JPS62181113A - 複合成形体の製造方法 - Google Patents
複合成形体の製造方法Info
- Publication number
- JPS62181113A JPS62181113A JP2474586A JP2474586A JPS62181113A JP S62181113 A JPS62181113 A JP S62181113A JP 2474586 A JP2474586 A JP 2474586A JP 2474586 A JP2474586 A JP 2474586A JP S62181113 A JPS62181113 A JP S62181113A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- base material
- skin layer
- molding
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims description 19
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 96
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 43
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 17
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 abstract description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 9
- 230000004927 fusion Effects 0.000 abstract description 4
- 239000007767 bonding agent Substances 0.000 abstract 2
- 238000003475 lamination Methods 0.000 abstract 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 abstract 1
- 210000003491 skin Anatomy 0.000 description 50
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 32
- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 description 10
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 6
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 6
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 5
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 4
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 3
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 3
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
- 210000002615 epidermis Anatomy 0.000 description 3
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 description 3
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 3
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 3
- VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L Calcium carbonate Chemical compound [Ca+2].[O-]C([O-])=O VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 2
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 2
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 2
- 239000012778 molding material Substances 0.000 description 2
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 2
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004676 acrylonitrile butadiene styrene Substances 0.000 description 1
- 150000001336 alkenes Chemical class 0.000 description 1
- 229910000019 calcium carbonate Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 1
- 235000013312 flour Nutrition 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000011256 inorganic filler Substances 0.000 description 1
- 229910003475 inorganic filler Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000010309 melting process Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000012768 molten material Substances 0.000 description 1
- JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N olefin Natural products CCCCCCCC=C JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012766 organic filler Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 1
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 description 1
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 229920002725 thermoplastic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920002397 thermoplastic olefin Polymers 0.000 description 1
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産1」ぼり11分1−
この発明は表皮層材料と基材材料とを圧縮成形して表皮
層付複合成形体を得る製造方法に関するものである。
層付複合成形体を得る製造方法に関するものである。
従迷!口幻1
一対の成形型の下型の成形面に、正確に計量された溶融
状態にある基材材料を載置したのち、成形型を型締めし
て単一層の圧縮成形体を得る方法は知られている。
状態にある基材材料を載置したのち、成形型を型締めし
て単一層の圧縮成形体を得る方法は知られている。
目が しよ゛とする− 。
し力)シながら、従来の圧縮成形体にあっては、成形サ
イクルを短縮するために成形型の温度が比較的低温に保
たれていて、基材材料を成形面に載置したときのチャー
ジマークや、成形時の基材材料の流動によるフローマー
クが成形品の表面に残り外観を著しく劣化させていた。
イクルを短縮するために成形型の温度が比較的低温に保
たれていて、基材材料を成形面に載置したときのチャー
ジマークや、成形時の基材材料の流動によるフローマー
クが成形品の表面に残り外観を著しく劣化させていた。
このため、圧縮成形時に上型の成形面に表皮を位置させ
た状態で上記と同様の方法で圧縮成形して複合成形体を
得る方法を試みたが、表皮が破れやすい織布や不織布な
どの場合は圧縮成形時における基材材料の流動により布
が裂断して、裂目から基材材料が成形品の表面に現出し
たり、伸びのある編布の場合は、基材材料の流動により
部分的に引き伸ばされて、編目から基材材料が濡出した
り、編布にしわを発生させて成形品の外観を劣化させる
ことがあった。また1表皮にクッションシートが積層さ
れている場合、圧縮成形時にクッションシートが基材材
料の熱と流動により切断されたり、その気泡が部分的に
破壊され、成形型から取り出された複合成形体の表面は
、部分的に柔軟性が異なったり、クッションシートの弾
性回復に部分的な相違があって成形品の総厚さにむらを
生じ。
た状態で上記と同様の方法で圧縮成形して複合成形体を
得る方法を試みたが、表皮が破れやすい織布や不織布な
どの場合は圧縮成形時における基材材料の流動により布
が裂断して、裂目から基材材料が成形品の表面に現出し
たり、伸びのある編布の場合は、基材材料の流動により
部分的に引き伸ばされて、編目から基材材料が濡出した
り、編布にしわを発生させて成形品の外観を劣化させる
ことがあった。また1表皮にクッションシートが積層さ
れている場合、圧縮成形時にクッションシートが基材材
料の熱と流動により切断されたり、その気泡が部分的に
破壊され、成形型から取り出された複合成形体の表面は
、部分的に柔軟性が異なったり、クッションシートの弾
性回復に部分的な相違があって成形品の総厚さにむらを
生じ。
外形を見苦しいものとしていた。
間 点を解決するための手
この発明は、表皮または表皮とクッションシートとの積
層シートの裏面に保護フィルムが貼着されている表皮層
材料を、一対の成形型の上型の成形面、下型の成形面ま
たは上下の成形型の中間に位置させ、下型の成形面に直
接または表皮層材料を介して計量された溶融状態にある
基材材料を機械的に所定位置に分配載置したのち、成形
型を型締めして圧縮成形する表皮層付複合成形体の製造
方法であって、前記従来の問題点を解決することができ
た。
層シートの裏面に保護フィルムが貼着されている表皮層
材料を、一対の成形型の上型の成形面、下型の成形面ま
たは上下の成形型の中間に位置させ、下型の成形面に直
接または表皮層材料を介して計量された溶融状態にある
基材材料を機械的に所定位置に分配載置したのち、成形
型を型締めして圧縮成形する表皮層付複合成形体の製造
方法であって、前記従来の問題点を解決することができ
た。
走度
表皮層材料の接合面に貼着された保護フィルムは1表皮
が破れやすい織布や不織布の場合は、圧縮成形時におり
る基材材料の流動に対してその耐熱性、平滑性および剪
断抵抗性によって表皮の裂断を保護し、かつ表皮層と基
はとの接着を強固なものとする。
が破れやすい織布や不織布の場合は、圧縮成形時におり
る基材材料の流動に対してその耐熱性、平滑性および剪
断抵抗性によって表皮の裂断を保護し、かつ表皮層と基
はとの接着を強固なものとする。
また表皮が伸びのある編布の場合は、基材材料の流動に
対して、保護フィルムは編布の伸びを抑制して編目に基
材材料が入り込んだり、織布にしわを発生させることを
防止するとともに表皮層と基材との接着を強固にする。
対して、保護フィルムは編布の伸びを抑制して編目に基
材材料が入り込んだり、織布にしわを発生させることを
防止するとともに表皮層と基材との接着を強固にする。
さらに表皮にクッションシートが積層されている場合は
、保護フィルムをクッションシートの裏面に貼着するこ
とにより保護フィルムは基材材料の熱と流動によりクッ
ションシートが切断されたり、部分的にその気泡が破壊
されるのを防止するとともに、嵩高いクッションシート
により、キャビティが殆んど充満され基材材料の流域が
塞がれている状態での基材材料の流動を滑らかにし、か
つ前記と同様に表皮層と基材との接着を強固にする。
、保護フィルムをクッションシートの裏面に貼着するこ
とにより保護フィルムは基材材料の熱と流動によりクッ
ションシートが切断されたり、部分的にその気泡が破壊
されるのを防止するとともに、嵩高いクッションシート
により、キャビティが殆んど充満され基材材料の流域が
塞がれている状態での基材材料の流動を滑らかにし、か
つ前記と同様に表皮層と基材との接着を強固にする。
ス」[匹
□この発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図はたとえば乗用車のフロントシートバックパネル
をこの発明の複合成形□体の製造方法により製造すると
きの圧縮成形装置:の要部断面図であ乞。一対の成形型
の上型1と下型2との中間に表皮層材料4を、その表皮
が上型1の成形面に対向するように位置させ、下型2の
:成形面部分に溶融状態にある基材材料3を載置し、図
示していない加圧装置により上下の成形型1′、2を型
締めする圧縮成形法により、表皮層と基材が一体となっ
た複釡成形体を製造する。
をこの発明の複合成形□体の製造方法により製造すると
きの圧縮成形装置:の要部断面図であ乞。一対の成形型
の上型1と下型2との中間に表皮層材料4を、その表皮
が上型1の成形面に対向するように位置させ、下型2の
:成形面部分に溶融状態にある基材材料3を載置し、図
示していない加圧装置により上下の成形型1′、2を型
締めする圧縮成形法により、表皮層と基材が一体となっ
た複釡成形体を製造する。
基材材料3は、ポリエチレジ、ポリプロピレン、ABS
樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネートなどの熱可塑
性樹脂の単独またlよブレンド材料が使用される。それ
らの材料に、炭酸カルシウム、ガラス繊維などの無機質
の充填剤や補強材および木粉、繊維質材料などの有機質
の充填剤や補強材を含有させることも□可能である。さ
らに完全架橋前で加熱流動性のある熱硬化性の樹脂もし
くは各種ゴムも使用することができるに のような基材材料3は第2図に示したように押出成形f
illでの加熱、混練、溶融工程を経て。
樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネートなどの熱可塑
性樹脂の単独またlよブレンド材料が使用される。それ
らの材料に、炭酸カルシウム、ガラス繊維などの無機質
の充填剤や補強材および木粉、繊維質材料などの有機質
の充填剤や補強材を含有させることも□可能である。さ
らに完全架橋前で加熱流動性のある熱硬化性の樹脂もし
くは各種ゴムも使用することができるに のような基材材料3は第2図に示したように押出成形f
illでの加熱、混練、溶融工程を経て。
計量シリンダ12内に一旦貯められ、縦・横方向自在に
曲るジヨイントアーム13を介し、パルスモータ14に
てダイ■5を縦横方向に動かし、規定量の1重量%以下
の高い精度をもって適正パターンでかつ適正重量分布で
チ□ャージすることのできる分配装置により、下型2上
に分配、II!置後油圧プレス16を作動させ、表皮層
材料4とともに上型1と下型2を型締めして複合成形体
が製造される。
曲るジヨイントアーム13を介し、パルスモータ14に
てダイ■5を縦横方向に動かし、規定量の1重量%以下
の高い精度をもって適正パターンでかつ適正重量分布で
チ□ャージすることのできる分配装置により、下型2上
に分配、II!置後油圧プレス16を作動させ、表皮層
材料4とともに上型1と下型2を型締めして複合成形体
が製造される。
たとえば池貝鉄工株式会社′製l5M−800型のスタ
ンピングモールディング装置を用いることにより、上述
の高い精度を得ることができる。
ンピングモールディング装置を用いることにより、上述
の高い精度を得ることができる。
表皮層材料4は、第3図1のように表皮41と保護フィ
ルム43とから、または第4図のように表皮41、クッ
ションシート42および保護フィルム43から構成され
ていて、各構成シートは接着剤または熱融着により積層
一体化されている。
ルム43とから、または第4図のように表皮41、クッ
ションシート42および保護フィルム43から構成され
ていて、各構成シートは接着剤または熱融着により積層
一体化されている。
表皮41は、厚さ0.3乃至4.0mmの織布。
不織布、編布、カーペットなどの立毛様wi製品や、熱
可塑性合成樹脂フィルムまたはシートで、軟質塩化ビニ
ル樹脂、オレブイン系樹脂、オレフィン系熱可塑性エラ
ストマーなどが使用される。
可塑性合成樹脂フィルムまたはシートで、軟質塩化ビニ
ル樹脂、オレブイン系樹脂、オレフィン系熱可塑性エラ
ストマーなどが使用される。
クッションシート42は、ポリエチレンま□たはポリプ
ロピレンの発泡倍率10乃至30の高発泡シート、軟質
塩化ビニル樹脂の発泡倍率3乃至15の発泡シート、ウ
レタン樹脂の見掛は比重0.05乃至0.5の発泡シー
トなどで、厚さ1.5乃至6.5nwnで使用される。
ロピレンの発泡倍率10乃至30の高発泡シート、軟質
塩化ビニル樹脂の発泡倍率3乃至15の発泡シート、ウ
レタン樹脂の見掛は比重0.05乃至0.5の発泡シー
トなどで、厚さ1.5乃至6.5nwnで使用される。
保護フィルム43は溶融状態にある基材材料3と融着可
能で、かつ表皮41またはクッションシート42と熱融
着または接着剤を介して接着することのできるフィルム
であって、さらに基材材料3の熱と流動時の剪断応力に
より破損しないことが要求される。
能で、かつ表皮41またはクッションシート42と熱融
着または接着剤を介して接着することのできるフィルム
であって、さらに基材材料3の熱と流動時の剪断応力に
より破損しないことが要求される。
このような理由から基材材料3がポリオレフィン系の材
料の場合は、保護フィルム43はゴム成分が30乃至7
0重量%であるオレフィン系熱可塑性エラス1−マーの
単独またはポリプロピレンとのブレンド物の厚さ0.2
乃至0.7喝のフィルムが使用される。この場合クッシ
ョンシート42がポリオレフィン系の高発泡体であると
、保護フィルム43とも熱融着で積層することができる
。
料の場合は、保護フィルム43はゴム成分が30乃至7
0重量%であるオレフィン系熱可塑性エラス1−マーの
単独またはポリプロピレンとのブレンド物の厚さ0.2
乃至0.7喝のフィルムが使用される。この場合クッシ
ョンシート42がポリオレフィン系の高発泡体であると
、保護フィルム43とも熱融着で積層することができる
。
また基材材料3がABS樹脂であり、クッションシート
42が軟質塩化ビニル樹脂の発泡体である場合は、ゴム
成分が15乃至55重量%であるABS樹脂と塩化ビニ
ル樹脂とのブレンド物からなる保護フィルム43が使用
される。
42が軟質塩化ビニル樹脂の発泡体である場合は、ゴム
成分が15乃至55重量%であるABS樹脂と塩化ビニ
ル樹脂とのブレンド物からなる保護フィルム43が使用
される。
複合成形体の成形は、はぼ室温に保たれた上型1と30
乃至50℃に保たれた下型2との中間に表皮層材料4を
上下の成形型の外方で保持するクランプにて位置させ、
下型2の所定成形面部分位置に適正量の基材材料3をダ
イ15から流出させて分配載置する。流出物は丸棒状、
長円棒状、角柱状もしくはシート状で、その温度は基材
材料3の種類により異なるが一般に150乃至230℃
である。
乃至50℃に保たれた下型2との中間に表皮層材料4を
上下の成形型の外方で保持するクランプにて位置させ、
下型2の所定成形面部分位置に適正量の基材材料3をダ
イ15から流出させて分配載置する。流出物は丸棒状、
長円棒状、角柱状もしくはシート状で、その温度は基材
材料3の種類により異なるが一般に150乃至230℃
である。
つぎに上型1と下型2とを油圧プレス16で型締めする
。型締力すなわちこの場合の圧縮成形圧力は成形品の加
圧方向の成形品投影面積1平方センチメートル当り50
乃至100kgでJ射出成形の場合の半分以下である。
。型締力すなわちこの場合の圧縮成形圧力は成形品の加
圧方向の成形品投影面積1平方センチメートル当り50
乃至100kgでJ射出成形の場合の半分以下である。
型締めにより基材材料3は下型2の成形面と保護フィル
ム43の中間を流動して上下の成形型1,2で形成され
るキャビティの端末に至る。キャビティの端末において
。
ム43の中間を流動して上下の成形型1,2で形成され
るキャビティの端末に至る。キャビティの端末において
。
上型1と下型2はたとえば第5図に示したように上下の
成形型の分割面21.22とは別に、基材材料3の成形
領域外周端23に接して、加圧方向に対して2乃至15
°の抜き勾配を有する面に沿って互いに近接対峙する側
壁24.25が設けられている。それらの側壁24.2
5間の型締め時の隔たりは、成形特圧縮された表皮層材
料4の厚さとほぼ同一で、側壁24.25の加圧方向で
の長さは5乃至15III11である。この側壁24.
25の作用により、表皮層材料4を介して上下の成形型
1.2を型締めしても基材材料3は前記のように適正量
が所定位置に分配されているのでその成形領域外に漏出
することはない。
成形型の分割面21.22とは別に、基材材料3の成形
領域外周端23に接して、加圧方向に対して2乃至15
°の抜き勾配を有する面に沿って互いに近接対峙する側
壁24.25が設けられている。それらの側壁24.2
5間の型締め時の隔たりは、成形特圧縮された表皮層材
料4の厚さとほぼ同一で、側壁24.25の加圧方向で
の長さは5乃至15III11である。この側壁24.
25の作用により、表皮層材料4を介して上下の成形型
1.2を型締めしても基材材料3は前記のように適正量
が所定位置に分配されているのでその成形領域外に漏出
することはない。
このように圧縮成形された複合成形体は、僅かな加圧冷
却時間を経たのち、上下の成形型1,2を型開きして取
り出される。上下の成形型1,2は室温もしくは比較的
低温に保たれているので。
却時間を経たのち、上下の成形型1,2を型開きして取
り出される。上下の成形型1,2は室温もしくは比較的
低温に保たれているので。
加圧冷却時間は5乃至40秒で充分である。
取り出された複合成形体の不要表皮層材料部分をトリミ
ングするか、基材の裏面に巻き返して接着剤または打ち
込みくぎで固定すると完成品が得られる。
ングするか、基材の裏面に巻き返して接着剤または打ち
込みくぎで固定すると完成品が得られる。
なお別の実施例として第6図のように、上型1の成形面
に多数の排気孔6を削孔し、それらの各他端を通孔7に
連通させ1通孔7を排気用パイプ8を介して図示してい
ない真空ポンプに接続して。
に多数の排気孔6を削孔し、それらの各他端を通孔7に
連通させ1通孔7を排気用パイプ8を介して図示してい
ない真空ポンプに接続して。
クランプ5で保持され予熱されている表皮層材料4を上
型lの成形面に真空成形し、そのまま成形面に保持させ
た状態で、前記と同じ方法で、下型2の成形面部分に基
材材料3を分配したのち型締めして複合成形体が得られ
る。この場合上型lの成形面にしぼ模様が刻設されてい
るか、または成形面に複雑な起伏があっても、成形面を
忠実□に反転した表皮層からなる複合成形体が得られる
ほか、表皮層材料4が加温されているので基材材料3と
強固に接着される。
型lの成形面に真空成形し、そのまま成形面に保持させ
た状態で、前記と同じ方法で、下型2の成形面部分に基
材材料3を分配したのち型締めして複合成形体が得られ
る。この場合上型lの成形面にしぼ模様が刻設されてい
るか、または成形面に複雑な起伏があっても、成形面を
忠実□に反転した表皮層からなる複合成形体が得られる
ほか、表皮層材料4が加温されているので基材材料3と
強固に接着される。
以上の実施例において、基材材料3を直接下型2の成形
面に載置する方法について説明したが、たとえば第7図
のように下型2の成形面に表皮層材料4の表皮411側
を位置させ、その保護フィルム43面上に基材材料3を
載置したのち上下の成形型1,2を型締めして複合成形
体を製造することもできる。下型2の成形面に表皮層材
料4を位置させる手段としては、表皮層材料4を成形せ
ずそのまま載置したり、あらかじめ下型2の成形面にな
らって成形された表皮層材料4を載置するか。
面に載置する方法について説明したが、たとえば第7図
のように下型2の成形面に表皮層材料4の表皮411側
を位置させ、その保護フィルム43面上に基材材料3を
載置したのち上下の成形型1,2を型締めして複合成形
体を製造することもできる。下型2の成形面に表皮層材
料4を位置させる手段としては、表皮層材料4を成形せ
ずそのまま載置したり、あらかじめ下型2の成形面にな
らって成形された表皮層材料4を載置するか。
または下型2の成形面に真空吸引機能を付与して表皮層
材料4を真空成形し、そのまま保持させる方法がある。
材料4を真空成形し、そのまま保持させる方法がある。
発明の効果
この発明の表皮層付複合成形体の製造方法は上記のよう
に構成されているので、つぎのような効果を有する。
に構成されているので、つぎのような効果を有する。
表皮層材料の裏面に貼着された保護フィルムは。
表皮が破れやすい織布や不織布などの場合は、成形時の
基材材料の流動に対してその平滑性および剪断抵抗性に
より表皮の裂断を保護し、かつ表皮層と基材との接合を
接着剤を使用することなく強固に接着することができる
。
基材材料の流動に対してその平滑性および剪断抵抗性に
より表皮の裂断を保護し、かつ表皮層と基材との接合を
接着剤を使用することなく強固に接着することができる
。
表皮が伸びのある編布などの場合は、基材材料の流動に
対して、保護フィルムは編布の伸びを抑制して編目に基
材材料が入り込んだり、編布にしわが発生するのを防止
し基材との接着を強固にする。
対して、保護フィルムは編布の伸びを抑制して編目に基
材材料が入り込んだり、編布にしわが発生するのを防止
し基材との接着を強固にする。
表皮にクッションシートが積層されている場合は、保護
フィルムは基材材料の熱と流動によりクッションシート
が切断されたり、部分的にその気泡が破壊されるのを防
止するとともに、嵩高いクッションシートにより、キャ
ビティが殆んど充満され基材材料の流域が塞がれている
状態での基材材料の流動を滑らかにし、かつ前記と同様
に表皮層と基材との接着を強固にする。
フィルムは基材材料の熱と流動によりクッションシート
が切断されたり、部分的にその気泡が破壊されるのを防
止するとともに、嵩高いクッションシートにより、キャ
ビティが殆んど充満され基材材料の流域が塞がれている
状態での基材材料の流動を滑らかにし、かつ前記と同様
に表皮層と基材との接着を強固にする。
表皮または表皮とクッションシートが通気性であっても
、それらの裏面に貼着された保護フィルムにより1表皮
層材料を上型に真空成形することができ、起伏に富んだ
減り張りのある表面を有する複合成形体が得られる。
、それらの裏面に貼着された保護フィルムにより1表皮
層材料を上型に真空成形することができ、起伏に富んだ
減り張りのある表面を有する複合成形体が得られる。
また基材材料は押出機で混練溶融され、ダイから下型成
形面部分に分配載置され、型締めされるので、材料の混
線、溶融、型注入時に基材材料にかかる圧力は射出成形
時に比べて低いため、流れの悪い材料やガラス繊維のよ
うな成形過程で切断しやすい補強材を含む材料であって
も、基材材料の有する特性を保持したまま複合成形体を
製造することができる。さらに基材部分に肉厚のリブや
ボスがあっても、その部分に溶融材料の分配量を多くす
れば、充填不良、ひけ、空洞の発生がなくなり、複合成
形体の外観を損うことはない。
形面部分に分配載置され、型締めされるので、材料の混
線、溶融、型注入時に基材材料にかかる圧力は射出成形
時に比べて低いため、流れの悪い材料やガラス繊維のよ
うな成形過程で切断しやすい補強材を含む材料であって
も、基材材料の有する特性を保持したまま複合成形体を
製造することができる。さらに基材部分に肉厚のリブや
ボスがあっても、その部分に溶融材料の分配量を多くす
れば、充填不良、ひけ、空洞の発生がなくなり、複合成
形体の外観を損うことはない。
、第1図はこの発明の成形型および成形材料の位置を示
す断面図、第2図はこの発明の圧縮成形装置の概略を示
す説明図、第3図および第4図は表皮層材料の断面図、
第5図は成形型のキャビティ端末部を示す断面図、第6
図および第7図は他の実施例を示す成形型および成形材
料の位置を示す断面図である。 1・・・上型 2・・・下型3・・・基材材
料 4・・・表皮層材料41・・・表皮
42・・・クッションシー1−43・・・保護フィル
ム 第1@ 第2図 第3図 第4図 第5図
す断面図、第2図はこの発明の圧縮成形装置の概略を示
す説明図、第3図および第4図は表皮層材料の断面図、
第5図は成形型のキャビティ端末部を示す断面図、第6
図および第7図は他の実施例を示す成形型および成形材
料の位置を示す断面図である。 1・・・上型 2・・・下型3・・・基材材
料 4・・・表皮層材料41・・・表皮
42・・・クッションシー1−43・・・保護フィル
ム 第1@ 第2図 第3図 第4図 第5図
Claims (1)
- 表皮または表皮とクッションシートとの積層シートの裏
面に保護フィルムが貼着されている表皮層材料を、一対
の成形型の上型の成形面、下型の成形面または上下の成
形型の中間に位置させ、下型の成形面に直接または表皮
層材料を介して計量された溶融状態にある基材材料を機
械的に所定位置に分配載置したのち、成形型を型締めし
て圧縮成形する表皮層付複合成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2474586A JPS62181113A (ja) | 1986-02-06 | 1986-02-06 | 複合成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2474586A JPS62181113A (ja) | 1986-02-06 | 1986-02-06 | 複合成形体の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29521090A Division JPH03162914A (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 複合成形体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62181113A true JPS62181113A (ja) | 1987-08-08 |
JPH045523B2 JPH045523B2 (ja) | 1992-01-31 |
Family
ID=12146678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2474586A Granted JPS62181113A (ja) | 1986-02-06 | 1986-02-06 | 複合成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62181113A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6418623A (en) * | 1987-07-14 | 1989-01-23 | Kasai Kogyo Kk | Manufacture of interior trim for automobile |
JPS6418622A (en) * | 1987-07-14 | 1989-01-23 | Kasai Kogyo Kk | Manufacture of interior trim for automobile |
JPH01195036A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-04 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 積層成形体及びその製造方法 |
JPH01222936A (ja) * | 1988-03-01 | 1989-09-06 | Toray Ind Inc | 車両用内装成型品 |
JPH01259936A (ja) * | 1988-04-12 | 1989-10-17 | Toray Ind Inc | 積層成形体およびその製造方法 |
JPH03138114A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-06-12 | Toyoda Gosei Co Ltd | スタンピング成形品の製造方法 |
JP2006142593A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層成形品の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57137157A (en) * | 1981-02-20 | 1982-08-24 | Yamakawa Kogyo Kk | Manufacture of plate for special form interior and exterior finish |
JPS59150740A (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-29 | Sumitomo Chem Co Ltd | 多層成形品の製造方法 |
JPS62151310A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-06 | Kotobukiya Furonte Kk | 自動車カ−ペツトの成形方法及び成形型 |
-
1986
- 1986-02-06 JP JP2474586A patent/JPS62181113A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57137157A (en) * | 1981-02-20 | 1982-08-24 | Yamakawa Kogyo Kk | Manufacture of plate for special form interior and exterior finish |
JPS59150740A (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-29 | Sumitomo Chem Co Ltd | 多層成形品の製造方法 |
JPS62151310A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-06 | Kotobukiya Furonte Kk | 自動車カ−ペツトの成形方法及び成形型 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6418623A (en) * | 1987-07-14 | 1989-01-23 | Kasai Kogyo Kk | Manufacture of interior trim for automobile |
JPS6418622A (en) * | 1987-07-14 | 1989-01-23 | Kasai Kogyo Kk | Manufacture of interior trim for automobile |
JPH0520262B2 (ja) * | 1987-07-14 | 1993-03-19 | Kasai Kogyo Kk | |
JPH0520263B2 (ja) * | 1987-07-14 | 1993-03-19 | Kasai Kogyo Kk | |
JPH01195036A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-04 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 積層成形体及びその製造方法 |
JPH01222936A (ja) * | 1988-03-01 | 1989-09-06 | Toray Ind Inc | 車両用内装成型品 |
JPH053978B2 (ja) * | 1988-03-01 | 1993-01-19 | Toray Industries | |
JPH01259936A (ja) * | 1988-04-12 | 1989-10-17 | Toray Ind Inc | 積層成形体およびその製造方法 |
JPH053979B2 (ja) * | 1988-04-12 | 1993-01-19 | Toray Industries | |
JPH03138114A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-06-12 | Toyoda Gosei Co Ltd | スタンピング成形品の製造方法 |
JP2006142593A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層成形品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH045523B2 (ja) | 1992-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2006676C (en) | Process and mold for producing a multilayer molded article | |
US5783133A (en) | Method for making a multilayer molded article | |
US6165404A (en) | Method of producing stratiform articles and products | |
US6003895A (en) | Airbag pad with insert molded ornament | |
JP2895841B2 (ja) | 表皮材を有する合成樹脂積層体の製造方法及びこの方法で使用する合成樹脂成形用金型 | |
JPS62181113A (ja) | 複合成形体の製造方法 | |
JP4461518B2 (ja) | 熱可塑性樹脂成形体製造用金型および熱可塑性樹脂成形体の製造方法 | |
JPH0327006B2 (ja) | ||
JP4186312B2 (ja) | 多層成形品の製造方法 | |
JPH045524B2 (ja) | ||
JPS62181111A (ja) | 複合成形体の製造方法 | |
JP2681515B2 (ja) | 表皮材貼合一体合成樹脂積層体成形用金型 | |
JPH07195430A (ja) | 複合表皮一体成形方法及びその装置 | |
JPH0225806B2 (ja) | ||
JPS62248611A (ja) | 車両用構造部材と内装材との一体積層成形体の製造方法 | |
JPH02206513A (ja) | 自動車用内装部品の製造方法 | |
JP4453126B2 (ja) | 熱可塑性樹脂成形体製造用金型および熱可塑性樹脂成形体の製造方法 | |
JP3203738B2 (ja) | 多層成形品の製造方法 | |
JP3690849B2 (ja) | 表皮一体成形用金型 | |
JP3081977B2 (ja) | 多層成形品の製造方法 | |
JP2973565B2 (ja) | 多層成形品の製造方法 | |
JPH0327007B2 (ja) | ||
JP3667819B2 (ja) | 車両用内装材及びその成形方法 | |
JPS62294522A (ja) | 加飾材被着積層体の製造法 | |
JPS62181112A (ja) | 複合形成体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |