JPS62155243A - α―d―プロポキシフェン塩酸塩の製造方法 - Google Patents
α―d―プロポキシフェン塩酸塩の製造方法Info
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- JPS62155243A JPS62155243A JP61284442A JP28444286A JPS62155243A JP S62155243 A JPS62155243 A JP S62155243A JP 61284442 A JP61284442 A JP 61284442A JP 28444286 A JP28444286 A JP 28444286A JP S62155243 A JPS62155243 A JP S62155243A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C67/00—Preparation of carboxylic acid esters
- C07C67/03—Preparation of carboxylic acid esters by reacting an ester group with a hydroxy group
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
鎮痛効果を示す多柵のフェニルプロピルアミンの中で、
もつとも重要な物質はメサトンとプロポキシフェンの二
つである。光学的に活性なプロポキシフェンのアルファ
・デキシトロ・立体異性体は、同じ性質をもつプロポキ
シフェノンだけである。このものは通常塩酸塩の形態と
して示され、苦い、白色粉末状を呈し、水には自由に溶
け、アルコールにも可溶である。その化学名は、α−d
−1.2ジフェニルー2−プロピオツキシー3−メチル
−4−ジメチルアミノ・ブタン塩酸塩であシ、種々の商
品名、たとえばダルポン(Darvon ) 、ドレン
(Datens ) 、 5K−65(D名で販売され
テイル。
もつとも重要な物質はメサトンとプロポキシフェンの二
つである。光学的に活性なプロポキシフェンのアルファ
・デキシトロ・立体異性体は、同じ性質をもつプロポキ
シフェノンだけである。このものは通常塩酸塩の形態と
して示され、苦い、白色粉末状を呈し、水には自由に溶
け、アルコールにも可溶である。その化学名は、α−d
−1.2ジフェニルー2−プロピオツキシー3−メチル
−4−ジメチルアミノ・ブタン塩酸塩であシ、種々の商
品名、たとえばダルポン(Darvon ) 、ドレン
(Datens ) 、 5K−65(D名で販売され
テイル。
α−d−プロポキシフェンは鎮痛剤のコディンにも匹敵
するものでアシ、アスピリンのみでは十分でない低から
中程度の痛みに対し、アスピリンと共用して鎮痛効果を
果すとされている。d−プロポキシ7エンとアスピリン
との共用は(コディンとアスピリン共用と同様)いずれ
かの単独服用より効果が高い。
するものでアシ、アスピリンのみでは十分でない低から
中程度の痛みに対し、アスピリンと共用して鎮痛効果を
果すとされている。d−プロポキシ7エンとアスピリン
との共用は(コディンとアスピリン共用と同様)いずれ
かの単独服用より効果が高い。
d−プロポキシフェンの調製法は、J、Am Cham
。
。
Soc、75巻4458ページ(1953年)、ニー。
ボーランド(A、 Pohムnd)およびコッチ・アー
ル・サリバy (H−R−5uttivan )によシ
初めて紹介された。この資料中、著者等は、以下の各段
階操作の合成法を記述している。すなわち、 (1) フェニルプロペニルケトンに対し第二アミン
を添加して、β−ジメチルアミノブチロフェノンと呼ば
れるアミノケトンを調製すること。
ル・サリバy (H−R−5uttivan )によシ
初めて紹介された。この資料中、著者等は、以下の各段
階操作の合成法を記述している。すなわち、 (1) フェニルプロペニルケトンに対し第二アミン
を添加して、β−ジメチルアミノブチロフェノンと呼ば
れるアミノケトンを調製すること。
(2) アミノケトンとベンジル塩化マグネシウムと
からグリニヤール反応によシ、アミノ、塩酸塩カルビノ
ール、つまり、α75チおよびβ(15%)、4−ジメ
チルアミノ−1,2−ジフェニル−3−メチル−2−ブ
タノール塩酸塩を得ること。
からグリニヤール反応によシ、アミノ、塩酸塩カルビノ
ール、つまり、α75チおよびβ(15%)、4−ジメ
チルアミノ−1,2−ジフェニル−3−メチル−2−ブ
タノール塩酸塩を得ること。
(3) 等重量の無水プロピオン酸およびその5倍重
量のピリジンを添加し、さらに数時間還流加熱すること
により、α−アミノカルビノール塩酸塩をアシル化する
こと。(下記反応式参照)粗製品は、冷却回収後、メタ
ノール−酢酸エチル溶液を用い、2回の再結晶により精
製された。
量のピリジンを添加し、さらに数時間還流加熱すること
により、α−アミノカルビノール塩酸塩をアシル化する
こと。(下記反応式参照)粗製品は、冷却回収後、メタ
ノール−酢酸エチル溶液を用い、2回の再結晶により精
製された。
収率は70%である。
この研究は、プロポキシフェンのα−ジアステレオ異性
体(βではない)が鎮痛効果を発揮することが確認され
ているが、α−ジアステレオ異性体のいずれの光学的形
態、つtb、α−d(+)かα−1<−>のいずれが鎮
痛効果を与えるかを決める必要がある。さらに、ボーラ
ンドおよびサリパンはJ、 Am、 Chem、 So
c 、 77巻、 3400ページ(1955年)にお
いて、そのd−カンホルスルホン酸塩を分別結晶させる
ことにより、α−dt−4−ジメチルアミノー1.2−
ジフェニル−3−メチル−2−ブタノールを分画する研
究について記述している。
体(βではない)が鎮痛効果を発揮することが確認され
ているが、α−ジアステレオ異性体のいずれの光学的形
態、つtb、α−d(+)かα−1<−>のいずれが鎮
痛効果を与えるかを決める必要がある。さらに、ボーラ
ンドおよびサリパンはJ、 Am、 Chem、 So
c 、 77巻、 3400ページ(1955年)にお
いて、そのd−カンホルスルホン酸塩を分別結晶させる
ことにより、α−dt−4−ジメチルアミノー1.2−
ジフェニル−3−メチル−2−ブタノールを分画する研
究について記述している。
それぞれ、α−dおよびα−Lカルビノールd−カンホ
ルスルホン酸塩から光学的に活性な塩酸塩が生成する。
ルスルホン酸塩から光学的に活性な塩酸塩が生成する。
α−d塩酸塩は、無水プロピオン酸およびトリエチルア
ミンを用い、一方、α−1塩酸塩は無水プロピオン酸お
よびピリジンを用いてアシル化する。この場合、α−d
立体異性体のみが鎮痛反応を呈する。しかし、塩酸塩を
最終的に精製するには、HClの追加と3回の再結晶操
作とを必要とし、そして収率は約70係以下である。
ミンを用い、一方、α−1塩酸塩は無水プロピオン酸お
よびピリジンを用いてアシル化する。この場合、α−d
立体異性体のみが鎮痛反応を呈する。しかし、塩酸塩を
最終的に精製するには、HClの追加と3回の再結晶操
作とを必要とし、そして収率は約70係以下である。
1963年に、ボーランド、ピータース、およびサリバ
ンはJ、 Org、 Cham、 28巻、 2483
ページにおいて、α−d−プロポキシフェン塩酸塩の代
替合成法を発表している。この研究では、加水分解およ
び脱水操作により、希望するプロポキシフェンの光学活
性異性体からスチルベンに逆行反応させ、引きつづきス
チルベンをオゾン化することによ!0、(−)−β−ジ
メチルアミノ−α−メチルプロピオフェノンを高収率で
得ている。この光学的に活性なアミノケトンは塩の形態
では驚くほど安定であり、したがってこれをα−d−プ
ロポキシフェンの立体合成用出発原料として用いること
ができる。ラセミ体β−ジメチルアミノ−α−メチルプ
ロピオフェノンは、アセトン溶液からジベンゾイル酒石
酸塩を結晶化させて分画される。ジベンゾイル−(−)
−酒石酸を用いると、(−)−β−ジメチルアミン−α
−メチルプロピオフェノン構成の不溶性塩を生じ、一方
、(→酒石酸を用いると、←)〜アミノケトン異性体構
成の塩を生ずる。
ンはJ、 Org、 Cham、 28巻、 2483
ページにおいて、α−d−プロポキシフェン塩酸塩の代
替合成法を発表している。この研究では、加水分解およ
び脱水操作により、希望するプロポキシフェンの光学活
性異性体からスチルベンに逆行反応させ、引きつづきス
チルベンをオゾン化することによ!0、(−)−β−ジ
メチルアミノ−α−メチルプロピオフェノンを高収率で
得ている。この光学的に活性なアミノケトンは塩の形態
では驚くほど安定であり、したがってこれをα−d−プ
ロポキシフェンの立体合成用出発原料として用いること
ができる。ラセミ体β−ジメチルアミノ−α−メチルプ
ロピオフェノンは、アセトン溶液からジベンゾイル酒石
酸塩を結晶化させて分画される。ジベンゾイル−(−)
−酒石酸を用いると、(−)−β−ジメチルアミン−α
−メチルプロピオフェノン構成の不溶性塩を生じ、一方
、(→酒石酸を用いると、←)〜アミノケトン異性体構
成の塩を生ずる。
この発表合成法で興味あることは、ベンジル塩化マグネ
シウムとグリニアール反応により、その(−)酒石酸塩
から形成される際、α−1,2−ジフェニル−3−メチ
ル−4−ジメチルアミノ−2−ブタノールの(+)また
は(d)異性体(勿論これはα−d−プロポキシフエン
用カシカルビノール先駆物質ある)を好収率で形成させ
るのはβ−ジメチルアミン−α−メチルプロピオフェノ
ンである、ということである。その報告収率は69%で
あった。
シウムとグリニアール反応により、その(−)酒石酸塩
から形成される際、α−1,2−ジフェニル−3−メチ
ル−4−ジメチルアミノ−2−ブタノールの(+)また
は(d)異性体(勿論これはα−d−プロポキシフエン
用カシカルビノール先駆物質ある)を好収率で形成させ
るのはβ−ジメチルアミン−α−メチルプロピオフェノ
ンである、ということである。その報告収率は69%で
あった。
アセチル化は上述のごとく、トリエチルアミンまたはピ
リジン中の無水プロピオン酸によって遂行される。
リジン中の無水プロピオン酸によって遂行される。
最近、1978年5月のノ・ンガリア国特許第14゜4
41号は、 (1)(→酒石酸がラセミ体β−ジメチルアミノ−α−
メチルプロピオフェノンの分画に使用されること、 (2)アシル化が、無水プロピオン酸およびカルビノー
ル塩酸塩とではなく、クロロホルム、プロピオニル塩酸
塩およびカルビノール内でトリエチルアミンと反応させ
ることによって行われること、以外は上記の方法を用い
てα−d−プロポキシフェノンを合成することを記載し
ている。ただし生成物はエーテル中沈積しアミン触媒を
必要とする。
41号は、 (1)(→酒石酸がラセミ体β−ジメチルアミノ−α−
メチルプロピオフェノンの分画に使用されること、 (2)アシル化が、無水プロピオン酸およびカルビノー
ル塩酸塩とではなく、クロロホルム、プロピオニル塩酸
塩およびカルビノール内でトリエチルアミンと反応させ
ることによって行われること、以外は上記の方法を用い
てα−d−プロポキシフェノンを合成することを記載し
ている。ただし生成物はエーテル中沈積しアミン触媒を
必要とする。
しかしなから、従来技術の無水物エステル化にヨルα−
d−プロポキシフェンの報告された収率は、この発明方
法を用いることによって改善される。
d−プロポキシフェンの報告された収率は、この発明方
法を用いることによって改善される。
本発明による新規な方法は無水物のエステル化ではなく
て、酸塩化物反応を包含する。ジクロロメタン中に塩化
プロピオニルおよび塩化チオニルを°加えることにより
α−dカルビノール先駆物質をα−d−プロポキシフェ
ンにアシル化することが本発明の方法を構成する。
て、酸塩化物反応を包含する。ジクロロメタン中に塩化
プロピオニルおよび塩化チオニルを°加えることにより
α−dカルビノール先駆物質をα−d−プロポキシフェ
ンにアシル化することが本発明の方法を構成する。
本発明の目的とするところは、α−d−グロボキシフエ
ンの効率の高い製造方法を提供することである。本発明
の他の目的は、α−d−プロポキシ7エンのさらに有効
な精製方法を提供することである。
ンの効率の高い製造方法を提供することである。本発明
の他の目的は、α−d−プロポキシ7エンのさらに有効
な精製方法を提供することである。
この発明によれば、α−d−プロポキシフェンo塩e塩
ra、α−d−1,2−ジフェニル−3−メチル−4−
ジメチルアミノ−2−ブタノール(以下、d−オキシフ
ェンと呼ぶ)として知られるカルビノールの酸塩化物変
換によシ製造される。この先駆カルビノールであるd−
オキシフェンは公知のもので6D、上記記載の方法を含
む数種の先行技術のいずれかを用いて得ることができる
。
ra、α−d−1,2−ジフェニル−3−メチル−4−
ジメチルアミノ−2−ブタノール(以下、d−オキシフ
ェンと呼ぶ)として知られるカルビノールの酸塩化物変
換によシ製造される。この先駆カルビノールであるd−
オキシフェンは公知のもので6D、上記記載の方法を含
む数種の先行技術のいずれかを用いて得ることができる
。
d−オキシフェンは、溶媒、好ましくはジクロロメタン
中で塩化プロピオニルと反応させる。すでに見出されて
いるごとく、比較的少量の塩化チオニルを添加した場合
、未反応カルビノールであるd−オキシフェンをこれに
相当するハロゲン化アルキルに転化することによシ、未
反応d−オキシフェンから最終のα−d−プロポキシフ
ェンを一層完全に分離できる。つぎに、ジクロロメタン
を蒸発させ、残留物は酢酸エチルで処理し、有機副生物
を溶解させる。精製d−プロポオキシ7エン塩酸塩は7
0チ以上の収率で回収される。エーテル中での最終生成
物の沈降とメタノール−酢酸エチルからの数回の再結晶
化を必要とする従来技術と異なり、本発明の精製技術に
よれば、酢酸エチル溶液から生成物をr遇するだけで純
粋な生成物の回収が可能である。カルビノールであるd
−オキシフェンと選択的に反応する塩化チオニルの添加
により、最終生成物からの分離はきわめて容易となシ、
同時にα−d−プロポキシフェン塩酸塩への転化率も向
上する。
中で塩化プロピオニルと反応させる。すでに見出されて
いるごとく、比較的少量の塩化チオニルを添加した場合
、未反応カルビノールであるd−オキシフェンをこれに
相当するハロゲン化アルキルに転化することによシ、未
反応d−オキシフェンから最終のα−d−プロポキシフ
ェンを一層完全に分離できる。つぎに、ジクロロメタン
を蒸発させ、残留物は酢酸エチルで処理し、有機副生物
を溶解させる。精製d−プロポオキシ7エン塩酸塩は7
0チ以上の収率で回収される。エーテル中での最終生成
物の沈降とメタノール−酢酸エチルからの数回の再結晶
化を必要とする従来技術と異なり、本発明の精製技術に
よれば、酢酸エチル溶液から生成物をr遇するだけで純
粋な生成物の回収が可能である。カルビノールであるd
−オキシフェンと選択的に反応する塩化チオニルの添加
により、最終生成物からの分離はきわめて容易となシ、
同時にα−d−プロポキシフェン塩酸塩への転化率も向
上する。
反応は、その混合物を十分溶解させる量の溶媒中、好ま
しくはジクロロメタン中で行われる。一つの好マしい実
施例では、d−オキシフェン1fに対し5.0mlのジ
クロロメタンで反応を完全に行わせることができる。ま
た所望により、さらに多量の溶媒を用いてもよい。反応
混合物中で使用に適する他の溶媒の場合、反応を通じ、
反応剤を完全に溶解状態に保ち、反応の完了をさまたげ
ぬようにするべきである。この種の溶媒としては、クロ
ロホルムのごとき塩素化合物が挙げられる。
しくはジクロロメタン中で行われる。一つの好マしい実
施例では、d−オキシフェン1fに対し5.0mlのジ
クロロメタンで反応を完全に行わせることができる。ま
た所望により、さらに多量の溶媒を用いてもよい。反応
混合物中で使用に適する他の溶媒の場合、反応を通じ、
反応剤を完全に溶解状態に保ち、反応の完了をさまたげ
ぬようにするべきである。この種の溶媒としては、クロ
ロホルムのごとき塩素化合物が挙げられる。
この発明の反応は、塩化プロピオニルt−d−オキシフ
ェン1モルに対し酸塩化物として約1:1から約10=
1の範囲、好ましくは1:1から4:1の範囲となるよ
うに添加して行ってもよい。と<Kd−オキシフェン1
モルに対し、塩化フロピオニル約2モルの使用が好適で
ある。
ェン1モルに対し酸塩化物として約1:1から約10=
1の範囲、好ましくは1:1から4:1の範囲となるよ
うに添加して行ってもよい。と<Kd−オキシフェン1
モルに対し、塩化フロピオニル約2モルの使用が好適で
ある。
この反応混合物に、塩化チオニルが、d−オキシフェン
1モルに対して約0.01〜0.50モル、好ましくは
0.01〜約0.20モルの量で添加される。
1モルに対して約0.01〜0.50モル、好ましくは
0.01〜約0.20モルの量で添加される。
とくにd−オキシフェン1モル当シ約0.15モルの塩
化チオニルを添加することが好ましい。
化チオニルを添加することが好ましい。
この反応は自発的に進行するが、反応温度が30〜40
℃を越さないような速度で反応を行わせるのが好ましい
。20〜25℃の範囲の反応温度を維持するのがとくに
好ましい。反応の完了後に混合物から溶媒を蒸発させ、
そのあと、十分量の、できれば好適な溶媒である酢酸エ
チルを加え、実質的に全部の有機副生物を選択的に溶解
させ、α−d−プロポキシフェン塩酸塩のf別を可能と
する。
℃を越さないような速度で反応を行わせるのが好ましい
。20〜25℃の範囲の反応温度を維持するのがとくに
好ましい。反応の完了後に混合物から溶媒を蒸発させ、
そのあと、十分量の、できれば好適な溶媒である酢酸エ
チルを加え、実質的に全部の有機副生物を選択的に溶解
させ、α−d−プロポキシフェン塩酸塩のf別を可能と
する。
参考として、以下一実施例を示すが、これに限定されな
いのは言うまでもない。
いのは言うまでもない。
実施例
窒素パージ条件下で1000mlの丸底フラスコ中の5
00mlジクロロメタンに対し、d−オキシフzylo
o、Or(353mモル) を加、tた。フラスコを氷
水浴中で冷却しなから、反応混合物の温度を20〜25
℃に維持するのに十分な速度で、塩化プロピオニル55
.4 t (700+ mモル)を添加した。氷水浴を
取シ外し、混合物を1時間攪拌した。
00mlジクロロメタンに対し、d−オキシフzylo
o、Or(353mモル) を加、tた。フラスコを氷
水浴中で冷却しなから、反応混合物の温度を20〜25
℃に維持するのに十分な速度で、塩化プロピオニル55
.4 t (700+ mモル)を添加した。氷水浴を
取シ外し、混合物を1時間攪拌した。
ついで攪拌しなからこの混合物に6.1?(51mモル
)の塩化チオニルを添加した。この混合物の攪拌を1時
間続けた。ついで溶剤および他の揮発物が真空蒸留され
、重質の琥珀色油状物質が残った。このものに酢酸エチ
ル287m/を加え、混合物を2時間攪拌すると、白色
の沈殿物が析出した。
)の塩化チオニルを添加した。この混合物の攪拌を1時
間続けた。ついで溶剤および他の揮発物が真空蒸留され
、重質の琥珀色油状物質が残った。このものに酢酸エチ
ル287m/を加え、混合物を2時間攪拌すると、白色
の沈殿物が析出した。
この白色固形粒子をプフナー漏斗上に真空下で捕集し、
酢酸エチルでよく洗浄した。80℃で乾燥させると、収
率76チで、試薬級純度のα−d−プロポキシフェン1
00.7fが得られた。
酢酸エチルでよく洗浄した。80℃で乾燥させると、収
率76チで、試薬級純度のα−d−プロポキシフェン1
00.7fが得られた。
特許出願人 マリンクロット・インコーポレイテッ
ドーー″−4 代理人 弁理士 1) 澤 博 昭 ゛(外
2名) 手続補正書(自発) 昭和61年12月1日提出の特許出願 2°発1]月(7) 名vi α−d−プ■ボキシ
フェン塩酸塩の改良合成法および精製法 ・3.補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 名 称 マリンクロット・インコーホレイテッド
4、代 理 人 郵便番号 105住 所
東京都港区西新橋1丁目4番10号5、補正の対象 6、補正の内容 明細書第14頁第16行の「プロポキシフェン」を「プ
ロポキシフェン塩酸塩」に補正する。
ドーー″−4 代理人 弁理士 1) 澤 博 昭 ゛(外
2名) 手続補正書(自発) 昭和61年12月1日提出の特許出願 2°発1]月(7) 名vi α−d−プ■ボキシ
フェン塩酸塩の改良合成法および精製法 ・3.補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 名 称 マリンクロット・インコーホレイテッド
4、代 理 人 郵便番号 105住 所
東京都港区西新橋1丁目4番10号5、補正の対象 6、補正の内容 明細書第14頁第16行の「プロポキシフェン」を「プ
ロポキシフェン塩酸塩」に補正する。
以上
Claims (19)
- (1)d−オキシフェンおよび塩化プロピオニルの溶解
された混合物の酸塩化物反応からα−d−プロポキシフ
ェン塩酸塩を製造する方法において、有効量の塩化チオ
ニルを添加してその収率を高め、実質上エーテル中での
沈殿および多重結晶化による精製の必要を実質的になく
したことからなる方法。 - (2)d−オキシフェンの量に対し添加される塩化チオ
ニルの量がモル対モル比で約0.01:1.0から約0
.5:1.0である特許請求の範囲第1項記載の方法。 - (3)上記モル比が約0.1:1.0から約0.2:1
.0である特許請求の範囲第2項記載の方法。 - (4)上記モル比が0.15:1.0である特許請求の
範囲第2項記載の方法。 - (5)反応剤がジクロロメタン溶液中に存在する特許請
求の範囲第1項記載の方法。 - (6)ジクロロメタンが周囲条件下の容積でd−オキシ
フェン1g当り約5.0mlで存在する特許請求の範囲
第5項記載の方法。 - (7)塩化プロピオニル対d−オキシフェンの比率がグ
ラムモルで約1.0:1.0から約10.0:1.0で
ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 - (8)上記比率が1.0:1.0から約4.0:1.0
である特許請求の範囲第7項記載の方法。 - (9)上記比率が2.0:1.0である特許請求の範囲
第7項記載の方法。 - (10)約1:1から約10:1の相対グラムモル比で
塩化プロピオニルおよびd−オキシフェンを反応剤を溶
解するに十分な溶媒中で反応させ、未反応のd−オキシ
フェンと選択的に反応するのに十分な量の塩化チオニル
と混合し、上記溶媒を分離し、有機副生物を選択的に溶
解させ、ろ過によりα−d−プロポキシフェンを精製し
、これによつてα−d−プロポキシフェンをエーテル中
で沈殿させ、メタノール−酢酸エチル中でこれを分別結
晶させる必要性を実質的になくして実質上収率を高める
ことからなるα−d−プロポキシフェン塩酸塩の製造方
法。 - (11)上記溶媒がジクロロメタンである特許請求の範
囲第10項記載の方法。 - (12)ジクロロメタンが周囲条件下の容積でd−オキ
シフェン1g当り約5mlで存在する特許請求の範囲第
11項記載の方法。 - (13)塩化プロピオニル対d−オキシフェンのモル比
が約1:1から約4:1である特許請求の範囲第10項
記載の方法。 - (14)上記モル比が2:1である特許請求の範囲第1
0項記載の方法。 - (15)塩化チオニル対塩化プロピオニルのモル比が約
0.01:1.0である特許請求の範囲第10項記載の
方法。 - (16)上記比率が0.01:1から0.20:1であ
る特許請求の範囲第15項記載の方法。 - (17)上記比率が0.15:1である特許請求の範囲
第16項記載の方法。 - (18)窒素パージ条件下で反応が行われる特許請求の
範囲第1項記載の方法。 - (19)窒素パージ条件下で反応が行われる特許請求の
範囲第10項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/803,321 US4661625A (en) | 1985-12-02 | 1985-12-02 | Synthesis and purification of d-propoxyphene hydrochloride |
US803321 | 1985-12-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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