JPS62192927A - 磁気記録媒体の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、オーディオ、ビデオ機器あるいはコンピュー
ター等に用いる磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録
媒体の製造法に関するものである。

従来の技術 近年、上記の各磁気記録媒体は高密度記録に向かい、そ
のため記録波長は短く、記録トラック幅は狭く、記録媒
体厚は薄くという方向にある。その結果、再生出力、Ｓ
Ｎ比等の電磁変換特性は、一般に不利になってきている
。従来の磁気記録媒体は、主として磁性層の耐久性改善
の目的から、２　／、− 塗布直前に反応性に富んだ硬化剤を加えたいわゆる熱硬
化型磁性塗料を、非磁性支持体に塗布、乾燥、カレンダ
処理後、比較的長時間の熱処理を加えて得られていたこ
とから、特性が均質で、且つ、高平滑な表面性を有する
磁気記録媒体の製造には種々の問題が生じていた。例え
ば、磁性塗料のポットライフの短さからくる塗膜特性の
ばらつき、あるいは、磁性層の表面性が磁性粉の分散性
のみならず、磁性層の形成される非磁性粉支持体の表面
性や非磁性支持体上に形成されるバックコート層の表面
性の影響を極めて受は易く、その影響度も製品の長平方
向で傾斜をもつなどの問題があげられる。こうした従来
の熱硬化型磁気記録媒体の問題点を解決するために、放
射線硬化性結合剤を含有した磁性層に放射線照射を施し
塗膜を硬化させる、いわゆる放射線硬化型磁気記録媒体
の提案′がこれ壕でにも数多く成されている。

放射線硬化型樹脂は、一般には熱硬化型樹脂を放射線感
応変性したもので、具体例としては、ラジカル重合性を
有する不飽和二重結合を示すアクリル酸、メタアクリル
酸あるいはそ７−しらのニスデル化合物のような（メタ
）アクリル糸玉中結合やマレイン酸、マＩ／−イン酸誘
導体のｍ＝重結合等の放射線照射による架橋あるいは重
合する部分を分子中Ｖこ導入することである。その他放
射線照躬により架橋あるいは重合する不飽和二重結合で
あれば用いることができる。このＪ：うな放射線硬ｆ１
謬１；Ｑ（☆１脂は、単独もしくは複数種の組み合わせ
か可ｆｉｔ’：であり、必要に応じて熱硬化型（☆ｌ脂
との併用も差し支えない。

放射線としては、電子線加速器を線源とした電子線、ｃ
ｏ　６ｏ全線源としたγ線、Ｘ線発生器全線源としたＸ
線等が使用される。特に照射線源としては吸収線’；ｎ
：の制で卸、製ｉｊ：ｊ工程ラインへの偉人。

電離放身Ｉ線の遮蔽等の見地等から、電子線加速器によ
る電子線硬化法が有利である。電子線加速器の具体例と
しては、米国エナジーサイエンス社にて製造されている
凹線１１タイプの電子線加速器（エレクト「１カーデン
システト）や［［新ハイボルテージ社製のスギャニング
型低線）ｄ−タイプの電子線力１１連器等かある〇 寸だ、放射線葆゛僑に際し′ｉ″（・」、Ｎ２　ガス、
ｃｏ。

ガス宿の不活性ノノス気に中で放射肩）！を磁性層に照
射するととが有効である。空気中での放射組！照射は、
バインダー中に生じたラジカルが酸素あるいに１、放射
線照射にＪ：リイ１じたオゾン等の影響でバインダーの
Φ合、映化か阻害さ肛るため好捷しくない。

従来、磁気記録媒体（たとえば、カセットに装着された
オーディオデープ、ヒデオｊ−−プ）は室内の温度変化
か穏やかな環境で使用、保管されてきた。近４１・、ラ
ジカセ、ビデオカメラ、Ｂｍｍビブ゛オなどが広く使用
される様になり、磁気記録媒体が足間の高温、１氏温の
環境で使用、保管されることが多くなっている。特に高
温さらには高１７１１’ｌ高？！ｉｌ！時において、磁
気記録媒体の寸法変形か著しく生じ易くスギュー（Ｓｋ
ｅｗ）の発生や、出力低下だけでなく、カール等の発生
のため走行不良をひきおとし易い。昨今の磁気記録ンス
デムの多様化、高性能化に伴い、斗す１ず走行信頼性が
Φ′波祝され、かかる−・“ず酷な環境Ｆでの磁気記録
媒体の特性維持が求められでいる。

従来、こ′！１らを解決する／こめに、低熱収縮率のべ
一スフｆルノ・の使用（例えば特開昭５９−１１５３１
弓公報、特開昭５９−１０７４２４号公報、！特開昭６
０−１５８３０月公報、特開昭６Ｃ）−９８５２４け公
報）、ペースフィルト、をあらかじめ熱処理し、たもの
を使用（例えば特開昭５９−１３５６３２号公報１％開
昭６０−１０３５１７号公報）する等の案がある。

発明が解決（７ようとする問題点 昨今、磁気記録媒体の高密度化に伴いベースフィルムの
薄膜化が進み機械的強度が弱くなる一方、放射線硬化型
樹脂を含んだ磁気記録媒体は、従来の熱硬化型樹脂を用
いたものに比べて先述の如く多くの特徴が認められるも
のの、熱硬化における残留応力の緩和の工程がないため
、磁気記録媒体の寸法安定性をさらに田翔な物にしてい
る。このため従来の方法では、放射線硬化型樹脂をａん
だ磁気記録媒体の高温時の特性維持が、不光分となって
いる。

本発明は上記問題に鑑み、放射線硬化型樹脂を含有する
層を形成してなる磁気記録媒体が高温十−あるいは高温
高湿下に置かれても熱収縮による磁気記録媒体の変形が
小さく、優ｔ′したＸＪ法法定定性有１〜、安定］７た
走行性を有する磁気記録媒体を捉供することを１・１的
とするものである。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために、本発明のａ気記録媒体の
製造法は非磁性支持体ケ相対湿度６０％以上で処理した
後、非磁性支持体上に、放射線硬化型樹脂を含有する層
を形成するものである。

作用 本発明は上記の方法に、１こって、ペースフィルトにあ
らかじめ湿度もかけることにより水分が可塑剤と（７て
働き非磁性支持体内部の残留歪みを確実迅速に取り除き
、高温高湿下での寸法安定性を改善することができる。

実施例 以下本発明の実施例について、磁気テープで具体重に説
明する。なお実施例で述べている成分の部数は、すべて
型閉止を示すものとする。

非磁性支持体として、ポリエチレンテレフタレー！・、
ポリエチレン−２，６−ナフタレート等のポリエステル
類；ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
類；セルローストリアセテート、セルロースダイアセテ
ート、セルロースアセテートブチ−レート、セルロース
アセテートグロピオネ−１・類のセルロース誘導体；ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂；
ポリカーボネート、ポリイミド、ポリエーテルイミドポ
リアミドイミド等のプラスチックフィルム等があげられ
るが、どれについても適用可能である。

（実施例１） 磁性層用塗料（Ａ）の調整； 強磁性ＣＯ被着γ−Ｆｅ２０５ １００部 電子線硬化型ポリウレタン樹脂　　　１０部塩化ビニー
ル酢酸ビニル共重合体　　１０部カーボンブランク　　
　　　　　　　　３部研摩剤（Ａｌ、、０３）　　　　
　　　　　　　　４部レシチン　　　　　　　　　　　
　　　１部混合溶剤（ＭＥＫ／）ルエン／ アノン＝１／１／１）３００部 上記組成物をボールミル及びサンドミルを用いて混線分
散をおこなった後、平均孔径１１１ｍのフィルターでろ
過して磁性層用塗料（Ａ）を準備したＯ 」−記磁性塗刺（Ａ）を表１のポリエステルフィルムを
４０″Ｃ１相対湿度８０％で３０時間処理した物の上に
塗布、磁場配向、乾燥処理を施した後、スーパーカレン
ダロールによる鏡面加工処理、次いで加速電圧１６０ｋ
Ｖ吸収線量としてｓ　Ｍｒａｄとなる条件で電子線照射
を窒素気流下で行い、厚さ１５１１ｍの磁性層を有する
原反ロールを得た。これを〃インチ幅に裁断してビデオ
テープ試料９７　。

（２５ＯｒｒＬ長）を製造した。

（実施例２） 」二記磁性塗料ＣＡｒｋ表１のポリエステルフィルムを
８０°Ｃ相対湿度８０％で、１２時間処理した物の上に
塗布、ａ場配向、乾燥処理を施した後、スーパーカレン
ダロールによる鏡面加工処理、次いで加速電圧１６０ｋ
Ｖ吸収線量として８　Ｍｒａｄとなる条件で電子線照射
を窒素気流下で行い、厚さ１５１１ｍの磁性層を有する
原反ロールを得た。これを棒インチ幅に裁断してビデオ
テープ試料（２１５０７７Ｌ長）を製造した。

（実施例３） 上記磁性塗料（Ａ）を表１のポリエステルフィルムを１
２０°Ｃ相対湿度８０％で１２時間処理した物の上に塗
布、磁場配向、乾燥処理を施した後、スーパーカレンダ
ロールによる鏡面加工処理、次いで加速電圧１６０ｋｖ
吸収線量としてｓ　Ｍｒａｄとなる条件で電子線照射を
窒素気流下で行い、厚さ５μｍの磁性層を有する原反ロ
ールを得た。これをＡインチ幅に裁断してビデオテープ
試料１０　／、 （２５０７７Ｌ長）を製造した。

（比較例１） 上記磁性塗料（Ａ）を表１のポリエステルフィルム上に
塗布、磁場配向、乾燥処理を施した後、スーパーカレン
ダロールによる鏡面加工処理、次いで加速電圧１６５ｋ
Ｖ吸収線量としてａ　Ｍｒａｄとなる条件で電子線照射
を窒素気流下で行い、厚さ６１１ｍの磁性層を有する原
反ロールを得た。これ’ｆｃ’Ａインチ幅に裁断してビ
デオテープ試料（２５０ｍ、長）を製造した。

（比較例２） 上記磁性塗料〔ム〕を表１のポリエステルフィルムを４
０°Ｃで、３０時間処理した物の上に塗布。

磁場配向、乾燥処理ヲ施した後、スーパーカレンダロー
ルによる鏡面加工処理、次いで加速電圧　。

１６５に’Ｖ吸収線量として８　Ｍｒａｄ　となる条件
で電子線照射を窒素気流下で行い、厚さ５μｍの磁性層
を有する原反ロールを得た。これをμインチ幅に裁断し
てビデオテープ試料（２５ｏｍ長）を製造した。

（比較例３） 十記磁４／を塗料１−Ａ］を表１のポリエステルフイル
ムを８０℃で、２４時間処理した物の−１に塗布。

磁場配向、乾燥処理１１を施した後、スーパーカレンダ
ロール（／ζよる鏡面加工処理１次いで加速型１ｌ−１
６５ｋｖ、吸収線ｉ（としでｓ　Ｍｒａｃｌとなる条１
！１で電子線照射を窒、、７：気流、Ｆで行い、ｊワさ
６μｍの磁性層を有する原反ロールを得た。これを１躯
インチ幅に裁断してビデオテープ試別（２６ａｍ１発）
　ｋ耽１清した。

（比較例４） 上記磁性塗料（Ａ　Ｅ全表１のポリエスデルフーイルム
を１２０″０１１２時間処理１７だ物の−Ｌに塗布。

磁場配向、乾燥処理を施した後、スーパーカレンダロー
・ルにＪ：る鏡面加−［−処理、次いで加速型ＩＬ１６
５に’Ｖ吸収線量としてｓ　Ｍｒａｄとなる条件で電Ｔ
″−線照射を窒素気流下で行い、厚さ５７７ｍの磁性層
を有する原反ロールを（４）だ。これを恥・インチ幅に
裁断してビデｊテープ試利（２５０ｍ長）を製造し／こ
〇 （比較例５） 上記磁４イｔ（Ｈ’４１Ａｉを表１のポリニスｊルノ２
ｆルムを１４０”（：相対醒度８０％で１０時間処理し
た物の１．に塗イＤ、磁場配向、乾燥処理を施しＡ・Ｆ
後、スーパ・−カレンダＬ１−ルによる鋭、−ｔｒｒｉ
　１７ＪＩに１処理、次いで７Ｊ［ｌ　叱電１−１：、
　１６０　ｋｖ吸収糾；１１と（７でｓＭｒａｄと斥る
条＋ｚｔで電子線照射を窒素気１ｉｒ、　””ｌ・゛て
行い、Ｊワさ６１１ｍの磁性層を・有する原反「１−ル
を得た。と７’ｔを係インチ幅に裁断１−７でビデオ−
ｊ−プ試別（２５Ｏｙａ長）ｋ′：ヴ９造した。

表１ １３　。

以上の各実施例数０・比較例で得られた磁気テープ試別
を用いで、表２の結果ケ得た。

表２ ワが発生し走行不良をひき起とし７た。

１）熱収縮率 熱処理条件；１００°Ｃ１１時間 熱収縮率−（Ｌ　−Ｌ’）　／Ｌ　Ｘｌ　００（％）１
４　、 Ｌ；熱処理前の試料テープの１（さ く　ａｔ　３０”Ｃ） Ｌ′；熱処理後の試料テープの長さ く　ａｔ　ａｏ”（：） ２）カール 上記の熱処理条件で、［１祝検査で判定（７だ。

３）走行性 ＶＨ８方式ＶＴＲ（松下電器産業（株）製、ＮＹ−８２
００Ｊを、６０＝Ｃ（７）環境Ｆｆ走行させ安定性をみ
た。

発明の効果 以」二のように本発明によれば、非磁性支持体上に、放
射線硬化型樹脂を含有する層を形成して成る磁気記録媒
体の製造方法において、前記非磁性支持体を相対湿度６
ｏ％以」−で塗布前に処理することにより、磁気記録媒
体が高温下あるいは高温高湿下に置かれても、熱収縮に
よる磁気記録媒体の変形が小さく、優れた寸法安定性を
有１〜安定した走行性を有する磁気記録媒体を提供する
ことができる。

なお、−１−記実施例では磁気テープについて説明をし
／ヒが、本発明は、磁気テープのみならず、磁気ディス
ク、磁気カード等の他の磁気記録媒体に応用可能である
ことは言う捷でもない。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 非磁性支持体を相対湿度６０％以上で処理した後、上記
   非磁性支持体上に、放射線硬化型樹脂を含有する層を形
   成することを特徴とする磁気記録媒体の製造法。