JPH0659852B2 - 複数種の車体モデルの組付け方法 - Google Patents
複数種の車体モデルの組付け方法Info
- Publication number
- JPH0659852B2 JPH0659852B2 JP60249717A JP24971785A JPH0659852B2 JP H0659852 B2 JPH0659852 B2 JP H0659852B2 JP 60249717 A JP60249717 A JP 60249717A JP 24971785 A JP24971785 A JP 24971785A JP H0659852 B2 JPH0659852 B2 JP H0659852B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- vehicle
- roof
- underbody
- locator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Automatic Assembly (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は複数種の車体モデルの組付け方法に関するもの
であり、更に詳しくは、単一の車体組付ステーションに
おいて、ほぼ同一車格の複数種の車体モデルの組付け方
法に関するものである。
であり、更に詳しくは、単一の車体組付ステーションに
おいて、ほぼ同一車格の複数種の車体モデルの組付け方
法に関するものである。
［従来の技術］ 近年、自動車購入顧客のニーズは多様化の一途を辿り、
これに対応し得る車体組立ラインの共用体制の確立乃至
はフレキシビリティの付与が強く要望されている。在来
の車体組立ラインに於いては、同一車格においても、車
種によりボディサイド、アンダーボディ、ルーフ等の車
体構成部材のクランプ位置と形状が異なるので、これら
の仕様の変更に対応し得るように予め車種別に準備され
た車体搬送用治具台車や位置決め用治具と、現在使用中
の治具台車や位置決め用治具とを交換することによって
新車種用の車体組立ラインを再編成していた。
これに対応し得る車体組立ラインの共用体制の確立乃至
はフレキシビリティの付与が強く要望されている。在来
の車体組立ラインに於いては、同一車格においても、車
種によりボディサイド、アンダーボディ、ルーフ等の車
体構成部材のクランプ位置と形状が異なるので、これら
の仕様の変更に対応し得るように予め車種別に準備され
た車体搬送用治具台車や位置決め用治具と、現在使用中
の治具台車や位置決め用治具とを交換することによって
新車種用の車体組立ラインを再編成していた。
上記の如き車体組立ラインの切換方式は、車体モデルの
切換が殆ど行われない場合に於いてのみ実用上満足すべ
き稼動率を維持することができる。しかしながら、顧客
の多様なニーズに対応するため同一車格でも仕掛かり車
種の切換を頻繁に実施する車体組立ラインに於いては、
該車体組立ラインへの導入が予定される車体モデル別
に、多数の車体搬送用治具台車や位置決め用治具を常備
しておく必要があり、遊休設備の増加により設備投資効
率の向上が著しく阻害されていた。また、車種の切換に
際し、上記治具台車や位置決め用治具を交換するため車
体組立ラインを長時間に亘って停止させる必要があり、
車体組立ラインの生産性が大幅に低下するという問題点
をも派生せしめている。
切換が殆ど行われない場合に於いてのみ実用上満足すべ
き稼動率を維持することができる。しかしながら、顧客
の多様なニーズに対応するため同一車格でも仕掛かり車
種の切換を頻繁に実施する車体組立ラインに於いては、
該車体組立ラインへの導入が予定される車体モデル別
に、多数の車体搬送用治具台車や位置決め用治具を常備
しておく必要があり、遊休設備の増加により設備投資効
率の向上が著しく阻害されていた。また、車種の切換に
際し、上記治具台車や位置決め用治具を交換するため車
体組立ラインを長時間に亘って停止させる必要があり、
車体組立ラインの生産性が大幅に低下するという問題点
をも派生せしめている。
そこで、異車種に対して、各車種毎の位置決め用治具を
用意し、その都度、切換える方式か、又は、治具の形状
自体を変更させる方式が提案されている。（特開昭５９
−１４４５９５号公報参照）。
用意し、その都度、切換える方式か、又は、治具の形状
自体を変更させる方式が提案されている。（特開昭５９
−１４４５９５号公報参照）。
［発明が解決しようとする課題］ 上記提案の方式は、１つの位置決めポストに各車種毎の
位置決め用治具を多数設置するものであるから、大型と
なり、１つの車体組付ステーションに配置する場合、隣
接のものが干渉するため、所定位置に配置することが困
難である。また、各位置決め用治具の形状自体を変更す
る方式は、変更のための機構が非常に複雑であって、ロ
ケーターのゲージ面そのものの精度保証の不確実さや構
造からくるコスト高を招き、多品種少量生産ラインへの
設備としては、不適当であり、また、変更に手間と時間
がかかり、その間、車体組立ラインを停止しなければな
らず、稼動率が低下する。本来、車体の組立てに当たっ
て、ボディサイドとルーフ及びボディサイドとアンダー
ボディ並びにリヤーシェルフ、リヤーエンドパネル等の
組立のための位置決め用治具は、両側で多数必要であ
り、上記提案の方式では、実用化が困難である。
位置決め用治具を多数設置するものであるから、大型と
なり、１つの車体組付ステーションに配置する場合、隣
接のものが干渉するため、所定位置に配置することが困
難である。また、各位置決め用治具の形状自体を変更す
る方式は、変更のための機構が非常に複雑であって、ロ
ケーターのゲージ面そのものの精度保証の不確実さや構
造からくるコスト高を招き、多品種少量生産ラインへの
設備としては、不適当であり、また、変更に手間と時間
がかかり、その間、車体組立ラインを停止しなければな
らず、稼動率が低下する。本来、車体の組立てに当たっ
て、ボディサイドとルーフ及びボディサイドとアンダー
ボディ並びにリヤーシェルフ、リヤーエンドパネル等の
組立のための位置決め用治具は、両側で多数必要であ
り、上記提案の方式では、実用化が困難である。
本発明の主要な目的は、在来の車体組立ラインに認めら
れる上記の如き問題点を解決することのできる複数種の
車体モデルの組付け方法を提供することにある。
れる上記の如き問題点を解決することのできる複数種の
車体モデルの組付け方法を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 斯かる目的に鑑みて本発明は、自動車の車体を構成する
ボディサイド、アンダーボディ、ルーフ、リヤーシェル
フ及びリヤーエンドパネルを、位置決め用ロケーターに
よって、車体組付ステーションで所定位置にクランプ
し、自動溶接機で溶接する複数種の車体モデルの組付け
方法において、ボディサイド、アンダーボディ、ルーフ
のクランプ位置の形状を複数種の車体モデル間で統一す
ると共に、これらに共通のロケーターを使用し、かつ、
各ロケーターを車体組付ステーションの両側のサイドフ
レームに配設し、上記ボディサイド、アンダーボディ、
ルーフ車体組付ステーションへの導入に先立って予め退
避位置にある多軸切換ユニットをプログラム制御して、
当該ユニットに装着したロケーターのクランプ位置のみ
を各車体モデルに応じて変更させ、この後、上記サイド
フレームを移動させて車体組付ステーションに導入され
たボディサイド、アンダーボディ、ルーフを一体構造に
クランプするようになしたものである。
ボディサイド、アンダーボディ、ルーフ、リヤーシェル
フ及びリヤーエンドパネルを、位置決め用ロケーターに
よって、車体組付ステーションで所定位置にクランプ
し、自動溶接機で溶接する複数種の車体モデルの組付け
方法において、ボディサイド、アンダーボディ、ルーフ
のクランプ位置の形状を複数種の車体モデル間で統一す
ると共に、これらに共通のロケーターを使用し、かつ、
各ロケーターを車体組付ステーションの両側のサイドフ
レームに配設し、上記ボディサイド、アンダーボディ、
ルーフ車体組付ステーションへの導入に先立って予め退
避位置にある多軸切換ユニットをプログラム制御して、
当該ユニットに装着したロケーターのクランプ位置のみ
を各車体モデルに応じて変更させ、この後、上記サイド
フレームを移動させて車体組付ステーションに導入され
たボディサイド、アンダーボディ、ルーフを一体構造に
クランプするようになしたものである。
［作用］ ボディサイド、アンダーボディ、ルーフのクランプ位置
の形状を複数種の車体モデル間で統一すると共に、これ
らに共通のロケーターを使用するようにしたことによっ
て、異なる車体モデルに対しては、ロケーターの形状を
変更する必要がない。そして、車体組付ステーションへ
の導入に先立って、予め退避位置にある多軸切換ユニッ
トをプログラム制御して、当該ユニットに装着したロケ
ーターのクランプ位置のみを各車体モデルに応じて変更
させるようにしているため、車体組付ステーションに次
の異なる車体モデルの車体構成部材が導入されてくる
と、これに関連して、ロケーターのクランプ位置のみを
当該車体モデルに応じた位置へ直ちに自動的に移動さ
せ、この後、上記サイドフレームを移動させて車体組付
ステーションに導入されたボディサイド、アンダーボデ
ィ、ルーフを一体構造に位置決めクランプする。従っ
て、異なる車体モデルの到来時、車体組立ラインは停止
させる必要がない。
の形状を複数種の車体モデル間で統一すると共に、これ
らに共通のロケーターを使用するようにしたことによっ
て、異なる車体モデルに対しては、ロケーターの形状を
変更する必要がない。そして、車体組付ステーションへ
の導入に先立って、予め退避位置にある多軸切換ユニッ
トをプログラム制御して、当該ユニットに装着したロケ
ーターのクランプ位置のみを各車体モデルに応じて変更
させるようにしているため、車体組付ステーションに次
の異なる車体モデルの車体構成部材が導入されてくる
と、これに関連して、ロケーターのクランプ位置のみを
当該車体モデルに応じた位置へ直ちに自動的に移動さ
せ、この後、上記サイドフレームを移動させて車体組付
ステーションに導入されたボディサイド、アンダーボデ
ィ、ルーフを一体構造に位置決めクランプする。従っ
て、異なる車体モデルの到来時、車体組立ラインは停止
させる必要がない。
［実施例］ 第１図は本発明に係る車体組付ステーションの正面図で
あり、第２図はその側面図である。また第３図は車体組
付ステーションのサイドフレーム上に配設される３軸切
換ユニットを例示する斜視図である。これらの図面に見
られるように、車体組付ステーション（５）のサイドフ
レーム（４）上には、該車体組付ステーションに導入さ
れるボディサイド（１）、アンダーボディ（２）および
ルーフ（３）等を組付け位置にクランプするための３軸
切換ユニット（Ｒｎ）が配設されている。３軸切換ユニ
ット（Ｒｎ）は、第３図に例示するように、プログラム
入力により位置決めロケーター（６）の作動位置を制御
する３軸ロボットであって、上記車体構成部材（１）
（２）（３）の位置決め用ロケーター（６）をその手首
取付けフランジ（７）に装着している。車体組付ステー
ション（６）へのボディサイド（１）、アンダーボディ
（２）およびルーフ（３）等の導入に先立って、コンピ
ュータ（図示省略）から発信される車種検出信号により
前記３軸切換ユニット（Ｒｎ）をプログラム制御するこ
とによって予め退避位置（第１図の鎖線状態参照）にあ
る位置決め用ロケーター（６）は３軸切換ユニット（Ｒ
ｎ）のＸ軸、Ｙ軸およびＺ軸方向に沿って移動し、前記
車体構成部材（１）（２）（３）のクランプ面を形成す
る。該クランプ面が形成された後、車体組付ステーショ
ン（５）のサイドフレーム（４）が前記クランプ面に適
合する位置迄自動的に移動し、車体組付ステーション
（５）に導入されたボディサイド（１）、アンダーボデ
ィ（２）およびルーフ（３）等を前記位置決め用ロケー
ター（６）によって一体構造にクランプする。
あり、第２図はその側面図である。また第３図は車体組
付ステーションのサイドフレーム上に配設される３軸切
換ユニットを例示する斜視図である。これらの図面に見
られるように、車体組付ステーション（５）のサイドフ
レーム（４）上には、該車体組付ステーションに導入さ
れるボディサイド（１）、アンダーボディ（２）および
ルーフ（３）等を組付け位置にクランプするための３軸
切換ユニット（Ｒｎ）が配設されている。３軸切換ユニ
ット（Ｒｎ）は、第３図に例示するように、プログラム
入力により位置決めロケーター（６）の作動位置を制御
する３軸ロボットであって、上記車体構成部材（１）
（２）（３）の位置決め用ロケーター（６）をその手首
取付けフランジ（７）に装着している。車体組付ステー
ション（６）へのボディサイド（１）、アンダーボディ
（２）およびルーフ（３）等の導入に先立って、コンピ
ュータ（図示省略）から発信される車種検出信号により
前記３軸切換ユニット（Ｒｎ）をプログラム制御するこ
とによって予め退避位置（第１図の鎖線状態参照）にあ
る位置決め用ロケーター（６）は３軸切換ユニット（Ｒ
ｎ）のＸ軸、Ｙ軸およびＺ軸方向に沿って移動し、前記
車体構成部材（１）（２）（３）のクランプ面を形成す
る。該クランプ面が形成された後、車体組付ステーショ
ン（５）のサイドフレーム（４）が前記クランプ面に適
合する位置迄自動的に移動し、車体組付ステーション
（５）に導入されたボディサイド（１）、アンダーボデ
ィ（２）およびルーフ（３）等を前記位置決め用ロケー
ター（６）によって一体構造にクランプする。
車体組付ステーション（５）には、上記３軸切換ユニッ
ト（Ｒｎ）の外、天吊りタイプのルーフ搬入用ロボット
（８）、自動治具交換装置を具備した治具アセンブリユ
ニット（図示省略）、ロッカーおよびフロントピラーの
下部打点用の溶接ロボット（１０）、ルーフ打点用の天
吊りタイプの溶接ロボット（１１）、ロッカー下部打点
用のプログラム制御方式の自動溶接機（１２）、前記ア
ンダーボディ（２）を車体組付ステーション（５）の前
後それぞれ１工程、合計３工程に亘って搬送する移動台
車方式の治具トラック（１３）、ボディサイド（１）を
前工程から搬送するための搬送装置（図示省略）、ホイ
ールハウス下部打点用のプログラム制御方式の自動溶接
機（９）、ならびにルーフコーナーの前部および後部打
点用のプログラム制御方式の自動溶接機（図示省略）等
が配設されている。
ト（Ｒｎ）の外、天吊りタイプのルーフ搬入用ロボット
（８）、自動治具交換装置を具備した治具アセンブリユ
ニット（図示省略）、ロッカーおよびフロントピラーの
下部打点用の溶接ロボット（１０）、ルーフ打点用の天
吊りタイプの溶接ロボット（１１）、ロッカー下部打点
用のプログラム制御方式の自動溶接機（１２）、前記ア
ンダーボディ（２）を車体組付ステーション（５）の前
後それぞれ１工程、合計３工程に亘って搬送する移動台
車方式の治具トラック（１３）、ボディサイド（１）を
前工程から搬送するための搬送装置（図示省略）、ホイ
ールハウス下部打点用のプログラム制御方式の自動溶接
機（９）、ならびにルーフコーナーの前部および後部打
点用のプログラム制御方式の自動溶接機（図示省略）等
が配設されている。
図示する実施態様に於いては、第２図に太い実線で示す
ようにボディサイド（１）とルーフ（３）との位置決め
クランプ装置として車体組付ステーション（５）の左右
両側のサイドフレーム（４）上にそれぞれ８基の３軸切
換ユニット（Ｒ１）乃至（Ｒ８）が配設されている。一
方、ボディサイド（１）とアンダーボディ（２）との位
置決めクランプ装置として、前記車体組付ステーション
（５）の左右両側の下部サイドフレーム（４ａ）にはそ
れぞれ７基の３軸切換ユニット（Ｒ９）乃至（Ｒ１５）
が配設されている。
ようにボディサイド（１）とルーフ（３）との位置決め
クランプ装置として車体組付ステーション（５）の左右
両側のサイドフレーム（４）上にそれぞれ８基の３軸切
換ユニット（Ｒ１）乃至（Ｒ８）が配設されている。一
方、ボディサイド（１）とアンダーボディ（２）との位
置決めクランプ装置として、前記車体組付ステーション
（５）の左右両側の下部サイドフレーム（４ａ）にはそ
れぞれ７基の３軸切換ユニット（Ｒ９）乃至（Ｒ１５）
が配設されている。
本発明は複数種の基本車体モデルの構成部材ならびにそ
れから派生した車体モデルの構成部材を単一の車体組立
ラインに混流供給して組立を行うものであるから、上記
３軸切換ユニット（Ｒｎ）によるクランプ位置を増加さ
せるためには、プログラム制御によって車体組付ステー
ション（５）に導入される複数種の車体モデルの車体構
成部材、即ち、各車体モデルに於けるボディサイド
（１）、アンダーボディ（２）ならびにルーフ（３）等
の形状とクランプ位置を共通化する。しかしながら、各
車体モデル間で形状とクランプ位置の統一に困難性が認
められる車体構成部材、例えば、ルーフ後部およびリヤ
ーエンドパネルやリヤーピラー部の位置決めクランプに
際しては、上記３軸切換ユニット（Ｒｎ）と併用する形
でリフト装置上に昇降自在に支持された回転式ロケータ
ー（１４）を使用することが可能である。
れから派生した車体モデルの構成部材を単一の車体組立
ラインに混流供給して組立を行うものであるから、上記
３軸切換ユニット（Ｒｎ）によるクランプ位置を増加さ
せるためには、プログラム制御によって車体組付ステー
ション（５）に導入される複数種の車体モデルの車体構
成部材、即ち、各車体モデルに於けるボディサイド
（１）、アンダーボディ（２）ならびにルーフ（３）等
の形状とクランプ位置を共通化する。しかしながら、各
車体モデル間で形状とクランプ位置の統一に困難性が認
められる車体構成部材、例えば、ルーフ後部およびリヤ
ーエンドパネルやリヤーピラー部の位置決めクランプに
際しては、上記３軸切換ユニット（Ｒｎ）と併用する形
でリフト装置上に昇降自在に支持された回転式ロケータ
ー（１４）を使用することが可能である。
３軸切換ユニット（Ｒｎ）の代わりに４軸乃至６軸の多
軸切換ユニットやプログラム制御可能な多関節ロボット
等も使用可能である。
軸切換ユニットやプログラム制御可能な多関節ロボット
等も使用可能である。
［発明の効果］ 以上の説明から理解されるように、本発明に於いては、
ほぼ同一車格の複数種の車体モデルが混流方式で供給さ
れる車体組立ラインに適用することによって、各車体モ
デル毎の治具類の設置を不要とし、遊休設備をなくし、
設備投資効率を向上させることができる。しかも、ロケ
ーターの形状については、変更手段を必要としないよう
に、複数種の車体モデル間の車体構成部材のクランプ位
置の形状を統一してあるため、ロケーター自体の構造が
極めて簡単小型化でき、このロケーターを、ボディサイ
ドとルーフに対しては片側８基、両側で１６基、ボディ
サイドとアンダーボディに対しては片側７基、両側で１
４基、全部で合計３０基使用するものであるから、車体
組立手段全体の製造コストを著減させることができ、低
コストで提供することができると共に、各ロケーター間
を打点移動する自動溶接機の動作を妨げない。そして、
異なる車体モデルに対しては、車体組付ステーションへ
の導入に先立って、多軸切換ユニットをプログラム制御
して、予め退避位置にある当該ユニットに装着したロケ
ーターのクランプ位置のみを各車体モデルに応じて変更
させ、この後、サイドフレームを移動させて車体組付ス
テーションに導入されたボディサイド、アンダーボデ
ィ、ルーフを一体構造にクランプするようになしたか
ら、半自動的となるが、治具変換作業自体を不要にし、
多品種少量生産の車体組立ラインの停止もなくして稼動
率の向上が図れる。また、各ロケーターは車体組付ステ
ーションの両側のサイドフレームに配設したから、車体
組付ステーションに於ける上下のスペースが有効に活用
できる。
ほぼ同一車格の複数種の車体モデルが混流方式で供給さ
れる車体組立ラインに適用することによって、各車体モ
デル毎の治具類の設置を不要とし、遊休設備をなくし、
設備投資効率を向上させることができる。しかも、ロケ
ーターの形状については、変更手段を必要としないよう
に、複数種の車体モデル間の車体構成部材のクランプ位
置の形状を統一してあるため、ロケーター自体の構造が
極めて簡単小型化でき、このロケーターを、ボディサイ
ドとルーフに対しては片側８基、両側で１６基、ボディ
サイドとアンダーボディに対しては片側７基、両側で１
４基、全部で合計３０基使用するものであるから、車体
組立手段全体の製造コストを著減させることができ、低
コストで提供することができると共に、各ロケーター間
を打点移動する自動溶接機の動作を妨げない。そして、
異なる車体モデルに対しては、車体組付ステーションへ
の導入に先立って、多軸切換ユニットをプログラム制御
して、予め退避位置にある当該ユニットに装着したロケ
ーターのクランプ位置のみを各車体モデルに応じて変更
させ、この後、サイドフレームを移動させて車体組付ス
テーションに導入されたボディサイド、アンダーボデ
ィ、ルーフを一体構造にクランプするようになしたか
ら、半自動的となるが、治具変換作業自体を不要にし、
多品種少量生産の車体組立ラインの停止もなくして稼動
率の向上が図れる。また、各ロケーターは車体組付ステ
ーションの両側のサイドフレームに配設したから、車体
組付ステーションに於ける上下のスペースが有効に活用
できる。
第１図は本発明に係る車体組付ステーションの正面図で
あり、第２図はその側面図である。また第３図は車体組
付ステーションに配設される３軸切換ユニットを例示す
る斜視図である。 （１）…ボディサイド、 （２）…アンダーボディ、 （３）…ルーフ、 （４）…サイドフレーム、 （５）…車体組付ステーション、 （Ｒｎ）…多軸切換ユニット、 （６）…位置決め用ロケーター。
あり、第２図はその側面図である。また第３図は車体組
付ステーションに配設される３軸切換ユニットを例示す
る斜視図である。 （１）…ボディサイド、 （２）…アンダーボディ、 （３）…ルーフ、 （４）…サイドフレーム、 （５）…車体組付ステーション、 （Ｒｎ）…多軸切換ユニット、 （６）…位置決め用ロケーター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 平和 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字岡１番 地 三洋機工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−144595（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−168979（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】自動車の車体を構成するボディサイド、ア
ンダーボディ、ルーフ、リヤーシェルフ及びリヤーエン
ドパネルを、位置決め用ロケーターによって、車体組付
ステーションで所定位置にクランプし、自動溶接機で溶
接する複数種の車体モデルの組付け方法において、 ボディサイド、アンダーボディ、ルーフのクランプ位置
の形状を複数種の車体モデル間で統一すると共に、これ
らに共通のロケーターを使用し、かつ、各ロケーターを
車体組付ステーションの両側のサイドフレームに配設
し、上記ボディサイド、アンダーボディ、ルーフの車体
組付ステーションへの導入に先立って予め退避位置にあ
る多軸切換ユニットをプログラム制御して、当該ユニッ
トに装着したロケーターのクランプ位置のみを各車体モ
デルに応じて変更させ、この後、上記サイドフレームを
移動させて車体組付ステーションに導入されたボディサ
イド、アンダーボディ、ルーフを一体構造にクランプす
るようになしたことを特徴とする複数種の車体モデルの
組付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60249717A JPH0659852B2 (ja) | 1985-11-07 | 1985-11-07 | 複数種の車体モデルの組付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60249717A JPH0659852B2 (ja) | 1985-11-07 | 1985-11-07 | 複数種の車体モデルの組付け方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62110582A JPS62110582A (ja) | 1987-05-21 |
| JPH0659852B2 true JPH0659852B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=17197150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60249717A Expired - Lifetime JPH0659852B2 (ja) | 1985-11-07 | 1985-11-07 | 複数種の車体モデルの組付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659852B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0346816B1 (en) * | 1988-06-11 | 1995-12-06 | Nissan Motor Co., Ltd. | Method for assembling vehicle body |
| JPH03117532U (ja) * | 1990-03-16 | 1991-12-04 | ||
| KR100357604B1 (ko) * | 2000-11-22 | 2002-10-25 | 현대자동차주식회사 | 다차종 사이드 보디 조립장치 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5933070B2 (ja) * | 1980-05-29 | 1984-08-13 | 本田技研工業株式会社 | 自動車車体の溶接装置 |
| JPS59144595A (ja) * | 1983-02-05 | 1984-08-18 | Nissan Motor Co Ltd | 車体組立用溶接治具 |
-
1985
- 1985-11-07 JP JP60249717A patent/JPH0659852B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62110582A (ja) | 1987-05-21 |
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