JP2003236437A - 水系塗装用フラッシュオフ装置 - Google Patents
水系塗装用フラッシュオフ装置Info
- Publication number
- JP2003236437A JP2003236437A JP2002042599A JP2002042599A JP2003236437A JP 2003236437 A JP2003236437 A JP 2003236437A JP 2002042599 A JP2002042599 A JP 2002042599A JP 2002042599 A JP2002042599 A JP 2002042599A JP 2003236437 A JP2003236437 A JP 2003236437A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot air
- flash
- water
- air circulation
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
装における仮乾燥を実施するためのエネルギー費を削減
し得るフラッシュオフ装置を提供する。 【解決手段】水系塗料を塗装する水系塗料塗装工程と、
水系塗装塗膜上にウェットオンウェットでクリヤー塗料
を塗装するクリヤー塗料塗装工程との間に設けられるフ
ラッシュオフ装置であり、水系塗料が塗装された車両に
対して熱風を吹き付ける複数の乾燥用ノズル211およ
びスリット212,213を有する。乾燥用ノズル21
1は、車両の左右の窓開口部に対向する上段位置に設け
られ、左右の窓開口部より車体の内板に向かって熱風を
吹き付け、乾燥用スリット212,213は、車両の左
右の下側面に対向する下段位置及び/又は中段位置に設
けられ、車両の左右の下側面の外板及び/又は車両の左
右の側面の外板に向かって熱風を吹き付ける。
Description
系ベース塗料とその上に施すクリヤー塗料とのウェット
オンウェット塗装系において水系ベース塗料の仮乾燥装
置として用いるフラッシュオフ装置に関する。さらに詳
しくは、従来に比べてフラッシュオフゾーンの長さを短
くすることにより、被塗物の昇温エネルギーおよび冷却
エネルギーを削減できるフラッシュオフ装置に関する。
トオンウェットでクリヤー塗料を塗装することが行われ
ており、そのためにクリヤー塗装を行う前に水系塗装を
仮乾燥させるための、いわゆるフラッシュオフ装置が用
いられている。
置200は、図1の下図に示されるように、水系ベース
塗装後の静置室11に続いて設けられ、赤外線電気ヒー
ターにより塗料を乾燥させるIR装置201と、ホット
エアブローにて塗料を乾燥させる熱風循環装置202
と、冷風により車体を冷却するクーリング装置203
と、静置室204とから構成されている。そして、水系
ベース塗装が施された車体は、静置室11を経たのち、
車体断面の外周に対向するように配置された赤外線電気
ヒーターによって車体外板が加熱される。続いて、同様
に車体断面の外周に対向するように配置された複数のホ
ットエアブローノズルから、約80℃の熱風が車体外板
に向けて吹き出され、これにより車体内外板が加熱され
る。この時の熱風循環装置内の湿度は、約14.5〜2
4.5g/kg(乾き空気1kg中の水分含有量)とな
っている。
熱風循環装置202の伝熱により加熱乾燥され、車体外
板部では約90℃、車体内板部では約70℃まで昇温す
る。その後、車体はクーリング装置203にて約30℃
以下まで冷却され、塗膜品質に影響が生じない水系ベー
ス塗料の塗着固形分が70%以上となった時点で、クリ
ヤー塗料が塗装される。なお、従来のフラッシュオフゾ
ーンでは、たとえば車体のコンベア速度が4.5〜5.
0m/minの場合、車体外板が加熱されるIR装置2
01による処理時間は約1分間、車体内板も加熱される
熱風循環装置202による処理時間は約2分間、クーリ
ング装置203による処理時間は約2分間であり、した
がってフラッシュオフゾーン全体では約5分間の処理時
間が必要とされた。
従来のフラッシュオフ装置200にあっては、水系ベー
ス塗装とクリヤー塗装とのウェットオンウェット塗装系
を成立させるため、水系ベース塗料が塗装された後、先
ず仮乾燥装置として車両外板の昇温用にIR装置201
(遠赤外線電気ヒーター)を用い、次いで車体内板用に
熱風循環装置202を用い、さらに昇温された車体を冷
却するためにクーリング装置203を用いる構成となっ
ていた。
ー201と熱風循環装置202の熱風吹き出しノズルを
使用しているため、車体内外板の温度が高くなり、クー
リング装置203で長時間冷却する必要があった。ま
た、車体外板の昇温用にIR装置(遠赤外線電気ヒータ
ー)、車体内板の昇温用に熱風循環装置202を用いる
というように、車体の部位による昇温を別々のゾーンで
実施するため、フラッシュオフ装置200全体が長くな
り、また処理時間も長く必要であるという問題点があっ
た。
装置202およびクーリング装置203といった工程で
は、車体全体を昇温させて仮乾燥を行った後に、次のク
リヤー塗装を行うに際して、塗膜品質に影響しない車体
温度まで冷却する必要があるため、エネルギー費が高く
なってしまうという問題点があった。
ゾーンの長さを短くし、水系塗装における仮乾燥を実施
するためのエネルギー費を削減し、かつクリヤー塗料と
のウェットオンウェット塗装系を成立させて塗膜外観品
質を確保することが課題となっていた。
なされたもので、水系塗料とその上に塗装されるクリヤ
ー塗料とのウェットオンウェット塗装を行う際に用いら
れるフラッシュオフ装置において、フラッシュオフゾー
ンの長さを短くし、車体内外板について同時に短時間で
乾燥を促進させるべく、車体各部位毎への熱風吹き出し
口形状をノズルとスリットとしてその配置を最適化し、
かつ仮乾燥全体のエネルギー費を削減することを目的と
する。
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、熱風循環装置
に設けられた熱風噴出口のみを用いて、外板部の昇温を
抑えながら車体内板部に塗装された水系塗料の乾燥を促
進すべく、各部位毎への熱風吹き出し口形状(ノズルま
たはスリット)の配置を最適化し、処理装置内の温度、
湿度及び処理時間を規定し、車体本体の加熱分を極小化
すると同時に、車体全体において塗料中の水分乾燥能力
を最大にすることにより、フラッシュオフゾーンの長さ
を短くして短時間処理を可能にできることを見出し、さ
らに従来の工程長と同じ(既存設備)場合は熱風の低温
化が可能であり、新設時エリア対応として従来の熱風温
度と同じ場合は、工程長の短縮化が可能であることを見
出し、本発明を達成するに至った。
車体内板乾燥用の複数の熱風吹き出しノズルを配備し、
さらに熱風循環装置の下段位置及び/又は中段位置に車
体外板乾燥用の複数の熱風吹き出しスリットを配備する
ことにより、車体の各部位への熱風吹き出し時におい
て、風速が速く、かつ、車体各部位における風速のばら
つきが少なくなり、その結果、短時間でのフラッシュオ
フ処理又は熱風の低温化が可能であることが確認され
た。
オフ装置は、請求項1記載のように、水系塗料を塗装す
る水系塗料塗装工程と、前記水系塗装塗膜上にウェット
オンウェットでクリヤー塗料を塗装するクリヤー塗料塗
装工程との間に設けられるフラッシュオフ装置におい
て、前記水系塗料が塗装された被塗物に対して熱風を吹
き付ける熱風噴出口を有する熱風循環装置を備えたこと
を特徴とする。
装置は、請求項2記載のように、前記熱風循環装置の熱
風噴出口は、当該熱風循環装置内を通過する前記水系塗
料が塗装された被塗物に対して熱風を同時に吹き付ける
複数の乾燥用ノズルおよびスリットであることを特徴と
する。
フ装置は、請求項3記載のように、前記熱風循環装置の
複数の乾燥用ノズルは、被塗物である車両の左右の窓開
口部に対向する熱風循環装置の上段位置に設けられ、車
両が通過する際に左右の窓開口部より車体の内板に向か
って熱風を吹き付けることを特徴とする。
装置は、請求項4記載のように、前記熱風循環装置の複
数の乾燥用スリットは、被塗物である車両の左右の下側
面に対向する熱風循環装置の下段位置及び/又は車両の
左右の側面に対向する熱風循環装置の中段位置に設けら
れ、車両が通過する際に前記車両の左右の下側面の外板
及び/又は車両の左右の側面の外板に向かって熱風を吹
き付けることを特徴とする。
フ装置は、請求項5記載のように、前記被塗物が前記熱
風循環装置を通過する時間が3〜5分、前記熱風循環装
置内の温度が50〜60℃、前記熱風循環装置内の湿度
が9.5〜19.5g/kg(乾き空気1kg中の水分
含有量)であることを特徴とする。
装置は、請求項6記載のように、前記クリヤー塗料塗装
工程へ投入される直前の被塗物の内板および外板の温度
が、30℃以下であることを特徴とする。
ュオフ装置は、請求項7記載のように、前記クリヤー塗
料塗装工程へ投入される直前の塗膜の塗着固形分が、7
0%以上であることを特徴とする。また、本発明の水系
塗装用フラッシュオフ装置は、請求項8記載のように、
前記熱風循環装置と前記クリヤー塗料塗装工程との間に
クーリング装置をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の第一の目的は、水系塗装とクリヤー塗装とのウ
ェットオンウェット塗装系を成立させるためのフラッシ
ュオフ装置において、フラッシュオフゾーンの長さを短
くして、短時間で乾燥を促進させること、又は熱風の低
温化により仮乾燥全体のエネルギー費を削減することに
ある。
させるために、車体の外板と内板とを別々の装置を用い
て別々のゾーンで高温度の乾燥を行っていた。したがっ
て車体全体が長時間にわたって高温で加熱されるため、
強力なクーリング装置を用いることが必須条件であっ
た。これに対して、本発明では、熱風循環装置に配備さ
れた熱風噴出口のみを用いて車体外板および内板の乾燥
を同時に行う。具体的には、熱風循環装置の上段位置に
主として車体内板乾燥用の熱風吹き出しノズルを用い、
さらに熱風循環装置の下段位置及び/又は中段位置に主
として車体外板乾燥用の複数の熱風吹き出しスリットを
設けたものである。
からの熱風により、車体内部に気流が発生し、この気流
が対流循環することにより、従来に比べて低温で処理お
よび/または短時間で乾燥することが可能となる。
スリットからの熱風により、車体外側面に沿って上昇気
流が発生するため、同様に低温で処理および/または短
時間で乾燥することが可能となる。
と、下段位置及び/又は中段位置のスリットとを用いて
同時に熱風を吹き出すことにより、車体各部位において
部位毎の風速ばらつきが少なくなり、かつ内板部の風速
も速くなるため、短時間での乾燥が可能となる。
0〜90℃の高温で80m3/minレベルの大風量で
仮乾燥処理を行うのに対し、本発明のフラッシュオフ装
置では50〜60℃で40m3/minレベルの小風量
で乾燥処理が可能となり、車体の温度が従来に比べて大
幅に低くできるため、必ずしもクーリング装置を専用に
設置する必要はない。
に限定はされないが、熱風循環装置内の温度は50〜6
0℃で、湿度が従来のフラッシュオフ装置より5〜10
g/kg減湿された9.5〜19.5g/kgが好まし
い。この条件で熱風循環装置の通過時間は約3分とする
ことが好ましい。熱風循環装置内の温度又は湿度がこの
範囲を外れると、フラッシュオフ処理に時間がかかった
り、クリヤー塗装直前における水系塗装の塗膜の塗着固
形分が70%に到達せずにまたは車体温度が高くなりす
ぎて塗膜品質に悪影響を与えるおそれがある。
ては熱風循環装置のみで可能であるが、夏期の外気温が
高い場合のように、フラッシュオフ装置を出てクリヤー
塗装工程に入る直前の車体温度が43℃以上となる場合
には、実際にクリヤー塗料が塗装される直前までに車体
温度が30℃以下にならない場合もある。こうした場合
には冷却時間0.5min程度のクーリング装置を用い
て車体を冷却することが好ましい。車体の温度が30℃
以上の状態でクリヤー塗料を塗装すると塗膜品質上好ま
しくないからである。
ける熱風循環装置内の温度は約80℃、湿度は本発明の
場合よりも約5g/kg多く、処理時間は約3分間であ
る。
ウェット状態の被塗物に対して、複数の乾燥用ノズルお
よびスリットから熱風を同時に吹き付けるので、従来の
フラッシュオフ装置に比べてフラッシュオフゾーンの長
さを短縮することができる。これにより、生産性の向
上、塗装工程の省スペース化、及び車体在庫数の削減を
図ることができる。
体の内外板の乾燥を同時に、かつ内板の乾燥性に優れ均
一に行うので、水系塗装における仮乾燥を実施するため
のエネルギー費を大幅に削減できる。さらにクリヤー塗
料とのウェットオンウェット塗装が成立可能になったた
め、優れた塗装品質をも確保することができる。
基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る水
系塗装用フラッシュオフ装置のレイアウトを示す平面
図、図2は同実施形態に係る熱風循環装置を示す断面
図、図3は同じく熱風循環装置を示す側面図である。
を上塗り塗装に適用した例を示したもので、以下、水系
ベース塗料とクリヤー塗料とをウェットオンウェットで
塗装する上塗り塗装系を車体の内外板に施す実施形態に
より本発明を説明する。
右へフロアコンベアにより定速度で搬送され、その後上
塗り乾燥炉に搬送されるが、同図には、この上塗り工程
のうち、水系塗料を塗装する水系塗料塗装工程1の最終
段と、本実施形態に係るフラッシュオフ工程2と、クリ
ヤー塗料を塗装するクリヤー塗装工程3の最先段とを示
す。なお、本実施形態に係るフラッシュオフ装置の効果
を説明するために、同図の上図には本実施形態の平面図
を示し、下図には従来のフラッシュオフ装置の平面図を
示す。
の流れで制御された塗装ブース内に設けられ、この工程
で車体の内外板に水系ベース塗料が塗装される。最終段
の静置室11は空気の流れがない室であり、車体はその
まま搬送される。本例の車体はコンベア速度4〜5m/
minで移動する。
ュオフ工程2が設けられ、ここに本発明に係る熱風循環
装置21と静置室22とが設けられている。本例では、
上述したコンベア速度4〜5m/minの条件で、熱風
循環装置21を3〜4分、静置室22を0.5〜0.7
分で通過するようになっている。
に示すように、トンネル形状の炉体として形成され、図
2に示すように、車両Bの左右窓開口部の上部に対向す
る上段位置に、車両が通過する際に車室内の内板に向か
って熱風を吹き付ける乾燥用ノズル211が設けられ、
また車体Bの左右側面の外板に向かって熱風を吹き付け
る乾燥用中段スリット212が設けられ、さらに車両の
左右下側面の外板に向かって熱風を吹き付ける乾燥用下
段スリット213がそれぞれ設けられている。
リット212及び乾燥用下段スリット213は、図3に
示すように炉体の長手方向に沿って当該炉体の左右側壁
にそれぞれ設けられた吸気ダクト214に設けられてお
り、図2に示す吸気ファン215によって吸い込んだ空
気は、加熱器216で所定温度に加熱されたのち、当該
吸気ダクト214に供給される。また、炉体内の空気を
排気するための排気ダクト217が炉体の左右側壁の上
部に設けられており、図3に示すように排気ダクト21
7に形成された排気用開口218から、図2に示す排気
ファン219により吸い込まれた炉体内の空気(熱風)
は系外へ排気される。
設けられているが、この静置室22とは、図2に示す熱
風循環装置21と同様の炉体を有するが、炉体内には熱
風が供給されない室である。
熱風循環装置21と静置室22とで構成され、静置室2
2の次段にはクリヤー塗料塗装工程3である塗装ブース
が設けられる。なお、図1の上図には、静置室22とク
リヤー塗料塗装工程3との間にゾーン23が示されてい
るが、上塗り塗装工程を新設する場合にはこのゾーン2
3を省略して静置室22とクリヤー塗料塗装工程とを直
接繋げることができ、そうした場合にはフラッシュオフ
工程2の長さを短縮することができる。また、既存のフ
ラッシュオフ工程2を改造する場合には、このゾーン2
3を炉体のみで構成し静置室22の一部とすることがで
きる。こうした場合でも、フラッシュオフ工程2のスペ
ース自体は小さくならないが、同図の下図に示す従来の
フラッシュオフ装置に比べると、IR装置やクーリング
装置に要するエネルギー費が低減できる。ちなみに、ゾ
ーン23に車体を冷却するクーリング装置を設けて、夏
期などのように車体温度が十分降温しない場合の対策工
程として活用することもできる。
て、熱風を吹き出す上段の乾燥用ノズル211、乾燥用
中段スリット212および乾燥用下段スリット213の
最適条件を求めるため、実車による確認試験を実施し
た。まず最初、図4に示すように、車体の10部位、す
なわちフード中央、ルーフ中央、トランク縦壁、リヤド
アスキン、リヤフェンダの5部位が車体の外板における
風速を測定する部位とし、フード端の裏面、トランクヒ
ンジ部、バックピラーヒンジ部、サイドステップ部、バ
ックピラー下部の5部位が車体の内板における風速を測
定する部位とした。
えば熱線風速計)を設置することで実施した。なお、上
段の乾燥用ノズル211の直径は65mmで、ピッチを
333mmとし、乾燥用中段スリット212の開口は1
5mm×240mmで、ピッチを167mmとし、乾燥
用下段スリット213の開口については幅を7.5mm
と15mmと22.5mmの3種類、長さは240mm
の1種類、ピッチは167mmと333mmの2種類と
した。また、乾燥用下段スリット213と車体までの距
離(図2に示す距離L参照)は250mm、300mm
及び350mmの3種類とした。さらに、上段の乾燥用
ノズル211、乾燥用中段スリット212及び乾燥用下
段スリット213の風速、風量等については、表1に示
すテスト1〜10の条件を設定して実施した。
段ノズルともいう。)211、乾燥用中段スリット(以
下、単に中段スリットともいう)212および乾燥用下
段スリット(以下、単に下段スリットともいう)213
をそれぞれ組み合わせ、図4に示す車体各部位における
面風速を設定した結果を、図5および図6に示す。図5
には、上段ノズル211と下段スリット212とを組み
合わせたテスト2、下段スリット213のみのテスト4
及び上段ノズル211のみのテスト5の結果を示し、図
6には、上段ノズル211と下段スリット213とを組
み合わせたテスト2及び全て211,212,213を
組み合わせたテスト3の結果を示す。
(テスト5,◆印)又は下段スリット213のみ(テス
ト4,×印)に比較して、テスト2(△印)、すなわち
上段ノズル211と下段スリット213を組み合わせた
条件の場合の方が、車体各部位における平均面風速が
1.5m/s以上と大きくかつ均一となり、車体全体と
して速く乾燥することが理解される。
中段スリット212および下段スリット213を用いた
場合(テスト3,■印)には、車体の外板部位の一部に
おいて面風速が大きい値が得られるが、車体内板部位に
は効果は認められないことが理解される。したがって、
同図の上段ノズル211と下段スリット213とを組み
合わせた条件(テスト2,▲)の場合と大きな差はな
く、中段スリット212は必要に応じて省略できる。
ット213との組み合わせが平均面風速の点から好まし
いことが確認されたが、次に、この上段ノズル211と
下段スリットを組み合わせた条件において、下段スリッ
ト213の幅とピッチとの最適条件を求めるために、こ
れら幅とピッチとを変化させた場合の車体各部位におけ
る面風速を比較した。
は、表1に示すように、テスト1が15mm×240m
mのスリット開口でピッチを333mm、テスト7が
7.5mm×240mmのスリット開口でピッチを16
7mm、テスト8が22.5mm×240mmのスリッ
ト開口でピッチを500mmとした。これらテスト1,
7,8の面風速の測定結果を図7に示す。同図におい
て、テスト1を×印、テスト7を◆印、テスト8を●印
で示す。
印)の下段スリット213の寸法、すなわちスリット開
口が15mm×240mm、ピッチが333mmの場合
が、車体各部位における平均面風速が最も大きくかつ内
外板毎の平均面風速が均一となり、車体全体として速く
乾燥することが理解される。
と下段スリット213を組み合わせたものであって、下
段スリット213の開口が15mm×240mmでピッ
チが333mmの条件が、平均面風速の点から好ましい
ことが確認されたが、次に、この条件において車体まで
の距離の最適条件を求めるために、下段スリット213
から車体までの距離Lのみを250mm、300mm、
350mmの3種類に変化させたときの、車体各部位に
おける面風速を比較した。
て、テスト1が車体との距離を300mm、テスト9が
車体との距離を250mm、テスト10が車体との距離
を350mmとしたものである。これらテスト1,9,
10の面風速の測定結果を図8に示す。同図において、
テスト1を×印、テスト9を▲印、テスト10を△印で
示す。
ット213と車体との距離が300mmの場合が、車体
各部位における平均面風速が最も大きく、車体全体とし
て速く乾燥することが理解される。
と下段スリット213とを組み合わせた所定条件の場合
が平均面風速の点から好ましいことが確認されたが、さ
らに、上段ノズル211と下段スリット213からそれ
ぞれ吹き出される風量バランスの最適条件を求めるため
に、上段ノズル211及び下段スリット213の風量を
変化させた場合における、車体各部位における面風速を
比較した。
下段スリット213の風量比を1:1、テストAでは
2:1の条件とした。これらテスト1及びAの面風速の
測定結果を図9に示す。同図において、テスト1を●
印、テストAを▲印で示す。
ンスでは、車体各部位における平均面風速のばらつきが
大きいが、テスト1のように上段ノズル211と下段ス
リット213との吹き出し風量比を1:1とした場合
は、車体各部位における平均面風速は均一となり、車体
各部位での乾燥速度に差がなく良好となることが理解さ
れる。
定 上記のフラッシュオフ装置を用いて、上述のテスト7の
条件にて、車体の各部位におけるフラッシュオフ前後の
水系ベース塗料の塗着固形分を測定した。
1.6m/minとし、水系ベース塗料を内板部につい
ては手吹き、外板部についてはロボット塗装とし、水系
ベース塗料を塗装してからフラッシュオフ終了までの時
間を34〜41分とし、フラッシュオフ工程は静置室に
よる自然冷却とした。水系ベース塗装の塗着固形分の測
定は、アルミ箔を車体各部位に張り付けてこれに塗装
し、フラッシュオフ前後での重量変化を測定した。
部とトランクヒンジ部を除く)に張り付け、内板部は手
吹き、外板部はロボットにて水系ベース塗料を塗装し
た。次いで、コンベア速度1.6m/minにて車体を
移動させながら、本発明に係る熱風循環装置21に入れ
て、水系ベース塗装の仮乾燥を行った。尚、熱風循環装
置内の温度は50℃、湿度は9.5g/kgとし、フラ
ッシュオフ時間は3分間(熱風循環装置内通過時間)、
水系ベース塗料を塗装してからフラッシュオフを終了す
るまでの時間は35分間とした。
体各部に張り付けたアルミ箔のうちの1枚を取り外して
固形分を測定するとともに、熱風循環装置を出た直後に
車体各部に張り付けた残りのアルミ箔を取り外して固形
分を測定した。熱風循環装置の前後における塗着固形分
(重量%)の測定結果を表2に示す。
環装置に入る直前の水系ベース塗装の塗着固形分は、外
板水平部で44.1%、外板垂直部で51.4%、内板
については53.1%であるのに対し、フラッシュオフ
終了後の固形分は、前述の車体8部位について、78.
9〜85.2%となり、全ての部位が70%以上であっ
た。
kg、水系ベース塗料を塗装してからフラッシュオフを
終了するまでの時間を41分間とした以外は、実施例1
と同じ条件にして、熱風循環装置の前後における水系ベ
ース塗装の塗着固形分を測定した。この結果を表2に示
す。
循環装置に入る直前の水系ベース塗装の固形分は、外板
水平部で46.4%、外板垂直部で40.8%、また内
板については54.8%であるのに対し、フラッシュオ
フ終了後の固形分は、車体8部位について、72.6〜
85.9%と、全ての部位が70%であった。
ラッシュオフ時間を4.8分間(通過時間)、水系ベー
ス塗料を塗装してからフラッシュオフを終了するまでの
時間を34分間とした以外は、実施例1と同じ条件にし
て、熱風循環装置の前後における水系ベース塗装の塗着
固形分を測定した。この結果を表2に示す。
環装置に入る直前の水系ベース塗装の固形分は、外板水
平部で38.6%、外板垂直部で34.7%、また内板
については45.0%であるのに対し、フラッシュオフ
終了後の固形分は、車体8部位について、81.9〜8
4.8%と、全ての部位が70%以上であった。
ラッシュオフ時間を2分間(通過時間)、水系ベース塗
料を塗装してからフラッシュオフを終了するまでの時間
を37分間とした以外は実施例1と同じ条件にして、熱
風循環装置の前後における水系ベース塗装の塗着固形分
を測定した。この結果を表2に示す。
循環装置に入る直前の水系ベース塗装の固形分は、外板
水平部で51.8%、外板垂直部で38.9%、また内
板については54.2%であり、上記実施例1〜3とほ
とんど同様であったのに対し、フラッシュオフ終了後の
固形分は、車体8部位の中で、バックピラーヒンジ部が
63.4%、バックピラー下端部が67.5%と、70
%以下の部位が2カ所もあった。
ッシュオフを終了するまでの時間を65分とした以外は
実施例1と同じ条件にして、熱風循環装置の前後におけ
る水系ベース塗装の塗着固形分を測定した。この結果を
表2に示す。
環装置に入る直前の水系ベース塗装の固形分は、外板水
平部で48.4%、外板垂直部で50%、また内板につ
いては85.3%であるのに対し、フラッシュオフ終了
後の固形分は、車体8部位について80.4〜86.7
%と、全ての部位で80%以上であった。
ラッシュオフ時間を2.5分間(熱風循環装置内通過時
間)、水系ベース塗料を塗装してからフラッシュオフを
終了するまでの時間を55分とした以外は実施例1と同
じ条件にして、熱風循環装置の前後における水系ベース
塗装の塗着固形分を測定した。この結果を表2に示す。
環装置に入る直前の水系ベース塗装の固形分は、外板水
平部で44.5%、外板垂直部で46.4%、また内板
については83%であるのに対し、フラッシュオフ終了
後の固形分は、車体8部位について83.9〜87.9
%と、全ての部位で80%以上であった。
シュオフ工程を出た後、クリヤー塗装が施される直前の
車体の内外板に塗装された水系ベースの固形分が70%
以上あれば、完成塗膜としての品質に問題がないことが
確認されている。
内の温度については40〜50℃、フラッシュオフ時間
(熱風循環装置内通過時間)については3〜5分間が好
ましいことが確認された。
理を行う場合、温度を高くすることによっても水系ベー
ス塗装の固形分を70%以上とすることができるが、車
体温度が高温となるためクーリング装置による冷却が必
要となり、エネルギー消費の観点からは好ましくない。
また、温度を高くしてフラッシュオフ時間を3分間より
短くすると、比較例1に見られるように、車体の一部に
おいて水系ベース塗装の固形分が70%以下の部位が出
てしまうため、好ましくない。
実施例1乃至3に比べて水系ベース塗装からフラッシュ
オフまでを1.5倍以上の時間をかけて処理する場合に
は、車両の各部位の全てにおいて水系ベース塗装の固形
分が80%以上となり塗膜品質上全く問題はないが、生
産性を考慮すると実用的ではない。
コンベアスピード4.6m/min、ブース内温度23
℃、熱風循環装置パスタイム3分、クーリング装置パス
タイム0.64分の条件で行った。同表に示す検証実験
No.5およびNo.6(従来のフラッシュオフ装置の
湿度状態20g/kgと、それより7g/kg低い13
g/kg)の結果より、内板部において顕著に固形分N
Vの上がり方が向上していることが解った。
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
と、比較例としての従来のフラッシュオフ装置とを示す
平面図である。
面図である。
面図である。
平面図及び側面図である。
1)を示すグラフである。
2)を示すグラフである。
3)を示すグラフである。
4)を示すグラフである。
5)を示すグラフである。
Claims (8)
- 【請求項1】 水系塗料を塗装する水系塗料塗装工程
と、前記水系塗装塗膜上にウェットオンウェットでクリ
ヤー塗料を塗装するクリヤー塗料塗装工程との間に設け
られるフラッシュオフ装置であって、前記水系塗料が塗
装された被塗物に対して熱風を吹き付ける熱風噴出口を
有する熱風循環装置を備えたフラッシュオフ装置。 - 【請求項2】 前記熱風循環装置の熱風噴出口は、当該
熱風循環装置内を通過する前記水系塗料が塗装された被
塗物に対して熱風を同時に吹き付ける複数の乾燥用ノズ
ルおよびスリットである請求項1記載のフラッシュオフ
装置。 - 【請求項3】 前記熱風循環装置の複数の乾燥用ノズル
は、被塗物である車両の左右の窓開口部に対向する熱風
循環装置の上段位置に設けられ、車両が通過する際に左
右の窓開口部より車体の内板に向かって熱風を吹き付け
る請求項2記載のフラッシュオフ装置。 - 【請求項4】 前記熱風循環装置の複数の乾燥用スリッ
トは、被塗物である車両の左右の下側面に対向する熱風
循環装置の下段位置及び/又は車両の左右の側面に対向
する熱風循環装置の中段位置に設けられ、車両が通過す
る際に前記車両の左右の下側面の外板及び/又は車両の
左右の側面の外板に向かって熱風を吹き付ける請求項2
記載のフラッシュオフ装置。 - 【請求項5】 前記被塗物が前記熱風循環装置を通過す
る時間が3〜5分、前記熱風循環装置内の温度が50〜
60℃、前記熱風循環装置内の湿度が9.5〜19.5
g/kg(乾き空気1kg中の水分含有量)である請求
項1〜4の何れかに記載のフラッシュオフ装置。 - 【請求項6】 前記クリヤー塗料塗装工程へ投入される
直前の被塗物の内板および外板の温度が、30℃以下で
ある請求項1〜5の何れかに記載のフラッシュオフ装
置。 - 【請求項7】 前記クリヤー塗料塗装工程へ投入される
直前の塗膜の塗着固形分が、70%以上である請求項1
〜6の何れかに記載のフラッシュオフ装置。 - 【請求項8】 前記熱風循環装置と前記クリヤー塗料塗
装工程との間にクーリング装置をさらに備えた請求項1
〜7の何れかに記載のフラッシュオフ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002042599A JP4171226B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 水系塗装用フラッシュオフ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002042599A JP4171226B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 水系塗装用フラッシュオフ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003236437A true JP2003236437A (ja) | 2003-08-26 |
JP4171226B2 JP4171226B2 (ja) | 2008-10-22 |
Family
ID=27782635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002042599A Expired - Fee Related JP4171226B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 水系塗装用フラッシュオフ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4171226B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006272165A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Nissan Motor Co Ltd | 塗装設備 |
JP2009540261A (ja) * | 2006-06-16 | 2009-11-19 | デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 対流燃焼炉 |
CN102335648A (zh) * | 2010-07-16 | 2012-02-01 | 威士伯采购公司 | 用于干燥五面容器的系统和方法 |
JP2012112963A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | 試料スライドの処理装置 |
EP2775240A2 (de) | 2013-03-09 | 2014-09-10 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Vorrichtung zum Behandeln einer Beschichtung einer Fahrzeugkarosserie |
CN105674710A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-06-15 | 中国汽车工业工程有限公司 | 辐射式加热风箱及烘干房 |
JP2016137418A (ja) * | 2015-01-26 | 2016-08-04 | 日産自動車株式会社 | 自動車ボディの塗装乾燥方法 |
US9815083B2 (en) | 2011-03-08 | 2017-11-14 | Valspar Sourcing, Inc. | Method for coating a five-sided container with sag-resistant water-based coating compositions |
CN111451111A (zh) * | 2020-04-30 | 2020-07-28 | 常州市骠马工业机器人系统工程有限公司 | 一种横移式闪干炉 |
EP2060863B2 (en) † | 2007-11-15 | 2020-09-02 | Mazda Motor Corporation | Coating film drying method and coating film drying apparatus |
EP4036506A3 (de) * | 2015-07-31 | 2022-10-12 | Dürr Systems AG | Behandlungsanlage und verfahren zum behandeln von werkstücken |
US11740021B2 (en) | 2015-07-31 | 2023-08-29 | Dürr Systems Ag | Treatment installation and method for treating workpieces |
-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002042599A patent/JP4171226B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006272165A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Nissan Motor Co Ltd | 塗装設備 |
JP4676227B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2011-04-27 | 日産自動車株式会社 | 塗装設備 |
JP2009540261A (ja) * | 2006-06-16 | 2009-11-19 | デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 対流燃焼炉 |
EP2060863B2 (en) † | 2007-11-15 | 2020-09-02 | Mazda Motor Corporation | Coating film drying method and coating film drying apparatus |
US9255734B2 (en) | 2010-07-16 | 2016-02-09 | Valspar Sourcing, Inc. | System and method for drying five-sided containers |
WO2012009637A3 (en) * | 2010-07-16 | 2012-05-10 | Valspar Sourcing, Inc. | System and method for drying five-sided containers |
US8689458B2 (en) | 2010-07-16 | 2014-04-08 | Valspar Sourcing, Inc | System and method for drying five-sided containers |
RU2520465C1 (ru) * | 2010-07-16 | 2014-06-27 | Вэлспар Сорсинг, Инк. | Система и способ сушки пятисторонних контейнеров |
CN102335648B (zh) * | 2010-07-16 | 2014-09-03 | 威士伯采购公司 | 用于干燥五面容器的系统和方法 |
AU2011279050B2 (en) * | 2010-07-16 | 2014-09-04 | Swimc Llc | System and method for drying five-sided containers |
CN102335648A (zh) * | 2010-07-16 | 2012-02-01 | 威士伯采购公司 | 用于干燥五面容器的系统和方法 |
JP2012112963A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | 試料スライドの処理装置 |
US10556251B2 (en) | 2011-03-08 | 2020-02-11 | The Sherwin-Williams Company | Method of coating metallic surface with coating having improved sag resistance |
US9815083B2 (en) | 2011-03-08 | 2017-11-14 | Valspar Sourcing, Inc. | Method for coating a five-sided container with sag-resistant water-based coating compositions |
EP2775240B1 (de) | 2013-03-09 | 2019-04-10 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Vorrichtung zum Behandeln einer Beschichtung einer Fahrzeugkarosserie |
DE102013004131A1 (de) | 2013-03-09 | 2014-09-11 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Vorrichtung zum Behandeln einer Beschichtung einer Fahrzeugkarosserie |
EP2775240A2 (de) | 2013-03-09 | 2014-09-10 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Vorrichtung zum Behandeln einer Beschichtung einer Fahrzeugkarosserie |
DE102013004131B4 (de) | 2013-03-09 | 2022-07-28 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Vorrichtung zum Behandeln einer Beschichtung einer Fahrzeugkarosserie |
JP2016137418A (ja) * | 2015-01-26 | 2016-08-04 | 日産自動車株式会社 | 自動車ボディの塗装乾燥方法 |
EP4036506A3 (de) * | 2015-07-31 | 2022-10-12 | Dürr Systems AG | Behandlungsanlage und verfahren zum behandeln von werkstücken |
US11674752B2 (en) | 2015-07-31 | 2023-06-13 | Dürr Systems Ag | Treatment installation and method for treating workpieces |
US11740021B2 (en) | 2015-07-31 | 2023-08-29 | Dürr Systems Ag | Treatment installation and method for treating workpieces |
CN105674710A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-06-15 | 中国汽车工业工程有限公司 | 辐射式加热风箱及烘干房 |
CN111451111A (zh) * | 2020-04-30 | 2020-07-28 | 常州市骠马工业机器人系统工程有限公司 | 一种横移式闪干炉 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4171226B2 (ja) | 2008-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0568179B2 (en) | An enclosure for painting and a method of enforcing evaporation from a coating on a panel surface | |
JP2003236437A (ja) | 水系塗装用フラッシュオフ装置 | |
JPS6316069A (ja) | 自動車ボデイの熱風乾燥設備 | |
JP2007222821A (ja) | 塗装用フラッシュオフ装置 | |
JP2004050021A (ja) | 自動車ボディの加熱冷却装置及び方法 | |
US10533797B2 (en) | Device for controlling the temperature of objects | |
JPH10249261A (ja) | 塗装乾燥炉 | |
JP6343968B2 (ja) | エアーカーテン生成装置 | |
JP3885589B2 (ja) | 塗装用フラッシュオフ装置 | |
WO2021121402A9 (zh) | 厂房车身和车辆零部件喷涂的烘干处理程序 | |
JP6484664B2 (ja) | 乾燥装置及び該乾燥装置を用いた乾燥方法 | |
JP2017176937A (ja) | 塗膜乾燥方法および塗膜乾燥炉 | |
JP4550694B2 (ja) | 塗装機 | |
JPH06335655A (ja) | 熱処理炉 | |
JP2005083714A (ja) | 塗装用乾燥炉 | |
JP2515907B2 (ja) | 塗装設備 | |
JPH084147Y2 (ja) | 塗装用焼付炉 | |
JPH11188303A (ja) | 乾燥炉 | |
JP2003071361A (ja) | 塗装設備 | |
JPH11290751A (ja) | 熱風式乾燥炉 | |
JP3249686B2 (ja) | 塗装用乾燥炉 | |
JP2004278830A (ja) | 乾燥炉 | |
KR200355132Y1 (ko) | 도금 제품을 건조시키기 위한 장치 | |
JPS596237Y2 (ja) | 板状塗装物の乾燥装置 | |
JP3328675B2 (ja) | 電着塗膜の二次タレ防止装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060120 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060328 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060501 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060726 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080808 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4171226 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140815 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |