JPH0535900Y2 - - Google Patents

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JPH0535900Y2
JPH0535900Y2 JP1992032706U JP3270692U JPH0535900Y2 JP H0535900 Y2 JPH0535900 Y2 JP H0535900Y2 JP 1992032706 U JP1992032706 U JP 1992032706U JP 3270692 U JP3270692 U JP 3270692U JP H0535900 Y2 JPH0535900 Y2 JP H0535900Y2
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JP
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pressure
piston
chamber
hydraulic
valve
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/12Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
    • B60T13/14Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using accumulators or reservoirs fed by pumps
    • B60T13/148Arrangements for pressure supply
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/12Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
    • B60T13/14Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using accumulators or reservoirs fed by pumps
    • B60T13/142Systems with master cylinder
    • B60T13/143Master cylinder mechanically coupled with booster
    • B60T13/144Pilot valve provided inside booster piston
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7781With separate connected fluid reactor surface
    • Y10T137/7793With opening bias [e.g., pressure regulator]
    • Y10T137/7801Balanced valve

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、少なくとも1
のホイールブレーキを作動するマスターシリンダ
と、このマスターシリンダを作動する液圧ダース
タと、この液圧ブースタに補助圧を供給する補助
圧源と、この補助圧源と液圧ブースタの圧力チヤ
ンバとの間に配置され、ペダルの踏込量に応じて
圧力チヤンバ内に補助圧源から作動流体を供給し
てこの圧力チヤンバ内の圧力を制御するブレーキ
弁と、このブレーキ弁と補助圧源との間に配置さ
れ、補助圧源からブレーキ弁に供給する作動流体
の圧力を制御する減圧弁とを備える液圧ブレーキ
システムに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】 上記形式のブレー
キシステムはドイツ特許出願第3218194.9号に記
載されている。このブレーキシステムはタンデム
型マスターシリンダを備え、2つのブレーキ回路
に圧力流体を供給する。このマスターシリンダを
作動する液圧ブースタは、ブースタハウジングの
内孔内を案内されるブースタピストンとこのブー
スタピストン内に配置したブレーキ弁とを備え
る。このブースタピストンの外周部には溝を形成
してあり、したがつてブースタハウジングの内孔
内に環状チヤンバが形成される。この環状チヤン
バは減圧弁を介して補助圧源に接続され、ブレー
キ弁に作動流体を供給する。
【0003】 この減圧弁は小径部と大径部とからな
る段付き内孔を形成した弁ハウジングを備え、こ
の段付き内孔内を摺動するピストンは小径フラン
ジ部と大径フランジ部とを細径のロツド部で連結
した段付き構造を備える。この段付き内孔の両端
には、ピストンの小径フランジ部により区画され
る小径チヤンバと、大径フランジ部により区画さ
れる大径チヤンバとが配置され、更に、ピストン
の大径フランジ部と小径フランジ部との間に環状
の制御チヤンバが配置される。小径チヤンバには
液圧ブースタの環状チヤンバに連通する出口ポー
トと、補助圧源に連通する入口ポートとがそれぞ
れ開口されており、この入口ポートはピストンと
同軸状に配置され、ピストンの小径フランジ部か
ら軸方向に突出する弁部材で開閉される。また、
小径チヤンバと大径チヤンバとは均圧管路を介し
て常時連通され、制御チヤンバは液圧ブースタの
圧力チヤンバに連通されている。
【0004】 この減圧弁では、ピストンに設けられ
た弁部材が、ピストンの各フランジ部の面積の差
と大径チヤンバ内の圧力との積による力で入口ポ
ートを閉じる方向に付勢され、ピストンの各フラ
ンジ部の有効面積の差と制御チヤンバ内の圧力と
の積による力で入口ポートを開く方向に付勢され
る。液圧ブースタの圧力チヤンバに圧力が形成さ
れていない場合、すなわちブレーキを解放した状
態では、減圧弁の制御チヤンバにも圧力が形成さ
れず、小径チヤンバ内の圧力は最小の値に保持さ
れる。そして、ブレーキが作動されて液圧ブース
タの圧力チヤンバに圧力が形成されると、この圧
力が減圧弁の制御チヤンバに作用し、入口ポート
を開く方向にピストンすなわち弁部材を付勢す
る。したがつて、減圧弁は圧力チヤンバの圧力す
なわちブースタピストンの作動位置に対応した圧
力をブースタピストンの環状チヤンバを介してブ
レーキ弁に供給する。
【0005】 このブレーキシステムによれば、ブレ
ーキペダルを踏込むと、ブレーキ弁がこの踏込量
に対応した位置に移動される。これにより、ブレ
ーキ弁を介して環状チヤンバから液圧ブースタの
圧力チヤンバに作動流体が供給され、ブースタピ
ストンがブースタハウジングの内孔内を移動す
る。同時に、この液圧ブースタの圧力チヤンバ内
の圧力が減圧弁の制御チヤンバにフイールドバツ
クされ、減圧弁の小径チヤンバ内の圧力したがつ
てブースタピストンの外周部の環状チヤンバ内の
圧力が上昇し、液圧ブースタの圧力チヤンバ内に
より高圧の作動流体を供給することができる。ブ
レーキペダルを解放すると、各部材が元の位置に
戻り、ブレーキが解除される。
【0006】 このため、ブレーキが作動していない
ときに、ブースタピストンのシールリングに補助
圧源の高い圧力が常時作用するということがな
く、ブースタピストンに高い圧力が作用すること
による漏洩の虞がほとんど排除される。
【0007】 しかし、このブレーキシステムは減圧
弁が段付き内孔内で段付きピストンを摺動させ、
この段付きピストンにより入口ポートを開閉する
弁部材を作動し、更に段付き内孔の小径チヤンバ
と大径チヤンバとを均圧管で連通させるため、比
較的複雑な構造に形成され、更に減圧比がピスト
ンの各フランジ部の面積の大きさでのみ定まるた
め、段付き内孔及び段付きピストンを極めて正確
に形成しなければならない点で問題がある。
【0008】 本考案は、上述に鑑みてなされたもの
で構造簡単で低コストで製造することができる減
圧弁を備えた液圧ブレーキシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
本考案の液圧ブレーキシステムは、少なくとも1
のホイールブレーキを作動するマスターシリンダ
と、このマスターシリンダを作動する液圧ブース
タと、この液圧ブースタに補助圧を供給する補助
圧源と、この補助圧源と液圧ブースタの圧力チヤ
ンバとの間に配置され、ペダルの踏込量に応じて
圧力チヤンバ内に補助圧源から作動流体を供給し
てこの圧力チヤンバ内の圧力を制御するブレーキ
弁と、このブレーキ弁と補助圧源との間に配置さ
れ、補助圧源からブレーキ弁に供給する作動流体
の圧力を制御する減圧弁とを具備する液圧ブレー
キシステムにおいて、この減圧弁は小径部と大径
部との間に肩部を形成した段付内孔を有するハウ
ジングと、この小径部内を摺動し、一端側から前
記圧力チヤンバ内の圧力で付勢されるピストン
と、このピストンの他端側に連結されて大径部内
を移動し、前記肩部と共に弁部を形成する閉鎖部
材と、前記ピストンと肩部との間で小径部に開口
し、前記補助圧源に連通される入口ポートと、前
記大径部に開口し、前記ブレーキ弁に連通される
出口ポートとを備え、前記閉鎖部材が大径部内の
圧力で前記弁部を閉じる方向に付勢されるもので
ある。
【0010】 この液圧ブレーキシステムによると、
ブレーキペダルを解放した状態ではブレーキ弁が
閉じており、液圧ブースタの圧力チヤンバには圧
力が形成されていない。このため、減圧弁のピス
トンは液圧ブースタの圧力チヤンバの圧力の影響
をうけていない。そして、補助圧源に圧力が形成
されると、この圧力が減圧弁の入口ポートから小
径部内に送られ、更に閉鎖部材と肩部とで形成さ
れる弁部を介して大径部内にも送込まれる。これ
により、大径部内に配置された閉鎖部材にこの大
径部内の圧力が作用して段付き内孔の肩部に付勢
され、この肩部と閉鎖部材とで形成される弁部が
閉じられる。大径部内の圧力すなわちブレーキ弁
に連通する出口ポートの圧力は、この弁部を閉じ
るのに十分な圧力である最小の値に保持される。
【0011】 ブレーキペダルを踏込むとブレーキ弁
が作動され、液圧ブースタの圧力チヤンバ内の圧
力が上昇してマスターシリンダが作動される。こ
の液圧ブースタの圧力チヤンバ内の圧力は同時に
減圧弁にも作用してピストンを一端側から付勢す
る。これにより、ピストンの他端側に連結された
閉鎖部材が肩部から上昇してこの弁部が開き、こ
の段付き内孔の大径部内の圧力したがつて出口ポ
ートを介してブレーキ弁に供給される圧力も上昇
する。この大径部内の圧力は減圧弁の閉鎖部材を
肩部方向すなわち弁部を閉じる方向に付勢し、大
径部したがつて出口ポートの圧力が液圧ブースタ
の圧力チヤンバ内の圧力に対して所定の圧力に制
御される。このため、液圧ブースタの圧力チヤン
バに急激に高圧の作動流体が供給されることがな
く、液圧ブースタ及びマスターシリンダが滑らか
に作動される。ブレーキペダルを解放すると、こ
の液圧ブレーキシステムの可動部材の全てが元の
位置に戻り、ホイールブレーキの作動が解除され
る。
【0012】 このため、本考案の液圧ブレーキシス
テムは、液圧ブースタに高圧の作動流体が常時作
用することによる作動流体漏洩の虞が排除される
と共に、ブレーキの作動を円滑に行わせる減圧弁
の閉鎖部材作動ピストンが簡単な構造に形成さ
れ、減圧弁を極めて簡単な構造で作動信頼性の高
いものとすることができる。
【0013】 この減圧弁のハウジングには、液圧ブ
ースタの圧力チヤンバに連通されかつピストンの
上記一端側が突出する制御チヤンバを設け、この
制御チヤンバに上記弁部を開く方向にピストンを
付勢するばねを設けることが好ましい。この場合
には、ばねの付勢力により減圧弁の減圧比を自由
に調整することができる。このばねが、制御チヤ
ンバ内にねじ込まれるねじで一端を支えられ、こ
のねじのねじ込み量で付勢力を調整される場合に
は、減圧弁の製造後に減圧弁の弁部を開く圧力を
正確に設定することができる。
【0014】 本考案の好ましい実施例では、減圧弁
のピストンは小径部内をシールされて摺動し、段
付き内孔の小径部よりも小径のタペツトを介して
連結することにより、この小径部に環状チヤンバ
が形成され、補助圧源に連通する入口ポートがこ
の環状チヤンバに開口する。また、ピストンの一
端側に拡径部が設けられ、この拡径部が制御チヤ
ンバ内に配置される。この拡径部が制御チヤンバ
内をシールされて案内される場合には、液圧ブー
スタの圧力チヤンバ内の圧力が変化に応じて、減
圧弁の応答がより迅速に行われる。
【0015】 この減圧弁のハウジングをマスターシ
リンダのハウジングと液圧ブースタのハウジング
との少なくとも一方と一体的に形成することによ
り、この液圧ブレーキシステムの全体をコンパク
トに形成することができ、また、自動車への装着
も容易となる。
【0016】 以下、添付図面を参照して本考案の実
施例について詳細に説明する。
【0017】
【実施例】 図1はタンデム型マスターシリンダ
1を備える複式ブレーキ回路に形成した液圧ブレ
ーキシステムを示す。各ブレーキ回路4,5はマ
スターシリンダ1の作動チヤンバ2,3から延設
され、図示しない自動車のホイールブレーキに接
続される。このマスターシリンダ1を作動する液
圧ブースタ6は、ブースタハウジングの内孔7内
を摺動するブースタピストン8を備える。このブ
ースタピストン8の外周部には溝9を形成してあ
り、この溝9はハウジング10内に環状チヤンバ
11を形成する。ブースタピストン8の図1で見
て右側端面は液圧ブースタ6の圧力チヤンバ12
を区画する。
【0018】 更に、ブースタピストン8は軸方向内
孔13を有し、この軸方向内孔13内をコントロ
ールスライダ14がシール状態で案内される。こ
のコントロールスライダ14は作動ピストン15
を介してブレーキペダル16に連結されており、
軸方向通路17と2つの半径方向通路18,19
とを形成してある。同様にブースタピストン8は
環状チヤンバ11と軸方向内孔13とを連通する
半径方向通路20を有する。更に、このブースタ
ピストン8には軸方向内孔13を非加圧のリザー
バ22に連通する通路21を形成してある。した
がつて、コントロールスライダ14とブースタピ
ストン8の通路20,21とは、ペダル16の踏
込量に応じて圧力チヤンバ12内に補助圧源たる
アキユムレータ35から作動流体を供給してこの
圧力チヤンバ12内の圧力を制御するブレーキ弁
を形成する。
【0019】 この非加圧のリザーバ22はマスター
シリンダ1の供給孔23,24と連通し、更にモ
ータ25で駆動されるポンプ26のリザーバとし
て作用する。このために、フイルタ28を介装し
た管路27がリザーバ22からポンプ26に延設
してある。更に、このリザーバ22は図1で見て
ブースタピストン8の左側端面と、ブレーキ回路
4に設けられたマスターシリンダピストン30と
で区画されるチヤンバ29に接続されている。こ
のチヤンバ29にはブースタピストン8のリセツ
トばねである圧縮ばね31が配置されている。ポ
ンプ26の出口は逆止弁32及び管路33,34
を介してアキユムレータ35に接続されている。
このアキユムレータ35には管路36を介して減
圧弁37が接続され、この減圧弁37は出口ポー
ト及び管路38を介して液圧ブースタ6の環状チ
ヤンバ11に接続され、更に管路39を介して液
圧ブースタ6の圧力チヤンバ12に接続されてい
る。
【0020】 減圧弁37はハウジング40内に軸線
方向に沿う小径部41と大径部42との間に型部
44を形成した段付き内孔を備え、この段付き内
孔の上端側には小径部41に隣接して拡径部43
に形成された制御チヤンバ47が配置されてい
る。この段付き内孔の小径部41内にはビストン
45が摺動可能に配置され、このピストン45の
一端側すなわち図1で見て上端側端面46が制御
チヤンバ47内に突出する。この制御チヤンバ4
7は上端側の開口を通してねじ込まれたねじ48
で閉じられており、このねじ48の中間部にはシ
ールリング49を配置してある。また、制御チヤ
ンバ47内には圧縮ばね50を配置してあり、こ
のばね50はねじ48とピストン45の端面46
とで支えられている。
【0021】 ピストン45の他端側すなわちばね5
0から離隔した側には小径部41よりも小径のタ
ペツト52が結合されており、このタペツト52
の図1で見て下端には半球状の閉鎖部材53が結
合されている。この閉鎖部材53は段付き内孔の
大径部42内に移動自在に配置され、上記肩部4
4と共に減圧弁37の弁部を形成する。この閉鎖
部材53を収容する大径部42からは出口ポート
を経て管路38が延設されている。
【0022】 次ぎに、図1に示す上述の液圧ブレー
キシステムの作動について詳細に説明する。
【0023】 まず、ブレーキペダル16に踏力が全
く加えられておらず、ブレーキが解放されている
状態から説明する。例えば自動車を長期間使用し
てない場合のように、アキユムレータ35に圧力
が蓄えられてない状態を仮定する。このような状
態では、ブースタピストン8はリセツトばね31
により図1の右側端部に配置され、また、減圧弁
37は制御チヤンバ47内のばね50によりピス
トン45が下方に押圧され、閉鎖部材53が肩部
44から離隔して弁部を開いた状態に配置され
る。
【0024】 そして、自動車を始動すると、モータ
25が作動し、これに連結されたポンプ26が駆
動される。作動流体はリザーバ22から吸引され
て逆止弁32を介してアキユムレータ35に送込
まれる。アキユムレータ35の圧力は入口ポート
56を介して減圧弁37に伝達され、段付き内孔
の小径部41内にタペツト52で形成された環状
チヤンバ55内に至る。
【0025】 減圧弁37のピストン45がばね50
により下方に押圧され、この閉鎖部材53と段付
き内孔の肩部44とで形成される弁部が開いてい
るため、大径部42内にも作動流体の圧力が伝達
される。大径部42内の圧力が上昇すると、ピス
トン45はばね50の付勢力に抗して図1で見て
上方に移動され、閉鎖部材53が肩部44に当接
し、弁部が閉じる。この状態では制御チヤンバ4
7には圧力が形成されていない。ブレーキ解放状
態では、管路38を介してこの制御チヤンバ47
に連通する液圧ブースタ6の圧力チヤンバ12が
加圧されていないからである。
【0026】 閉鎖部材53が肩部44に当接したと
きの環状チヤンバ55及び管路38内の圧力はP
1となり、この圧力はばね50の付勢力と、肩部
44のシール面A及びこれで囲まれる面積とで定
まる。図3に示すように、閉鎖部材53に作用す
る大径部42内の圧力により、ピストン45に
は、圧力P1と、シール面A及びこれで囲まれる
面のピストン45の軸線に垂直な面積成分との積
で表される力が作用し、この力で閉鎖部材53が
肩部44に向けて付勢されている。本実施例で
は、この減圧弁37の出口側圧力すなわち管路3
8内の圧力P1が、ブレーキ解放状態すなわち制
御チヤンバ47の加圧されてない状態で35barと
なるように、シール面Aの大きさとばね50の強
さとが定められている。この圧力P1は液圧ブー
スタ6の環状面11にも作用する。
【0027】 レーキペダル16を踏込むと、制御ピ
ストン15を介してコントロールスライダ14が
図1の左方に移動し、先ずリザーバ22に連通す
る通路21を閉じる。更にコントロールスライダ
14が移動すると、コントロールスライダ14の
半径方向通路18がブースタピストン8の半径方
向通路20と重なり、作動流体が環状チヤンバ1
1から半径方向通路18と軸方向通路17と半径
方向通路19とを介して液圧ブースタ6の圧力チ
ヤンバ12内に送られ、同時にこの圧力チヤンバ
12内の圧力は管路39を介して液圧弁37の制
御チヤンバ47にも伝達される。減圧弁37の制
御チヤンバ47が加圧されることにより、ピスト
ン45にはこのピストン45の有効面積に比例し
た力が作用し、この力は閉鎖部材53を肩部44
から離隔する方向に付勢する。同時に、圧力チヤ
ンバ12内に形成された圧力P2により、ブース
タピストン8は図1の左方に移動し、ブースタピ
ストン8とコントロールスライダ14との相対位
置が変化する。リザーバ22に連通する通路21
が閉じかつコントロールスライダ14の半径方向
通路18がブースタピストン8の半径方向通路2
0にわずかに重なるいわゆる絞り連通位置とな
る。液圧ブースタ6の圧力チヤンバ12内の圧力
及び減圧弁37の制御チヤンバ47内の圧力も上
昇する。マスターシリンダ1のピストン30,5
4は、液圧ブースタ6のブースタピストン8の移
動に応じて図1の左方に移動し、これにより作動
チヤンバ2,3の体積が減少し、これに対応した
制動圧がブレーキ回路4,5及びこれらに接続さ
れたホイールブレーキに形成される。
【0028】 液圧ブースタ6の圧力チヤンバ12内
の圧力が制御チヤンバ47に伝達されると、減圧
弁37の閉鎖部材53が肩部44から離隔され、
大径部42内の圧力はこの閉鎖部材53が肩部4
4に当接するまで上昇し、再度平衡状態に配置さ
れる。これにより、管路38及び液圧ブースタ6
の環状チヤンバ11内の圧力も圧力チヤンバ12
内の圧力に応じて上昇する。更にコントロールス
ライダ14を図1の左方に移動すると、この非平
衡状態となり、環状チヤンバ11内の圧力が上昇
する。液圧ブースタ6に最大の補助圧が作用する
と、閉鎖部材53と肩部44とで形成される弁部
が完全に開き、液圧ブースタ6の環状チヤンバ1
1及び圧力チヤンバ12と減圧弁37の環状チヤ
ンバ55及び制御チヤンバ47内にも同じ圧力が
作用する。ブレーキペダル16を解放すると、こ
の液圧ブレーキシステムの可動部材の全てが図1
に示す位置に戻る。
【0029】 アキユムレータ35の圧力が喪失した
場合にもブレーキ回路4,5に圧力を形成するこ
とができるが、この場合にはかなり大きなペダル
踏力が必要となる。このような障害が発生した場
合には、制御ピストン15がコントロールスライ
ダ14と共に移動し、ブースタピストン8の軸方
向内孔13の底部に当接する。ブレーキペダル1
6を更に踏込むと、ブースタピストン8とマスタ
ーシリンダ1のピストン30,54とが図1の左
方に移動し、ブレーキ回路4,5内に圧力が形成
される。この液圧ブレーキシステムの緊急作動は
減圧弁37と関係がない。
【0030】 図2は液圧ブースタ6の環状チヤンバ
11及び圧力チヤンバ12内の圧力線図を示す。
この圧力線図は、アキユムレータ35が例えば
180barである最大値に充填されている状態で示
す。本実施例では減圧弁37の肩部44のシール
面Aの大きさ及びばね50の強さは、ブレーキが
解放位置にあるときすなわち液圧力ブースタ6の
圧力チヤンバ12が加圧されていないときに、液
圧力ブースタ6の環状チヤンバ11に35barの圧
力が形成されるように定めてある。そして、液圧
ブースタ6の圧力チヤンバ12に作動流体が流入
すると、減圧弁37の制御チヤンバ47内の圧力
も上昇し、したがつて、液圧ブースタ6の環状チ
ヤンバ11内の圧力はこの環状チヤンバ11と圧
力チヤンバ12との圧力が等しくなるブレーキの
完全係合位置に達するまで、圧力チヤンバ12内
の圧力に確実に追従する。図2に示す圧力線図で
は、液圧ブーイスタ6の環状チヤンバ11内の圧
力はP1で示し、圧力チヤンバ12内の圧力はP
2で示してある。図示の圧力線図は上述の作動状
態を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による液圧ブレーキシス
テムの概略的な回路図である。
【図2】液圧ブースタの環状チヤンバ及び圧力チ
ヤンバ内の圧力状態を示すグラフ図である。
【図3】減圧弁の部分拡大図である。
【符号の説明】 1……マスターシリンダ 6……液圧ブースタ 8……ブースタピストン 10,40……ハウジング 11,55……環状チヤンバ 12……圧力チヤンバ 14……コントロールスライダ 16……ペダル 22……リザーバ 35……アキユムレータ 37……減圧弁 41……小径部 42……大径部 44……肩部 45……ピストン 47……制御チヤンバ 53……閉鎖部材。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1のホイールブレーキ
    を作動するマスターシリンダ1と、このマスター
    シリンダ1を作動する液圧ブースタ6と、この液
    圧ブースタ6に補助圧を供給する補助圧源35
    と、この補助圧源35と液圧ブースタの圧力チヤ
    ンバ12との間に配置され、ペダルの踏込量に応
    じて圧力チヤンバ内に補助圧源から作動流体を供
    給してこの圧力チヤンバ内の圧力を制御するブレ
    ーキ弁14,20,21と、このブレーキ弁1
    4,20,21と補助圧源35との間に配置さ
    れ、補助圧源35からブレーキ弁に供給する作動
    流体の圧力を制御する減圧弁37とを具備する液
    圧ブレーキシステムにおいて、前記減圧弁37は
    小径部41と大径部42との間に肩部44を形成
    した段付内孔41,42を有するハウジング40
    と、この小径部41内を摺動し、一端側から前記
    圧力チヤンバ12内の圧力で付勢されるピストン
    45と、このピストン45の他端側に連結されて
    大径部42内を移動し、前記肩部44と共に弁部
    を形成する閉鎖部材53と、前記ピストン45と
    肩部44との間で小径部41に開口し、前記補助
    圧源35に連通される入口ポート56と、前記大
    径部42に開口し、前記ブレーキ弁に連通される
    出口ポートとを備え、前記閉鎖部材53が大径部
    42内の圧力で前記弁部を閉じる方向に付勢され
    る液圧ブレーキシステム。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング40は、前記圧力
    チヤンバ12に連通されかつピストン45の前記
    一端側が内部に突出する制御チヤンバ47を有
    し、前記ピストン45は、この制御チヤンバ47
    内に配置されたばね50により前記弁部を開く方
    向に付勢される実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の液圧ブレーキシステム。
  3. 【請求項3】 前記ばね50は、前記制御チヤン
    バ47内にこの開口を通してねじ込まれるねじ4
    8で一端を支えられ、このねじのねじ込み量で付
    勢力を調整される実用新案登録請求の範囲第2項
    記載の液圧ブレーキシステム。
  4. 【請求項4】 前記閉鎖部材53は、前記小径部
    41よりも小径のタペツト52を介して前記ピス
    トン45に連結される実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項記載の液圧ブレーキシステム。
  5. 【請求項5】 前記ピストン45は前記一端側に
    拡径部46を有し、この拡径部46が前記制御チ
    ヤンバ47内に配置される実用新案登録請求の範
    囲第4項記載の液圧ブレーキシステム。
  6. 【請求項6】 前記ハウジング40はマスターシ
    リンダ1のハウジングと液圧ブースタ6のハウジ
    ングとの少なくとも一方と一体的に形成されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項から第5項いず
    れか1記載の液圧ブレーキシステム。
JP1992032706U 1982-08-13 1992-04-20 液圧ブレーキシステム Granted JPH04131566U (ja)

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DE3230082:4 1982-08-13

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FR2531670B1 (fr) 1986-12-12
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