JP3098674U - 塗装作業に於ける小型排気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型の移動式となし、処理物の前面箇所へ配置し、部分的な補修塗装作業を安全且つ効率良く行うための小型排気装置の提供。
【解決手段】縦寸法を凡そ140cm〜160cm、横寸法を凡そ100cm〜140cm、奥行寸法を凡そ20cm〜30cmとなした移動車輪付き枠体1を作成し、天井部にエアーカーテン室3を、そして下底部にはミスト吸引室5を備えさせると共に、該室の片側枠体外方にシロッコファン8を取付けたものとなすのであり、且つシロッコファンは100ボルトの交流電源で運転されるものとなす。
【選択図】図1
【解決手段】縦寸法を凡そ140cm〜160cm、横寸法を凡そ100cm〜140cm、奥行寸法を凡そ20cm〜30cmとなした移動車輪付き枠体1を作成し、天井部にエアーカーテン室3を、そして下底部にはミスト吸引室5を備えさせると共に、該室の片側枠体外方にシロッコファン8を取付けたものとなすのであり、且つシロッコファンは100ボルトの交流電源で運転されるものとなす。
【選択図】図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は車の補修塗装作業などで簡便に且つクリーンに使用可能ならしめる小型排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体の部分的な補修塗装や下地処理のパテ作業等に於いて、作業者は塗装ミストやパテ粉或いは有機溶剤などの雰囲下におかれるものとなるが、従来は簡易作業のため専ら無防備の状態下で行われるか、若しくは簡単な防護服を着衣しただけで行われるものとなっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−309396号
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
作業者自身の着衣による防護以外に、車全体を取囲んだ部屋を作成すると共に、必要な換気機器などを設備して行うことも行われているが、固定式のため設置場所に制約があり、且つ設備費などでコスト高となる問題がある。
本考案は上記の現状に鑑み、小型の移動式で必要とする作業を安全に、簡便且つ迅速に行えるものとなる装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、縦寸法を凡そ140cm〜160cm、横寸法を凡そ100cm〜140cm、奥行寸法を凡そ20cm〜30cmとなした移動車輪付き枠体を作成し、天井部にエアーカーテン室を、そして下底部にはミスト吸引室を備えさせると共に、該室の片側枠体外方にシロッコファンを取付けたものとなすのであり、且つシロッコファンは100ボルトの交流電源で運転されるものとなすのである。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1は本考案装置の一部破断正面図、図2はその使用状態説明平面図、図3は同側面図を示す。1は装置本体の枠体であって、縦寸法hを凡そ140cm〜160cm、横寸法wを凡そ100cm〜140cm、奥行き寸法vを凡そ20cm〜30cmとなし、且つ底面部には動輪2を取付けてプッシュプルな移動型となされてある。
【0007】
3は上記枠体1の天井部に取付けたエアーカーテン室であって、下方に向けて深さ凡そ20cm程度の箱体にとなし、箱体の上方は格子状に形成して空気を取入れると共に、内方にはフィルター4や送風ファンを収蔵させるものとなし、且つ送風ファンの運転で外気を天井上方から取入れて下方に向け下降させることによりエアーカーテンpを形成させるものとなしてある。
【0008】
5は下方底面部上に設けたミスト吸引室であって、高さ10cm〜20cm程度の箱体を作成し、該箱体内には多数のフィルター6を積層させるものとなし、且つ該箱体の片側方の開放口を枠体1の片側方に於ける対応箇所に穿設した透孔7と連通させるほか、該枠体1の外方へ装着させたシロッコファン8の吸込口に導かれるようになしてある。而して、シロッコファン8の吹出口9には、別途に持運び可能な排気ホースを接続されるものとなす。なお、10は操作ボックス、11は100ボルトの交流電源用のコンセントである。
【0009】
本考案装置は上記の如き構成であって、使用にさいしては図2、図3に示す如く車体12の補修作業を要する箇所へ移動させるのであり、コンセント11を屋内用の100v電源に接続させる。而して、操作ボックス10の操作ボタンをオン操作するのであり、これにより枠体1の上部エアーカーテン室3から外気が室内のフィルター4を通って下方に向かって吹出されるものとなるのであり、他方シロッコファン8も同時に作動されることから上記は下降気流を形成してミスト吸引室5へ向かって流れ、枠体1内にエアーカーテンpを形成するものとなる。
【0010】
上記の状態に於いて、作業者13は装置の枠体1の手前側から塗装ガン14を作動させ、車体12に向かって塗料その他の処理物を噴射させて必要箇所の塗装修理作業を行うのである。
ところで、車体12の補修箇所以外の部分には、予めフィルムシートをテーピングするなどのマスキングを施しておくのであり、従って噴射液はその必要な補修箇所へ向かって噴出され且つ付着されるものとなる。
このさい、噴射時に周囲へ散乱する塗装ミストなどはエアーカーテンpに並流されてミスト吸引室5へ運ばれるのであり、これはパテ粉や有機溶剤についても同様である。又、補修箇所付近に浮遊する塵埃についても同様であって、クリーンな環境下に於ける塗装作業を遂行させることのできるものとなる。
【0011】
上記に於けるエアーカーテンには、インバーターを装備して適度にその風速が調整できるようにするのである。
なお、本考案装置に於けるエアーカーテン室3やミスト吸引室5へ収蔵してなるフィルター4及び6は、適当時間の運転後に随時取換えるようになすのであり、また図示を省略したがシロッコファン8からの吹出口9には排気ホースを取付けしめ、その排気は屋外へ排出されるようになすのである。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成するものであって、装置全体がコンパクトに小型化されてなり、簡便且つ迅速に移動可能である。そして、必要な補修作業にさいしてはクリーンな作業環境が適時に得られると同時に、品質の優れた作業及びその作業効率の向上に寄与すること大ならしめるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一部破断正面図である。
【図2】使用状態説明の平面図である。
【図3】上記の同側面図である。
【符号の説明】
1 枠体
2 滑車
3 エアーカーテン室
5 ミストの吸引室
8 シロッコファン
10 操作ボックス
11 コンセント
12 車体
13 作業者
p エアーカーテン
【考案の属する技術分野】
本考案は車の補修塗装作業などで簡便に且つクリーンに使用可能ならしめる小型排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体の部分的な補修塗装や下地処理のパテ作業等に於いて、作業者は塗装ミストやパテ粉或いは有機溶剤などの雰囲下におかれるものとなるが、従来は簡易作業のため専ら無防備の状態下で行われるか、若しくは簡単な防護服を着衣しただけで行われるものとなっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−309396号
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
作業者自身の着衣による防護以外に、車全体を取囲んだ部屋を作成すると共に、必要な換気機器などを設備して行うことも行われているが、固定式のため設置場所に制約があり、且つ設備費などでコスト高となる問題がある。
本考案は上記の現状に鑑み、小型の移動式で必要とする作業を安全に、簡便且つ迅速に行えるものとなる装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、縦寸法を凡そ140cm〜160cm、横寸法を凡そ100cm〜140cm、奥行寸法を凡そ20cm〜30cmとなした移動車輪付き枠体を作成し、天井部にエアーカーテン室を、そして下底部にはミスト吸引室を備えさせると共に、該室の片側枠体外方にシロッコファンを取付けたものとなすのであり、且つシロッコファンは100ボルトの交流電源で運転されるものとなすのである。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1は本考案装置の一部破断正面図、図2はその使用状態説明平面図、図3は同側面図を示す。1は装置本体の枠体であって、縦寸法hを凡そ140cm〜160cm、横寸法wを凡そ100cm〜140cm、奥行き寸法vを凡そ20cm〜30cmとなし、且つ底面部には動輪2を取付けてプッシュプルな移動型となされてある。
【0007】
3は上記枠体1の天井部に取付けたエアーカーテン室であって、下方に向けて深さ凡そ20cm程度の箱体にとなし、箱体の上方は格子状に形成して空気を取入れると共に、内方にはフィルター4や送風ファンを収蔵させるものとなし、且つ送風ファンの運転で外気を天井上方から取入れて下方に向け下降させることによりエアーカーテンpを形成させるものとなしてある。
【0008】
5は下方底面部上に設けたミスト吸引室であって、高さ10cm〜20cm程度の箱体を作成し、該箱体内には多数のフィルター6を積層させるものとなし、且つ該箱体の片側方の開放口を枠体1の片側方に於ける対応箇所に穿設した透孔7と連通させるほか、該枠体1の外方へ装着させたシロッコファン8の吸込口に導かれるようになしてある。而して、シロッコファン8の吹出口9には、別途に持運び可能な排気ホースを接続されるものとなす。なお、10は操作ボックス、11は100ボルトの交流電源用のコンセントである。
【0009】
本考案装置は上記の如き構成であって、使用にさいしては図2、図3に示す如く車体12の補修作業を要する箇所へ移動させるのであり、コンセント11を屋内用の100v電源に接続させる。而して、操作ボックス10の操作ボタンをオン操作するのであり、これにより枠体1の上部エアーカーテン室3から外気が室内のフィルター4を通って下方に向かって吹出されるものとなるのであり、他方シロッコファン8も同時に作動されることから上記は下降気流を形成してミスト吸引室5へ向かって流れ、枠体1内にエアーカーテンpを形成するものとなる。
【0010】
上記の状態に於いて、作業者13は装置の枠体1の手前側から塗装ガン14を作動させ、車体12に向かって塗料その他の処理物を噴射させて必要箇所の塗装修理作業を行うのである。
ところで、車体12の補修箇所以外の部分には、予めフィルムシートをテーピングするなどのマスキングを施しておくのであり、従って噴射液はその必要な補修箇所へ向かって噴出され且つ付着されるものとなる。
このさい、噴射時に周囲へ散乱する塗装ミストなどはエアーカーテンpに並流されてミスト吸引室5へ運ばれるのであり、これはパテ粉や有機溶剤についても同様である。又、補修箇所付近に浮遊する塵埃についても同様であって、クリーンな環境下に於ける塗装作業を遂行させることのできるものとなる。
【0011】
上記に於けるエアーカーテンには、インバーターを装備して適度にその風速が調整できるようにするのである。
なお、本考案装置に於けるエアーカーテン室3やミスト吸引室5へ収蔵してなるフィルター4及び6は、適当時間の運転後に随時取換えるようになすのであり、また図示を省略したがシロッコファン8からの吹出口9には排気ホースを取付けしめ、その排気は屋外へ排出されるようになすのである。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成するものであって、装置全体がコンパクトに小型化されてなり、簡便且つ迅速に移動可能である。そして、必要な補修作業にさいしてはクリーンな作業環境が適時に得られると同時に、品質の優れた作業及びその作業効率の向上に寄与すること大ならしめるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一部破断正面図である。
【図2】使用状態説明の平面図である。
【図3】上記の同側面図である。
【符号の説明】
1 枠体
2 滑車
3 エアーカーテン室
5 ミストの吸引室
8 シロッコファン
10 操作ボックス
11 コンセント
12 車体
13 作業者
p エアーカーテン
Claims (2)
- 縦寸法を凡そ140cm〜160cm、横寸法を凡そ100cm〜140cm、奥行寸法を凡そ20cm〜30cmとなした移動車輪付き枠体を作成し、天井部にエアーカーテン室を、そして下底部にはミスト吸引室を備えさせると共に、該室の片側枠体外方にシロッコファンを取付けたものとなしてあることを特徴とした塗装作業に於ける小型排気装置。
- シロッコファンは100ボルトの交流電源で運転されることを特徴とした請求項1記載の塗装作業に於ける小型排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003621U JP3098674U (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 塗装作業に於ける小型排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003621U JP3098674U (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 塗装作業に於ける小型排気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098674U true JP3098674U (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=43252424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003621U Expired - Lifetime JP3098674U (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 塗装作業に於ける小型排気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098674U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006159022A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Fuji Heavy Ind Ltd | 塗装システム |
-
2003
- 2003-06-19 JP JP2003003621U patent/JP3098674U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006159022A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Fuji Heavy Ind Ltd | 塗装システム |
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