JPS6226822Y2 - - Google Patents

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JPS6226822Y2
JPS6226822Y2 JP1979142298U JP14229879U JPS6226822Y2 JP S6226822 Y2 JPS6226822 Y2 JP S6226822Y2 JP 1979142298 U JP1979142298 U JP 1979142298U JP 14229879 U JP14229879 U JP 14229879U JP S6226822 Y2 JPS6226822 Y2 JP S6226822Y2
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circuit
motor
cueing
cue
tape
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はテープレコーダに係り、特にその頭
出し再生を簡易に誤動作なくなし得るようにした
モータノイズ除去回路に関する。
近時、テープレコーダにおいてはテープに収録
された曲等の複数のデータのうち不所望部分を高
速でとばして所望部分の頭から定速再生をなし得
るようにしたいわゆる頭出し機能が備えられつつ
ある。
ところで、従来より実現されている頭出し装置
は所望頭出し部分の設定回路が複雑になると共
に、高速走行から定速走行に切換えるに際しプラ
ンジヤーを用いているために大形化し且つ大電力
を消費し、しかも全体として価格高につくので簡
易には実施し得ないという欠点を有していた。
このため、従来より簡易に頭出し再生をなし得
る頭出し装置が強く望まれていたが、単に構成の
簡易化を図り得ても操作が煩雑になりがちである
ために容易に実現し得ないでいた。
そこで、この考案は以上のような点に鑑みてな
されたもので、単に構成の簡易化のみならず操作
も簡便になし得、しかも誤動作なく確実に動作し
得るようにした極めて良好なるテープレコーダの
制御装置を提供することを目的としている。
すなわち、この考案によるテープレコーダのモ
ータノイズ除去回路は、テープの高速再生状態で
得られるデータ間部検出信号により所定期間だけ
オフ状態とされると共にその他の期間はオン状態
とされるモータ駆動回路と、このモータ駆動回路
を介して一端が基準電位点に接続されると共に他
端が電源回路に接続されたテープ駆動用モータ
と、このテープ駆動用モータの他端電源回路側と
前記基準電位点との間に接続された電解コンデン
サとを具備してなることを特徴としている。
先ず、第1図を参照して基本的構成を簡単に説
明すると、頭出し機能をなす場合には定速再生操
作系11および早送りまたは巻戻しの高速操作系
12が共に一時期に操作されて操作状態にロツク
されることを要する。そして、これら定速再生操
作系11および高速操作系12が共に操作された
場合にのみ連動して閉成状態とされる頭出し(リ
ーフ)スイツチS2により、ミユーテイング回路1
3および頭し回路14を駆動状態とする電源15
からの駆動電圧が供給される。
但し、この場合、電源(リーフ)スイツチS1
再生操作系11に連動されて(これは高速操作系
12が単独で操作される場合も同様)閉成状態に
なつているものとする。
また、電源(リーフ)スイツチS1の閉成によつ
てテープ駆動源となるモータ16にも電源15か
らの駆動電圧が供給され、該モータ16はモータ
駆動回路17を介して駆動されるようになる。こ
こで、モータ駆動回路17は頭出し回路14から
頭出し検出信号が供給されない限りモータ16を
駆動状態とし、且つ同頭出し検出信号が供給され
た場合にのみモータ16を停止状態とする如く機
能するものである。
これによつて、図示しないテープ駆動機構はこ
の場合テープを正または逆方向いずれかの高速走
行再生状態に設定するもので、磁気ヘツド18か
らは高速再生信号が導出される。
そして、この高速再生信号はプリアンプ19を
介して前述したように既に駆動状態となされてい
るミユーテイング回路13および頭出し回路14
に供給される。ここで、前者のミユーテイング回
路13は高速再生信号をパワーアンプ20に導出
しないように(場合によつては小量だけ導出する
ようにしてもよい)ミユーテイングするもので、
従つてこの場合原則としてスピーカ21から再生
信号が奏鳴されることはない。
また、後者の頭出し回路14はテープに収録さ
れている複数のデータにおける各データ間部を検
出するもので、例えば曲間ブランクの無信号部を
検出することにより頭出し検出信号を一定期間だ
け出力する如くなされている。
つまり、かかる高速再生状態において例えばテ
ープの曲間部が到来すると頭出し回路14から頭
出し検出信号が一定期間だけ出力されるようにな
るもので、これによつて先ず前述したようにモー
タ駆動回路17を介してモータ16が一定期間だ
け停止されることになり、テープ走行はこの一定
期間(例えば4〜5秒程度)だけ中断される。
また、頭出し回路14からの頭出し検出信号は
アラーム表示回路22およびアラーム発振回路2
3にも供給されるもので、前者のアラーム表示回
路22により例えばそれまで消灯状態(点灯状態
でも可)にあつた表示素子を点灯状態あるいは点
滅状態とする如くしてテープの曲間部が到来した
ことを表示する。また、後者のアラーム発振回路
23により例えば断続音信号を生成してパワーア
ンプ20に送りスピーカ21から奏鳴せしめる如
くテープの曲間部が到来したことを警報する。
そして、このような光による表示あるいは音に
よる響報を媒介してテープの曲間部(一般的には
データ間部以下同様)が到来したことを告示する
ものであるが、これは使用者として次の曲の頭出
し再生を所望するか否かの判断機会を与えるもの
で、若し所望しないのであればそのまま放置すれ
ばよく前記頭出し検出信号が消失する一定期間後
に、モータ駆動回路17が復帰してモータ16を
再駆動せしめ、テープをして再び高速再生状態と
する。
このようにして、テープの曲間部が到来する毎
にモータ16が停止されると共にその告示がなさ
れるので、その告示回数が頭出し再生を所望する
曲番目と一致した状態で頭出し操作系24を操作
してやれば、該頭出し操作系24は高速操作系1
2のみのロツクを解除して定速再生操作系11に
よる定速再生状態に転換せしめる如く機能するよ
うになり、以つて所望の部分の頭出し再生が可能
となるものである。この頭出し再生がなされてい
る状態では高速操作系12が操作状態から解除さ
れるので、ミユーテイング回路13は動作しない
状態となつて磁気ヘツド18からの定速再生信号
がプリアンプ19、パワーアンプ20を介してス
ピーカ21から奏鳴されると共に、頭出し回路1
4も動作しない状態となつて曲間部の到来を告示
することはない。
そして、このようなテープレコーダの頭出し装
置は回路的には単に頭出し回路とそれの告示用回
路だけでよく何んら複雑な設定回路を必要としな
いと共に、機構的にも操作状態で高速操作系を解
除する頭出し操作系だけでよくプランジヤーの如
き電気−機械変換機構を必要としないので、その
構成を非常に簡易に且つ小形にし得る利点があ
る。また、その操作も最初に定速再生操作系と高
速操作系とを共に一時期に操作状態にロツクすれ
ば、後はデータ間部到来の告示に基いて所望部で
頭出し操作系を操作するだけでよいから、非常に
簡便となる利点を有している。
次に、以上のような基本的構成に基いてなされ
る頭出し再生を誤動作することなくしかも確実に
なし得てその有用性をさらに発揮し得る如く工夫
された幾つかの点を具体的に説明する。
すなわち、第2図は第1図における頭出し回路
14以降の具体例を示すものであり、頭出し機能
を奏する場合、電源(リーフ)スイツチS1および
頭出し(リーフ)スイツチS2を介して該頭出し回
路14が駆動状態となされるのは前述した通りで
ある。
ここで、頭出し回路14はテープのデータ間部
検出回路として曲間無信号部を検出する場合を例
にとつて、入力端INに加えられる高速再生信号
を飽和点まで増幅して信号の有る場合はある所定
の高レベルに且つ信号の無い場合はある所定の低
レベルにクランプする機能を有した飽和増幅器1
41と、該飽和増幅器141の出力を検波する検
波回路142と、この検波回路142からの出力
レベルすなわちデータ間部検出信号の有無を弁別
するシユミツト回路143および該シユミツト回
路143の出力状態に応動して頭出し検出信号を
生成する頭出し検出信号生成回路144とで構成
されている。
そして、頭出し検出信号生成回路144は充放
電用コンデンサC1を通して無信号部検出時に図
示点のベース電位が降下することによつてオン
状態とされる第1および第2のトランジスタ
Q1,Q2とを有している。
このうち、第1のトランジスタQ1からの頭出
し検出信号はモータ駆動回路17を構成するトラ
ンジスタQ3,Q4をそれまでのオフ・オン状態か
らオン・オフ状態に反転せしめ、結果的にモータ
16を所定期間だけ停止するのに供せられる。
また、第2のトランジスタQ2からの頭出し検
出信号はアラーム表示回路22およびアラーム発
振回路23に駆動電圧を与えて、結果的に無信号
部検出時にそれの告示をなすのに供せられる。つ
まり、第2のトランジスタQ2がオン状態になる
と、アラーム発振回路23を構成する長および短
周期のアステーブルマルチバイブレータAM1
AM2の各トランジスタQ5〜Q6に駆動電圧が与え
られて、前者の出力で後者をスイツチングする如
くした第3図に示すような断続周期の発振出力が
出力端OUTから所定期間だけ導出されて第1図
のパワーアンプ20に供給されるようになり、ス
ピーカ21から無信号部検出時に例えばピー、ピ
ー、ピー…といつた断続音が発せられるものであ
る。
また、この場合アラーム表示回路22を構成す
べく長周期側のアステーブルマルチバイブレータ
AM2におけるトランジスタQ8のコレクタ回路に
介挿された発光ダイオードLED1も無信号部検出
時に断続的に所定期間だけ点灯状態つまり点滅状
態となる。
なお、第2図中の25は図示A点のベース電位
が降下するのに応じてオフ状態となる第3のトラ
ンジスタQ10により、それまでの駆動状態から停
止状態とされるアステーブルマルチバイブレータ
AM3を構成するトランジスタQ10,Q11およびト
ランジスタQ10のコレクタ回路に介挿された発光
ダイオードLED2とでなるテープラン表示回路で
ある。そして、このテープラン表示回路25は頭
出し時において、無信号部が検出されないテープ
の高速走行状態でオンとなる第3のトランジスタ
Q9から駆動電圧が供給されることにより、所定
の周期で発光ダイオードLED2を点滅せしめてテ
ープ走行中であることを表示し、且つ無信号部検
出時には前述したように停止状態となつて消灯状
態に保持されるものである。
つまり、かかるアラーム表示回路22とテープ
ラン表示22とを併用しておくことにより、無信
号部が検出された状態および検出されない状態の
判別が容易となるものであり、この場合発光ダイ
オードLED1,LED2(他の表示素子でもよい)の
表示色を違えておけばより一層便利なものとな
る。
また、アラーム表示回路22として長周期のア
ステーブルマルチバイブレータAM2に介挿する
発光ダイオードD1は、トランジスタQ8が電流不
足である場合には同バイブレータAM2における
コンデンサC2またはC3に並列的に介挿するよう
にしてもよいものである。
次に、以上における頭出し検出信号生成回路1
44について説明すると、シユミツト回路143
の出力端に接続されたコンデンサC1には電源
(リーフ)スイツチS1および頭出し(リーフ)ス
イツチS2の閉成(操作)と無関係に電源15から
抵抗R1,R2を介して所定の電圧Vccが充電供給さ
れているので、その一点Aからみて第4図aに示
す如く前記両スイツチS1,S2が閉成される時刻t1
前にVccなる電位まで充電されている。
そして、時刻t1にて両スイツチS1,S2が閉成さ
れた瞬間においてA点には図示しない安定化回路
を介して電源15から両スイツチS1,S2を経た所
定の電圧Vstが重畳されるようになるが、この時
点では末だ無信号部が到来していないので例えば
ハイレベルの信号が飽和増幅器141および検波
回路142を介して供給されるシユミツト回路1
2の出力側トランジスタQ13がオン状態となるこ
とにより、コンデンサC1の充電電圧Vcc+Vstが
元の充電電圧Vccまで放電されるようになる。
このような状態において、時刻t2に無信号部に
到来したとすると今度はそれに対応した例えばロ
ーレベルの出力信号が供給されるシユミツト回路
143の出力側トランジスタQ13がオフとなるの
で、A点の電位はVccなる電位からVstなる電位
まで降下した後に再度Vccなる電位まで充電され
るようになる。
而して、かかる状態においてトランジスタ
Q1,Q2はそのベース電位がVstなる電位に比して
約2VBEだけ低くなつている期間TONだけ動作す
ることが許容される。これによつて前述した如く
頭出し検出信号が生成されて期間TONだけモータ
駆動回路17を介してモータ16を停止状態にす
ると共に、アラーム表示回路22およびアラーム
発振回路23を駆動状態とするものである。そし
て、この期間TONはコンデンサC1と抵抗R1,R2
とによる充電時定数で定まり、前述の如く4〜5
秒程度の一定時間に設定される。
ところで、以上のような頭出し検出信号生成回
路144によれば、コンデンサC1に対して電源
(リーフ)スイツチS1および頭出し(リーフ)ス
イツチS2の閉成(操作)に関係なく電源15から
直接的に常時充電電流が供給されるようになされ
ているので、つまり換言すれば頭出し機能を奏す
るための設定操作に先立つてトランジスタQ1
Q2が不動作状態となるより高いベース電位を与
えているので、電源投入時の過渡状態に生じがち
な誤動作を未然に防止し得るという利点がある。
この場合、A点のベース電位をツエナーダイオ
ードZD1によつて安定化しておくことにより、電
池電源の減電圧時に新規のものと交換したときあ
るいはAC電源を用いている状態でリツプル分が
変動したときに生じがちな種々の誤動作を確実に
防止することができる。
また、トランジスタQ1,Q2のエミツタに対す
るバイアスはA点より低くしかも安定化回路(図
示せず)を介して供給するようにしておくことに
より、上述の誤動作防止をより確実になせるもの
であつて、当該バイアス回路に介挿されたダイオ
ードD1により動作時の立上り特性を早めること
もできるものである。
次に、以上のような頭出し検出信号生成回路1
44に付設される頭出しホールド回路26につい
て説明する。すなわち、頭出し検出信号生成回路
144は前述したような頭出し検出信号によつて
所定期間だけモータ駆動回路17を介してモータ
16を停止させると共にアラーム表示回路22お
よびアラーム発振回路23を駆動状態するもので
あつたが、前者のモータ停止動作に関連して生じ
る誤動作を防止するのが頭出しホールド回路26
の役目である。
つまり、この場合モータ16の接地側に介在し
たトランジスタQ4でもつてスイツチングするこ
とによりモータ16を停止させていることもあつ
て、該モータ16で駆動せしめているテープレコ
ーダ機構のフライホールの慣性力がどうしても長
く残存しがちであるために、モータ16を停止さ
せたとしても直ちにテープ走行が停止する訳では
なく多少の行き過ぎがある。これは頭出し回路1
4全体の検出時定数およびモータ16自体の巻線
インダクタンスに起因する遅れも関係してくる
が、いずれにしろテープ行き過ぎ量が多いのは好
ましくなく、次の曲の頭まで行つてしまうのでは
頭出しそのものが不能となつてしまう。
このため、検出時定数を短かくする必要がある
ものの単にそれだけでは頭出し時の高速再生が定
速再生時のテープ速度に比してテープの巻始め近
傍部と巻終り近傍部とでは15〜25倍の速度変化を
伴なつているために、特にかなりの高速となる巻
終り近傍部の短かい曲間部では頭出し検出動作が
過敏ぎみとなるがモータ停止まで至らない中途半
端な動作をする如くした誤動作が生じがちであ
る。
このことを第5図を参照して説明すると、同図
aのTBなる無信号部に対してその前縁部から同
図bに示す如くτなる検出時定数を有してシユミ
ツト回路143の出力信号がハイレベルからロー
レベルに転移して頭出し検出を開始する。しかる
に、モータ16はモータ自体およびフライホイー
ルの慣性等によつてそれよりMだけ進んでしまう
ことになるが、この間のτ+MがTBより長けれ
ば停止することなく次の動作に移つてしまう。な
お、フライホイールはワウ、フラツタ特性に密接
に関係しているために一定の慣性力以下にはし得
ないという事情がある。
この場合、モータ16の停止がなされなくとも
前述したように頭出し検出動作が過敏ぎみとなつ
ているので、アラーム表示回路22およびアラー
ム発振回路23のみが誤動作する如くした原因と
もなつていた。
そこで、無信号部が到来した状態でτなる検出
時定数を有して頭出し検出動作を開始したら、そ
れからMよりは短かいτ′なる一定時間経過後に
いかなる場合でも強制的にモータ16を停止させ
て頭出し検出動作が確実になされるように回路的
にホールド状態とするのが頭出しホールド回路2
6の内容である。すなわち、頭出しホールド回路
26は前述したようにして無信号部到来時にトラ
ンジスタQ1がオン状態となつて、抵抗R3とコン
デンサC4とで決定されるτ′なる一定時間後にト
ランジスタQ4をオン状態とし、シユミツト回路
144の出力端電位をコレクターエミツタ間電圧
CEレベルにホールドして無信号部が継続してい
るかのように擬制せしめるものである。
ここで、頭出しホールド回路26の動作にτ′
なる遅延時間をもたせているのは、若しこれがな
いときに例えば必ずモータ16を停止状態とする
保証ブランク時間TB以下の短かいブランクTB
があつた場合にTB′>τであれば直ちに前述のホ
ールド作用をなして誤動作するのを防止せんとす
るものである。つまり、TBI+Mτ+τ′な
る関係をもたせておくものである。
また、万一モータ16およびフライホイールの
慣性によるモータ16の進み時間(停止時間)M
がばらついてTBを超えるM′すなわち次の曲の頭
に入つてしまつた場合を想定しても、シユミツト
回路143への入力はローレベルからハイレベル
に反転されるが、シユミツト回路144の出力端
電位は前述したようにVCE(Oレベル)にホー
ルドされているので、このような場合においても
確実にモータ16の停止をなす如くした頭出し検
出動作が保証されるものである。
なお、モータ駆動回路17におけるスイツチン
グトランジスタQ4は第6図に示すようなIC(コ
レクタ電流)−VCE(コレクタエミツタ間電圧)
曲線の傾斜角αが極力大きなものを使用するよう
にした方が望ましい。何故なら、テープレコーダ
機構にモータまたはフライホイールから駆動源を
得る如くした自動停止機構ASOが付設されてい
る場合には、ASO作動時にそれだけ余分なトル
クを必要とするのでIcが急激に増大する如くした
変化に伴なつて、モータ16が停止してしまうよ
うな場合があるからである。
また、以上のような頭出しホールド回路25は
モータが停止すると同時にフライホイールに機械
的なブレーキがかかるようにした機構で代替せし
めることも可能である。
次にモータノイズ除去回路27について説明す
ると、これはモータ駆動中にモータから発生され
る種々のパルス性ノイズが他回路(特に、ラジオ
付きテープレコーダの中波回路)に悪影響を与え
るものを未然に防止せんとするために必要となる
ものであるが、特に前述したように頭出し検出動
作時にモータ駆動回路17を介してモータを所定
時間だけ停止する如くしたものとの関連において
頭出し機能を何んら損なうことなくしかもモータ
ノイズを効果的に除去し得る如く考慮されたもの
である。
すなわち、通常この種のモータノイズ除去回路
は使用するモータが機械的なガバナ付きの場合あ
るいは電気的なガバナ付きであつてもあまり高品
位のものでない場合に、図示破線で示すようにモ
ータ16の両端に電解コンデンサC0を並列状に
挿入することによりなされているが、単にこのよ
うな対策をなしたものでは頭出し検出動作時にモ
ータ16を停止する如くした頭出し機能が損なわ
れてしまう。
つまり、この場合モータ駆動回路17のトラン
ジスタQ4がオンからオフ状態なされ、モータ1
6の接地側電位が高電位になされるので電解コン
デンサC0に残存する電荷がモータ16を通して
放電されることになる。これによつて、第2図に
示すようにトランジスタQ4がカツトオフされて
からもモータ16の両端電位が該モータの動作可
能電圧レベルVHM以下になるまでの時間THMだけ
モータ16は余分に動作してしまうことになる。
このオーバラン状態中に次の曲の頭に入つてしま
うと前述した頭出しホールド回路26がない場合
には直ちにトランジスタQ4はオン状態に復帰し
てしまうので、モータ16は何んら停止すること
なく次の動作に移行してしまうからである。
そこで、かかる頭出し機能を備えたものにおけ
るモータノイズ除去回路27はモータ16の電源
側と接地間に挿入する電解コンデンサC5でもつ
て構成してやれば、以上のような不所望なことも
なく効果的にモータノイズを除去し得るものであ
る。なお、この場合モータ16の両端に挿入する
電解コンデンサC0の容量を問題とならない程度
に小さくして電解コンデンサC5と併用させるよ
うにしてもよい。
次に、以上における頭出し検出信号生成回路1
44に付設されるスキツプ回路28について説明
すると、これは頭出し検出動作時に一定時間(約
4〜5秒程度)モータ16を停止させると共にそ
の状態を告示するのを一定時間の経過まで待つこ
となく中途で高速再生状態に移行せしめる如くし
た機能を有しているものである。つまり、これは
頭出しを所望する曲がかなりの曲数後にあること
が予め分つているような場合に便利となるもの
で、その間の中途の曲間部毎に一定時間ずつ待つ
ことの煩しさを解消しようとするものである。
すなわち、このスキツプ回路28は可動接点が
電源16に接続されると共にLOCKおよびNON
−LOCK用の固定接点を有したスイツチS3および
抵抗R4とでなり、抵抗R4で定まる可及的に速や
かな時間(約0.2〜0.5秒程度)でもつてスイツチ
S3の選択的な操作時に強制的にコンデンサC1
Vccなる電位まで充電させることにより、第1お
よび第2のトランジスタQ1,Q2がオンからオフ
状態に急速に移行せしめる如くA点のベース電位
を与えているものである。
この場合、スイツチS3は例えば1〜3の数曲だ
けとばすときにLOCK接点を用い、4〜5の多曲
を続けてとばす場合にNON−LOCK接点を用い
る如く使い分けてやるものとする。
なお、抵抗R4はA点の電位を安定化するのに
挿入されているツエナーダイオードZDの破損防
止用として挿入されているものであるが、これに
より前述した如くスキツプ動作検出時定数が0.2
〜0.5秒程度得られるようにしておけば誤まつて
触れてしまつた場合に直ちに再操作をすれば、も
との頭出し検出動作に復帰可能である如くして誤
動作を未然に防止することができる。
第7図はスキツプ回路28の他の具体例を示す
もので、スキツプ用スイツチの操作子をエデータ
用スイツチの操作子と兼用することにより、操作
面に設ける操作子の数を増大する必要がないもの
である。そして、これはエデータ用スイツチが本
来録音時のみにしか操作することを必要としない
ものであると共に、その操作子が通常はいわゆる
はね返し形のノンロツク式のものであることによ
り、頭出し再生時のスキツプ用スイツチの操作子
と兼用しても相互に何んら矛循が生じないばかり
か、機能上好ましい形態で使い分けることが可能
となるものである。
すなわち、同図においてS4は前述した常開形の
頭出し(リーフ)スイツチS2に連動される常閉形
の(リーフ)スイツチであつて、その一端側が電
源15に接続されると共に、録音エデータ/頭出
しスキツプ兼用の操作子281によつて連動され
る一方のスイツチ接点S5および抵抗R4を介して
前記頭出し検出信号生成回路144におけるA点
に接続される。また、常閉形の(リーフ)スイツ
チS4の他端は録音エデータ/頭出しスキツプ兼用
の操作子281によつて連動される他方のスイツ
チ接点S6を介してエデータ回路29に接続され
る。
而して、以上の構成において頭出し機能をなす
状態に設定されない場合は(リーフ)スイツチS4
が閉成状態にあるので録音エデータ/頭出しスキ
ツプ兼用の操作子281を操作するとスイツチ接
点S6を介してエデータ回路29に駆動電圧が供給
され、録音時に例えばヘツドに供給する録音信号
をミユーテイングすることにより所定の無信号期
間を作り出す如くしたエデータ機能を奏すること
ができる。この場合、スイツチ接点S5が閉成され
ても頭出し回路14全体に駆動電圧が供給されて
いないので何んら問題とならない。
一方、頭出し機能をなす状態に設定されている
場合は、(リーフ)スイツチS4が開路状態にある
のでエデータ回路29を何んら駆動状態とするこ
となく、前述したような頭出し時のスキツプ作用
を営むことが可能となるものである。
なお、以上において録音エデータ/頭出しスキ
ツプ兼用の操作子281はLOCKおよびNON−
LOCKに接点をもつようにしてもよく、この場合
エデータをLOCK式でなせる如くした新しい機能
を有しているので、テープ消去が消去プラグ等を
用いる如くした煩しい操作を必要としないでなせ
るようになる利点もある。
また、上記頭出し(リーフ)スイツチS2に連動
させる常開形の(リーフ)スイツチS4に代えて、
電源供給用の録音再生切換スイツチを用いるよう
にしてもよく、この場合スイツチ接点S5,S6を一
つの接点で共用し得るように構成することも可能
である。
第8図は第1図における頭出し回路14以降の
他の具体例を示すものであるが、第2図の場合と
同様に構成される部分については同一符号を付し
てその説明を省略し、第2図の場合と異なる部分
についてのみ説明する。
すなわち、第2図の場合は無信号部が検出され
たときのみアラーム発振回路23を駆動するもの
であつたが、第8図の場合は無信号部が検出され
ない場合は例えばピー、ピー、ピー…なる音色で
且つ無信号部が検出された場合は例えばピツ、ピ
ツ、ピツ…なる音色でスピーカ21を奏鳴せしめ
る如くアラーム発振回路23が駆動されるもの
で、これにより音色を変えて頭出し状態を聴覚的
に判別し得るようにすることができる。
つまり、頭出し状態に設定された場合にはアラ
ーム発振回路23に常時駆動電圧が供給されてお
り、このうち長周期側のマルチバイブレータ
AM2′が頭出し検出信号生成回路144からの頭
出し検出信号の有無に応じてオンオフされるトラ
ンジスタQ2′(第2図の第2のトランジスタQ2
相当)およびQ2″により抵抗R0を接続状態または
非接続状態としてその周期をア部およびイ部の如
く変化せしめる。そして、この出力でもつて短周
期のマルチバイブレータAM1′をスイツチングす
ることにより、出力端OUTから第9図に示すよ
うな発振出力を第1図のパワーアンプ20を介し
てスピーカ21に送出する。これによつて、前述
した如く無信号部が検出されない場合は比較的周
期のピー、ピー…なる告示音を出して頭出し検出
動作中であることを報知し且つ無信号部が検出さ
れた場合は比較的短周期のピツ、ピツ…なる告示
音を所定期間だけ出して頭部が検出されたことを
報知することができるようになる。
この場合、発光ダイオードLED1′でなるアラー
ム表示回路22は無信号部が検出された場合に所
定期間だけ点灯してその状態を表示している。
なお、かかる第8図の場合においても第2図の
場合に付設された種々の回路を付設してもよいこ
とは言う迄もない。
次に第8図の場合に付設された頭出しアラーム
誤動作防止回路30について説明すると、これは
頭出し検出信号生成回路144のコンデンサC1
に対して電源15から直接的に常時充電電流を供
給しているものにおいて、頭出し回路14系の電
源ラインにデカツプリング用のコンデンサC6
挿入している場合に、頭出し動作を解除した状態
で生じる誤動作を防止するためのものである。す
なわち、頭出し動作中は上記コンデンサC6は抵
抗R6を通して充電されているが、頭出し(リー
フ)スイツチS2が開路された場合に、該充電電荷
は頭出しアラーム誤動作防止回路30のダイオー
ドD2が無い状態ではその一部がアラーム発振回
路23の電源ラインに放電されぬようになるた
め、頭出し動作を解除したにもかかわらず僅かな
時間だけスピーカ21から告示音が洩れてしまう
のを、ダイオードD2によりかかる放電路をカツ
ト状態として何んら不所望な音が洩れないように
したものである。
なお、この問題は頭出し(リーフ)スイツチの
両端にいわゆるトランジスタのサイリスタや構成
を挿入することによつても防止可能であるが、こ
れではラジオ付きテープレコーダの場合のラジオ
ポジシヨンにおける電源投入時に生じる同種の問
題を解決し得ない。
つまり、いずれのポジシヨンの電源投入時にお
いても、上述のコンデンサC6に対して電源15
→抵抗R1→コンデンサC1→シユミツト回路14
3のトランジスタQ13(オフ状態)におけるコレ
クタ抵抗R6を経たルートで充電されるようにな
るが、ラジオポジシヨンでは当然ながら頭出し
(リーフ)スイツチS2が閉成されないので、トラ
ンジスタのサイリスタ構成に駆動電圧が供給され
ないから、アラーム発振回路23の電源ラインに
コンデンサC6の充電電荷が放電されるのと防止
し得ないものであつた。
これに対し、上述の頭出しアラーム誤動作防止
回路30によれば一つのダイオードD2の挿入の
みで、いずれの場合にもコンデンサC6の充電電
荷がアラーム発振回路23の電源ラインに放電さ
れるのを防止し得るので、かかる原因によつてい
た不所望な告示音の洩れという誤動作を確実に除
去し得るものである。
なお、頭出しアラーム誤動作防止回路30のダ
イオードD2としては洩れ電流の点でゲルマニウ
ムダイオードは好ましくなく、シリコンダイオー
ドを用いるべきである。
第10図は以上の如きテープレコーダをラジオ
付カセツトテープレコーダに適用した場合の実装
例を示す外観斜視図であつて、図中40がキヤビ
ネツト、41がカセツト装填部、42,43が左
右一対のスピーカ、44,45が左右一対の内蔵
マイクロホン、46がレベルメータ部、47がダ
イヤル表示部、48が音量等の調節部、49がテ
ープレコーダ操作部、50が同じく頭出し操作
部、51が録音用エデータと頭出し用スキツプと
に共用される操作部、52がテープカウンタ、5
3がダイヤル操作部、54がフアンクシヨン操作
部等、55がアンテナ、56が携帯用ハンドルで
ある。
なお、この考案は上記し且つ図示したもののみ
に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱し
ない範囲が種々の変形や適用が可能であることは
言う迄もない。
従つて、以上詳述したようにこの考案によれ
ば、テープの高速再生状態で得られるデータ間部
検出信号により所定期間だけオフ状態とされると
共にその他の期間はオフ状態とされるモータ駆動
回路と、このモータ駆動回路を介して一端が基準
電位点に接続されると共に他端が電源回路に接続
されたテープ駆動用モータと、このテープ駆動用
モータの他端電源回路側と前記基準電位点との間
に接続された電解コンデンサを具備してなること
を特徴とし、以つて単に構成の簡易化のみならず
操作も簡便になし得、しかも誤動作なく確実に動
作し得るようにした極めて良好なるテープレコー
ダのモータノイズ除去回路を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るテープレコーダモータ
ノイズ除去回路が適用される基本的な構成の説明
図、第2図は第1図の要部の具体例を示す回路結
線図、第3図は第2図のアラーム発振回路の出力
波形図、第4図は第2図のA点の動作波形図、第
5図は第2図のホールド回路の作用を説明図、第
6図は第2図のモータ駆動回路に用いるトランジ
スタのIC−ICE特性を説明する曲線図、第7図
は第2図のスキツプ回路の他の例を示す構成説明
図、第8図は第1図の要部の他の具体例を示す回
路結線図、第9図は第8図のアラーム発振回路の
出力波形図、第10図は第1図をラジオ付きカセ
ツトテープレコーダに適用した場合の実装例を示
す外観斜視図である。 11……定速再生操作系、12……高速操作
系、S1……電源(リーフ)スイツチ、S2……頭出
し(リーフ)スイツチ、13………ミユーテイン
グ回路、14……頭出し回路、15……電源、1
6……モータ、17……モータ駆動回路、18…
…磁気ヘツド、19……プリアンプ、20……パ
ワーアンプ、21……スピーカ、22……アラー
ム表示回路、23……アラーム発振回路、24…
…頭出し操作系、25……テープラン表示回路、
26……頭出しホールド回路、27……モータノ
イズ除去回路、28……スキツプ回路、29……
エデータ回路、30……頭出しアラーム誤動作防
止回路、141……飽和増幅器、142……検波
回路、143……シユミツト回路、144……頭
出し検出信号生成回路、AM1,AM2……マルチ
バイブレータ、LED1〜LED3……発光ダイオー
ド、Q1〜Q13……トランジスタ、ZD……ツエナー
ダイオード、D1,D2……ダイオード、R0〜R6
…抵抗、C0〜C6……コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テープの高速再生状態で得られるデータ間部検
    出信号により所定期間だけオフ状態とされると共
    にその他の期間はオン状態とされるモータ駆動回
    路と、このモータ駆動回路を介して一端が基準電
    位点に接続されると共に他端が電源回路に接続さ
    れたテープ駆動用モータと、このテープ駆動用モ
    ータの他端電源回路側と前記基準電位点との間に
    接続された電解コンデンサとを具備してなること
    を特徴とするモータノイズ除去回路。
JP1979142298U 1979-10-15 1979-10-15 Expired JPS6226822Y2 (ja)

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