JPS5935916Y2 - ラジオ付テ−プレコ−ダ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダー特にラジオ及び自動停止装置
を有し、該自動停止装置の動作により前記ラジオへの電
源供給を断つスリーブタイマー機能を備えたテープレコ
ーダーの改良に関する。

斯かるテープレコーダーはマイクロホンやラジオからの
情報を磁気テープに録音し、その情報を再生することは
勿論のことラジオの音のみを聴取することも出来る機能
を有している。

また自動停止装置の動作によりラジオ等への電源供給を
断つため斯かるスリーブタイマーのタイマー制御時間は
磁気テープの長さにより決定される。

それ故斯かるテープレコーダーでは磁気テープの長さに
よって決定されるタイマ一時間より長いタイマ一時間が
必要な場合には別個にタイマー装置を設ける必要があり
使用者にとって非常に不便なものであった。

本考案は斯かる点に鑑みてなされたものであり、以下図
面を参照して詳細ｌこ説明する。

図示した回路は本考案の一実施例であり、同図において
１はチューナ一部２、磁気ヘッド等のテープレコーダー
回路部３及び増幅器４より構成された電子回路部、５は
磁気テープを駆動する電動機６は該電動機５の速度を制
御する速度制御装置、１はテープレコーダーが動作状態
にある時閉成されるスイッチであり自動停止装置（図示
せず）によってテープレコーダーが停止状態に復帰せし
められた時開放される。

８及び９は録音操作時再生側より録音側に切換えられる
録音再生切換スイッチであり図示した位置は再生側であ
る。

１０ｉ１？及び１２はラジオ動作とテープ動作とを切換
える動作選択スイッチであり図示した状態はテープ動作
状態である。

１３及び１４はスリーブタイマー機能の動作不動作を選
択制御するスリーブタイマースイッチであり、不動作時
打動接点１３ａ、１４ａと接続される不動作用接点１３
ｂ。

１４ｂ定速度用接点１３ｃ、１４ｃ及び速度可変用接点
１３ｄ、１４ｄを備え、各接点は夫々図示した如く接続
されている。

また１５は前記速度制御装置６の制御速度を可変する可
変抵抗器であり図示した如く即ち録音再生切換スイッチ
９が再生側にあって動作選択スイッチ１２がラジオ動作
側にあり且つスリーブタイマースイッチ１４が速度可変
動作位置にある時にのみ作用するように接続されている
。

尚前記可変抵抗器１５による制御速度の可変は速度制御
装置６を構成するトランジスター等のバイアス等を切換
えることによって容易に構成することが出来る。

以上の如く本考案は構成されており次にテープレコーダ
ーとしての動作、ラジオとしての動作そしてスリーブタ
イマー動作について説明する。

１、テープレコーダーとしての動作 使用者が早送り又は巻戻し操作を行なうと各駆動機構が
各動作状態に切換えられると共にスイッチ７が閉成され
ることによって電動機５に電源が供給されてテープレコ
ーダーの早送り又は巻戻し動作が構成される。

再生操作を行なうと磁気テープが規定の定速度にて駆動
されると共にテープレコーダー回路部３を構成する再生
ヘッドζこより磁気テープに記録されている信号が導出
される。

この再生信号は動作選択スイッチ１０を通った後増幅器
４にて増幅されスピーカー（図示せず）より放声される
。

次に録音操作を行なうと磁気テープが規定の定速度にて
駆動されると共に再生側にあった録音再生切換スイッチ
８，９が録音側に切換えられ、テープレコーダー回路部
３が録音状態になる。

その結果数テープレコーダー回路部３を構成するマイク
ロフォンより得られる信号は動作選択スイッチ１〇−増
幅器４−録音再生切換スイッチ８を通って録音ヘッドに
印加され磁気テープに録音される。

またラジオからの情報信号を録音する場合には動作選択
スイッチ１０，１１゜１２をラジオ動作側に切換えるこ
とによって行なわれる。

即ちこの場合チューナ一部２からの信号は動作選択スイ
ッチ１〇−増幅器４−録音再生切換スイッチ８を通して
録音ヘッドに印加され磁気テープに録音される。

この録音動作時録音信号をスピーカーより聴取すること
も出来るように構成されている。

２、 ラジオとしての動作 このラジオとしての動作時には動作選択スイッチ１０，
１１．１２はラジオ動作側にあり、且つスリーブタイマ
ースイッチ１３．１４は不動作位置ｌこある。

従ってこの場合には電子回路部１への電源供給はスリー
ブタイマースイッチ１３及び動作選択スイッチ１１を通
して行なわれ、チューナ一部２からの信号は動作選択ス
イッチ１０を通った後増幅器４Ｉこて増幅されスピーカ
ーより放声される。

３、スリーブタイマーとしての動作 まずスリーブタイマースイッチ１３．１４を図示した定
速度位置ζこせしめた場合について説明する。

この場合可変抵抗器１５は作用しないため電動機５は前
述したテープレコーダーの動作に必要な定速度にて回転
すると共に電子回路部１への電源供給はテープレコーダ
ーの動作時閉酸されるスイッチ７を通して行なわれる。

従って磁気テープが終端に達して自動停止装置が作動し
テープレコーダーが停止状態に復帰すると電子回路部１
及び電動機５への電源供給が断たれ全ての機能が不動作
状態になる。

次ζこスリーブタイマースイッチ１３．１４を速度可変
位置に切換えた場合について説明する。

この場合においてもテープの再生時及び録音動作時には
夫々動作選択スイッチ１２及び録音再生切換スイッチ９
が開放状態にあるため可変抵抗器１５は作用しない。

従ってテープレコーダーの動作に必要な回転速度で電動
機５は回転しテープレコーダーの動作には伺等影響を与
えることはない。

斯かる速度可変位置にスリーブタイマースイッチ１３．
１４があって動作選択スイッチ１０゜ｌＬ１２をラジオ
動作位置側に切換えた後再生操作を行なうとスイッチ７
−スリーブタイマースイッチ１３−動作選択スイッチ１
１を通して電子回路部１へ電源が供給されチューナ一部
２より得られる信号は増幅器４（こよって増幅された後
スピーカーより放声され使用者はラジオ放送の内容を聴
取することが出来る。

またこの状態においては可変抵抗器１５が作用する状態
にあるため使用者は該可変抵抗器１５を操作して電動機
５の回転速度を可変することが出来る。

従って使用者は磁気テープの走行速度を任意ｌこ可変す
ることによりタイマ一時間を自由ｌこ設定することが出
来る。

以上に説明したように本考案に依ればタイマ一時間を自
由に可変設定することが出来るだけでなくその構成が極
めて簡潔であるため一般に普及しているラジオ付テープ
レコーダーに実施した場合に極めて大きな効果を奏する
ものである。

【図面の簡単な説明】

図示した回路は本考案のラジオ付テープレコーダーの一
実施例である。 主な図番の説明、１・・・・・・電子回路部、５・・・
・・・電動機、６・・・・・・速度制御装置、８，９・
・・・・・録音再生切換スイッチ、１０，１１，１２・
・・・・・動作選択スイッチ、１３，１４・・・・・・
スリーブタイマースイッチ、１５・・・・・・可変抵抗
器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ラジオ及び自動停止装置を有し、該自動停止装置の動作
   時前記ラジオへの電源供給を断つスリ−ブタイマー機能
   を備えたテープレコーダーにおいて、磁気テープを駆動
   する電動機と、該電動機の回転速度を制御する速度制御
   装置と、該速度制御装置の制御速度を可変する可変手段
   と、録音操作時再生側より録音側へ切換えられる録音再
   生切換スイッチと、ラジオ動作とテープ動作とを切換え
   る動作選択スイッチと、前記スリーブタイマー機能の動
   作不動作を選択制御すると共ｌこ不動作、定速度及び速
   度可変の動作位置の少なくとも３つの動作位置を有する
   スリーブタイマースイッチとより構成され、前記動作選
   択スイッチがラジオ動作位置（こあって前記録音再生切
   換スイッチが再生側にあり且つ前記文リープタイマース
   イッチが速度可変位置にある時にのみ前記可変手段が動
   作しテープの走行速度を可変するよう（こしたことを特
   徴とするラジオ付テープレコーダー。