JPS63185473A

JPS63185473A - スプレ−ブ−ス

Info

Publication number: JPS63185473A
Application number: JP62018034A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Kojima; 小島　務
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-01-28
Filing date: 1987-01-28
Publication date: 1988-08-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、小形物品又は大形物品（例えば電気冷蔵庫や
自動車）などの被塗物を塗装室内に入れて、作業者が手
に持ったスプレーガンによす吹付塗装作業をするための
スプレーブース（吹付塗装の際に霧状塗料の飛散を防ぐ
ために用いる囲い）に関する本のである。

〔従来の技術〕

従来のスプレーブースの例を第４図及び第５図に示す。

第４図の例は小形被塗物を塗装する場合に用りられ、！
５図の例は大形被塗物を塗装する場合に用りられる本の
で、いずれ本側面図を示して論る。

第４図において、ｌは塗装室であり、その４ｄ１１面の
１面が開口されている。２は小形被塗物であって、台３
上に置かれる。４は作業者であり、５は作業老番が手に
持っている塗料吹付用のスプレーガンであふ。フは、塗
装室１内の稿状塗料及び溶剤蒸気（以下単に霧状塗料と
ｂう）を含んだ換気に８’を室外へ排出するための排風
装置である。排風装置ｌｔ７を作動すると、換気風８は
作業者４の背後より開口面を通って吸い込まれ、塗装室
１内を流れて霧状塗料を吸ｂ１換気風８′となりて排風
装＃Ｉツから室外へ排出される。

次に講５図の例は、大形の被塗物２を塗装するため塗装
室１が大キく、オた複数の作業者が室内で同時に作業が
できるように、また縛状墜料によみ作業者への被害をよ
り少なくするたｈ１換気風８け上方外ら下方へプッシュ
プル方式（吹出１．、吸込み方式）により一機に流れる
ようにしである。

このプッシュプル方式は塗装室１の天井部に設けた送風
装置６とその底部に設は九排風装ｗｔ〒によって行なわ
れム。室内を上方≠・ら下方へ流れる換気風８は霧状塗
料を吸い、換気風８′となって排風装置ｆ７から室外へ
排出される。

しかしながら、第４図及び第５図の従来例には、Ｔ１の
ような問題点がある。第４図の例では、スプレーガン５
から噴射された霧状塗料がｆ′ｒ−業者番に降りかから
なｈようにするため、換気［８の風速は開口面にお込て
０．４ｍ／ａ以上に規定されてｈる。し２５ＡＩ−、風
速が大きくなると、スプレーガン５２Ｓ・ら噴射された
霧状塗料が被塗物２に吹き付けられたあと、はね返った
飛沫が作業者４にかかり、却って被害を及ぼすことにな
る。市販されているスプレーブースは、排気処理用フィ
ルタの目詰まり等を考慮して、実際には風速０．７〜０
．８　ｍ　／θに設計されているので、このはね返り被
害は無視で会な論、オた、作業者は作業中絶えず背後か
ら換気風を受け、特に冬期には冷気にさらされふので、
健康上好ましくなし）。また、この換気風により作業者
の前面が減圧になるので、霧状塗料が吸す寄せられ、作
業者に被害を及ぼす。

第５図の例では、換気風８が上方から下方ヘプッシ島プ
ル方式により一様流に流れてｂるので、作業者の健康上
から第４図の場合より風速が減速され、０．２〜０．５
ｍ／θに規定されてはしするが、同様に昨業者番は絶え
ず換気風８にさらされることになる。作業者４に対する
霧状塗料の被害は第４図の場合より改善されてはｈふが
、未だ不充分である。また、側壁で囲まれた大きな塗装
室が塗ｗｒｈ業専用として工場内の空間を独占し、非稼
動時におｈて他の作業場に転用できなりため、工場空乙
の利用軍が悪い。

更に、第４図及び第５図の例に共通した問題点として、
塗装室内の換気風の風速は一１作業者の健康管理上から
一定風速以上又は範囲内に規定されているので、室外に
排出される換気風の風量が多りため、塗装室内の温度及
び湿度を、ある種類の塗料の吹付塗装に要求される最適
のｍ度、湿度に調節保持するには多大の費用を要し、経
済的に実現困難である。ある種類の塗料の最適条件の例
として挙げれば、（１）ウルシ塗りは高り湿度条件がよｈｏ（２）ラッカ
ー塗りは低り湿度が良く、高湿度で吹付塗装を行なうと
、ニドａセルａ−ズが結露によって白化現象を起こす。

この対策として、従来はリターダ（高沸点溶剤）を加え
て乾燥を遅くしてｂる。

（ｒ５）エボキク樹脂の塗装は５℃以下では硬化反応が
非常に遅く、乾燥不良となるので、５℃以上で塗装する
ことが望ましい。また、低温状態で塗装し、温かｈ室へ
移すと塗装表面に結露現象を起こす。

更に共通の問題点として、作業者は塗装室内で作業する
ため、夏期、冬期におｈて冷暖房を使用することができ
ず、過酷な環境下で作業せざるを？４になｈｏ〔発明が解決しようとする問題点〕本発明は、上記した従来技術の諸問題点を解決また夏期
や冬期時には作業者が冷暖房可能な環境下で健康的に作
業できるようにする。

（２）塗装室内の換気風の風速を被塗物に適した風速（
微風速）Ｋする。

（３）塗装室内の換気風の温度及び湿度を、塗料の種類
によって決まる最適条件に調節できるようにする。

（副塗装作業の種類及び規模に適応する塗装室を簡易に
構成でｈるようにする。

（５）塗装室を、非稼動時には他の作業場として使用で
きるように融通性を本たせる。

以上のことを比較的簡単な構成により、実現することを
目的とする本のである。

〔問題を解決するための手段〕

本発明の第１の発明は、立方形状の塗装室の４側面のう
ち少なくとも１面に、上方から下方へエアーカーテン用
空気猾を発生させるプツシ為プル（吹出１−吸込Ａ）型
エアーカーテン装置を備え、またこの塗装室内に、上方
九ら下方へ換気用空気流を発生させるプッシュプル型換
気装置を備えたことを特徴とする本のである。

Ｗに、本発明の第２の発明は、上記ｉ１の発明の構成の
ほか、前記換気用空気流の温間及び湿度を調節できる装
置を付加したことを特徴とする４のである。

〔実施例〕

以下、図面に例示した実施例により１本発明を具体的に
説明する。第１図なｈし第３図は、＠１の発明と第２の
発明の各実施例を共に示す概略図であり、第１図及び第
２図は側面図を、第３図は平面図を示す。第１図及び第
２図において、第１の発明は図の実線部分で構成され、
第２の発明はこれに破線部分を付加して構成されている
。

オす、舅１図において、１〜８は前述の第５図の同−記
号の４のと同様の本のである。第１図のｍｌの発明の最
本主要な構成部分け、塗装室ｌの４側面のうち１面が開
口され、この面に上方より下方へ空気流の流れるエアー
カーテンｌＯが設けられ、作業者４がこのエアーカーテ
ン１ｏにより塗装室１の内部ふら隔離されてｈる点であ
る。エアーカーテン１０の空気流は天井部に設けられた
送風袋［１１１により吹き出され、底部に設けられた排
風装置１２により吸し１込まれ、室外に排出される。

普通一般のエアーカーテンは送風装置により空気流を下
方へ吹き出すのみで、排風装置を用いておらず、従って
底面に吹き当った空気流は底面に沿って四方へ飛散する
。しかし、本発明に用いるエアーカーテン装置には、送
風装置と排風装置を設けて、空気流の吹出しと吸込みを
行なし）、塗装室底面に到達した空気流を塗装室内に乱
入することのないように、室外へ強制的に排出させてｈ
る。

従って、エアーカーテンの空気流が塗装室内に浸入して
内部をかく乱するようなことはなｈ０第１図に示す第２
の発明は、第１の発明のｓ！成に破線ブロックで示すｍ
変、湿＃′調節装＃９を付加した本のである。この温度
、湿琴鰐節装置１９は１送風装（ｔ６九ら吹き出す換気
風の湛蓼及び謂度を、吹付塗料の種類に応じた量適条件
の湛湿廖に調節する。これにより、吹付塗装の品質を向
上すると同時に原価低減がはかれる。

第１図の例において、作業者４はエアーカーテン１０に
より塗装室１から隔離された状すで、作業時にエアーカ
ーテン１０の外側からスプレーガン５を塗装室内に差し
入れて、支障なく塗装作業がでキ、シか本室内の霧状塗
料の被害力１ら防謹できる。また％作業者４は塗装室ｌ
と遮断された室外の空ｖａｌＮ境下で健康的な作業がで
きる。更にまた、換気風の風速は、作業者の健康を慮っ
た規定風速から自由となるので、装置に適した微風速に
設定できるため、塗装室内の温湿度調節が低経費ででき
る。

第２図の実施例は、塗り室１の４側面のうち対向する２
面を開口１．１、各面にそれぞれエアーカーテン１ｏ及
び１３を設け、被塗物２の両側面を２人の作業者４によ
り％同時に吹付塗装作業できるようにした本のである。

１４はエアーカーテン１３用の送風装置であり、１５け
その排風装置である。その他の構成は第１図の例と全く
同じである。

また、第、２図における第１の発明と舅２の発明の区分
本第１図の場合と全く同じである。

第３図の実施例け、塗装室１の４側面を全て開口し、そ
れぞれの面にエアーカーテン１０．１３１６及び１７を
設け、被塗物２を搬送するコンベア１日をエアーカーテ
ン１６及び１７中に貫通設置して、流れ作業方式に１−
た本のである。エアーカーテンの設置を２面から４面に
増加した以外は躯２図の場合と全く同じである。

上記各実施例に示すように、塗装室側面に設置するエア
ーカーテンの増減により、塗装作業の種類、規模に応じ
た適切なスプレーブースを構成することができる。また
、＠３図の場合は、塗ｆｉ、Ｍの側面がすべて開口され
たエアーカーテンになってｈるので、非稼動時には他の
作業場として利用できる。

〔発明の効果〕

以上峻明したように、本発明は立方形状の塗装室を、そ
の４側面のうち少なくとも工面にプツシ、、　７’　ｎ
、　方式のエアーカーテンを設けて囲み、カッ作業者を
塗装室から隔離するので（１）作業者は、作業時にエアーカーテンの外側力為ら
スプレーガンを塗装室内に自由に差し入れて支障なく作
業できると同時に、作業者を管状塗料の被寥九ら充分防
護することかで会、また商業者は塗装室外の空調環境下
におし１て健康的なＰ′Ｉ：業を行なうことがで会る。

（２）塗装室内の換気風の風速を被塗物に適した微風速
に設定できるので、排風量が微少となるため塗装室内の
現湿度管理が容易となり、ｒＦｆＩ時に排気処理用フィ
ルタフの維持管理費が節減できる。

（３１！？装全内の換気風のＩＩ％ｆ、湿度の調節が容
易に々るので、各種塗料に適した条件で吹付塗装かで六
、品質の向上、原価の低減ができる。

（４）塗装室側面のエアーカーテン設置増減によシ、塗
装作業の種類、規模に応じたスプレーブースを簡易に構
成することがで叱る。

（５）塗装室の非稼動時には、エアーカーテン壁が焚く
なるので、他の作業場に利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図及び第３図はそれ２れ本発明の第１の発
明及び第２の発明の各実施例を共に示す側面図及び平面
図であり、第４図及び第５図はそれぞれ従来例を示す側
面図である。ｌ・・・塗装室、　　２・・・被塗物、　４・・・作業
者５・・・スプレーガン、　６・・・換気用送風装置フ
・・・換気用排風装置、　　９・・・湛度、湿度調節装
置、　１０，１３，１６．１７・・・エアーカーテン、
　　１１．１４・・・エアーカーテン用送風装置。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）立方形状の塗装室の４側面のうち少なくとも１面
に、上方から下方へエアーカーテン用空気流を発生させ
るプッシュプル（吹出し吸込み）型エアーカーテン装置
を備え、また該塗装室内部に上方から下方へ換気用空気
流を発生させるプッシュプル型換気装置を備えたことを
特徴とするスプレーブース。
（２）立方形状の塗装室の４側面のうち少なくとも１面
に、上方から下方へエアーカーテン用空気流を発生させ
るプッシュプル型エアーカーテン装置を備え、また該塗
装室内部に、上方から下方へ換気用空気流を発生させる
プッシュプル型換気装置を備え、更にまた該換気用空気
流の温度及び湿度を調節できる装置を備えたことを特徴
とするスプレーブース。