JPS5827380Y2 - 情報記録／再生装置のタイマ動作モ−ド制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は情報記録／再生装置の動作制御装置に関し、よ
り詳細には記録（再生）モードの実行をタイマ制御する
装置に関する。

従来のこのような制御は、例えば電磁プランジャを使用
しメカニカル的に記録（再生）モードを保持しタイマか
らの信号で電磁プランジャを作動して記録モードの実行
を行なわせるもの、あるいは記憶素子をタイマ記録スイ
ッチと共に使用する電気的なもの等があるが、これら従
来のものは構成が複雑であるか、又は動作の信頼性に欠
けるようなものであった。

本考案によれば、タイマ記録（再生）モードスイッチと
電源スィッチは次のように関連づけられるように構成さ
れる。

（ａ） 電源スィッチがオンにされると、タイマモー
ド・スイッチに附勢信号が印加され、タイマモード・ス
イッチが記録実行／位置に選択されると、上記附勢信号
は記録信号及びプレイ信号として該タイマモード・スイ
ッチから出力される。

タイマモード・スイッチが再生位置に選択されると上記
附勢信号はプレイ信号として出力され、更に通常位置に
なれば、附勢信号は停止信号として出力される。

タイマ記録モードの設定時以外の時には、自動巻戻し信
号が与えられることができる。

（ｂ） 電源スィッチがオンにされると、その前に設
定されていたタイマモード・スイッチの記録状態は解除
される。

あるいは、タイマモード・スイッチが記録モードに設定
されていた時には電源スィッチがオンにならないように
構成されてもよい。

この構成をもってすれば、従来のタイマ記録装置に於い
ては不可能であったＦＷＤ（前方公称速度テープ送り）
、ＦＦ（前方テープ早送り）、ＲＥＷ（逆方向テープ早
送り）の際に、タイマ記録モード・スイッチを記録位置
に設定しても記録の実行は行なえないのに対し、電源が
オンになっていれば常時附勢信号がタイマモード・スイ
ッチに与えられているところから、タイマモード・スイ
ッチのみの操作でこれを可能とする。

一旦記録モードがタイマによって実行されれば、ビデオ
（オーディオ）記録装置本体の操作を優先することがで
きる。

タイマモード・スイッチが記録位置に設定されてあれば
、例えばサーチ制御系からの自動ＲＥＷとＥＪＥＣＴ指
令信号等はブロックされる。

更に、本考案の構成をもってすれば、意図に反してタイ
マ記録が実行されることを防止すべく、電源スィッチの
オンとタイマモード・スイッチの記録位置の設定が相関
せしめられている。

第１図は本考案−実施例のタイマモード・スイッチ１０
の一部及びこのスイッチ１０のための附勢信号発生装置
１２を示す。

端子１４にはタイマ又は電源オンに応じて発生される信
号（図では電源オンに応じて立上るパルス１４′が示さ
れている。

）が与えられる。

この信号は第１のトランジスタ１６のベースＯＣＲ時定
数回路を介してトランジスタ１６をオンにする。

このトランジスタ１６がオンになれば、トランジスタ１
８及び２０はオン状態にバイアスされる。

このような状態はタイマモード・スイッチ１０の第１及
び第２のスイッチ回路にスイッチ附勢信号を与える。

スイッチ１０の各回路１０ａ、１０ｂ、１０ｃは３つの
接点を有している。

スイッチ回路１０ｃは端子２２でサチ制御系にて発生さ
れる自動ＲＥＷ（巻戻し）信号及びＥＪＥＣＴ信号を受
ける。

スイッチ１０は位置１，２，３を有している。

位置１に於いて、スイッチ回路１０ａの端子２４には記
録（ＲＦＣ）信号が発生され、スイッチ回路１０ｂの端
子２８からはプレイ（ＰＬＡＹ）信号が発生される。

従って、この位置１は記録モード位置である。

位置２では、スイッチ回路１０ａの端子２６には停止（
ＳＴＯＰ）信号が発生される。

この位置２は停止モード位置である。位置３に於いては
、スイッチ回路１０ｂの端子２８からはプレイ信号が発
生されるので、この位置は再生位置である。

位置２及び３に於いては、スイッチ回路１０ｃの端子３
０から自動巻戻しくＲＥＷ）信号が発生される。

第２図はブロック回路３２で第１図のタイマモード・ス
イッチ１０及び附勢信号発生装置を示している。

電源スィッチがオンになると、タイマモード・スイッチ
１０は位置２になるように、あるいはタイマモード・ス
イッチ１０が記録位置（位置１）になっている時には電
源スィッチがオンにならない（スイッチ附勢は与えられ
ない）ようにタイマモード・スイッチ１０と電源スィッ
チとが関連せしめられる。

これは電気的又は機械的な簡単な構成によって容易にな
しうろことができる。

エジェクト（ＥＪＥＣＴ）、巻戻しくＲＥＷ）、停止（
ＳＴＯＰ）、プレイ（ＰＬＡＹ）、早送り（ＦＦ）、記
録（ＲＦＣ）の各制御信号の発生釦３４．３６．３Ｂ、
４０，４２．４４が設けられている。

３４〜４２の各釦からの指令信号はモード・メモリ及び
表示回路４６に与えられる。

ＲＥＣ釦４４からの信号は誤記録防止回路４８、記録モ
ード・メモリ及び表示回路５０を介して端子５２に記録
／再生切換信号として与えられる。

ブロック回路３２からの記録信号は端子２４を介してＲ
ＥＣ釦４４の出力位置に与えられ、プレイ信号は端子２
８を介してＰＬＡＹ釦４０の出力位置に与えられ、停止
信号は端子２６を介して５ＴＯＰ釦３Ｂの出力位置に与
えられる。

タイマモード・スイッチ１０には今一つのスイッチ回路
１０ｄが設けられている。

これは記録位置１（再生位置３であってもよい）の時に
、端子５３のゲート禁止信号をＥＪＥＣＴゲート５４、
ＲＥＷゲート５６、ＦＦゲート６０に供給して、ＰＬＡ
Ｙゲート５８からのＰＬＡＹ指令信号がトランスポート
に出るようにする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の要部の回路図、第２図は第１図の回路
を含んだ本考案実施例の回路図である。 図で、１０はスイッチ回路１０ａ、１０ｂ。 １０ｃ、１０ｄよりなるタイマモード・スイッチ、１２
はスイッチ附勢信号発生回路を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 情報記録／再生装置のタイマ装置であって、電源スィッ
   チの投入により上記情報記録／再生装置を前方公称速度
   テープ送りモードに設定する附勢信号の発生する手段１
   ２と、上記附勢信号をタイマ動作選択時に上記情報記録
   ／再生装置の走行制御回路４６に供給する切換え手段１
   ０と、上記走行制御回路の出力のゲート手段５４．５６
   とよりなり、上記切換え手段がタイマ動作選択状態にあ
   るとき、上記ゲート手段が、前方公称速度テープ送りモ
   ードを通すことを可能とするように構成したことを特徴
   とする情報記録／再生装置のタイマ動作モード制御装置
   。