JPS6215257A - ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物

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JPS6215257A
JPS6215257A JP60155815A JP15581585A JPS6215257A JP S6215257 A JPS6215257 A JP S6215257A JP 60155815 A JP60155815 A JP 60155815A JP 15581585 A JP15581585 A JP 15581585A JP S6215257 A JPS6215257 A JP S6215257A
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JP
Japan
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polyester resin
parts
weight
sodium
acid
Prior art date
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JP60155815A
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English (en)
Inventor
Tomohiko Yoshida
吉田 友彦
Yoshihisa Aoki
義久 青木
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリエステル樹脂組成物に関し、更に詳しくは
、優れた摺動性及び含浸印刷特性を有するポリエステル
樹脂組成物に関する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕従来、
プラスチックの印刷方法としては2色成形法が主流であ
ったが、最近複雑な文字、形状であっても樹脂に直接表
示することができる含浸印刷法が夾用化されるようにな
った。しかしながら、この含浸印刷法は、印刷時に15
0〜160℃温度雰囲気下で染料を樹脂に昇華転写する
ため、耐熱性の低い、ABSやポリアセタール樹脂の印
刷にこの方法を用いると樹脂に加熱変形が生じることが
ある。
このため、優れた耐熱性、即ち優れ九含浸印刷特性を有
するポリブチレンテレフタV−)樹脂やポリエチレンテ
レフタV−)樹脂等のポリエステル樹脂が注目されるよ
うになった。
また、ポリエステル樹脂は耐熱性以外にも機械的性質、
電気的性質及び耐薬品性等の諸特性が優れているため、
電気及び電子分野において広い用途を有している。
特にキートップ部品の分野では、諸特性の優れたポリエ
ステル樹脂が注目されている。しかしポリエステル樹脂
をキートップ材料に用いた場合、ポリエステル樹脂製キ
ートップと軸受けとの2000万回の打鍵テスでは、ポ
リエステル樹脂製キートップと軸受けの双方が摩耗する
ため、その摩耗の屑により打鍵の感触が悪くなるという
問題があった。そこで、回転部品等の摺動部には摺動特
性が若干力るポリエステル樹脂に代えてポリアセタール
樹脂が多く使用されている。ところが、この樹脂には前
述したように耐熱性が劣るという欠点があるため、含浸
印刷したキートップ部品を製造することができなかった
このため優れた含浸印刷性及び摺動特性が共に優れた樹
脂材料の開発が現在強く望まれている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、前記した問題点を解決するために鋭意研
究の結果、摺動特性及び含浸印刷特性に優れたポリエス
テル樹脂組成物を見い出し、本発明を完成するに至った
すなわち本発明は、ポリエステμ樹脂、囚100重量部
に対して、結晶化促進剤03) 0〜9.1重量部、フ
ッ素樹脂粉末(C)1〜564重量部、及びオレフィン
とアクリル酸あるいはメタクリル酸との共重合体のナト
リウム塩あるいはカリウム塩(D) 1〜36.4重量
部を含むことを特徴とするポリエステル樹脂組成物にあ
る。
本発明で用いるポリエステル樹脂(ト)とは、テレフタ
ル酸もしくはそのエステμ形成性誘導体(酸成分)とジ
オール類もしくはそのエステル形成性誘導体(ジオール
成分)とを主反応成分とする縮合反応により得られた重
合体又は共重合体等である。
共重合体としては、通常、その酸成分の30−以下を他
の共重合成分、例えばイソフタμ酸あるいはシクロヘキ
サンジカルボン酸等で置換したものを使用することがで
きる。
酸成分としてはフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、
セパシン酸、ナフタレンジカルボン酸、アントラセンジ
カルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等及びこれら
の混合物を挙げることができる。ジオール成分としては
、エチレングリコール、トリメチレングリコ−!、テト
ラメチレングリコール1ヘキサメチレングリコール、デ
カメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ハイ
ドロキノン、レゾ/L/Vン、λ2−ビス(4−ヒドロ
キシフエニiv)フロパン、ビヌ(4−ヒドロキシフエ
ニ/l/)スルホン等及びこれらの混合物を挙げること
ができる。
共重合体として、特に好ましくは、エチレンテレフタレ
ート単位又はブチレンテレフタレート単位を80重量%
以上含むポリエステル樹脂である。
ポリエステル樹脂の固有粘度〔η〕は通常α4以上、好
ましくはCL5〜1.6とする。〔η〕がl]、4より
低いと十分な強度が得られず、破損しやすくなるため好
ましくない。一方、〔η〕が高すぎると射出成形時のス
クリュー回転トルクが高くなシ、ヌクリューが停止した
シ、喰い込み不良を起し易く、又、得られた成形品表面
の外観が悪くなることがある。従って、実用上、固有粘
度の上限は1.6である。
ここで固有粘度〔η〕とはフェノ−A//テトラクロロ
エタン−50750(重量比)溶媒中25℃で測定した
溶液粘度よシ求めた値を言う。
結晶化促進剤CB)としては格別限定されないが、例え
ば、ポリエステル系樹脂の結晶核剤として効果を有する
有機カルボン酸の周期律表Ia族又は第1Ia族の金属
塩、安息香酸エステル又は安息香酸誘導体のエステル、
脂肪酸エステル1イオン性共重合体の金属塩、結晶化促
進剤として効果のある無機粉体が挙げられる。具体的に
は、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ミリ
スチン酸ナトリウム、ミリスチン酸カリウム、ミリスチ
ン酸カルシウム、ステアリン蕾ナトリウム、ステアリン
酸カリウム、ステアリン酸カルシウム、オクタコサン酸
ナトリウム、オクタコサン酸カルシウム、安息香酸ナト
リウム、安息香酸カリウム、安息香酸力カリウム、テレ
フタル酸リチウム、テレフタル酸ナトリウム、テレフタ
ル酸カリウム、エチレングリコールモノベンゾエート、
エチレングリコールジベンゾエート、プロピレングリコ
−pモノベンゾエート、プロピレングリコ−〜ジベンゾ
エート、ネオペンチルグリコ−μモノベンゾエート、ジ
エチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリ
コ−μジペンゾエート、エチレングリコールプロピレン
グリコールジベンゾエート、メルク、酸化チタン、酸化
亜鉛等及びこれらの組合せを用いることができる。
これら結晶化促進剤には、更に、これらと併用させると
結晶化速度を向上せしめることが可能な化合物、例えば
ポリオキシエチレン誘導体、エポキシ化合物、ソルビタ
ン誘導体等を加えることもできる。結晶化促進剤の配合
量は、ポリエステル樹脂囚100重量部に対して0〜9
.1重量部の範囲である。この場合、配合量が9.1重
量部を超えるとポリエステル樹脂が劣化し、成形が困難
となシ易いため好ましくない。
フッ素樹脂粉末(C)としては、例えば、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、テ
トラフμオロエチレンーヘキサフμオロプロピレン共重
合体、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、クロ
ロトリフルオロエチレン−フッ化ビニリデン共重合体が
挙げられ、格別限定されないが、特に好ましくはポリテ
トラフルオロエチレンが用いラレル。
フッ素樹脂粉末はいかなる粒径のものでもよいが、特に
平均粒径が50μm以下のものが好ましい。平均粒径が
50μmを超えると成形品の外観及び目的とする特性が
不均一になるおそれがある。
フッ素樹脂粉末の配合量は通常、ポリエステル樹脂(A
)100重量部に対して、1〜3〜4重量部の範囲であ
る。配合量が364重量部を超えると強度と含浸印刷性
がやや悪くなるとともに微妙な成形精度が要求される精
密部品等の賦形性や射出成形性が悪化するだめ好ましく
ない。
他方、配合量が1重量部未満では、摺動特性の改良効果
が顕著に現われ難くなる。
さらに本発明における成分の)は、オレフィン及びアク
リル酸又はメタクリμ酸の共重合体のナトリウム又はカ
リウム塩であシ、該オレフィンは通常共重合体の50〜
98M量チ、好ましくは80〜98重量%を占め、全カ
ルボン酸残基の30%以上がナトリウム又はカリウムで
中和されたものであり、とくに好ましい物質はエチレン
/メタクリル酸共重合体のナトリウム塩である。そのブ
レンド量はポリエステル樹脂囚100重量部に対して1
〜5〜4重量部、好ましくは3〜27.5重量部の範囲
で配合される。
配合量が3〜4重量部を超えると、熱変形温度が大巾に
低下するとともに、ポリエステル樹脂との相溶性が低下
し、強度が低下する。また4重量部未満では摺動特性の
改良効果が顕著に現われない。
なお、本発明のポリエステル樹脂組成物には本発明の目
的を逸脱しない範囲で紫外線吸収剤、酸化防止剤、熱劣
化防止剤等の各種安定剤、染顔料、艶消剤等の各種添加
物を配合することができる。
本発明のポリエステル樹脂組成物は例えばポリエステル
樹脂囚、結晶化促進剤の)、フッ素樹脂粉末(C)、オ
レフィンとアクリル酸又はメタクリμ酸との共重合体の
ナトリウム塩又はカリウム塩の)を添加し、タンブラ−
等の適当な混合器で混合した後、押出機等に供給して溶
融混練押出しをしてペレット化することによって得るこ
とができる。
本発明のポリエステル樹脂組成物の用途としては特に限
定されないが、具体例としてはOA機器等のキートップ
部品、VTRのフライホイール、インピーダンヌローラ
ー、カセットテープのギア、ビデオテープのギア、ベア
リングリテイナー、軸受等の種々の用途が考えられる。
これらの各種用途の中でも本発明のポリエステル樹脂組
成物は、特にキートップ部品の成形用として有用である
。ここで言うキートップ部品とは、各種オフィスオート
メーション機器、パーソナルコンピューター、ブツシュ
ホン、コンピューターの端末機または卓上電機計算機等
の鍵盤及びその軸受けを含む部品あるいは各種機器のボ
タン類等である。
以下、実施例及び比較例を掲げ、本発明を更に詳しく説
明する。
〔発明の実施例〕
実施例1〜10 囚ポリエステ/L/樹脂、の)結晶化促進剤、(C)フ
ッ素樹脂粉末及び(D)オレフィンとアクリル酸または
メタクリμ酸との共重合体のナトリウム塩またはカリウ
ム塩の各成分として表1に示すものを使用し、これらを
表1に示す配合比で配合した。次いでこれをV型ブレン
ダー中で5分間混合し、本発明のポリエステル樹脂組成
物を得た。
この組成物を使用し、下記の方法で試験片を成形し、後
述する試験方法及び条件で評価試験を行なった。結果を
表1に示す。
(1)ベレットの製造 組成物を65園φベント式溶融押出機(いすず化工機(
株))を用い、シリンダ一温度250〜260℃で押出
してベレットを賦形した。
(2)評価試験片の成形 1)(1)で製造したベレットを射出成形機(住友重機
製、商品名 ネオマツ)  N150/75)を用いて
、シリンダ一温度260℃ 〜270℃、金型温度80
℃〜100℃でASTM  D−790の曲げ強度の試
片(12,7X127XA2 t )及びASTMD−
256のアイゾツト衝撃強度(ノツチ付)の試験片(6
3X12.7X五2t)を成形した。
11)別の金型を用いたこと以外は上記1)と同一の射
出条件で、(1)で製造したベレットから重量五6gの
スラスト摩耗テスト用リング(内径19■、外径25■
、高さ15 wm )を成形した。
+1+) (1)で製造したベレットを用いて含浸印刷
後の環境試験を行なうため100X100X3tの平板
を成形した。
(3)評価試験 曲げ強度試験:評価試験片を使用し、テンシロン5t 
 UTM−115000(東洋ボールド94フ社製)に
より、クロスヘッドスピード1.5■/minで試験し
た。
アイゾツト衝撃強度試験:評価試験片を使用し、U −
F  IMPACT TESTER(ニー・エフインパ
クトテスター、上品製作所製)によシ試験した。
ヌラスト摩耗試験:評価試験片を使用し、東洋ボールド
ウィンEFM−I[[−g型)により、下記の条件で、
その摺動特性を評価した。
(試験条件) 荷     重    t  4 kgすべり速度  
80鱈/sec 走行用4 70007FL 相  手  剤   変性ppo樹脂() リル90J
)なお、摩耗係数及び比摩耗量は次の式に従って算出し
た。
W:荷重 r:試料の平均半径 昇華性染料結晶をベース樹脂中に練り込んだ特殊インク
を用い、印刷パターンをプラクチックフィルム上に転写
コーティングした。
コーティングされた離型紙を評価試験片上にのせ、一定
時間感熱圧着(温度 200℃、圧力0.1 kg7c
m2.20 sec )させてインク中の染料を気化さ
せ、平板への印刷を行なった。
上記の含浸印刷された平板を60℃のオーブン中に72
時間放置した後、印字のにじみの状態を目視観察した。
試験結果を表1に示した。なお、表1において、 ○は印字のにじみなし Δは  〃   ややあシ ×は  〃   I を表わす。
比較例1〜5 表1に示すとおシ組成及び配合割合を変えたことを除き
、実施例1と同様の方法でぺVットを得た。
このベレットを用いて上記と同様に成形した試験片につ
いて実施例1と同様の評価試験を行なった。その結果を
表1に示した。
実施例11〜20 (1)キートップの成形 実施例1と同様に製造したポリエステル樹脂ベレットを
射出成形機(住友重機製、商品名ネオマットN150/
75)を用いて、16個取りのキートップ金型を用いシ
リンダ一温度260℃〜270℃、成形サイク/L/2
0秒、金型温度80℃〜100℃で正念1.5 fjの
キートップを成形した。
キートップ打鍵テスト キートップの感触を調べるため下記の条件でキートップ
打鍵テストを行なった。
荷重  120g 10Hzで2000万回打鍵 打鍵後のキートップの感触を表2に示した。
なお、表2において ◎は感触が非常に良い ○は感触がやや良い ×は感触が悪い ことを表わす。
含浸印刷の環境試験 実施例1と同様の方法により、含浸印刷の環境試験を行
ない、含浸印刷の性能を調べた。試験結果を表2に示し
た。表2中、O1Δ及び×は実施例1と同じ意味を表わ
す。
スラスト摩耗試験 別の金型を用いたことを除き、上記と同一の射出条件で
実施例11〜20で成形したベレットを用いて重量約五
6gのスフスト摩耗テスト用リング(内径19■、外径
25籠、高さ15■)を成形した。
次にスフスト摩耗試験を実施例1と同一のスフスト摩耗
試験機を用い実施例1と同一の条件で行ない、その結果
を表2に示した。なお摩耗係数及び比摩耗量は実施例1
と同様に算出した。
比I絞例6〜10 表2に示すとおシ、組成及び配合割合を変えたことを除
き実施例11と同様の方法でキートップを成形した。得
られたキートップ部品について実施例11と同様の評価
試験を行なった。
その結果を表2に示した。
但し表1及び表2の0)成分中 (6)、はエチレン/メタクリル酸共重合体(85/1
5)重量比60%をナトリウムで中和したもの、 (ロ)はエチレン/アクリル酸共重合体(85/15)
重量比65チをカリウムで中和したものを それぞれ示す。
〔発明の効果〕
以上に詳述したとおり、本発明のポリエステル樹脂組成
物は、得られる成形物が優れた含浸印刷特性及び摺動特
性をバランス良く具備しており、キートップをはじめと
する各種分野においてその工業的価値は大である。さら
に、上記ポリエステル樹脂組成物を用いて成形したキー
トップ部品も特に優れた含浸特性及び打鍵の感触性を具
備しておシ、該ポリエステル樹脂組成物と同様に工業的
価値は大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリエステル樹脂(A)100重量部に対して、結晶化
    促進剤(B)0〜9.1重量部、フッ素樹脂粉末(C)
    1〜36.4重量部、及びオレフィンとアクリル酸ある
    いはメタクリル酸との共重合体のナトリウム塩あるいは
    カリウム塩(D)1〜36.4重量部を含むことを特徴
    とするポリエステル樹脂組成物。
JP60155815A 1985-07-15 1985-07-15 ポリエステル樹脂組成物 Pending JPS6215257A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5284251A (en) * 1975-12-08 1977-07-13 Gen Electric Thermoplastic foam compound

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5284251A (en) * 1975-12-08 1977-07-13 Gen Electric Thermoplastic foam compound

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