JPS6217292B2

JPS6217292B2 -

Info

Publication number: JPS6217292B2
Application number: JP55010780A
Authority: JP
Inventors: Minoru Tanabe; Noboru Kagawa
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1980-01-30
Filing date: 1980-01-30
Publication date: 1987-04-16
Also published as: JPS56107341A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はテープレコーダの表示装置に係り、特
に車載用テープレコーダに好適な表示装置を提供
するものである。

従来のテープレコーダの中で、特に車載用のテ
ープレコーダは通常小型化が要求されており、再
生、早送り、巻戻し、一時停止等の各動作状態の
表示を全て行なうに十分なスペースが確保出来な
い。しかしこの種のテープレコーダで動作状態の
表示を省略すると実際に使用する場合使い勝手が
悪くなる。特にテープの走行を一時的に停止させ
る一時停止機能を持つたテープレコーダでは一時
停止表示を行なわないとテープレコーダが故障し
ているかのような錯覚が起り易く表示の必要性が
望まれるものである。

本発明ではこの一時停止状態の表示をたとえば
車載用テープレコーダであればその殆どに具備さ
れているテープ走行方向表示器等の走行表示器を
用いて行ない構成を複雑にすることなく少スペー
スで安価にして一時停止表示を行なうようにした
ものである。

以下に本発明の実施例について図面と共に説明
する。第１図は本実施例の車載用テープレコーダ
の表示装置部分を示し、その他の音声増幅回路等
は省略してある。第１図において、テープレコー
ダの再生釦を操作することにより電源スイツチ２
が閉じられ（このスイツチ２は早送り釦、巻戻し
釦等の他のテープ走行のための釦を押しても閉じ
られる）電源端子１から抵抗３を介してモータ４
への通電が行なわれると共に抵抗５、ダイオード
６を介してトランジスタ７が導通してテープ走行
操作部材（図示せず）をその操作位置にロツクす
るソレノイド８への通電が行なわれる。そしてモ
ータ４が回転してテープが定速走行されると共に
再生釦が操作位置にロツクされる。更にリール台
（図示せず）の回転に伴い、そのリール台に結合
されているマグネツト９も回転し、この回転を上
記マグネツト９に近接して配したホールIC１０
で検出する構成になつている。このホールIC１
０の出力は終端検出回路を構成する集積回路いわ
ゆるIC１１に供給される。このIC１１は第２図
のような構成になつており、第２図においてIC
１１の３番端子に一時停止スイツチ１２によつて
コンデンサ１３，１４を選択的に接続することに
より、第２図の内部発振回路１５の発振周波数が
変わり、この出力はフリツプフロツプ回路F.F.
を９個、シリーズ接続して構成されている分周回
路１６で分周され、この分周回路１６の出力はア
ンドゲート１７から出力回路１８を介して出力ト
ランジスタ１９に印加されこのトランジスタ１９
を第３図のような時間間隔でオン、オフさせるよ
う構成されている（t₁＞t₂）。トランジスタ１９が
オンの時にはIC１１の５番端子と６番端子が短
絡される。またIC１１の２番端子は上記フリツ
プフロツプ回路をリセツトするためのリセツト入
力端子であり、ホールIC１０の出力を入力回路
２０、微分回路２１、アンド回路２２を介して矩
形波にしてフリツプフロツプ回路のリセツト端子
Ｒに入力することによりホールIC１０からの交
番出力の一周期毎にフリツプフロツプ回路が全て
リセツトされるようになつている。そのためリー
ル台が回転しマグネツト９が回転している間は上
記出力トランジスタ１９がオンするまでに分周回
路１６の全てのフリツプフロツプ回路がリセツト
され、カウント動作がまた最初から初まるという
動作を繰返しているが、テープが終端に到達しマ
グネツト９が停止すると分周回路１６の全てのフ
リツプフロツプ回路がリセツトされないためトラ
ンジスタ１９が発振回路１５の出力をうけて第３
図に示すオン、オフ動作を行なうように構成され
ている。

いま再生状態においてテープが終端に達しリー
ル台が停止し、ホールIC１０からの交番出力が
停止してトランジスタ１９がオンしIC１１の端
子６から「０」信号が出力されたとすると、機器
が再生状態であれば、一時停止スイツチ２３のオ
フ接点から、トランジスタ２４、録音再生スイツ
チ２５の再生接点、早送り、巻戻し等の高速送り
状態と録音、再生等の定速送り状態の切換スイツ
チ２６の定速接点、コンデンサ２７、抵抗２８を
介して、トランジスタ２９をオンさせる。このト
ランジスタ２９がオンすることで抵抗３０を介し
てトランジスタ３１もオンすることにより、テー
プ走行方向切換用ソレノイド３２が動作される。
従つて再生動作中にテープ終端になおと走行方向
が反転して再生動作が続行される。

また、早送り、巻戻し等の高速送り動作状態で
テープが終端に達すると、スイツチ２６が高速接
点側側に切り換わつているためIC１１の６番端
子からの「０」出力は、テープ走行操作部材保持
用ソレノイド８の通電を制御しているトランジス
タ７のベースに接続されたダイオード６のアノー
ドを「０」レベルにするため、トランジスタ７は
オフ状態になり、ソレノイド８の通電が停止し、
今まで操作位置にロツクされていたテープ走行操
作部材が元の位置に復帰され、同時に電源スイツ
チ２もオフになる。

また、機器が録音状態でテープが終端に達した
時であれば、録音再生切換スイツチ２５が録音接
点側切り換わるため上記IC１１の６番端子の
「０」出力は該スイツチ２５を介して、早送り、
巻戻し時と同時にソレノイド８をオフさせ機器を
停止状態にする。

即ち、再生時にテープ終端になるとテープ走行
方向が反転されるも、早送り、巻戻し、録音時に
テープ終端になれば今まで操作位置にロツクされ
ていたテープ走行操作部材が全て元の位置に復帰
してオートストツプするように構成されている。
また、スイツチ３３はテープ定速走行方向切換機
構（図示せず）に連動して切り換わるスイツチで
あり、走行表示ランプ３４，３５をテープ走行方
向に応じて選択的に連続点灯させるようになつて
いる。

本実施例のテープレコーダは前記説明の回路に
更に一時停止機能を加えたもので、テープ走行方
向表示ランプ３４，３５を用いて一時停止状態の
表示を行なわせている。すなわち第１図において
１つの一時停止釦を押すことによつて切換えられ
る一時停止スイツチには、既に述べたスイツチ１
２，２３に３６，３７を加えてこれらを同一ケー
スに内蔵した４回路のものを使用している。この
一時停止スイツチをオンにすることで、スイツチ
３６によりテープ走行駆動用モータ４が停止され
る。すると、リール台の回転が停止するため、前
記説明のようにIC１１の６番端子からの出力
は、リール台の回転停止中は第３図のような間欠
出力となる。そしてスイツチ２３がランプ点灯用
抵抗３８の一端に接続されることで、走行表示ラ
ンプ３４または３５は上記IC１１の６番端子か
らの間欠出力をうけて点滅を開始する。また、ス
イツチ３７はトランジスタ３９，２４と抵抗４０
〜４２、コンデンサ４３で構成されるタイミング
回路４４を制御するためのスイツチであり、一時
停止スイツチ（スイツチ３７）をオンからオフに
した時にトランジスタ２４を抵抗４０、コンデン
サ４３で決まる時間オフにし、IC１１の６番端
子からの出力が「０」信号を含むものである時に
一時停止スイツチをオンからオフにしても、テー
プ走行方向切換ソレノイド３２、操作部材保持用
ソレノイド８が誤動作しないようにしたものであ
り、上記トランジスタ２４のオフ時間は第３図に
示す間欠出力の一周期t₁＋t₂程度にしておけばよ
い。

一方、第３図に示す間欠出力の周期t₁＋t₂はホ
ールIC１０からの交番出力より長くしておかな
ければテープ走行中で反転動作か停止動作が行な
われて誤動作を起すことになる。そのため、通常
上記周期は３秒〜５秒程度にする。しかし、この
ような比較的長い周期で一時停止中にランプ３４
あるいは３５を点滅させていたのでは、表示効果
が薄い為、本実施例では、一時停止スイツチをオ
ンすることにより、IC１１の発振回路１５の発
振周期を切換えるように構成している。すなわち
第１図においてコンデンサ１４は１３よりも容量
が小さくしてあり、一時停止中には第３図の間欠
出力の周期が１秒位になるようにしてランプ３４
あるいは３５の点滅を早い周期で行うようにして
いる。

また第１図のように一時停止スイツチを４回路
としなくても、スイツチ２３の部分Ａを第４図の
ように、ダイオード４５を用いて構成することに
よつて第１図のものと同様の動作を満足すること
ができる。

なお第１図でスイツチ４６は手動でテープ走行
方向を切換えるための常開型のスイツチである。

以上説明したように本発明のテープレコーダの
表示装置はテープ走行表示器を用いて一時停止状
態の表示を行なうようにしたもので、特に車載用
テープレコーダには必ずと言つてよい程テープ走
行表示器が具備されているので本発明装置をきわ
めて簡単にしかも安価に適用することができ、コ
ストを上昇させることなく使い勝手の向上を図る
ことができる。また一時停止表示のための制御回
路をテープ終端検出回路を用いて構成した場合、
一時停止の操作時点から一定時間の間上記検出回
路の出力が後段の自動反転や自動停止の回路手段
に伝わらないようにするタイミング回路を設けて
あるので、一時停止の操作時に検出回路の出力で
自動反転や自動停止のための回路手段が誤動作す
ることを防止ることができ、確実な自動反転や自
動停止の動作を行なわせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回路図、第２図は
その終端検出回路を構成するICのブロツク図、
第３図はそのICの動作を説明するための説明
図、第４図は本発明の他の実施例の要部回路図で
ある。１……直流電源接続端子、２……電源スイツ
チ、９……マグネツト、１０……ホールIC、１
１……終端検出回路用IC、１２，２３，３６，
３７……一時停止スイツチ、３２……テープ定速
走行方向切換制御用ソレノイド、３３……テープ
定速走行方向切換スイツチ、３４，３５……テー
プの走行方向表示ランプ、４４……タイミング回
路。

Claims

【特許請求の範囲】

１テープ走行表示器と、一時停止釦と、テープ
走行時に上記テープ走行表示器を連続動作させる
第１の制御回路と、上記一時停止釦が操作されテ
ープの走行が一時的に停止されたことを検出して
上記テープ走行表示器を間欠動作させるテープ終
端検出回路を含んで構成された第２の制御回路
と、上記一時停止釦が操作された時点から一定時
間の間第２の制御回路を構成するテープ終端検出
回路の出力を後段の自動反転や自動停止のための
回路手段に伝達しないようにするタイミング回路
を備え、上記テープ走行表示器でテープ走行表示
と一時停止表示を行なうように構成すると共に一
時停止操作直後にテープ終端検出回路の出力で自
動反転もしくは自動停止の動作が行なわれないよ
うに構成したテープレコーダの表示装置。