JPS62146117A - 梱包機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、梱包物の外周を熱可塑性のテープで緊縛す
るための梱包機に関するものである。

〔従来の技術〕

梱包物の外周を熱可塑性のテープで巻締め、このテープ
の両端を加熱加圧によって溶着するこ上により、梱包物
を緊縛する梱包機は、梱包作業に広く利用されている。

上記のような梱包機には、梱包物を載置するテーブルの
上面をこテープ誘導アーチを立設固定し、送り出されて
くるテープをこのアーチで誘導して梱包物の外周を囲む
ように配置し、この後引締めによりアーチから離脱した
テープで梱包物を巻締め、テープの両端を溶着するよう
にした全自動梱包機と、テーブル上におけるテープ誘導
アーチの使用を省き、梱包物に対するテープの巻回を手
動操作によって行なう半自動：）１４包機の二種類があ
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、前者の全自動梱包機は、テーブル上にテープ
誘導アーチを固定した構造であるため、全体が嵩高いも
のとなり、スペース的に不利であると共に、梱包物の梱
包可能な大きさに制限があるという問題がある。

また、後者の半自動開包機は、テーブル上Ｑこアーチが
ないため、嵩低く搬入や設置に対して、有利であり、し
かも梱包物の大きさに制限を受けないという利点がある
反面、テープの梱包物に対する巻回や溶着機構への挿入
を手作業で行なうため、作業能率が悪いという問題があ
る。

この発明は、上記のような各梱包機の問題点を１１：イ
決するためになされたものであり、嵩低い構造でテープ
の巻回や溶着機構への挿入が自動的に行なえ、作業能率
の向上を図ることができる梱包機を提供するのが目的で
ある。

〔問題点を解決するための手段〕 上記のような問題点を解決するため、この発明は、一部
が切離された枠状のテープ誘導アーチを、テーブル上面
に対して出没動自在となるよう配置し、このテープ誘ｊ
フアーチは、テーブル上面に突出して起立するとき、一
端が送り出されてくるテープの受取位置に臨み、他端が
テープ溶着機構のテープ挿入位置（こ臨むよう起立位置
が設定されているようにしたものである。

〔作　用〕

テープ誘導アーチがテーブル上に起立する状態でテープ
が送り出され、テープはこのアーチに誘導されながら進
み、先端がテープ溶着機構に挿入され、テープの先端側
がクランプされるとテープ誘導アーチは伏倒位置へ回動
してテーブル上面から没入し、テープのアーチから離脱
した部分はリング状態でテーブル上沓こ起立する。

テープ誘導アーチが伏倒すると、一定長さ量だけテープ
が送り出されてテープ上でのリングが大きくなり、この
リングチーブ内に挿入した梱包物をテーブル上に載置す
ると、テープの引締め、下位テープの切断、上下テープ
のクランプ、上テープの加熱加圧による溶着が行なわれ
、梱包が完了してテーブル上から梱包物を取外すと、テ
ープ誘導アーチが起立位置に回動し、次の梱包に備える
ものである。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図示のように、梱包物Ａを載置するテーブル１の上面に
基板２がガイドでの支持によって前後に横動自在となる
よう配置され、この基板２の直下に、基板２を含むテー
プ溶着機構が設けられている。

上記溶着機構は、基板２の直下に第１クランプ３と加圧
器４及び第２クランプ５を各々上下動自在に配置し、各
々をモータＭ＋　により回転するカム６でタイミングを
合せて上下動させると共に、第１クランプ３に設けたテ
ープガイド孔７の端縁と加圧器４の上端縁がテープ切断
刃となっている。

図示省略したが、加圧器３と基板２の対応面間に進退動
自在となるよう配置されたヒータと前記基板２もモータ
Ｍ１によるカムの回転で制御されるよう（こなっている
。

上記テープ溶着機構の図示左側の位置に、テープＢを正
逆可能なモータＭ２で駆動される一対のローラ８と９で
挾み、リールから引出したテープＢをテーブル１上に向
けて送り出すと共に逆転によって引締めを行なうテープ
送り出し引締機構１０と、テープＢをローラ８．９から
ガイド孔７に誘導するテープガイド１１と、テープガイ
ド１１のばね１２に抗する揺動によってテープＢの張度
を検出する張度検出スイッチＳ１　とが配置され、テー
プＢはガイド１１とガイド孔７を通り、基板２の下部を
通過した後、基板２の図示左側からテーブル１上蚤こ送
り出されるこ上になる。

前記テーブル１の下部で、テープ溶着機構に対して図示
左側の位置に、テープ）Ｌ／１上に出没自在となるテー
プ誘導アーチ１３が配置されている。

上記テープ誘導アーチ１３は、図示の場合、一部が切離
された欠円形の枠状に形成され、一方の端部に外方へ突
出するよう設けた歯車１４が軸１５で支持され、この１
ｌｉＩＩ］１５を中心をこ起伏動自在となり、歯車１４
に噛合する小径歯車１６を介してモータＭ３により、起
伏動が付与される。

チー　７”ｆｊ　導アーチ１３は伏倒時第２図のように
、テーブル１の下部に収納され、起立時は第１図のよう
（こ、テーブル１上に突出し、基板２上０こ起立するこ
上になる。

テープ誘導アーチ１３は、図示詳細を省したが、全長に
わたるテープ誘導溝１３ａを備え、この誘導溝１３ａが
アーチ内周部で開口し、内周からテープが離脱し得るよ
うになっており、この開口はテープの飛出しを防ぐため
、蓋等で開閉自在としてもよい。

テープ誘導アーチ１３は、スイッチｓ２により検出され
た起立状態時、一方の端部が、テープ送り出し引締機構
１０から送り出されてくるテープＢの先端を誘導溝１３
ａ内に受取るよう基板２の第１図左側下部に位置し、他
端が基板２の下部にテープＢを挿入するよう、基板２の
第１図右側に位置するように配置され、丁度基板２上を
跨ぐ状態に起立する。

なお、アーチ１３で誘導したテープＢの先端が基板２の
下部へ正確に進入し、その先端でスイッチＳ３を押すこ
とができるよう、基板２の第１図右側にテープガイド１
７を設けると共に、基板２の下部（二基板２と同方向へ
進１１１Ｊ動自在となり、切断溶着工程時に退勤するガ
イドブレートを配置してもよい。

この発明の梱包機は上記のような構成であり、次に梱包
作業の順序を図面に従って説明する。

先ず、第１図に示すように、アーチ１３がテーブル１上
に起立してスイッチＳ２がこれを検出すると、モータＭ
２がテープ送り出し方向に回転し、ローラ８．９で送り
出したテープＢはアーチ１３内に一端側から進入し、ア
ーチ１３に沿って送り出されてその先端が基板２の下部
に挿入され、テープＢの先端がスイッチＳ３を押すと、
モータＭ２は停止してテープＢの送り出しが終る。

次に、スイッチＳ３が働くと、モータＭ１が起動してカ
ムが回転し、第１クランプ３が上昇し、第２図の如く、
第１クランプ３と基板２とでテープＢの挿入側部分をク
ランプし、これと同時にモータＭ３が起動し、アーチ１
３は伏倒位置に向けて回動し、スイッチＳ４が伏倒状態
を検出するとモータＭ３は停＋ｈ　Ｌ、アーチ１３はテ
ーブル１の下部に収納される。

アーチ１３は伏倒位置に回動するとき、内周の開口によ
ってガイド溝り３ａ内のテープＢがら離脱するこ上にな
り、従って、テーブル１上（こ、テープＢの小径の輪Ｂ
１が起立状態で残るこ上になる。

アーチ１３の伏倒をスイッチＳ４が検出すると、モータ
Ｍ２が再び送り方向に回回し、第３図の如くテープＢを
予め設定しておいた一定の時間だけ送り出し、テーブル
１上にテープＢの大きな輪Ｂ２を形成する。設定時間後
にモータＭ２が停止すると、テーブル１上に梱包物Ａを
載せ、輪Ｂ２の中に梱包物Ａを挿入する。

第３図の如く、梱包物Ａの載置をスイッチＳ４が検出す
ると、モータＭ２がテープ引締方向を二回転してテープ
Ｂで梱包物Ａを巻締め、引締め完了をスイッチＳ１によ
って検出すると、モータＭ１が回転し始め、第２クラン
プ５による上下テープのクランプ、加圧器４の上昇によ
る下位テープの切断、上下テープ間へのヒータの進入、
加圧器による上下テープとヒータの同時挟圧、ヒータが
抜けた後のテープ加圧、第１、第２クランプ３．５及び
加圧器４の下降、基板２の退勤等の一連のテープ切断溶
着工程が行なわれ、梱包物Ａを巻締めるテープＢの両端
が溶着した梱包完了となる。

第５図のように、梱包の完了した梱包物Ａをテーブル１
上から取り去ると、スイッチｓ４の検出により、モータ
Ｍ３が起動し、第６図の如く、アーチ１３は起立位置に
回動し、スイッチｓ２の検出でモータＭ３が停止すると
、同時にモータＭ２が起動してテープＢを送り出し、第
１図の状態番こ復帰して次の梱包に備えるものである。

〔効　果〕

以上のように、この発明によると、梱包物を載置するテ
ーブル上に対してテープ誘導アーチを出没自在に配置し
、アーチがテーブル上に突出する起立状態でテープを誘
導するようにしたので、溶着機構に対するテープ先端の
挿入が自動的に行なえ、梱包能率の向上を図ることがで
きると共に、アーチをテーブル下部に収納できるので、
嵩低くなって輸送や格納がスペース的に有利となり、梱
包物の大きさにも制限がないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る梱包機の作動順序を示しており、
第１図は起立アーチに対するテープ送り込み状態の縦断
面図、第２図はアーチ伏倒時の縦断面図、第３図はテー
プ送り出し時の縦断面図、第４図はテープ引締時の縦断
面図、第５図は梱包完了時の縦断面図、第６図はアーチ
が起立したテープ送り込み前の縦断面図である。 １・・・テーブル、２・・・基台、３・・・第１クラン
プ、４・・・加圧器、５・・・第２クランプ、１０・・
・テープ送り出し引締機構、１３・・・テープ誘導アー
チ、１３ａ・・・誘導溝

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）テーブル上に送り出したテープをテーブル上に載
   置した梱包物の外周に巻回し、先端がテープ溶着機構で
   クランプされたテープを引締めて梱包物を巻締め、テー
   プ溶着機構でテープ途中の切断と、テープ両端の加熱加
   圧による溶着とを行なうようにした梱包機において、一
   部が切離された枠状のテープ誘導アーチを、テーブル上
   面に対して出没動自在となるよう配置し、このテープ誘
   導アーチは、テーブル上面に突出して起立するとき、一
   端が送り出されてくるテープの受取位置に臨み、他端が
   テープ溶着機構のテープ挿入位置に臨むよう起立位置が
   設定されていることを特徴とする梱包機。
2. （２）テープ誘導アーチのテーブル上面に対する出没は
   、テーブルの下部に設けた軸を中心とする回転運動によ
   って行なっている特許請求の範囲第１項に記載の梱包機
   。