JPS62192324A - ニワトコ茶の製造法 - Google Patents

ニワトコ茶の製造法

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Publication number
JPS62192324A
JPS62192324A JP61033397A JP3339786A JPS62192324A JP S62192324 A JPS62192324 A JP S62192324A JP 61033397 A JP61033397 A JP 61033397A JP 3339786 A JP3339786 A JP 3339786A JP S62192324 A JPS62192324 A JP S62192324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elderberry
leaves
tea
dried
steam
Prior art date
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Pending
Application number
JP61033397A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokio Matsubara
松原 時男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIZOBE GAKUEN
Original Assignee
MIZOBE GAKUEN
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Filing date
Publication date
Application filed by MIZOBE GAKUEN filed Critical MIZOBE GAKUEN
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Pending legal-status Critical Current

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  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は人の健康増進を目的とするためにニワトコの
生葉からニワトコ基を製造するものである。
(0)従来の技術 ニワトコは健康増進を目的として、中国や日本において
古くから利用されて来た。その利用法はニワトコの生葉
を天日乾燥又は日除乾燥し、その乾燥葉を数十分間数じ
てその煎じ汁を飲用していた。そのために乾燥するのに
時間を要し、手間を要し、しかも煎じた汁は夏では2〜
3日も放置すると褐色の濁りを生じ、悪臭を放つように
なる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 この発明はニワトコの乾燥葉を作る時間で比較するとニ
ワトコ基を作る時間の方がはるかに短い。3時間あまり
でニワトコ基は出来上る。ニワトコ基は、ニワトコ乾燥
葉に比べて品質も均一化されており、保存性もよく、又
煎する必要もなく、熱温を注ぐだけでニワトコ茶の内容
物が容易に抽出される。しかもこの抽出液はニワトコ乾
燥葉の抽出液とことなり、褐色の濁りを生ずることもな
く、又悪臭を発することもない。
(ニ)問題点を解決するための手段 この発明の最もfI要な問題点は次の操作にある。ニワ
トコの生葉を蒸し機に入れ蒸葉する時、多量の蒸気を作
用させて、ニワトコ生葉の中のアクを灰黒色の液として
充分に除去することである。ふつうの煎茶を製造する時
には、葉を揉み易くするため、又生葉の中の酸化酵素を
不活性にする程度の蒸気量を使用すれば充分である。ニ
ワトコ茶製造の場合にはこの程度の蒸気量では不充分で
ある。さらにニワトコの生葉の中に存在して抽出液を濁
らせ、悪臭を放つ物質(アク)を灰黒色の液として取り
除くのに充分な蒸気を作用させなければ、良質のニワト
コ基は製造されない。すなわちニワトコ茶の製造に多量
の蒸気を作用させるのは、酸化酵素以外の非酵素的に変
質しやすい成分を灰黒色の液として除去するのが目的で
ある。
(ホ)作用 第一出版株式会社の綾野雄幸、岩尾裕之共著「食品の加
工と貯蔵」には次の様に記されている。「生葉を蒸し機
に入れ、豊富な強い蒸気を当てて蒸す。この操作は生葉
の中の酸化酵素(ポリフェノールオキシダーゼ)を不活
性にし、青臭味を発散させ、揉みやすくするためである
」。ニ9トコ茶の製造において蒸気を作用さける一つの
目的は一1記の煎茶の製造と同じである。酸化lll累
を不活性にし、揉みやすくするためである。さらにもう
−の目的がある。それはニワトコの葉の中に存在し、非
酵素的化学反応により抽出液を混濁させ、悪臭を発生す
る物質を灰黒色の液とともに除去することである。その
ためには煎茶製造の時よりも更に多面の蒸気を作用させ
なければならない。煎茶製造の場合は、普通0.35K
g/dの蒸気を20〜30秒作用させるとよいが、ニワ
トコ茶製造の場合はそれ以上の蒸気を使用しなければな
らない。煎茶製造の時よりも多量の蒸気を用いないと非
酵素的化学反応により変質する物質(アク)を除去でき
ない。
以上の操作によりニワトコの乾燥葉の抽出液を濁らせ、
悪臭を放つ物質(アク)を灰黒色の液として除去するこ
とが出来る。
(へ)実施例 ニワトコの生葉20Kgを用意する。ニワトコの葉は初
夏、夏、秋と年3回は採取することが出来るが今回は秋
(十月初旬)の葉を用いることにした。0.45 D/
dの蒸気を40秒作用させ、酸化酵素を不活性にすると
同時に、非酵素化学反応で混濁させ悪臭を起こさせる物
質(アク)を灰黒色の濁汁として除去した。
この蒸葉を冷却し、次の粗揉機にかけた。温度90℃で
反応時間は60分間である。荒揉みの終った葉を次の中
揉機に掛けた。温度は80℃で操作時間は60分間であ
る。中揉機で60分間階のニワトコ基が得られた。すな
わち11.5%の収穫量である。
(ト)発明の効果 ニワトコの葉の従来の利用法はニワトコの生葉を天日乾
燥又は日陰乾燥した乾燥葉を数十分間煎じ、その煎じ汁
を飲用していたのである。しかもこの煎じ汁は夏は2〜
3日のうちに混濁し、悪臭を放つようになる。ニワトコ
茶はニワトコの生葉から4時間足らずで製造でき、しか
も品質は一定している。又熱湯を注ぐだけでニワトコの
成分は容易に抽出され、しかもこのニワトコ茶の抽出液
は変質し悪臭を放つことはない。
A表はニワトコの生葉とニワトコ茶の主な栄養素の含有
量を示すものである。ニワトコの生葉でも栄養素の含有
量は相当高い値である。
ニワトコ基になるとカルシウム(5,3倍)リン(3,
7倍)鉄(12,8倍)ビタミンC(1,05倍)タン
パク質(6,2倍)である。これは非常に高い値である
。ニワトコ基を利用した後の出がらしは捨てることなく
、みそ汁の実として利用すればニワトコ茶は捨てるとこ
ろは全く無く全部利用されるわけである。ニワトコの乾
燥葉、ニワトコ茶の抽出液を用いてヨーグルトを作り、
ヨーグルト中に生じた乳酸の量を測定し空試験の乳酸量
を1として比較すると、それぞれ1.4〜1.5倍にな
る。この実験からニワトコ茶、ニワトコの乾燥葉の抽出
液は乳酸菌に対する生育促進効果を有するものと考えら
れる。ニワトコの由来は中国の「新修本草」の中にあら
れれており、古くから利尿効果が利用されてきた。わが
国でも古くから民間薬として、腎炎の治療に用いられて
いる。又アメリカでは民間的に便秘、水腫、腎炎、リウ
マチに用いられている。インドでも利尿薬や便秘に用い
られている。以上のように人の健康上各方面に利用され
ているニワトコを、ニワトコ茶として製造したことはニ
ワトコを極めて容易に、しかも広い範囲に利用すること
を可能ならしめたもので、その利用上の効果は誠に顕著
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 蒸し機にニワトコの生葉を入れ、ニワトコの葉の中のア
    クが灰黒色の液となつて充分除去されるまで蒸気加熱し
    、ついで粗揉機で、80〜90℃で40〜50分間荒揉
    みした後更に中揉機で揉捻し乾燥機で乾燥することを特
    徴とするニワトコ茶の製造法
JP61033397A 1986-02-18 1986-02-18 ニワトコ茶の製造法 Pending JPS62192324A (ja)

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JP61033397A JPS62192324A (ja) 1986-02-18 1986-02-18 ニワトコ茶の製造法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0198465A (ja) * 1987-10-12 1989-04-17 Takao Yoshida ニワトコのエキス及び粉末の製造法
JPH02295471A (ja) * 1989-05-02 1990-12-06 Mitsumasa Kategari アロエエキスの製造方法
JPH06141826A (ja) * 1992-11-13 1994-05-24 Takao Yoshida 新規なインスタント茶及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0198465A (ja) * 1987-10-12 1989-04-17 Takao Yoshida ニワトコのエキス及び粉末の製造法
JPH02295471A (ja) * 1989-05-02 1990-12-06 Mitsumasa Kategari アロエエキスの製造方法
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