JPS63104680A - 塗装乾燥装置 - Google Patents

塗装乾燥装置

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JPS63104680A
JPS63104680A JP61249480A JP24948086A JPS63104680A JP S63104680 A JPS63104680 A JP S63104680A JP 61249480 A JP61249480 A JP 61249480A JP 24948086 A JP24948086 A JP 24948086A JP S63104680 A JPS63104680 A JP S63104680A
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drying
chamber
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、小さな面積の自動車修理工場(所謂板金塗装
工場)において、車体の吹付は塗装とその後の熱風乾燥
とを同室内で行う小規模な一室型塗装乾燥装置に関する
(従来の技術) この種の一室型塗装乾燥装置として、従来例えば第9図
に示すように、被塗装乾燥体としての自動車C用の一室
型塗装乾燥装置lが知られている(例えば実開昭55−
94691号公報参照)。
これは、塗装乾燥室2の天井に吹出口5を開設し、塗装
乾燥室2の屋根に吹出口5に連通するダクト4を設ける
とともに、塗装乾燥室2の側部にはダクト4内に新鮮空
気を送給して吹出口5から塗装乾燥室2内に該新鮮空気
を吹出させる塗装時用のファン(図示せず)を設け、更
に塗装乾燥室2の側部には適時に作動する加熱空気発生
装M3を介してダクト4内に外気を送給し吹出口5から
加熱空気を吹出させる乾燥時用の送風機8を設け、また
、塗装乾燥室2の床に排気口6を開設し、排気ファン(
図示せず)で吸引流を生じる排気ダクト7に上記排気口
6を連通させである。
ところで、一般に、この種の装置は、後述する吹付は塗
装時における塗装作業者の安全衛生を考慮して良好な塗
装環境を作りだすために、労働安全衛生法の有機溶剤中
毒予防規則に基づいて設計されている。そのため、吹出
口5は床面積(最低でも26平方メートル)の0.6倍
以上の開口面積を有し、該吹出口からの気流の風速が床
面の略前面に亘り0.2メ一トル毎秒以上、即ち、塗装
乾燥室の所要通風量は最低でも312立方メートル毎分
(26m2x 0.2s/sx 60s )以上となる
ように、ダクト、ファン、排気ファン等の大きさが比較
的大きなものに定められている。そのため、乾燥システ
ムにおいては、塗装条件に合せて設計された吹出口5や
排気ファンをそのまま利用しているので、送風a8もそ
れに見合う風量を送給しうる大きさに定められている。
そして、塗装乾燥室l内において吹付塗装を行なう際は
、新鮮空気をファンによって送給して吹出口5から吹き
降ろし、更に、排気口6から排気ファンによって排気し
、強制的に送排風を行って、略半分以上発生する飛散塗
料カスを気流に乗せて排出させている。
また、塗装された自動車Cを乾燥させるときは、加熱空
気発生装置3を作動させ、送風a8によって加熱空気を
自動車Cの上方からこれに向けて吹出させるとともに、
排気口6から排気して行なうようにしている。
尚、赤外線電球等の高温発熱体によって乾燥させること
もできるか、塗装時に、付着堆積した塗料カスの低温発
火を生じ、または溶剤蒸気か籠りやすく容易に発火点温
度に達しやすいことから爆発火災の危険をともなうので
、上記の熱風式の乾燥方式を採っている。
このような自動車Cの乾燥においては、一般に車体の表
面温度を60℃前後に上昇させ、この温度で40分程度
保持して乾燥を終らせることか塗料の硬化や生産性の点
で最適条件とされ、そのため、加熱空気の温度を80°
C前後に設定して所要の条件を作り出すようにしている
。尚、塗料をより早く硬化させるために車体の表面温度
を80°C以上の高いものにすると車体各部に取付けら
れた樹脂製賎装部品等が損傷する虞れかあり好ましくな
い。
(発明か解決しようとする問題点) ところで、このような従来の一室型塗装乾燥装置lにあ
っては、自動車Cのフェンダ、ドアやドアのステップ部
等の車体側面部Xは加熱時に温度か上昇しに<<、ルー
フ、ボンネットやトランクリッド部等の車体上面部Yに
比較して20〜40℃程温度が低くなる傾向にあり、そ
のため、側面部Xか生乾き状態になったり、生乾き状態
になることからごみの付着が多くなったり、所謂つやび
けを生じたりすることになって、側面部Xと上面部Yと
の塗膜品質が不均一になるという問題があった。また、
できるだけ側面部Xを乾燥させようとすると、乾燥時間
を延長しなければならないので、その分1時間を消費し
てしまい生産性を損ねてしまうという問題もあった。
それは、車体側面部Xは車体上面部Yに比較して単位面
積あたりの鉄板の重合度が高く、その分、伝熱か遅いこ
と、また、この場合、加熱空気か車体上面部Yには垂直
方向から直接当ることから、この部位においては所要の
温度まで容易に上昇する一方、車体側面部Xにおいては
加熱空気の温度も降下しており、また、車体側面に沿っ
て平行に流れていることからその温度上昇が緩憧になる
こと等の理由による。
また、一般に吹付塗装の特性として、側面部よりも上面
部のほうが垂れ流れか少ない等の理由で塗料の塗着率が
良く、その分、厚膜になる。乾燥システムにおいては塗
装条件に合せて設計された吹出口や排気ファンを利用し
ていることから天井からは不必要に多量の加熱空気が吹
降りてくることになるが、このような状態で、上記の風
量の比較的多い加熱空気が上面部に直接当たると表面と
内部との乾燥条件が異ってしまい、即ち、表面の乾燥が
早くなるので、内部において溶剤の蒸発が不十分になっ
て未蒸発のガスによって所謂ワキ、ピンホールやクレー
タ等が発生し易く塗膜肌を荒らしてしまうという問題も
ある。そのため、仮に、これらの発生がないように吹出
流量や温度を下げたり、段階的に吹出流量や温度を上げ
るようにして徐々に乾燥させるようすると、側面部の乾
燥が増々不十分になり上記の問題を生ずるものである。
そこで、本発明の技術的課題は、塗料のワキ、ピンホー
ルやクレータの発生がないように被塗装乾燥体の上面部
及び側面部の温度を可及的に均一化させて乾燥させる点
にある。
(問題点を解決するための手段) このような課題を解決するための本発明の技術的手段は
、加熱空気の吹出口を被塗装乾燥体の側方に位置させる
とともに、塗装乾燥室の天井部に外気と連通ずる上部開
口を開設し、この開口から塗装乾燥室内へ外気を送給す
る送給装置をそなえる一方、塗装乾燥室の床部に下部開
口を開設し、この下部開口から塗装乾燥室内の空気を吸
引する吸引装置を設けたものである。
〔作用〕
この手段によれば、塗装を行なうときは、被塗装乾燥体
を塗装乾燥室に設置し、例えば、送給装置及び吸引装置
を駆動させる。この場合、上部開口から外気が導入され
るとともに下部開口から室内の空気が吸引され、天井か
ら床へ向う空気流が生じる。そのため、室内に飛散した
塗料ミストはこの空気流に乗って室外へ排出される。
次に、この塗装された被塗装乾燥体の乾燥を行なうとき
は、例えば、加熱空気発生装置のみあるいは加熱空気発
生装置と吸引装置とを作動させる。今、加熱空気発生装
置と吸引装置とを作動させた場合を説明すると、吹出口
から被塗装乾燥体の側面部に向けて加熱空気が吹出すと
ともに、吸引装置により上部開口から新鮮空気も吸引さ
れるので、該新鮮空気が下方へ向けて流入する。加熱空
気は温度が高いことから上方へ立上ろうとするが、この
天井から床に向かう新鮮空気の流れによって、吹出口か
らの加熱空気は側面部へ当りながら上方へ向かうものと
下方に向かうものとに分散され、側面部には加熱空気が
万遍なく当たることになって側面部の加温が促進される
また、上へ立上る加熱空気は新鮮空気と混合するので、
側面部の加熱空気よりも多少温度か低くなるが、新鮮空
気の流れに押えられて比較的緩やかな空気流になること
から上面部を包み込むように上昇し、上面部の加温も十
分に行われることになる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に係る一室型
塗装乾燥装置を説明する。尚、この実施例は従来と同様
自動車C用の一室型塗装乾燥装置である。
第1図乃至第3図に示す一室型塗装乾燥装置Bの基本的
構成は、塗装乾燥室lOと、送給装置20と、加熱空気
発生装gi30と、吸引装置とからなる。吸引装置は二
系統になっており、第一の吸引装置40と、第二の吸引
装置50とを備えている。また、送給装置20は第一の
吸引装置40と組み合されて塗装用ユニットN1を構成
し、加熱空気発生装置30は第二の吸引装置50と組み
合されて乾燥用ユニットN2を構成している。
塗装乾燥室lOは、適宜の材で形成され、窓11を周囲
に設けである。
この塗装乾燥室10内には加熱空気発生装置30からの
加熱空気が通るダクト12か配設されている。このダク
ト12は塗装乾燥室lO内を囲むように塗装乾燥室lO
内側壁に延設され、このダクト12の床からの高さを、
略自動車Cのドアパネルが位置する高さ寸法に設定しで
ある。13はダクト12に開設された複数の吹出口であ
り、塗装乾燥室lOの中央に向かって開口している。
そして、自動車Cが塗装乾燥室10内に配置されたとき
には、吹出口13は自動車Cの側方に位置する。14は
吹出口13の開度な調整するスライドドアである。一般
に、吹出口13の開度は、各吹出口13から均一な加熱
空気量を吹出させるため、加熱空気の供給源側が広く末
端側が狭く設定される。また、自動車Cの形状等により
適宜に開度の調整を行ないつる。
15は塗装乾燥室10の天井部に開設された上部開口で
あり、微塵用のフィルタ16が嵌め込まれている。また
、屋根部はこの上部開口15を覆う給気チャンバボック
ス17になっている。
18は塗装乾燥室lOの床に開設された下部開口であり
、網状の床板19が嵌め込まれている。
塗装用ユニットNlにおける送給装置20は、給気チャ
ンバボックス17に連通するダクト21と、外気と連通
ずる外部開口22からダクト21を介して上部開口15
に強制的に外気を送風する送風ツブシ23とを備えてい
る。24は外部開口22に嵌込まれた給気フィルタであ
る。
また、塗装用ユニットN1における第一の吸引装置40
は排気装置として機能し、下部開口18に連通ずる排気
ダクト41と、外部へ連通ずる排気塔42を介して塗装
乾燥室10内の空気を吸引して排気する排気ファン43
とを備えている。
44は排気ファン43の前位に設けられた塗料ミスト吸
引フィルタである 乾燥用ユニットN2における加熱空気発生装置30は、
例えば都市ガス等を燃焼させるガスバーナを内蔵してお
り、第二の吸引装置50から送りこまれる空気を加熱空
気源としている。
また、乾燥用ユニットNZにおける第二の吸引装置50
は塗装乾燥室10の空気を吸引して加熱空気発生装fi
30に送りこみ、該空気を循環させるものであり、下部
開口18に連通する循環ダク)−51と、これに連通し
フィルタをそなえたフィルタボックス52と、加熱空気
発生装2130に塗装乾燥室io内の空気を送風する循
環ファン53と、加熱空気発生装置30と循環ファン5
3との間に設けられ循環ファン53からの空気の一部を
外部に逃がして加熱空気発生装置30への風量を調整す
る調風器54とを備えている0本実施例においては、こ
の調風器54において循環ファン53からの空気のうち
15%を逃がすようにしである。
60は制御装置であり、手動の始動スイッチ、運転時間
を制御するタイマなどを備えているとともに、上記塗装
用ユニットN1又は乾燥用ユニットNZを選択的に駆動
させる選択スイッチを備えている。。
尚、第1図において、符号62は塗装乾燥室10の出入
口に設けた開閉扉、63は天井部両側に設けた照明用の
蛍光灯である。なおまた、この装置Bにおいて、上部開
口、送風ファン、排気ファン等の大きさは上述した労働
安全衛生法の有機溶剤中毒予防規則に基づいて定められ
設計されている。
従って、この−家型塗装乾燥装置Bにおいて、塗装を行
なうときは、第4図に示すように、自動車Cを塗装乾燥
室10の略中央に設置し、制御装置60により塗装用ユ
ニットN1を選択して駆動させ、送給装置20の送風フ
ァン23及び第一の吸引装置40の排気ファン43のみ
を駆動させる。この場合、上部開口15から外気が導入
されるとともに下部開口18から室内の空気が排気され
、天井から床へ向う空気流が生じる。そのため、室内に
飛散した塗料ミストはこの空気流に乗って室外へ排出さ
れる。尚、この状態においては、加熱空気発生装fi3
0を作動させるようにすれば、暖房をしながら塗装を行
なうことができる。
次に、この塗装された自動車Cの乾燥を行なうときは、
制御装置60により乾燥用ユニットN2を選択して駆動
させ、加熱空気発生装置30及び第二の吸引量21so
の循環ファン53を作動させる。すると、第2図及び第
3図に示すように、循環ファン53により塗装乾燥室l
O内から空気が吸引されるとともに、ダクト12の吹出
口13から自動車Cの側面部Xに向けて加熱空気が吹出
す、更に、今、上記の吸引量を100とすると、吸引さ
れた空気は調風器54から15%排出されるのて、吹出
口13からの吹出量は85となり、そのため、吸引1(
ioo)と吹出量(85)との差(15)の分、上部開
口15から新鮮空気が供給され、上部開口15から下部
開口18へ向けて該新鮮空気の流れを生じる。この場合
、吹出口13から吹出した加熱空気は温度が高いことか
ら上方へ立上ろうとするが、上記天井から床に向かう新
鮮空気の流れによって、一部下方へ向かうことになる。
即ち、吹出口13からの加熱空気は側面部Xへ当りなが
ら上方へ向かうものと下方に向かうものとに分散される
ことになって、側面部Xに垂直に当たる空気流、斜めに
当たる空気流が生じ、側面部Xには加熱空気が万遍なく
当たることになる。
この側面部Xへ当る加熱空気によって、鉄板重合度が高
くて伝熱の遅い該側面部Xは急速に加温され、温度上昇
が促進される。
また、上へ立上る加熱空気は新鮮空気と混合するので、
側面部Xの加熱空気よりも多少温度が低くなるが、新鮮
空気の流れに押えられて比較的緩やかな空気流になるこ
とから上面部Yを包み込むように上昇し、また、上面部
Yは側面部Xに比較して鉄板重合度が低いので、上面部
Yは十分に加温されることになる。
第5図は、加熱空気の吹出量と新鮮空気の吹出量を85
:15に設定して、車体各部の表面温度の上昇を測定し
た温度一時間曲線の、−例である。
その測定位置(温度センサの取付位置)は、第6図に示
す位置に設定され、上面部Yにおいてボンネット、ルー
フ、トランクの適宜の3個所、側面部Xにおいて前フェ
ンダ、ステップ、後フェンダの適宜の3個所である。こ
れから分るように、側面部Xは上面部Yよりも僅かに高
温度に保たれてL面部Yと都内−に60℃前後まで上昇
するとともに、その上昇時間も20分程度になっており
、その後の乾燥時間を上面部Yと略同等のものにするこ
とができる。
そのため、上面部Yと側面部Xとの乾燥条件が略同様に
なるので、塗膜品質を均一なものにすることができる。
更にまた。乾燥に要する時間は短くなる。即ち、従来に
おいては、側面部Xの温度は上面部Yが60℃になった
状態でも20〜40℃低くなっており、その分、乾燥終
了まての所要時間を長くしなければならなかったが、こ
れに比較して大幅な短縮が図られる。
このため、乾燥終了までの所要時間が短くなる分、ガス
消費量が少なくなって燃費が削減される。更に、加熱空
気発生装置30は、塗装乾燥室lO内の加熱空気の一部
を加熱空気源としているので、熱効率が良いものになっ
ており、この点においても、ガス消費量が少なくなって
燃費が削減される。
また、吹出された加熱空気は上下方向へ向かうので、従
来において上面部Yに見られたような垂直にのみ当たる
場合に比較して、側面部Xへの衝突が和らげられること
になり、また塗膜も比較的薄いことから、その分、ワキ
、ピンホールやクレータ等の発生が抑制される。また上
面部Yにおいても、加熱空気は新鮮空気と混合し、新鮮
空気の流れに押えられて比較的緩やかな空気流になるこ
とから、従来のように上面部Yに垂直に衝突するもので
はなく、それだけ、ワキ、ピンホールやクレータ等の発
生が抑制される。特に。
本実施例のように新鮮空気と加熱空気との割合を15:
85にした場合には、第5図に示す測定値かられかるよ
うに、側面部Xよりも上面部Yの温度を低い状態に保持
できるので、上述した塗膜の厚いことに起因して生じる
ワキ、ピンホールやクレータ等の発生が抑制される。
更にまた、従来においては、天井部の大きな開口から比
較的大容量の加熱空気が吹き降りてくるので、塗装乾燥
室内に乱気流が生じ、ごみが舞い上がり易くなってその
浮遊量も多くなり、その分、塗装面へのごみの付着率が
高いという欠点があったが、本発明の実施例によれば、
天井部からの吹き降しが少なくなり、かつ吹出口15か
ら適量の風量が吹出すことから乱気流が生じにくくなっ
ており、そのため、ごみが舞い上がりにくくその浮遊量
も少なくなり、それだけ、塗装面へのごみの付着率が低
くなる。このため、この点においても塗膜品質の向上が
図られる。
尚、上記実施例においては、第二の吸引装置50を設け
ているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、加
熱空気発生装置i30の加熱空気源を外気にし、第二の
吸引装f2150を特に設けなくてもよい、この場合、
乾燥時においては。
第7図又は第8図に示すようなシステムにすればよい、
第7図では、第一の吸引装M40及び加熱空気発生装置
30のみ駆動し、排気ファン43によって新鮮空気を取
入れるようにしている。これによれば、熱効率の点では
、上記実施例よりも不利ではあるが、その作用は上記実
施例と略同様てある、また、第8図では、加熱空気発生
装置30のみを駆動させている。これによれば、吹出さ
れた加熱空気は温度が高いことから上方に立上るととも
に、上部開口15から排出されていくか、この加熱空気
は上方へ立上りながら側面部Xに当たるとともに、上面
部Yを包みこむように上昇するので、側面部Xの温度上
昇が促進されかつ、上面部にも加熱空気が十分に行き渡
るので、上面部Y及び側面部Xともに都内−に所要温度
まで上昇させることができる。
(効果) 以上説明したように、本発明の一室型塗装乾燥装置によ
れば、吹出口を被塗装乾燥体の側方に位訝させ、被塗装
乾燥体の側面部に向けて加熱空気を吹出すようにしたの
で、側面部の温度上昇が促進されるとともに、外気と連
通ずる天井部の上部開口から強制的に外気を採り入れて
新鮮空気を加熱空気に混合させる等して上面部に行き渡
る加熱空気の温度や風量が調整される。そのため、相対
的に加温されにくかった側面部の温度上昇を促進する一
方、相対的に加温され易かった上面部の温度上昇を抑制
できるので、側面部及び上面部ともに都内−に所要温度
まで上昇させることかでき。
それたけL面部と側面部との乾燥条件か略同様になるこ
とから、塗膜品質を均一なものにすることができる。ま
た、側面部を乾燥させるために乾燥時間を延長させなく
てもよいので、その分、運転費用の削減を図ることがで
きる。
また、従来において上面部に見られたような吹出された
加熱空気が垂直にのみ当たる場合に比較して、側面部へ
の衝突が和らげられることになり、また塗膜も比較的薄
いことから、その分、側面部におけるワキ、ピンホール
やクレータ等の発生が抑制される。また上面部において
も、加熱空気は比較的板やかな空気流になることから、
従来のように上面部に垂直に衝突するものではなく、そ
れたけ、ワキ、ピンホールやクレータ等の発生が抑制さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る一室型塗装乾燥装置の構
造を一部破断一部分解して示す斜視図。 第2図及び第3図はこの一室型塗装乾燥装置の平断面図
及び縦断面図であって乾燥時における作用を示す図であ
る。第4図は塗装時における作用を示す第3図相当図、
第5図は乾燥時における自動車C各部の温度上昇状態の
一例を示すグラフ、第6図はその測定点を示す自動車C
の側面図、第7図及び第8図は一室型塗装乾燥装置の他
の例を示す縦断面図であって夫々乾燥時における作用を
示す図である。第9図は従来の一室型塗装乾燥装置の一
例をその作用とともに示す断面図である。 B・・・−電型塗装乾燥装置 C・・・自動車C(被塗装乾燥体) X−・・側面部 Y・・・上面部 10−・・塗装乾燥室 13・・・吹出口 15−・・上部開口 1B・・・下部開口 20・・・送給装置 30・・・加熱空気発生装置 40−・・第一の吸引装置 S O−・・第二の吸引装置 特許出願人   株式会社 ショージ ビ)−、jニア、T、、+ 代 理 人   弁理士 上積 皓″こ7.T、。 ′・jl・べ( 第 4 図 第 5v!J \r     \1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塗装乾燥室内に配置された被塗装乾燥体に向けて加熱空
    気発生装置からの加熱空気を吹出す吹出口を備えた一室
    型塗装乾燥装置において、上記吹出口を被塗装乾燥体の
    側方に位置させるとともに、塗装乾燥室の天井部に外気
    と連通する上部開口を開設し、この開口から塗装乾燥室
    内へ外気を送給する送給装置をそなえる一方、塗装乾燥
    室の床部に下部開口を開設し、この下部開口から塗装乾
    燥室内の空気を吸引する吸引装置を設けたことを特徴と
    する一室型塗装乾燥装置。
JP61249480A 1986-10-22 1986-10-22 塗装乾燥装置 Expired - Lifetime JPH0655288B2 (ja)

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JP5056020A Division JPH0615216A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 塗装乾燥室
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JPS63104680A true JPS63104680A (ja) 1988-05-10
JPH0655288B2 JPH0655288B2 (ja) 1994-07-27

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06339649A (ja) * 1993-05-31 1994-12-13 Nissan Altia Co Ltd 塗装乾燥室の排気方法
JPH1089844A (ja) * 1996-09-17 1998-04-10 Susumu Kiyokawa 被乾燥体の乾燥装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06339649A (ja) * 1993-05-31 1994-12-13 Nissan Altia Co Ltd 塗装乾燥室の排気方法
JPH1089844A (ja) * 1996-09-17 1998-04-10 Susumu Kiyokawa 被乾燥体の乾燥装置

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