JPS6216859B2 - - Google Patents

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JPS6216859B2
JPS6216859B2 JP54113812A JP11381279A JPS6216859B2 JP S6216859 B2 JPS6216859 B2 JP S6216859B2 JP 54113812 A JP54113812 A JP 54113812A JP 11381279 A JP11381279 A JP 11381279A JP S6216859 B2 JPS6216859 B2 JP S6216859B2
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JP
Japan
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valve
pressure
outlet
inlet
pressure chamber
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Application number
JP54113812A
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English (en)
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JPS5639953A (en
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Yoshiharu Adachi
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP11381279A priority Critical patent/JPS5639953A/ja
Priority to US06/183,641 priority patent/US4373424A/en
Publication of JPS5639953A publication Critical patent/JPS5639953A/ja
Publication of JPS6216859B2 publication Critical patent/JPS6216859B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/12Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
    • B60T13/14Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using accumulators or reservoirs fed by pumps
    • B60T13/148Arrangements for pressure supply
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/12Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
    • B60T13/14Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using accumulators or reservoirs fed by pumps
    • B60T13/142Systems with master cylinder
    • B60T13/143Master cylinder mechanically coupled with booster
    • B60T13/144Pilot valve provided inside booster piston

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Servomotors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油圧ポンプを他の油圧機器と共有する
油圧式倍力装置に関し、更に詳しくは運転者の操
作に応じて敏速に作動すると共にその作動中に運
転者がポンプ脈動を感じないようにした油圧式倍
力装置に関するものである。
上記の如き油圧式倍力装置は特開昭51−91473
号に開示されている。この従来装置においては、
油圧ポンプの吐出油を分流弁により2つに分流し
てその一方が油圧式倍力装置の圧力室と運転者操
作の常開の弁を経てリザーバに、またその他方が
パワーステアリング装置等の油圧機器を経てリザ
ーバにそれぞれ還流する如く構成されている。そ
して、前記常開の弁を構成する入力ピストンに連
動して倍力作動時に前記分流弁から前記圧力室へ
の流れを絞り前記分流弁を前記油圧ポンプの吐出
油圧力が前記圧力室圧力よりも相当に高まる如く
作動させる切換弁が設置され、前記常開の弁が完
全に閉じた後開いて油圧ポンプの吐出圧油を前記
圧力室に導入する常閉の弁が設置されている。
本発明は前記分流弁の弁スプールに1つのラン
ドを付加し、前記切換弁を用いなくても倍力作動
時に油圧ポンプの吐出油圧力を圧力室内における
倍力作動圧力よりも相当に高くできるようにし
て、倍力作動時の応答性の向上及び構成の簡素化
を達成した油圧倍力装置を提供することをその目
的とする。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図において、リザーバ付油圧ポンプ1は
車両エンジン等により駆動されるもので、この油
圧ポンプ1の吐出油は管2によりブレーキ用の油
圧式倍力装置3の分流弁4の弁ボデイ5の流入口
6に供給される。
分流弁4の弁ボデイ5には第1流出口7、第2
流出口8及び第3流出口9が設けてあり、弁ボデ
イ5内には流入口6から第1流出口7と第2流出
口8の各々へ流れる流量を制御する弁スプール1
0が摺動自在に嵌合されている。この弁スプール
10は2個の大径ランド11,12と1個の小径
ランド13とを有しており、その一方の大径ラン
ド11は弁ボデイ5内に左方圧力室14を形成
し、他方の大径ランド12は弁ボデイ5内に右方
圧力室15を形成すると共にその左方肩部12a
により環状溝16から第2流出口8への流路面積
を、またその右方肩部12bにより右方圧力室1
5から第1流出口7への流路面積をそれぞれ制御
する。右方圧力室15は弁スプール10の内部に
形成されたオリフイス17を通して環状溝16か
ら油の供給を受けるようになつており、このオリ
フイス17の上流側圧力は弁スプール10の内部
に形成された減衰オリフイス18を通して左方圧
力室14に導かれ、弁スプール10は左方圧力室
14内の圧力と右方圧力室15内の圧力との差す
なわちオリフイス17の上流側圧力と下流側圧力
との差に応じた押圧力で右方向へ押圧される。右
方圧力室15内に配置されたスプリング19は弁
スプール10を左方向へ押圧し、油圧ポンプ1の
停止時においては弁スプール10を最も左方向へ
変位した第1図の休止位置し保持する。弁スプー
ル10の小径ランド13は流入口6と第3流出口
9とを自由に連通する環状溝20から環状溝16
への流れを油圧倍力装置3の倍力作動前に絞つて
油圧ポンプ1の吐出油圧力を上昇させるためのも
ので、油圧倍力装置3の非作動時に環状溝20か
ら環状溝16への流れが小径ランド13により絞
られるのを回避させるための環状溝21が弁ボデ
イ5に形成されている。
以上の如き構成の分流弁4について、弁ボデイ
5の第3流出口9、環状溝21と弁スプール10
の小径ランド13を取り除いた残りの構成は、流
入口6に流入した油のうちの一定流量が第1流出
口7から流出して残りの油が第2流出口8から流
出する定量制御型分流弁の構成として従来周知で
ある。
分流弁4の第2流出口8から流出した油は管2
2、パワーステアリング装置23と管24を順次
経て油圧ポンプ1のリザーバに環流する。
油圧式倍力装置3のシリンダ本体25は分流弁
4の第1流出口7に連通した第1入口26と分流
弁4の第2流出口8に連通した第2入口27と出
口28とを有し、その出口28は管29により油
圧ポンプ1のリザーバに連通されている。シリン
ダ本体25の右方開口部内に嵌合固定されたガイ
ド部材30はプツシユロツド31を介してブレー
キペダルと連動する入力ピストン32を摺動自在
に支承し、シリンダ本体25の左方開口部内に嵌
合固定されたガイド部材33はブレーキマスタシ
リンダを操作する出力ロツド34を摺動自在に支
承する。シリンダ本体25内に摺動自在に嵌合さ
れたパワーピストン35はシリンダ本体25内を
右方の圧力室36と左方のドレーン室37とに分
割する。その圧力室36には第1入口26の油が
逆止弁38とパワーピストン35の外周の環状溝
39とパワーピストン35に形成された孔40を
順次経て流入するようになつている。パワーピス
トン35の内部に嵌合され固定されたガイド部材
41は環状部材42と可動弁体43とを摺動自在
に支承する。環状部材42は入力ピストン32の
左端小径部44の外周に摺動自在に嵌合している
ものでスプリング45により右方向へ付勢されて
いる。入力ピストン32はその外周のフランジ4
6とパワーピストン35のフランジ47との係合
によりパワーピストン35に対して一定量以上の
右方向移動ができないようになつており、ブレー
キペダルの解放状態では環状部材42の右端面が
入力ピストン32に当接してピストン45の力を
入力ピストン32に伝達するようになつている。
入力ピストン32の左端と可動弁体43は常開の
弁48を構成し、圧力室36内の油は入力ピスト
ン32に形成された通路49、常開の弁48、ガ
イド部材41の内側の通路50、ガイド部材41
に設けられた孔51、ナツト52に設けられた孔
53を順次経てドレーン室37に流れるようにな
つている。ナツト52はパワーピストン35に螺
合されているもので、ガイド部材41、出力ロツ
ド34の右端及び常開の弁54の弁座55をパワ
ーピストン35に固定している。常閉の弁54は
出力ロツド34内に形成された通路56の右端部
内に組み込まれており、常開の弁48を構成する
可動弁体43は常閉の弁54を入力ピストン32
の通路49に連絡する通路57を有すると共に該
可動弁体43が入力ピストン32によりスプリン
グ58に抗して押動された時(常開の弁48は完
全に閉じている)常閉の弁54を押し開くプツシ
ユロツド59を有している。出力ロツド34内の
通路56はガイド部材33の内周に形成された環
状溝60、ガイド部材33の内部に形成された通
路61を介してガイド部材33の外周の環状溝6
2に連通している。この環状溝62は逆止弁63
を介して第2入口27に接続され、第2入口27
の圧力が環状溝62の圧力よりも高い場合は第2
入口27から環状溝62へ圧油が流れるようにな
つている。環状溝62は更にアキユムレータ64
の圧油貯蔵室65にオリフイス66を介して連通
している。アキユムレータ64はシリンダ本体2
5の一部分67に結合される本体68、この本体
68内に加圧ガス封入室69と圧油貯蔵室65と
に分割するピストン70とを主な構成部材として
いる。
シリンダ本体25の上部には右端で第1入口2
6に連通しかつ左端で環状溝62に連通し更に中
央部でドレーン室37に連通した空洞71が設け
られている。この空洞71の右端部内には圧力室
36の圧力が所定値以上に上昇するのを防止する
リリーフ弁72が組み込まれ、また空洞71の左
端部内にはアキユムレータ64の圧油貯蔵室65
の圧力が異常な高圧になるのを防止するリリーフ
弁73が組み込まれている。リリーフ弁72の球
状の弁体75を弁座74に着座させるスプリング
76はリリーフ弁73の球状の弁体78を弁座7
7に着座させるためにも用いられている。このよ
うな構成は部品点数の減少し両リリーフ弁72,
73の配置空間の減少を狙いとしており、両リリ
ーフ弁72,73の開弁圧力の差は弁座74,7
7のシート有効径を異らせることにより設定され
る。例えば、リリーフ弁72の開弁圧力が60Kg/
cm2でリリーフ弁73の開弁圧力が120Kg/cm2である
場合、弁座74のシート有効径を弁座77のシー
ト有効径の√2倍に設定すれば良い。
以上の如き構成における作用を次に説明する。
ブレーキペダルとステアリングハンドルが共に
操作されていない場合、油圧式倍力装置3の分流
弁4の第1流出口7はシリンダ本体25の第1入
口26―逆止弁38―環状溝39―孔40―圧力
室36―通路49―常開の弁48―通路50―孔
51―孔53―ドレーン室37―出口28―管2
9を介して油圧ポンプ1のリザーバに自由に連通
し、分流弁4の第2流出口8も管22―パワース
テアリング装置23―管24を介して油圧ポンプ
1のリザーバに自由に連通している。このような
状態下で油圧ポンプ1の作動が開始されると、油
圧ポンプ1から分流弁4の流入口6へ油が供給さ
れ、その油は環状溝20―小径ランド13の外周
隙間―環状溝16―オリフイス17―右方圧力室
15を経て第1流出口7へ流れる。その時、オリ
フイス17の絞り効果により左方圧力室14の圧
力が上昇を始め、弁スプール10はスプリング1
9に抗して第2図の位置へ摺動する。この第2図
の位置では環状溝16が第2流出口8に連通し、
環状溝16から第2流出口8へ油が流れる。そし
て、第2図の状態では環状溝16から第2流出口
8への流れと右方圧力室15から第1流出口7へ
の流れは共にわずかに絞られた状態にあり、弁ス
プール10は油圧ポンプ1の吐出流量変化による
左右両圧力室14,15の圧力変動に応じて摺動
して環状溝16から第2流出口8への流れに対す
る絞りと圧力室15から第1流出口7への流れに
対する絞りを反対に変化して両圧力室14,15
間の圧力差をスプリング19の力に応じた設定値
に保ち、第1流出口7への流量を一定に保つ。
ブレーキペダルが踏み込まれた場合、入力ピス
トン32が左方向へ摺動し、常開の弁48が閉じ
て圧力室36がドレーン室37から遮断され、次
いで、入力ピストン32が可動弁体43を左方向
へ押動して可動弁体43を介して常閉の弁54を
押し開く。上記の如く常開の弁48が閉じた場
合、圧力室36の圧力が上昇を開始し、これに伴
つて分流弁4の右方圧力室15の圧力が上昇し、
分流弁4の弁スプール10は環状溝16から第2
流出口8への流れをより絞つて左方向圧力室14
の圧力を上昇させるべく第3図の位置へ摺動す
る。この第3図の状態においては、弁スプール1
0の小径ランド13が環状溝20から環状溝16
への流れを絞り、この絞りにより油圧ポンプ1の
吐出油圧力が高められる。
上述の如く、ブレーキペダルの踏み込みにより
常開の弁48が閉じることにより分流弁4が流入
口6から両流出口7,8への流れを絞つて油圧ポ
ンプ1の吐出油圧力を上昇させるため、常開の弁
48の全閉後に常閉の弁54が押し開かれた時に
は分流弁4の第3流出口9から圧油が逆止弁63
―環状溝62―通路61―環状溝60―通路57
―常閉の弁54―可動弁体43の通路57―通路
49を経て圧力室36に流入する。これによつて
圧力室36の圧力は敏速に上昇され、パワーピス
トン35が圧力室36の圧力上昇に応じてリター
ンスプリング79に抗して左方へ摺動し、出力ロ
ツド34を介してブレーキマスタシリンダを作動
させる。
第5図は分流弁4の弁スプール10が第2図の
位置から第3図示の如く左方へ摺動した場合にお
ける環状溝20と16間の圧力差P1及び環状溝1
6と第2流出口8間の圧力差P2を示し、第6図は
圧力室36と環状溝20の圧力(油圧ポンプ1の
吐出油圧力)との関係を示す。尚、P1はランド1
3による絞りの程度により決定されるもので、任
意に設定可能である。
前述の如くして圧力室36の圧力が上昇される
場合、圧力室36の圧力は入力ピストン32を右
方へ押す如く作用してブレーキペダル反力を生じ
させ、このブレーキペダル反力がブレーキペダル
踏力に打ち勝つた時には、入力ピストン32がパ
ワーピストン35に対して右方へ押され、常閉の
弁54が閉じ、次いで常開の弁48が開かれるの
で圧力室36の圧力上昇が停止する。この後、圧
力室36の圧力は、圧力室36から常開の弁48
を経てドレーン室37へ流れる油が、入力ピスト
ン32に加わるブレーキペダル踏力とブレーキペ
ダル反力とがバランスする如く入力ピストン32
の動きにより絞られることによつてブレーキペダ
ル踏力に応じた圧力に制御される。
圧力室36の圧力が常開の弁48により制御さ
れている状態において、圧力室36の圧力はリリ
ーフ弁72の開弁圧力まではブレーキペダル踏力
の増大に応じて上昇するがそれ以上の上昇はリリ
ーフ弁72のリリーフ作用より阻止される。この
ような圧力室36の最高圧力の限定により分流弁
4の弁スプール10が第2流出口8への流れる遮
断することが回避され、パワーステアリング装置
23の作動を可能にする。
ブレーキペダルが解放された場合、圧力室36
の圧力により入力ピストン32がパワーピストン
35に対して右方へ移動させられ、常開の弁48
が全開となり、圧力室36の圧油が常開の弁48
を通つてドレーン室37に敏速に流出し、これに
応じて圧力室36の圧力が低下し、パワーピスト
ン36がリターンスプリング79により図示位置
に復帰する。
油圧式倍力装置3が倍力作動をしていない状態
においてパワーステアリング装置23が作動され
た場合、パワーステアリング装置23の作動によ
り分流弁4の第2流出口8の圧力が上昇し、これ
に応じて油圧ポンプ1の吐出油圧力が上昇し、左
方圧力室14の圧力が上昇するため、弁スプール
10は右方圧力室15から第1流出口7への流れ
を絞つて右方圧力室15の圧力を上昇させるべく
第2図の位置から第4図の位置へ摺動変位する。
この第4図の状態では第2流出口8は流入口6と
自由に連通し、パワーステアリング装置23の作
動圧力が油圧ポンプ1の吐出油圧力となつてい
る。
上述の如くパワーステアリング装置23の作動
により油圧ポンプ1の吐出油圧力が高圧となつて
いる状態においてブレーキペダルが踏込まれた場
合、常開の弁48が完全に閉じ次いで常閉の弁5
4が開いた時、分流弁4の第2流出口9から高圧
油が常閉の弁54を通つて圧力室36に敏速に流
入して圧力室36の圧力が敏速に上昇される。
アキユームレータ64は油圧式倍力装置3の作
動やパワーステアリング装置23の作動により油
圧ポンプ1の油出油圧力が圧油貯蔵室65の圧力
より高圧となりかつ油圧式倍力装置3の常閉の弁
54が閉じている状態において圧油貯蔵室65に
圧油を貯え、油圧ポンプ1の故障時や油圧ポンプ
1の正常時において常閉の弁54が開かれた時に
貯えておいた圧油を常閉の弁54を介して圧力室
36に供給する。
リリーフ弁73はアキーユムレータ64内の圧
力が車両火災時にガス封入室69内のガスが膨張
した等の理由で異常に上昇した時、リリーフ作動
をしてアキユームレータ64の爆発を防止する。
第7,8図は本発明の要部である分流弁の他実
施例を示すものである。第7図の分流弁104も
定量制御型分流弁を改造したもので、弁ボデイ1
05は流入口106、第1流出口107、第2流
出口108及び第3流出口109を有し、弁スプ
ール110は3個の大径ランド111,112,
180と1個の小径ランド113を有している。
流入口106から第1流出口107への流れは環
状溝181―小径ランド113の外周の隙間―環
状溝182―左方圧力室114オリフイス117
―右方圧力室115を通るようになつており、オ
リフイス117の上流側圧力が左方圧力室114
に、またオリフイス117の下流側圧力が右方圧
力室115にそれぞれ作用し、弁スプール110
は右方圧力室115内のスプリング119による
左方向押圧力とオリフイス117の上流側圧力と
下流側圧力の差による右方向押圧力とで往復摺動
する。弁ボデイ105の流入口106、第1流出
口107、第2流出口108及び第3流出口10
9と油圧ポンプ、油圧式倍力装置、パワーステア
リング装置と接続関係は分流弁4の場合と同じで
ある。弁スプール110の図示位置は油圧式倍力
装置とパワーステアリング装置が共に作動してい
ない場合であり、小径ランド113は弁ボデイ1
05の環状溝121の内側に位置している。パワ
ーステアリング装置の作動により第2流出口10
8の圧力が上昇した場合には、これに伴う油圧ポ
ンプの吐出油圧力の上昇が左方圧力室114に伝
達して第1流出口107への流量が増加するのを
抑えるため弁スプール110が図示位置から右方
へ摺動して大径ランド180の右側肩部で流入口
106から環状溝181への流れを絞る。他方、
油圧式倍力装置の倍力作動によつて第1流出口1
07の圧力が上昇した場合には、これに伴う右方
圧力室115の圧力上昇により第1流出口107
への流量が減少するのを抑えるため弁スプール1
10が図示位置から左方へ摺動して大径ランド1
80の左側肩部で流入口106から第2流出口1
08への流れを絞り右方圧力室114の圧力を上
昇させると共に、小径ランド113により環状溝
181から182への流れを絞る。従つて、油圧
式倍力装置の作動時には流入口106から第1流
出口107、第2流出口108への流れが絞られ
て、油圧ポンプの吐出油圧力は第1流出口107
の圧力よりも相当に上昇される。
第7図の分流弁104から第3流出口109と
小径ランド113と環状溝121を取り除いた残
りの構成は従来公知である。
第8図の分流弁204は弁ボデイ205の第1
流出口107より流出する流量と第2流出口10
8より流出する流量とが一定比になる如く作動す
る定比分流弁を改造したもので、弁ボデイ205
の流入口206、第1流出口207、第2流出口
208及び第3流出口209と油圧ポンプ、油圧
式倍力装置、パワーステアリング装置との接続関
係は分流弁4,104と場合と同じである。弁ス
プール210は大径ランド211,212と小径
ランド213を有し、小径ランド213は流入口
206から環状溝216への流れを制御する。環
状溝216の油はオリフイス217、右方圧力室
215を通つて第1流出口207へ流れると共に
オリフイス284、左方圧力室214を通つて第
2流出口208へ流れるようになつている。弁ス
プール210は左方圧力室214と右方圧力室2
15の圧力差に応じて摺動するようになつてお
り、この弁スプール210の摺動により左方圧力
室214から第2流出口208への流れと右方圧
力室215から第1流出口207への流れの各々
に対する絞りが反対に変化して圧力室214,2
15の圧力を等しく制御するようになつている。
このような構成においては、オリフイス217の
上流側圧力と下流側圧力はオリフイス284の上
流側圧力と下流側圧力とそれぞれ一致するため、
流出口207,208の流量比はオリフイス21
7,284の大きさの比に一致する。弁スプール
210の図示位置はパワーステアリング装置と油
圧式倍力装置が共に作動していない場合であり、
パワーステアリング装置の作動により第2流出口
208の圧力が上昇した場合にはこれに伴う左方
圧力室214の圧力上昇に応じて弁スプール21
0が図示位置から右方へ摺動し右方圧力室215
から第1流出口207への流れを絞つて右方圧力
室215の圧力を上昇させ、また油圧式倍力装置
の作動により第1流出口207の圧力が上昇した
場合には、これに伴う右方圧力室215の圧力上
昇に応じて弁スプール210が図示位置から左方
摺動して左方圧力室214から第2流出口208
への流れを絞り左方圧力室214の圧力を上昇さ
せると共に、小径ランド213が流入口206か
ら環状溝216への流れを絞り、従つて油圧ポン
プの吐出油圧力が第1流出口207の圧力よりも
相当に上昇される。
尚、分流弁4,104,204の第3流出口は
油圧式倍力装置3の第2入口を油圧ポンプの吐出
口に連通するものであり、油圧式倍力装置3の第
2入口を油圧ポンプから分流弁に至る管路に接続
した場合には分流弁の第3流出口が不要である。
以上要するに、本発明は油圧式倍力装置の倍力
作動時に分流弁の弁スプールが摺動変位すること
に着目し、分流弁の弁スプールに1つの小径ラン
ドを付加して、該小径ランドにより油圧ポンプの
吐出油が流入する流入口と圧力室へ連通する第1
流出口間の液流通を絞ることによつて、大径ラン
ドで流入口から第2流出口への液流通を絞ること
により圧力上昇された油圧ポンプの吐出油圧を更
に上昇させ、それによつて圧力室内の圧力に比し
油圧ポンプ吐出油圧を相当高くすることができる
ようにしたもので、従来に比べ、切換弁が不要と
なり、構成の簡素化をはかりつつ倍力作動時の応
答性を向上させることができると共に、アキユー
ムレータの蓄圧値が高くなるため、緊急時の安全
性を向上させることができるという作用効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2〜4
図は第1図中の分流弁の作動を示す断面図、第
5,6図は第1図の一実施例の作動を説明するた
めの線図、第7,8図は他実施例の要部の断面図
である。 1:油圧ポンプ、3:油圧式倍力装置、4,1
04,204:分流弁、5,105,205:弁
ボデイ、6,106,206:流入口、7,10
7,207:第1流出口、8,108,208:
第2流出口、9,109,209:第3流出口、
10,110,210:弁スプール、11,1
2,111,112,113,180,211,
212:大径ランド、13,113,213:小
径ランド、23:パワーステアリング装置、2
5:シリンダ本体、26:第1入口、27:第2
入口、28:出口、32:入力ピストン、34:
出力ロツド、35:パワーピストン、36:圧力
室、37:ドレーン室、48:常開の弁、54:
常閉の弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油圧ポンプ、この油圧ポンプの吐出油が流入
    する流入口と第1及び第2流出口を有する分流弁
    ボデイ、この分流弁ボデイ内に摺動自在に嵌入さ
    れ、前記第1及び第2流出口の圧力変化に応動し
    て前記流入口から前記第1及び第2流出口の各々
    へ流れる流量を所定制御するための大径ランドと
    前記第1流出口の圧力上昇時に前記大径ランドが
    前記流入口と前記第2流出口間の液流通を絞るこ
    とにより所定圧だけ高くされた前記油圧ポンプの
    吐出油圧を前記流入口と前記第1流出口間の液流
    通を絞ることにより前記第1流出口の圧力よりも
    相当に高くするための小径ランドを有した弁スプ
    ール、前記第1流出口に連通した第1入口と前記
    油圧ポンプの吐出油が供給される第2入口とリザ
    ーバに連通した出口とを有したシリンダ本体、こ
    のシリンダ本体内に摺動自在に嵌合されてシリン
    ダ本体内を前記第1入口に連通した圧力室と前記
    出口に連通したドレーン室とに分割するパワーピ
    ストン、このパワーピストンの内部に摺動自在に
    配設された弁体、この弁体と運転者操作の入力ピ
    ストンとで構成される常開の弁、この弁を介して
    前記圧力室と前記ドレーン室とを連絡する通路、
    前記常開の弁が完全に閉じた後に前記入力ピスト
    ンにより前記弁体を介して開放される如く前記パ
    ワーピストンの内部に配置された常閉の弁、この
    弁を介して前記第2入口と前記圧力室とを連絡す
    る通路、及び前記パワーピストンに連結した出力
    ロツドとを備えた油圧倍力装置。
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