JPS62157834A

JPS62157834A - 自動車用シ−トの回転装置

Info

Publication number: JPS62157834A
Application number: JP29944585A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Tachimori; 日月　丈志
Original assignee: Fuji Heavy Industries Ltd
Current assignee: Subaru Corp
Priority date: 1985-12-28
Filing date: 1985-12-28
Publication date: 1987-07-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、自動車用シートの回転８置に関するもので
ある。

［従来技術］乗降を容易にするために、シートを側方へ回転可能にし
たものがあり、種々の構成のものが案出されている（た
とえば実願昭６０−３９０２８　号の願吉に添付した明
細書および図面など参照）。

しかしこれらの構成のものは、シートが水平面上を回転
するだけなので、シートの前部は依然どして高位置を保
持しており、乗降に際して腰を持ち上げるのに苦労し、
また足が地面に届かない等の問題点がある。さらに後傾
したバックレスト、ヘッドレストがぞのまま回転するの
で、回転時に周囲の部品と干渉するようになる。そこで
回転機構全体を傾斜させるようにすると、機構の丈が高
くなるという問題点がある。

［発明の目的］この発明は、前記の問題点に対して、これを解消した自
動車用シートの回転装置を提供覆るものである。

［発明の構成］この発明は、シートに取付けたシートプレートを、フロ
アパネルあるいはスライドレールに取付けたベースプレ
ートに対向さけ、円周上適宜の位置に配置した数個のロ
ーラを介し、回転可能としたものにおいて、該ローラが
転勤するそれぞれの走行面について、ローラの始点部と
終点部とに高低差を有するものを設けるとともに、該高
低差の度合いの異なる走行面を組み合せて、該シートを
、回転とともに傾斜させるようにしてなる自動車用シー
トの回転装置である。

［実　施　例］この考案の詳細を、図面に承り実施例について説明する
と、次のとおりである。

このシートの構造は、シート（シートクッション）１と
バックレスト２とヘッドレスト３を備え、シート１の下
面にシートプレート５を取付ける（第１図）。

またフロアパネルあるいはスライドレール（シート１を
前後方向に位置調整する）の上に、シートプレート５に
対向させて、ベースプレート６を取付ける。

そしてシートプレー１へ５とベースプレート６とを、中
心軸７で連結し、シー１〜プレート５（従ってシーＩ・
１）を、中心軸７のまわりに回転可能にづる。

さらにベースプレート６に、同一円周上に等間隔に配置
した４個のローラ９〈第１図）（ただし第２図では９ａ
、９ｂ、９ｃ、９ｄ）を、支持ブラケッ１へ１０を介し
て、回転自由に取付【ノる。

一方、シートプレート５には、シート１を回転Ｒすると
ぎ、ローラ９が転動する走行面１２（第２図）を設ける
。この走行面１２は、それぞれのローラ９ａ　、　９ｂ
　、　９ｃ　、　９ｃｌ　ニ対応させＴ、同一円周上に
４等分に配置した走行面１２ａ　、　１２ｂ　、　１２
ｃ　。

１２ｄから成っている。すなわちロー５９ａは走行面１
２ａに接面して転勤する。

この走行面１２ａは、シートプレート５のＩｆ面（水平
面）５ａに対して高低差を有しく第３図）、ローラ９ａ
の始点部となるところでは高さはない（基準面５ａと同
一面である）が、ローラ９ａの終点部となるところ（シ
ートプレー１−５を１ユぼ９０゛回転したとぎ達すると
ころ）では高さｈを形成するようになっている。そして
両者の中間部を、連続した斜面でつなぐようになってい
る。

すなわちシートプレート５をほぼ９０゛回転して、ロー
ラ９ａが始点部から終点部に変位するとき、シートプレ
ート５のこの局部は、基準面５ａから高ざｈだけ高所に
位置するようになる。

同様にしてローラ９ｈは、走行面１２ｂに接面して転動
するが、走行面１２ｂは走行面１２ａと同様に、高低差
りを形成するようになっており、シートプレート５をほ
ぼ９０゛回転するとき、シートプレート５のこの局部は
、基準面５ａから高さｈだけ高所に位置するようになる
。

これに対してローラ９Ｃは、走行面１２ｃに接面して転
動するが、走行面１２ｃは、０−ラ９Ｃの始点部となる
ところと、終点部となるところでは、高低差を形成しな
い（第５図）ので、シーｉ・プレート５をほぼ９０゛回
転しても、シードプレート５のこの局部では、基準面５
ａからの高さは変化しない。

同様にしてローラ９ｄは、走行面１２ｄに接面して転勤
するが、走行面１２ｄは走行面１２ｃと同様に、高低差
を形成しないので、シートプレート５をほぼ９０゛回転
しても、シートプレート５のこの局部では、基準面５ａ
からの高さは変化しない。

このようになっているから、シー１〜プレート５（従っ
てシート１）をほぼ９０゛回転するとき、ローラ９ａお
よび９ｂが転勤する走行面１２ａおよび１２ｂを介して
、シートプレート５のこれらの局部が高所に位置するよ
うになる。そしてローラ９Ｃおよび９ｄが転勤する走行
面１２ｃおよび１２ｄには高低の変化がないから、シー
トプレート５のこの方の局部は高所に位置しない。

従って高低差の度合いの異なる走行面９ａ。

９ｂ　、９ｃ　、９ｄを組み合せることになり、シート
プレート５を、回転とともに傾斜させることができる。

これを第７図、第８図について説明すると、第７図はシ
ートを走行状態にした正面図で、シート（シートクッシ
ョン）１は水平状態に保持される。

そして乗降に際して、第８図に示すように、シート１を
側方へ回転すると、高低差りを有するローラ９の走行面
１２を組み合せた構成により、シート１は側方へθ度傾
斜するようになる。すなわちシート１、バックレスト２
、ヘッドレスト３は、実線で示す前傾の状態になる。（
鎖線は従来例の状態を示す。）なおこの実施例では、ベースプレート６にローラ９を取
付け、シートプレート５に走行面１２を設けたが、これ
を逆にして、ベースプレートに走行面を設け、シートプ
レートにローラを取付けるように構成しても、この実施
例と同様に作用するシートが得られる。

［発明の効果］この発明は、前述のようになっており、乗降を容易にす
るためにシートを側方へ回転するとぎ、同時にこのシー
トが側方へ傾斜して、シートの前部が低位置になる。従
って腰を持ち上げるのに苦労ザることなく、また足が地
面に届くようになるから、乗降がきわめて容易になる。

またシートを側方へ回転するとき、バックレスト、ヘッ
ドレストも傾斜して回転するので、周囲の部品と干渉す
るようなことがない。

そしてこのＲ１ｆｆ１は、従来のように回転Ｉａ椙を傾
斜させて設けるものではないから、装置全体の丈が高く
なるようなことがなく、全体が簡単な構造からなるもの
であるから、実用的価値がすこぶる大きいという利点が
ある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示し、第１図はこの装置の各
部品の斜視図、第２図はシートプレートの底面図、第３
図は第２図Ｃ方向から見た側面図、第４図は第２図Ｃ方
向から見た側面図、第５図は第２図Ｃ方向から見た側面
図、第６図は第２図り方向から見た側面図、第７図はシ
ート全体の正面図、第８図は第７図のシートを側方へ回
転した説明図である。１・・・シート　　　　　　５・・・シートプレート６
・・・ベースプレート９　（９ａ　、　９ｂ　、　９ｃ　、　９ｄ）−ｏ−ラ
１２　（１２ａ　、　１２ｂ　、　１２ｃ　、　１２ｄ
）・＝走行面ｈ・・・高さく走行面の高低差）特許出願人　　　　富士重工業株式会社第４図第６図第７図第５ＷＪ第Ｓ図

Claims

【特許請求の範囲】

シートに取付けたシートプレートを、フロアパネルある
いはスライドレールに取付けたベースプレートに対向さ
せ、円周上適宜の位置に配置した数個のローラを介し、
回転可能としたものにおいて、該ローラが転動するそれ
ぞれの走行面について、ローラの始点部と終点部とに高
低差を有するものを設けるとともに、該高低差の度合い
の異なる走行面を組み合せて、該シートを、回転ととも
に傾斜させるようにしたことを特徴とする自動車用シー
トの回転装置。