JPS62167621A - 光学的情報記録再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、情報記録媒体である光ディスクにレーザ集光
ビームを照射して情報を記録し、また、光ディスクから
の反射光により記録情報を再生する光学的情報記録再生
方法に関する。

（従来技術） 情報記録媒体として光ディスクを用いた光学的情報記録
再生装置は既に知られている。第３図は従来の光学的情
報記録再生装置の例を示す。第３図において、符号１は
光ディスクであり、この光ティスフ１は、透明基板２と
、この透明基板２の一側面に形成された光吸収反射性の
記録膜３とを有してなり、上記透明基板２と記録ＩＩＩ
！！３でなる記録体が２組、スペーサ４の介在の下に相
互間にエアギャップ５をおいて固着されてなる。光ディ
スク１は、記録再生時はその中心部がターンテーブル７
と押さえ板８によって保持され、スピンドルモータ９に
よって回転駆動される。記録再生装置内には半導体レー
ザ１０が配置されており、同半導体レーザ１０から出た
レーザ光は集光レンズ１１により集光ビーム１２となり
、光ディスク１の記録膜３の位置に集光されるようにな
っている。

光ディスク１に対する情報の記録は、光ディスクｌを回
転させながら、情報信号に応じてレーザ光をスイッチン
グする等の方法により行うことができる。また、光ディ
スク１に記録された情報の再生は、光ディスクｌの記録
膜３からの反射光を検出することによって行うことがで
きる。記録膜３からの反射光は、ハーフミラ−１３等に
より分割されたあと、受光素子１４により検出され、反
射膜３による反射光量の多少を受光素子１４により検出
することにより再生信号を得ることができる。

ところで、光ディスク１に情報を記録した場合、記録直
後にこれを再生し、入力情報と比較したりエラー検出符
号を確認したりして記録情報を検査することが行われて
おり、欠陥があった場合は再度記録を行って情報記録の
信頼性を高めるようにしている。

情報の記録は、光ディスク１の記録膜３に情報信号に応
して穴を形成したり光学的性質を変化させたりすること
によって行われ、よって、情報記録時は、第４図に示さ
れているように、記録膜３に穴を形成し、又は記録ＩＪ
３の光学的性質を変化させるに充分な強さの光量Ｐ−で
レーザ集光ビーム１２が照射される。この照射光ｉ１Ｐ
ｗは、線速度に応して調節される。これに対し、記録直
後の検査時及び通常の再往時は常に一定の光（ＪＰｒで
照射される。

しかし、光ディスクの反射率は経時的に低下することが
あるし、光ディスクが汚れることもあり、また、光ピン
クアンプの経時的な特性の変化や経時的な汚れ等により
、再生される信号レベルは通常約１／２に低下する。従
って、情報の記録直後に、通常の再生時の照射光量と同
じ光量を照射して検査を行い、このとき合格であったと
しても、経時的に再生不良となる危険性があり、充分な
信頼性が得られない。

本発明はかかる従来の問題点を解消するためになされた
もので、光ディスクや光ピツクアップの経時的な特性変
化を見越した検査を可能にすると共に、小さな欠陥でも
容易に発見できるようにし、もって、信頼性の高い光学
的情報記録再生方法を提供することを目的とする。

（構成） 本発明は、光学的情報記録再生装置方法において、再生
時のレーザ集光ビームの照射光量を２段階以上に設定可
能とし、光ディスクに情報を記録した直後の記録情報の
検査時は、照射光量を通常よりも弱くして検査するよう
にしたことを特徴とする。

以下、本発明に係る光学的記録再生方法の実施例につい
て説明する。

本発明の第１の特徴は、再生時のレーザビームの照射光
量を２段階以上に設定可能とした点にある。第１図はレ
ーザビームの照射光量を２段階以上に設定するための一
例を示す。第１図において、駆動アンプ２７により駆動
される半導体レーザ１０の光出力は、モニタフォトダイ
オード１４によってモニタされるようになっている。上
記ダイオード１４にはバイアス電圧印加手段２３と抵抗
２４が直列に接続されてダイオード１４の光電流が電圧
信号に変換され、この電圧信号がモニタ信号として出力
されるようになっている。このモニタ信号は誤差検出ア
ンプ２５により設定電圧信号２６と比較され、両者の誤
差信号に応じて駆動アンプ２７が半導体レーザ１０を駆
動し、もって、半導体レーザ１０の出力は設定電圧信号
２６によって決められるようになっている。この設定電
圧信号２６は、 （１）デジタル・アナログ変換器を用いてデジタル信号
により設定する （２）複数の電圧源をスイッチで選択して設定する などの方法で設定することができる。

本発明の第２の特徴は、光ディスクに情報を記録した直
後の記録情報の検査時は、照射光量を通常よりも弱くし
て検査するようにした点にある。

第２図は本発明に係る光学的情報記録再生方法によるレ
ーザビーム照射光量の設定例を示すもので、情報記録時
のレーザ集光ビームの光量を最も高いレベルＰ−とする
と共に、再生時のレーザ集光ビームの光量をＰｒｌ　、
　Ｐｒ２　、Ｐｒ３の３段階に設定しうるようになって
いる。再生時の光量を多くの段階に設定しうるようにす
れば、あらゆる条件にきめ細かに対応することができる
が、少な（とも２段階に設定できればよい。いま、通常
の再生時の光量をＰｒｌ又はＰｒ２とすると、光ディス
クに情報を記録した直後の検査時の光量は、上記通常の
再生時の光ｆｆ１Ｐｒｌ　、Ｐｒ２よりも弱い光ｆｆ１
Ｐｒ３とする。

こうすることにより、小さな欠陥によるエラーを発見し
易くなり、後日発生する恐れのあるエラーを未然に防止
することができる。そして、上記光量レベルＰｒ３を、
光ディスク等の経時変化等に伴う予想される最悪の条件
下での再生に見合うレベルにして検査すれば、光学的情
報記録再生の信頼性を窩めることができる。

一般に、情報記録時の照射光量Ｐｈを２．０ｍ−とした
場合、再生時の照射光（ｉｔＰｒは約０　、２ｍＷにな
る。

そこで、将来再生される信号レベルが通常１／２程度ま
でに低下することを考慮すると、記録再生直後の検査時
の照射光量Ｐｒ３は０．１１程度が適当な値ということ
になる。もっとも、これは−例であって、光ディスクの
形式等によって左右される。

ところで、現在市販されたり、実用化されようとしてい
る光ディスクにも、その記録面が、金属膜であったり色
素膜であったり合金膜であったり磁性膜であったりして
多（の種類があり、その種類によって反射率が１０％か
ら６０％というように広範囲に分布しており、記録感度
にも２乃至３倍の差がある。しかるに、上記本発明の実
施例のように、再生時の照射光量を２段階以上に設定で
きるものにおいては、光ディスクの種類に応じて再生時
の照射光量を設定することができから、光ディスクの種
類に通した照射光量を選択して最良の状態で再生するこ
とも可能である。

また、上記実施例によれば、再生を行わない待機中には
、照射光量をフォーカス制御あるいはトラッキング制御
が可能な範囲での最小のレベルに設定することもでき、
こうすることにより、半導体レーザの劣化及び光ディス
クの記録膜の劣化を軽減することができ、信頼性が向上
する。

なお、照射光量の調整方法としては、第１図における設
定電圧２６を固定とし、フォトダイオード１４によるモ
ニタ信号検出部の増幅度を可変としてもよい。また、例
えば、透過率の異なる光学フィルタをレーザの光路中に
出し入れし、あるいは、透過率が円周方向に連続的に変
化する光学フィルタをレーザ光路中に配置して上記光学
フィルタの回動角度を変える等、半導体レーザから光デ
ィスクまでの光路中に光減衰器を配置し、この光減衰器
による減衰量を調整する方法によってもよい。

そして、情報の記録モードであるか通常の再生モードで
あるか、あるいは検査モードであるかをマーク等で表示
しておき、設定部材を所定のマークに合わせるだけで自
動的にその動作モードに通した照射光量に設定されるよ
うにすることも可能であり、こうすることにより、動作
モードに最適の照射光量が容易に得られる。同様に、光
ディスクの種類をマーク等で表示しておき、光ディスク
の種類に応したマーク等を選択することにより、その光
ディスクの種類に通した照射光量が得られるようにする
こともできる。

（発明の効果） 本発明によれば、再生時のレーザ集光ビームの照射光量
を２段階以上に設定可能とすると共に、光ディスクに情
報を記録した直後の記録情報の検査時は、照射光量を通
常よりも弱くして検査するようにしたから、小さい欠陥
を発見し易（なると共に、後日発生する恐れのあるエラ
ーを未然に防止することも可能であり、もって、信頼性
の高い光学的情報記録再生方法を提供することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に適用可能なレーザビーム照射光量可変
手段の一例を示す回路図、第２図は本発明方法による照
射光量の設定例を示す線図、第３図は従来の一般的な光
学的情報記録再生方法の例を示す概略側面図、第４図は
従来の光学的情報記録再生方法による照射光量の設定例
を示す線図である。 ■−光ディスク、　１２−　レーザ集光ビーム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 情報記録媒体である光ディスクにレーザ集光ビームを照
   射し、その反射光により情報を再生する光学的情報記録
   再生方法において、再生時のレーザ集光ビームの照射光
   量を２段階以上に設定可能とし、光ディスクに情報を記
   録した直後の記録情報の検査時は、照射光量を通常より
   も弱くして検査するようにしたことを特徴とする光学的
   情報記録再生方法。