JP2552961Y2 - 除湿穀物乾燥装置 - Google Patents

除湿穀物乾燥装置

Info

Publication number
JP2552961Y2
JP2552961Y2 JP1991060005U JP6000591U JP2552961Y2 JP 2552961 Y2 JP2552961 Y2 JP 2552961Y2 JP 1991060005 U JP1991060005 U JP 1991060005U JP 6000591 U JP6000591 U JP 6000591U JP 2552961 Y2 JP2552961 Y2 JP 2552961Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
grain
dehumidified
chamber
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991060005U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH058386U (ja
Inventor
愛次郎 金子
博光 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANEKONOKI CO., LTD.
Original Assignee
KANEKONOKI CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANEKONOKI CO., LTD. filed Critical KANEKONOKI CO., LTD.
Priority to JP1991060005U priority Critical patent/JP2552961Y2/ja
Publication of JPH058386U publication Critical patent/JPH058386U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2552961Y2 publication Critical patent/JP2552961Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流下する穀物にその流
下方向と並行に除湿空気を浴びせると共に遠赤外線を照
射して乾燥能率の向上と滅菌効果を図った除湿穀物乾燥
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、穀物の流れと同じ方向に向け並行
して流通する乾燥熱風により穀物を乾燥する、いわゆる
並行流穀物乾燥装置は、本出願前例えば特開平2−97
887号公報に記載されて公知である。又、乾燥庫内部
に静置状態のもとに収容した穀物を除湿機を利用して除
湿乾燥せしめた除湿乾燥装置も、本出願前例えば特公昭
61−41393号公報に記載されて公知である。さら
に、穀物乾燥装置において、穀物流下路内に熱風路を形
成する通気性の山形状プレートの下面を塞ぐように遠赤
外線放射体を備えたものは、特開平2−3 02578号
公報に記載されて公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、特開平2−
97887号公報に記載されている並行流穀物乾燥装置
においては、穀物の流下方向に沿って乾燥熱風を流通さ
せるので、流下する穀物に熱風を均等に浴びせることが
でき、乾燥ムラを除くのにかなりの効果を挙げている。
しかしながら、この種穀物乾燥装置においては、穀物の
流下方向と並行して熱風を浴びせる乾燥通路はそれほど
長くとることができないので、乾燥通路を流下する過程
でその流下方向と並行して熱風を浴びせても、乾燥ムラ
も無く能率よく乾燥促進ができない許りか滅菌効果の向
上が期待できず、その結果、乾燥穀物が貯蔵中において
発生した雑菌におかされて変質るという弊害が生じ
た。そこで、前記特開平2−302578号公報に記載
されているように、熱風路に遠赤外線放射体を備えるこ
とにより、穀物の乾燥を促進すると共に滅菌効果を高め
ることが考えられるが、熱風路を形成するプレートの下
面を塞ぐように遠赤外線放射体を備えた構成では、遠赤
外線放射体が流下する穀物に接して塵埃が付着堆積する
許りでなく、遠赤外線放射体が接触して流下する穀物に
より損耗しやすく、遠赤外線による乾燥および滅菌効果
が短期間のうちに著しく減退することが分かった。
【0004】又、特公昭61−41393号公報に記載
されている除湿乾燥装置においては、除湿機により起成
された常温除湿空気を強制的に流通させるための送風機
が装備されていたので、乾燥装置に装備された駆動能力
の大半は送風機の運転に費やされ、駆動力不足を来た
し、除湿乾燥能力が低下され、乾燥能率を向上できない
という問題点を有していた。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とする
ところは、穀物の流下方向と並行して流通する除湿空気
の吸湿作用と穀物の流下方向と並行して照射される遠赤
外線の加熱作用とにより、乾燥通路が比較的短くても穀
物を乾燥ムラを発生させず均一に、しかも能率よく乾燥
することができる許りか、穀物の滅菌効果を高めて長期
の貯蔵を可能ならしめると共に、遠赤外線照射体を非通
気性の山形状で下向きに開口する除湿空気噴出ダクト内
で、かつ除湿空気噴出ダクト内に深く埋没するように配
設したことにより流下する穀物に触れないようにして、
遠赤外線照射体に塵埃が付着堆積したり損耗による機能
低下を未然に防止し、長期間にわたって高い乾燥効率と
滅菌効果を保持することができる除湿穀物乾燥装置を提
供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る除湿穀物乾燥装置は、前後方向に長い
乾燥機本体の左右両側に、除湿空気送風室と吸引排風室
を対設し、前記除湿空気送風室と吸引排風室との間に一
端が除湿空気送風室に接続され、しかも除湿空気を下向
きに噴出される下面が開放した非通気性の山形状の多数
の除湿空気噴出ダクトと、この除湿空気噴出ダクトの間
の下方に除湿空気誘導ダクトを左右方向に沿い設けて、
除湿空気が穀物の流下方向と並行して流れる乾燥通路を
形成し、前記除湿空気噴出ダクト内には、除湿空気の噴
出ダクトの下方に向けて穀物の流下方向と並行して遠赤
外線を照射する遠赤外線照射除湿空気噴出ダクト内
に深く埋没するように配設すると共に、乾燥機本体の一
側には除湿空気送風室に通ずる除湿空気発生機を取外し
自在に設けなるものである。
【0007】
【作用】被乾燥穀物を乾燥通路および交差流下繰出し室
内に充填されるように乾燥機本体内に張込み、次いで吸
引排風室内を負圧状態ならしめると同時に除湿空気発生
機、遠赤外線照射装置、その他の作動部材を運転せしめ
る。さすれば、吸引排風室の負圧作用により除湿空気送
風室内に導入された除湿空気は多数の除湿空気噴出ダク
ト内にそれぞれ吸入された後、下面開放部より下向きに
噴出されると同時に遠赤外線も下向きに照射される。し
たがって、乾燥通路に沿って順次流下される穀物はその
流下過程で穀物の流下方向と並行するよう流通する除湿
空気と遠赤外線を均等に浴び除湿作用、遠赤外線加熱作
用による並行流乾燥が連続して行われ、穀物は乾燥ムラ
を発生させることなく均一に、しかも効率よく乾燥され
る。そして、遠赤外線照射体は、非通気性の山形状で下
向きに開口する除湿空気噴出ダクト内に設けられていて
塵埃から保護されるうえ、除湿空気噴出ダクト内に深く
埋没するように配設されていて流下する穀物に触れない
ので、遠赤外線照射体に塵埃が付着堆積したり損耗によ
る機能低下が生ぜず、長期間にわたって高い乾燥効率と
滅菌効果を保持することができる。なお、乾燥に供され
た以後の除湿空気は吸引排風室より機外に排風される。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1および図2において、101は、前後に長い乾燥機本
体であって、乾燥機本体101の下半部の左右両側に
は、上部より下部に向け順次幅を大きくした除湿空気送
風室102と吸引排風室103が対向するよう前後方向
に沿って設けられている。104は、複数の熱風噴出ダ
クトであって、この複数の熱風噴出ダクト104は、下
端面を開口して噴出窓105とした非通気性の山形形状
のものであり、熱風噴出ダクト104は、その一端が除
湿空気送風室102に接続されている。106は、複数
の熱風誘導ダクトであって、この熱風誘導ダクト106
は、上記複数の熱風噴出ダクト104の間の下方に配設
され、しかも左右方向に沿い並行状に配設された複数の
熱風噴出ダクト10と複数の熱風誘導ダクト106に
よって、それらの間に乾燥通路107が形成されてい
る。熱風誘導ダクト106は非通気性の山形状のもので
あり、その下面は開口している。108は、交差流下繰
出室であり、この交差流下繰出室108は、乾燥通路の
下方に前後方向に沿い複数列にわたり配設した山形多孔
仕切壁109により形成されている。110は、調質槽
であって、乾燥通路107の上方に形成されている。山
形仕切壁109の各谷部には、前後方向に繰出口111
が開口されており、この繰出口111には、間欠回転す
る繰出ロール112が回転自在に軸架されている。交差
流下繰出室108の直下には取出室113が左右の主流
穀板114、114によって形成されており、取出室1
13の最も低い位置には搬出樋115が設けられてい
る。116は、昇降機であって、この昇降機116は、
搬出樋115から搬出される穀物を調質槽110の頂部
に搬送するものでる。117は、スクリューコンベアで
ある。一方の主流穀板114には、搬出樋115から張
出した副流穀板118により主流穀板114との間に排
塵通路119が形成されており、この排塵通路119に
より取出室113が吸引排風室103に連通している。
除湿空気送風室102の前面側にはバーナ装置120が
接続されており、121は内蔵されたバーナである。ま
た、吸引排風室103の後面側には吸引排風装置122
が接続されている。123は、内蔵された吸引排風機で
ある。調質槽110の頂部には搬入樋124が横設され
ており、これに昇降機116が接続されている。前記
通気性の山形状の熱風噴出ダクト104内には、遠赤外
線照射装置125が、深く埋没するように設けられてい
る。この遠赤外線照射装置125は、穀物に吸収する効
率が高い波長の遠赤外線を発する遠赤外線ヒータであ
る。熱風噴出ダクト104は、その内面にセラミック系
の遠赤外塗料を塗布して、遠赤外線の高率反射面126
としている。熱風噴出ダクト104の内面にアルミニウ
ムやステンレスの皮膜を施して遠赤外線の高率反射面1
26を形成してもよく、また、熱風噴出ダクト104自
体をステンレスなどで構成してもよい。127は、湿っ
た大気中の空気を内蔵した冷却除湿器128により除湿
空気とし、こ除湿空気をコンデンサー129の作動に
より温度が比較的高い除湿空気を起成せしめると共に前
記除湿空気を吸引した湿り空気と混気して低湿空気とし
ながら吸引排風装置122の吸引作用で下部の除湿空気
送風室102内へ連続状に送風することができる除湿空
気発生機であって、該除湿空気発生機127はキャスタ
付としてその移動ができるよう成せしめると共に除湿
空気送風室102の一側へ取外し自在に装着すれば穀物
乾燥用として利用しない時には取外して他の用途に利用
できるように構成されている。
【0009】
【考案の効果】本考案は、上述のとおりに構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。穀物の流下方向と
並行して流通する除湿空気吸湿作用と穀物の流下方向
と並行して照射される遠赤外線の加熱作用とにより、乾
燥通路が比較的短くても穀物を乾燥ムラを発生させず均
一に、しかも能率よく乾燥することができる許りか、穀
物の滅菌効果を高めて長期の貯蔵を可能ならしめると共
に、遠赤外線照射体を非通気性の山形状で下向きに開口
する除湿空気噴出ダクト内で、かつ除湿空気噴出ダクト
内に深く埋没するように配設したことにより流下する穀
物に触れないようにして、遠赤外線照射体に塵埃が付着
堆積したり損耗による機能低下を未然に防止し、長期間
にわたって高い乾燥効率と滅菌効果を保持することがで
きる。その上、除湿空気発生機は取外し自在であるか
ら、乾燥用として使用しない場合には取外して他の用
途、例えば野菜の予冷庫などに多目的で利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る除湿穀物乾燥装置の縦断正面図で
ある。
【図2】本考案に係る除湿穀物乾燥装置の一部を破断し
た側面図である。
【符号の説明】
101 乾燥機本体 102 除湿空気送風室 103 吸引排風室 104 除湿空気噴出ダクト 106 除湿空気誘導ダクト 107 乾燥通路 125 遠赤外線照射 127 除湿空気発生

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に長い乾燥機本体の左右両側
    に、除湿空気送風室と吸引排風室を対設し、前記除湿空
    気送風室と吸引排風室との間に一端が除湿空気送風室に
    接続され、しかも除湿空気を下向きに噴出される下面が
    開放した非通気性の山形状の多数の除湿空気噴出ダクト
    と、この除湿空気噴出ダクトの間の下方に除湿空気誘導
    ダクトを左右方向に沿い設けて、除湿空気が穀物の流下
    方向と並行して流れる乾燥通路を形成し、前記除湿空気
    噴出ダクト内には、除湿空気の噴出ダクトの下方に向け
    て穀物の流下方向と並行して遠赤外線を照射する遠赤外
    線照射除湿空気噴出ダクト内に深く埋没するように
    配設すると共に、乾燥機本体の一側には除湿空気送風室
    に通ずる除湿空気発生機を取外し自在に設けたことを特
    徴とする除湿穀物乾燥装置。
JP1991060005U 1991-07-04 1991-07-04 除湿穀物乾燥装置 Expired - Lifetime JP2552961Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991060005U JP2552961Y2 (ja) 1991-07-04 1991-07-04 除湿穀物乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991060005U JP2552961Y2 (ja) 1991-07-04 1991-07-04 除湿穀物乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH058386U JPH058386U (ja) 1993-02-05
JP2552961Y2 true JP2552961Y2 (ja) 1997-11-05

Family

ID=13129546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991060005U Expired - Lifetime JP2552961Y2 (ja) 1991-07-04 1991-07-04 除湿穀物乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2552961Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62145764A (ja) * 1985-12-19 1987-06-29 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路
JP2568913B2 (ja) * 1989-05-17 1997-01-08 生物系特定産業技術研究推進機構 穀物遠赤外熱風乾燥装置
JP3057393U (ja) * 1998-08-31 1999-05-11 システムサービス株式会社 自動販売機と硬貨回収機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH058386U (ja) 1993-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6236144A (ja) 青果物の蒸熱防疫処理装置
KR101255073B1 (ko) 제습식 농산물 건조기
KR20130083626A (ko) 목재 건조장치
KR20110023450A (ko) 농산물 건조장치
KR200414638Y1 (ko) 벌크 타입 원적외선 건조기
DK1926385T3 (en) DEVICE FOR TREATMENT OF LONG OUTSTRETCHED food WITH CONDITIONED AIR FLOW
US6487790B2 (en) Apparatus for continuously drying unpackaged food products, in particular vegetables
JP2552961Y2 (ja) 除湿穀物乾燥装置
TWI809618B (zh) 乾燥裝置
US20220192465A1 (en) Drying apparatus and method of controlling same
KR100703952B1 (ko) 감압식열풍건조기
KR200415582Y1 (ko) 농산물 건조기
PL174760B1 (pl) Urządzenie do suszenia i zabezpieczania drewna i wyrobów drewnianych
KR20070018136A (ko) 고효율 연속 근적외선 건조기
JPS62500146A (ja) 湿式硬化組成物のコ−ティング硬化
EP4316333A1 (en) Shoe management apparatus
AU750910B2 (en) Drying apparatus for coated objects
EP4316334A1 (en) Shoe care apparatus
EP4316335A1 (en) Shoe care apparatus
CN212186440U (zh) 一种运动鞋循环风除湿装置
EP4316332A1 (en) Shoe care apparatus
JP3657327B2 (ja) 遠赤外線放射装置および乾燥機
JPH08187050A (ja) 恒温乾燥装置
JPH01236950A (ja) 穀物の品質保存方法およびその装置
JPH0467899A (ja) 除湿型衣類乾燥機