JPS62158071A - 印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はキャリッジの移動開始をキャリッジの停止検知
信号による割込処理の課程で実施するようにした印字装
置に関する。

［従来の技術］ 一般に、各スポーク先端に活字が形成された印字ホイー
ルを用いた印字装置においては、印字用紙がセットされ
るプラテンに沿ってキャリッジモータにて移動制御され
るキャリッジに、印字ホイール、こ、の印字ホイールを
回転させる印字ホイールモータ、この印字ホイールの活
字をプラテン方向へ叩打する印字ハンマー、カセット等
に収納された印字リボン、この印字リボンをリボン送り
するリボン送りモータ等が搭載されている。通常、上記
各モータおよび印字ハンマーはそれぞれモータ制御回路
およびハンマー・ソレノイド駆動回路を介してこの印字
装置に組込まれたｃｐｕ　＜中央処理装置）によって制
御される。そして、各モータはＣＰＵから各モータ制御
回路を介して入力される駆動信号にて駆動される。同時
に、実際の機械的状態、すなわち例えば動作状態か又は
停止状態かを示す状態信号が前記各モータ制御回路へ入
力されている。

そして、ＣＰＵは第７図の流れ図に従って印字処理を実
施する。すなわち、キャリッジモータ。

印字ホイールモータ、リボン送りモータの各モータ制御
回路における各モータの状態を調べて、キャリッジ、印
字ホイール、印字リボンが完全に停止していることをソ
フト的に確認する。確認が終了すると、ハンマー・ソレ
ノイド駆動回路を介して印字ハンマーを駆動する。する
とプラテンにセットされた印字用紙上に文字が印字出力
される。

一つの文字の印字出力が終了すと、外部のホストコンピ
ュータ等から入力されて記憶部の印字データバッファに
一時格納されている次に印字出力すべき文字コードを読
出す。そして、この文字コードに対応する活字の印字ホ
イールのスポークアドレス、キャリッジの移動位置、印
字リボンのリボン送り量等の各モータの回転駆動量を痺
出する。

そして、各モータ制御回路を介して各モータを起動する
。

第８図は印字ハンマーの駆動タイミングと、キャリッジ
モータのモータ制御回路へ印加するキャリッジ駆動信号
と、キャリッジの実動作を示すタイムチャートである。

すなわち、時刻ｔ１にてキャリッジ駆動信号をオフにし
た後、印字ハンマーを駆動し、時刻ｔ１から期間Ｔ１経
過した時刻ｔ２にキャリッジ駆動信号をオンする。この
期間Ｔ１は第７図における［印字ハンマー駆動］から［
各種モータの目的位置算出］までのプログラム処理に要
する時間である。そして、時刻ｔ２にてキャリッジ駆動
信号かオンしてから所定の立上り遅れ時間Ｔ２を経過し
た時刻ｔ３にてキャリッジモータは回転を開始し、キャ
リッジも起動する。

そして、時刻ｔ４にて所定の印字位置に達した時点でキ
ャリッジ駆動信号はオフされる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記のような手順で入力した文字コード
に対す文字を印字出力する印字装置においては次のよう
な問題があった。すなわち、一般的に速い印字速度が要
求された印字装置においては、まずキャリッジを高速で
移動させる必要がある。しかし、キャリッジを高速かつ
大トルクで移動させるためにはキャリッジモータが大型
化する。

キャリッジモータが大型化するとモータ自体の型缶が増
加する。モータ重量が増加すると慣性力が増し、モータ
に励磁電流が流れ始めてから実際のモータが回転開始す
るまでの時間、すなわち、第８図に示した立上り遅れ時
１ｉＪＴ２が増大する。

第８図における立上り遅れ時間Ｔ２中はＣＰＵにとって
は全くの待ち時間になるので、次にキャリッジ駆動信号
がオフする時刻ｔ４が遅れることになる。すなわち、実
際に文字を印字出力する時間間隔Ｔ３が増加するので、
全体の印字速度が低下する問題がある。

本発明はこのような事情に基づいてなされたものであり
、その目的とするところは、キャリッジの移動開始をキ
ャリッジの停止検知信号による割込み処理の課程で実施
すことによって、キャリッジの実際の移動開始タイミン
グを早くでき、各文字を印字出力する時間間隔を短縮で
き、全体の印字速度を向上できる印字装置を提供するこ
とにある。

［問題点を解決するための手段］　　′本発明の印字装
置においては、キャリッジの停止状態を検知して停止検
知信号を出力する停止検知センサを設け、この停止検出
センサからの停止検知信号が入力されたとき予め定めら
れた所定遅延時間経過後にキャリッジの駆動信号を出力
する割込処理を実施するようにしたものである。

［作用］ このように構成された印字ｉ置であれば、キャリッジが
停止したことを示す停止検知信号が割込信号として入力
されると、所定遅延時間経過後にキャリッジの駆動信号
が出力される。したがって、その所定遅延時間をモータ
の立上り遅れ時間Ｔ２を見込んで短い値に設定すれば実
際のキャリツジの移動開始のタイミングが早くなる。

［実施例コ 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第２図は実施例の印字装置のカバーを取外して示す斜視
図である。

筐体１内にプラテン２が配置されており、このプラテン
２に平行に印字用紙を押える紙押えペイル３が設けられ
ている。ざらに、プラテン２に沿ってキャリッジ４が移
動自在に設けられており、このキャリッジ４は図示しな
いキャリッジモータにて移動制御される。そして、キャ
リッジ４には、各スポーク先端に活字が形成された印字
ホイール。

印字ホイールモータ、活字を叩打する印字ハンマー５．
印字リボンが収納されたリボンカセット６゜印字リボン
をリボン送りするリボン送りモータ等が搭載されている
。

また、筺体１上面のプラテン２の後方位置にはこのプラ
テン２にセットする印字用紙を挿入する用紙挿入ロアが
形成されており、前面には操作パネル８が取付けられて
いる。

第１図は印字装置を示すブロック図である。図中９は外
部のホストコンピュータから入力された各種データに基
づき各種演算処理を実施するｃｐｕ　＜中央処理装置）
であり、このＣＰＵ９は、アドレスバス１０およびデー
タバス１１を介して、制御プログラムや各文字コードに
対応する印字ホイールのスポークアドレス等の固定デー
タを記憶するＲＯＭ１２と入力した文字コード等の可変
データを一時記憶するＲＡＭ１３および各種入出力機器
が接続されたｌ１０１４を制御する。

また、キャリッジ（ＣＡ）モータ１５を駆動制御するＣ
Ａモータ制御回路１６．印字ホイール（ＰＷ）モータ１
７のＰＷモータ制御回路１８゜リボン送り（ＲＢ）モー
タ１９のＲＢモータ制御回路２０．プラテン２に連結さ
れた印字用紙を紙送りする紙送り（ＰＦ）モータ２１の
ＰＦモータ制御回路２２．印字ハンマー５を駆動するハ
ンマー・ソレノイド２３を通１１１ｉ１Ｊ　＠するＨ、
ソレノイド駆動回路２４．ホストコンピュータ２５から
のデータが入力される入力回路２６がデータバス１１を
介してＣＰＵ９に接続されている。

前記ＣＡモータ１５の軸には停止検知センサとしてのエ
ンコーダ２７が取付けられており、ＣＡモータ１５の動
作状態を検知している。この動作状態はＣＡモータ制御
回路１６へ入力され、エンコーダ２７がＣＡモータ２７
の停止状態を検知すると、ＣＰＵ９の割込端子ＩＮＴへ
Ｈレベルの停止検知信号を入力する。

また、各モータ制御回路は各モータの動作状態を監視し
てｌ１０１４へ動作状態情報を送出する。

すなわち、ＣＰＵ９から各モータ制御回路に対してモー
タ駆動信号が送出されるが、モータ駆動信号に応動する
各モータの実際の動作状態（ステータス情報）が１１０
１４を介してフィードバックされる。

前記ＲＡＭ１３内には第３図に示すようにホストコンピ
ュータ２５から入力回路２６を介して入力された文字コ
ードを一時格納する印字データバッファＲ１，ｌ１０１
４に入力された各モータの動作状態を示すステータス情
報を格納するステータス情報ｆ！４域Ｒ２，ＣＡモータ
１５が実際に停止していることを示すＣＡ停止フラグを
格納するフラグ領域Ｒ３が形成されている。

しかして、前記ＣＰＵ９は割込端子ＩＮＴへＣＡモータ
制御回路１６からＨレベルの停止検知信号が入力される
と第４図の割込処理を実行する。

すなわち、停止検知信号が入力すると、ＣＡモータ１５
は停止しているので、内蔵しているタイマ回路を起動し
て遅延時間Ｔｏの計時を開始する。

そして、この次に印字出力すべき文字コードのデータ処
理が終了していること、およびＰＷモータ１７、ＲＢモ
ータ１９．ＰＦモータ２１が停止していることをＲＡＭ
１３のステータス情報から判断する。各モータが停止し
ていれば、ＲＡＭ１３のフラグ領域Ｒ３のＣＡ停止フラ
グを１に設定する。そして、前記タイマ回路に設定した
遅延時間Ｔｏが経過するのを待つ。

所定の遅延時ｆｌｌｌＴｏが経過すると、ＣＡモータ制
御部１６ヘキヤリツジ駆動信号を送出する。するとＣＡ
モータ１５は立上がり遅れ時間Ｔ２経過後に後述する第
５図のメインルーチンのＰ２にて算出された回転量に対
する回転動作を開始する。

そして、フラグ領域Ｒ３のＣＡ停止フラグをＯへ解除す
る。

また、前記ＣＰＩＪ９は第５図に示すメインルーチンに
従って入力した文字コードに対する印字出力処理を実行
する。すなわち、ＰｌにてＲＡＭ１３の印字データバッ
ファＲ１から次の一つの文字データを読取る。そして、
Ｐ２にてこの読取った文字データに対するキャリッジ４
の移動目的位置すなわちＧＡモータ１５の回転量の算出
を行なう。さらに、印字ホイールの目的位置すなわちＰ
Ｗモータ１７の回転量の算出、Ｈ，ソレノイド駆動回路
２４に対する印字ハンマー５のセット等の処理を実施す
る。

以上の処理が終了すると、ＲＡＭ１３のフラグ領域Ｒ３
のＧＡ停止フラグが１に設定されるのを待って、ハンマ
ー・ソレノイド２３を通電して、印字ハンマー５を駆動
する。次に、ＰＷモータ１７を駆動して印字ホイールを
先に算出された目的位置へ移動させる。同時にＲＢモー
タ２１を駆動して印字リボンのリボン送りを実行する。

以上の処理が終了すると、一つの文字データに対する印
字出力処理が終了したので、Ｐｌに戻り印字データバッ
ファＲ１から次の文字コードを読出す。

このように構成された印字装置における動作を、印字ハ
ンマー５の動作、キャリッジ駆動信号、キャリッジ４の
実動作、！３よび停止検知信号を示す第６図のタイムチ
ャートを用いて説明する。時刻ｔ５にてキャリッジ駆動
信号がオフになると、多少遅れて時刻ｔ６にてキャッリ
ジ４が実際に停止する。すると、印字ハンマー５が駆動
されるとともに停止検知信号がＨレベルへ立上がる。そ
して停止検知信号がＨレベルへ立上がった時刻ｔ６から
所定の遅延時間Ｔｏ経過後の時刻ｔ７にてキャリッジ駆
動信号がオンされる。すなわち、ＣＰｔＪ９からＣＡモ
ータ制御回路１６へＨレベルのキャリッジ駆動信号が送
出される。するとＣＡモータ１５は所定の立上がり遅れ
時１ｉｌＴ２経過後の時刻ｔｓにて回転開始する。すな
わち、キャリッジ４は時刻ｔ８にて移動開始する。そし
て、時刻ｔｅにてＣＡモータ１５が予め算出された前述
の回転量の回転が終了すると、キャリッジ駆動信号はＬ
レベルヘオフされる。

なお、所定の遅延時間Ｔｏは、時刻ｔ５にてキャリッジ
駆動信号がオフされてから時刻ｔ８にてキャリッジ４が
実際に移動開始するまでの期間Ｔ４内に印字ハンマー５
の駆動時間Ｔ５が含まれればよい値である。実施例にお
いては印字ハンマー５の動作時間Ｔ５の誤差を考慮して
期間Ｔ４が動作時間Ｔ５より多少条目になるように遅延
時間Ｔｏが設定されている。

このように構成された印字装置であれば、キャリッジ４
の移動開始タイミングはこのキャリッジ４が停止した時
刻ｔ６から所定の遅延時間Ｔｏに立上り遅れ時ｆ！ｌＴ
２を加えた時間経過後に移動開始する。したがって、文
字コードの読込み、各種モータの目的位置算出等のデー
タ処理に要する時間は上記期間Ｔ３にて実施される。そ
の結果、従来装置における第８図のＣＰＵが何もしない
待ち時間Ｔ２を除去できる。従って、実際に文字を印字
出力る時間間隔Ｔ６を従来の時間間隔Ｔ３に比較して大
幅に短縮できるので、たとえ立上がり遅れ時間Ｔ２が大
きい大型のＣＡモータ１５を採用したとしても全体の印
字速度を向上できる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、キャリッジの移動
開始をキャリッジの停止検知信号による割込み処理の課
程で実施している。したがって、キャリッジの実際の移
ｌＦｌ開始タイミングを早くでき、各文字を印字出力す
る時間間隔を短縮でき、全体の印字速度を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる印字装置を示すブロ
ック図、第２図は同実施例の斜視図、第３図は同実施例
の記憶部の主なメモリを示す図、第４図および第５図は
同実施例の動作を示す流れ図、第６図は同実施の動作を
示すタイムチャート、第７図は従来の印字装置の動作を
示す流れれ図、第８図は同従来装置の動作を示すタイム
チャートである。 ２・・・プラテン、４・・・キャリッジ、５・・・印字
ハンマー、９・・・ＣＰＵ、１２・・・ＲＯＭ、１３・
・−ＲＡＭ。 １４・・・Ｉｌｏ、１５・・・キャリッジ（ＯＡ）モー
タ、１７・・・印字ホイール（ＰＷ）モータ、１９・・
・リボン送り（ＲＢ）モータ、２１・・・紙送り＜ＰＦ
）モータ、２３・・・ハンマー・ソレノイド、２６・・
・入力回路。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも、各スポーク先端に活字が形成された印字ホ
   ィールと、印字ホィールモータと、印字ハンマーと、こ
   れ等を搭載したキャリッジと、このキャリッジを印字用
   紙がセットされたプラテンに沿って移動させるキャリッ
   ジモータとを有し、文字コードが入力されると、前記キ
   ャリッジモータで前記キャリッジを前記印字用紙上の印
   字位置まで移動させるとともに前記印字ホィールモータ
   で前記文字コードに対応する活字が前記プラテンに対向
   するまで前記印字ホィールを回転させた後、前記活字を
   印字ハンマーで叩打することによって文字を前記印字用
   紙上に印字出力する印字装置において、前記キャリッジ
   の停止状態を検知して停止検知信号を出力する停止検知
   センサと、この停止検出センサからの停止検知信号が入
   力されたとき予め定められた所定遅延時間経過後に前記
   キャリッジの駆動信号を出力する割込処理を実施する割
   込処理手段を備えたことを特徴とする印字装置。