JPS6216206Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6216206Y2 JPS6216206Y2 JP1978146259U JP14625978U JPS6216206Y2 JP S6216206 Y2 JPS6216206 Y2 JP S6216206Y2 JP 1978146259 U JP1978146259 U JP 1978146259U JP 14625978 U JP14625978 U JP 14625978U JP S6216206 Y2 JPS6216206 Y2 JP S6216206Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push
- mist
- painted surface
- flow
- air outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003595 mist Substances 0.000 claims description 28
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 12
- 238000010422 painting Methods 0.000 claims description 11
- 239000003973 paint Substances 0.000 claims description 7
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 claims description 2
- 238000007592 spray painting technique Methods 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
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- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は塗装室におけるスプレー塗装の際に発
生する塗料飛沫ならびに有機溶剤などの有害ミス
トから作業者を防護するためのプツシユ・プル形
式の換気装置の改良に関する。
生する塗料飛沫ならびに有機溶剤などの有害ミス
トから作業者を防護するためのプツシユ・プル形
式の換気装置の改良に関する。
塗装室の換気装置については従来から諸種の形
式のものが実用されているが、最近は前記目的達
成に有利な性能をもつプツシユ・プル形式が多く
用いられるようになつた。然しこの形式にもいろ
いろの方法があり、その効果も又一様ではなく、
現在においてはまだ作業者防護が完壁であるとは
言い難い。
式のものが実用されているが、最近は前記目的達
成に有利な性能をもつプツシユ・プル形式が多く
用いられるようになつた。然しこの形式にもいろ
いろの方法があり、その効果も又一様ではなく、
現在においてはまだ作業者防護が完壁であるとは
言い難い。
本考案は、かゝる現状にあるプツシユ・プル形
式の塗装室の換気装置において、従来最も処理が
困難とされる上方指向の有害ミスト流に効果的に
作用し、比較的小風量のプツシユ気流で、有害ミ
スト流から作業者を防護し、かつ該有害ミスト流
をスムーズにプル吸込口へ到達せしめ換気目的を
果す装置を提供するものである。
式の塗装室の換気装置において、従来最も処理が
困難とされる上方指向の有害ミスト流に効果的に
作用し、比較的小風量のプツシユ気流で、有害ミ
スト流から作業者を防護し、かつ該有害ミスト流
をスムーズにプル吸込口へ到達せしめ換気目的を
果す装置を提供するものである。
以下、従来実用されているプツシユ・プル形式
の塗装室換気装置を換気風向の違いによる構成と
効果を図面によつて比較しながら、本考案の実施
例を説明する。
の塗装室換気装置を換気風向の違いによる構成と
効果を図面によつて比較しながら、本考案の実施
例を説明する。
第1図は塗装室上面に吹出し口を設け、下方に
吸込み口を設けた公知のダウンブロー式である。
吸込み口を設けた公知のダウンブロー式である。
この場合、スプレーされ塗装面に塗着した以外
の塗料は飛沫となつて層を作り、溶剤ミストとゝ
もに塗装面に沿つて四方に拡散する。実験したと
ころによれば飛沫の初速は約3メートル毎秒、周
辺に拡散したあと天井付近においてもなお1メー
トル毎秒程の速度をもつている。
の塗料は飛沫となつて層を作り、溶剤ミストとゝ
もに塗装面に沿つて四方に拡散する。実験したと
ころによれば飛沫の初速は約3メートル毎秒、周
辺に拡散したあと天井付近においてもなお1メー
トル毎秒程の速度をもつている。
この勢力をもつて上昇したミスト流は天井に当
つて方向を換え、吹出し口3のプツシユ気流によ
つて作業者5を覆う形に下降することゝなり、作
業者防護の効果は非常に少ない。
つて方向を換え、吹出し口3のプツシユ気流によ
つて作業者5を覆う形に下降することゝなり、作
業者防護の効果は非常に少ない。
即ち天井部でなお1メートル毎秒の勢力を保持
するミスト流8を直角方向から気流を吹出して阻
止するには相当の高速気流を必要とすることにな
る。
するミスト流8を直角方向から気流を吹出して阻
止するには相当の高速気流を必要とすることにな
る。
実験によれば、プツシユ気流を0.2メートル毎
秒の速度とした場合、作業者5の背部をミスト流
8の主流が流れ、作業者5は完全に有害ガスの雰
囲気中に在ることゝなり、0.5メートル毎秒のプ
ツシユ気流を与えた場合、作業者5はミスト主流
と同一線上に置かれることになる0.2メートル毎
秒のプツシユ気流を与えて漸く作業者5の僅か前
方にミスト主流8が移るのである。
秒の速度とした場合、作業者5の背部をミスト流
8の主流が流れ、作業者5は完全に有害ガスの雰
囲気中に在ることゝなり、0.5メートル毎秒のプ
ツシユ気流を与えた場合、作業者5はミスト主流
と同一線上に置かれることになる0.2メートル毎
秒のプツシユ気流を与えて漸く作業者5の僅か前
方にミスト主流8が移るのである。
然し、2メートル毎秒を超すような高速気流
は、塗着したばかりの塗装面を覆つて、暫時これ
を保護する働きをなす飛沫層7を破壊して、肝腎
の塗装面を著しく劣化するので実用的ではない。
は、塗着したばかりの塗装面を覆つて、暫時これ
を保護する働きをなす飛沫層7を破壊して、肝腎
の塗装面を著しく劣化するので実用的ではない。
次いで第2図は塗装面に対向する後壁側、即ち
作業者5の背面から、プツシユする公知のバツク
ブロー式の例である。
作業者5の背面から、プツシユする公知のバツク
ブロー式の例である。
この場合も前記ダウンブロー式と同じくプツシ
ユ気流の速度は特に上方において高速が要求され
通常0.5内至1メートル毎秒に設定されるが、作
業者5の防護も完全ではなく、高速気流に曝され
て作業者5の体力消耗は大きく、又塗装面の劣化
を来すなどの欠点もゝつている。なお塗装室1の
後壁がダクトで閉鎖されるので塗装室1への出
入、材料搬入等に不都合を生じる場合がある。
ユ気流の速度は特に上方において高速が要求され
通常0.5内至1メートル毎秒に設定されるが、作
業者5の防護も完全ではなく、高速気流に曝され
て作業者5の体力消耗は大きく、又塗装面の劣化
を来すなどの欠点もゝつている。なお塗装室1の
後壁がダクトで閉鎖されるので塗装室1への出
入、材料搬入等に不都合を生じる場合がある。
これまで述べた公知の代表例の2種は、塗装面
から拡散する有害ミストの内、上方へ指向するミ
ストの処理が何れも不充分であり、これがため大
きいプツシユ風量ならびにプル設備を必要とし、
然も作業者5の防護は不完全であり、加えて塗装
面に悪影響を及ぼす結果となつている。
から拡散する有害ミストの内、上方へ指向するミ
ストの処理が何れも不充分であり、これがため大
きいプツシユ風量ならびにプル設備を必要とし、
然も作業者5の防護は不完全であり、加えて塗装
面に悪影響を及ぼす結果となつている。
本考案は、このような公知例の欠点すなわち上
方指向のミスト流8の捕捉を重点としこれを効果
的に行うものである。第3図にこれを示している
が、これまで、該上向流を専らプツシユ気流によ
つて抑制しようとしていたものを、図に示すよう
な方向転換板9を設けて、天井に当つて横向に方
向を換えたミスト流8をこれによつて更に下向に
方向転換させるものである。
方指向のミスト流8の捕捉を重点としこれを効果
的に行うものである。第3図にこれを示している
が、これまで、該上向流を専らプツシユ気流によ
つて抑制しようとしていたものを、図に示すよう
な方向転換板9を設けて、天井に当つて横向に方
向を換えたミスト流8をこれによつて更に下向に
方向転換させるものである。
ミスト流8の方向転換をプツシユ気流によつて
行おうとする方法は、ミスト流のもつ勢力に打ち
克つだけの勢力をもつたプツシユ気流が必要があ
り、前に述べたように高速のプツシユ気流を必要
とするが、固定された方向転換板9を設置するこ
とによつて、ミスト流8自身のもつ勢力によつて
風向きを換えることができ、ミスト流8の勢力が
強い程その効果が大きくなる特性を有する。
行おうとする方法は、ミスト流のもつ勢力に打ち
克つだけの勢力をもつたプツシユ気流が必要があ
り、前に述べたように高速のプツシユ気流を必要
とするが、固定された方向転換板9を設置するこ
とによつて、ミスト流8自身のもつ勢力によつて
風向きを換えることができ、ミスト流8の勢力が
強い程その効果が大きくなる特性を有する。
即ち塗装室1の仕様に従つて適当に設計された
方向転換板9によつてミスト流8は、第3図に示
すように、塗装面を覆いながら上昇し、天井に当
り次いで該方向転換板9に案内され一転して下向
流となる。
方向転換板9によつてミスト流8は、第3図に示
すように、塗装面を覆いながら上昇し、天井に当
り次いで該方向転換板9に案内され一転して下向
流となる。
このため天井方向から吹き出すプツシユ気流は
既に下向に転じているミスト流8を作業者側への
拡散を防ぎながら下降させてプル吸込口へ誘導す
れば良いことになり、低風速(実験においては
0.2メートル毎秒程度)の気流で事足りるのであ
る。然して下降するミスト流8はその側面をこの
プツシユ気流に抑えられながら、上昇するミスト
流8に隣接して下降し、作業者5を汚染すること
なくプル気流吸込口4を経て室外に排出される。
既に下向に転じているミスト流8を作業者側への
拡散を防ぎながら下降させてプル吸込口へ誘導す
れば良いことになり、低風速(実験においては
0.2メートル毎秒程度)の気流で事足りるのであ
る。然して下降するミスト流8はその側面をこの
プツシユ気流に抑えられながら、上昇するミスト
流8に隣接して下降し、作業者5を汚染すること
なくプル気流吸込口4を経て室外に排出される。
このように本考案になるミスト流8の方向転換
板9を設置することによる効果は、作業者5の防
護に止まらず、換気装置の小型化をもたらし、設
備費、動力費の節限を招来する。
板9を設置することによる効果は、作業者5の防
護に止まらず、換気装置の小型化をもたらし、設
備費、動力費の節限を招来する。
また、塗装の品質向上のため換気に調質空気を
使用する場合などの利益は特に大きいものがあ
る。
使用する場合などの利益は特に大きいものがあ
る。
第1図は公知の下向換気の塗装室内部の側面図
であり、第2図は背面吹出しの同じく側面図であ
る。第3図は本考案のミスト流の方向転換板を設
置した下向換気の実施例を示す側面図である。 1……塗装室、2……被塗装品、3……気流吹
出口、4……気流吸込口、5……作業者、6……
スプレーガン、7,8……ミスト流、9……ミス
ト流方向転換板。
であり、第2図は背面吹出しの同じく側面図であ
る。第3図は本考案のミスト流の方向転換板を設
置した下向換気の実施例を示す側面図である。 1……塗装室、2……被塗装品、3……気流吹
出口、4……気流吸込口、5……作業者、6……
スプレーガン、7,8……ミスト流、9……ミス
ト流方向転換板。
Claims (1)
- スプレー塗装用塗装室において、塗装室上方天
井面に塗装面から若干離れてプツシユ気流吹出口
を設け、これに対向し塗装面側に偏つた下方床面
にプル吸込口を設けたプツシユ・プル形式の換気
装置において、塗装作業によつて発生し上昇する
塗料飛沫ならびに有機溶剤等によつてなるミスト
流の方向を下向きに転換するごとく前記プツシユ
気流吹出口の塗装面側端部に設けたことを特長と
する、ミスト流の方向転換板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978146259U JPS6216206Y2 (ja) | 1978-10-24 | 1978-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978146259U JPS6216206Y2 (ja) | 1978-10-24 | 1978-10-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5561485U JPS5561485U (ja) | 1980-04-26 |
JPS6216206Y2 true JPS6216206Y2 (ja) | 1987-04-23 |
Family
ID=29126591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978146259U Expired JPS6216206Y2 (ja) | 1978-10-24 | 1978-10-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6216206Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5223576U (ja) * | 1975-08-05 | 1977-02-18 |
-
1978
- 1978-10-24 JP JP1978146259U patent/JPS6216206Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5223576U (ja) * | 1975-08-05 | 1977-02-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5561485U (ja) | 1980-04-26 |
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