JPS62187579A

JPS62187579A - 車体の位置決め装置

Info

Publication number: JPS62187579A
Application number: JP61028638A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Naruse; 成瀬　和雄; Mikio Kitano; 北野　幹雄; Hideaki Hida; 飛田　英明
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 1986-02-12
Filing date: 1986-02-12
Publication date: 1987-08-15
Also published as: JPH0368784B2; US4776084A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）、本発明は、車体％に自動車のメインボデーを組立るた
めに用いる位置決め装置に関する。

（従来の技術）近年、自動車の組立ラインにおいては、２ドア、４ドア
、クーペ、パン等の複数卓型が混合して流される場合が
多く、組立設備には前記車型変史に対する対応性の良さ
が益々要求されるよ、うになつｔ、きている。

そして従来、上記要求に対処すべく、例えば卓型専用の
治具台車を備え、該治具台車にボデー部品を搭載して循
環させ、必要な治具台車を適宜組立工程に投入し、組付
を行うようにした治具循環タイプの設備が用いられてい
る。より詳しくは、第６図に示すように、アンダーボデ
ーＡを搭載した治具台車５１とサイドボデーＢを搭載し
た治具台車５２とを備え、先ずアンダーボデー用の治具
台車５１を組立工程内の定盤５３上に投入し、続いてサ
イドボデー用の治具台車５２を組立工程内に投入して両
者を連結部材５４にて連結、位置決めし、その後、図示
を略す溶接手段によりアンダーボデーＡとサイドボデー
Ｂとを溶接するようにされたものである。

ところで従来、上記治具循環タイプの設備にあっては、
治具台車が卓型専用に形成されているため、生産効率を
上げるには数多くの治具台車を用意しなければならない
こととなり、これに治具搬送の繁雑さも加わって、アン
ダーボデーＡとサイドボデーＢの組付けに限定的にｉ用
せざるを得ない状況Ｋｈった。すなわち、ルーフ、カウ
ル、アッパバック、ロアバック等の組付けは、別途工程
を移して行わなければならない制約があった。

このような状況に鑑み、本願発明者等は先に、例えば第
７図に示すように、統一形状の治具フレーム５５上に卓
型専用の治具駒５６を脱着自在に設けて、治具駒５６の
交換のみで卓型変更に対処し得る分割タイプの治具５７
を実現し、かかる治具をボデー部品毎に備えて、組立工
程内に一括投入し、組付を行うようにした車体組立装置
を提案した（％願昭５９−１３１２７１号）。これによ
れば、同じく第７図に示すように、１つの治具５７にル
ーフＣ，カウルＤ、アッパバックＤ等の複数のボデー部
品を持たせることも可能で、結果的に１つの工程内でメ
インボデーを完成させることが可能になるという大きな
効果を得たのである。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記分割タイプの治具を備えた車体組立
装置においては、アンダーボデー用とサイドボデー用の
治具は別にして、ルーフ、カウル、アッパバック等の上
部ボデー部品を搭載する治具５７（第７図）の組立工程
内における位置決めは、専ら該治具５７の搬送機側に設
けた位置決め装置に頼っており、このため、位置決め距
離が遠くなって、上部ボデー部品の絶対位置の保証が困
難となり、さらにはその位置決め装置自体の複雑、大型
化は避けられないという問題があった。

本発明は、上記従来の問題を解決中べくなされたもので
、その目的とするとζろけ、構造簡単で位置決め精度に
優れた車体の位置決め装置を提供することにある。

（問題点を解決するだめの手段）このため、本発明は車体の組立工程内に設置した治具定
盤上に位置決め固定されたアンダーボデー用の第１治具
と左・右サイドボデー用の第２治具とに対し、天井搬送
により投入された上部ボデー部品用の第３治具を位置決
めする装置において、前記治具定盤上に組立ラインに直
交するように門形フレームを立設し、前記門形フレーム
および前記第２治具のそれぞれに、前記第３治具を位置
決め定置する位置決め支持部材を設けるように構成した
ことを要旨とする。

本発明において、第１〜第３治具け、それぞれ統一形状
の治具フレーム上に卓型専用の治具駒を脱着自在に設け
たものとすることができる。

この場合、特に第３治具をルーフ、カウルおよびアッパ
バックを投載可能に形成するのが望ましい。

また位置決め支持部材は、第３治具に係合可能な基準ピ
ンと同じく第３治具を着座させる座金とを有する構成と
し、−１第３治具は、前記基準ビンを挿入可能とする基
準孔を有する構成とすることができる。

門形フレームは、治具定盤の前部に立設するのが好まし
く、またこれに設ける位置決め支持部材は、該門形フレ
ームの梁上の、車体組立ラインの中心線に沿う部位を設
置場所とするのが望ましい。

（作用）上記構成の車体の位置決め装置において、予め各治具上
に対応するボデー部品を搭載し、先ずアンダーボデー用
の第１治具とサイドボデー用第２治具とを組立工程内に
投入して両者の位置決め固定を行い、続いて天井搬送に
より上部ボデー部品用第３治具を投入すると、門形フレ
ームおよび第２治真上の位置決め支持部材に該第３治具
が係合して、そのまま位置決め定置されるようになり、
治具間の位置決めを容易かつ確実に行うことができるよ
うになる。

また、門形フレーム上と左・右一対の第２の治具上の３
点支持により、位置決め定置された第３治具の安定性が
増し、組付精度の向上に貢献できるようになる。

さらに、第３治具の搬送機側に設ける位置決め装置の可
及的簡略化が可能になって、搬送機自体の製造性が増す
ばかりか、治具の搬送性も増すようになる。

（実施例）以下１本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。

第１〜５図において、１け組立工程内に設置され九治具
定盤で、該治具定盤ｌ上には、上端にスライドレール２
を有するスライド台３が立設されており、このスライド
台３上にアンダーボデーＡを搭載した第１治具４が、図
示を略す搬送手段により搬送され、図示を略す位置決め
手段により位置決め固定されるようになっている。治具
定盤１にはまた、左・右サイドボデーＢを搭載した一対
の第２治具５，５を位置決め固定するための、図示を略
す位置決め手段が設けられており、別途搬送手段により
搬送された前記第２治具５，５がこの位置決め手段によ
り位置決め固定されるようになっている。−万、天井に
は搬送機６が設けられ、これにルーフＣ。

カウルＤ、アッパバックＥ等の上部ボデー部品を搭載す
る第３治具７が吊下支持されている。

各治具４．　５．　７は、前出第７図に付説明したと同
様に、統一形状の治具フレーム４　ａ、　５　ａ。

７ａ上に卓型専用の治具駒４ｂ、５ｂ、７ｂを脱着自在
に設けて成るもので、それぞれ所定の軌跡で循環し、組
立ラインＰ上に設置した上記組立工程内に矢印Ｑ（第１
図）のごとく移動し、所定のタイミングで投入されるよ
うになる。

しかして、上記治具定盤１の前部には組立ラインＰに直
交するように門形フレーム１１が立設されると共に、そ
の門形フレーム１１の梁１１ａの中央部にはブラケット
１２を介して位置決め支持部材１３が設けられている。

この位置決め支持部材１３け、第５図に詳細が示される
ように、基準ビン１４と該基準ビン１４を脱着自在に支
持する座金１５とから成っている。

基準ビン１４け％その基部をダイヤ形状として、そこに
前記第３治具７に設けた基準孔１６が嵌まる基準面１４
ａを形成し、一方座金１５は、その上面に前記第３治具
７が着座できる座面１５ａを形成している。ここで、基
準ビン１４は、座金１５に螺合するボルト１７により該
座金１５ＶＣ止められると共に、該座金１５はボルト１
８によりブラケット１２に止められるようになっている
。

また、左・右一対の第２治具５の一端にも、ブラケット
１９を介して上記同様の位置決め支持部材２０．２０が
設けられており、とれに第３治具７に左・右に振り分け
て設けた基準孔２１．２１が嵌まりかつ第３治具７が着
座できるようになっている。すなわち、第３治具７は、
搬送機６により搬送されて組立工程内に投入される際、
門形フレーム１１上と左・右一対の第２治具５上：（設
けた位置決め支持部材１３．２０により位置決めされか
つこれらの上に定置されるようになっている。

なお、門前フレーム１１の梁１１ａ上には。

前記位置決め支持部材１３上に定置された第３治具７を
固定できるクランブエニット２２が設けられている。

かかる構成により、予め各治具４．　５．　７上に対応
するボデー部品を搭載し、先ずアンダーボデーＡを搭載
した第１治具４を定盤ｌ上のスライド台３上に搬入して
位置決め固定し、続いて、左・右サイドボデーＢを搭載
した第２治具５．５を定盤１上に搬入して位置決め固定
する。

次に搬送機６より第３治具７を下降せしめ、各位置決め
支持部材１３．２０の基準ビン１４を案内として、これ
を座金１５上に着座せしめ、続いてクランブユ・ニット
２２にて第３治具７を位置決め支持部材１３上に固定し
、これにて組付（溶接加工）準備は完了する。以降、図
示を略す溶接機による溶接加工を行って車体組立は完了
する。

なお、上記実施例において、各治具を、治具フレームと
治具駒とから成る分割治具を用いた場合の例を示したが
、本発明はこれに限定されず、治具循環タイプの設備に
用いる一体構造の治具にも適用できる。ただし、上部ボ
デー部品を含めたメインボデー組立設備の場合に限定す
ることはもちろんである。

また上記実施例におい−Ｃ１第３治具を、ルーフ、カウ
ル、アッパバックの３者を搭載できるものとしたが、こ
れに代え、例えばルーフとカウル、ルーフとアッパバッ
クのみを搭載できるものとして良い。

（発明の効果）以上、詳細に説明したように、本発明け、組立工程内に
設置した治具定盤上に立設した門形フレームと左・右サ
イドボデー用の一対の治具とに位置決め支持部材を設け
、この部材に上部ボデー部品用治具を位置決め定置する
ようにしたので、各治具間の位置決めを容易かつ確実に
行える効果がある。

また門形フレーム上と左・右治具上との３点支持により
上部ボデー部品用治具の安定性が増し１組付精度の向上
に貢献できる効果がある。

さらに、上部ボデー部品用治具の搬送機側に設ける位置
決め装置の簡略化が可能になって、搬送機自体製造性お
よび搬送性を高める効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は、本発明にかかる車体の位置決め
装置の構造を示したもので、第１図は斜視図、第２図は
正面図、第３図は平面図、第４図は側面図、第５図はそ
の一部である位置決め支持部材の拡大図、第６図は従来
の車体組立装置を模式的に示す正面図、第７図は本発明
に含まれる治具構造の一例を示す斜視図である。１・・・・・・治具定盤　　　４・−・・・・第１治具
５・・・・・・第２治具　　　７・・・・・・第３治具
４ａ、　５ａ、　７ａ・・・・・・治具フレーム４ｂ、
　５ｂ、　７ｂ・・・・・・治具駒１１・・・・・・門
形フレーム１３．２０・・・・・・位置決め支持部材１４・・・基
準ビン　　　１５・・・座金Ａ・・・・・・アンダーボ
デーＢ・・・・・・サイドボデーＣ・・・・・・ルーフ　　　　Ｄ・・・・・・カウルＥ
・・・・・・アッパバック特許出願人　　トヨタ自動車株式会社代理人　弁理士　萼　　　優　美（ほか１名）第１図Ｂ、・サイドボデー　　　　　　　＼　６ＩＣ・・）Ｌ
／−フミミミミイミ＝ξＮＥ゛ア′ｙＲ）ゞ゛・り　　　＼　　　　　　　　　　
′　７゜豐 □ ７ｂ（）第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車体の組立工程内に設置した治具定盤上に位置決
め固定されたアンダーボデー用の第１治具と左・右サイ
ドボデー用の第２治具とに対し、天井搬送により投入さ
れた上部ボデー部品用の第３治具を位置決めする装置に
おいて、前記治具定盤上に組立ラインに直交するように
門形フレームを立設し、前記門形フレームおよび前記第
２治具のそれぞれに、前記第３治具を位置決め定置する
位置決め支持部材を設けたことを特徴とする車体の位置
決め装置。
（２）第３治具がルーフ、カウルおよびアッパバックを
搭載可能であることを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の車体の位置決め装置。
（３）門形フレームが治具定盤の前部に立設されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の車体の位
置決め装置。
（４）位置決め支持部材が第３治具に係合可能な基準ピ
ンと第３治具の着座を可能とする座金とから成ることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の単体の位置決め
装置。
（５）第３治具が基準ピンの挿入を許容する基準孔を具
備することを特徴とする特許請求の範囲第１項または第
４項記載の単体の位置決め装置。