JPS6218772Y2 - - Google Patents

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JPS6218772Y2
JPS6218772Y2 JP13206779U JP13206779U JPS6218772Y2 JP S6218772 Y2 JPS6218772 Y2 JP S6218772Y2 JP 13206779 U JP13206779 U JP 13206779U JP 13206779 U JP13206779 U JP 13206779U JP S6218772 Y2 JPS6218772 Y2 JP S6218772Y2
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JP
Japan
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diameter gear
small
gear
cutting
support shaft
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JP13206779U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、金属製の異なる径の歯車を同一軸上
に一体に形成する耐トルクおよび高精度の得られ
る歯車装置に関する。
異なる径の歯車を同一軸上に形成して変速機等
に用いられる歯車装置は、たいてい小径の歯に支
持軸を形成すると共に大径の歯車を圧入するため
のローレツト部を備え、大径の歯車が圧入されて
構成されている。
すなわち、第1図に示される通り、従来は、小
径の歯車1が支持軸2と一体に形成されており、
支持軸2の一部にローレツト部3が形成され、こ
れに大径の歯車4が圧入嵌合されていた。
歯車は、たいてい大きいトルクが伝達されるた
めに大径の歯車4は、ローレツト部3等の形成に
より圧入嵌合で十分な固定力を得るよう構成され
るものであるが、嵌合部にローレツト等の凹凸を
形成すると嵌合される歯車が凹凸のためにわずか
に偏心したり傾斜したりして精密な歯車装置を構
成することが難しくなるといつた問題を有してい
た。
従つて、回転トルクに対する嵌合強度が十分に
なつても、使用中騒音を生じたり、歯の摩耗を生
じたりして不都合な結果になるといつた欠点を有
していた。
本考案は、この様な事情に鑑みてなされたもの
であり、係る欠点をなくすると共に嵌合の強度が
十分で容易に製作できる歯車装置を提供すること
を目的としている。
以下本考案を図面に示された実施例に基づいて
説明すると、第2図は本考案の一実施例を示した
歯車装置の縦断面図であり、第3図は他の実施例
を示した歯車装置の縦断面図であり、第4図はカ
シメの構造を示す側面図である。
第2図に於いて、歯車装置は、小径の歯車5の
両端に支持軸6が延出して形成されており、この
小径の歯車5の一端に歯溝7の形成されない切削
部8が形成されている。
この切削部8は、支持軸6と同心的に切削形成
されたものであり、小径の歯車5の歯溝7の未加
工部分で形成してもよい。
そして、切削部8には、大径の歯車9の軸孔1
0が嵌合されており、小径の歯車5側の側面11
に溝12が形成され、この溝12の軸心側が軸心
向きに塑性変形を利用して曲げられカシメで固定
部13が形成されている。
さらに、固定部13は、小径の歯車5の歯溝7
に嵌合しており、大径の歯車9を小径の歯車5に
固定している。
第3図に於いて、他の実施例による歯車装置
は、支持軸14に一体的に小径の歯車15が形成
されており、小径の歯車15には歯溝16が形成
されており、この歯溝16の一端に歯溝16の外
周を支持軸14と同心的に切削して形成された切
削部17が形成されている。
そして、切削部17には、大径の歯車18の軸
孔19が嵌合されており、大径の歯車18の小径
の歯車15側の側面20には、溝21が形成さ
れ、溝21の軸心側が曲げられカシメられて歯溝
16に嵌合され、固定部23を形成している。
第4図に於いて、第3図に示された実施例の歯
車装置を側面から示すと、大径の歯車18の側面
20に4ケ所溝21が配設されており、この溝2
1の軸心側がカシメて曲げられ固定部23が形成
されている。
この溝21は、カシメた際軸心向きに固定部2
3が容易に曲るよう形成されるものであり、必ず
しも必要なものではない。
そして、溝21は、形成する場合第4図に示さ
れる実施例の如く4ケ所に設けるほか、円形に形
成し、任意の場所をカシメて固定部23を形成し
てもよいものである。
また、第4図に示された夫々の構成は、第2図
に示された実施例に於いても同様に構成すること
ができるものである。
この様な構成に於いて、歯車装置は、第2図に
示された実施例では、大径の歯車9が、切削部8
に嵌合される際、切削部8が支持軸6と同軸に切
削されており、外周に凹凸がないため、極めて軽
い圧入程度の嵌合で正確に装置される。
そして、溝12をカシメで固定部13が小径の
歯車5に嵌合され、回転方向に特に強力な力で固
定される。
しかも、ローレツト等加工を施す必要がなく製
作は容易になる。
特に、大径の歯車9,18を正確に支持する切
削部8,17を小径の歯車5,15の歯溝7,1
6に連続するよう形成したため、大径の歯車9,
18を切削部8,17で正確に支持することがで
きると共に歯溝7,16にカシメて容易に固定す
ることができ、正確かつトルクに対して十分な耐
力を得て異なる径の歯車が構成される。
以上説明の通り、本考案によれば、小径の歯車
の歯溝に連続する切削部を形成し、この切削部に
大径の歯車を嵌合して歯溝にカシメて固定したた
め偏心偏在することなく極めて精密な異なる径の
歯車を備えた歯車装置を得ることができ、しかも
製作容易で回転トルクに対する耐力が大きくその
実用的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例を示した歯車装置の縦断面図
であり、第2図は、本考案の一実施例を示した縦
断面図であり、第3図は、他の実施例を示した縦
断面図であり、第4図は、第3図に示された実施
例の側面図である。 5,15……小径の歯車、7,16……歯溝、
8,17……切削部、9,18……大径の歯車、
13,23……固定部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製の異なる径の歯車を同一軸上で一体にす
    る歯車装置において、支持軸を備えた小径の歯車
    の端部に歯溝を切削して形成される切削部を支持
    軸と同軸的に形成し、この切削部に大径の歯車の
    軸孔を嵌合し、この大径の歯車の前記小径の歯車
    側々面を塑性変形によるカシメで小径の歯車の歯
    溝に固定させたことを特徴とする歯車装置。
JP13206779U 1979-09-26 1979-09-26 Expired JPS6218772Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13206779U JPS6218772Y2 (ja) 1979-09-26 1979-09-26

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JP13206779U JPS6218772Y2 (ja) 1979-09-26 1979-09-26

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JPS5649346U JPS5649346U (ja) 1981-05-01
JPS6218772Y2 true JPS6218772Y2 (ja) 1987-05-14

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JP13206779U Expired JPS6218772Y2 (ja) 1979-09-26 1979-09-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544299Y2 (ja) * 1990-05-08 1997-08-13 ジエコー株式会社 回転伝達体の取付構造
DE19963236B4 (de) * 1999-01-12 2016-01-28 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Hydrodynamischer Drehmomentwandler
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