JPH0943161A - 光磁気ディスク検査装置及び光磁気ディスクの検査方法 - Google Patents

光磁気ディスク検査装置及び光磁気ディスクの検査方法

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JPH0943161A
JPH0943161A JP19226595A JP19226595A JPH0943161A JP H0943161 A JPH0943161 A JP H0943161A JP 19226595 A JP19226595 A JP 19226595A JP 19226595 A JP19226595 A JP 19226595A JP H0943161 A JPH0943161 A JP H0943161A
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light signal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリピットエリア等を欠陥として誤って検出
することなく、高精度に本当の欠陥だけを検出すること
ができる光磁気ディスク検査装置及び光磁気ディスクの
検査方法を提供する。 【解決手段】 まず、レーザ光を光磁気ディスクに照射
して、その反射光のうちの0次反射光を検出して0次反
射光信号を得るととともに、1次反射光を検出して1次
反射光信号を得る。そして、これらの信号が互いに逆の
レベルの信号となるように0次反射光信号又は1次反射
光信号を反転させるとともに、光磁気ディスクの欠陥以
外の原因による信号の変動が0次反射光信号と1次反射
光信号とで略同レベルとなるように0次反射光信号及び
/又は1次反射光信号を増幅させる。その後、0次反射
光信号と1次反射光信号とを加算し、この加算結果から
光磁気ディスクの欠陥を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスクの
欠陥を光学的に検出する光磁気ディスク検査装置及び光
磁気ディスクの検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクは、大量の情報を記録す
ることが可能な円盤状の記録媒体であり、基板上に磁性
材料から成る記録層が形成されてなる。
【0003】このような光磁気ディスクは、記録再生が
正常にできることを保証するために、記録層の表面に欠
陥が存在していないかを検査する必要がある。すなわ
ち、記録層が形成された光磁気ディスクに対して、記録
層が正常に成膜されているか、または、傷や異物等が存
在していないか等を検査する必要がある。
【0004】従来、このような光磁気ディスクの欠陥の
検査では、光磁気ディスクの被検査面に対して、被検査
面全体にわたって走査するようにレーザ光を照射し、そ
の反射光の強度変化を測定することにより、欠陥を検出
している。すなわち、レーザ光を光磁気ディスクに照射
し、その反射光をフォトディテクタで受けて電気信号に
変換し、この電気信号の変動が予め設定された所定のし
きい値を越えたときに、その部分を欠陥として検出して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光磁気
ディスクの欠陥検査方法においては、光磁気ディスクに
予めピット等が形成されていると、その部分の反射率が
他のエリアの反射率とは異なるものとなるため、欠陥で
はないのにも関わらず、その部分が欠陥として誤って検
出されてしまうという問題があった。
【0006】具体的には、例えば、3.5インチ単密度
光磁気ディスクや3.5インチ倍密度光磁気ディスク等
においては、アドレス信号等のためのピットが予め形成
されたエリア(以下、「プリピットエリア」という。)
が被検査面内に存在しているため、従来の欠陥検査方法
では、このプリピットエリアが欠陥として誤って検出さ
れてしまっていた。
【0007】すなわち、光磁気ディスクにプリピットエ
リア等が予め形成されていると、図5に示すように、フ
ォトディテクタからの信号に、本当の欠陥による変動H
1,H2だけでなく、プリピットエリア等による変動h
1,h2も含まれてしまう。そのため、本当の欠陥が検
出されるだけでなく、プリピットエリア等までも欠陥と
検出されてしまっていた。
【0008】従来、このような問題を回避するには、図
6に示すように、欠陥を検出する際に用いられるしきい
値L1のレベルを、プリピットエリア等による信号の変
動h1,h2よりも大きくして、プリピットエリア等を
欠陥として検出しないようにしている。しかし、このよ
うにしきい値L1のレベルを大きくすると、小さい欠
陥、すなわち、図6における信号の変動H2のように、
プリピットエリア等による信号の変動h1,h2と同程
度以下しか信号の変動が生じないような欠陥について
は、検出が不可能になってしまう。
【0009】このように、従来の欠陥検査方法では、欠
陥の検出精度を高めようとすると、プリピットエリア等
までも欠陥として誤って検出してしまい、プリピットエ
リア等を欠陥として誤って検出しないようにすると、欠
陥の検出精度が低くなってしまっていた。
【0010】そこで本発明は、このような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、プリピットエリア等を欠
陥として誤って検出することなく、高精度に本当の欠陥
だけを検出することができる光磁気ディスク検査装置及
び光磁気ディスクの検査方法を提供すること目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに完成された本発明に係る光磁気ディスク検査装置
は、レーザ光を光磁気ディスクに照射し、その反射光を
検出することによって光磁気ディスクの欠陥を検出する
光磁気ディスク検査装置であって、上記反射光のうちの
0次反射光を検出して0次反射光信号を出力する第1の
検出装置と、上記反射光のうちの1次反射光を検出して
1次反射光信号を出力する第2の検出装置とを備え、上
記0次反射光信号と1次反射光信号とが互いに逆のレベ
ルの信号となるように0次反射光信号又は1次反射光信
号を反転させるとともに、光磁気ディスクの欠陥以外の
原因による信号の変動が0次反射光信号と1次反射光信
号とで略同レベルとなるように0次反射光信号及び/又
は1次反射光信号を増幅させた上で、0次反射光信号と
1次反射光信号とを加算し、この加算結果から光磁気デ
ィスクの欠陥を検出することを特徴とするものである。
【0012】この光磁気ディスク検査装置では、0次反
射光信号と1次反射光信号とが互いに逆のレベルの信号
となるように0次反射光信号又は1次反射光信号を反転
させるとともに、光磁気ディスクの欠陥以外の原因によ
る信号の変動が0次反射光信号と1次反射光信号とで略
同レベルとなるように0次反射光信号及び/又は1次反
射光信号を増幅させた上で、0次反射光信号と1次反射
光信号とを加算しているので、光磁気ディスクの欠陥以
外の原因による信号の変動が0次反射光信号と1次反射
光信号とで打ち消し合い、本当の欠陥による信号だけが
検出されることとなる。
【0013】また、本発明に係る光磁気ディスクの検査
方法は、レーザ光を光磁気ディスクに照射して、その反
射光のうちの0次反射光を検出して0次反射光信号を得
るととともに、上記反射光のうちの1次反射光を検出し
て1次反射光信号を得て、上記0次反射光信号と1次反
射光信号とが互いに逆のレベルの信号となるように0次
反射光信号又は1次反射光信号を反転させるとともに、
光磁気ディスクの欠陥以外の原因による信号の変動が0
次反射光信号と1次反射光信号とで略同レベルとなるよ
うに0次反射光信号及び/又は1次反射光信号を増幅さ
せた上で、0次反射光信号と1次反射光信号とを加算
し、上記加算結果から光磁気ディスクの欠陥を検出する
ことを特徴とするものである。
【0014】この光磁気ディスクの検査方法では、0次
反射光信号と1次反射光信号とが互いに逆のレベルの信
号となるように0次反射光信号又は1次反射光信号を反
転させるとともに、光磁気ディスクの欠陥以外の原因に
よる信号の変動が0次反射光信号と1次反射光信号とで
略同レベルとなるように0次反射光信号及び/又は1次
反射光信号を増幅させた上で、0次反射光信号と1次反
射光信号とを加算しているので、光磁気ディスクの欠陥
以外の原因による信号の変動が0次反射光信号と1次反
射光信号とで打ち消し合い、本当の欠陥による信号だけ
が検出されることとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0016】まず、本発明を適用した光磁気ディスク検
査装置の一例について説明する。
【0017】この光磁気ディスク検査装置は、回転して
いる被検査対象の光磁気ディスクの被検査面に対してレ
ーザ光を照射し、その反射光を検出することによって欠
陥を検出するものである。ここで、被検査対象となる光
磁気ディスクは、希土類遷移金属非晶質合金薄膜のよう
な磁気光学効果を有する磁性材料からなる記録層が、円
盤状の透明基板の片面に成膜されたものであり、この光
磁気ディスクに対して記録再生を行うときには、記録層
が成膜された面の反対側の面からレーザ光が入射され
る。したがって、ここでの欠陥の検査においては、記録
層が成膜された面の反対側の面が被検査面となる。
【0018】そして、この光磁気ディスク検査装置は、
図1に示すように、光磁気ディスク1を支持し回転させ
る第1のステージ10と、第1のステージ10と同様に
光磁気ディスク1を支持し回転させる第2のステージ2
0と、第1のステージ10の位置と第2のステージ20
の位置を交換するように第1のステージ10及び第2の
ステージ20を回転させるインデックスドライブ30
と、第1のステージ10又は第2のステージ20上の光
磁気ディスク1の表面状態を光学的に読み取る光学ヘッ
ド41を備えた光学ブロック40と、第1のステージ1
0、第2のステージ20、インデックスドライブ30及
び光学ブロック40の動きを制御するコントローラ50
と、光学ブロック40からの信号を処理する信号処理部
60と、コントローラ50及び信号処理部60と接続さ
れたコンピュータ70とを備える。
【0019】上記第1のステージ10は、スピンドルモ
ータ11を備えており、コントローラ50からの制御信
号に基づいて、真空チャッキングによってスピンドル1
2上に光磁気ディスク1を固定した上で、スピンドルモ
ータ11により、図2の矢印Aに示すように、スピンド
ル12上に固定された光磁気ディスク1を高速回転駆動
させる。同様に、上記第2のステージ20も、スピンド
ルモータ21を備えており、コントローラ50からの制
御信号に基づいて、真空チャッキングによってスピンド
ル22上に光磁気ディスク1を固定した上で、スピンド
ルモータ21により、図2の矢印Bに示すように、スピ
ンドル22上に固定された光磁気ディスク1を高速回転
駆動させる。ここで、第1のステージ10及び第2のス
テージ20に固定される光磁気ディスク1は、被検査面
が光学ブロック40の光学ヘッド41に対向するように
固定される。
【0020】そして、これら第1のステージ10及び第
2のステージ20は、インデックスドライブ30によっ
て、図2の矢印Cに示すように、互いの位置が入れ替わ
るように回転するようになっている。そして、光学ブロ
ック40側に回転させられた側のステージにおいては、
被検査対象の光磁気ディスク1の検査が行われ、他方の
ステージにおいては、被検査対象の光磁気ディスク1の
授受が行われる。ここで、被検査対象の光磁気ディスク
1の検査が行われる側のステージは、ディスク検査ステ
ージと呼ばれ、他方のステージは、ディスク受け取りス
テージと呼ばれる。
【0021】上記インデックスドライブ30は、インデ
ィックスモータ31を備えており、コントローラ50か
らの制御信号に基づいて、インディックスモータ31に
よって、第1のステージ10の位置と第2のステージ2
0の位置を交換するように第1のステージ10及び第2
のステージ20を回転させる。すなわち、このインディ
ックスドライブ30により、第1のステージ10がディ
スク検査ステージからディスク受け取りステージへと回
転させられるとともに、第2のステージ20がディスク
受け取りステージからディスク検査ステージへと回転さ
せられたり、あるいは、第2のステージ20がディスク
検査ステージからディスク受け取りステージへと回転さ
せられるとともに、第1のステージ10がディスク受け
取りステージからディスク検査ステージへと回転させら
れる。
【0022】上記光学ブロック40は、ディスク検査ス
テージ上の光磁気ディスク1の欠陥を光学的に検出する
ためのものであり、光磁気ディスク1の被検査面に向け
てレーザ光LBを出射し、その反射光を検出する光学ヘ
ッド41と、コントローラ50からの制御信号に基づい
て光学ヘッド41を図2の矢印Dに示すように光磁気デ
ィスク1の径方向に移動させるスレッドモータ42とを
備える。ここで、光学ヘッド41は、光磁気ディスク1
の被検査面に向けてレーザ光LBを出射するレーザ光出
射部と、その反射光を検出して電気信号に変換して出力
する反射光検出部と、レーザ光出射部から出射するレー
ザ光LBの光量を自動的に制御するオートパワーコント
ロール装置とを備えている。そして、この光学ブロック
40からの信号、すなわち反射光検出部からの電気信号
は、信号処理部60に供給され、この信号処理部60に
おいて、後述するように処理が行われて、光磁気ディス
ク1の欠陥が検出される。
【0023】そして、コントローラ50及び信号処理部
60と接続されたコンピュータ70は、以上のような第
1のステージ10、第2のステージ20、インデックス
ドライブ30及び光学ブロック40の動き等を統括的に
制御するとともに、信号処理部60によって処理され検
出された光磁気ディスク1の欠陥に関するデータを受け
取り保存する。
【0024】ここで、コンピュータ70は、この光磁気
ディスク検査装置によって複数の光磁気ディスクの検査
を自動的に連続して行えるように、自動運転用のインタ
ーフェースを備えていることが好ましい。また、コンピ
ュータ70は、単一の独立したコンピュータである必要
はなく、例えば、コントローラ50及び信号処理部60
と接続されたコンピュータを、複数の光磁気ディスク検
査装置の動きを一括して制御するホストコンピュータに
接続し、このホストコンピュータから指示を受け取り、
第1のステージ10、第2のステージ20、インデック
スドライブ30及び光学ブロック40の動き等を制御す
るようにしてもよい。
【0025】つぎに、この光磁気ディスク検査装置の光
学ヘッド41及び信号処理部60の構成について、図3
を参照しながら詳細に説明する。
【0026】光学ヘッド41は、図3に示すように、レ
ーザ光出射部43及び反射光検出部44を備えている。
【0027】そして、レーザ光出射部43は、レーザ光
LBを出射するレーザダイオード43aと、光磁気ディ
スク1の被検査面1aとレーザダイオード43aとの間
に配されたレンズ43b及び1/4波長板43cとを備
えており、レーザダイオード43aから、レンズ43b
及び1/4波長板43cを介して、光磁気ディスク1の
被検査面1aにレーザ光LBを照射する。
【0028】一方、反射光検出部44は、レーザ光出射
部43から光磁気ディスク1の被検査面1aに照射され
たレーザ光LBの反射光を検出するものであり、光磁気
ディスク1の被検査面1aからの反射光のうちの0次反
射光LB0を検出して0次反射光信号S0を出力する第
1の検出装置45と、光磁気ディスク1の被検査面1a
からの反射光のうちの1次反射光LB1を検出して1次
反射光信号S1を出力する第2の検出装置46とを備え
ている。
【0029】ここで、第1の検出装置45は、0次反射
光LB0の光軸上に配されたレンズ45a、スリット4
5b及びビームスプリッタ45cと、ビームスプリッタ
45cからの一方の出射光の光軸上に配された第1のフ
ォトディテクタ45dと、ビームスプリッタ45cから
の他方の出射光の光軸上に配された第2のフォトディテ
クタ45eとを備えている。そして、第1の検出装置4
5は、第1のフォトディテクタ45d及び第2のフォト
ディテクタ45eにより、光磁気ディスク1の被検査面
1aからの反射光のうちの0次反射光LB0を検出し電
気信号に変換して、第1のフォトディテクタ45dから
の出力と、第2のフォトディテクタ45eからの出力と
の和信号を、0次反射光LB0の光量を示す0次反射光
信号S0として出力する。
【0030】なお、第1の検出装置45が第1のフォト
ディテクタ45dと第2のフォトディテクタ45eの2
つのフォトディテクタを備えているのは、光磁気ディス
ク検査装置として、光磁気ディスクの偏光性の欠陥(偏
光異常)を検出するために差信号を利用するためであ
る。すなわち、この第1の検出装置45の2つのフォト
ディテクタは、第1のフォトディテクタ45dの出力と
第2のフォトディテクタ45eの出力から差信号Out
2を得るために必要であり、また、第1のフォトディテ
クタ45dからの出力Out1はビーム変位センサへと
供給され、これにより、ビームの曲がりやビームのふく
らみが検出され、例えば光磁気ディスク保護の目的で塗
布されたトップコートのアワやスジ等の欠陥が検出され
る。ただし、本発明においては0次反射光LB0の光量
が検出できればよいので、上述のように2つのフォトデ
ィテクタを備えている必要はなく、0次反射光LB0を
検出するフォトディテクタの数は1つだけとしてもよ
い。すなわち、ビームスプリッタを介することなく、単
一のフォトディテクタを用いて0次反射光LBを直接検
出するようにしてもよい。
【0031】一方、第2の検出装置46は、1次反射光
LB1の光軸上に配された第3のフォトディテク46a
を備えており、この第3のフォトディテクタ46aによ
り、光磁気ディスク1の被検査面1aからの反射光のう
ちの1次反射光LB1を検出し電気信号に変換して、1
次反射光LB1の光量を示す1次反射光信号S1を出力
する。
【0032】以上のような光学ヘッド40からの出力、
すなわち第1の検出装置45から出力される0次反射光
信号S0、及び第2の検出装置46から出力される1次
反射光信号S1は、上述したように、信号処理部60に
供給される。
【0033】この信号処理部60は、図3に示すよう
に、第1の検出装置45から0反射光信号S0が供給さ
れる非反転増幅回路61と、第2の検出装置46から1
次反射光信号S1が供給される反転増幅回路62と、非
反転増幅回路61及び反転増幅回路62と接続された加
算回路63と、加算回路63と接続された欠陥検出回路
64とを備える。
【0034】ここで、非反転増幅回路61は、第1の検
出装置45から0次反射光信号S0を受け取り、この0
次反射光信号S0を反転させることなく増幅させ、一
方、反転増幅回路62は、第2の検出装置46から1次
反射光信号S1を受け取り、この1次反射光信号S1を
反転させ且つ増幅させる。そして、非反転増幅回路61
によって増幅された0次反射光信号S3と、反転増幅回
路62によって反転増幅された1次反射光信号S4と
は、加算回路63に供給され、この加算回路53によっ
て加算される。そして、加算回路63によって加算され
た加算信号S5は、加算回路63から欠陥検出回路64
に供給され、この欠陥検出回路64によって加算信号S
5から光磁気ディスク1の欠陥が検出される。
【0035】つぎに、以上のような光磁気ディスク検査
装置を用いた光磁気ディスクの検査方法について詳細に
説明する。
【0036】光磁気ディスク1の欠陥を検査する際は、
先ず、ディスク受け取りステージに被検査対象の光磁気
ディスク1をセットし、その後、インデックスドライブ
30により、光磁気ディスク1がセットされたステージ
をディスク検査ステージ側へ回転させる。
【0037】次に、ディスク検査ステージ上の光磁気デ
ィスク1をスピンドルモータ11(又は21)で回転駆
動させ、この回転駆動している光磁気ディスク1に対し
て、光学ブロック40の光学ヘッド41によってレーザ
光LBを照射し、その反射光を検出することにより、光
磁気ディスク1の欠陥を検出する。このとき、回転駆動
している光磁気ディスク1に対してレーザ光LBを照射
すると同時に、スレッドモータ42によって光学ヘッド
41を被検査対象の光磁気ディスク1の径方向へと移動
させる。これにより、被検査対象の光磁気ディスク1の
全面に対してレーザ光LBが走査され、被検査対象の光
磁気ディスク1の被検査面全体について、欠陥の有無が
検査されることとなる。
【0038】そして、検査が終了したら、インデックス
ドライブ30により、検査が終了した光磁気ディスク1
がセットされているステージをディスク受け取りステー
ジ側へと移動させ、検査が終了した光磁気ディスク1を
ステージから取り外す。このとき、光磁気ディスク1の
検査を連続して行うときには、予め他方のステージに新
たな光磁気ディスク1をセットしておく。これにより、
検査が終了した光磁気ディスク1を支持しているステー
ジがディスク受け取りステージ側へ移動すると共に、新
たに検査する光磁気ディスク1を支持しているステージ
がディスク検査ステージ側へと移動することとなり、光
磁気ディスク1の検査を連続して行うことが可能とな
る。
【0039】つぎに、光磁気ディスク1からの反射光に
よって欠陥を検出する方法について詳細に説明する。
【0040】まず、被検査対象の光磁気ディスク1から
の反射光のうち、0次反射光LB0は第1の検出装置4
5の第1のフォトディテクタ45d及び第2のフォトデ
ィテクタ45eによって検出され、第1のフォトディテ
クタ45dからの出力と、第2のフォトディテクタ45
eからの出力との和信号が、0次反射光LB0の光量を
示す0次反射光信号S0として出力される。一方、被検
査対象の光磁気ディスク1からの反射光のうち、1次反
射光LB1は、第2の検出装置46の第3のフォトディ
テクタ46aによって検出され、この第3のフォトディ
テクタ46aからの出力が、1次反射光LB1の光量を
示す1次反射光信号S1として出力される。
【0041】ここで、被検査対象の光磁気ディスク1の
被検査面1aにレーザ光LBの反射率に影響を与えるも
のが存在していると、0次反射光信号S0及び1次反射
光信号S1に信号レベルの落ち込みが生じる。すなわ
ち、図4の(1)に示すように、0次反射光信号S0に
は、光磁気ディスク1の欠陥による信号レベルの落ち込
みP1,P2等や、光磁気ディスク1に予め書き込まれ
たプリピットエリア等による信号レベルの落ち込みQ
1,Q2等が存在しており、図4の(2)に示すよう
に、1次反射光信号S1にも、0次反射光信号S0にお
ける信号レベルの落ち込みと対応するように、光磁気デ
ィスク1の欠陥による信号レベルの落ち込みP3,P4
等や、光磁気ディスク1に予め書き込まれたプリピット
エリア等による信号レベルの落ち込みQ3,Q4等が存
在している。ここで、0次反射光信号S0における信号
レベルの落ち込みP1,P2,Q1,Q2等と、1次反
射光信号S1における信号レベルの落ち込みP3,P
4,Q3,Q4等とは、それらの落ち込みのレベルは異
なっているが、落ち込みが生じる位置は同じとなってい
る。
【0042】そして、0次反射光信号S0は、第1の検
出装置45から信号処理回路60の非反転増幅回路61
に供給され、この非反転増幅回路61により、図4の
(3)に示すように増幅される。一方、1次反射光信号
S1は、第2の検出装置46から信号処理回路60の反
転増幅回路62に供給され、この反転増幅回路62によ
り、図4の(4)に示すように反転増幅される。
【0043】ここで、0次反射光信号S0及び1次反射
光信号S1の増幅は、光磁気ディスク1の欠陥以外の原
因による信号の変動が0次反射光信号S0と1次反射光
信号S1とでほぼ同レベルとなるように増幅する。すな
わち、図4の(3)及び(4)に示すように、増幅され
た0次反射光信号S3におけるプリピットエリア等によ
る信号レベルの落ち込みQ1,Q2等と、反転増幅され
た1次反射光信号S4におけるプリピットエリア等によ
る信号レベルの落ち込みQ3,Q4等とがほぼ同レベル
となるように、0次反射光信号S0と1次反射光信号S
1とを増幅する。
【0044】なお、ここでは1次反射光信号S1を反転
増幅させたが、0次反射光信号と1次反射光信号とが互
いに逆のレベルの信号となればよいので、1次反射光信
号S1は反転させることなく増幅し、0次反射光信号S
0を反転増幅するようにしてもよい。ただし、この場合
は欠陥による信号の変動が落ち込みではなく上に突出し
た形となることがあるので、その形に合わせてしきい値
Lを設定する必要がある。
【0045】その後、非反転増幅回路61によって増幅
された0次反射光信号S3と、反転増幅回路62によっ
て反転増幅された1次反射光信号S4とを加算回路63
によって加算して、加算信号S5を得る。
【0046】この加算信号S5は、図4の(5)に示す
ように、非反転増幅回路61によって増幅された0次反
射光信号S3におけるプリピットエリア等による信号レ
ベルの落ち込みQ1,Q2等と、反転増幅回路62によ
って反転増幅された1次反射光信号S4におけるプリピ
ットエリア等による信号レベルの落ち込みQ3,Q4等
とが相殺されており、光磁気ディスクの欠陥による信号
レベルの落ち込みPa,Pb等だけが残っている。
【0047】そして、この加算信号S5は、加算回路6
3から欠陥検出回路64に供給され、この欠陥検出回路
64において、図4の(5)に示すように、所定のしき
い値Lを上回るような信号レベルの落ち込みPa,Pb
等が欠陥として検出される。ここで、加算信号S5に
は、欠陥以外の原因による信号レベルの落ち込み、すな
わちプリピットエリア等による信号レベルの落ち込みは
存在してないので、プリピットエリア等を欠陥として誤
って検出することなく、本当の欠陥だけを高精度に検出
することができる。
【0048】なお、非反転増幅回路61及び反転増幅回
路62は、半固定抵抗によって増幅レベルを任意に設定
できるようにした方がよい。このように増幅レベルを任
意に設定できるようにすることにより、第1の検出装置
45及び第2の検出装置46によって検出された0次反
射光信号S0及び1次反射光信号S1においてプリピッ
トエリア等による落ち込みのレベルが変化しても、プリ
ピットエリア等による信号レベルの落ち込みが相殺され
るように、非反転増幅回路61による増幅レベルと、反
転増幅回路62による増幅レベルとを適切に設定するこ
とが可能となる。したがって、非反転増幅回路61及び
反転増幅回路62の増幅レベルを任意に設定できるよう
にすることにより、被検査対象の光磁気ディスクが変わ
っても、プリピットエリア等を欠陥として誤って検出す
ることなく、本当の欠陥だけを高精度に検出することが
可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
においては、0次反射光信号と1次反射光信号とが互い
に逆のレベルの信号となるように0次反射光信号又は1
次反射光信号を反転させるとともに、光磁気ディスクの
欠陥以外の原因による信号の変動が0次反射光信号と1
次反射光信号とで略同レベルとなるように0次反射光信
号及び/又は1次反射光信号を増幅させた上で、0次反
射光信号と1次反射光信号とを加算しているので、光磁
気ディスクの欠陥以外の原因による信号の変動が0次反
射光信号と1次反射光信号とで打ち消し合い、本当の欠
陥による信号だけが検出されることとなる。
【0050】したがって、本発明によれば、光磁気ディ
スクの欠陥を検出する際に、プリピットエリア等を欠陥
として誤って検出することなく、本当の欠陥だけを高精
度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光磁気ディスク検査装置の一
構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した光磁気ディスク検査装置の動きを
説明するための模式図である。
【図3】図1に示した光磁気ディスク検査装置の光学ヘ
ッド及び信号処理部の一構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】信号処理部による0次反射光信号及び1次反射
光信号の処理の様子を示す図である。
【図5】フォトディテクタからの信号の一例を示す図で
ある。
【図6】フォトディテクタからの信号に対してしきい値
を設定した様子を示す図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 10 第1のステージ 20 第2のステージ 30 インデックスドライブ 40 光学ブロック 41 光学ヘッド 42 スレッドモータ 43 レーザ光出射部 44 反射光検出部 45 第1の検出装置 46 第2の検出装置 50 コントローラ 60 信号処理部 61 非反転増幅回路 62 反転増幅回路 63 加算回路 64 欠陥検出回路 70 コンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を光磁気ディスクに照射し、そ
    の反射光を検出することによって光磁気ディスクの欠陥
    を検出する光磁気ディスク検査装置であって、 上記反射光のうちの0次反射光を検出して0次反射光信
    号を出力する第1の検出装置と、 上記反射光のうちの1次反射光を検出して1次反射光信
    号を出力する第2の検出装置とを備え、 上記0次反射光信号と1次反射光信号とが互いに逆のレ
    ベルの信号となるように0次反射光信号又は1次反射光
    信号を反転させるとともに、光磁気ディスクの欠陥以外
    の原因による信号の変動が0次反射光信号と1次反射光
    信号とで略同レベルとなるように0次反射光信号及び/
    又は1次反射光信号を増幅させた上で、0次反射光信号
    と1次反射光信号とを加算し、この加算結果から光磁気
    ディスクの欠陥を検出することを特徴とする光磁気ディ
    スク検査装置。
  2. 【請求項2】 レーザ光を光磁気ディスクに照射して、
    その反射光のうちの0次反射光を検出して0次反射光信
    号を得るととともに、上記反射光のうちの1次反射光を
    検出して1次反射光信号を得て、 上記0次反射光信号と1次反射光信号とが互いに逆のレ
    ベルの信号となるように0次反射光信号又は1次反射光
    信号を反転させるとともに、光磁気ディスクの欠陥以外
    の原因による信号の変動が0次反射光信号と1次反射光
    信号とで略同レベルとなるように0次反射光信号及び/
    又は1次反射光信号を増幅させた上で、0次反射光信号
    と1次反射光信号とを加算し、 上記加算結果から光磁気ディスクの欠陥を検出すること
    を特徴とする光磁気ディスクの検査方法。
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JP2012073155A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Hitachi High-Technologies Corp 磁気ディスク検査装置及び検査方法

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