JPH08187050A - 恒温乾燥装置 - Google Patents

恒温乾燥装置

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Publication number
JPH08187050A
JPH08187050A JP148795A JP148795A JPH08187050A JP H08187050 A JPH08187050 A JP H08187050A JP 148795 A JP148795 A JP 148795A JP 148795 A JP148795 A JP 148795A JP H08187050 A JPH08187050 A JP H08187050A
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JP
Japan
Prior art keywords
drying device
main body
duct
constant temperature
drying
Prior art date
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Pending
Application number
JP148795A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Kato
裕紀 加藤
Koji Ishikura
廣司 石倉
Shinji Hiratsuka
信二 平塚
Shinichiro Kitoku
伸一郎 寄特
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scientific Co Ltd
Ferrotec Material Technologies Corp
Original Assignee
Yamato Scientific Co Ltd
Sumikin Photon Ceramics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scientific Co Ltd, Sumikin Photon Ceramics Co Ltd filed Critical Yamato Scientific Co Ltd
Priority to JP148795A priority Critical patent/JPH08187050A/ja
Publication of JPH08187050A publication Critical patent/JPH08187050A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部まで熟成したあんぽ柿を短期間で出荷す
る。 【構成】 開閉扉7を有する乾燥装置本体1に、排気フ
ァン19を有する排気口13と、乾燥装置本体1の上方
から取り出され、乾燥装置本体1の床部から上方へ向か
って吹き出す循環路を形成すると共に外気取入れ用の吸
気口27を有するダクト15,17と、ダクト15内に
乾燥風を生成するヒータ29と、ダクト15内の乾燥風
を乾燥装置本体1内へ向けて送り出すファン33と、乾
燥装置本体1内を約25℃〜35℃の範囲内に収まるよ
う前記ヒータ29を制御する制御部23とを備え、前記
乾燥装置本体1の内壁に、遠赤外線放射体コーティング
鋼板11を用いたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に、柿の乾燥に適
する恒温乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、柿の乾燥は天日干しによって行
なわれ、あんぽ柿の場合には、だいたい12日〜20日
かけて行なわれるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】あんぽ柿は、内部を熟
成させる必要がある所から、長い天日干しの時間を必要
とし、天候に大きく左右され易く、計画的な出荷が難し
いのが現状である。
【0004】この問題を解消する手段としては、一般的
な乾燥装置を利用する手段が考えられる。そこで、乾燥
装置を用いて実験した所、乾燥時間は天日干しに比べ早
くなるものの、あんぽ柿の場合には、乾燥プラス内部の
熟成度が大きなウェイトを占める。内部の熟成度は天日
干しに比べて低下し、品質面で劣ることがわかった。
【0005】そこで、この発明は、品質面で劣ることが
なく、しかも、天日干しに比べて乾燥時間を大幅に短縮
し、計画的な出荷を可能とする恒温乾燥装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、開閉扉を有する乾燥装置本体に、排気
ファンを有する排気口と、乾燥装置本体の上方から取り
出され、乾燥装置本体の床部から上方へ向かって吹き出
す循環路を形成すると共に、外気取入れ用の吸気口が設
けられたダクトと、ダクト内に乾燥風を生成するヒータ
と、ダクト内の乾燥風を乾燥装置本体内へ向けて送り出
すファンと、乾燥装置本体内が約25℃〜35℃の範囲
内に収まるよう前記ヒータを制御する制御部とを備え、
前記乾燥装置本体の内壁に、遠赤外線放射体コーティン
グ鋼板を用いてある。
【0007】
【作用】かかる恒温乾燥装置において、台車に吊るされ
た多量の柿を乾燥装置本体内にセットした後、運転に入
り、乾燥装置本体の床部から上方へ向かって乾燥風を吹
き出す。吹き出された乾燥風は、台車に吊るされた多数
の柿の間を通過する。この時に発生する多量の水分は、
排気ファンによって外へ排出されると共に乾燥装置本体
内は約25℃〜35℃の範囲内に保たれ乾燥が行なわれ
る。と同時に、内部温度に比例して内壁全体から遠赤外
線が輻射され、輻射された遠赤外線は柿の内部まで浸透
して内部の熟成度を早めるようになる。この結果、内部
まで熟成したあんぽ柿を、短期間で出荷できるようにな
る。
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図3の図面を参照しながらこ
の発明の実施例を具体的に説明する。
【0009】図中1は恒温乾燥装置3の乾燥装置本体を
示しており、内部は、図2に示す如く柿を吊るす台車5
が2台搬入できる広さに設定され、前面(図1左側)は
開閉扉7となっている。
【0010】乾燥装置本体1と、開閉扉7は、断熱パネ
ル9が使われており、開閉扉7の内壁と、乾燥装置本体
1の四周壁及び天井壁には遠赤外線放射体コーティング
鋼板11が設けられている。
【0011】遠赤外線放射体コーティング鋼板11は、
母材となる金属板の表面に、遠赤外線放射体を含有する
塗料を塗布することで形成されている。遠赤外線放射体
としてはセラミック系の材料が用いられており、遠赤外
線を輻射するようになる。遠赤外線の輻射量は、一定の
値までは乾燥装置本体1内の対流熱の影響を受けて増え
るようになる。
【0012】一方、乾燥装置本体1の天井には排気口1
3が、また、循環路を形成する第1のダクト15が後壁
側に、第2のダクト17が床面側にそれぞれ配置されて
いる。
【0013】排気口13は台車5が搬入される位置の真
上に位置し、排気ファン19と開閉弁21を有してい
る。排気ファン19及び開閉弁21は、制御部23から
の信号によりオン・オフ又は開閉自在に制御され、排気
ファン19のオンにより外への排気が可能となる。ま
た、開閉弁21の開度により排気口13の拡縮調節が可
能となる。
【0014】後壁に設けられた第1のダクト15は、途
中に開閉弁25を有する吸気口27が設けられると共
に、上方のダクト口15aは乾燥装置本体1内に開口し
ている。また、下方のダクト口15bは床面に設けられ
た第2のダクト17と接続連通し、下方のダクト口15
bの領域には乾燥風を生成するヒータ29が配置されて
いる。ヒータ29は制御部23からの信号によって所定
の温度に管理制御される。
【0015】第1のダクト15と第2のダクト17との
接続領域には、駆動モータ31によって回転力が与えら
れる横流ファン33が配置されている。
【0016】第2のダクト17は、図2に示す如く中央
部位と左右の三つに分岐されて床面上に配置され、分岐
されたダクト17とダクト17の間に台車5が進入する
ようになっている。分岐されたダクト17の上面には多
数の吹出口35が設けられている。
【0017】第1、第2のダクト15,17と駆動モー
タ31は図3に示す如くユニットとして構成され、乾燥
装置本体1に対して後付けが行なえるようになってい
る。
【0018】制御部23は、乾燥装置本体1の天井側及
び内壁に設けられた複数のセンサ37からの情報に基づ
いてヒータ29の温度を管理する機能と、排気ファン1
9及び開閉弁21,25の開口度を制御する機能を有す
る。
【0019】なお、乾燥装置本体1の床面には、台車5
の車輪39を誘導する断面U字状のガイドレール41が
設けられている。
【0020】このように、構成された恒温乾燥装置3に
よれば、柿を吊るした台車5を乾燥装置本体1内へ搬入
した後、乾燥運転に入る。乾燥運転に入るとヒータ29
によって生成された乾燥風は、第2のダクト17の吹出
口35から上方へ向かって吹き出されると共に、柿の間
を通過した乾燥風は、第1、第2のダクト15,17を
介して再び吹出口35から上方へ向かって吹き出す循環
を繰返す。この乾燥風の循環時において、柿から発生す
る多量の水分は、排気ファン19によって外へ排出され
る。この時、排気口27からは外気が取込まれるため内
部が負圧になることなく水分の排出が円滑に行なわれ
る。一方、乾燥装置本体1内はセンサ37によって約3
0℃前後に管理され乾燥が行なわれる。同時に、四周壁
及び天井からは遠赤外線が輻射され、輻射された遠赤外
線は柿の内部まで浸透して内部の熟成度を早めるように
なる。この結果、内部まで熟成したあんぽ柿を、短期間
で出荷が行なえるようになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のよれ
ば、ダクトによって乾燥風を循環させることができると
共に、乾燥運転時に発生する多量の水分を排気ファンに
よって外へ排出することが可能となるため、迅速な乾燥
が行なえるようになる。しかも、内壁から輻射される遠
赤外線によって、内部まで熟成したあんぽ柿が短期間で
得られるようになり、天候に左右されることなく計画的
な出荷ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる恒温乾燥装置を示した切断面
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】ダクト、駆動モータをユニットとした説明図。
【符号の説明】
1 乾燥装置本体 7 開閉扉 11 遠赤外線放射体コーティング鋼板 13 排気口 15,17 ダクト 19 排気ファン 23 制御部 29 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平塚 信二 山梨県中巨摩郡甲西町戸田322 ヤマトラ ボテック株式会社内 (72)発明者 寄特 伸一郎 山梨県中巨摩郡甲西町戸田322 ヤマトラ ボテック株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉を有する乾燥装置本体に、排気フ
    ァンを有する排気口と、乾燥装置本体の上方から取り出
    され、乾燥装置本体の床部から上方へ向かって吹き出す
    循環路を形成すると共に、外気取入れ用の吸気口が設け
    られたダクトと、ダクト内に乾燥風を生成するヒータ
    と、ダクト内の乾燥風を乾燥装置本体内へ向けて送り出
    すファンと、乾燥装置本体内が約25℃〜35℃の範囲
    内に収まるよう前記ヒータを制御する制御部とを備え、
    前記乾燥装置本体の内壁に、遠赤外線放射体コーティン
    グ鋼板を用いたことを特徴とする恒温乾燥装置。
JP148795A 1995-01-09 1995-01-09 恒温乾燥装置 Pending JPH08187050A (ja)

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JP148795A JPH08187050A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 恒温乾燥装置

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JP148795A JPH08187050A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 恒温乾燥装置

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JPH08187050A true JPH08187050A (ja) 1996-07-23

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ID=11502805

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JP148795A Pending JPH08187050A (ja) 1995-01-09 1995-01-09 恒温乾燥装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030013876A (ko) * 2001-08-09 2003-02-15 주식회사 다다테크 원적외선 건조기
EP1542093A2 (en) * 2003-12-08 2005-06-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Image-erasing apparatus and image-erasing method
WO2012020946A3 (ko) * 2010-08-11 2012-05-10 주식회사 에너지코리아 원적외선 복합건조기
CN102613669A (zh) * 2012-04-13 2012-08-01 翟桂昌 一种柿子饼烘干房装置
KR101426716B1 (ko) * 2013-03-28 2014-08-07 신농(주) 농산물 건조기 및 그 제어방법

Cited By (7)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990727