JPS6253362A - 耐熱弾性体組成物 - Google Patents

耐熱弾性体組成物

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JPS6253362A
JPS6253362A JP19309185A JP19309185A JPS6253362A JP S6253362 A JPS6253362 A JP S6253362A JP 19309185 A JP19309185 A JP 19309185A JP 19309185 A JP19309185 A JP 19309185A JP S6253362 A JPS6253362 A JP S6253362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
weight
carbon black
butadiene copolymer
acrylonitrile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19309185A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Kushida
櫛田 祐一郎
Naoyuki Yamada
直之 山田
Shoichi Itani
為谷 昌一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明の耐熱弾性体組成物は、比較的高温でも強度の落
ちない性質を持っているため、ホース、パツキン、シー
ト等の産業用資材に用いられる。
(従来の技術) 塩化ビニル系樹脂と可塑剤系に部分架橋アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体を配合した組成物が”二) I
Jルゴム粉末を配合したPVC処方物の基本的性質(6
)”(ポリマーダイジェスト、昭和55年6月号)で知
られている。この配合物は通常の軟質塩化ビニル樹脂組
成物に較べ耐熱性、耐油性にすぐれ、しかも圧縮永久歪
が優れているので塩化ビニル系弾性体組成物として使わ
れている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の技術は、例えば80〜100
°Cに於ける高温での引張り強度と伸びが低下するとい
う問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、この問題を解決した改良技術に関する。本発
明は平均重合度2000以上の塩化ビニル系樹脂30〜
80重量%とカーボンブラックを混合した部分架橋アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体70〜20重量%の
組成物100重量部及び可塑剤20〜200重量部から
なる耐熱弾性体組成物である。
本発明で使用される塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、
2000以上であることを必須とする。
平均重合度が2000未満では、他に配合するカーボン
ブラックを予め混合した部分架橋アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体夕可塑剤などがいがなる組合せにおい
ても、本発明の目的とする高温での引張物性低下の少な
さは達成出来ないばかりか機械的強度が低いので好まし
くない。また、平均重合度2000以上の塩化ビニル系
樹脂の単量体組成については、塩化ビニル単独、あるい
は塩化ビニルと少量の共重合可能な1種、または、それ
以上の単量体から構成されるものでかまわな℃1゜ 塩化ビニルと共重合可能な単量体としては、エチレン、
フロピレンなどのα−オレフィン類、酢酸ビニル、ステ
アリン酸ビニルなどのビニルエステル類、メチルビニル
エーテル、ラウリルビニルゴーチルなどのビニルエーテ
ル類、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチルなどのア
クリル酸およびメタクリル酸のエステル類、メタクリル
アミド、アクリロニトリルなどのアミド、ニトリル類、
スチレン、α−メチルスチンンなどのスチVン類、およ
びシアリルフタレート、エチレングリコールジメタクリ
レートなどの多官能性単量体を含むものである。また、
これらの塩化ビニル系樹脂の製造方法は、塊状重合、懸
濁重合、乳化重合、溶液重合など、いずれの方法を採用
しても構わない。
本発明に用いるカーボンブラックを混合した部分架橋ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体の組成物とは、カ
ーボンブラックを部分架橋アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体とロール、バンバリー、押出機、ニーダ−な
どで予め充分物理的に混練したものの事である。
用いるカーボンブラックは通常ゴムの補強用に使われて
いるものであれば何でもよい。例えばIs入F 、 H
AF 、 FEF 、  SRF 、 MTなどが使わ
れる。
本発明に用いられる部分架橋アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体は、メチルエテルケトンに不溶な架橋アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体を含むものであれば
、その製法を制限するものではなく、ジビニルベンゼン
や、エチレングリコールジメタクリレートなどの多官能
性単量体との共重合で得る方法、または、メチルエチル
ケトンに不溶な架橋アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体が生成するまで反応率を高める方法、または、少量
の架橋剤を使用して、未加硫アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体を架橋させて得る方法などいずれの製法で
も差し支えない。一般に、入手できる部分架橋アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合体としては、ケミガムN8
B1A、2(グツドイヤー社製商品)、JSRN201
  (日本合成ゴム社製商品)、Hycar 1422
  (B、 F−グツrリッチ社製商品)などが挙げら
れる。
カーボンブラックとアクリロニトリル−ブタジエン共重
合体の混合比は1:5〜3:1の間が好ましい。
本発明の要点の一つは、平均重合度2000以上の塩化
ビニル系樹脂(a)と、予めカーボンブラックを混合し
た部分架橋アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(b
)の比率にある。すなわち、(a)が30〜80重量%
と(1))が70〜20重量%の混合比率である。(a
)が80重量%をこえ(b)が20重量%未満では耐熱
性の向上が全黙認められず、逆に(a)が30重量%未
満で、(b)が70重量(%)をこえると混合物の室温
での引張り物性自身が非常に悪くなり本発明の目的を達
しない。好ましくは(a)が70〜40重量%と(b)
が30〜30重量%の範囲である。
本発明の最大の要点はカーボンブラックの添加法である
。カーボンブラックは予めアクリロニトリループタゾエ
ン共重合体と充分に機械的に混練しておかなければなら
ない。例えば予め塩化ビニル樹脂にカーボンブラックを
充分に機械的に混練した後でそれにアクリロニトリル−
ブタジエン共重合体を混合しても充分な耐熱性は出す、
塩化ビニル樹脂とアクリロニトリル−ブタジエン共重合
体の混合後にカーボンブラックを混合しても、また混合
時に同時に添加しても耐熱性は全熱向上しない。
また、本発明の別の要点は、前記(a) + (1))
の組成物100重量部に対する可塑剤量である。可塑剤
は20〜200重量部であることを必須とする。可塑剤
が20重量部未満では硬すぎて組成物の可とう性が不足
する。可塑剤が200重量部を越えると可とう性及びホ
ースの機械的強度が著し〈低下し好ましくない。
なお、ここで可塑剤とは、従来の一般の軟質塩化ビニル
系樹脂で使用されるもので、具体的には、シー2−エチ
ルへキシル7タレート、ジブチルフタレートナトの7タ
ル酸エステル類、ジー2−エチルヘキシルアゾベートな
どのアゾピン酸エステル類、ジブチルセバケートなどの
セバシン酸エステル類、トリー2−エチルヘキシルトリ
メリテートなどのトリメリット酸エステル類、エポキシ
化大豆油などのエポキシ系化合物、ポリエステル系可塑
剤などが挙げられる。さらに、本発明では、上記高分子
量体と可塑剤に、他の高分子系助剤、例えば、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、アクリル系樹脂、塩素化ポリエ
チレン、ポリランタン、クロロスルホン化ポリエチンン
など全添加しても差し支えない。熱安定剤、充填剤、滑
剤、発泡剤、難燃剤、顔料なども必要に応じて配合して
差し支えない。
本発明の耐熱弾性体組成物は従来の軟質塩化ビニル系樹
脂組成物と同様の方法で成型加工出来る。
即ち押出成型、射出成形、プロー成型、カレンダー成型
のいずれもが使用出来る。
〔実施例〕
実施例1〜3、比較例1〜q ■ カーボンブラックとアクリロニトリル−ブタジエン
共重合体混合物の作成 架橋アクリロニトリルーズタジェン共重合体(ケミガム
N 8 B −1A 2 +7クリロニトリル6′5チ
グツドイヤ−社製)の所定量をロールに巻き付け、そこ
にSRFカーボンを少量づつロール上で練り込ませてい
き15分間がかって架橋アクリロニトリル−ブタジエン
共重合体に対し重量で半量だけ練り込ませたシートを作
成し、それをシートペレタイデーで切断してベレットを
得た。
■ 配合→ペレット化 ヘンシェルミキサーに、表に記す所定量の平均重合度2
500の塩化ビニル樹脂(デンカビニール5H−250
、電気化学工業社製)と、Ba −Zn脂肪酸塩複合系
安定剤(BZ −100J。
勝田化工社製)3重量部、エポキシ化大豆油(アヂカサ
イデー0130P、アデカアーがス化学社M)3重量部
炭酸カルシウム(ホワイトンSB、白石工業社製)10
重量部、を所定量添加し、内容物の温度が30°Cにな
るまで高速かくはん混合する。次いで、所定量のDOP
(シー2−エチルへキシル7タレート)を添加する。内
容物がサラサラになったところで、冷却を開始し、つい
で■で作成したカーボンブラックとアクリロニトリル−
ブタジエン共重合体の混合物のベレット’を添加し約5
分間かくはん後とり出した。
とり出した組成物全40龍φの1軸押出機にかけてベレ
ット化した。
得られたベレットを8インチオープンロールでシーテイ
ングし、それをプレスにかけて2鰭厚の物性測定用シー
トを作成したそれを26°Cと80’C!、100℃で
引張り物性の測定を行った。
物性測定結果を表に示す。
表中 l)  PVCは塩化ビニル樹脂、NBFIは架橋アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体を表わす。
2)  PVCとNBR−カーボン混合物の合計量は1
00重量部である。
6)高温(80°G)での引張り強度と伸びの低下の少
ないものを総合評価○低下の太きいものを×とした。
(発明の効果) 本発明は、予めカーボンブラックを部分架橋アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体に十分混合させておき、こ
れを特定重合度の塩化ビニル樹脂と可塑剤に配合するこ
とにより、例えば80℃程度の高温での引張り強度と伸
びの低下を防止するという優れた効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 平均重合度2000以上の塩化ビニル系樹脂30〜80
    重量%とカーボンブラックを混合した部分架橋アクリロ
    ニトリル−ブタジエン共重合体70〜20重量%の組成
    物100重量部及び可塑剤20〜200重量部からなる
    耐熱弾性体組成物。
JP19309185A 1985-09-03 1985-09-03 耐熱弾性体組成物 Pending JPS6253362A (ja)

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JP19309185A JPS6253362A (ja) 1985-09-03 1985-09-03 耐熱弾性体組成物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03152141A (ja) * 1989-11-08 1991-06-28 Toyoda Gosei Co Ltd ニトリルゴム・ポリ塩化ビニルポリブレンドゴム組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03152141A (ja) * 1989-11-08 1991-06-28 Toyoda Gosei Co Ltd ニトリルゴム・ポリ塩化ビニルポリブレンドゴム組成物

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