JPS6217483A - 積層チユ−ブ - Google Patents

積層チユ−ブ

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JPS6217483A
JPS6217483A JP15522085A JP15522085A JPS6217483A JP S6217483 A JPS6217483 A JP S6217483A JP 15522085 A JP15522085 A JP 15522085A JP 15522085 A JP15522085 A JP 15522085A JP S6217483 A JPS6217483 A JP S6217483A
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JP
Japan
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vinyl chloride
laminated tube
chloride resin
crosslinked
tube
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JP15522085A
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English (en)
Inventor
雅之 飛田
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積層チューブに関するものであり、さらに詳
しくは耐塩素水性と耐熱性が優れ、例えばソーラーシス
テム用導水管として好適な積層チューブに関する。
〔従来の技術〕
近年、太陽熱を利用して温水を製造し、暖房、給湯、風
呂などだ供給するいわゆるソーラーシステムの使用が盛
んである。これらソーラーシステムの導水管の素材とし
ては、硬質ないしは半硬質の樹脂としてポリエチレン、
ポリ−1−ブテン、ポリ塩化ビニルなどが使用されてい
る。また柔軟で曲げ易く、施工性の良好な軟質素材とし
ては、エチレン−ゾロtレン系ゴム、軟質塩化ビニル樹
脂などが使用されている。しかし、殺菌のための多量の
塩素を含む水が通る場合、従来以上の耐塩素水性と耐熱
性が強く望まれている。
一方、柔軟な加硫ビム材料としては、特開昭58−16
4953号公報にて、特定の配合、多層構造を有するオ
レフィン系共重合ゴムからなる耐塩素水性と耐候性に優
れる太陽熱集熱器を提唱している。また、耐薬品性に優
れる塩化ビニル樹脂をベースにした軟質塩化ビニル樹脂
を使用した導水管は、耐塩素水性においては良好である
けれども、オレフィン系共重合ゴムなどの加硫ゴムに比
べると、耐熱性として、例えば、高温時の耐クリープ性
が著しく劣るために、高温の温水を使用する場合には、
金属や硬質樹脂などとの接続部において、軟質塩化ビニ
ル樹脂製チューブが変形し、温水が漏れてしまう問題が
あった。この問題は、型締めバンドなどで多少は改善さ
れるものの、本質的には塩化ビニル樹脂材料の耐熱性の
改良が要求されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、耐塩素水性と耐熱性の問題を解決するための
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
不発明は、軟質塩化ビニル樹脂組成物からなる内層と架
橋ゴム状重合体を配合した軟質塩化ビニル樹脂組成物か
らなる外層とを有する積層チューブである。
本発明の最内層に使用される軟質塩化ビニル樹脂組成物
は、通常の塩化ビニル樹脂に必要な可塑剤、安定剤、充
填剤などを含むものである。ここで通常の塩化ビニル樹
脂とは、単量体組成として、塩化ビニル単独、あるいは
塩化ビニルと少量の共重合可能な1種またはそれ以上の
単量体から構成されるものを含む。環化ビニルと共重合
可能な単量体としては、エチレン、プロピレンなどのα
−オレフィン類、酢酸ビニル、ステアリン酸ビニルなど
のビニルエステル類、メチルビニルエーテル、うfy 
IJルビニルエーテルなどのビニルx −f A/ f
R、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチルなどのアク
リル酸およびメタクリル酸のエステル類、メタクリルア
ミド、アクリロニトリルなどのアミド、ニトリル類、ス
チレン、α−メチルスチレンなどのスチレン類、N−フ
ェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドなど
のマレイミド類、およびジアリルフタレート、エチレン
グリフールジメタクリレートなどの多官能性単量体を含
むものである。また、平均重合度についても特に限定す
るものではないが、成形加工性と、機械的強度などの物
性のバランスを考慮すれば平均重合度は、1000〜6
000の範囲が好ましい。ざらに、重合時に、ジアリル
フタレートなどを架橋剤として添加して得られる少量の
架橋塩♂も使用できろ。
また、エチレス酢酸ビニル共重合体や、エチレン−アク
リル酸エステル共重合体、塩素化ポリエチレ/などのエ
チレン系重合体や、熱可塑性ポリウレタンに塩化ビニル
をグラフト重合して得られるグラフト重合体を使用して
も差支えない。
本発明は、最内層に、架橋ゴム状重合体を配合せずに、
外層部には架橋ゴム状重合体を配合することを特徴とす
るが、ここで架橋ゴム状重合体とは、架橋アクリ0ニト
リル−ブタジェン共重合体、架橋クロロプレン重合体、
架橋クロロスルホン化ポリエチレン、架橋アクリル酸エ
ステル重合体、架橋スチレン−ブタジェン共重合体など
が好ましく、特に塩化ビニル樹脂との相溶性が良好な架
橋アクリロニトリル−ブタジエン共重合体および架橋ク
ロロプレン重合体が好適である。これら架橋ゴム状重合
体は、その製法を限定するものではなく、ジビニルベン
ゼンや、エチレングリコールジメタクリレートなどの多
官能性単量体との共重合で得る方法、または、反応率を
高めた重合条件で得る方法、または、未架橋のゴム状重
合体を架橋させて粉末化して得る方法などのいずれの製
法も採用できる。架橋の有無は、そのゴム状重合体の良
溶媒に対しての不溶解分の有無で判断できろ。
一般に入手が容易な架橋アクリロニトリル−ブタジエン
共重合体としては、ケミガムP−83(グツドイヤー社
製商品)1.TSR,N 201 (日本合成ゴム社製
商品)などが挙げられる。また、架橋クロロプレン重合
体については、本発明者らによる特開昭59−1402
48号公報、特開昭60−65047号公報の実施例記
載の方法で容易に得られる。
この架橋ゴム状重合体を、積層チューブの外層の軟質塩
化ビニル樹脂組成物に配合する量については、組成物中
の塩化ビニル樹脂100重量部に対して20〜300重
量部の範囲が好ましい。
20重量部よりも少ないと耐熱性の改良がほとんど得ら
れず、また、500重敏部を越えると、機械的強度や耐
熱性を損うためである。特罠好ましい範囲は40〜15
0重量部である。
本発明の最内層および外層に使用する軟質塩化ビニル樹
脂組成物に使用する可塑剤については、特に種類を限定
するものではなく、従来より公知なジー2−エチルへキ
シルフタレート、ジイソデシルフタレートなどの7タル
酸エステル類、ジー2−エチルヘキシルアジペートなど
のアジピン酸エステル順、トリー2−エチルヘキシルト
リメリテートなどのトリメリット酸エステル類、エポキ
シ化化合物、ポリエステル系高分子可塑剤などが使用で
き、その添加量については、可塑化効率と、製品チュー
ブの要求する硬さ、可撓性、物性などに応じて任意に適
量を配合できる。
また、他の高分子系助剤としてのアクリル系加工助剤や
、エチレン−酢酸ビニル共重合体などや、熱安定剤、充
填剤、滑剤、難燃剤、顔料、酸化防止剤、紫外線吸収剤
なども、使用できる。
本発明のmmチューブを構成する最内層および外層の肉
厚については限定するものではないが、架橋ゴム状重合
体を配合しない最内層は、厚いほど耐塩素水性に優れる
が、耐熱性を損い、また、架橋ゴム状重合体を配合する
外層は厚いほど耐熱性に優れることが基本となるために
、製品稙層チューブの大きさ、形状などの特性に応じて
肉厚を設定するのが好ましい。例えば、最内層は0.5
〜2朋、外層は2〜3朋程度が一般的である。また、最
内層と外層の間に、ビニロン、テトロン、ナイロンなど
の繊維を複合したブレードホース状の積層チューブにつ
いても本発明から容易に応用できる。また、最内層と外
層を限定した本発明の積層チューブは、二層を含む多層
構造からなり三層以上でも良い。
本発明の積層チューブの製造方法は、多層構造からなる
ために、多層用の共押出機装置で製造できる。具体的に
は、最内層と、外層を構成する軟質塩化ビニル樹脂組成
物をそれぞれ、リコンブレンダー、ヘンシェルミキサー
などで混合後、押出1i 、o −A/ 、フニーター
、バンバリーミキサ−などで予備混練してから多層用共
押出機装置にて成形できる。あるいは、トライブレンド
粉末混合物?、予備混練せずに直接、多層用共押出機に
て成形することができる。使用する押出機のスクリュー
のタイプやサイジング方法については、「複合・異形を
中心とした押出技術と製品開発」 (沢田慶司著、ラバ
ーダイジェスト社刊、昭和58年)に記載のいずれの方
法でも良く、望まれる積層チューブの形状や性質に応じ
て採用すれば良い。
また、本発明の積層チューブを製造する方法としては、
上述の共押出成形方法に限定するものではなく、多層ブ
ロー成形や、射出成形などの方法も利用できる。
〔実施例〕
以下、実施例および比較例をあげて具体的に説明するが
、これらKよって本発明は限定されるものではない。な
お例中、「部」は、すべて重量部を表す。
組成物A、B、Cは、各々、第1表に示す配合表に従い
、ヘンシェルミキサーで攪はん混合し、40j111+
単軸押出機にて混練後、ペレタイザーにてペレット状と
した。
第1表 、、pvc    :?ンカビニー#5H−250(電
気化学工業(株)製〕・可塑剤   リネボール79(
シェル化学(株)製)・安定剤   MARK−717
(アデカアーガス化学(株)製)・酸化防止剤 イルガ
ノックス1076 (チバガイギー社l1l)・架橋N
BRケミがムP−85(グツトイヤー社製)・架橋OR
特開昭60−65047号公報、実施例[1記載のデル
含有量88%の架橋クロロプレン系重合体積層チューブ
の製造 (実施例 1) 二層チューブ製造用65gm共押出成形機な用いて、内
層は、架橋ビムを配合しない組成物p、f使用し、外層
は架橋ゴム(部分架橋NBR)を配合した組成物Bを使
用して、二層からなる積層チューブを製造した。積層チ
ューブの仕様は、外径253111、肉厚3m(外層;
2朋、内層;1門)である。
(実施例 2)、(比較例1〜3) 第2表に示す内層および外層の組成物を使用し、実施例
1と同様の積層チューブを製造した。なお比較例1は組
成物Aのみからなる外径25u1肉厚5yaxの単層チ
ューブである。
積層チューブの評価 ■ 耐塩素水性 実施例、比較例で成形したチューブを、それぞれ長さ5
0mに切断し、両端にガラス管を接続し、有効塩素濃度
100p100pp℃の塩素水を、各々、循環させた。
1〜48日後のチューブを取出しダンベル状試験片を打
抜き、引張速度200朋/分で引張試験し、その破断時
の伸びの残率(チ)で評価した。
■ 耐熱性 実施例、比較例で成形したチューブを、それぞれ長さ3
0鶴に切断し、200°Cのギヤーオープン中忙放置し
、10分間後の試料の熱変形状態を観察し、評価した。
結果を第2表に示す。
第2表 第2表により、比較例1は、架橋ゴムを配合しない軟質
塩化ビニル樹脂pA成物からなる単層のチューブであり
、耐塩素水性は良好であるけれども、耐熱性が劣る。比
較例2.3は、内層は、架橋ゴムを配合した軟質塩化ビ
ニル樹脂組成物で、外層は、架橋ビムな配合しない軟質
塩化ビニル樹脂組成物からなる積層チューブで、耐塩素
水性が非常に悪い。実施例1,2は、いずれも、耐塩素
水性と耐熱性が優れている積層チューブである。
〔発明の効果〕
本発明の積層チューブは、耐塩素水性と耐熱性が良好で
あるために、例えば、ソーラーシステム用導水管などの
軟質チューブに好適に利用できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軟質塩化ビニル樹脂組成物からなる内層と架橋ゴ
    ム状重合体を配合した軟質塩化ビニル樹脂組成物からな
    る外層とを有する積層チューブ。
  2. (2)架橋ゴム状重合体が架橋アクリロニトリル−ブタ
    ジエン共重合体および/または架橋クロロプレン系重合
    体である特許請求の範囲第(1)項記載の積層チューブ
  3. (3)架橋ゴム状重合体が、軟質塩化ビニル樹脂組成物
    中の塩化ビニル樹脂100重量部に対し、20〜300
    重量部である特許請求の範囲第(2)項記載の積層チュ
    ーブ。
  4. (4)積層チューブが、ソーラーシステム用導水管用途
    である特許請求の範囲第(1)〜(3)項記載の積層チ
    ューブ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH034991U (ja) * 1989-06-05 1991-01-18
JP2005200576A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Toyox Co Ltd 給水給湯用ホース
JP2010060012A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Tigers Polymer Corp 可撓性ホース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH034991U (ja) * 1989-06-05 1991-01-18
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