JP2018197601A - 固定方法及び固定構造 - Google Patents

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浩平 明石
Kohei Akashi
浩平 明石
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Abstract

【課題】シャフトに対する円環状体の嵌合力を効果的に向上させる。【解決手段】シャフト21の外周の所定部位25に圧入される円環状体26の固定方法であって、シャフト21の所定部位又は円環状体26の内周の一方に周方向に複数の凹溝22を設けると共に、円環状体26を所定部位25に圧入した後に、シャフト21及び円環状体26に浸炭焼入れ処理を施す。【選択図】図3

Description

本発明は、固定方法及び固定構造に関し、特に、シャフトとギヤの固定方法及び固定構造に関する。
従来、この種の固定構造として、シャフト部が突設された第1ギヤと、該第1ギヤよりも大径の第2ギヤとを備え、第2ギヤを第1ギヤのシャフト部に圧入嵌合することにより、これら各ギヤを互いに固定する構造が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2013−200015号公報
ところで、上述したギヤの固定構造においては、各ギヤに浸炭焼き入れ等の熱処理を施した後に、第2ギヤを第1ギヤのシャフト部に圧入することにより、これら各ギヤを固定するのが一般的である。
このため、第2ギヤをシャフト部に嵌合力のみで保持することになり、大きなトルクが入力されると第2ギヤがシャフト部に対して相対回転してしまう場合があり、伝達可能トルクの低下を招くといった課題がある。
本開示の技術は、シャフトに対する円環状体の嵌合力を効果的に向上させることを目的とする。
本開示の固定方法は、シャフトの外周の所定部位に圧入される円環状体の固定方法であって、前記シャフトの前記所定部位又は前記円環状体の内周の一方に周方向に複数の凹溝を設けると共に、前記円環状体を前記所定部位に圧入した後に、前記シャフト及び前記円環状体に浸炭焼入れ処理を施すことを特徴とする。
また、前記円環状体が、その外周に複数のギヤ歯を有するギヤであってもよい。
本開示の固定構造は、シャフトの外周の所定部位に圧入される円環状体の固定構造であって、前記シャフトの前記所定部位又は前記円環状体の内周の一方に周方向に複数の凹溝が設けられ、前記シャフトの前記所定部位又は前記円環状体の内周のうち前記凹溝が設けられていない側に前記凹溝に嵌入する凸部が設けられたことを特徴とする。
また、前記円環状体が、その外周に複数のギヤ歯を有するギヤであり、前記凹溝が前記シャフトの外周に周方向に所定のピッチで設けられた複数の歯溝であり、当該歯溝の一部が前記所定部位の少なくとも一部に突出して形成されており、前記歯溝と各歯溝間の歯先とにより前記ギヤとは異なる他のギヤが構成されてもよい。
また、前記シャフトが変速機のカウンタシャフトに回転自在に軸支される円筒状のシャフトであり、前記ギヤ及び前記他のギヤが、前記変速機のメインシャフトに設けられたメインギヤとそれぞれ噛合するカウンタギヤであってもよい。
本開示の技術によれば、シャフトに対する円環状体の嵌合力を効果的に向上させることができる。
本実施形態に係る変速機の一部を示す模式的な断面図である。 本実施形態に係るカウンタギヤ部を示す模式的な斜視分解図である。 本実施形態に係るギヤ固定方法を説明するフロー図である。 (A)は、本実施形態のギヤ本体部を圧入部に圧入した状態を説明する模式的な部分断面図、(B)は、圧入後に浸炭焼入れ処理を施した状態を説明する模式的な部分断面図ある。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る固定方法及び固定構造について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本実施形態に係る変速機1の一部を示す模式的な断面図である。変速機1のトランスミッションケース2内には、図示しないベアリングを介して回転自在に軸支されたメインシャフト3及び、カウンタシャフト4が互いに平行に配置されている。
メインシャフト3には、ニードルベアリング5,6を介して第1メインギヤ10及び、第2メインギヤ11が相対回転可能に軸支されている。また、メインシャフト3には、これら各メインギヤ10,11をそれぞれメインシャフト3と選択的に同期結合(ギヤイン)させるシンクロ機構12,13が設けられている。
カウンタシャフト4には、ニードルベアリング7を介してカウンタギヤ部20が相対回転可能に軸支されている。カウンタギヤ部20には、第1メインギヤ10と噛合する第1カウンタギヤ24及び、第2メインギヤ11と噛合する第2カウンタギヤ26が設けられている。
より詳しくは、図2に示すように、カウンタギヤ部20は、円筒状のシャフト部21と、シャフト部21に圧入される円環状の第2カウンタギヤ26とを備えている。
シャフト部21の一端側外周には、複数の歯溝22が周方向に所定のピッチで凹設されており、これら複数の歯溝22及び、各歯溝22間の歯先23により第1カウンタギヤ24が構成されている。
第2カウンタギヤ26は、シャフト部21よりも軸方向長さを短く形成された円環状のギヤ本体部26Aと、ギヤ本体部26Aの外周に周方向に所定のピッチで形成されたギヤ歯26Bとを備えている。
シャフト部21の他端側(所定部位)には、第1カウンタギヤ24よりも僅かに拡径された圧入部25が設けられている。圧入部25は、その外径を第2カウンタギヤ26のギヤ本体部26Aの内径と略同径に形成されている。圧入部25には、ギヤ本体部26Aが圧入嵌合される。
本実施形態において、各歯溝22は、シャフト部21の外周に歯車カッタ等により切削加工されており、その先端部22Aが圧入部25の少なくとも一部に突出するように形成されている。すなわち、圧入部25に第2カウンタギヤ26のギヤ本体部26Aを圧入すると、歯溝22の先端部22Aがギヤ本体部26Aの筒内に収容されるようになっている。
次に、図3,4に基づいて、本実施形態に係る固定方法について説明する。
まず、ステップS1では、シャフト部21の圧入部25に第2カウンタギヤ26のギヤ本体部26Aを圧入する。圧入部25にギヤ本体部26Aを圧入すると、図4(A)に示すように、歯溝22の先端部22Aがギヤ本体部26Aの筒内に収容された状態となる。
次いで、ステップS2では、カウンタギヤ部20全体に浸炭処理及び焼入れ処理を施す。このように、第2カウンタギヤ26を圧入した後に浸炭焼入れ処理を施すと、図4(B)に示すように、各歯先23間に位置して歯溝22に臨むギヤ本体部26Aの内周部26Cが、変態により歯溝22内に略凸状に突出する。
すなわち、ギヤ本体部26Aの内周部26Cが歯溝22内に略凸状に入り込んで嵌合することにより、第2カウンタギヤ26のシャフト部21に対する嵌合力が確実に強められるようになる。これにより、第2カウンタギヤ26がシャフト部21に強固に保持されるようになり、伝達可能トルクを効果的に高めることが可能になる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、ギヤ本体部26Aの内周部26Bを圧入部25側の歯溝22に嵌合させるものとして説明したが、圧入部25に歯溝22とは別体の凹溝を形成し、該凹溝にギヤ本体部26Aの内周部26Cを嵌合させるように構成してもよい。或は、当該凹溝をギヤ本体部26Aの内周に凹設し、圧入部25の外周部を凹溝に嵌合させるように構成してもよい。
また、上記実施形態の適用範囲は変速機1のカウンタギヤに限定されず、変速機1のメインギヤ、或は、デファレンシャル装置のギヤ等、他の噛合要素にも広く適用することが可能である。また、固定対象はシャフトとギヤに限定されず、接触面の何れか一方に凹溝を形成できる部材であれば、シャフトとリング体等であってもよい。
1 変速機
2 トランスミッションケース
3 メインシャフト
4 カウンタシャフト
10 第1メインギヤ
11 第2メインギヤ
20 カウンタギヤ部
21 シャフト部
22 歯溝
23 歯先
24 第1カウンタギヤ
25 圧入部
26 第2カウンタギヤ
26A ギヤ本体部

Claims (5)

  1. シャフトの外周の所定部位に圧入される円環状体の固定方法であって、
    前記シャフトの前記所定部位又は前記円環状体の内周の一方に周方向に複数の凹溝を設けると共に、前記円環状体を前記所定部位に圧入した後に、前記シャフト及び前記円環状体に浸炭焼入れ処理を施す
    ことを特徴とする固定方法。
  2. 前記円環状体が、その外周に複数のギヤ歯を有するギヤである
    請求項1に記載の固定方法。
  3. シャフトの外周の所定部位に圧入される円環状体の固定構造であって、
    前記シャフトの前記所定部位又は前記円環状体の内周の一方に周方向に複数の凹溝が設けられ、前記シャフトの前記所定部位又は前記円環状体の内周のうち前記凹溝が設けられていない側に前記凹溝に嵌入する凸部が設けられた
    ことを特徴とする固定構造。
  4. 前記円環状体が、その外周に複数のギヤ歯を有するギヤであり、
    前記凹溝が前記シャフトの外周に周方向に所定のピッチで設けられた複数の歯溝であり、当該歯溝の一部が前記所定部位の少なくとも一部に突出して形成されており、前記歯溝と各歯溝間の歯先とにより前記ギヤとは異なる他のギヤが構成される
    請求項3に記載の固定構造。
  5. 前記シャフトが変速機のカウンタシャフトに回転自在に軸支される円筒状のシャフトであり、前記ギヤ及び前記他のギヤが、前記変速機のメインシャフトに設けられたメインギヤとそれぞれ噛合するカウンタギヤである
    請求項4に記載のギヤの固定構造。
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