JPH04366161A - ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物

Info

Publication number
JPH04366161A
JPH04366161A JP3169229A JP16922991A JPH04366161A JP H04366161 A JPH04366161 A JP H04366161A JP 3169229 A JP3169229 A JP 3169229A JP 16922991 A JP16922991 A JP 16922991A JP H04366161 A JPH04366161 A JP H04366161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
nylon
polyester resin
ester
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3169229A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2766405B2 (ja
Inventor
Yoshihisa Tajima
義久 田島
Kuniaki Kawaguchi
邦明 川口
Toshio Nakane
敏雄 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Polyplastics Co Ltd
Original Assignee
Polyplastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Polyplastics Co Ltd filed Critical Polyplastics Co Ltd
Priority to JP3169229A priority Critical patent/JP2766405B2/ja
Priority to US07/897,673 priority patent/US5300572A/en
Priority to KR1019920010362A priority patent/KR960001225B1/ko
Priority to AT92305452T priority patent/ATE189245T1/de
Priority to BR929202240A priority patent/BR9202240A/pt
Priority to MX9202884A priority patent/MX9202884A/es
Priority to EP92305452A priority patent/EP0518703B1/en
Priority to DE69230602T priority patent/DE69230602T2/de
Publication of JPH04366161A publication Critical patent/JPH04366161A/ja
Priority to KR1019950041224A priority patent/KR960001226B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP2766405B2 publication Critical patent/JP2766405B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族ポリエステル樹
脂とポリアミド樹脂を配合してなる、成形品の表面状態
が良好で、機械的物性に優れた樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】芳香族
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂は、共に成形性に優
れ、それぞれ或る水準以上の優れた機械的性質、電気的
性質、耐薬品性等を有した代表的なエンジニアリング樹
脂として極めて広汎な分野において利用されている。し
かし利用分野の拡大に伴い、樹脂に対する要求性能が益
々高度化する傾向にあり、かかる要求として芳香族ポリ
エステル樹脂にはより高い耐衝撃性、耐熱性、耐アルカ
リ性が、ポリアミド樹脂には耐吸水性、寸法安定性が望
まれている。更に又、両者ともより一層の物性の向上が
望まれる場合が多い。かかるそれぞれの樹脂の問題点を
解決し、緩和する方法として、両樹脂の配合が有効と考
えられ、特に耐熱性及び吸水性の改良には有用な手段と
考えられ、又、機械的物性等にもそれぞれ単成分の特長
を兼備した組成物が期待される。ところが、本発明者ら
の検討によれば、芳香族ポリエステル樹脂にポリアミド
樹脂を単に配合した場合、両樹脂の相溶性が悪く、均一
な分散状態を得ることが至難である。そのため、その機
械的物性は低下し、特に射出成形品は表層近傍が層状構
造となり、表層剥離現象が強く現れ、実用的価値を著し
く阻害している。本発明はかかる芳香族ポリエステル樹
脂とポリアミド樹脂を配合した場合の両成分の分散性の
不良に基づく欠点を解決し、成形品とした場合、その表
層剥離現象をなくし、優れた物性を有する組成物の提供
を目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記問題点
に鑑み、芳香族ポリエステル樹脂とポリアミド樹脂との
ポリマーブレンドにおける分散形態の改善につき鋭意検
討した結果、特定のスルホン酸金属塩を有するユニット
を導入した芳香族ポリエステル樹脂(A)を使用するこ
とにより、両樹脂の分散性を改良し、表層剥離のない平
滑な成形表面を有し、且つ優れた機械的物性を有する組
成物が得られることを見出し、本発明に到ったものであ
る。即ち、本発明は、(A)成分として、a芳香族ジカ
ルボン酸又はそのエステル形成性誘導体、bジオール化
合物又はそのエステル形成性誘導体及びcスルホン酸金
属塩を含有するエステル形成性化合物を重縮合反応させ
ることによって得られるスルホン酸金属塩含有芳香族ポ
リエステル共重合体を樹脂成分(A)、(B)及び(C
)の和に対し(以下同じ)2〜98重量%、(B)成分
として、ポリアミド樹脂を2〜98重量%、(C)成分
として、芳香族ポリエステル樹脂を0〜96重量%配合
してなるポリエステル樹脂組成物に関する。
【0004】以下本発明に用いられる各成分について説
明する。本発明で用いられるスルホン酸塩含有芳香族ポ
リエステル樹脂(A)は、後述の如きスルホン酸塩を含
有するエステル形成性モノマーcの存在下で、各種ジカ
ルボン酸又はそのエステル形成性誘導体(a) と各種
ジオール又はそのエステル形成性誘導体(b) とを縮
重合して生成された飽和ポリエステル樹脂である。成分
(A)を構成するモノマーaのジカルボン酸又はそのエ
ステル形成性誘導体とは、テレフタル酸、イソフタル酸
、2,6又は2,7−ナフタレンジカルボン酸、及びそ
れらの低級アルコールエステル等を主体とし、又、更に
4,4−ジフェニルジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、シクロヘキサンジカルボン酸及びそれらの低級ア
ルコールエステル等を併用した1種又は2種以上であっ
てもよい。次に成分(A)を構成するモノマーbのジオ
ール成分としては、エチレングリコール、1,3−プロ
パンジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、ポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシブチ
レングリコール等のジオール又はこれらのエステル形成
性誘導体の1種又は2種以上である。又、(A)成分は
その構成モノマーa又はbとして、三官能以上のエステ
ル形成性化合物、例えばaとしてトリメシン酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸等又はこれらのエステル形成
性誘導体、bとしてグリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール等を少量併用することによっ
て生成される架橋又は分岐構造を有するポリエステル共
重合体であってもよい。本発明において使用する(A)
成分のポリエステルは、更に共重合又は反応成分cとし
てスルホン酸金属塩を有するエステル形成性化合物を加
えて重縮合したスルホン酸金属塩を有するポリエステル
である。かかる目的で加えられるモノマー成分cとして
は、下記一般式(I)及び/又は(II)で示されるス
ルホン酸金属塩を有する芳香族カルボン酸又はその低級
アルキルエステル又はアルコールである。 (XOCO)m−Ar−(SO3M)n       
(I)(HORO)m−Ar−(SO3M)n    
   (II)(但し、−Ar−はベンゼン環又はナフ
タレン環であり、 Xは水素原子又は低級アルキル基で
ある。 m及び nはそれぞれ1又は2、 Mはリチウ
ム、ナトリウム、カリウムより選ばれるアルカリ金属で
、 nが2の場合は同一でも異なってもよい。又、 R
は−CH2CH2−、−CH(CH3)CH2−、−C
H2CH(CH3)−、CH2CH2OCH2CH2−
より選ばれた2価の基である。)かかるモノマーcはポ
リエステル(A)の重縮合反応においてa,b成分と同
時に添加混合してもよく、又、重縮合反応の完結前であ
れば如何なる時期でもよいが、出来るだけ前段階が好ま
しく、特に好ましくはa,b成分によるエステル化反応
又はエステル交換反応以前に添加されることが好ましい
。スルホン酸金属塩含有化合物cが(I)式又は(II
)式において m=1の場合は、エステル化官能基が一
つのためポリエステル(A)の末端基として導入され、
又 m=2の二官能性の場合は共重合成分として主鎖中
にランダムに導入された共重合体が得られる。本発明に
おける(A)成分ポリエステルはその何れにてもよい。 又、c成分モノマーとして、(I)式及び(II)式よ
り成る2種以上を併用してもよい。ポリエステル(A)
を構成するcユニットの量はその全エステル構成単位に
対し0.01〜15モル%、好ましくは 0.1〜10
モル%である。ポリエステル(A)におけるかかるcユ
ニットの含有量は(I)式又は(II)式モノマーの添
加量を調節することにより調整することが出来る。かか
る(A)成分中のユニットcの量は、目的に応じ、又、
後述の(B)、(C)成分の種類と量により上記範囲内
において適宜変更することにより組成物として最適の性
状を得ることが出来る。しかし、(A)成分中のユニッ
トcの量が0.01モル%以下では本発明の主目的であ
る相溶性、分散性を改善する効果が得られず、又、15
モル%以上では高重合度のものが得られず、組成物の機
械的物性等にも支障を生じ好ましくない。(A)成分で
あるポリエステルの最も代表的なものはスルホン酸ナト
リウム塩を有する芳香族のエステル形成ユニットを含み
、主たる構成がエチレンテレフタレート、ブチレンテレ
フタレート、ブチレンテレフタレートイソフタレート、
シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ブチレン−
2,6−ナフタレート、ブチレン−2,7−ナフタレー
ト等のユニットより成るポリエステル(共)重合体であ
る。
【0005】次に本発明で用いられる(B)成分のポリ
アミド樹脂とは、公知の如く各種ジアミンと二塩基酸の
縮重合、各種環状アミドの開環重合、各種ω−アミノ酸
の縮重合等により得られたものであり、そのいずれもが
使用できる。その代表的なものはナイロン66、ナイロ
ン6、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、
ナイロン46等のポリアミド、及びこれらを主体とする
熱可塑性ポリアミドコポリマー又はポリアミドエラスト
マー、又はこれらの混合物が挙げられる。更に、架橋剤
又は他の変成剤を少量含有するコポリマー、ターポリマ
ー、ブロックポリマーの何れにても、又、分子が線状の
みならず、分岐、架橋構造を有するものであってもよい
。又、その重合度に関しても特に制限はなく、成形加工
性を有するものであればよい。
【0006】次に本発明のポリエステル組成物には、必
ずしも必須成分ではないが、更にスルホン酸金属塩含有
ポリエステル(A)とは別に、一般のポリエステル樹脂
(C)を配合することが出来る。ここで用いる(C)成
分のポリエステル樹脂としては、前記(A)成分の構成
におけるモノマーa及びbのみによって形成されるポリ
エステルが全て一般に使用可能であり、その代表的なも
のはポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂、ポリシクロヘキサンジメタノールテ
レフタレート樹脂、又はこれらを主体とする共重合体樹
脂、或いは高分子量のオキシアルキレングリコールを共
重合した熱可塑性エラストマー、更には液晶性ポリエス
テル樹脂等が挙げられる。
【0007】本発明の組成物において、(A)、(B)
及び(C)成分の割合は、(A)、(B)、(C)の和
を100(重量)として(A)が2〜98重量%、(B
)が2〜98重量%、(C)が0〜96重量%である。 中でも(A)と(C)成分の和が5〜95重量%、(B
)成分が5〜95重量%であることが好ましい。(B)
成分が過少であるとポリエステル樹脂組成物の耐衝撃性
等の機械的物性に対する改良効果が得られず、又、過大
であるとポリエステル樹脂本来の物性が失われ、吸湿性
等の弊害が増大し好ましくない。特に好ましい(B)成
分の配合量は5〜50重量%である。又、(A)成分と
(C)成分の比率は、(A)成分におけるスルホン酸金
属塩ユニットの含有量にもよるが、少なくとも(A)成
分は前記樹脂成分に対し2重量%以上、好ましくは5重
量%以上であることが分散性改善上必要である。(A)
成分におけるスルホン酸金属塩ユニットの含有率が前記
範囲内で比較的低い場合は(C)成分の配合を少なくす
ることが好ましい。又、スルホン酸金属塩ユニットの含
有率が前記範囲内で比較的多い場合には、(A)成分を
少なくし、(C)成分を多くすることが可能であり、好
ましく、この場合は(A)成分の分子量は比較的低いも
のであってもよい。
【0008】前述の如く、単に一般の芳香族ポリエステ
ル樹脂(C)とポリアミド樹脂(B)を溶融混練しただ
けでは分散している少量成分樹脂相が射出成形品の表面
に縞状の相分離構造として現れ、又、摩擦により表層剥
離が起こる。これは、射出成形時の表層付近に起こる高
剪断力により芳香族ポリエステル樹脂(C)、ポリアミ
ド樹脂相(B)が変形して層状構造となり、芳香族ポリ
エステル樹脂相(C)とポリアミド樹脂相(B)との親
和性、接着性の悪さにより表層剥離現象が起こると考え
られる。これに対し、スルホン酸金属塩を含有する芳香
族ポリエステル樹脂(A)を使用又は併用することによ
り、各樹脂成分の分散性を改良し、緻密で且つ均一な分
散状態が得られ、両相の層状化を抑え、しかも両成分の
接着性が改良されて、良好な表面状態の成形品を得るこ
とができると解される。分散状態の改良は、本発明の組
成物成形品の断面を電子顕微鏡により観察すると、少量
成分が極めて微細に且つ均一に分散していることで裏付
けられる(実施例参照)。
【0009】尚、本発明の樹脂組成物には更にその目的
を損なわない範囲で所望の特性を付与するため、従来公
知の添加物、例えば潤滑剤、滑剤、核剤、染顔料、離型
剤、酸化防止剤、熱安定剤、耐候(光)安定剤、加水分
解安定剤、無機又は有機質強化剤又は充填剤、他の熱可
塑性樹脂等の添加剤を配合してもよい。
【0010】本発明組成物の調製法は種々の公知の方法
で可能であるが、少なくとも、本発明における芳香族ポ
リエステル樹脂(A)、ポリアミド樹脂(B)二成分の
共存下で、要すれば(C)成分も加え加熱溶融し、30
秒以上混練処理することが望ましく、その他の成分も同
時に併用配合してもよく、また、別に加えても良い。具
体的には、例えば各成分を予めタンブラー又はヘンシェ
ルミキサーのような混練機で均一に混合した後、一軸又
は二軸の押出機に供給して溶融混練し、ペレットとした
後成形に供してもよく、直接成形してもよい。尚、ここ
で言う溶融混練は溶融温度において 40sec−1以
上の剪断速度下で行うのが望ましい。特に好ましい剪断
速度は 100〜500sec−1である。処理温度は
、樹脂成分が溶融する温度より5℃乃至100℃高い温
度であり、特に好ましくは融点より10℃乃至60℃高
い温度である。高温に過ぎると分解や異常反応を生じ好
ましくない。又、溶融混練処理時間は、少なくとも30
秒以上15分以内、好ましくは1〜10分である。
【0011】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は芳香族ポリエステ
ル樹脂とポリアミド樹脂が均一に細分散した構造を有し
、従来の如き分散性の不良に基づく成形品の表層剥離を
改善し、平滑な成形表面を有し、又は機械的物性に優れ
、多くの用途が期待される。
【0012】
【実施例】以下実施例により本発明を更に具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 尚、評価、測定法は以下の通りである。 樹脂分散性の評価 ポリアミド(B)が少量成分の場合、ナイロン66につ
いては、ペレットを液体窒素中で破断し、1N塩酸水溶
液に入れ、60℃にて12時間還流し、ナイロン66樹
脂を分解溶出し、生じた空孔を電子顕微鏡により観察し
、分散状態を評価した。又、ナイロン12の場合は、ク
レゾールを使用し溶出して同様に評価した。分散状態が
緻密なほど、又、分散粒径の小さいほど分散性は改善さ
れていると評価される。図1に本発明の代表的な(実施
例2)粒子分散状態を示す。又、図2にこれと対応した
本発明に属さない場合(比較例3)の粒子分散状態を示
す。又、ポリエステル成分(A+C)が少量成分の場合
は、ペレットを破砕又は切断し、1NのNaOH水溶液
中60℃で24時間処理し、ポリエステルを分解溶出し
、生じた空孔を同様にして評価した。 引張強伸度:ASTM  D638の方法に準拠して行
った。 ノッチ付きアイゾット衝撃値:ASTM  D256の
方法に準拠して行った。 表面剥離試験:スコッチテープを引張試験片のゲート部
に接着させ、引き剥がし、剥離が生じるか否かを評価し
た。 ポリエステル共重合体(A)の製造例 a  テレフタル酸ジメチル、b  1,4−ブタンジ
オール、c  5−ナトリウムスルホイソフタール酸ジ
メチル(a +c に対し0.1, 1, 5モル%)
及び触媒としてチタニウムテトラブトキシドを攪拌機及
び留出管を備えた反応器に仕込み、十分窒素置換した後
、昇温し、 240℃に達するまでエステル交換を殆ど
完了し(留出メタノール理論量の90%以上)、次いで
減圧し、 0.1トールで 2.5時間重縮合反応を続
け、スルホン酸ナトリウム含有イソフタル酸残基を、そ
れぞれ0.1,1,5モル%含有する三種の変性PBT
共重合体を得た(A−1,A−2,A−3)。又、b成
分としてエチレングリコールを使用し、(A−2)の調
製に準じ同様に変性PET(スルホン酸ナトリウム含有
量1モル%)(A−4)を得た。又、c成分としてパラ
ジヒドロキシエトキシフェニルスルホン酸ナトリウムを
a 成分に対し1モル%を使用した他は(A−2)の調
製に準じ同様に重縮合した(A−5)。
【0013】実施例1〜5 表1に示す如く(A)5−ナトリウムスルホイソフタル
酸(SIP)成分を0.1 、1.0 及び5モル%共
重合したポリブチレンテレフタレート系共重合ポリエス
テル樹脂(A−1,A−2,A−3) 、(B)ナイロ
ン66樹脂(ポリプラスチックス(株)製)、及び場合
により(C)ポリブチレンテレフタレート(PBT)(
ポリプラスチックス(株)製)を表1に示す割合で混合
し、30mm二軸押出機を用い設定温度 280℃、ス
クリュー回転数80rpm で溶融混練し、ペレット化
した。次いで、該ペレットより射出成形機により試験片
を作成し、物性評価を行った。結果は表1に示す。
【0014】比較例1〜3 比較のため(A)変性PBT単独、(C)ポリブチレン
テレフタレート(PBT)樹脂単独、及び変性PBT(
A)を含まない(B)、(C)二成分系の場合について
、前記実施例と同様の方法で評価した。結果は表1に併
記した。
【0015】
【表1】 実施例6〜11、比較例4〜8 成分(A)、(B)及び(C)の配合量を表2のように
変えた他は前記実施例と同様に成形片を作成し、評価し
た。評価結果は表2に示す。
【0016】
【表2】 実施例12〜15、比較例9〜11 成分(A)として変性ポリエチレンテレフタレート樹脂
(PET)(SIP1モル%)(A−4)に変えた場合
、また成分(B)としてナイロン12樹脂(ダイセルヒ
ュルス(株)製)を使用した場合等について同様の方法
で組成物を調製し、成形して評価した。結果は表3に示
す。
【0017】
【表3】 実施例16、17 成分(A)としてパラジヒドロキシエトキシフェニルス
ルホン酸ナトリウム(HEPS)1モル%含有共重合体
(A−5) を使用した場合について、同様の方法で組
成物を調製し、成形して評価した。結果は表4に示す。
【0018】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の組成物の代表的な(実施例2)粒
子構造(分散状態)を示す電子顕微鏡写真である。
【図2】  本発明に属さない従来の組成物の場合(比
較例3)の粒子構造(分散状態)を示す電子顕微鏡写真
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)成分として、a芳香族ジカルボン酸
    又はそのエステル形成性誘導体、bジオール化合物又は
    そのエステル形成性誘導体及びcスルホン酸金属塩を含
    有するエステル形成性化合物を重縮合反応させることに
    よって得られるスルホン酸金属塩含有芳香族ポリエステ
    ル共重合体を樹脂成分(A)、(B)及び(C)の和に
    対し2〜98重量%、(B)成分として、ポリアミド樹
    脂を樹脂成分(A)、(B)及び(C)の和に対して2
    〜98重量%、(C)成分として、芳香族ポリエステル
    樹脂を樹脂成分(A)、(B)及び(C)の和に対して
    0〜96重量%配合してなるポリエステル樹脂組成物。
  2. 【請求項2】  (A)成分を構成するスルホン酸金属
    塩含有エステルユニットcが、下記一般式(I)及び/
    又は(II)で示される化合物により形成され、(A)
    成分を構成する全エステルユニットの0.01〜15モ
    ル%の範囲の量で導入されたポリエステルである請求項
    1記載のポリエステル樹脂組成物。 (XOCO)m−Ar−(SO3M)n       
    (I)(HORO)m−Ar−(SO3M)n    
       (II)(但し、−Ar−はベンゼン環又はナフ
    タレン環であり、 Xは水素原子又は低級アルキル基で
    ある。 m及び nはそれぞれ1又は2、 Mはリチウ
    ム、ナトリウム、カリウムより選ばれるアルカリ金属で
    、 nが2の場合は同一でも異なってもよい。又、 R
    は−CH2CH2−、−CH(CH3)CH2−、−C
    H2CH(CH3)−、CH2CH2OCH2CH2−
    より選ばれた2価の基である。)
  3. 【請求項3】  (B)ポリアミド樹脂がナイロン66
    、ナイロン6、ナイロン612、ナイロン11、ナイロ
    ン12、ナイロン46及びこれらを主体とする熱可塑性
    ポリアミドコポリマー又はポリアミドエラストマー、又
    はこれらの混合物である請求項1又は2記載のポリエス
    テル樹脂組成物。
  4. 【請求項4】  請求項1〜3の何れか1項記載のポリ
    エステル樹脂組成物を成形してなる成形品。
JP3169229A 1991-06-14 1991-06-14 ポリエステル樹脂組成物 Expired - Fee Related JP2766405B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3169229A JP2766405B2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 ポリエステル樹脂組成物
US07/897,673 US5300572A (en) 1991-06-14 1992-06-12 Moldable polyester resin compositions and molded articles formed of the same
AT92305452T ATE189245T1 (de) 1991-06-14 1992-06-15 Mischungen sulfonierter polyester
BR929202240A BR9202240A (pt) 1991-06-14 1992-06-15 Composicao de resina de poliester e artigo moldado com a mesma
KR1019920010362A KR960001225B1 (ko) 1991-06-14 1992-06-15 폴리에스테르 수지조성물
MX9202884A MX9202884A (es) 1991-06-14 1992-06-15 Composicion de resina de poliester.
EP92305452A EP0518703B1 (en) 1991-06-14 1992-06-15 Sulfonated polyester resin compositions
DE69230602T DE69230602T2 (de) 1991-06-14 1992-06-15 Mischungen sulfonierter Polyester
KR1019950041224A KR960001226B1 (ko) 1991-06-14 1995-11-14 폴리에스테르 수지 조성물

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3169229A JP2766405B2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 ポリエステル樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04366161A true JPH04366161A (ja) 1992-12-18
JP2766405B2 JP2766405B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=15882623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3169229A Expired - Fee Related JP2766405B2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 ポリエステル樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2766405B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7112648B2 (en) 2001-06-18 2006-09-26 Kaneka Corporation Polyimide film excellent in alkali etching processability and punchability
JP2009510242A (ja) * 2005-10-07 2009-03-12 エンメ エ ジ・ポリメリ・イタリア・ソチエタ・ペル・アツィオーニ リチウム塩界面張力低下剤とブレンドしたポリアミドおよびポリエステル
JP2011132394A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 二軸延伸中空容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59105050A (ja) * 1982-12-08 1984-06-18 Unitika Ltd 樹脂組成物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59105050A (ja) * 1982-12-08 1984-06-18 Unitika Ltd 樹脂組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7112648B2 (en) 2001-06-18 2006-09-26 Kaneka Corporation Polyimide film excellent in alkali etching processability and punchability
JP2009510242A (ja) * 2005-10-07 2009-03-12 エンメ エ ジ・ポリメリ・イタリア・ソチエタ・ペル・アツィオーニ リチウム塩界面張力低下剤とブレンドしたポリアミドおよびポリエステル
JP2011132394A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 二軸延伸中空容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2766405B2 (ja) 1998-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960001225B1 (ko) 폴리에스테르 수지조성물
US20100029837A1 (en) Copolyetherester compositions and articles made from these
JPH02110159A (ja) ポリエステルとアルカンスルホン酸塩を含むポリマー混合物及びそれから成形された物品
JPH0149383B2 (ja)
EP0111810A2 (en) High strength, reduced heat distortion temperature thermoplastic composition
JPH0115534B2 (ja)
US5310823A (en) Polyacetal resin composition
JPH04366161A (ja) ポリエステル樹脂組成物
JPH0873719A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
KR960001226B1 (ko) 폴리에스테르 수지 조성물
JP2793385B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物
JPH0116860B2 (ja)
JPH0241355A (ja) ポリエ−テルイミド含有樹脂組成物
JP3357180B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS6053531A (ja) 改質ポリエ−テルエステルブロツク共重合体
JP3631560B2 (ja) 熱可塑性重合体組成物
JPH044342B2 (ja)
JPH0563505B2 (ja)
JP3618429B2 (ja) 熱可塑性重合体組成物
JPH01315465A (ja) ポリエーテルイミド含有樹脂組成物
JP3329407B2 (ja) 熱可塑性ポリエステルエラストマー組成物
JPS60221451A (ja) 耐熱性の改良されたポリエステル弾性体組成物
JPS608353A (ja) ポリエステルエラストマ−組成物
JPS60202147A (ja) ポリエステル樹脂組成物
JPH0292953A (ja) ポリエーテルエステルエラストマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees