイツチの動作により前記1次
    電流を急変させるように制御する点火回路と、前
    記内燃機関の回転速度に応じて前記半導体スイツ
    チをトリガする位置を制御する点火位置制御回路
    とを備えた内燃機関用点火装置において、前記点
    火位置制御回路は、点火位置制御用コンデンサと
    前記エキサイタコイルの一方の極性の半サイクル
    の出力で該コンデンサを一方向に定電流充電する
    第1の充電回路と前記エキサイタコイルの他方の
    極性の半サイクルの期間に該コンデンサを他方向
    に該コンデンサの電荷が略零になるまで定電流充
    電する第2の充電回路とを備えて設定電圧と前記
    コンデンサの端子電圧との差が設定値に達したと
    きに進角用信号を出力する進角信号発生回路と、
    前記エキサイタコイルが他方の極性の半サイクル
    の出力を発生している区間に設定された機関の最
    大進角位置で先に発生する半サイクルの出力が立
    上り機関の最小進角位置で後から発生する半サイ
    クルの出力が立上る1サイクルの位置検出信号を
    出力する位置検出コイルを備えて該位置検出コイ
    ルの先に発生する半サイクルの期間に前記進角用
    信号が発生していないときには前記位置検出コイ
    ルの後から発生する半サイクルの出力を前記半導
    体スイツチにトリガ信号として与え前記位置検出
    コイルの先に発生する半サイクルの期間に前記進
    角用信号が発生したときには該進角用信号を前記
    半導体スイツチにトリガ信号として与えるトリガ
    信号弁別回路とを具備したことを特徴とする内燃
    機関用点火装置。
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